JP5547074B2 - 車両用ヘッドレスト - Google Patents

車両用ヘッドレスト Download PDF

Info

Publication number
JP5547074B2
JP5547074B2 JP2010522246A JP2010522246A JP5547074B2 JP 5547074 B2 JP5547074 B2 JP 5547074B2 JP 2010522246 A JP2010522246 A JP 2010522246A JP 2010522246 A JP2010522246 A JP 2010522246A JP 5547074 B2 JP5547074 B2 JP 5547074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
movement
inclined surface
comfort
actuating element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010522246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010536656A (ja
Inventor
アーンスト−オットー フローセ、
トーマス ディリンジャー、
アレクサンダー ハスラー、
Original Assignee
ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー filed Critical ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー
Publication of JP2010536656A publication Critical patent/JP2010536656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5547074B2 publication Critical patent/JP5547074B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/806Head-rests movable or adjustable
    • B60N2/865Head-rests movable or adjustable providing a fore-and-aft movement with respect to the occupant's head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、事故時に、着座者の頭部方向に向けられたヘッドレストの少なくとも一部が、駆動装置の効果によって、作動位置から着座者の頭部方向の安全位置に移動する車両座席用のヘッドレストに関する。
独国第102004016474B3号公報にはヘッドレストが開示されており、そこでは、ヘッドレストの安全位置を採用するために、ヘッドレストの部分が伸縮自在に離される。さらに、独国第10348939B3号公報には車両用のヘッドレストが開示されており、そこでは、快適性の理由で、ヘッドレストが動作シーケンスに従って調節され、事故時にヘッドレストが通常位置から保護位置に移行する場合には、さらなる動作シーケンスが行われる。独国第102005052766B3号公報には、直線的に調節可能なアクティブヘッドレストが開示されている。さらに、独国第69718649T2号公報には、自動車座席用のヘッドレストが開示されており、そこでは、ヘッドレストの調節装置を作動させる1組の押しボタンが外側から作動可能であり、いずれの場合にもスライダ部材を個別に移動させることが出来る。
本発明の目的は、ヘッドレストに効果的、簡易且つ小型の構造の駆動装置を設けることであり、通常の使用状況では、それは最適な操作性及び最適な快適性、特に調節過程の間であっても最適な快適性を保証し、事故時には着座者に対する最適な安全性を保証する。
この目的は、事故時に、実質的に第1の部分と第3の部分との間に配置されるヘッドレストの第2の部分の相対的な移動の効果によって、着座者の頭部に向けられるヘッドレストの少なくとも1つの第1の部分が、作動位置から着座者の頭部の方向の安全位置及び快適位置へと移動方向に移動され、移動方向とは反対のヘッドレストの第1の部分の移動を阻止又は最小化するためのブロッキング装置が設けられ、ブロッキング装置が、ヘッドレストの組み込み位置において移動方向に対して実質的に垂直且つ平行に延伸するヘッドレストの中心平面に対して非対称であるように設けられ、且つ中心平面に対して対称的に配置可能な作動要素によって作動されることが可能である、車両座席用のヘッドレストによって達成される。結果として、本発明によれば、同一の構造を有する2つの異なるヘッドレスト及び/又は1組のヘッドレストの作動要素が、すなわち内側に2つのヘッドレストを構成する異なる部分の中心平面に対する非対称配置において、ヘッドレストの組の一方のヘッドレストの場合に、作動要素がヘッドレストの左手側に配置され、且つヘッドレストの組の他方のヘッドレストの場合に、作動要素がヘッドレストの右手側に配置されるように配置され得るという利点が達成される。結果として、ヘッドレストの内側に配置される全ての部品に対する多くの部品、そして不可欠な部品が複製され得、それによりヘッドレストの製造費用が減少され得る。本発明によるいわゆるアクティブヘッドレスト、すなわち着座者の頭部に対向するヘッドレストの部分を前方に移動させることが出来るヘッドレストの場合には、常に小さな設置空間の容量を考慮すると、このような機能の統合化、すなわち同時対称配置の調節能力及び/又は1つ若しくは複数の作動要素を配置する能力は格別に困難である。
本発明によれば、作動要素が圧力作動要素、特に押しボタンとして設けられることが好ましい。結果として、特に安全であり、且つ/又は事故状況に関する負傷並びにヘッドレストの硬質及び/若しくは突出部での危険性を防ぐ、特に簡易でユーザフレンドリな実施形態が提供される。
さらに、本発明によれば、ブロッキング装置が、ブロッキング装置を解除するために作動要素によって作動され得る少なくとも1つのブロッキングピンを有することが好ましい。ブロッキングピンを作動させるために、特に、ブロッキングピンの移動は、移動方向とは実質的に反対にもたらされる。特に、通常の場合、ブロッキングピンは、ブロッキング装置を阻止するためにバネによって予め負荷をかけられて設けられる。結果として、単純且つ安全なやり方で、ヘッドレストの安全機構の起動後に、作動位置の方向に、第1の部分がもはや押し戻されることがなく、又は少なくとも実質的に押し戻されないように阻止することが可能となる。
本発明によれば、ブロッキングピンの移動が、傾斜面機構を用いて作動要素によってもたらされることが好ましい。結果として、特に単純なやり方で、ブロッキングピンと作動要素との間で堅牢な機械的接続が可能になる。
さらに、本発明によれば、部分の相対的な移動が、移動方向に実質的に平行な回転軸の周囲の回転であることが好ましい。結果として、移動方向での第1の部分の特に単純且つ堅牢な移動が可能になる。
さらに、本発明によれば、第1の部分が少なくとも1つの第1の傾斜面を有し、第2の部分が少なくとも1つの第2の傾斜面を有し、且つ/又は第3の部分が少なくとも1つの第3の傾斜面を有し、第2の部分が少なくとも1つの第4の傾斜面を有し、回転軸の周囲を実質的に螺旋状に延伸する傾斜面の少なくとも一部が、回転軸の周囲の第2の部分の相対的な移動により、移動方向に第1及び/又は第2の部分の移動をもたらすことが好ましい。結果として、第1に、第2の部分の回転運動の第1の部分の並進運動への特に効果的な移行がもたらされ、第2に、2つの傾斜面の組に第2の部分の回転運動の同一回転角度を設けることにより(すなわち、一方では、第1の部分と第2の部分との間に、他方では、第2の部分と第3の部分の間に)、移動方向での第1の部分の並進運動の増大が傾斜面の組の対向配置によってもたらされてもよい。
本発明によれば、第1及び第2の傾斜面が両側に作用し、且つ/又は第3及び第4の傾斜面が両側に作用することがさらに好ましい。結果として、ヘッドレストの第2の部分の明確な回転並びに/又は回転及び並進運動の調節が、ヘッドレストの第1の部分の各々の並進運動の調節に実質的に対応する。特に、結果として、本発明によれば、ヘッドレストが起動後に(すなわち、安全位置の調節後に)単純なやり方で元に戻されることが可能である。
さらに、本発明によれば、ブロッキング装置が第3の傾斜面及び第4の傾斜面の領域に歯を有することが好ましい。結果として、本発明によれば、快適性を調節可能であるにもかかわらず、安全位置におけるヘッドレストの信頼出来る阻止が可能になる。第2に、ヘッドレストの快適性を水平方向に、すなわち第1の部分の移動を移動方向に又は快適性のために反対方向に調節することが、ヘッドレスト及び/又はヘッドレストの第1の部分を移動方向とは反対に移動させるために作動要素を押すことにより単純なやり方で可能になり、移動方向へのヘッドレスト及び/又はヘッドレストの第1の部分の所望の移動が、作動要素を作動させることなく可能になり、移動が歯の係合にかかわらず可能になる。
第2の部分が快適部分及び***分を有し、第1の部分の作動位置に対応する位置から始まって、快適性を調節するために、快適部分が***分の位置から離されることが可能であり、特に第4の傾斜面が快適部分に設けられることが特に好ましい。結果として、単純なやり方で、実質的に同一の機構に基づいて且つ/又はヘッドレストの同一の部分に基づいて快適性の調節及び安全性の調節を共に実行することが可能になる。
さらに、本発明によれば、快適性を調節するために、快適部分が、***分の位置とは独立した第1の部分の安全位置に対応する位置に調節可能であることが好ましい。結果として、快適性の調節に利用可能な調節範囲に関して、ヘッドレストが特に高度の快適性の要求を満たすことが出来るように、最大調節範囲が有利に選択される。
図面は、本発明の多様な実施形態を例示目的で概略的に示す。
ヘッドレストを備える車両座席を示す。 多様な動作位置においてヘッドレストに挿入され得る駆動装置を通した部分を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。 本発明によるヘッドレストの多様な実施形態及び/又は詳細を示す。
図1によれば、本発明による車両座席1及び/又は本発明によるヘッドレスト4が設けられた車両座席1は、座部2と、特に傾斜が調節可能な方式でそれに接続され且つヘッドレスト4が設けられる背もたれ3とを備える。保持棒5の組がヘッドレストを背もたれ3に固定するために設けられてもよい。しかし、代替的に他の固定選択肢(図示せず)が、背もたれ3とヘッドレスト4との間に設けられてもよい。ヘッドレスト4の保持棒5の組は、関節(図示せず)を介して背もたれ3の上部領域又はヘッドレスト4の領域において背もたれ3及び/又はヘッドレスト4に旋回可能に接続されてもよい。本発明によれば、ヘッドレスト4は、着座者の頭部に面するヘッドレスト4の少なくとも1つの第1の部分11を備える。それは、事故の結果として、実質的に第1の部分11と第3の部分13との間に配置されるヘッドレスト4の第2の部分12の相対的な移動の動作によって、着座者の頭部に向かう作動位置(図1の実線で示される)から安全位置(図1の点線で示される)へと移動方向に移動されてもよい。特に、第1の部分11は、着座者の頭部が置かれ且つ/又は支持され得るパッド入り要素である。特に、ヘッドレスト4の第3の部分13は、保持棒5を介して又は高さ及び/若しくは傾斜が調節可能な方式で背もたれ3に強固に結合されるヘッドレスト4の基体である。以降で詳細に開示され且つ第2の部分12を備える駆動装置は、第1の部分11と第3の部分13との間でヘッドレスト4の内側に配置され、着座者の頭部に向かう移動方向Cに第1の部分11の移動をもたらす。
図2aから2dによれば、本発明によるヘッドレスト4の部分11、12、13の相対的な移動がより詳細に概略的に示される。これに関連して、図2a及び2bは、作動位置におけるヘッドレストの状態を示し、図2c及び2dは安全位置におけるヘッドレストの状態(第1の部分11の着座者方向の移動、移動方向C)を示す。図2bは、図2aの切断線X−Xに沿った側部断面図でヘッドレスト4の前方断面図を示し、図2dは、図2cの切断線X−Xに沿った側部断面図でヘッドレスト4の前方断面図を示す。駆動装置は、第3の部分13に接続されるヘッドレスト4の第2の部分12及び/又は回転軸19の周囲を回転可能なヘッドレスト4の基体を備える。概略的にのみ示される2つの接触点21と22との間の領域でプリテンションされたバネ20は、プリテンション次第で、固定装置の解放後に作動位置から安全位置への移動をもたらし、又は安全位置から作動位置への移動をもたらすことが出来る(作動位置から安全位置への移動が、例えば着座者によって例えば座席の背もたれ上に生み出される慣性力の存在と関連して、例えばボーデンケーブル駆動により実行される場合)。この場合、固定装置は、例えば電磁的に作動される保持装置によって開放されてもよく、又はバネのプリテンションの固定が、花火装置(pyrotechnic device)によって、すなわち保持つまみ又は保持ピン(図示せず)を追い出すことによって開放されてもよい。事故時(図2c、図2d)に、第2の部分12は第3の部分13に対して回転させられる(矢印B)。従って、第1の部分11と第2の部分12との間及び/又は第2の部分12と第3の部分13との間で互いに擦り合う傾斜面は、軸力及び矢印Cの方向(移動方向)で回転軸19の方向と平行な第1の部分11の前方運動を生み出す。11’及び/若しくは12’によって示される互いに対向する第1の部分11の前面(以下では第1の傾斜面11’とも示される)並びに/又は第2の部分12の前面(以下では第2の傾斜面12’とも示される)は、本発明によれば、第2の部分12の回転運動が第1の傾斜面11の並進運動に移行されるような傾斜面として構成される。本発明によれば、第1の部分11に当該部分を作動位置へと後ろに動かす力(例えば事故の後又は最中に車両乗員の頭部から始まる)が作用するときに、移動方向Cに従って当該第1及び第2の傾斜面11’、12’の一部又は全部に、完全に又は部分的に延伸した位置における第1の部分11の阻止を可能にする例えば鋸歯状の歯が設けられるように、この地点(すなわち、第1と第2の傾斜面11’、12’との間)にブロッキング装置が設けられてもよい。また、第3及び第4の傾斜面(図2aから2dには示されない)が、代替的に、又は第1の部分11と第2の部分12との間の配置に加えて、第2の部分12と第3の部分13との間に設けられてもよく、且つ代替的に、又は第1及び第2の傾斜面11’の領域のブロッキング装置に加えて、同様の構造のブロッキング装置を有してもよい。
本発明によれば、第1の部分11の移動方向Cの移動が事故状況においてだけでなく、使用者により所望される快適性のためにも可能であるように提供される。このようにして、作動位置から離れて、第1の部分11の安全位置だけでなく、少なくとも1つの快適位置、好ましくは複数の快適位置が可能となる。本発明によれば、この場合、快適位置は増加的であり、すなわち調節選択肢は無限(言い換えれば無制限の数の快適設定)ではないが、制限された数、例えば5から50の間、好ましくは20から30の間の調節可能な快適位置が存在するように設けられる。本発明によれば、この場合に、作動位置から始まって、快適性のための移動方向の移動経路及び安全位置を調節するための移動経路が完全に重複し、又は快適性のための移動経路が、安全目的よりも大きく、若しくは逆に、快適性のための移動経路が安全目的よりも小さいかのいずれかであることが提供されてもよい。以下で説明される実施形態において、快適性のための移動方向の移動経路及び安全位置を調節するための移動経路が完全に重複する。本発明によれば、これは、例えば第2の部分12が快適部分122及び***分123を有するように実装されてもよく、作動位置から又は快適位置から始まる回転軸19の周囲の快適部分122の回転によって、第1の部分11の移動が移動方向Cにもたらされ、回転軸19の周囲の***分123の回転によって、少なくとも部分的に結合される快適部分の移動及び第1の部分11の移動が移動方向Cにもたらされる。しかし、より簡易な観察のために、図2aから2dにおいては、***分123又は快適部分122はいずれも個別に示されない。
図3から8では、本発明によるヘッドレスト4の多様な視点が概略的に示される。図3では展開図が示され、図4、5及び6では断面図が示され、図7及び8ではいずれも後部からの取り付け位置の方向からヘッドレスト4の第3の部分の平面図をそれぞれ示す。第1の部分11、第3の部分13、脚バネ20として構成されるバネ20、ヘッドレスト4用の保持棒5並びに快適部分122及び***分123を有する第2の部分12がそれぞれ示される。
図5及び6では、多様な設定のヘッドレスト4及び/又は残りのヘッドレスト4に対するヘッドレスト4の第1の部分11の断面図が示される。図5では、作動位置が示され、図6では、快適性のための第1の部分11の(最大)伸長位置が示される。この場合、特に図5及び6の視点を比較すると、作動位置から始まって、快適部分122の回転運動(矢印Bによる)によって、一方では、並進運動(移動方向Cに向かう)が***分123から快適部分122にもたらされ、他方では、快適部分122から第1の部分11の並進運動(移動方向Cに向かう)がさらにもたらされる。この結果は傾斜面11’、12’、13’及び14’によって生み出される。この場合、傾斜面の一部、特に第1の傾斜面11’及び第4の傾斜面14’は、一方では第1の部分11の、他方では第2の部分12及び/又は快適部分122の実質的に円筒の経路(各地点において)の周囲を螺旋傾斜面として設けられてもよく、特に各対向面、すなわち第1の傾斜面11’に対向する第2の傾斜面12’及び/又は第4の傾斜面14’に対向する第3の傾斜面13’が単に橋台及び/又は停止点として設計され、それは移動方向Cの動きに対して両側で各傾斜面(すなわち第1の傾斜面11及び第4の傾斜面14’)を固定するが、螺旋構造である必要はない。図4にはその例が概略的に示されており、回転軸19の各側の一方のみにおいて、第2の傾斜面12’及び第4の傾斜面14’が、第1の傾斜面及び/又は第4の傾斜面の上に移動方向Cで、及び第1の傾斜面11’及び/又は第4の傾斜面14’の下に移動方向Cで共に配置される点線で示される。この実施形態における螺旋状の第1及び/又は第4の傾斜面11’、14’は、第2及び/又は第3の傾斜面12’、13’を形成する突起の間に移動方向Cで保持される。結果として、既定の相対回転位置(本事例では、第1の部分11と快適部分122との間、及び/又は快適部分122と第3の部分13との間)が既定の相対並進位置と確実に結び付けられる。
さらに、特に、第1の傾斜面11’及び第4の傾斜面14’が反対方向に延びて、その結果、移動方向Cでの第1の部分11の最大の移動が、ヘッドレスト4の比較的小型の設計によって、この移動方向Cに向かって可能な限り最大化される。
移動方向Cとは反対の第1の部分11の外側への移動、無駄な運動(dead travel)による移動は、図示されないが、第3及び第4の傾斜面13’、14’の領域における歯の形態のブロッキング装置30によって妨げられる。このために、螺旋状の傾斜面及び非螺旋状の傾斜面から構成される少なくとも1組には歯が設けられ、例えば、周辺上に分散される例えば3つの傾斜面のうち1つの傾斜面にだけ歯が設けられる。実施形態において(図4を参照)、例えば第3の傾斜面13’の歯付き表面は、バネにより選択的にプリテンションされるブロッキングピン31によって、通常の場合にもたらされる第4の傾斜面14との噛合いから、離れるように持ち上げられることがさらにもたらされ、それによりブロッキング装置30の阻止作用が解除されてもよい。結果として、特に快適性の調節時に、すなわち固定バネ20を使用すると、ブロッキングピン31の手動での作動によって、及び第1の部分11を押すことによって、移動方向Cとは反対の第1の部分11の調節を達成することが出来る。
本発明によれば、ブロッキングピン31の作動を介する第1の部分11の手動の調節は、対称的に配置され得る作動要素40、40’によって可能である。この状況は図7及び8に示される。図7及び8はいずれも、後部からの取り付け位置の方向からヘッドレスト4の第3の部分13の平面図を示す。これは、図7の作動要素40が回転軸19に対して実質的に垂直且つ実質的に平行に延伸する中心平面41の左手側に配置され、図8の作動要素40’が中心平面41の右手側に配置されることを意味する。結果として、ブロッキングピン31の作動が対称的に作動要素40、40’によって起こり得るが、ブロッキングピン31は中心平面41に対して非対称的に配置され、ヘッドレスト4の実質的に全ての内部が中心平面41に対して大部分は非対称的に構成される。よって、本発明によれば、例えば車両内で座席列の隣接する2つの座席に取り付けられ得る1組のヘッドレストは、ヘッドレスト及び/又は必須の内部部品が中心平面41に対して非対称的に構成されるが、それにもかかわらず両方の作動要素40、40’が各ヘッドレストに(対称的に)配置されて設けられ、又は、しかし、左手の作動要素40’のみが右手のヘッドレストに(又はその逆に)配置され、すなわち対称的な配置が可能であるように、簡易なやり方で構成される。ブロッキングピン31を(移動方向Cとは実質的に反対の阻止を解除するために)好ましいやり方で作動及び/又は移動するために、図7及び8においていずれの場合も図面の下部に概略的に示される傾斜面機構42は、中心平面41の方向で作動要素40、40’の一方によって実行される(プレス)運動がブロッキングピン31の移動を引き起こすように配置されて設けられる。
1 車両座席
2 座部
3 背もたれ
4 ヘッドレスト
5 保持棒
11 ヘッドレストの第1の部分
11’ 第1の傾斜面
12 ヘッドレストの第2の部分
12’ 第2の傾斜面
13 ヘッドレストの第3の部分
13’ 第3の傾斜面
14’ 第4の傾斜面
19 回転軸
20 脚バネ
21, 22 接触点
30 ブロッキング装置
31 ブロッキングピン
40, 40’ 作動要素
41 中心平面
42 傾斜面機構
122 快適部分
123 ***分
矢印B 中空円筒の回転方向
矢印C パッド入り本体の移行/移動

Claims (13)

  1. 車両座席(1)用のヘッドレスト(4)であって、
    事故時に、実質的に第1の部分(11)と第3の部分(13)との間に配置される前記ヘッドレストの第2の部分(12)の相対的な移動の効果によって、着座者の頭部に向けられる前記ヘッドレストの少なくとも1つの前記第1の部分(11)が、作動位置から前記着座者の頭部の方向の安全位置及び快適位置へと移動方向(C)に移動され、
    前記移動方向(C)とは反対の前記ヘッドレストの前記第1の部分(11)の移動を阻止するためのブロッキング装置(30)が設けられ、
    前記ブロッキング装置(30)が、前記ヘッドレスト(4)の組み込み位置において移動方向に対して実質的に垂直且つ平行に延伸する前記ヘッドレスト(4)の中心平面(41)に対して非対称であるように設けられ、且つ前記中心平面に対して対称的に配置可能な作動要素(40、40’)によって作動可能に設けられる
    ことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記作動要素(40、40’)が圧力作動要素として設けられることを特徴とする、請求項1に記載のヘッドレスト。
  3. 前記圧力作動要素が押しボタンであることを特徴とする、請求項2に記載のヘッドレスト。
  4. 前記ブロッキング装置(30)が、前記ブロッキング装置(30)を解除するために前記作動要素(40、40’)によって作動され得る少なくとも1つのブロッキングピン(31)を有し、前記ブロッキングピン(31)を作動させるために、前記ブロッキングピン(31)の移動が、前記移動方向(C)とは実質的に反対にもたらされることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  5. 前記ブロッキングピン(31)の移動が、傾斜面機構(42)を用いて前記作動要素(40、40’)によってもたらされることを特徴とする、請求項に記載のヘッドレスト。
  6. 通常の場合に前記ブロッキングピン(31)が、前記ブロッキング装置(30)を阻止するためにバネによりプリテンションされて設けられることを特徴とする、請求項4又は5に記載のヘッドレスト。
  7. 前記部分(11、12、13)の相対的な移動が、前記移動方向(C)に実質的に平行な回転軸(19)の周囲の回転であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  8. 前記第1の部分(11)が、少なくとも1つの第1の傾斜面(11’)を有し、
    前記第2の部分(12)が、少なくとも1つの第2の傾斜面(12’)を有し、
    前記回転軸(19)の周囲を実質的に螺旋状に延伸する前記第1及び/又は第2の傾斜面(11’、12’)が、前記回転軸(19)の周囲の前記第2の部分(12)の相対的な移動により、前記移動方向(C)に前記第1の部分(11)の移動をもたらす
    ことを特徴とする、請求項に記載のヘッドレスト。
  9. 前記第3の部分(13)が、少なくとも1つの第3の傾斜面(13’)を有し、
    前記第2の部分(12)が、少なくとも1つの第4の傾斜面(14’)を有し、
    前記回転軸(19)の周囲を実質的に螺旋状に延伸する前記第3及び/又は第4の傾斜面(13’、14’)が、前記回転軸(19)の周囲の前記第2の部分(12)の相対的な移動により、前記移動方向(C)に前記第2の部分(12)の移動をもたらす
    ことを特徴とする、請求項8に記載のヘッドレスト。
  10. 前記第1及び第2の傾斜面(11’、12’)が両側に作用し、且つ/又は前記第3及び第4の傾斜面(13’、14’)が両側に作用することを特徴とする、請求項9に記載のヘッドレスト。
  11. 前記ブロッキング装置(30)が、前記第3の傾斜面(13’)及び前記第4の傾斜面(14’)の領域に歯を有することを特徴とする、請求項9又は10に記載のヘッドレスト。
  12. 前記第2の部分(12)が、快適部分(122)及び***分(123)を有し、
    前記第1の部分(11)の前記作動位置に対応する位置から始まって、快適性を調節するために、前記快適部分(122)が前記***分(123)の位置から離されることが可能であり、
    前記第4の傾斜面(14’)が前記快適部分(122)に設けられる
    ことを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  13. 快適性を調節するために、前記快適部分(122)が、前記***分(123)の位置とは独立した前記第1の部分(11)の前記安全位置に対応する位置に調節され得ることを特徴とする、請求項12に記載のヘッドレスト。
JP2010522246A 2007-08-31 2008-08-27 車両用ヘッドレスト Expired - Fee Related JP5547074B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007041496A DE102007041496B3 (de) 2007-08-31 2007-08-31 Kopfstütze für ein Fahrzeug
DE102007041496.1 2007-08-31
PCT/EP2008/007028 WO2009030416A2 (de) 2007-08-31 2008-08-27 Kopfstütze für ein fahrzeug

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010536656A JP2010536656A (ja) 2010-12-02
JP5547074B2 true JP5547074B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=40280483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010522246A Expired - Fee Related JP5547074B2 (ja) 2007-08-31 2008-08-27 車両用ヘッドレスト

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8408644B2 (ja)
EP (1) EP2195191B1 (ja)
JP (1) JP5547074B2 (ja)
DE (1) DE102007041496B3 (ja)
PL (1) PL2195191T3 (ja)
WO (1) WO2009030416A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008012217B4 (de) * 2007-11-23 2009-11-26 Johnson Controls Gmbh Verriegelungseinrichtung, insbesondere für eine crashaktive Kopfstütze eines Fahrzeugs
US8205941B2 (en) 2008-07-30 2012-06-26 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Active head restraint for a vehicle seat
DE102008057792B4 (de) * 2008-11-17 2013-08-14 Johnson Controls Gmbh Crashaktive Kopfstütze mit einem sperrenden Druckknopf
DE102010009763B4 (de) 2010-03-01 2018-05-30 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Reaktive Fahrzeugkopfstütze
JP5154613B2 (ja) * 2010-08-05 2013-02-27 日本発條株式会社 ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
DE102010036023B4 (de) * 2010-08-31 2017-10-19 Adient Luxembourg Holding S.à.r.l. In X-Richtung verstellbare Kopfstütze
DE102011102702B4 (de) * 2011-05-20 2013-08-14 Johnson Controls Gmbh In X-Richtung verschiebliche Kopfstütze
EP3009004B1 (en) * 2013-03-29 2019-06-19 Intercontinental Great Brands LLC Transparent and translucent liquid filled candy; sugar-free liquid edible composition
DE102013014479B4 (de) * 2013-09-02 2017-02-23 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze für einen Fahrzeugsitz
EP3315355B1 (en) * 2016-10-26 2021-12-08 Volvo Car Corporation A vehicle seat and a head rest for a vehicle seat
US20220216032A1 (en) 2019-05-21 2022-07-07 Hitachi High-Tech Corporation Charged particle beam device

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2188886T3 (es) * 1997-11-14 2003-07-01 Bruzolo Manifatt Gestind Mb Sapoya-cabezas para asientos de automoviles.
DE19941712C1 (de) 1999-09-02 2000-10-26 Daimler Chrysler Ag Fahrzeugsitz
DE10215137B4 (de) * 2002-02-05 2007-11-08 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze für einen Fahrzeugsitz
DE10348939B3 (de) * 2003-10-18 2005-01-27 Daimlerchrysler Ag Kopfstütze für einen Fahrzeusitz
JP4754354B2 (ja) * 2004-01-30 2011-08-24 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレスト制御装置
DE102004016474B3 (de) * 2004-03-31 2005-08-11 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
JP2006122515A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Inoac Corp 自動車用シート
JP4436238B2 (ja) * 2004-11-26 2010-03-24 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレスト
JP2006321311A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Tachi S Co Ltd 自動車シートのロック機構に用いる操作機構
DE102005052766B3 (de) * 2005-11-04 2007-03-08 Lear Corp., Southfield Linear verstellbare, aktive Kopfstütze
DE102006001143B3 (de) 2006-01-06 2007-04-19 Johnson Controls Gmbh Kopfstütze, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
DE102006019176B4 (de) * 2006-04-21 2010-07-22 Johnson Controls Gmbh Rückenlehne mit Kopfstütze, damit ausgestatteter Fahrzeugsitz und Montageverfahren

Also Published As

Publication number Publication date
EP2195191B1 (de) 2013-09-25
PL2195191T3 (pl) 2014-02-28
DE102007041496B3 (de) 2009-02-26
JP2010536656A (ja) 2010-12-02
US20110109131A1 (en) 2011-05-12
US8408644B2 (en) 2013-04-02
WO2009030416A3 (de) 2009-05-22
WO2009030416A2 (de) 2009-03-12
EP2195191A2 (de) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5547074B2 (ja) 車両用ヘッドレスト
JP5295239B2 (ja) 車両用のヘッドレスト
JP4182984B2 (ja) シート
JP4701239B2 (ja) 特に自動車用ヘッドレスト
KR100589834B1 (ko) 리클라이닝 어저스터
JP5604535B2 (ja) 特に自動車のためのヘッドレスト
US9409503B2 (en) Ratcheting vehicle head restraint assembly
JP5470250B2 (ja) 車両用のヘッドレスト
JP6038938B2 (ja) ヘッドレスト
KR101357405B1 (ko) 특히 차량의 충돌-작동 헤드 레스트레인트를 위한 로킹 장치
JP5286363B2 (ja) 車両用のヘッドレスト
JP6022590B2 (ja) ヘッドレスト
KR101475212B1 (ko) 차량 시트용 머리 받침대
JP2018083452A (ja) 乗物用シート
JPH10258654A (ja) リクライニングシート
JP2019199158A (ja) ウォークインユニット
JP7400630B2 (ja) フロアロック解除機構
JP6186158B2 (ja) シート操作装置及び車両用シート
JP5807127B2 (ja) 傾斜調整可能なヘッドレスト
KR102360574B1 (ko) 차량 시트용 매뉴얼 리클라이너의 연동 조절 장치
KR101626625B1 (ko) 차량 시트용 리클라이닝장치
JP5560190B2 (ja) 車両座席
JP6439567B2 (ja) 乗物用シート
JP3262960B2 (ja) 乗り物用のシート
JP2018079858A (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5547074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees