JPH1176640A - 刃体出没式カッターナイフ及びその製造方法 - Google Patents

刃体出没式カッターナイフ及びその製造方法

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JPH1176640A
JPH1176640A JP23732697A JP23732697A JPH1176640A JP H1176640 A JPH1176640 A JP H1176640A JP 23732697 A JP23732697 A JP 23732697A JP 23732697 A JP23732697 A JP 23732697A JP H1176640 A JPH1176640 A JP H1176640A
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JP
Japan
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blade body
lid
grip portion
cutter knife
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23732697A
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English (en)
Inventor
Seiji Kanematsu
誠司 兼松
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KANEMATSU KOGYO KK
Original Assignee
KANEMATSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】把持部の意匠面に反り等の外形収縮を防止する
ことにより、外観品質の向上を図るとともに、小型化を
図ることにある。 【解決手段】把持部12と、この把持部12にはめ込ま
れた案内部13とからなるホルダ11を構成し、このホ
ルダ11に刃体16を案内部13から出没可能に支持す
る。そして、把持部12の長手方向に沿って設けた凹部
21の内面と、この凹部21に被せられた蓋22の内面
とで囲むことにより刃体収容空間20を形成する。この
構成にすれば、カッターナイフの小型化に伴い、把持部
12の厚みを薄くする部分に蓋22を用いたため、合成
樹脂の充填密度を均一にならなくなるのが防止される。
よって、合成樹脂の冷却時において、把持部12の意匠
面に反り等の外形収縮を生じてしまことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃体出没式カッタ
ーナイフ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカッターナイフにおいて、ホル
ダは、チャンネル状をなす合成樹脂製の把持部と、その
把持部の内部に取着された金属製の案内部とを備えてい
る。このホルダの案内部にはその先端から出没可能な刃
体が支持されている。又、ホルダには刃体収容空間が形
成され、この刃体収容空間には予備の刃体が収容されて
いる。そして、切れ味の低下した刃体を新しい刃体に交
換する場合には、刃体収容空間から予備の新しい刃体を
取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おける刃体出没式カッターナイフにおいては、その小型
化を図ると、刃体収容空間における把持部の厚みを部分
的に薄くする必要がある。そのため、合成樹脂を充填し
た後の冷却時に、合成樹脂の収縮度合に部分的な差を生
じ、把持部の意匠面に反り等の外形収縮を生じてしま
う。従って、把持部の外観品質が低下するのを防止する
ために、把持部の厚みを所定値以上にしなければなら
ず、把持部全体が大型化するという問題があった。
【0004】この発明は、前記問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、把持部の意匠面に反
り等の外形収縮を防止することにより、外観品質の向上
を図るとともに、小型化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、把持部と、この把持部にはめ込まれた案内部とから
なるホルダにあって、このホルダに刃体を案内部から出
没可能に支持するとともに、ホルダに刃体収容空間を形
成した刃体出没式カッターナイフにおいて、前記把持部
の長手方向に沿って設けた凹部の内面と、この凹部に被
せられた蓋の内面とで囲むことにより、前記刃体収容空
間を形成したことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の刃体出没式カッターナイフにおいて、前記蓋は凹部に
対して接着又は溶着されていることを要旨とする。請求
項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の刃体出没
式カッターナイフにおいて、前記蓋及び把持部のうち何
れか一方に係合部が設けられるとともに他方に被係合部
が設けられ、その被係合部に係合部が係合されることに
より、蓋及び把持部は接合されていることを要旨とす
る。
【0007】請求項4に記載の発明は、把持部と、この
把持部にはめ込まれた案内部とからなるホルダにあっ
て、このホルダに刃体を案内部から出没可能に支持する
とともに、ホルダに刃体収容空間を形成した刃体出没式
カッターナイフの製造方法において、把持部に設けられ
た凹部に、把持部とは別体なる蓋を被せることにより刃
体収容空間を形成するようにした刃体出没式カッターナ
イフの製造方法。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の刃体出没式カッターナイフの製造方法において、前記
蓋を凹部に接着又は溶着するようにしたことを要旨とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すよう
に、ホルダ11は、合成樹脂製の把持部12と、把持部
12の取付溝12a内にはめ込まれた金属製の案内部1
3とを備え、案内部13の先端部は把持部12の先端か
ら突出されている。案内部13の表側にはその長手方向
両端間に亘ってスライド溝14が形成され、このスライ
ド溝14には合成樹脂製のスライダ15が移動可能には
め込まれている。スライド溝14内には刃体16が収容
されている。この刃体16の基端には透孔16aが形成
され、この透孔16aにスライダ15の突起15aが係
入されることにより、刃体16はスライダ15に着脱可
能に連結されている。
【0010】スライド溝14の一側縁には係止凹凸部1
7が同スライド溝14の長手方向に沿って並設され、ス
ライダ15にはめ込まれた図示しない板バネがその係止
凹凸部17に係入されている。従って、使用時にスライ
ダ15をスライド溝14に沿って移動させると、板バネ
が係止凹凸部17に係脱しながら、スライダ15と共に
刃体16が移動し、スライド溝14の先端から突出す
る。
【0011】図2〜図5に示すように、前記ホルダ11
にはその長手方向に沿って延びる刃体収容空間20が形
成されている。この刃体収容空間20は、把持部12の
一側に長手方向に沿って形成された凹部21の内面と、
この凹部21に被せられた合成樹脂製の蓋22の内面と
で囲まれて形成されている。蓋22の内側面にはアリ部
23が同蓋22の長手方向に延長形成されている。前記
把持部12の凹部21の開口両縁にはアリ溝24が形成
されており、このアリ溝24にアリ部23が係合される
ことにより、蓋22が把持部12に取り付けられる。そ
して、アリ溝24にアリ部23が係合された状態で、蓋
22の周縁は超音波溶着により把持部12の凹部21の
周縁に対して固定されている。
【0012】図1〜図3,図6に示すように、前記把持
部12における取付溝12aの基端にはキャップ18が
設けられている。このキャップ18の突部18aが前記
把持部12の取付溝12aの基端に係入されることによ
り、キャップ18は着脱可能となっている。なお、この
キャップ18により前記刃体収容空間20の一端が塞が
れる。
【0013】さて、上記のように構成された刃体出没式
カッターナイフの作用について説明する。なお、刃体収
容空間20には予備の新しい刃体16が収容されている
ものとする。切れ味の低下した刃体16を新しい刃体1
6に交換する場合には、キャップ18を取り外した後、
スライダ15をスライド溝14の基端から引き出して刃
体16を取り外す。そして、刃体収容空間20から新し
い刃体16を取り出し、その刃体16をスライダ15に
装着し、スライダ15をスライド溝14内に差し込んで
先端側へ挿入する。その後、スライダ15から取り外し
た古い刃体16は刃体収容空間20内に収容し、把持部
12にキャップ18を装着する。
【0014】又、刃体出没式カッターナイフの刃体収容
空間20は以下に示すようにして形成される。即ち、把
持部12における凹部21の基端から蓋22の先端を挿
入すると、アリ部23にアリ溝24が係合され、把持部
12の凹部21に蓋22が被せられる。そして、蓋22
の周縁に沿って超音波溶着し、把持部12に対して蓋2
2を固定する。
【0015】次に、本実施形態から見い出せる効果を以
下に記載する。 ・把持部12に形成した凹部21の内面と、この凹部2
1に被せられた蓋22の内面とで囲むことにより、刃体
収容空間20を形成した。そのため、カッターホルダ全
体を小型化しようとして、把持部12の厚みを部分的に
薄くする必要がない。よって、把持部12の意匠面に反
り等の外形収縮を防止することにより、外観品質の向上
を図ることができるとともに、小型化をも図ることがで
きる。又、凹部21に蓋22を被せるという簡単な方法
で刃体収容空間20を形成することができる。
【0016】・蓋22を凹部21に対して超音波溶着し
たため、蓋22が把持部12から外れるのを確実に防止
できる。しかも、蓋22と把持部12とのつなぎ目が見
えないので、外観が良好なものとなる。
【0017】・把持部12にアリ溝24を設ける一方、
蓋22にアリ部23を設け、両者23,24を係合する
ことにより、蓋22が把持部12の側方から外れないよ
うにした。従って、蓋22を把持部12に仮止めしてお
くことができるため、超音波溶着をスムーズかつ迅速に
行うことができる。
【0018】なお、前記実施形態は次のように構成して
もよい。 ・把持部12にアリ部23を設ける一方、蓋22にアリ
溝24を設けること。 ・把持部12に蓋22を接着剤により接着すること。又
は、蓋22を超音波溶着や接着するのではなく、蓋22
に係止爪を設けるとともに、その係止爪に対応するよう
に把持部12に被係止凹部を設けること。そして、係止
爪を係止凹部に係合させて、蓋22を把持部12に固定
すること。
【0019】・蓋22の一端を薄肉ヒンジを介して把持
部12に回動可能に連結し、蓋22の他端に把持部12
に係脱可能な係止爪を設けること。この構成にすれば、
刃体収容空間20から刃体16を取り出す際に、蓋22
を開放位置にした状態で取り出すことができるため、刃
体16の取り出しが簡単になる。
【0020】次に、前記実施形態から把握できる請求項
以外の技術的思想について、それらの効果とともに記載
する。 (1)前記蓋及び把持部は、係合部及び被係合部がアリ
継ぎの関係で接合されるものである請求項3に記載の刃
体出没式カッターナイフ。この構成によれば、簡単な構
成で蓋と把持部とを接合することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、把持部の意匠面に反り等の外形収縮を防止
することにより、外観品質の向上を図るとともに、小型
化を図ることにある。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、凹部に蓋
を接着又は溶着したため、蓋が把持部から外れるのを確
実に防止できる。請求項3に記載の発明によれば、被係
合部に係合部が係合されることにより、把持部から蓋が
位置ずれしなくなるため、蓋が把持部から外れるのをよ
りいっそう確実に防止することができる。又、蓋を把持
部に溶着や溶着等を行う場合において、蓋を仮止めして
おくことができる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、把持部に
蓋を被せるという簡単な方法で刃体収容空間を形成する
ことができる。請求項5に記載の発明によれば、凹部に
蓋を接着又は溶着するという簡単な方法で蓋が把持部か
ら外れるのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示すカッターナイフの正面図。
【図2】カッターナイフの背面図。
【図3】カッターナイフの底面図。
【図4】図1におけるA−A断面図。
【図5】図1におけるB−B断面図。
【図6】カッターナイフの分解斜視図。
【符号の説明】
11…ホルダ、12…把持部、13…案内部、16…刃
体、20…刃体収容空間、21…凹部、22…蓋、23
…アリ部(係合部)、24…アリ溝(被係合部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部と、この把持部にはめ込まれた案内
    部とからなるホルダにあって、このホルダに刃体を案内
    部から出没可能に支持するとともに、ホルダに刃体収容
    空間を形成した刃体出没式カッターナイフにおいて、 前記把持部の長手方向に沿って設けた凹部の内面と、こ
    の凹部に被せられた蓋の内面とで囲むことにより、前記
    刃体収容空間を形成した刃体出没式カッターナイフ。
  2. 【請求項2】前記蓋は凹部に対して接着又は溶着されて
    いる請求項1に記載の刃体出没式カッターナイフ。
  3. 【請求項3】前記蓋及び把持部のうち何れか一方に係合
    部が設けられるとともに他方に被係合部が設けられ、そ
    の被係合部に係合部が係合されることにより、蓋及び把
    持部は接合されている請求項1又は2に記載の刃体出没
    式カッターナイフ。
  4. 【請求項4】把持部と、この把持部にはめ込まれた案内
    部とからなるホルダにあって、このホルダに刃体を案内
    部から出没可能に支持するとともに、ホルダに刃体収容
    空間を形成した刃体出没式カッターナイフの製造方法に
    おいて、 把持部に設けられた凹部に、把持部とは別体なる蓋を被
    せることにより刃体収容空間を形成するようにした刃体
    出没式カッターナイフの製造方法。
  5. 【請求項5】前記蓋を凹部に接着又は溶着するようにし
    た請求項4に記載の刃体出没式カッターナイフの製造方
    法。
JP23732697A 1997-09-02 1997-09-02 刃体出没式カッターナイフ及びその製造方法 Pending JPH1176640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5588083B1 (ja) * 2014-05-19 2014-09-10 哲幸 山崎 カッターナイフ
JP2019166582A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 京セラインダストリアルツールズ株式会社 刃物取付装置、およびこの刃物取付装置を備える電動工具

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