JP5521259B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP5521259B2
JP5521259B2 JP2010045320A JP2010045320A JP5521259B2 JP 5521259 B2 JP5521259 B2 JP 5521259B2 JP 2010045320 A JP2010045320 A JP 2010045320A JP 2010045320 A JP2010045320 A JP 2010045320A JP 5521259 B2 JP5521259 B2 JP 5521259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
light
distribution pattern
laser light
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010045320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011181381A (ja
Inventor
輝夫 小池
吉鎬 梁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2010045320A priority Critical patent/JP5521259B2/ja
Priority to US13/039,305 priority patent/US20110216550A1/en
Publication of JP2011181381A publication Critical patent/JP2011181381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521259B2 publication Critical patent/JP5521259B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、車両用灯具に係り、特に青色レーザー光により励起されて発光する蛍光体を用いた車両用灯具に関する。
従来、車両用灯具の分野においては、夜間に充分な強度の光で遠方を照明するために、高輝度の光源が求められている(例えば特許文献1参照)。
本出願の発明者らは、青色レーザー光により励起されて発光する蛍光体(例えばYAG蛍光体)の輝度がHIDランプ(及び白色LED)よりも高い点に注目し(図12参照)、当該蛍光体を用いて車両用灯具に適用される光源を試作した。
図13は、本出願の発明者らが実際に試作した光源200の構成図である。
図13に示すように、光源200は、発光部210、レーザー光学系220等を備えている。
発光部210は、金属板211、蛍光体212等を備えている。
金属板211は、例えばアルミニウム製プレートである(例えばサイズ:縦1.5[mm]×横7.5[mm]×厚み:2[mm])。金属板211の表面には、青色レーザー光により励起されて発光する蛍光体212(例えばYAG蛍光体)が塗布されている(例えばサイズ:縦0.5[mm]×横2.5[mm]×厚み0.1[mm])。
レーザー光学系220は、レーザー光源221、レンズ222を含んでいる。
レーザー光源221は、蛍光体212に入射する青色レーザー光(放射束)を放射する光源、例えば、発光サイズ:縦2μm×横10μm、光出力:2W、発光色:青色(440nm)、配光指向特性:ガウシアン分布(横方向30°×縦方向60°)の高出力半導体レーザー装置である。
レンズ222は、レーザー光源221から放射される青色レーザー光を蛍光体212のサイズまで集光するレンズ(例えば収束レンズ又はコリメートレンズ)であり、レーザー光源221の前方に配置されている。
上記構成の光源200によれば、レーザー光源221から放射された青色レーザー光は、レンズ222の作用により蛍光体12のサイズ(縦0.5[mm]×横2.5[mm])まで集光されて蛍光体12に照射される(図13参照)。これにより、蛍光体12は励起されて発光し白色光を発生する(図14参照)。図14中、点線で描いた楕円範囲は蛍光体212の塗布範囲を表している。
特開2005−150041号公報
しかしながら、上記構成の光源200においては、何らかの理由で、レーザー光学系220からの放射束サイズが蛍光体212のサイズよりも大きくなった場合(又は、レーザー光学系200からの青色レーザー光が蛍光体212から位置ズレした場合)、その大きくなった(又はズレた)青色レーザー光が蛍光体212周囲の金属板211表面に入射して(図15参照)反射され(図16、図17(a)、図17(b)参照)、発光色の色ムラや輝度ムラの原因となる(例えば、図18に示すように、明暗境界線CL近傍を含む配光パターンPの周囲が青色に着色される)、という問題がある。なお、図17(a)は、図14に示した蛍光体212及びその周囲の金属板211のC−C断面の光の強度分布を表しており、図17(b)は、図14に示した蛍光体212及びその周囲の金属板211のD−D断面の光の強度分布を表している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、レーザー光源から放射された青色レーザー光が蛍光体周囲の金属板表面で反射されることに起因する発光色の色ムラや輝度ムラを防止(又は低減)することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、金属板と、前記金属板の表面に配置され、青色レーザー光により励起されて発光する光源としての蛍光体と、前記蛍光体に入射する青色レーザー光を放射するレーザー光源と、前記蛍光体の周囲の前記金属板の表面を覆うように配置され、前記レーザー光源から入射する青色レーザー光の反射を抑制する反射抑制部材と、を備え、前記反射抑制部材は、前記蛍光体が配置される開口が形成されたカーボン製プレートであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、蛍光体周囲の金属板表面が反射抑制部材で覆われているため、仮に何らかの理由で、レーザー光学系からの放射束サイズが蛍光体のサイズよりも大きくなったとしても(又は、レーザー光学系からの青色レーザー光が蛍光体から位置ズレしたとしても)、その大きくなった(又はズレた)青色レーザー光は、蛍光体周囲の金属板表面に入射することなく反射抑制部材に入射し、反射が抑制される。このため、レーザー光源から放射された青色レーザー光が蛍光体周囲の金属板表面で反射されることに起因する発光色の色ムラや輝度ムラを防止(又は低減)することが可能となる。
また、請求項に記載の発明によれば、蛍光体周囲の金属板表面はカーボン製プレートで覆われているため、仮に何らかの理由で、レーザー光学系からの放射束サイズが蛍光体のサイズよりも大きくなったとしても(又は、レーザー光学系からの青色レーザー光が蛍光体から位置ズレしたとしても)、その大きくなった(又はズレた)青色レーザー光は、蛍光体周囲の金属板表面に入射することなくカーボン製プレートに入射し、反射が抑制される。このため、レーザー光源から放射された青色レーザー光が蛍光体周囲の金属板表面で反射されることに起因する発光色の色ムラや輝度ムラを防止(又は低減)することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記光源としての蛍光体の光源像を投影してすれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンを形成するように構成された光学系をさらに備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、青色レーザー光により励起されて発光し白色光を発生する蛍光体を用いてすれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンを形成する車両用灯具を構成することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、前記光学系は、前記蛍光体の前方に配置され、かつ、焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定された投影レンズを含んでいることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、青色レーザー光により励起されて発光し白色光を発生する蛍光体を用いていわゆるダイレクトプロジェクション型の車両用灯具を構成することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、前記光学系は、投影レンズと、反射面と、前記投影レンズと反射面との間に配置されたシェードと、を含んでおり、前記反射面は、第1焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定され、第2焦点が前記シェードの上端縁近傍に設定された回転楕円系の反射面であり、前記投影レンズは、焦点が前記シェードの上端縁近傍に設定されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、青色レーザー光により励起されて発光し白色光を発生する蛍光体を用いていわゆるプロジェクタ型の車両用灯具を構成することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、前記光学系は、焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定された回転放物面系の反射面を含んでいることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、青色レーザー光により励起されて発光し白色光を発生する蛍光体を用いていわゆる反射型(パラボラ型)の車両用灯具を構成することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、金属板と、前記金属板の表面に配置され、青色レーザー光により励起されて発光する光源としての蛍光体と、前記蛍光体に入射する青色レーザー光を放射するレーザー光源と、前記蛍光体の周囲の前記金属板の表面を覆うように配置され、前記レーザー光源から入射する青色レーザー光の反射を抑制する反射抑制部材と、を備え、前記反射抑制部材は、前記蛍光体が配置される開口が形成されており、前記光源としての蛍光体の光源像を投影してすれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンを形成するように構成された光学系をさらに備えており、前記反射抑制部材の開口は、前記光学系により形成する前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでいることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の車両用灯具によれば、レーザー光源から放射された青色レーザー光が蛍光体周囲の金属板表面で反射されることに起因する発光色の色ムラや輝度ムラを防止(又は低減)することが可能となる。
本発明の一実施形態である車両用灯具100の側面図である。 図1に示した車両用灯具100の斜視図である(レーザー光学系20省略)。 発光部10の断面図である。 反射抑制部材13の正面図である。 発光部10とレーザー光学系20を説明するための側面図である。 反射抑制部材13配置後の蛍光体12の強度分布を説明するための図である。 (a)図6に示した蛍光体12及びその周囲に配置された反射抑制部材13のA−A断面の強度分布を表すグラフ、(b)図6に示した蛍光体12及びその周囲に配置された反射抑制部材13のB−B断面の強度分布を表すグラフである。 (a)〜(d)反射抑制部材13の例である。 車両用灯具100(変形例1)の断面図である。 車両用灯具100(変形例2)の断面図である。 車両用灯具100(変形例2)の反射面51の面形状を説明するための図である。 青色レーザー光により励起されて発光する蛍光体(例えばYAG蛍光体)、HIDランプ、及び、白色LEDの輝度等を対比させた表である。 本出願の発明者らが試作した光源200の側面図である。 蛍光体212の強度分布を説明するための図である。 本出願の発明者らが試作した光源200の側面図である。 本出願の発明者らが試作した発光部210の側面図である。 (a)図14に示した蛍光体212及びその周囲の金属板211のC−C断面の強度分布を表すグラフ、(b)図14に示した蛍光体212及びその周囲の金属板211のD−D断面の強度分布を表すグラフである。 本出願の発明者らが試作した光源200により形成される配光パターンの例である。
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の車両用灯具100は、自動車や自動二輪車等の車両のヘッドランプ又はフォグランプに適用されるものであり、図1、図2に示すように、発光部10、レーザー光学系20、投影レンズ30等を備えている。
[発光部10]
図3に示すように、発光部10は、金属板11、蛍光体12、反射抑制部材13、ヒートシンク14等を備えている。
金属板11は、例えばアルミニウム製プレートである(例えばサイズ:縦1.5[mm]×横7.5[mm]×厚み:2[mm])。
金属板11の表面は、蛍光体12が塗布される領域11aと、反射抑制部材13が配置される領域11bと、を含んでいる。図3に示すように、蛍光体12が塗布される領域11aは、反射抑制部材13が配置される領域11bよりも一段高い位置に配置されているのが好ましい。このようにすれば、蛍光体12が発光することにより発生する白色光が反射抑制部材13で遮光されるのを防止することが可能となるため、発光効率を向上させることが可能となる。金属板11の裏面には、放熱用のヒートシンク14が固定されている。また、金属板11には、反射抑制部材13装着時の位置精度を確保するためのガイド溝が形成されている(図示せず)。
蛍光体12は、青色レーザー光により励起されて発光する蛍光体(例えばYAG蛍光体)である(例えばサイズ:縦0.5[mm]×横2.5[mm]×厚み0.1[mm])。蛍光体12は、金属板11表面のうち領域11aに塗布されている。
反射抑制部材13は、レーザー光学系20(レーザー光源21)から入射する青色レーザー光の反射を抑制するための部材であり、図2、図3に示すように、蛍光体12周囲の金属板11表面の領域11bを覆うように配置されている。
反射抑制部材13としては、反射率が極めて低い部材が好ましく、本実施形態では、蛍光体12が配置される横長の楕円形の開口13aが形成されたカーボン製プレート(反射率:1.5%以下)を用いている(例えばサイズ:縦0.6[mm]×横2.7[mm]×厚み0.1[mm])。なお、反射抑制部材13としては、カーボンナノチューブ製プレートを用いてもよい。
[レーザー光学系20]
図5に示すように、レーザー光学系20は、レーザー光源21、レンズ22を含んでいる。
レーザー光源21は、蛍光体12に入射する青色レーザー光(放射束)を放射する光源、例えば、発光サイズ:縦2μm×横10μm、光出力:2W、発光色:青色(440nm)、配光指向特性:ガウシアン分布(横方向30°×縦方向60°)の高出力半導体レーザー装置である。
レンズ22は、レーザー光源21から放射される青色レーザー光を蛍光体12のサイズまで集光するレンズ(例えば収束レンズ又はコリメートレンズ)であり、レーザー光源21の前方に配置されている。
なお、レンズ22により集光されるレーザー照射束サイズは、ガウシアン分布のピーク値に対し10%までをサイズ範囲として規定した(図5参照)。
上記構成の発光部10、レーザー光学系20によれば、レーザー光源21から放射された青色レーザー光は、レンズ22の作用により蛍光体12のサイズ(縦0.5[mm]×横2.5[mm])まで集光されて蛍光体12に照射される。これにより、蛍光体12は励起されて発光し白色光(光学特性:ランバシアン分布)を発生する(図6参照)。なお、全入射レーザー光量の損失比は、8.2%程度である。
また、上記構成の発光部10、レーザー光学系20によれば、蛍光体12周囲の金属板11表面の領域11bが反射抑制部材13(図2、図3参照)で覆われているため、仮に何らかの理由で、レーザー光学系20からの放射束サイズが蛍光体12のサイズよりも大きくなったとしても(又は、レーザー光学系20からの青色レーザー光が蛍光体12から位置ズレしたとしても)、その大きくなった(又はズレた)青色レーザー光は、蛍光体12周囲の金属板11表面の領域11bに入射することなく反射抑制部材13に入射し、反射が抑制される(図7(a)、図7(b)参照)。なお、図7(a)は、図6に示した蛍光体12及びその周囲に配置された反射抑制部材13のA−A断面の光の強度分布を表しており、図7(b)は、図6に示した蛍光体12及びその周囲に配置された反射抑制部材13のB−B断面の光の強度分布を表している。反射抑制部材13により反射される青色レーザー光のエネルギー比率は、わずか1.2%である。このため、レーザー光源21から放射された青色レーザー光が蛍光体12周囲の金属板11表面の領域11bで反射されることに起因する発光色の色ムラや輝度ムラを防止(又は低減)することが可能となる。
[投影レンズ30]
投影レンズ30は、図1、図2に示すように、蛍光体12の前方、かつ、焦点が蛍光体12の明暗境界線に対応する辺12a近傍に位置するように配置されている。
上記構成の車両用灯具100によれば、青色レーザー光により励起されて発光した蛍光体12は、投影レンズ30により投影され、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)走行ビーム用配光パターンを形成するいわゆるダイレクトプロジェクション型の車両用灯具を構成することが可能となる。
また、反射抑制部材13として、図8(d)に示すように、明暗境界線に対応するZ型の段差辺12bを含んだ蛍光体12が配置される開口13aが形成されたカーボン製プレートを用いることで、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)明瞭な明暗境界線を含むすれ違いビーム用配光パターンを形成するいわゆるダイレクトプロジェクション型の車両用灯具を構成することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
[変形例1]
本変形例1の車両用灯具100は、図9に示すように、発光部10、レーザー光学系20、反射面40等を備えている。
反射面40は、焦点が蛍光体12の明暗境界線に対応する辺12a近傍に設定された回転放物面系の反射面である。
本変形例1によれば、反射抑制部材13として、例えば、図8(b)に示すように、蛍光体12が配置される横長の楕円形の開口13aが形成されたカーボン製プレートを用いることで、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)走行ビーム用配光パターンを形成するいわゆる反射型(パラボラ型)の車両用灯具を構成することが可能となる。
また、本変形例1によれば、反射抑制部材13として、例えば、図8(a)、図8(c)に示すように、明暗境界線に対応する辺12aを含んだ蛍光体12が配置される開口13aが形成されたカーボン製プレートを用いることで、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)明瞭な明暗境界線を含むすれ違いビーム用配光パターンを形成するいわゆる反射型(パラボラ型)の車両用灯具を構成することが可能となる。
[変形例2]
本変形例2の車両用灯具100は、図10に示すように、発光部10、レーザー光学系20、投影レンズ50、反射面51、投影レンズ50と反射面51との間に配置されたシェード52等を備えている。
投影レンズ50は、焦点がシェード52の上端縁近傍に設定されている。
反射面51は、第1焦点が蛍光体12の明暗境界線に対応する辺12a近傍に設定され、第2焦点がシェード52の上端縁近傍に設定された回転楕円系の反射面(例えば縦断面に放物線、横断面に楕円弧が現れる反射面)である。
例えば、反射面52は、図10中のY−Z座標系上の各点P1、P2、P3等における蛍光体12の像が、図11中のY−Z座標上の各点において示した像P1´、P2´、P3´となるように、その面形状が設定されている。
本変形例2によれば、反射抑制部材13として、例えば、図8(b)に示すように、蛍光体12が配置される横長の楕円形の開口13aが形成されたカーボン製プレートを用いることで、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)走行ビーム用配光パターンを形成するいわゆるプロジェクタ型の車両用灯具を構成することが可能となる。
また、本変形例2によれば、反射抑制部材13として、例えば、図8(a)、図8(c)に示すように、明暗境界線に対応する辺12aを含んだ蛍光体12が配置される開口13aが形成されたカーボン製プレートを用いることで、色ムラや輝度ムラの無い(又はほとんど無い)明瞭な明暗境界線を含むすれ違いビーム用配光パターンを形成するいわゆるプロジェクタ型の車両用灯具を構成することが可能となる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
100…車両用灯具、10…発光部、11…金属板、12…蛍光体、13…反射抑制部材、14…ヒートシンク、20…レーザー光学系、21…レーザー光源、22…レンズ、30…投影レンズ、40…反射面、50…投影レンズ、51…反射面、52…シェード

Claims (6)

  1. 金属板と、
    前記金属板の表面に配置され、青色レーザー光により励起されて発光する光源としての蛍光体と、
    前記蛍光体に入射する青色レーザー光を放射するレーザー光源と、
    前記蛍光体の周囲の前記金属板の表面を覆うように配置され、前記レーザー光源から入射する青色レーザー光の反射を抑制する反射抑制部材と、
    を備え
    前記反射抑制部材は、前記蛍光体が配置される開口が形成されたカーボン製プレートであることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記光源としての蛍光体の光源像を投影してすれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンを形成するように構成された光学系をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  3. 前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、
    前記光学系は、前記蛍光体の前方に配置され、かつ、焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定された投影レンズを含んでいることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、
    前記光学系は、投影レンズと、反射面と、前記投影レンズと反射面との間に配置されたシェードと、を含んでおり、
    前記反射面は、第1焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定され、第2焦点が前記シェードの上端縁近傍に設定された回転楕円系の反射面であり、
    前記投影レンズは、焦点が前記シェードの上端縁近傍に設定されていることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  5. 前記蛍光体は、前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでおり、
    前記光学系は、焦点が前記蛍光体の前記明暗境界線に対応する辺近傍に設定された回転放物面系の反射面を含んでいることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  6. 金属板と、
    前記金属板の表面に配置され、青色レーザー光により励起されて発光する光源としての蛍光体と、
    前記蛍光体に入射する青色レーザー光を放射するレーザー光源と、
    前記蛍光体の周囲の前記金属板の表面を覆うように配置され、前記レーザー光源から入射する青色レーザー光の反射を抑制する反射抑制部材と、
    を備え、
    前記反射抑制部材は、前記蛍光体が配置される開口が形成されており、
    前記光源としての蛍光体の光源像を投影してすれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンを形成するように構成された光学系をさらに備えており、
    前記反射抑制部材の開口は、前記光学系により形成する前記すれ違いビーム用配光パターン又は走行ビーム用配光パターンの明暗境界線に対応する辺を含んでいることを特徴とする車両用灯具。
JP2010045320A 2010-03-02 2010-03-02 車両用灯具 Active JP5521259B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010045320A JP5521259B2 (ja) 2010-03-02 2010-03-02 車両用灯具
US13/039,305 US20110216550A1 (en) 2010-03-02 2011-03-02 Vehicle light

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010045320A JP5521259B2 (ja) 2010-03-02 2010-03-02 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011181381A JP2011181381A (ja) 2011-09-15
JP5521259B2 true JP5521259B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44692685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010045320A Active JP5521259B2 (ja) 2010-03-02 2010-03-02 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5521259B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089316A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Stanley Electric Co Ltd 光源装置および照明装置
JP5571532B2 (ja) * 2010-11-09 2014-08-13 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯
JP5352686B2 (ja) * 2011-06-24 2013-11-27 シャープ株式会社 投光装置、投光ユニットおよび集光部材
US9228710B2 (en) 2011-06-13 2016-01-05 Sharp Kabushiki Kaisha Light projection apparatus, light condensing unit, and light emitting apparatus
KR101282814B1 (ko) 2011-09-29 2013-07-05 경북대학교 산학협력단 레이저광을 이용한 조명 장치
JP5589007B2 (ja) 2012-01-18 2014-09-10 シャープ株式会社 発光装置、照明装置および車両用前照灯
JP5939418B2 (ja) * 2012-01-24 2016-06-22 スタンレー電気株式会社 車両用灯具ユニット
AT512591B1 (de) 2012-03-12 2014-06-15 Zizala Lichtsysteme Gmbh Fahrzeugscheinwerfer mit Laserlichtquelle
JP5990065B2 (ja) 2012-08-27 2016-09-07 シャープ株式会社 発光装置、車両用前照灯及び照明装置
JP6177596B2 (ja) 2013-06-18 2017-08-09 シャープ株式会社 発光装置
JP6246622B2 (ja) 2014-03-05 2017-12-13 シャープ株式会社 光源装置および照明装置
JP6266796B2 (ja) * 2014-09-01 2018-01-24 シャープ株式会社 発光装置、照明装置、スポットライト、車両用前照灯、および内視鏡
GB2535534B (en) * 2015-02-23 2018-11-14 Jaguar Land Rover Ltd Illumination device, method and system
JP6305967B2 (ja) * 2015-11-11 2018-04-04 シャープ株式会社 発光装置、照明装置および車両用前照灯
JP6410964B2 (ja) * 2015-11-27 2018-10-24 三菱電機株式会社 光源装置、照明装置及び車両用灯具
JP6785458B2 (ja) * 2016-03-08 2020-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源装置
JP6921622B2 (ja) * 2017-05-16 2021-08-18 スタンレー電気株式会社 照明装置
WO2019193760A1 (ja) * 2018-04-06 2019-10-10 シャープ株式会社 光源装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4124445B2 (ja) * 2003-02-03 2008-07-23 株式会社小糸製作所 光源及び車両用前照灯
JP4432414B2 (ja) * 2003-09-05 2010-03-17 日亜化学工業株式会社 光源装置及び車両用前照灯
JP5271590B2 (ja) * 2008-04-22 2013-08-21 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP2009276496A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Sony Corp 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011181381A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5521259B2 (ja) 車両用灯具
KR101628454B1 (ko) 헤드램프용 레이저 광학계
EP2487407B1 (en) Vehicle lighting device
JP5818134B2 (ja) 車両用前照灯
JP5657357B2 (ja) 車両用灯具
JP5722702B2 (ja) 車両用灯具
JP5266605B2 (ja) 車両用灯具
US9182103B2 (en) Laser light source device
US20110216550A1 (en) Vehicle light
JP2015149158A (ja) 車両用灯具
JP6039947B2 (ja) 車両用灯具
WO2014109187A1 (ja) 車両用灯具
JP5829478B2 (ja) 車両用灯具
JP2009032566A (ja) 車両用灯具の光源ユニット
JP5688989B2 (ja) 車両用灯具
JP2008288113A (ja) 車両前照灯
JP2011181279A (ja) 車両用前照灯
JP5688990B2 (ja) 車両用灯具
JP2013161552A (ja) 投光装置およびレーザ照射装置
JP2015185312A (ja) 車両用前照灯の光源装置及び車両用前照灯
JP5940422B2 (ja) 車両用灯具
JP2006092887A (ja) 灯具
KR20150145651A (ko) 차량용 램프
JP6402592B2 (ja) 車両用前照灯
JP2013196902A (ja) 車両用前照灯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5521259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250