JP5588083B1 - カッターナイフ - Google Patents
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Abstract
従来のカッターナイフは、刃体を出没させる為のスライダーが片面にしか設置されておらず、右手での使用が前提の形状である。
全体の形状を鏡像反転した左利き専用のカッターナイフや、部品交換や部品の向きの変更により左右兼用を実現したカッターナイフも存在するが、市場には広く出回っていない。
【解決手段】
コの字型の形状を成す本体は、刃体が出没するスリット孔を有する前端部と、刃体の背側を覆う内側空間を有し前後に伸びる本体上部と、刃体の刃側を覆う内側空間を有し前後に伸びる本体下部により構成され、また刃体を前後摺動させるスライダーは、本体上部を挿通させる貫通孔を有する部位と、本体上部と本体下部に挟まれた部分にロック機構部と、刃体と接続するアームを有する形状を成し、更に本体後端部には脱着可能な尾栓で構成された、一般的な替刃を利用出来る利き手を問わないカッターナイフ。
【選択図】 図1
Description
左手で使用する際、右手で刃体を出した後左手に持ち替えるか、左手で刃が上向きの状態で刃体を出した後、カッターナイフの向きを変えなければならない為、右手で使用する場合より動作が多くなる。
本発明のカッターナイフによれば、コの字型を成す本体1とスライダー13の形状により、両側面は互いに鏡像反転の形状となる。
そのため刃11を下向きにして握った際、左右どちらの手であろうと親指やそれ以外の指でもスライダー13の操作が可能となる。
本体上部5と本体下部7に挟まれたスライダー13のロック機構部15に、ロック駒18と板ばね21等の弾性体を内蔵することにより、刃体9を系止または固定させる事が出来る為、不意の動きを防止出来る。
刃体交換の際、刃体9とスライダー13が本体1より分離された状態に於いて、アーム部16aとアーム部16bが刃体9後部を両側から挟み、更に刃体回転防止用突起24が刃体9の下方への回転を防止する為、安全な取り扱いが可能となる。
アーム部16aとアーム部16bにねじりコイルばね29等の弾性体を内蔵する事により、刃体9の後部を洗濯バサミの様に挟んで固定する為、刃体9の不意の脱落を防ぐ事が出来る。
またアーム部16aとアーム部16bの長手方向の寸法を変えてある為、アーム部16aとアーム部16bを開いた際、先端部に生じる隙間が大きくなり、簡便な刃体交換が可能となる、
尾栓25は、本体1の後端部を所定の寸法で覆うキャップ状部位26と、上下内側空間とそれらに挟まれた空間を満たす寸法の板状突起27で構成する事により、上部内側空間4と下部内側空間6を常に平行に保つ為、刃体9の前後摺動時のガタつきと本体1の変形を防ぐ事が出来る。
部品の向きの変更や、他の部品との差し替えで左利き用に変更する手間が一切必要無い構造であり、利き手を問わず使用できるユニバーサルデザインである。
また部品点数が少ないシンプルな構造のため、故障や不具合の発生が少ない。
替刃式の刃体9と、刃体9が出没する為の貫通孔2を有する本体前端部3と、刃体9の背側10を覆う本体上部5と、刃体9の刃側11を覆う本体下部7と、刃体9の前後摺動を操作するスライダー13と、本体後端部に脱着可能な尾栓25により構成される。
コの字型を成す本体1とは、「コ」の書き順で一画目横棒に該当する部分が本体上部5であり、一画目縦棒に該当する部分が本体前端部3であり、二画目横棒に該当する部分が本体下部7である。
本体1において、これら本体前端部3、本体上部5、本体下部7に囲まれた部分は空間となっている。
ノッチ8を上下どちらか一方に施した際は、後述するスライダー13に内蔵された板ばね21aの山22もノッチ8と噛み合う方だけにし、丸括弧内に図示した板ばね21bのような形状となる。
本体上部5及び本体下部7は刃体9を納める鞘であり、刃体9を直線的に前後摺動させる為のレールでもあるので、刃体9の厚みより僅かに広い溝状の上部内側空間4及び下部内側空間6をそれぞれ施してある。
前述した通り、本体上部5と本体下部7が向かい合う面に所定の間隔で刻まれたノッチ8が計四列施されているが、一列〜四列の任意の列数でも構わない。
スライダー13の形状は、本体上部5を挿通させる為の貫通孔14を有し、本体上部7と本体下部8に挟まれたロック機構部15と、刃体9を装着するアーム部16で構成される。
スライダー13を本体1に装着する際は、アーム部16が施してある面を本体前端部3の方向に向けて装着する。
アーム部16bには、刃体9に施された接続用貫通孔12に挿通する為の接続用突起17が施してあり、アーム部16aとアーム部16bそれぞれの長手方向の寸法には、後述するように多少の差が設けてある。
ロック解除状態(A)ではスライダー13を前後摺動させる事が出来、板ばね21aの山22がノッチ8の凹凸に従って上下する。
この時ロック駒18は、板ばね21aに干渉しない場所に位置している。
山22がノッチ8の凹部に入った際に、ロック駒18を操作板19を以って板ばね21aが閉じなくなる位置へ移動させロック状態(B)とし、スライダー13を固定させる。
板ばね21aとロック駒18の位置関係は、前後反転しても構わない。
刃体9の後部はアーム部16a(図示せず)とアーム部16bに挟まれ、また接続用突起17も刃体9と接している為、刃体9は三点で保持される事になり、刃体9が左右に揺れて脱落する事を防止出来る。
接続用突起17はアーム部16a側に施しても良い。
アーム部16の根元下部に施された刃体回転防止用突起24により、刃体9の接続用貫通孔12を中心とした下方への回転を防止する事により、スライダー13と刃11で指を挟んで怪我する事も防止できる。
本体1の後端を所定の寸法で包むキャップ状部位26と、上部内側空間4と下部内側空間6、及びそれらに挟まれた空間を満たすサイズの板状突起27で構成される。
キャップ状部位26で本体1の後端部を包む事により本体1の後端が上下に拡がるのを防ぎ、また板状突起27が差し込まれる事により本体1の後端がせばまる事を防ぎ、本体1の強度を保つ事が出来る。
広く普及している刃折り機能の溝を、尾栓25の後端部に設けても良い。
回転軸28には、丸括弧内に示したねじりコイルばね29や板ばね30のような弾性体が内蔵されており、それらの作用により洗濯バサミのように刃体9の後部を挟んで固定する事が出来る。
通常は弾性体の作用により(A)のようにアーム部16は閉じた状態であるが、アーム部16の後部を両側から指で押さえる事により(B)のように先端部が開いて刃体9の脱着が容易となる。
開閉するのは両方のアームでも、どちらか一方でも構わない。
刃体9と接するアーム16aの内側面にはテーパーがつけてあり、刃体9を差し込み易くなっている。
アーム部16aとアーム部16bに長短の差を設ける事により、アーム部を開いた際に先端部に生じる隙間が大きくなる為、刃体9を差し込み易くなる。
図9によればアーム部16aの方が短くなっているが、アーム部16bの方が長くても、または同じ長さであっても構わない。
刃体9は、市販されている従来の替刃を利用する。
(A)はスライダー13の側面を親指で操作する方法で、一般的なカッターナイフの操作法
と同じである。
(B)はスライダー13の上面を親指で操作している図である。
(C)はスライダー13の上面を人差し指で操作している図である。
(D)はペングリップで保持し、スライダー13の上面を人差し指で操作している図である。
左手での操作法を図示しているが、右手で操作の場合はそれぞれの図を鏡像反転した状態となる。
2 刃体9が出没する貫通孔
3 本体前端部
4 上部内側空間
5 本体上部
6 下部内側空間
7 本体下部
8 ノッチ
9 刃体
10 刃体9の背
11 刃体9の刃
12 刃体9とアーム16bを接続する為の接続用貫通孔
13 スライダー
14 本体上部5を挿通させる為の貫通孔
15 ロック機構部
16a アーム部
16b 接続用突起17を施したアーム部
17 貫通孔12に挿通させる為の接続用突起
18 ロック駒
19 ロック駒18の操作板
20 ロック駒18と操作板19を接続させる為、スライダー13に穿ったロック駒用貫
通孔
21a 上下両山の板ばね
21b 片山の板ばね
22 ノッチ8と噛み合う板ばね21に施した山
23 ノッチ8と山22が接するよう、スライダー13に穿った板ばね用貫通孔
24 刃体9の回転防止用突起
25 尾栓
26 キャップ状部位
27 板状突起
28 回転軸
29 ねじりコイルばね
30 板ばね
Claims (5)
- コの字型を成す本体は、刃体が出没する貫通孔を有する前端部と、前記刃体の背側を覆う上部内側空間を有する本体上部と、前記刃体の刃側を覆う下部内側空間を有する本体下部によって構成され、また前記刃体を前後摺動させるスライダーは、前記本体上部を挿通させる為の貫通孔を有し、前記本体上部と前記本体下部の間に位置する部位に前記スライダーを係止または固定させるロック機構部と、前記刃体と接続するアーム部を有し、更に前記本体の後端部に取り付ける尾栓は脱着可能に構成されたカッターナイフ。
- 前記スライダーに内蔵された前記ロック機構は、前記本体上部か前記本体下部、もしくはその両方に刻まれたノッチの間隔で前記刃体を係止または固定させる事が出来る、請求項1に記載されたカッターナイフ。
- 前記アーム部は二本一対で、前記刃体を両側から挟む形状であり、一方のアーム部には前記刃体の接続用貫通孔に挿通させる接続用突起を有し、前記アーム部の根元に刃体回転防止用突起を有する事を特徴とする、請求項1に記載されたカッターナイフ。
- 前記アーム部は二本一対で、長手方向の寸法に多少の差が設けてあり、またばね等の弾性体を内蔵させる事により、洗濯バサミの様に前記刃体後部を挟んで固定出来る事を特徴とする、請求項3に記載されたカッターナイフ。
- 前記尾栓は、前記本体上部及び前記本体下部の後端を覆うキャップ状部分と、前記上部内側空間及び前記下部内側空間と、それらに挟まれた空間に嵌るサイズの板状突起を有する事を特徴とする、請求項1に記載されたカッターナイフ。
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