JP5556841B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5556841B2
JP5556841B2 JP2012085595A JP2012085595A JP5556841B2 JP 5556841 B2 JP5556841 B2 JP 5556841B2 JP 2012085595 A JP2012085595 A JP 2012085595A JP 2012085595 A JP2012085595 A JP 2012085595A JP 5556841 B2 JP5556841 B2 JP 5556841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
protector
radial direction
pneumatic tire
pneumatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012085595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013216114A (ja
Inventor
正和 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2012085595A priority Critical patent/JP5556841B2/ja
Priority to DE102013205457A priority patent/DE102013205457A1/de
Priority to US13/856,374 priority patent/US20130263993A1/en
Priority to CN201310115748.1A priority patent/CN103358826B/zh
Publication of JP2013216114A publication Critical patent/JP2013216114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5556841B2 publication Critical patent/JP5556841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/002Protection against exterior elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、サイドウォール部にプロテクターを備えた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、プロテクター自体の損傷を抑制し、プロテクターに基づく保護効果を有効に機能させることを可能にした空気入りタイヤに関する。
未舗装路を走行するための空気入りタイヤは、サイドウォール部に損傷を受け易い。そのため、このような用途で使用される空気入りタイヤにおいて、サイドウォール部にタイヤ表面から突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクターを同軸的に形成することが提案されている(特許文献1〜2参照)。
上述の空気入りタイヤでは、プロテクターに大きな強度を付与するために、各プロテクターのタイヤ子午線断面形状を台形状や半円柱形状としている。しかしながら、プロテクターが岩や鋭利な石等と接触した場合、プロテクター自体が損傷し、その損傷が成長してカーカス層まで到達することがある。そして、プロテクターの損傷がカーカス層まで到達するとパンク等の故障が発生し易くなるという問題がある。
特開2000−313209号公報 特開2003−11620号公報
本発明の目的は、プロテクター自体の損傷を抑制し、プロテクターに基づく保護効果を有効に機能させることを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、これら一対のビード部間に2層もしくはそれ以上のカーカス層を装架し、これらカーカス層のうち少なくとも2層の補強コードをタイヤ径方向に対する傾斜角度を2°〜20°の範囲にして層間で互いに交差するように配置し、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に複数層のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部にタイヤ表面から突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクターを同軸的に配置し、各プロテクターをタイヤ子午線断面において三角形状に形成し、前記プロテクターの頂点からタイヤ径方向外側に向かって延在する傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度αを30°〜40°とし、前記プロテクターの頂点からタイヤ径方向内側に向かって延在する傾斜面のタイヤ軸方向に対する傾斜角度βを5°〜15°とすると共に、最もビード部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H1をタイヤ断面高さSHの50%〜55%の範囲に設定し、最もトレッド部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H2をタイヤ断面高さSHの15%〜20%の範囲に設定し、前記プロテクターの頂点の相互間隔Wを10mm〜20mmとし、前記プロテクターの高さDを3mm〜8mmとしたことを特徴とするものである。
本発明では、サイドウォール部にタイヤ表面から突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクターを同軸的に配置し、各プロテクターをトレッド部側が鋭角となるような三角形状に形成することにより、プロテクターが岩や鋭利な石等と接触した際の衝撃エネルギーを逃がし、プロテクター自体の損傷を最小限に抑制することができる。そのため、プロテクターの損傷がカーカス層まで到達することに起因するパンク等の故障を防止し、プロテクターに基づく保護効果を有効に機能させることが可能になる。
本発明において、プロテクターの頂点の相互間隔Wは10mm〜20mmとし、プロテクターの高さDが3mm〜8mmとすることが必要である。これにより、プロテクター自体の損傷を最小限に抑制しながら、プロテクターに基づく保護効果を十分に発揮することができる。
また、最もビード部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H1はタイヤ断面高さSHの50%〜55%の範囲に設定し、最もトレッド部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H2はタイヤ断面高さSHの15%〜20%の範囲に設定することが必要である。これにより、プロテクターに基づく保護効果をより効果的に発揮することができる。
更に、カーカス層を2層もしくはそれ以上とし、これらカーカス層のうち少なくとも2層の補強コードを層間で互いに交差するように配置することが必要である。このようなカーカス構造は剛性が高く未舗装路走行時や競技において有効である。
本発明の空気入りタイヤは、その用途が限定されるものではないが、未舗装路走行用、競技用、四輪車用として好適である。
本発明において、各種寸法はタイヤを正規リムにリム組して正規内圧を充填した状態にて測定されるものである。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、或いはETRTOであれば“Measuring Rim”とする。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが乗用車である場合には180kPaとする。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 図1の空気入りタイヤの輪郭を示す図である。 図1の空気入りタイヤのプロテクターの輪郭を示す図である。 図1の空気入りタイヤのプロテクターの輪郭を示す他の図である。 従来の空気入りタイヤの輪郭を示す図である。 従来の他の空気入りタイヤの輪郭を示す図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。なお、本実施形態の空気入りタイヤは、図1においてタイヤ中心線CLを境界とする片側部分が描写されているが、そのタイヤ中心線CLの両側で対称構造を有している。また、Rは上記空気入りタイヤが組み付けられるホイールのリムである。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
一対のビード部3,3間には2層のカーカス層4が装架されている。これらカーカス層4はタイヤ径方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、その補強コードが層間で互いに交差するように配置されている。カーカス層4において、補強コードのタイヤ径方向に対する傾斜角度は例えば2°〜20°の範囲に設定されている。カーカス層4は各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられている。カーカス層4の補強コードとしては、有機繊維コードが好ましく使用される。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8を配置されている。ベルトカバー層8は少なくとも1本の補強コードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材をタイヤ周方向に連続的に巻回したジョイントレス構造とすることが望ましい。また、ベルトカバー層8はベルト層7の幅方向の全域を覆うように配置しても良く、或いは、ベルト層7の幅方向外側のエッジ部のみを覆うように配置しても良い。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
なお、上述したタイヤ内部構造は空気入りタイヤにおける代表的な例を示すものであるが、これに限定されるものではない。また、トレッド部1にはトラクションや排水を担持するための複数本の溝が適宜形成される。
上記空気入りタイヤにおいて、図1〜図4に示すように、サイドウォール部2にはタイヤ表面Sから突出する複数本のプロテクター11が形成されている。プロテクター11はタイヤ周方向に連続するように環状をなし、不図示のタイヤ回転軸を中心として同軸的に配置されている。各プロテクター11はタイヤ子午線断面において三角形状をなし、その頂点Pからタイヤ径方向外側に向かって延在する傾斜面S1と該頂点Pからタイヤ径方向内側に向かって延在する傾斜面S2とを有している。図4に示すように、傾斜面S1のタイヤ径方向に対する傾斜角度αは30°〜40°の範囲に設定され、傾斜面S2のタイヤ軸方向に対する傾斜角度βは5°〜15°の範囲に設定されている。つまり、各プロテクター11はトレッド部側が鋭角となるような三角形状(くさび型)に形成されている。
上記空気入りタイヤでは、サイドウォール部2にタイヤ表面Sから突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクター11を同軸的に配置しているので、荒れ地等の未舗装路走行時にプロテクター11がサイドウォール部2を保護するように機能する。また、各プロテクター11をトレッド部側が鋭角となるような三角形状に形成しているので、プロテクター11が岩や鋭利な石等と接触した際の衝撃エネルギーを逃がし、プロテクター11自体の損傷を最小限に抑制することができる。そのため、プロテクター11の損傷がカーカス層4まで到達することに起因するパンク等の故障を防止し、プロテクター11に基づく保護効果を有効に機能させることが可能になる。
これに対して、従来のようにプロテクター21の断面形状を台形状(図5参照)や半円柱形状(図6参照)とした場合、プロテクター21が岩や鋭利な石等と接触した際の衝撃エネルギーをそのまま受け止めることになるため、プロテクター21自体が損傷し易くなる。そして、プロテクター21の損傷がカーカス層まで到達すると、それに起因してパンク等の故障を招く恐れがある。
ここで、プロテクター11の傾斜面S1のタイヤ径方向に対する傾斜角度αが下限値を下回るとプロテクター11による保護効果が低下し、逆に上限値を上回るとプロテクター11が損傷し易くなる。また、プロテクター11の傾斜面S2のタイヤ軸方向に対する傾斜角度βが下限値を下回るとプロテクター11が損傷し易くなり、逆に上限値を上回るとプロテクター11による保護効果が低下する。
また、上述した空気入りタイヤにおいて、図3に示すように、プロテクター11の頂点Pの相互間隔Wは10mm〜20mmの範囲、より好ましくは、12mm〜18mmの範囲に設定され、プロテクター11の高さDは3mm〜8mmの範囲、より好ましくは、4mm〜6mmの範囲に設定されている。プロテクター11の高さDはタイヤ表面Sからの突出量であるが、このタイヤ表面Sの位置はサイドウォール部2の外表面のタイヤ子午線断面での曲率半径Rで描写される仮想曲線に基づいて特定されるものである。
このようにプロテクター11の頂点Pの相互間隔W及びプロテクター11の高さDを規定することにより、プロテクター11の損傷を最小限に抑制しながら、プロテクター11に基づく保護効果を十分に発揮することができる。ここで、プロテクター11の頂点Pの相互間隔Wが下限値を下回ると傾斜角度αを小さくすることが困難になるためプロテクター11が損傷し易くなり、逆に上限値を上回るとプロテクター11による保護効果が低下する。また、プロテクター11の高さDが下限値を下回るとプロテクター11による保護効果が低下し、逆に上限値を上回るとプロテクター11が損傷し易くなる。
更に、上記空気入りタイヤにおいて、最もビード部側に位置するプロテクター11の頂点Pからタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H1はタイヤ断面高さSHの50%〜55%の範囲に設定され、最もトレッド部側に位置するプロテクター11の頂点Pからタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H2はタイヤ断面高さSHの15%〜20%の範囲に設定されている。
このようにプロテクター11の配置領域を適正化することにより、プロテクター11に基づく保護効果をより効果的に発揮することができる。ここで、最もビード部側に位置するプロテクター11を上記範囲よりもビード部側に配置したり、最もトレッド部側に位置するプロテクター11を上記範囲よりもトレッド部側に配置しても、それ以上の保護効果は期待できず無駄である。また、最もビード部側に位置するプロテクター11を上記範囲よりもトレッド部側に配置したり、最もトレッド部側に位置するプロテクター11を上記範囲よりもビード部側に配置した場合、プロテクター11による保護効果が低下する。
上述した実施形態の空気入りタイヤでは、カーカス層を2層構造とし、これらカーカス層を補強コードが層間で互いに交差するように配置したものであるが、このようなカーカス構造は剛性が高く未舗装路走行時やレース等の競技において有効である。このような空気入りタイヤは、未舗装路走行用、競技用、四輪車用として好適である。
タイヤサイズ205/65R15で、一対のビード部間に2層のカーカス層を装架し、トレッド部におけるカーカス層の外周側に2層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側に2層のベルトカバー層(エッジカバー)を配置した空気入りタイヤにおいて、図1のようにサイドウォール部にタイヤ表面から突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクターを同軸的に配置し、各プロテクターをタイヤ子午線断面において三角形状に形成し、プロテクターの頂点からタイヤ径方向外側に向かって延在する傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度α、プロテクターの頂点からタイヤ径方向内側に向かって延在する傾斜面のタイヤ軸方向に対する傾斜角度β、プロテクターの頂点の相互間隔W、プロテクターの高さD、プロテクターのボリューム、最もビード部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H1とタイヤ断面高さSHとの比率(H1/SH×100%)、最もトレッド部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H2とタイヤ断面高さSHとの比率(H2/SH×100%)を表1及び表2のように設定した実施例1、参考例1〜3及び比較例1〜6のタイヤを製作した。
比較のため、サイドウォール部のプロテクターを図5のような断面形状にしたこと以外は実施例1と同じ構造を有する従来例1と、サイドウォール部のプロテクターを図6のような断面形状にしたこと以外は実施例1と同じ構造を有する従来例2と、サイドウォール部のプロテクターを設けていないこと以外は実施例1と同じ構造を有する従来例3とを用意した。
プロテクターのボリュームとは、各プロテクターのタイヤ表面から突き出した部分のボリュームであり、最もトレッド部側のプロテクターのボリュームをP1とし、ビード部側に向かって順次P2、P3、P4、P5としている。このボリュームは従来例1の最もトレッド部側のプロテクターのボリュームを100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどプロテクターのボリュームが大きいことを意味ずる。
また、各試験タイヤにおいて、カーカス層としては66ナイロン繊維コード(1400dtex/2)を55本/mmの打ち込み密度で配列したものを使用し、ベルト層としてはスチールコード(2+2×0.25mm)を40本/mmの打ち込み密度で配列したものを使用し、ベルトカバー層としては66ナイロン繊維コード(940dtex/2)を50本/mmの打ち込み密度で配列したものを使用した。2層のベルトカバー層の幅はそれぞれ25mm及び35mmとした。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、損傷度合いを評価し、その結果を表1及び表2に併せて示した。
損傷度合い:
各試験タイヤをリムサイズ15×7.5JJのホイールに組み付けて過給器付きエンジンを搭載した排気量2000ccの四輪駆動車の装着し、空気圧180kPaの条件にて、オフロード(未舗装路)のテストコース及びテスト用に占有した山岳コース(岩や鋭利な石が散在する山岳路)において、テストドライバーが160kmの距離を走行し、その際の故障発生状況を目視にて調べた。評価結果は、以下の基準に基づいて10段階で判定した。
1:表面の損傷のみ(深さ1mm未満)
2:表面の損傷のみ(深さ1mm以上3mm未満)
3:表面の損傷のみ(深さ3mm以上5mm未満)
4:プロテクターの欠損あり(軽度の欠け)
5:プロテクターの欠損あり(重度の欠け)又は深さ5mm以上の損傷
6:プロテクターの欠損あり(全体の欠け)
7:カーカス層まで達する損傷あり(最外カーカス層が露出する程度)
8:カーカス層まで達する損傷あり(カーカス層に軽度の損傷あり)
9:カーカス層まで達する損傷あり(カーカス層に重度の損傷あり)
10:バースト(160km走行不可)
Figure 0005556841
Figure 0005556841
表1から判るように、実施例1及び参考例1〜3のタイヤは、従来例1〜3との対比において、損傷度合いが極めて低いものであり、特に、プロテクターの損傷は殆ど見られなかった。一方、比較例1〜6のタイヤは、プロテクター形状を規定する寸法要件が所定の範囲から外れているため、プロテクターに基づく保護効果が不十分であり、損傷度合いの改善効果が不十分であった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルトカバー層
11 プロテクター

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、これら一対のビード部間に2層もしくはそれ以上のカーカス層を装架し、これらカーカス層のうち少なくとも2層の補強コードをタイヤ径方向に対する傾斜角度を2°〜20°の範囲にして層間で互いに交差するように配置し、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に複数層のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォール部にタイヤ表面から突出してタイヤ周方向に連続する複数本のプロテクターを同軸的に配置し、各プロテクターをタイヤ子午線断面において三角形状に形成し、前記プロテクターの頂点からタイヤ径方向外側に向かって延在する傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度αを30°〜40°とし、前記プロテクターの頂点からタイヤ径方向内側に向かって延在する傾斜面のタイヤ軸方向に対する傾斜角度βを5°〜15°とすると共に、最もビード部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H1をタイヤ断面高さSHの50%〜55%の範囲に設定し、最もトレッド部側に位置するプロテクターの頂点からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向の距離H2をタイヤ断面高さSHの15%〜20%の範囲に設定し、前記プロテクターの頂点の相互間隔Wを10mm〜20mmとし、前記プロテクターの高さDを3mm〜8mmとしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 未舗装路走行用タイヤであることを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  3. 競技用タイヤであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 四輪車用タイヤであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
JP2012085595A 2012-04-04 2012-04-04 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5556841B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085595A JP5556841B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 空気入りタイヤ
DE102013205457A DE102013205457A1 (de) 2012-04-04 2013-03-27 Luftreifen
US13/856,374 US20130263993A1 (en) 2012-04-04 2013-04-03 Pneumatic Tire
CN201310115748.1A CN103358826B (zh) 2012-04-04 2013-04-03 充气轮胎

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085595A JP5556841B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013216114A JP2013216114A (ja) 2013-10-24
JP5556841B2 true JP5556841B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=49210083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012085595A Expired - Fee Related JP5556841B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 空気入りタイヤ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20130263993A1 (ja)
JP (1) JP5556841B2 (ja)
CN (1) CN103358826B (ja)
DE (1) DE102013205457A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5928525B2 (ja) * 2014-05-20 2016-06-01 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5928524B2 (ja) * 2014-05-20 2016-06-01 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
CN110891802B (zh) * 2017-08-18 2022-04-26 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
WO2019102151A2 (fr) 2017-11-22 2019-05-31 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Pneu dont le flanc comporte des nervures
JP7007897B2 (ja) * 2017-12-22 2022-02-10 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤ成形用金型
JP7069828B2 (ja) * 2018-02-28 2022-05-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP7052414B2 (ja) * 2018-02-28 2022-04-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
FR3097469B1 (fr) 2019-06-19 2021-10-22 Michelin & Cie Pneumatique avec flancs comprenant des protubérances circonférentielles
JP2022168420A (ja) * 2021-04-26 2022-11-08 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181207A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The 不整路走行用空気入りタイヤ
JPS621605A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
US4809757A (en) * 1985-08-16 1989-03-07 The Firestone Tire & Rubber Company Curb scuff protection for tire sidewall
JP2816195B2 (ja) * 1989-08-28 1998-10-27 株式会社ブリヂストン ラリー用空気入りラジアルタイヤ
JP2613996B2 (ja) * 1992-04-23 1997-05-28 住友ゴム工業株式会社 空気入りラジアルタイヤ
JP4007717B2 (ja) 1999-04-28 2007-11-14 横浜ゴム株式会社 競技用空気入りタイヤ
JP3337453B2 (ja) * 2000-02-15 2002-10-21 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP4541512B2 (ja) * 2000-08-14 2010-09-08 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP4685281B2 (ja) 2001-07-04 2011-05-18 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP4703056B2 (ja) * 2001-08-16 2011-06-15 株式会社ブリヂストン 空気入りラジアルタイヤ
KR20030047450A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 한국타이어 주식회사 자동차용 타이어의 사이드월 형상
JP2007055498A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP5026840B2 (ja) * 2007-04-03 2012-09-19 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
KR20100000752A (ko) * 2008-06-25 2010-01-06 금호타이어 주식회사 공기입 타이어
JP2010168001A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Bridgestone Corp タイヤ
JP2011084144A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Bridgestone Corp ランフラットタイヤ
DE102010015845A1 (de) * 2010-03-08 2011-09-08 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugluftreifen

Also Published As

Publication number Publication date
CN103358826B (zh) 2016-01-13
JP2013216114A (ja) 2013-10-24
DE102013205457A1 (de) 2013-10-10
US20130263993A1 (en) 2013-10-10
CN103358826A (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5556841B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5756486B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4989755B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4163244B1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5700016B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7095244B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6149618B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP1338441A1 (en) Pneumatic safety tire
JP4915069B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4687342B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3231638B9 (en) Pneumatic tire
JP2010221820A (ja) 空気入りタイヤ
JP6146082B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2014019397A (ja) 空気入りタイヤ
JP7271951B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6010987B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2004182036A (ja) ランフラットラジアルタイヤ
JP7306215B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2007253665A (ja) ランフラットタイヤ
EP4360912A1 (en) Pneumatic radial tire for passenger vehicle
JP7279617B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP4360907A1 (en) Pneumatic radial tire for passenger vehicle
EP4353496A1 (en) Pneumatic radial tire for passenger vehicle
JP5365148B2 (ja) ランフラットタイヤ
JP2011020514A (ja) 空気入りラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5556841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees