JP5518050B2 - 鋼管杭及び鋼管杭の施工方法 - Google Patents

鋼管杭及び鋼管杭の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、鋼管杭及び鋼管杭の施工方法に関し、特に鋼管周囲に螺旋状羽根が設けられた鋼管杭及び鋼管杭の施工方法に関する。
鋼管杭は、例えば、建築物や、道路、鉄道高架橋、橋台、鉄塔等の土木構造物の上部構造物を支持するため、地盤に施工される。このとき、鋼管杭は、例えば全旋回オールケーシング掘削機や自走式の小型重機などの鋼管杭回転圧入装置を使用して、回転されながら地盤に圧入される。このような回転圧入用鋼管杭には、例えば、杭先端に螺旋状羽根を設けたものがある。
特許文献1には、鋼管杭を地中に圧入する方法として、鋼管杭の先端に螺旋状羽根を設けて、鋼管杭を回転させながら、地表から地中に垂直方向に埋設していく方法が開示されている。また、特許文献2〜4には、杭の周囲に螺旋板(螺旋翼)が設けられた杭が開示されている。
特開2001−146741号公報 特開平8−35228号公報 特開平8−284160号公報 特開平10−183617号公報
螺旋翼が鋼管に周囲に設けられる鋼管杭を地盤に貫入する場合、螺旋翼のピッチが一定で、かつピッチどおりの貫入量にて杭を施工しないと、地盤を通過する螺旋翼の位置が地中で上下するため、施工中に杭周囲の地盤を乱し、杭の支持力が低下するという問題がある。すなわち、杭の支持力を向上させるためには、できるだけ杭周囲の地盤を乱さずに、螺旋翼間に充填される土砂は密実であることが望ましい。
ところで、鋼管杭は、特許文献3のように、複数の螺旋翼が鋼管周囲に設けられ、1つ1つの螺旋翼が互いに所定の距離だけ離隔して取り付けられる場合がある。しかし、1つの螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過した後、他の螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過するとき、ピッチどおりの施工をしても、他の螺旋翼は異なる位置を通過する可能性があるため、地盤を乱す可能性がある。
また、複数の螺旋翼が1つの鋼管周囲に設けられる鋼管杭だけでなく、1つの連続した螺旋翼が1つの鋼管周囲に設けられた鋼管杭の場合にも、鋼管杭を他の鋼管杭に接続して地盤に杭を貫入する場合に上述した同様の問題が発生する。例えば、1つの鋼管杭の螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過した後、他の鋼管杭の螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過するとき、ピッチどおりの施工をしても、他の螺旋翼は異なる位置を通過する可能性があるため、地盤を乱す可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、杭施工時に周囲地盤を乱さずに、杭の支持力を確保することが可能な、新規かつ改良された鋼管杭及び鋼管杭の施工方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、中空の第1の鋼管と、第1の鋼管の一端側から他端側方向に第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第1の螺旋羽根とを有する第1の鋼管杭と、中空の第2の鋼管と、第2の鋼管の一端側から他端側方向に第2の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第2の螺旋羽根とを有し、第1の鋼管杭の他端と端部で接続される第2の鋼管杭とを備え、第1の螺旋羽根のピッチと第2の螺旋羽根のピッチは等しく、第1の鋼管杭と第2の鋼管杭の接続部分において、第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しており、第1の鋼管の一端側において、第1の鋼管の全周のうち一部分の周が第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、第1の鋼管の全周のうち一部分の周以外の他の部分の周が第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とを更に備え、第1の切欠き部は、第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭が提供される
この構成によれば、第1の鋼管杭が有する第1の螺旋羽根と、第2の鋼管杭が有する第2の螺旋羽根は、それらの羽根ピッチが等しく、第1の鋼管杭と第2の鋼管杭の接続部分において、第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しているので、鋼管杭を地盤に圧入する杭施工時、周囲地盤を乱すことがない。その結果、鋼管杭の支持力を向上させることができる。
上記第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根の間隔は、第1の螺旋羽根のピッチ又は第2の螺旋羽根のピッチの整数倍であってもよい。
上記第1の螺旋羽根の基部と同一の基部から第1の螺旋羽根の突出方向と反対方向に突出して、鋼管の内周に螺旋状に形成された第3の螺旋羽根を更に有し、第1の切欠き部は、第1の螺旋羽根と第3の螺旋羽根に沿って切欠かれてもよい。
た、上記鋼管の一端側において、上記第1の螺旋羽根の少なくとも先端部の羽根径は、他の部分の羽根径より大きくてよい。さらに、上記鋼管の一端側において、第1の螺旋羽根の少なくとも先端部の第1の螺旋羽根及び鋼管は、鋳造によって作製されてもよい。
上記第2の螺旋羽根は、基部から先端まで第1の螺旋羽根と異なる長さで突出していてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、中空の第1の鋼管と、第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第1の螺旋羽根と、第1の螺旋羽根と離隔した位置で、第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第4の螺旋羽根と、を有し、第1の螺旋羽根のピッチと第4の螺旋羽根のピッチは等しく、第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しており、第1の鋼管の一端側において、第1の鋼管の全周のうち一部分の周が第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、第1の鋼管の全周のうち一部分の周以外の他の部分の周が第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とを更に備え、第1の切欠き部は、第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭が提供される
この構成によれば、第1の鋼管の外周に形成された第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根は、それらの羽根ピッチが等しく、第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しているので、鋼管杭を地盤に圧入する杭施工時、周囲地盤を乱すことがない。その結果、鋼管杭の支持力を向上させることができる。
上記第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根の間隔は、第1の螺旋羽根のピッチ又は第4の螺旋羽根のピッチの整数倍であってもよい。
上記第4の螺旋羽根は、基部から先端まで第1の螺旋羽根と異なる長さで突出していてもよい。
上記第1〜第4の螺旋羽根のいずれか又は全部は鉄筋から構成されてもよい。
中空の第1の鋼管と、第1の鋼管の一端側から他端側方向に第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第1の螺旋羽根とを有する第1の鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、第1の鋼管杭を地盤に回転圧入する際、第1の鋼管杭の第1の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップと、中空の第2の鋼管と、第2の鋼管の一端側から他端側方向に第2の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第2の螺旋羽根とを有し、第1の鋼管杭の他端と端部で接続される第2の鋼管杭を、第1の螺旋羽根のピッチと第2の螺旋羽根のピッチは等しく、第1の鋼管杭と第2の鋼管杭の接続部分において、第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続するように、第1の鋼管杭と接続するステップと、第1の鋼管杭と第2の鋼管杭とが接続された鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、鋼管杭を地盤に回転圧入する際、鋼管杭の第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップとを有し、第1の鋼管の一端側には、第1の鋼管の全周のうち一部分の周が第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、第1の鋼管の全周のうち一部分の周以外の他の部分の周が第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とが設けられ、第1の切欠き部は、第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭の施工方法が提供される
中空の第1の鋼管と、第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第1の螺旋羽根と、第1の螺旋羽根と離隔した位置で、第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第4の螺旋羽根とを有し、第1の螺旋羽根のピッチと第4の螺旋羽根のピッチは等しく、第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続している鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、鋼管杭を地盤に回転圧入する際、鋼管杭の第1の螺旋羽根と第4の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップとを有し、第1の鋼管の一端側には、第1の鋼管の全周のうち一部分の周が第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、第1の鋼管の全周のうち一部分の周以外の他の部分の周が第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とが設けられ、第1の切欠き部は、第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭の施工方法が提供される
本発明によれば、杭施工時に周囲地盤を乱さずに、杭の支持力を確保することができる。
本発明の第1の実施形態に係る鋼管杭100を示す側面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す側面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す側面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す側面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す展開図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す下面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す断面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の上杭104を示す側面図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102の変更例を示す展開図である。 同実施形態に係る鋼管杭100の下杭102及び上杭104を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鋼管杭200の上杭204を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鋼管杭300を示す側面図である。 本発明の第1〜第3の実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す側面図である。 同実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す側面図である。 同実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す下面図である。 同実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す断面図である。 同実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す側面図である。 同実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す側面図である。 同実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す下面図である。 同実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す断面図である。 同実施形態の第3の変更例に係る杭先端部602及び上杭104を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る鋼管杭100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る鋼管杭100を示す側面図である。図1は、鋼管杭100が地中に埋設されている状態を示す。
鋼管杭100は、例えば、建築物や、道路、鉄道高架橋、橋台、鉄塔等の土木構造物の上部構造物を支持するため、地盤に施工される。このとき、鋼管杭100は、例えば全旋回オールケーシング掘削機や自走式の小型重機などの鋼管杭回転圧入装置を使用して、回転されながら地盤に圧入される。鋼管杭100は、水平面に対して鉛直方向に圧入されてもよいし、水平面に対して鉛直方向以外の所定の角度で斜めに圧入されてもよい。
鋼管杭100は、図1に示すように、例えば、1つの下杭102と複数の上杭104からなる。下杭102は、切欠き形状を有する先端側を下にして埋設され、先端側と反対の上端側で上杭104の一端と接続される。上杭104は、下杭102と接続された下端側と反対の上端側で、他の上杭104の一端と接続される。下杭102と上杭104、又は2つの上杭104は、例えば、鋼管杭100の圧入施工の現場で溶接や機械式継手によって接続される。
下杭102及び上杭104の長さは、地盤に圧入する鋼管杭100の長さに応じて任意に決めることができる。図1では、下杭の長さが5800mmであり、上杭の長さが6000mmであるが、図1に示した例に限定されない。また、鋼管杭100は、下杭102のみからなる場合もあるし、下杭102の上部に連接される上杭104の数が1本又は3本以上の場合もある。
次に、図2〜図7を参照して、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102について説明し、図8を参照して、本実施形態に係る鋼管杭100の上杭104について説明する。
図2〜図4は、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す側面図である。図2〜図4は、それぞれ同一の下杭102の側面を示しており、異なる方向から見た図である。図5は、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す展開図である。図5は、下杭102の軸方向と平行な線Aで下杭102を切断して展開した図である。図6は、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す下面図である。図7は、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102を示す断面図である。図7は、下杭102を軸方向に切断して示した図である。図8は、本実施形態に係る鋼管杭100の上杭104を示す側面図である。
下杭102は、鋼管112と、螺旋羽根114と、コマ116と、第1の切欠き部122と、第2の切欠き部124などからなる。上杭104は、鋼管112と、螺旋羽根114と、コマ116などからなる。
鋼管112は、例えば、中空の円形鋼管である。図1に示す例では、鋼管の直径である杭径Dpが400mmである場合について示している。なお、杭径Dpは、図1に示す例に限定されず、例えば40mm〜1200mmのサイズであり、構造物の強度設計等に応じてサイズが決定される。
螺旋羽根114は、板状部材であり、鋼管112の一端側から他端側まで連続して、鋼管112の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に設けられる。螺旋羽根114が設けられることによって、鋼管杭100の先端のみに螺旋状羽根が設けられる場合に比べて、下杭102又は上杭104に、より高い推進力を与えることができる。また、後述する通り、羽根径Dwを摩擦力による支持力算定に必要な杭の外径とみなすことができ、螺旋羽根114によって杭外径を太くできるため、鋼管径を太くして支持力を向上させる必要がない。その結果、鋼管杭100の作製に必要な鋼材の量を低減できる。
羽根径Dwを摩擦力による支持力算定に必要な杭とみなすことができるためには、羽根ピッチPchと羽根の突出長さdwの比Pch/dwが、Pch/dw≦24を満たす必要がある。Pch/dwが24を超えると、羽根外形を直径とする円筒面で摩擦力を評価することが出来なくなり、円筒面外側の土からの影響を大きく受けることになり、その結果、羽根板厚が過大になる、支持力のばらつきが大きくなるなどの不都合が生じる。
螺旋羽根114は、螺旋羽根114の板部分の短辺が鋼管112と接続する。鋼管112と螺旋羽根114との接続は、例えば、溶接によって行われる。螺旋羽根114は、例えば、鉄筋を巻きつけて溶接することによって形成してもよい。螺旋羽根114は、鋼管112との接続部分である基部114bから先端114cまで突出しており、螺旋羽根114の突出長さdwと杭径Dpを合わせて、外径は羽根径Dwとして表される。図1に示す例では、羽根径Dwが600mmである場合について示している。なお、羽根径Dwは、図1に示す例に限定されず、例えば1.2Dp〜1.5Dpのサイズであり、場合によっては、2.0Dpまでのサイズとすることができる。羽根径Dwを1.5Dpのように大きくすることによって、下杭102、上杭104を地盤に圧入する際、推進力を増加させることができる。
螺旋羽根114が鋼管112の外周を1周したときの隣接する螺旋羽根114間の距離を羽根ピッチPchとすると、図1に示す例では、羽根ピッチPchは600mmである場合について示している。羽根ピッチPchは、後述する通り、下杭102と上杭104のいずれも同一としたほうがよい。なお、羽根ピッチPchは、図1に示す例に限定されず、例えば0.6Dw〜2.0Dwとすることができるが、好ましくは0.6Dw〜1.2Dwである。但し、羽根ピッチPchが大きくなりすぎると、ほぼ羽根ピッチどおりの貫入施工が難しくなることもある。また、鉛直力作用時に羽根一周分あたりに作用する荷重が大きくなりすぎることも考えられる。従って、羽根径Dw(杭径Dp)の大きさに合わせて、羽根ピッチPchを広げすぎないほうがよい場合もある。なお、羽根ピッチPchが小さくなりすぎると、鋼材の量が増加するため、羽根ピッチPchは得られる推進力と鋼材の量とのバランスで決定することができる。
コマ116は、ここでは、詳細に説明しないが、鋼管112の外周に突出して取り付けられた部材であり、吊り金具又は鋼管回転用金具など用途に応じた形状を有している。吊り金具としてのコマ116は、下杭102又は上杭104をクレーン等によって吊り下げて、鋼管杭回転圧入装置に下杭102又は上杭104を設置する場合に用いられる。また、鋼管回転用金具としてのコマ116は、鋼管杭回転圧入装置によって、下杭102又は上杭104を地盤に圧入する際、鋼管杭回転圧入装置の回転力を下杭102又は上杭104に伝達する場合に用いられる。なお、コマは、外コマとして鋼管112の外周に取り付けられる場合に限定されない。コマは、内コマとして、鋼管112の内周面に内側向きに突出して取り付けられてもよい。コマが鋼管112の内周面に設けられることによって、下杭102又は上杭104の上端又は下端と螺旋羽根114の取り付け先端までの螺旋羽根114が設けられていない領域の長さを短くすることができる。
第1の切欠き部122は、鋼管112の一端側において、鋼管112の全周長さのうち一部分が螺旋羽根114に沿って切欠かれて形成される。このときの第1の切欠き部122のうち下杭102の端部に位置する部分を始端部122aとし、第1の切欠き部122の始端部122aと反対の端部を終端部122bとする。また、本実施形態の第1の切欠き部122は、図2〜図5や図7に示すように、第1の螺旋羽根114から下杭102の下端部のほうに所定の距離だけ離隔して切欠かれている。
第2の切欠き部124は、鋼管112の一端側において、鋼管112の全周長さのうち、第1の切欠き部122を形成する部分以外の部分で、第1の切欠き部122の始端部122aと終端部122bとを結んで切欠かれて形成される。
図1〜図7に示す例では、第1の切欠き部122は、鋼管112の全周長さ(Dp×π)のうち、3/4Dp×πの周長さの部分を占め、第2の切欠き部124は、鋼管112の全周長さ(Dp×π)のうち、1/4Dp×πの周長さの部分を占める。
下杭102を図5に示すように展開したときの第1の切欠き部122と第2の切欠き部124のなす角度は、図中に示すように角度Bである。角度Bは、角の頂点が螺旋羽根114近傍であることから、角の頂点の位置(即ち、第1の切欠き部122や第2の切欠き部124が占める周長さ)によって変化する。角度Bは、鋭角の場合よりより鈍角の場合のほうが、鋼管杭100を地盤に圧入する際に耐久性を高くすることができる。
なお、図5では、第1の切欠き部122と第2の切欠き部124の交差位置(122b)が、頂点を有する例を示したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、図9に示すように、第2の切欠き部124が直線部分124Aと曲線部分124Bからなるようにして、第1の切欠き部122と第2の切欠き部124の交差位置(122b)近傍は滑らかに連続する形状としてもよい。図9は、本発明の第1の実施形態に係る鋼管杭100の下杭102の変更例を示す展開図である。これにより、第1の切欠き部122と第2の切欠き部124の交差部分にかかる力を分散することができ、下杭102の先端部分の強度を向上させることができる。
鋼管杭100が地盤に圧入されるときは、第2の切欠き部124と螺旋羽根114の先端部114aがまず地盤に入っていく。そして、鋼管杭回転圧入装置の駆動力と螺旋羽根114による推進力によって鋼管杭100が地盤に圧入されていく。このとき、図7に示すように、地盤は中空の下杭102や上杭104の中にも侵入していく。この際、鋼管端部において、螺旋羽根の少なくとも1周分の羽根径を他の部分の羽根径より大きくすることによって、より大きな推進力を得ることができ、鋼管杭の圧入を容易にすることができる。
このように、下杭102の先端部が鋼管112を切り欠いた形状を有し、鋼管112が中空であることで、杭先端が閉塞した形状を有している場合に比べて、鋼管杭100の貫入性が向上する。そして、貫入性が良いことから、簡潔な形状によって先端部分を形成でき、鋼管杭に必要な強度を確保できる。更に、先端部分は簡潔な形状であるため、切欠き形状の加工が比較的容易であり、加工コストを低減することができる。
次に、図10を参照して、下杭102と上杭104との接続、又は上杭104間の接続について説明する。図10は、本実施形態に係る鋼管杭100の下杭102及び上杭104を示す側面図である。
下杭102と上杭104は、下杭102の上端と上杭104の下端が、例えば溶接や機械式継手によって接続される。また、2つの上杭104は、一方の上杭104の上端と他方の上杭104の下端が、例えば溶接や機械式継手によって接続される。
このとき、下杭102の上端や、上杭104の上端や下端では、図10に示すように、螺旋羽根114が端部まで到達して設けられていないことがある。このような場合でも、下杭102(上杭104)の螺旋羽根114と上杭104の螺旋羽根114が仮想の螺旋上で連続するように接続されるとよい。即ち、下杭102(上杭104)の螺旋羽根114の端部と、上杭104の螺旋羽根114の端部との間隔は、下杭102又は上杭104の羽根ピッチPchと等しく又は整数倍になるように接続する。その結果、下杭102と上杭104の羽根ピッチPchが等しく、下杭102(上杭104)の螺旋羽根114と上杭104の螺旋羽根114が連続する。また、下杭102や上杭104を回転圧入するときに、螺旋羽根114が羽根ピッチPch(羽根ピッチ±10%程度の許容)どおりに埋設できるように、即ち、螺旋羽根114が地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節する。
その結果、鋼管杭100を地盤に圧入する際、螺旋羽根114は地盤中において常に同じ位置を通過することになる。従って、螺旋羽根114間の地盤S2をかき乱すことがなく、螺旋羽根114間に地盤S2が密実に充填される。そして、鋼管杭100は、鋼管杭100の周囲の地盤S1と、密実な螺旋羽根114間の地盤S2との土のせん断強度によって、上からの荷重を支持することができる。このとき、羽根径Dwが鋼管杭100の外径とみなして、支持力を計算してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る鋼管杭200について説明する。
鋼管杭200は、例えば、上杭204と下杭(図示せず。)からなる。上述した第1の実施形態では、下杭102や上杭104は、図1及び図8に示したように、1つの螺旋羽根114が一端部近傍から他端部近傍まで連続して鋼管112の外周面に形成されるとしたが、本実施形態は螺旋羽根214A、214B、214Cの形成において異なる。以下、図11を参照して、本実施形態に係る鋼管杭200の上杭204について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る鋼管杭200の上杭204を示す側面図である。
上杭204は、鋼管112と、螺旋羽根214A、214B、214Cと、コマ116などからなる。鋼管112、コマ116については、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
上杭204には、螺旋羽根が複数設けられ、図11に示す例では、3つの螺旋羽根214A、214B、214Cが設けられる。螺旋羽根214A、214B、214Cは、互いに離隔して鋼管112の外周面に形成される。螺旋羽根214A、214B及び/又は214Cは、例えば、鉄筋を巻きつけて溶接することによって形成してもよい。このとき、上杭204の螺旋羽根214A、214B、214Cは、それぞれピッチが等しく、仮想の螺旋上で連続するように配置されるとよい。即ち、上杭204の螺旋羽根214A、214B、214Cのそれぞれの端部の間隔は、螺旋羽根214A、214B、214Cの羽根ピッチPchと等しく又は整数倍になるように、螺旋羽根214A、214B、214Cを配置する。
その結果、螺旋羽根214A、214B、214Cの羽根ピッチPchが等しいとき、上杭204の螺旋羽根214A、214B、214Cが仮想螺旋上で連続する。また、上杭204を回転圧入するときに、螺旋羽根214A、214B、214Cがほぼ羽根ピッチPch(羽根ピッチ±10%程度の許容)どおりに埋設できるように、即ち、螺旋羽根214A、214B、214Cが地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節する。
その結果、鋼管杭200を地盤に圧入する際、螺旋羽根214A、214B、214Cは地盤中において常に同じ位置を通過することになる。その結果、螺旋羽根214A、214B、214C間の地盤S2をかき乱すことなく、螺旋羽根214A、214B、214C間に地盤S2が密実に充填される。なお、図11では、上杭204の例を示したが、下杭についても同様にこの変更例を適用できる。
図示しない下杭については、上杭204の螺旋羽根214A、214B、214Cと同様に、螺旋羽根が複数設けられる。上杭204と下杭は溶接によって接続される。なお、上述した鋼管杭200は、上杭204及び下杭共に複数の螺旋羽根からなるとしたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、第1の実施形態の下杭102と本実施形態の上杭204の組み合わせ、又は本実施形態の下杭と第1の実施形態の上杭104の組み合わせなどによって、鋼管杭を構成してもよい。
(第3の実施形態)
次に、図12を参照して、本発明の第3の実施形態に係る鋼管杭300について説明する。鋼管杭300は、第1の実施形態の鋼管杭100と比べて螺旋羽根114の構成が異なる。図12は、本実施形態に係る鋼管杭300を示す側面図である。図12は、鋼管杭300が地中に埋設されている状態を示す。
鋼管杭300は、図12に示すように、例えば、1つの下杭302と上杭304、305からなる。下杭302及び上杭304は下杭102及び上杭104と同様に、下杭302は、鋼管112と、螺旋羽根313と、コマ116と、第1の切欠き部122と、第2の切欠き部124などからなる。また、上杭304は、鋼管112と、螺旋羽根314と、コマ116などからなり、上杭305は、鋼管112と、螺旋羽根315と、コマ116などからなる。螺旋羽根313、314,315は、例えば、鉄筋を巻きつけて溶接することによって形成してもよい。
下杭302の螺旋羽根313は羽根径Dw1を有し、上杭304の螺旋羽根314は羽根径Dw2を有し、上杭305の螺旋羽根315は羽根径Dw3を有する。羽根径Dw2は羽根径Dw1より大きく、羽根径Dw3は羽根径Dw2より大きい。杭径Dpと羽根ピッチは、下杭302、上杭304、305全てにおいて同一である。また、下杭302の螺旋羽根114、上杭304、305の螺旋羽根114が仮想の螺旋上で連続するように接続される。
図12に示した例は、地盤の深度方向の地盤強度(N値)に応じて羽根径を変化させた場合である。鋼管杭300を施工した結果、地盤強度が高い深度では比較的羽根径が小さい螺旋羽根313が位置するようにし、地盤強度が低い深度では比較的羽根径が大きい螺旋羽根314、315が位置するようにする。このように、螺旋羽根313、314、315の大きさを、例えば、地盤の深度方向の地盤強度に応じて羽根径を変化させることで、地盤に応じた支持力を確保できる。また、地盤強度が高い部分で羽根径を小さくすることによって、螺旋羽根313に作用する上からの力を低減することができ、羽根径が大きい場合に比べて螺旋羽根313の板厚を薄くできる。そして、羽根径を小さくすることで、施工時の地盤内における摩擦力を低減できるため、施工性を向上させることができる。
本実施形態によれば、羽根径Dw1、Dw2、Dw3を鋼管杭300の外径とみなすことができ、羽根径Dw1、Dw2、Dw3に基づいて鋼管杭300の支持力算定に必要な鋼管杭300の外周面積を算出できる。そして、実際に杭径Dpを太くすることなく、羽根径を大きくするだけで、鋼管杭300の外周面積を広くすることができ、支持力を向上できる。従って、本実施形態の鋼管杭300は、螺旋羽根がない鋼管杭において杭径を太くして外径を広げる場合に比べて、鋼管杭を構成するために必要な鋼板の量を低減でき、少ない材料で高い支持力を確保できる。
なお、下杭302、上杭304、305それぞれの羽根径は一定であり、杭によって羽根径が異なる例を示したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、下杭又は上杭は、下杭又は上杭の中間部で羽根径が変化する構成を有するとしてもよい。また、鋼管杭300の下部から上部に向かって、羽根径が大きくなる例について説明したが、本発明はこの例に限定されない。鋼管杭300の上部にある上杭が下部にある上杭又は下杭より羽根径が小さくなってもよい。
(第1〜第3の実施形態の変更例)
次に、図13〜図16を参照して、本発明の第1〜第3の実施形態の第1の変更例に係る下杭402について説明する。
図13及び図14は、本実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す側面図であり、異なる方向から見た図である。図15は、本実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す下面図である。図16は、本実施形態の第1の変更例に係る下杭402を示す断面図である。
本変更例の下杭402は、鋼管112と、螺旋羽根114と、螺旋羽根414と、コマ116と、第1の切欠き部122と、第2の切欠き部124などからなる。下杭402は、第1の実施形態の下杭102と異なり、下杭402の内周面にも螺旋状に螺旋羽根414が設けられる。鋼管112、螺旋羽根114、コマ116、第1の切欠き部122及び第2の切欠き部124については、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
下杭402の内周に設けられる螺旋羽根414は、螺旋羽根114の基部114bと同一の基部から、螺旋羽根114の突出方向と反対方向に突出している。螺旋羽根414のピッチは、螺旋羽根114のピッチと同一である。螺旋羽根414が内部側に基部414bから先端414cまで突出することによって、図16に示すように羽根内径Dwiを杭径Dpより小さくすることができる。鋼管112から外部方向に一方向に螺旋羽根114の突出長さを長くして羽根面積を広くしようとすると、鋼管112と螺旋羽根114の接続部分にかかるモーメントが増加する。一方、本実施形態のように外部方向だけでなく内部方向に螺旋羽根414を突出させることによって、鋼管112と螺旋羽根114の接続部分にかかるモーメントを減少させることができるだけでなく、杭径Dpを保ちながら、杭先端の羽根面積を増加させることができる。その結果、第1の実施形態の鋼管杭100の下杭102の先端の鋼管厚より薄い鋼管厚で先端が構成される下杭402としても、鋼管杭100の下杭102と同等以上の先端支持力が得られる。
なお、図16では、下杭402の内周に設けられる螺旋羽根414が、下杭402の下部に位置する先端部414aから連続して約2周分に設けられるとしたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、螺旋羽根414は、先端部414aから1周分のみ、又は先端部414aから下杭402の中間部分までなど任意の長さで設けられてもよい。
次に、図17〜図20を参照して、本実施形態の第2の変更例に係る下杭502について説明する。下杭502は、図13〜図16を参照して説明した下杭402と比べて切欠き部分が異なる。
図17及び図18は、本実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す側面図である。図19は、本実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す下面図である。図20は、本実施形態の第2の変更例に係る下杭502を示す断面図である。
本変更例の下杭502は、鋼管112と、螺旋羽根114と、螺旋羽根514と、コマ116と、第1の切欠き部522と、第2の切欠き部524などからなる。下杭502は、上述した第2の実施形態の下杭402と同様に、下杭402の内周面にも螺旋状に螺旋羽根514が設けられる。鋼管112と螺旋羽根114については、詳細な説明は省略する。
第1の切欠き部522は、鋼管112の一端側において、鋼管112の全周長さのうち一部分が螺旋羽根114に沿って切欠かれて形成される。このときの第1の切欠き部522のうち下杭102の端部に位置する部分を始端部522aとし、第1の切欠き部522の始端部522aと反対の端部を終端部522bとする。
第2の切欠き部524は、鋼管112の一端側において、鋼管112の全周長さのうち、第1の切欠き部522を形成する部分以外の部分で、第1の切欠き部522の始端部522aと終端部522bとを結んで切欠かれて形成される。
そして、本実施形態は、下杭102、402と異なり、第1の切欠き部522が、図17〜図19に示すように、螺旋羽根114、514の外面内で切欠かれて形成される。これにより、下杭502の最下端部で、螺旋羽根114と螺旋羽根514によって平面Pが形成される。
次に、図21を参照して、本実施形態の第3の変更例に係る杭先端部602について説明する。図21は、本実施形態の第3の変更例に係る杭先端部602及び上杭104を示す断面図である。
図21に示すように、杭先端部602は上杭104と接続される。杭先端部602は、鋼管612と、螺旋羽根614と、第1の切欠き部622と、第2の切欠き部(図示せず。)などからなる。第1の切欠き部622と第2の切欠き部は、第1の実施形態の鋼管杭100の第1の切欠き部122と第2の切欠き部124の構成と同様である。
第1の実施形態では、鋼管112の肉厚や螺旋羽根114の板厚が、下杭102と上杭104ともに同一である場合について説明したが、本実施形態では、上杭104の鋼管112の肉厚に比べて、杭先端部602の鋼管612の肉厚は厚い。また、上杭104の螺旋羽根114の板厚tw1に比べて、杭先端部602の螺旋羽根614の板厚tw2は厚い。図21に示す例では、鋼管612の外周の1周分に螺旋羽根614が設けられている。なお、螺旋羽根614は、外周の1周分以上設けられるとしてもよい。また、鋼管612、螺旋羽根614共に上杭104の鋼管112や螺旋羽根114に比べて厚い場合について示したが、鋼管612、螺旋羽根614のいずれか一方が厚く、他方は同一厚さであるとしてもよい。
このように鋼管杭600の先端部を厚くすることによって、鋼管杭600の先端支持力を増加させることができる。鋼管杭の先端の螺旋羽根は他の部分の螺旋羽根より大きな鉛直反力が作用する。本実施形態のように、鋼管杭600の杭先端部602の螺旋羽根614の板厚や鋼管612の肉厚を厚くすることによって、大きな先端支持力が確保できるだけでなく、先端部の変形も防止することができる。
本実施形態の杭先端部602の作製方法としては、(1)螺旋羽根614及び鋼管612のどちらか又は両方の板厚をそれぞれ他の螺旋羽根114又は鋼管112の板厚よりも厚いものを使用して作成する方法、(2)杭先端部602全体を鋳造によって作製する方法などが挙げられる。
上述した通り、本発明の第1の実施形態やその変更例によれば、下杭102、302、402、502、602の先端部が鋼管112を切り欠いた形状を有し、鋼管112が中空であることで、杭先端が閉塞した形状を有している場合に比べて、鋼管杭100の貫入性が向上する。そして、貫入性が良いことから、簡潔な形状によって先端部分を形成でき、必要な強度を確保できる。更に、先端部分が簡潔な形状であるため、切欠き形状の加工は比較的容易であり、加工コストを低減できる。
従来の先端部分のみ螺旋状羽根を設ける鋼管杭は、杭支持力のうち大半を杭先端に期待した杭となっているため、先端部分の螺旋状羽根や鋼管の板厚が本実施形態に比べ厚くなっている。また、従来の先端部分のみ螺旋状羽根を設ける鋼管杭は、本実施形態のように杭全長に渡って螺旋羽根を設けることをそもそも考えず、先端の羽根により大きな荷重を支えることに主眼を置いているため、羽根ピッチは小さくむしろ平坦形状に近い方が望ましい。
一方、本実施形態では、鋼管112周囲に螺旋羽根114を連続して形成し、杭の周面摩擦を大きくすることに主眼をおいているため、羽根ピッチPchは従来のものより大きくなっている。また、本実施形態は、螺旋羽根114の羽根径Dwを鋼管杭100の外径とみなして、鋼管杭100の支持力計算をすることが可能となるため、杭先端のみならず杭周面摩擦にも大きな支持力を期待できる杭となっている。更に、本実施形態の鋼管杭100は、杭先端1周分に作用する力に比べ、杭中間部の羽根1周分に作用する力は小さくなることが多いため、螺旋羽根114の板厚は従来の杭先端1枚羽根のものより薄くすることが可能である。但し、杭先端に特に大きな支持力を期待する場合には、杭先端の羽根・鋼管板厚のみを増加させることもある。
また、従来の先端部分のみ螺旋状羽根を設ける鋼管杭を用いて、従来の螺旋状羽根のように小さい羽根ピッチを維持したまま鋼管の中間部分の周囲にも螺旋状羽根を形成すると、羽根が鋼管の周りに密に配されることになるため、鋼材量が増大することとなる。更に、羽根ピッチが小さいため施工効率も低下する。従って、従来の先端部分のみ螺旋状羽根を設ける鋼管杭をもとに、螺旋状羽根が連続して形成された鋼管杭に到達することはできなかったと考えられる。
そして、本発明の第1〜第3の実施形態によれば、離隔して設けられた異なる螺旋羽根が仮想の螺旋上で連続するように配置される。即ち、1の螺旋羽根の端部と、他の螺旋羽根の端部との間隔は、羽根ピッチPchと等しく又は整数倍になるように配置する。その結果、羽根ピッチPchが等しく、複数の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しているため、鋼管杭100を地盤に圧入する際、螺旋羽根は地盤中において常に同じ位置を通過することになる。その結果、螺旋羽根間の地盤をかき乱すことがなく、螺旋羽根間に地盤が密実に充填される。そして、鋼管杭100は、鋼管杭100の周囲の地盤と、密実な螺旋羽根114間の地盤との土のせん断強度によって、上からの荷重を支持することができる。
一方、従来は、羽根ピッチや隣接する螺旋翼間の距離が考慮されてなかったため、1つの螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過した後、他の螺旋翼が鋼管周囲の地盤を通過するとき、他の螺旋翼が異なる位置を通過する可能性があるため、地盤を乱す可能性があった。これに対し、本実施形態によれば、地盤を乱すことなく、従来に比べて支持力を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、鋼管杭及び鋼管杭の施工方法に適用可能であり、特に鋼管周囲に螺旋状羽根が設けられた鋼管杭及び鋼管杭の施工方法に適用可能である。
100 鋼管杭
102 下杭
104 上杭
112 鋼管
114 螺旋羽根
114a 先端部
116 コマ
122 第1の切欠部
124 第2の切欠き部
200 鋼管杭
214A 螺旋羽根
214B 螺旋羽根
214C 螺旋羽根
300 鋼管杭
302 下杭
304 上杭
305 上杭
313 螺旋羽根
314 螺旋羽根
315 螺旋羽根
400 鋼管杭
402 下杭
414 螺旋羽根
414a 先端部
500 鋼管杭
502 杭先端部
514 螺旋羽根
514a 先端部
522 第1の切欠き部
524 第2の切欠き部
600 鋼管杭
602 杭先端部
612 鋼管
614 螺旋羽根
622 第1の切欠き部

Claims (13)

  1. 中空の第1の鋼管と、前記第1の鋼管の一端側から他端側方向に前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第1の螺旋羽根とを有する第1の鋼管杭と、
    中空の第2の鋼管と、前記第2の鋼管の一端側から他端側方向に前記第2の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第2の螺旋羽根とを有し、前記第1の鋼管杭の他端と端部で接続される第2の鋼管杭とを備え、
    前記第1の螺旋羽根のピッチと前記第2の螺旋羽根のピッチは等しく、前記第1の鋼管杭と前記第2の鋼管杭の接続部分において、前記第1の螺旋羽根と前記第2の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しており、
    前記第1の鋼管の一端側において、前記第1の鋼管の全周のうち一部分の周が前記第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、前記第1の鋼管の全周のうち前記一部分の周以外の他の部分の周が前記第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とを更に備え、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭。
  2. 前記第1の螺旋羽根と前記第2の螺旋羽根の間隔は、前記第1の螺旋羽根のピッチ又は前記第2の螺旋羽根のピッチの整数倍であること特徴とする、請求項1に記載の鋼管杭。
  3. 前記第1の螺旋羽根の基部と同一の基部から前記第1の螺旋羽根の突出方向と反対方向に突出して、前記鋼管の内周に螺旋状に形成された第3の螺旋羽根を更に有し、前記第1の切欠き部は、前記第1の螺旋羽根と前記第3の螺旋羽根に沿って切欠かれたことを特徴とする、請求項1に記載の鋼管杭。
  4. 前記鋼管の一端側において、前記第1の螺旋羽根の少なくとも先端部の羽根径は、前記第1の螺旋羽根の他の部分の羽根径より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の鋼管杭。
  5. 前記鋼管の一端側において、前記第1の螺旋羽根の少なくとも先端部の前記第1の螺旋羽根及び前記鋼管は、鋳造によって作製されたことを特徴とする、請求項1に記載の鋼管杭。
  6. 前記第2の螺旋羽根は、基部から先端まで前記第1の螺旋羽根と異なる長さで突出していることを特徴とする、請求項1に記載の鋼管杭。
  7. 中空の第1の鋼管と、
    前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第1の螺旋羽根と、
    前記第1の螺旋羽根と離隔した位置で、前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第4の螺旋羽根と、
    を有し、
    前記第1の螺旋羽根のピッチと前記第4の螺旋羽根のピッチは等しく、前記第1の螺旋羽根と前記第4の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続しており、
    前記第1の鋼管の一端側において、前記第1の鋼管の全周のうち一部分の周が前記第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、前記第1の鋼管の全周のうち前記一部分の周以外の他の部分の周が前記第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とを更に備え、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭。
  8. 前記第1の螺旋羽根と前記第4の螺旋羽根の間隔は、前記第1の螺旋羽根のピッチ又は前記第4の螺旋羽根のピッチの整数倍であること特徴とする、請求項7に記載の鋼管杭。
  9. 前記第4の螺旋羽根は、基部から先端まで前記第1の螺旋羽根と異なる長さで突出していることを特徴とする、請求項7に記載の鋼管杭。
  10. 前記第1、第2及び第4の螺旋羽根のいずれか又は全部は鉄筋から構成されることを特徴とする、請求項1又は7に記載の鋼管杭。
  11. 前記第1、第2及び第4の螺旋羽根の、羽根ピッチPchと突出長さdwの比Pch/dwは、
    Pch/dw≦24
    を満たすことを特徴とする請求項1又は7に記載の鋼管杭。
  12. 中空の第1の鋼管と、前記第1の鋼管の一端側から他端側方向に前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第1の螺旋羽根とを有する第1の鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、
    前記第1の鋼管杭を地盤に回転圧入する際、前記第1の鋼管杭の前記第1の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップと、
    中空の第2の鋼管と、前記第2の鋼管の一端側から他端側方向に前記第2の鋼管の外周に一定で等しいピッチで少なくとも1周以上螺旋状に形成された第2の螺旋羽根とを有し、前記第1の鋼管杭の他端と端部で接続される第2の鋼管杭を、前記第1の螺旋羽根のピッチと前記第2の螺旋羽根のピッチは等しく、前記第1の鋼管杭と前記第2の鋼管杭の接続部分において、前記第1の螺旋羽根と前記第2の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続するように、前記第1の鋼管杭と接続するステップと、
    前記第1の鋼管杭と前記第2の鋼管杭とが接続された鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、
    前記鋼管杭を地盤に回転圧入する際、前記鋼管杭の前記第1の螺旋羽根と前記第2の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップと
    を有し、
    前記第1の鋼管の一端側には、前記第1の鋼管の全周のうち一部分の周が前記第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、前記第1の鋼管の全周のうち前記一部分の周以外の他の部分の周が前記第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とが設けられ、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭の施工方法。
  13. 中空の第1の鋼管と、前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第1の螺旋羽根と、前記第1の螺旋羽根と離隔した位置で、前記第1の鋼管の外周に一定で等しいピッチで螺旋状に形成された第4の螺旋羽根とを有し、前記第1の螺旋羽根のピッチと前記第4の螺旋羽根のピッチは等しく、前記第1の螺旋羽根と前記第4の螺旋羽根が仮想螺旋上で連続している鋼管杭を埋設場所に回転圧入するステップと、
    前記鋼管杭を地盤に回転圧入する際、前記鋼管杭の前記第1の螺旋羽根と前記第4の螺旋羽根が、地盤中でほぼ同一経路を通過するように圧入速度を調節するステップと
    を有し、
    前記第1の鋼管の一端側には、前記第1の鋼管の全周のうち一部分の周が前記第1の螺旋羽根に沿って切欠かれた第1の切欠き部と、前記第1の鋼管の全周のうち前記一部分の周以外の他の部分の周が前記第1の切欠き部の始端部と終端部とを結んで切欠かれた第2の切欠き部とが設けられ、
    前記第1の切欠き部は、前記第1の螺旋羽根から所定の距離だけ離隔して切欠かれたことを特徴とする、鋼管杭の施工方法。
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