JP5557580B2 - 車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置と、車輌のシート装置と、車輌のシートリクライニング装置 - Google Patents

車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置と、車輌のシート装置と、車輌のシートリクライニング装置 Download PDF

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Description

周知の如く、「車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置と、車輌のシート装置と、車輌のシートリクライニング装置」に関しては、種々の発明があり、この複数の発明を、先行文献を基に説明する。
文献(1)は、特開2005−324676の「自動車用シートの床固定構造」は、フロアパネルの下面に走行方向に延びる縦メンバーを設け、この縦メンバーに固定ブラケットを固定し、この固定ブラケットに被固定具を備えた差込みブラケットを設け、シートのシートフレームの後端を、フロアパネルを挟んで、差込みブラケットに固止する構造とし、衝突時において、その衝撃を、縦メンバーの縮み効果を利用し、衝撃を緩和することを意図する。
また、文献(2)は、特開平11−48842号の「衝撃吸収型シートレール」であり、この発明は、固定レール(ロアレール)に移動可能に設けた可動レール(アッパレール)と、このアッパレールに設けた操作レバーとの構造であって、このアッパレールを操作レバーで、移動可能に支持するとともに、このアッパレールを、被追突時(衝撃時)において、操作レバーに外装した可動部材の圧縮により、移動可能として、簡易な構造を採用しつつ、この衝撃時のダメージを軽減し、かつ乗員の拘束性が損なわれない構造を提供することを意図する。
さらに、文献(3)は、実開平4−95527号の「自動車用シート」であり、この考案は、上下段のスライダのロワレールとアッパレールとの組合せ構造であり、この上段のスライダのアッパレールを、衝撃時にシリンダの作用で移動し、緩衝効果を図ることを意図する。
そして、文献(4)は、特開平6−255414号の「自動車用シート」であり、この発明は、フロアに設けたロアレールとアッパレールとで構成した摺動装置に、第一パイプ補強材を差渡し、また、フロアパネルにも第一パイプ補強材を差渡し、さらに、リクライニング装置に、第二パイプ補強材を差渡した構造であり、側面衝突に対する衝撃荷重を緩和することと、着席乗員の保護を図ること、等を意図する。
また、シートの上下動(機構)のみに関しては、種々の発明があり、この複数の発明を、先行文献を基に説明する。
文献(5)の特開2003−40002の「シートの上下調節装置」であり、この発明は、シートの前後側に前後側リンクをそれぞれ設け、この前後側リンクを駆動手段で、個別に可動することで、シートの前後側を同時、または個別に上下動する構造である。しかし、この発明は、単にシートの上下動の構造であり、各種の衝突荷重に対する配慮と、着席乗員の保護を図るには、問題である。
また、文献(6)の特開2000−309239の「車両用シートの上下調整装置」であり、この発明は、セクタギャで前進後退するロッドを介して、前側フレームと後側フレームとを起伏する。そして、このセクタギャの駆動で、シートの上下動を図る構造である。しかし、この発明は、単にシートの上下動の構造であり、各種の衝突荷重に対する配慮と、着席乗員の保護を図るには、問題である。
さらに、シートのリクライニング機構に関しては、種々の発明があり、本出願人も多数の出願をしているので、その一部を、先行文献を基に説明する。
文献(7)の特開2007−143603の「シートリクライニング装置」であり、この発明は、スパイラルスプリングの動きを規制するリンクを設け、このリンクをシートバックフレームと協働するこうせいとするとともに、このリンクを歯車機構で調節する構成であり、このリンクの規制を利用して、前記スパイラルスプリングに対する負荷を軽減する構造である。従って、リクライニング機構であるが、スパイラルスプリングの耐久性の向上を意図するに留まる。従って、前記各種の衝突荷重に対する配慮と、着席乗員の保護を図ることは困難視される。
さらに、文献(8)の2007−312935の「シートバックの荷重調整構造を備えたシートリクライニング装置」であり、この発明は、前記文献(7)の構造に準じており、かつ各種の衝突荷重に対する配慮と、着席乗員の保護を図ることは困難視される。
特開2005−324676 特開平11−48842号 実開平4−95527号 特開平6−255414号 特開2003−40002 特開2000−309239 特開2007−143603 特開2007−312935
以上で説明した文献(1)〜文献(4)は、シートを、衝撃時に、その全体を、かつ着座状態のシートをそのままの形で、移動する構造であり、単純な移動に留まっている。従って、例えば、次のような問題を抱えている。[イ] 乗員の体全体(頭部を含む)を保護できる構造でない。[ロ] 衝撃時におけるダメージ(衝撃)の緩衝を図るには十分でない。
一方で、前記[イ]と[ロ]の問題を解決するには、最も問題となる頭部を保護するためには、アクティブヘッドレスト(ヘッドレストが上昇と前傾する構造)を備える必要がある。しかし、次のような別の問題が発生する。[ハ] このアクティブヘッドレストを装備するには、余分の機構を要する。[ニ] コストの上昇を招来する。
尚、文献(5)〜文献(8)は、前述した各種の衝突荷重に対する配慮と、着席乗員の保護を図ることは困難視される。
上記に鑑み、本発明は、各種の衝突荷重に対して、下記のような有効性を発揮することを意図する。
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体(身体と頭部)のダメージを、シート部材とシートバックで吸収する。また、これにより、アクティブヘッドレストの採用をなくし得る。
[い] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収する。
[う] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収する。
[え] シートの上下動(上下調整)を介して、搭乗者の姿勢にマッチしたシート位置を確保する。
[お] シートバックの戻りスピードと、戻り荷重の調整とを介して、搭乗者に優しいシートを提供すること、シートによる傷害を回避すること、等を図る。
[か] シートの上下動を、レバーの操作で簡易にすること、このレバーを戻しても、シートの移動位置を確保する。
[き] シートバックの戻りを、優しく制御し、人に対する損傷を回避し、かつ病人、老人、又は子供に優しいシートバックを提供する。
請求項1の発明は、前記[あ]〜[え]を達成することにある。
請求項1は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又は前記シートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
前記中間レールと前記移動レールとを上下に可動する上下動機構は、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、この対の駆動側のリンク機構を、前記対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、この対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ前記対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、この対のカムに、それぞれ枢着し、かつ前記対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、この対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、前記従動側のリンク機構を、前記固定レールに一端を、前記中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
請求項の発明は、前記[あ]〜[え]を達成するに最適で、実効性があるシートの上下動機構を提供する。
請求項の発明は、前記[あ]〜[う]、[お]を達成することにある。
請求項は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
前記シートリクライニング装置は、前記リクライニングプレート部と、前記移動レールに設けた取付ブラケットの外側にスパイラルスプリングを介して設けたレバーと、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、前記角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記取付ブラケットに捲装したスパイラルスプリングとで構成し、前記スパイラルスプリングの両端を、前記取付ブラケットと、前記シートフレーム取付基板に設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
請求項は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
前記シートリクライニング装置は、前記リクライニングプレート部と、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、この角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、前記スパイラルスプリングの両端を、前記移動レールに設けた取付ブラケットと、前記角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
請求項の発明は、前記[あ]〜[う]、[お]を達成するに最適で、実効性がある角筒部とシートフレーム取付基板の構造を提供する。
請求項は、請求項、又は請求項に記載の車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
前記角筒部とシートフレーム取付基板とを、止め具を介して、固定する構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
請求項の発明は、前記[か]を達成することにある。
請求項は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールとで構成し、
この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、前記固定レールと中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
この上下動機構は、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、この対の駆動側のリンク機構を、前記対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、この対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ前記対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、この対のカムに、それぞれ枢着し、かつ前記対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、この対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、前記従動側のリンク機構を、前記固定レールに一端を、前記中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌のシート装置である。
請求項の発明は、前記[き]を達成することにある。
請求項は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
この対の移動レールには、シートリクライニング装置を設ける構成とし、
この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、前記固定レールと前記中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
前記シートリクライニング装置は、前記中間レールに設けたリクライニングプレート部と、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、この角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、前記スパイラルスプリングの両端を、前記移動レールに設けた取付ブラケットと、前記角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図る構成とした車輌のシートリクライニング装置である。
請求項1の発明は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
固定レールに、中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールに対して、移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
中間レールと、車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、傾動機構で、車輌が前突時に、シートバックが後倒し、また、車輌が後突時に、シートバックが前倒する構成とし、
さらに、移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、シート部材及び/又はシートのシートバック側が、シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
中間レールと移動レールとを上下に可動する上下動機構は、対の固定レールと対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、対の固定レールと対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、対の駆動側のリンク機構を、対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、対のカムに、それぞれ枢着し、かつ対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、従動側のリンク機構を、固定レールに一端を、中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項1は、下記の特徴を有する。
[あ] シート部材の移動と、シートバックの傾きを連動し、前突と後突時に発生する衝撃と、この衝撃による体全体(身体と頭部)のダメージを、シート部材とシートバックで吸収できる。また、これによりアクティブヘッドレストの採用をなくし得る。
[い] 頭部に対する前記衝撃を、シートバックの移動と、これに同期するヘッドレストで吸収できる。
[う] 脚と臀部、並びに尻部に対する前記衝撃を、シート部材(シートクッション)の沈み(シートバックの基端側への沈み)で吸収できる。
[え] シートの上下動(上下調整)を介して、搭乗者の姿勢にマッチしたシート位置を確保できる。
従って、請求項の発明は、前記[あ]〜[え]を達成するに最適で、実効性があるシートの上下動機構を提供する。
請求項の発明は、前記[あ]〜[う]、[お]を達成することにある。
請求項の発明は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
固定レールに、中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールに対して、移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
中間レールと、車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、傾動機構で、車輌が前突時に、シートバックが後倒し、また、車輌が後突時に、シートバックが前倒する構成とし、
さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
シートリクライニング装置は、リクライニングプレート部と、移動レールに設けた取付ブラケットの外側にスパイラルスプリングを介して設けたレバーと、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、取付ブラケットに捲装したスパイラルスプリングとで構成し、スパイラルスプリングの両端を、取付ブラケットと、シートフレーム取付基板に設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
請求項の発明は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
固定レールに、中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、中間レールに対して、移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
中間レールと、車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
また、移動レールと、車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、傾動機構で、車輌が前突時に、シートバックが後倒し、また、車輌が後突時に、シートバックが前倒する構成とし、
さらに、移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、シート部材及び/又はシートのシートバック側が、シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
シートリクライニング装置は、リクライニングプレート部と、リクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、スパイラルスプリングの両端を、移動レールに設けた取付ブラケットと、角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項は、前記[あ]〜[う]の特徴に加え下記の特徴がある。
[お] シートバックの戻りスピードと、戻り荷重の調整とを介して、搭乗者に優しいシートを提供できること、シートによる傷害を回避できること、等の特徴がある。
請求項の発明は、請求項、又は請求項に記載の車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
角筒部とシートフレーム取付基板とを、止め具を介して、固定する構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置である。
従って、請求項は、前記[あ]〜[う]、[お]を達成するに最適で、実効性がある角筒部とシートフレーム取付基板の構造を提供できる。
請求項の発明は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールとで構成し、
固定レールに、中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、固定レールと中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
上下動機構は、対の固定レールと対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、対の固定レールと対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、対の駆動側のリンク機構を、対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、対のカムに、それぞれ枢着し、かつ対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、従動側のリンク機構を、固定レールに一端を、中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌のシート装置である。
従って、請求項は、[か] シートの上下動を、レバーの操作で簡易になし得ること、このレバーを戻しても、シートの移動位置を確保できる特徴を有する。
請求項の発明は、車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
対の移動レールには、シートリクライニング装置を設ける構成とし、
固定レールに、中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、固定レールと中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
シートリクライニング装置は、中間レールに設けたリクライニングプレート部と、リクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、スパイラルスプリングの両端を、移動レールに設けた取付ブラケットと、角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図る構成とした車輌のシートリクライニング装置である。
従って、請求項は、[き] シートバックの戻りを、優しく制御し、人に対する損傷を回避し、かつ病人、老人、又は子供に優しいシートバックを提供できる。
シートに乗員が着座した状態の縮尺模式図 シートの要部を示した一部欠截した側面模式図 シートの要部を示した平面模式図 シートの通常時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 シートの前突時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 シートの後突時におけるシートの座部用フレーム前部と、その座部用フレーム主体と、シートバックとの関係を示した要部概念図 シートが下の位置にある状態の要部の俯瞰図 シートが下の位置にある状態の座部用フレーム主体を取除いた要部の俯瞰図 シートが上の位置にある状態の要部の俯瞰図 シートが上の位置にある状態の座部用フレーム主体を取除いた要部の俯瞰図 図6−1を背面視した一部省略の俯瞰図 上下動機構を構成するレバーと第二リンクとの関係における、第一実施例であり、シートが下の位置にある状態を説明する要部の斜視図 図7−1のイ−イ拡大断面図 図7−1の要部を側面視して示した拡大分解俯瞰図 図7−1の要部を裏面視して示した拡大分解俯瞰図 上下動機構を構成する支持ピンのその他の一例を示した拡大側面図 図7−4−1に示した支持ピンと、スプリングとの関係の一例を示した拡大側面図 上下動機構を構成する連結歯車と、クラッチ板とレバーの接続径比と、この組合せパターンを示した図表 上下動機構を構成するレバーを戻す条件等の一例を示した図表 上下動機構を構成する支持ピンの突起と、レバーの切欠きとの関係と動作等の一例を示した図表 上下動機構を構成する連結歯車の凹凸(歯)と、クラッチ板の凹凸(歯)の噛合い傾斜角度、又はクラッチ板の凹凸と、レバーの凹凸の噛合い傾斜角度)を示した拡大模式図 上下動機構を構成するレバーと第二リンクとの関係における、第二実施例であり、シートが下の位置にある状態を説明する要部の分解斜視図 上下動機構を構成するレバーと第二リンクとの関係における、第二実施例であり、シートが上の位置にある状態を説明する要部の分解斜視図上下動機構を構成するレバーと第二リンクとの関係を説明する要部の分解斜視図 第一ショックアブソーバの一例の通常時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの一例の前突時における状態を示した要部断面図 第一ショックアブソーバの一例の後突時における状態を示した要部断面図 第二ショックアブソーバ、又は第三ショックアブソーバの一例を示した拡大断面図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの通常の状態における一例を示した側面模式図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの前突時の状態における一例を示した側面模式図 シートスライド装置を備えたシートに、アクティブヘッドレストを装備した車輌のシートの後突時の状態における一例を示した側面模式図 シートリクライニング装置の第一実施例であり、シートの外側より見た俯瞰図 シートリクライニング装置の第一実施例であり、シートの内側より見た俯瞰図 図11−1において、レバーとカバーを取外した状態の俯瞰図 シートリクライニング装置の第一実施例の分解俯瞰図 シートリクライニング装置の第一実施例を、シートの内側より見た側面図 シートリクライニング装置の第一実施例を横断した端面模式図 シートリクライニング装置の第二実施例を縦断した端面模式図 シートリクライニング装置の第一実施例を、シートフレーム(座部用フレーム枠体)に取付ける一例を示した拡大俯瞰図 シートリクライニング装置の第一実施例を、シートフレームに取付ける他の一例を示した拡大俯瞰図 シートリクライニング装置の第三実施例で、一方側のシートリクライニングを示した分解俯瞰図 図17−1の一部組付け状態を示す俯瞰図 シートリクライニング装置の第三実施例で、他方側のシートリクライニングを示した分解俯瞰図 図18−1の組付け状態を示す断面図 従来のシート装置と、本発明のシート装置の衝撃量(負荷重量)と、時間(距離)との関係、所謂、衝撃の緩衝特性を示した図 従来のシート装置に、本発明の上下動機構と、シートリクランニング装置とを設けた第四実施例であって、このシート装置に乗員が着座した状態の縮尺模式図
図中1は車輌のボディ(フロア2)に設けたシートスライド装置で、このシートスライド装置1を、フロア2に固止した山部100aと二条溝100b、100b(対は、一方で説明し、符号も一つとする)とを有する対の固定レール100と、この対の固定レール100に摺動可能に設けた対の中間レール101と、この対の中間レール101に設けた衝撃時に移動する対の移動レール102とで構成する。尚、固定レール100と中間レール101は、手動、又は自動の操作用止め具103でコントロールされ、適宜位置に固定できる(調整機構)。また、中間レール101と移動レール102との間には、ガイド手段104を設け、確実な移動と、ガタ防止とを図る。
そして、このシートスライド装置1には、衝撃時にシート3(シート部材)の前後方向の移動を司る移動機構A(第一ショックアブソーバ5)と、シート3(後述する座部用フレーム主体302)を沈める昇降機構B(第二ショックアブソーバ10)、並びにシートバック7の前傾・後傾を司る傾動機構C(第三ショックアブソーバ8)と、が設けられる。
以下、この移動機構A、昇降機構B、傾動機構Cを説明する。
シート3は、シート3の左右端の両隅部3aに、それぞれ設けられる座部用フレーム枠体300(移動レール102に支持される)と、この座部用フレーム枠体300間で、前側(走行方向)に設けられる座部用フレーム前部301と、乗員の尻部を保持する(着座部分となる)座部用フレーム主体302と、前記座部用フレーム枠体300間で、後側に設けられる座部用フレーム後部303と、これらを被覆する表皮304とで構成されている。尚、座部用フレーム前部301及び座部用フレーム後部303と、座部用フレーム枠体300は、それぞれ、図示しない、係合手段又は嵌合手段等を介して、ワンタッチ構造で固定、又は脱外される。この係止手段としては、例えば、図示しないが、座部用フレーム前後部301、303の幅方向の端部に、一個、又は複数個設けた受け爪を備えた受け片と、これに対峙する差込み空間を設けた、座部用フレーム枠体300の差込み片とで構成し、この各受け爪を、各差込み空間と差込み片に嵌着する構造がある。この座部用フレーム前後部301、303に、座部用フレーム枠体300が固止し、かつこの座部用フレーム前後部301、303と、座部用フレーム枠体300とで、座部用フレーム主体302を支持する。
前記移動機構Aを説明すると、この移動機構Aは、移動レール102の衝撃時の移動を司り、この衝撃を確実に吸収する働きがある。従って、この移動機構Aは、例えば、第一ショックアブソーバ5であり、中間レール101の中に枠体内に組入れ一体化する。この第一ショックアブソーバ5は、区画された入れ子式の二つの部屋と、この二つの部屋の仕切り壁に設けたニードル弁とで構成し、衝撃時に、一方の部屋から他方の部屋に、空気、又は流体が移動することで、衝撃を吸収する構造とする。また、前記ニードル弁の戻り用のスプリングとか、サイレンサー等の付帯設備を設ける。そして、望ましい、第一ショックアブソーバ5を、図7−1〜図7−3で説明すると、この第一ショックアブソーバ5は、中間レール101の突片101aと、移動レール102に膨出したドーム102aに収容される二つの部屋を有するケーシング500と、このケーシング500には、拡縮する二つの部屋501、502を有する。そして、この二つの部屋501、502の一方の部501に開設した空気の排出孔503と、このケーシング500に設けたサイレンサー504と、このケーシング500の二つの部屋501、502の他方の部屋502に設け、かつこの他方の部屋502の空気の出入りを調整する弁体505と、この弁体505の弁部505aが出入りするベンチュリー部506と、前記弁体505の復帰を司る、ケーシング500とこの弁体505との間に設けたスプリング507とで構成する。尚、図示しないが、前記の実施例の別の実施例では、この別の実施例では、第一ショックアブソーバ5は、原則として、前述した第一ショックアブソーバ5と同様であるが、確実性と、安定性を図るために、部屋501を構成する外郭体に可撓性先端部を形成し、この可撓性先端部に、スプリング507を進入(嵌入)かつ後退(脱外)可能とすることと、この可撓性先端部をシールするパッキンを設ける構造である。尚、この移動レール102に可撓性部材で製作する構造、また、この移動レール102の一部に衝撃吸収手段を設ける構造も採用可能である(以下、同じである)。
そして、この移動機構Aの動作(動き)を説明すると、例えば、図7−1〜図7−3に示した例において、移動レール102の仮の箇所102−1を基点として説明する。最初の通常時を示す、図7−1では、この仮の箇所102−1は、基準線Xにあり、ベンチュリー部506に弁体505の弁部505aがあり、部屋501、502は、通常状態であって、この部屋501、502は、突片101aと、ドーム102a間に収まるとともに、この部屋501、502間の空気の移動はなく、かつスプリング507も通常の状態である。また、前突時を示す図7−2では、部屋502が、ドーム102aの後側(図7−1において右側)で押圧され、基準線Xより、走行方向の前方(以下、省略)に移動し、この部屋501、502は、圧縮される。そして、ドーム102aの前側(図7−1において左側)と部屋501との間に隙間が形成される。この状態において、ベンチュリー部506より弁体505の弁部505aが突出し、これと同時に、部屋502の空気が部屋501に移動するとともに、この空気は、排出孔503より、図示しないが、部屋502に戻るか、又はケーシング500外に排出され、かつスプリング507が圧縮される。そして、また、後突時を示す図7−3では、部屋502が、ドーム102aの前側で押圧され、基準線Xより、走行方向の後方(以下、省略)に移動し、この部屋501、502は、圧縮される。そして、ドーム102aの後側と部屋502との間に隙間が形成される。この状態において、ベンチュリー部506より弁体505の弁部505aが突出し、これと同時に、部屋502の空気が部屋501に移動するとともに、この空気は、排出孔503より、図示しないが、部屋502に戻るか、又はケーシング500外に排出され、かつスプリング507が圧縮される。以上の例では、部屋501、502間の空気の移動と、スプリング507の伸縮で、ショックを調整(緩和)する。しかし、この例に限定されず、図示しないが、何れか、一方でも可能である。
また、前記傾動機構Cは、移動レール102の略中心よりやや後方側に立設した第一支持板13と、背部用フレーム7−1の下端、又はシートバック7の後述するリクライニングプレート部705aとの間に設けた第三ショックアブソーバ8であり、この第三ショックアブソーバ8は、後述する第二ショックアブソーバ10と同じ構造とする。この第三ショックアブソーバ8は、衝突時に作用し、シートバック7を前傾か、又は後傾する構造であり、人Hの背部H1と頭部H2とを保護する。
そして、前記昇降機構Bは、図9に示した第二ショックアブソーバ10を利用する。この第二ショックアブソーバ10は、中間レール101の略中心(側面視して、以下同じ)に立設した第一止め具11と、この第一止め具11に対峙し、かつ座席用フレーム主体302の略中心に垂下した第二止め具12との間に設けられる。この昇降機構Bが伸縮する際の第二ショックアブソーバ10を説明すると、この第二ショックアブソーバ10は、分割され、かつ対峙方向にそれぞれ移動する対のケーシング片1000a、1000bで形成したケーシング1000と、このケーシング1000の二つの部屋1001、1002の一方の部屋1001に開設した空気の排出孔1003と、このケーシング1000に設けたサイレンサー1004と、このケーシング1000の二つの部屋1001、1002の他方の部屋1002に設け、かつこの他方の部屋1002の空気の出入りを調整する弁体1005と、この弁体1005の弁部1005aが出入りするベンチュリー部1006と、この弁体1005の復帰を司る、このケーシング1000と、この弁体1005との間に設けたスプリング1007とで構成する。そして、このケーシング片1000aの先端部1000a1を、前記第一止め具11か、又は第二止め具12に枢着し、また前記ケーシング片1000bの先端部1000b1を、前記第二止め具12か、又は第一止め具11に枢着する構造である。
次に、この昇降機構Bの動作(動き)を、図4−1におけるシート3が通常の箇所3−1を基点として説明する。シート3が通常の箇所3−1の基準線Yにあり、ベンチュリー部1006に弁体1005の弁部1005aがあり、部屋1001、1002は、通常状態であり、この部屋1001、1002は、スライド嵌合1008の中間にあり、かつこの部屋1001、1002間の空気の移動はなく、かつスプリング1007も通常の状態である。また、前突時を示す図4−2では、この箇所3−1は、何れか一方のケーシング片1000b(又はケーシング片1000aで、以下、このケーシング片1000bとする)が移動し、部屋1002が圧縮されて基準線Yより、前方に移動し、この状態において、ベンチュリー部1006より弁体1005の弁部1005aが突出し、これと同時に、部屋1002の空気が部屋1001に移動するとともに、この空気は、排出孔1003より、図示しないが、部屋1002に戻るか、又はケーシング1000外に排出され、かつスプリング1007が圧縮される。そして、また、後突時を示す図4−3では、この箇所3−1は、何れか一方のケーシング片1000bが最大に移動し、部屋1002が圧縮されて基準線Yより、後方に移動し、この状態において、ベンチュリー部1006より弁体1005の弁部1005aが突出し、これと同時に、部屋1002の空気が部屋1001に移動するとともに、この空気は、排出孔1003より、図示しないが、部屋1002に戻るか、又はケーシング1000外に排出され、かつスプリング1007が最大に圧縮される。尚、前記スライド嵌合1008は、ケーシング1000を構成するケーシング片1000a、1000bの両先端部1000a1、1000b1に設けられており、このケーシング片1000a、1000bが相互に移動する際のガイドとして機能する。
以上の例では、衝突時の前後方向へのシート3の移動(移動機構A)により、ケーシング片1000bが移動したので、部屋1001、1002間の空気の移動と、スプリング1007の伸縮で、シート3を降下し、ショックを調整(緩和)する。しかし、この例に限定されず、図示しないが、他のショックアブソーバ、リンク機構による拡縮、又はシリンダ等でも採用できる。
また、前記傾動機構Cの動きは、原則として、前述した昇降機構Bと同じであるため、省略するが、傾動機構Cは、後突時の前後方向へのシート3の移動(移動機構A)により、中間レール101に設けた第一支持板13が移動し、部屋間の空気の移動と、スプリングの伸縮で、リクライニングプレート部705aを可動(傾動)し、シートバック7の前傾・後傾を司り、ショックを調整(緩和)する。尚、この傾動機構Cは、前記昇降機構Bと同様に、図示しないが、他のショックアブソーバ、リンク機構による拡縮、又はシリンダ等でも採用できる。
尚、前記第二ショックアブソーバ10と、第三ショックアブソーバ8とは、製造面、価格面等を考慮し、同じ構造としたが、一例であり、また、必ずしも同じ構造に限定されない。
図中15は、座部用シート主体302のリクライニング側(後端部302b)に設けた滑車で、この滑車15は、移動レール102の後側(座部用フレーム後部303)に設けた誘導シュータ16を転動する構造であり、具体的には、この滑車15は、図4−1の通常の状態では、誘導シュータ16の上端であり、図4−2の前突時で、座部用シート主体302が沈んだ状態では、誘導シュータ16の下端で、また、図4−3の後突時で、座部用シート主体302が最大に沈んだ状態では、誘導シュータ16の下端より離脱し、後述するリクライニングプレート部705a下側に潜り込む状況となる。
そこで、前記移動機構A、昇降機構B、傾動機構Cの動きと(それぞれ対であるが、一方で説明する。以下同じ)、シートバック7(背部用フレーム7−1)の動きを総合して説明する。例えば、通常時から衝突時を示す図4−1〜図4−3を参考として説明する。
最初に、通常の状態を示す図4−1において、移動機構Aを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ5は基準線Xであり(第一ショックアブソーバ5は作用しない状態であり)、また、第一支持板13は、移動レール102の基準線Zにあり、かつ、傾動機構Cの第三ショックアブソーバ8の他端とシートバック7のリクライニングプレート部705aは、最下端に位置する。また、座部用シート主体302の後端部302bに設けた滑車15は誘導シュータ16の最上端に位置する。従って、シートバック7は、図示の「イ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具11は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ10は作用しない状態となっている。また、座部用フレーム主体302は、略水平状態であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aに挿入されている。
この状態(図4−1)から、前突時になると、図4−2において、移動機構Aを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ5は基準線Xより前進し(第一ショックアブソーバ5が作動して)、また、第一支持板13は、基準線Zより前進し、かつ、傾動機構Cの第三ショックアブソーバ8の他端とリクライニングプレート部705aは、最下端より僅かに上がった、中間の位置にある。また、座部用シート主体302の後端部302bに設けた滑車15は誘導シュータ16の下端に位置する。従って、シートバック7は、図示の「ロ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具11は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ10が圧縮された状態となる。また、座部用フレーム主体302は、後端部302bが下がった沈み込んだ状態(シート3が沈む状態)であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aの下部を下に下げる。このように、シート3の後端側が沈み込むことで、人Hの背部H1を保護するとともに、シートバック7が後方に倒れる(後傾する)ことで、人Hの背部H1を保護する(この前突時の衝撃を解消する。以下同じ)。尚、前記差込み部301aの下部の下がりは、下側に設けたと下側片301bが支持し、この下側片301bは、座部用フレーム前部301の内面上部に、上方に向かって斜設する突片301cに支持される。
そして、図4−1から、後突時になると、図4−3において、移動機構Aを構成する移動レール102及び第一ショックアブソーバ5は基準線Xより後退し(第一ショックアブソーバ5が作動して)、また、第一支持板13は、基準線Zより後退し、かつ、傾動機構Cの第三ショックアブソーバ8の他端とリクライニングプレート部705aは、最下端で、かつ座部用シート主体302の後端部302bと、滑車15及び誘導シュータ16が、このシートバック7に潜り込む状態となる。また、このリクライニングプレート部705aが下端に位置することから、シートバック7は前傾状態となり、図示の「ハ」位置にある。この状態では、昇降機構Bは、基準線Yで、かつこの昇降機構Bの第一止め具11は、中間レール101の基準線Yにあって、昇降機構Bの第二ショックアブソーバ10が最大に圧縮された状態となる。また、座部用フレーム主体302は、後端部302bが、最も下がった沈み込んだ状態(シート3が、最も沈む状態)であり、その先端部302aが、座部用フレーム前部301の差込み部301aの下部を下に下げる。このように、シート3の後端側が沈み込むことで、人Hの背部H1を保護するとともに、シートバック7が前方に倒れる(前傾する)ことで、人Hの背部H1を保護する。また、この例では、ヘッドレスト40が、人Hの沈み込みにより(この沈み込みで、ヘッドレスト40が上昇すると同じ環境となる)、その頭部H2を保護する(このシートバック7が前方への移動で、ヘッドレスト40の前傾と同じ効果・環境となる)。尚、前記差込み部301aの下部の下がりは、下側に設けたと下側片301bが支持し、この下側片301bは、座部用フレーム前部301の内面上部に、上方に向かって斜設する突片301cに支持される
図中18はシートベルトで、このシートベルト18のバックル1800は、座部用フレーム主体302の端部に固止されており、また、このシートベルト18の上部は、シート3の肩部に設けたガイド片305に差込み支持される。尚、この上部は、車輌のセンターピラに設ける従来例も可能である。尚、このバックル1800は、座部用フレーム主体302の昇降に伴って、昇降する。
次に、上下動機構Dを説明する。先ず、図7−1〜図7−4−5に示した一例では、この上下動機構Dは、固定レール100と中間レール101の前進側(車輌の進行方向側)の間で、かつ山部100aに接触し、対の溝部100bに差渡した軸20、20aに設けた駆動側のリンク機構D1と、固定レール100と中間レール101の後端側の間で、かつ山部100aに接触し、対の溝部100bに差渡した軸21、21aに設けた従動側のリンク機構D2と、前記駆動側のリンク機構D1を作用させるレバー機構D3とで構成する。そして、この駆動側のリンク機構D1は、軸20に設けた上部弓形辺に滑り面2200を有するパイプ形状を呈する対の第二リンク22と、この第二リンク22に設けた円弧窪み部2201に嵌合される突部2500を備え、かつこの第二リンク22に添接支持され、しかも、その側面が移動レール102に添接されるカム25と、この左右のカム25間を繋ぐ連結杆27と、この連結杆27の端に設け、かつスリップ防止手段を備えたコロ26とで構成する。そして、このコロ26は、前記第二リンク22の滑り面2200を転動する構造である。尚、連結杆27は移動レール102の長孔102cに貫通されており、この移動レール102が衝撃時に移動しても支障がない構造となっている。またこの従動側のリンク機構D2は、一端を軸21に設け、他端を中間レール101に枢支した対の第一リンク28である。また、駆動側のリンク機構D1のレバー機構D3は、一個、又は複数個、或いは対角線に対で設けた切欠き3001を備えた貫通孔3000を設けたレバー30と、このレバーの貫通孔3000に嵌入され、かつカム25に固止される先端に係止部位と、突起3100を備えた支持ピン31と、この支持ピン31に順(シート3側から順)に支持される次の部材で構成する。即ち、カム25の外面に接触、又は離間する、荷重抵抗を考慮した切欠き3200を有するウエーブワッシャ32(伝達力の確実性を考慮した切欠き3200が無い構造も有る)と、このウエーブワッシャ32のウエーブ面に接触、又は離間する、ボス部3300を有する連結歯車33(この連結歯車33のシート3の外側への移動を規制する手段、例えば、支持ピン33に段部3300、突起を設ける。またこの連結歯車33はウエーブワッシャ32で、常時、シート3の外側に付勢されるとともに、この付勢で、レバー30の停止、復帰時におけるシート3の上下位置を確保する)と、この連結歯車33の側面の凹凸3302に嵌脱される凹凸3500を備えたクラッチ板35と、レバー30の復帰を図る、このカバー3005と係止されるスプリング36とで構成される。この構成において、レバー30を回転することで、その切欠き3001と支持ピン31の突起3100との関係が解除されるとともに、このレバー30の傾斜カム部3002(貫通孔3000の周辺に設け、前記切欠き3001に連なる構造)が、支持ピン31の突起3100にシート3方向に押圧されると、このレバー30の内面の凹凸3003と、クラッチ板35の一方側の凹凸3500、並びにクラッチ板35の他方側の凹凸3500と、連結歯車33の側面の凹凸3302がそれぞれ嵌合される。この各嵌合で、連結歯車33が回転する。この連結歯車33の回転で、この連結歯車33の歯部3303に噛合するコロ26が回転する。そして、このコロ26の回転で、このコロ26の歯部2600に噛合する滑り面2200の歯部2200aを介して、第二リンク22自身が、軸20を支点に立上がる。この第二リンク22自身の立上、及び、コロ26の移動と、コロ26(連結杆27)による連結歯車33の押上げ(カム25の突部2500と第二リンク22の円弧窪み部2201との嵌合)とを介して、カム25を上昇させる構造である(この突部2500は、円弧窪み部2201に誘導されて、移動する)。このようにして、立上がった際に、前記突起3100が切欠き(図示しない)に嵌入することで、カバー3005(レバー30)が反シート3側に戻るとともに、クラッチ板35が同期し、かつこのクラッチ板35の凹凸3500と連結歯車33の歯部3303との噛合が解除される。この噛合解除に続いて、この連結歯車33の歯部3303とコロ26の噛合が解除されると、レバー30の傾斜カム部3002を滑り降りる。この滑り降りで、レバー30が基の位置に戻る。そして、この戻りで、ウエーブワッシャ32に対する規制が解除され、このウエーブワッシャ32が反発するとともに、クラッチ板35が、連結歯車33より離間し、かつこのウエーブワッシャ32の反力が、カム25と連結歯車33のボス部3300との間に発生することで、この連結歯車33を所定の位置で停止とともに、このコロ26と連結杆27を停止することで、シート3の上昇位置が固定される。尚、シート3を降下する(下げる)操作は、上昇操作の逆で、また各部材の動きも逆になり(スプリング36の反発で)、その説明は割愛する。尚、前記スプリング36は、図7−3−1、図7−3−2の如く、支持ピン31の角軸部とレバー30の係止片(図示せず)との間に設けられ、このレバー30の復帰を司る。尚、図7−4−1に示した構造は、支持ピン31の突起3100に代替するものであり、鍔片31aに係止ピン3102を出没自在に設ける。この係止ピン3101はバネ3102で復帰する構造である。そして、この係止ピン3101がレバー30の切欠き部3001に挿入される。
そして、図7−4−3−1〜図7−4−3−3に示した図表は、この上下動機構を構成する各種部品の機構と動作、並びにリフト量、又は条件等の一例であり、図表Aは、連結歯車33と、クラッチ板35と、ウエーブワッシャ32の径の条件設定と、その組合せの各例を示しているが、図表のNO.2が好ましい。また、図表Bは、スプリング36と、ウエーブワッシャ32、並びにクラッチ板35の条件設定と、その組合せの各例を示し、クラッチ板35の接続時の荷重と、そのレバー30の角度に関する条件設定である。さらに、図表Cは、レバー30と、支持ピン32の突起3100との関係を示したものであり、このレバー30の各動作と、その条件設定である。また、図7−5は、連結歯車33の凹凸3302(歯)と、クラッチ板35の凹凸3500(歯)の噛合い傾斜角度(又はクラッチ板35の凹凸3500と、レバー30の凹凸3003の噛合い傾斜角度)を示しており、図示の如く、非対称関係とか、対称関係、或いは登り方向の角度(円周方向において)がきつく、下り方向(戻り方向)の角度が緩い傾斜角度関係等を利用する。この目的は、レバー30の操作と、戻り時において、荷重の有効利用を図る。
さらに、駆動側のリンク機構D1のレバー機構D3は、図7−6と、図7−7に示した他の一例では、固定レール100に軸20を介して枢支したレバー30と、このレバー30と第二リンク22とを支持する軸20aとで構成される。そこで、このレバー30のロック機構3004を解除するとともに、上方に向かって操作することで、第二リンク22が立上るとともに、この立上りで、第二リンク22の滑り面2200の歯部2200aを、コロ26の歯部2600が噛合して転動する。このコロ26の転動で、このコロ26が軸支されたカム25が上昇する構造である。前記第二リンク22の立上りと同期して、第一リンク28が軸21を支点に立上る。そして、その後、レバー30に設けたロック機構3004を緊締することで、このレバー30の位置が停止され、かつ第二リンク22と、カム25の位置も固定される。この固定で、シート3が上昇する。また、シート3の降下は、前述の略逆操作で、簡易に行えるので、その説明は割愛する。尚、以上の如く、それぞれ説明した、シート3の上下動機構Dは、一例であり、他の手段や、他の機構による手段で、このシート3の上下動する機構も採用できる。また、このシート3の上下動機構Dは、運転席に限定されず、他のシート3にも採用可能である。
続いて、シートリクライニング装置Eを説明すると、このシートリクライニング装置Eは、図11−1〜図13に示した第一実施例と、又は図15の第二実施例では[請求項4の実施例]、移動レール102に設けた取付ブラケット700と、この取付ブラケット700(取付用のリクライニングブラケット)の外側700aにスパイラルスプリング701を介して設けたレバー702と、取付ブラケット700の孔700bに係止されるカム部703aを備えた操作軸703と、操作軸703の一端703−1から他端703−2に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング704、連結軸取付ブラケット705(この連結軸取付ブラケット705のリクライニングプレート部705aには、第三ショックアブソーバー8の一端が取付けられる)、及び、カム部703aに位置する分割形状で、スプリング706、706を備えた対のロック板707、707(このスプリング706の反発力で、ロック板707が復帰する)、並びに角筒部708aを備えたケーシング708と、また、角筒部708aに設けたシートフレーム取付基板709と、で構成し、スパイラルスプリング701の両端を、取付ブラケット700の突起700cと、シートフレーム取付基板709の突起709aに設ける構成であり、前述した順序で組付け一体化する(図11−1〜図11−3参照)。そして、このシートリクライニング装置Eは、シート3の左右側に、それぞれ設けられるとともに、左右の角筒部708a間には連結杆710が設けられることで、一方側の動きが、他方側に伝達される。また、図中711は、角筒部708aに取付けたシートフレーム取付基板709を固定するための止め具で、この止め具711は、図16−1と図16−2に示したU形形状と、図17−1と図17−2に示した板形状を、このシートフレーム取付基板709に嵌着する。この実施例では、レバー702を操作することで、操作軸703が回転し、カム部703aによりロック板707がケーシング708の内周面に嵌着され、かつ、このケーシング708の角筒部708aに取付けられているシートフレーム取付基板709と、シートバック7を後退方向か、又は前進方向への動きを保証するとともに、スパイラルスプリング701を緊締し、このシートバック7の戻りを確保する構造である。そして、レバー702を開放すると、操作軸用スプリング704の反発力で、操作軸703が逆回転し、カム部703aによりロック板707の規制が開放され、このロック板707が基の位置に戻り、かつケーシング708の内周面より離間し、シートフレーム取付基板709と、シートバック7は、移動先で、図示しないストッパー機構で停止される。また、その後、同様にレバー702を操作し、ストッパー機構を開放すると、スパイラルスプリング701の反発力で、基に位置に戻る構造である。尚、図18−1と図18−2の第三実施例、又は図20の第四実施例では(図示しないが)、スパイラルスプリング701を角筒部708aの突起(図示せず)と、取付ブラケット700の突起(符号付さず)に係止する[請求項5の実施例]。その他の構造は、前述の第一・第二実施例に準ずる。
また、ヘッドレスト装置Fは、図10−1〜図10−3に示した実施例がある。この実施例のヘッドレスト装置Fは、シートバック7の上面に設けた後述するヘッドレスト40と、この車輌のシート3の移動レール102か、その柱体102bに一端を固止し、固定レール100等に設けた対の滑車43、43(43とする)、及び、背部用フレーム7−1に設けた張装滑車43a(後述する連結手段41用の緊張保持と、又はガイド用)を介して、シートバック7(背部用フレーム7−1)に添って上がり、この背部用フレーム7−1の中間に到る連結手段41と、この連結手段41の他端に一端を設けた張装した弾性体(スプリング42)と、このスプリング42の他端に、一端を係止する前記背部用フレーム7−1に枢支した可動板44と、この可動板44の一端に枢支された、下方に折曲げ部45aを備えた(前傾に役立つ折曲げ部)ヘッドレストステー45と、このヘッドレストステー45に設けたヘッドレスト40と、このヘッドレストステー45に套嵌し、この背部用フレーム7−1に設けたヘッドレストブラケット47と、このヘッドレストブラケット47に間隔をおいて套嵌した、前記背部用フレーム7−1の上方に設けた箱体48と、この箱体48内に設け、かつヘッドレストサポート49の上昇を司るスプリング53と、前記ヘッドレストサポート49に設け、かつこのヘッドレストサポート49及び前記ヘッドレストステー45の前傾を司る前傾手段50とでなるヘッドレスト上昇兼前傾構造である。尚、前記連結手段41の一端には、係止具41aが設けられており、この係止具41aは、移動レール102に移動可能に設けられている。従って、ドライビングポジションの調整や、通常の運転による揺動に、中間レール101と移動レール102が移動しても、この連結手段41の動きには支障がない。一方、衝突時において、係止具41aは、移動レール102より離脱し、前記滑車43間でストップ(係止)される(図10−1参照)。
この他の実施例は、後突時の衝撃を解消することと、ヘッドレスト40の上昇と、前傾を図る構造であり、例えば、後突時において、基準線Qより後退したときに機能する。即ち、移動レール102が後退することで、係止具41aが離間し、連結手段41とスプリング42とが弛緩することで、可動板44が時計方向に可動し、ヘッドレストステー45が上昇するとともに、このヘッドレストステー45の折曲げ部45aと、ヘッドレストサポート49に付設した前傾手段50を介して、図10−1から図10−2に移行し、かつヘッドレスト40が上昇(N1からN2)し、かつ係止具41aが離間し、滑車43間で停止するとともに、このヘッドレスト40が前傾(D1からD2)する構造である。この一連の動作を介して、後突時の衝撃を解消する。
そして、この例における前傾手段50は、ヘッドレストサポート49に套嵌して設けられたキャップ51と、このキャップ51の外周面で、その下方に設けた突起52とで構成し、この突起52を支点として、このキャップ51の上昇時に、同時に前傾することを補助する構造で、前記の上昇と前傾が同時に達成され、前記の一連の動作で、後突時の衝撃を解消する。
また、キャップ51の上昇時に、このキャップ51とヘッドレストブラケット47との間にスプリング53を設け、このスプリング53の反発力で、上昇したキャップ51を復帰させる構造とし、再利用と、最初の状態を確保する。また、可動板44が復帰した場合の位置決定として、背部用フレーム7−1にストッパー55を設ける。尚、ヘッドレスト40の復帰は、移動レール102の復帰と、連結手段41の戻り方向への引張と、スプリング42の緊張、並びに可動板44等の戻りで達成できる。また、ヘッドレスト40は、ヘッドレストステー45・ヘッドレストサポート49、及びキャップ51の戻りと、スプリング53の反発力とを介して、最初の状態となる。
そして、このヘッドレスト装置Fの実施例は、移動レール102の衝撃時の移動を利用して、ヘッドレスト装置Fを動作させる構造であり、前述したシートスライド装置1を利用し、かつ後突時の衝撃を解消するものであり、共通の課題を解決する。
また、固定レール100と中間レール101を固定するシートロック・アンロック機構Gを説明すると、この中間レール101間に差渡し設けた支持板60は、この支持板60に内蔵した、その左右側に出没するロック杆61、61と、このロック杆61を操作する、前記支持板60の上面に枢着したカム板62と、このカム板62を操作する、シート3の前面に設けたレバー64とで構成する。このロック杆61の先端には(中間レール101を通過するか、その隙間を利用して)、固定レール100の孔100cに嵌入する突起を備えている。この実施例では、レバー64を操作することで、ロック杆61が出没する。この出没で、突起が、固定レール100の孔100cに嵌入、又は離脱することで、固定レール100と中間レール101とのロック、又はアンロックが図れる。これにより、レバー64を介して、自由にシート3の前後方向の位置を変更できる。
そして、図19に示した、従来のシート装置と、本発明のシート装置の衝撃量(負荷重量「運動エネルギー」)と、時間(距離)との関係、所謂、衝撃の緩衝特性を示した図において、運動エネルギー(衝撃エネルギー)を、後送りすることで、衝突時に発生する衝撃から人Hを保護できることで、人Hの各所に対する傷損を最小限にできる。この図における「余裕」とは、人Hに対する衝撃が発生する時期を比較したものであり、本発明が、従来に対して有利となる衝撃の程度で、人Hの前方への倒れと、後方への仰け反りとを最小にでき、かつ緩和に有効であることを示している。また、従来のシート装置と、本発明のシート装置における運動エネルギーは同じであって、本発明の特徴は、この運動エネルギーが時間をおいて、徐々に伝わり、かつ緩衝されることが特徴である。
尚、図20に示した、従来のシート装置に、本発明の上下動機構Dと、シートリクランニング装置Eとを設けた第四実施例では、前述の衝撃時の緩衝を図るシート装置に代替するものである。そして、この上下動機構Dと、シートリクランニング装置Eは、前述した各実施例に準ずる。
1 シートスライド装置
100 固定レール
100a 山部
100b 溝
100c 孔
101 中間レール
101a 突片
102 移動レール
102a ドーム
102b 柱体
102c 長孔
102−1 箇所
103 止め具
104 ガイド手段
2 フロア
3 シート
3a 隅部
3−1 箇所
300 座部用フレーム枠体
301 座部用フレーム前部
301a 差込み部
301b 下側片
301c 突片
302 座部用フレーム主体
302a 先端部
302b 後端部
303 座部用フレーム後部
304 表皮
305 ガイド片
5 第一ショックアブソーバ
500 ケーシング
501 部屋
502 部屋
503 排出孔
504 サイレンサー
505 弁体
505a 弁部
506 ベンチュリー部
507 スプリング
7 シートバック
7−1 背部用フレーム
700 取付ブラケット
700a 外側
700b 孔
700c 突起
701 スパイラルスプリング
702 レバー
703 操作軸
703a カム部
703−1 一端
703−2 他端
704 操作軸用スプリング
705 連結軸取付ブラケット
705a リクライニングプレート部
706 スプリング
707 ロック板
708 ケーシング
708a 角筒部
709 シートフレーム取付基板
709a 突起
710 連結杆
711 止め具
8 第三ショックアブソーバ
10 第二ショックアブソーバ
1000 ケーシング
1000a ケーシング片
1000a1 先端部
1000b ケーシング片
1000b1 先端部
1001 部屋
1002 部屋
1003 排出孔
1004 サイレンサー
1005 弁体
1005a 弁部
1006 ベンチュリー部
1007 スプリング
1008 スライド嵌合
11 第一止め具
12 第二止め具
13 第一支持板
15 滑車
16 誘導シュータ
18 シートベルト
1800 バックル
20 軸
20a 軸
21 軸
21a 軸
22 第二リンク
2200 滑り面
2200a 歯部
2201 円弧窪み部
23 連結軸
25 カム
2500 突部
26 コロ
2600 歯部
27 連結杆
28 第一リンク
30 レバー
3000 貫通孔
3001 切欠き
3002 傾斜カム部
3003 凹凸
3004 ロック機構
3005 カバー
31 支持ピン
31a 鍔片
3100 突起
3101 段部
3102 係止ピン
32 ウエーブワッシャ
3200 切欠き
33 連結歯車
3300 ボス部
3302 凹凸
3303 歯部
35 クラッチ板
3500 凹凸
36 スプリング
40 ヘッドレスト
41 連結手段
41a 係止具
42 スプリング
43 滑車
43a 張装滑車
44 可動板
45 ヘッドレストステー
45a 折曲げ部
47 ヘッドレストブラケット
48 箱体
49 ヘッドレストサポート
50 前傾手段
51 キャップ
52 突起
53 スプリング
55 ストッパー
60 支持板
61 ロック杆
62 カム板
64 レバー
A 移動機構
B 昇降機構
C 傾動機構
D 上下動機構
D1 駆動側のリンク機構
D2 従動側のリンク機構
D3 レバー機構
E シートリクライニング機構
F ヘッドレスト装置
H 人
H1 背部
H2 頭部
Q 基準線
X 基準線
Y 基準線
Z 基準線

Claims (6)

  1. 車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
    この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
    この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
    また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
    さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又は前記シートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
    前記中間レールと前記移動レールとを上下に可動する上下動機構は、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、この対の駆動側のリンク機構を、前記対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、この対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ前記対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、この対のカムに、それぞれ枢着し、かつ前記対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、この対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、前記従動側のリンク機構を、前記固定レールに一端を、前記中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
  2. 車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
    この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
    この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
    また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
    さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
    前記シートリクライニング装置は、前記リクライニングプレート部と、前記移動レールに設けた取付ブラケットの外側にスパイラルスプリングを介して設けたレバーと、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、前記角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記取付ブラケットに捲装したスパイラルスプリングとで構成し、前記スパイラルスプリングの両端を、前記取付ブラケットと、前記シートフレーム取付基板に設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
  3. 車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
    この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できる構造とするとともに、この中間レールに対して、この移動レールを、衝撃時に、自在に移動する移動機構を設け、
    この中間レールと、前記車輌のシートを構成する座席用フレーム主体との間に、この車輌のシートの後側を沈める昇降機構を設け、
    また、前記移動レールと、前記車輌のシートバックのリクライニングプレート部との間に、前記シートバックを後倒、又は前倒するための傾動機構を設け、この傾動機構で、前記車輌が前突時に、前記シートバックが後倒し、また、前記車輌が後突時に、前記シートバックが前倒する構成とし、
    さらに、前記移動機構、昇降機構、及び傾動機構との同時動作で、シート部材が降下した後突時に、このシート部材及び/又はシートのシートバック側が、前記シートバックの下側に潜り込む構成とした、車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
    前記シートリクライニング装置は、前記リクライニングプレート部と、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、この角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、前記スパイラルスプリングの両端を、前記移動レールに設けた取付ブラケットと、前記角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
  4. 請求項、又は請求項に記載の車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置において、
    前記角筒部とシートフレーム取付基板とを、止め具を介して、固定する構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図るシート装置。
  5. 車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールとで構成し、
    この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、前記固定レールと中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
    この上下動機構は、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の駆動側のリンク機構と、前記対の固定レールと前記対の中間レールとの間に、それぞれ枢着した対の従動側のリンクとで構成し、この対の駆動側のリンク機構を、前記対の固定レールに、それぞれ一端を枢着した対の第一リンクと、この対の第一リンクの中間に設けた軸に、それぞれ枢着し、かつ前記対の中間レールに、それぞれ設けたカムと、この対のカムに、それぞれ枢着し、かつ前記対の第一リンクの他端の外周面を、それぞれ転動するコロと、この対のコロ間を連結する、シート(シートフレーム)を横切る連結軸と、で構成し、また、前記従動側のリンク機構を、前記固定レールに一端を、前記中間レールに他端を、それぞれ枢着した第二リンクで構成した車輌のシート装置。
  6. 車輌のシートスライド装置を、ボデイに固止した対の固定レールと、この対の固定レールにそれぞれ設けた対の中間レールと、この対の中間レールに、それぞれ設けた衝撃時に移動する対の移動レールとで構成し、
    この対の移動レールには、シートリクライニング装置を設ける構成とし、
    この固定レールに、この中間レールを、調整機構で、適宜位置に固定できるとともに、前記固定レールと前記中間レールとを上下に可動する上下動機構を設ける構成とし、
    前記シートリクライニング装置は、前記中間レールに設けたリクライニングプレート部と、このリクライニングプレート部の孔に係止されるカム部を備えた操作軸と、この操作軸の一端から他端に向かって、順に設けた、操作軸用スプリング、連結軸取付ブラケット、及び、前記カム部に位置する分割形状で、スプリングを備えた対のロック板、並びに角筒部を備えたケーシングと、また、この角筒部に設けたシートフレーム取付基板と、前記角筒部に捲装したスパイラルスプリングとで構成し、このスパイラルスプリングの両端を、前記移動レールに設けた取付ブラケットと、前記角筒部とに設ける構成とした車輌の衝撃時の緩衝を図る構成とした車輌のシートリクライニング装置。
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