JP5561233B2 - レール矯正装置 - Google Patents

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本発明は、熱間圧延されたレールの曲がりを矯正するレール矯正装置に関する。
条鋼工場において熱間圧延されたレールは、その後の冷却過程において、レールの頭部と足部との肉厚に差があるために温度差が生じ、これによる熱応力のために冷却進行とともに次第に上下方向の曲がりが大きくなり、その曲がりは冷却後に残留する。そのため、通常、このような上下曲がりを矯正するためにローラ矯正機が設置されている。ローラ矯正機では、上側水平ロールと下側水平ロールとによってレールを挟み込んで走行させることにより、レールの矯正を行う(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3731974号公報
ところで、上記ローラ矯正機における上側水平ロールは、レールの頭頂部のプロフィールに対応してレールの両頭側部の上側水平ロールの回転軸方向の動きを規制するガイド部を有しているが、レールには前述のような上下曲がりだけでなく左右曲がりも残留している。そのため、小さな左右曲がりの場合にはガイド部によってレールをガイドできるが、大きな左右曲がりがあった場合、ガイド部に強く接触してしまい、レールの頭側部を疵付けてしまうことがある。
そこで、本発明においては、レールの左右曲がりに応じて上側水平ロールまたは下側水平ロールを移動させることにより、レール頭側部の疵発生を防止することが可能なレール矯正装置を提供することを目的とする。
本発明のレール矯正装置は、レールの頭頂部と接触して転動する上側水平ロールであり、レールの両頭側部の上側水平ロールの回転軸方向への動きを規制するガイド部を有する上側水平ロールと、レールの足裏部と接触して転動する下側水平ロールとを有し、上側水平ロールと下側水平ロールとによってレールを挟み込んで走行させることにより、レールの矯正を行うレール矯正装置であって、レールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔をステレオ計測するために、レールの頭頂部と上側水平ロールとの接触部を斜め上方の斜め左右方向から撮影する左方カメラおよび右方カメラと、レールの頭頂部と上側水平ロールとの接触部を斜め上方の正面から撮影する正面カメラとを含み、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像からレールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔を計測することにより、上側水平ロールとレールとの位置関係を計測するレール通り芯計測手段と、レール通り芯計測手段により計測した結果に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するロール移動量算出手段と、ロール移動量算出手段により算出した移動量に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させるロール移動手段とを含むものである。
本発明のレール矯正装置によれば、左方カメラおよび右方カメラによりレールの頭頂部と上側水平ロールとの接触部を撮影するとともに、上側水平ロールのガイド部によって左方カメラおよび右方カメラの死角となる接触部を正面カメラにより撮影することで、レールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔を計測して、上側水平ロールとレールとの位置関係を計測し、その計測結果に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出し、算出した移動量に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させ、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止することができる。
また、本発明のレール矯正装置は、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像からレールの頭頂部の表面状態を計測するレール頭頂部表面状態計測手段と、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像から上側水平ロールの表面状態を計測するロール表面状態計測手段とを含み、ロール移動量算出手段は、レール通り芯計測手段により計測した結果に加えて、レール頭頂部表面状態計測手段およびロール表面状態計測手段により計測した結果に基づいて、上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するものであることが望ましい。
これにより、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像からレールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔に加えてレールの頭頂部の表面状態および上側水平ロールの表面状態を計測し、それらの計測結果に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出することで、レールの左右曲がりだけでなく、レールのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロールの磨耗量等に応じて上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させ、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止することができる。
さらに、本発明のレール矯正装置は、レールの頭頂部の表面および上側水平ロールの表面にパターン光を投射するパターン光投射手段を含み、レール頭頂部表面状態計測手段が、レールの頭頂部の表面に投射されたパターン光を測定することにより、レールの頭頂部の表面状態を計測するものであり、ロール表面状態計測手段は、上側水平ロールの表面に投射されたパターン光を測定することにより、上側水平ロールの表面状態を計測するものであることが望ましい。
これにより、滑らかな表面を持つレールの頭頂部および上側水平ロールであっても、レールの頭頂部の表面および上側水平ロールの表面に投射されたパターン光により、精度良くレールの頭頂部の表面状態および上側水平ロールの表面状態を計測することが可能となり、レールの左右曲がりだけでなく、レールのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロールの磨耗量等に応じて高精度に上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させ、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止することができる。
(1)レールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔をステレオ計測するために、レールの頭頂部と上側水平ロールとの接触部を斜め上方の斜め左右方向から撮影する左方カメラおよび右方カメラと、レールの頭頂部と上側水平ロールとの接触部を斜め上方の正面から撮影する正面カメラとを含み、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像からレールの頭側部と上側水平ロールのガイド部との間隔を計測することにより、上側水平ロールとレールとの位置関係を計測するレール通り芯計測手段と、レール通り芯計測手段により計測した結果に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するロール移動量算出手段と、ロール移動量算出手段により算出した移動量に基づいて上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させるロール移動手段とを含むことにより、レールの左右曲がりに応じて上側水平ロールまたは下側水平ロールを移動させて、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止し、レール頭側部の疵発生を防止することが可能となる。
(2)左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像からレールの頭頂部の表面状態を計測するレール頭頂部表面状態計測手段と、左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像から上側水平ロールの表面状態を計測するロール表面状態計測手段とを含み、ロール移動量算出手段は、レール通り芯計測手段により計測した結果に加えて、レール頭頂部表面状態計測手段およびロール表面状態計測手段により計測した結果に基づいて、上側水平ロールまたは下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するものであることにより、レールの左右曲がりだけでなくレールおよび上側水平ロールのそれぞれのプロフィールの偏りに応じて上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させて、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止し、レールのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロールの磨耗量等に拘わらず、レール頭側部の疵発生を防止することが可能となる。
(3)レールの頭頂部の表面および上側水平ロールの表面にパターン光を投射するパターン光投射手段を含み、レール頭頂部表面状態計測手段が、レールの頭頂部の表面に投射されたパターン光を測定することにより、レールの頭頂部の表面状態を計測するものであり、ロール表面状態計測手段は、上側水平ロールの表面に投射されたパターン光を測定することにより、上側水平ロールの表面状態を計測するものであることにより、レールの左右曲がりだけでなく、レールのプロフィールの偏りや上側水平ロールの磨耗量等に応じて高精度に上側水平ロールまたは下側水平ロールを回転軸方向に移動させて、レール頭側部と上側水平ロールのガイド部とが強く接触することを防止し、レールのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロールの磨耗量等に拘わらず、レール頭側部の疵発生を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるレール矯正装置の概略構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB部拡大図である。 図3のC−C矢視図である。 図1のレール矯正装置の制御系統を示すブロック図である。
図1は本発明の実施の形態におけるレール矯正装置の概略構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。また、図2は図1のA−A矢視図、図3は図1のB部拡大図、図4は図3のC−C矢視図である。
図1において、本発明の実施の形態におけるレール矯正装置1は、上側水平ロール2a,2b,2cおよび下側水平ロール3a,3b,3cが交互に順に配置された上下曲がり矯正ロール群4と、左右曲がり矯正ロール5とがレールRの通り方向に順に配設されたものである。また、上側水平ロール2aと上側水平ロール2bとの間には、カメラ装置10および照明装置15が配設されている。
上側水平ロール2a〜2cは、図2に示すように、レールRの左右方向(図2の左右方向、以下同じ。)に回転軸(図示せず。)を有して、レールRの頭頂部R1と接触して転動する円筒状の胴部11と、この胴部11の左右両端部に設けられ、レールRの両頭側部R2の左右方向への動きを規制する円板状のガイド部12とを有する。同様に、下側水平ロール3a〜3cは、レールRの左右方向に回転軸(図示せず。)を有してレールRの足裏部R3と接触して転動する円筒状の胴部13と、この胴部13の左右両端部に設けられ、レールRの両足側部R4の左右方向への動きを規制する円板状のガイド部14とを有する。
カメラ装置10は、レールRの頭頂部R1および上側水平ロール2bのガイド部12とレールRの両頭側部R2との位置関係をステレオ計測するためのものであり、図3および図4に示すように、レールRの頭頂部R1と上側水平ロール2bとの接触部を斜め上方の斜め左右方向から撮影する左方カメラ10aおよび右方カメラ10bと、レールRの頭頂部R1と上側水平ロール2bとの接触部を斜め上方の正面から撮影する正面カメラ10cとを有する。正面カメラ10cは、上側水平ロール2bのガイド部12によって左方カメラ10aおよび右方カメラ10bの死角となる部分を撮影するものである。
照明装置15は、レールRの頭頂部R1の表面および上側水平ロール6bの表面(以下、「対象表面」と称す。)にパターン光を投射するパターン光投射手段である。パターン光は、例えば複数の縦および横の直線を組み合わせたメッシュパターンを用いることができる。このようなメッシュパターンのパターン光を対象表面に投射すると、平面上では直線は直線のままとなり、曲面上や凹凸部では歪んで曲線となる。このレールRの頭頂部R1の表面および上側水平ロール6bの表面に投射されたパターン光を測定し、その歪み量を計測することにより、滑らかな曲面表面でもその形状を計測することができる。
また、照明装置15は、光源から対象表面へ向かう光束の途中に予めメッシュパターンを形成した半透明板を配置した構成とすることができる。これにより、半透明板を透過した光束にメッシュパターンが出現し、対象表面にメッシュパターンが投射される。なお、計測精度を上げるためには、メッシュパターンを細かくする。あるいは、照明装置15は、光源としてのスポットレーザーをプリズムにより所定の平面上に扇形状に広げて対象表面に投射する構成とすることができる。これにより、対象表面上に1つの直線が出現するので、これを縦横に複数設置することで、対象表面にメッシュパターンを投射することができる。
図5は図1のレール矯正装置1の制御系統を示すブロック図である。
図5に示すように、レール矯正装置1は、レールRのプロフィール等の操業条件が登録されるマスタデータベース(マスタDB)20と、各種実績が登録される実績データベース(実績DB)21と、上側水平ロール2bとレールRとの位置関係を計測するするレール通り芯計測手段30と、カメラ装置10により撮像された画像からレールRの頭頂部R1の表面状態を計測するレール頭頂部表面状態計測手段31と、カメラ装置10により撮影された画像から上側水平ロール2bの表面状態を計測するロール表面状態計測手段32と、上下曲がり矯正ロール群の移動量を算出するロール移動量算出手段33と、ロール移動量算出手段33により算出した移動量に基づいて上下曲がり矯正ロール群4を移動させるロール移動手段34とを有する。
レール通り芯計測手段30は、左方カメラ10a、右方カメラ10bおよび正面カメラ10cにより撮影された画像から、上側水平ロール2bのガイド部12とレールRの頭側部R2との間隔を計測することにより、上側水平ロール2bとレールRとの位置関係を計測するものである。なお、本実施形態においては、レール通り芯計測手段30は、上側水平ロール2bとレールRとの位置関係として、レールRの通り芯を計測する。レール通り芯計測手段30による計測結果は、実績DB21へ登録される。
レール頭頂部表面状態計測手段31は、左方カメラ10a、右方カメラ10bおよび正面カメラ10cにより撮影された画像からレールRの頭頂部R1の表面状態として、プロフィールやスケール付着状態を計測するものである。本実施形態においては、レール頭頂部表面状態計測手段31は、照明装置15によりレールRの頭頂部R1に投射されたパターン光を計測することにより、レールRの頭頂部R1のプロフィールを計測する。また、レール頭頂部表面状態計測手段31は、熱間圧延工程後からレールRがレール矯正装置1へ到達するまでの時間を取得し、この時間からレールRの頭頂部R1に付着するスケール量を推定する。レール頭頂部表面状態計測手段31による計測結果は、実績DB21へ登録される。
ロール表面状態計測手段32は、左方カメラ10a、右方カメラ10bおよび正面カメラ10cにより撮影された画像から上側水平ロール2bの表面状態として磨耗量等を計測するものである。本実施形態においては、ロール表面状態計測手段32は、照明装置15により上側水平ロール2bに投射されたパターン光を計測することにより、上側水平ロール2bの磨耗量等を計測する。ロール表面状態計測手段32による計測結果は、実績DB21へ登録される。
ロール移動量算出手段33は、実績DB21を参照して、レール通り芯計測手段30、レール頭頂部表面状態計測手段31およびロール表面状態計測手段32により計測した結果に基づいて、上下曲がり矯正ロール群4の移動量を算出する。具体的には、ロール移動量算出手段33は、実績DB21からレールRの頭側部R2と上側水平ロール2bのガイド部12との間隔、レールRの頭頂部R1の表面状態および上側水平ロール2bの表面状態に基づいて、レールRの頭側部R2と上側水平ロール2a〜2cのガイド部12とが強く接触しないように、上下曲がり矯正ロール群4の上側水平ロール2a〜2cまたは下側水平ロール3a〜3cのそれぞれの回転軸方向の移動量を算出する。
ロール移動手段34は、ロール移動量算出手段33により算出された移動量に基づいて、上下曲がり矯正ロール群4の上側水平ロール2a〜2cまたは下側水平ロール3a〜3cをそれぞれの回転軸方向に移動させるものである。
上記構成のレール矯正装置1では、左方カメラ10aおよび右方カメラ10bによりレールRの頭頂部R1と上側水平ロール2bとの接触部を撮影するとともに、上側水平ロール2bのガイド部12によって左方カメラ10aおよび右方カメラ10bの死角となる接触部を正面カメラ10cにより撮影することで、レールRの頭側部R2と上側水平ロール2bのガイド部12との間隔を計測して、上側水平ロール2bとレールRとの位置関係を計測し、その計測結果に基づいて上下曲がり矯正ロール群4の移動量を算出し、算出した移動量に基づいて上下曲がり矯正ロール群4を移動させ、レールRの頭側部R2と上側水平ロール2a〜2cのガイド部12とが強く接触することを防止することができる。これにより、レールRの頭側部R2の疵発生を防止することができる。
特に、本実施形態におけるレール矯正装置1では、さらにカメラ装置10により撮影された画像からレールRの頭頂部R1の表面状態を計測するとともに、上側水平ロール2bの表面状態を計測し、レール通り芯計測手段30により計測した結果に加えて、レール頭頂部表面状態計測手段31およびロール表面状態計測手段32により計測した結果に基づいて、上下曲がり矯正ロール群4を移動させるので、レールRの左右曲がりだけでなく、レールRのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロール2bの磨耗量等に応じて、レールRの頭側部R2と上側水平ロール2a〜2cのガイド部12とが強く接触することを防止することができる。
また、本実施形態におけるレール矯正装置1では、レールRの頭頂部R1の表面および上側水平ロール2bの表面にパターン光を投射して、このレールRの頭頂部R1の表面に投射されたパターン光を測定するとともに、上側水平ロール2bの表面に投射されたパターン光を測定するため、精度良くレールRの頭頂部R1の表面状態および上側水平ロール2bの表面状態を計測することが可能である。したがって、このレール矯正装置1では、レールRの左右曲がりだけでなく、レールRのプロフィール、スケール付着状態の偏りや上側水平ロール2bの磨耗量等に応じて、高精度に上下曲がり矯正ロール群4を移動させて、レールRの頭側部R2と上側水平ロール2a〜2cのガイド部12とが強く接触することを防止することができる。
本発明のレール矯正装置は、熱間圧延されたレールの曲がりを矯正する装置として有用である。
R レール
1 レール矯正装置
2a〜2c 上側水平ロール
3a〜3c 下側水平ロール
4 上下曲がり矯正ロール群
5 左右曲がり矯正ロール
10 カメラ装置
10a 左方カメラ
10b 右方カメラ
10c 正面カメラ
11,13 胴部
12,14 ガイド部
15 照明装置
20 マスタDB
21 実績DB
30 レール通し芯計測手段
31 レール頭頂部表面状態計測手段
32 ロール表面状態計測手段
33 ロール移動量算出手段
34 ロール移動手段

Claims (3)

  1. レールの頭頂部と接触して転動する上側水平ロールであり、前記レールの両頭側部の前記上側水平ロールの回転軸方向への動きを規制するガイド部を有する上側水平ロールと、
    前記レールの足裏部と接触して転動する下側水平ロールとを有し、
    前記上側水平ロールと前記下側水平ロールとによって前記レールを挟み込んで走行させることにより、前記レールの矯正を行うレール矯正装置であって、
    前記レールの頭側部と前記上側水平ロールのガイド部との間隔をステレオ計測するために、前記レールの頭頂部と前記上側水平ロールとの接触部を斜め上方の斜め左右方向から撮影する左方カメラおよび右方カメラと、前記レールの頭頂部と前記上側水平ロールとの接触部を斜め上方の正面から撮影する正面カメラとを含み、前記左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像から前記レールの頭側部と前記上側水平ロールのガイド部との間隔を計測することにより、前記上側水平ロールと前記レールとの位置関係を計測するレール通り芯計測手段と、
    前記レール通り芯計測手段により計測した結果に基づいて前記上側水平ロールまたは前記下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するロール移動量算出手段と、
    前記ロール移動量算出手段により算出した移動量に基づいて前記上側水平ロールまたは前記下側水平ロールを回転軸方向に移動させるロール移動手段と
    を含むレール矯正装置。
  2. 前記左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像から前記レールの頭頂部の表面状態を計測するレール頭頂部表面状態計測手段と、
    前記左方カメラ、右方カメラおよび正面カメラにより撮影された画像から前記上側水平ロールの表面状態を計測するロール表面状態計測手段とを含み、
    前記ロール移動量算出手段は、前記レール通り芯計測手段により計測した結果に加えて、前記レール頭頂部表面状態計測手段および前記ロール表面状態計測手段により計測した結果に基づいて、前記上側水平ロールまたは前記下側水平ロールの回転軸方向への移動量を算出するものである請求項1記載のレール矯正装置。
  3. 前記レールの頭頂部の表面および前記上側水平ロールの表面にパターン光を投射するパターン光投射手段を含み、
    前記レール頭頂部表面状態計測手段は、前記レールの頭頂部の表面に投射されたパターン光を測定することにより、前記レールの頭頂部の表面状態を計測するものであり、
    前記ロール表面状態計測手段は、前記上側水平ロールの表面に投射されたパターン光を測定することにより、前記上側水平ロールの表面状態を計測するものである
    請求項2記載のレール矯正装置。
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