JP5510738B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタに収容される端子金具付き電線として特許文献1に記載のものが知られている。この端子金具付き電線は、芯線の外周を絶縁被覆で被覆してなる電線と、絶縁被覆から露出する芯線に接続された端子金具と、を備える。端子金具は、芯線が載置された平板状の基板部と、この基板部から突出されると共に芯線に圧着されたワイヤーバレルと、を備える。
基板部から絶縁被覆の端部に至る領域には、熱収縮チューブが被せられている。熱収縮チューブの一端側はワイヤーバレルで圧着された芯線を被覆していると共に他端側は絶縁被覆に密着している。
特開2000−285983号公報
しかしながら上記の構成によると、基板部は平板状をなしているので、熱収縮チューブの一端側と、基板部との間に隙間が形成されることが懸念される。すると、この隙間から水が熱収縮チューブ内に浸入し、この水が芯線及びワイヤーバレルと接触することが懸念される。すると、芯線又はワイヤーバレルの表面が酸化される等の不具合が発生することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線側への水の浸入を防止することを目的とする。
本発明に係る相手側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、前記コネクタは、芯線の外周を絶縁被覆で被覆してなる電線に端子金具が接続されてなる端子金具付き電線と、前記端子金具が挿通されるキャビティを有するコネクタハウジングと、を備え、前記端子金具が、前記絶縁被覆の端部から露出された前記芯線に圧着されたワイヤーバレルと、前記ワイヤーバレルの底板から延びる延出部と、を備えて構成され、前記延出部に合成樹脂をモールド成形してなる止水壁が設けられ、この止水壁の外面と前記絶縁被覆の端部の外面とに密着して前記止水壁と前記絶縁被覆の端部との間に亘って前記芯線を覆う筒状の止水被覆が設けられているとともに、前記端子金具が前記キャビティの正規位置に挿通された状態では、前記止水被覆における前記端子金具の挿通方向と直交する方向の径が大きい径大部が前記キャビティの外部に配されているところに特徴を有する(手段1)。
手段1の構成によれば、止水壁により電線側に水が浸入することを抑制できる。更に、止水壁の外面は止水被覆に密着しているので、止水壁と止水被覆との間から水が浸入することも抑制される。これにより、止水壁から絶縁被覆の端部に至る領域は、止水被覆によって防水されるので、芯線及びワイヤーバレルに水が付着することを抑制できる。
ここで、このように止水被覆を用いる場合には、止水被覆がない場合よりも端子金具の挿通方向と直交する方向の径が止水被覆の厚み分だけ大きくなるため、この止水被覆を有する端子金具付き電線をコネクタハウジングのキャビティに挿通しようとすると、止水被覆の厚み分に応じてキャビティの径を大きくしなければならず、コネクタの小型化の障害となるおそれがある。
一方、手段1の構成によれば、止水被覆における端子金具の挿通方向と直交する方向の径が大きい径大部については、端子金具がキャビティの正規位置に挿通された状態ではキャビティの外部に配されているため、径大部の径に応じてキャビティを大きくする必要がない。よって、止水被覆により確実に防水するとともに、コネクタの小型化を図ることができる。
手段1の構成に加えて、前記端子金具は、前記電線の前記絶縁被覆を保持するインシュレーションバレルを備えており、前記径大部は、前記止水被覆に覆われた前記インシュレーションバレルにより形成されるものであるようにしてもよい(手段2)。
端子金具をコネクタのキャビティに挿通した場合に、電線の前記絶縁被覆を保持するインシュレーションバレルの部分については、外部と絶縁されている必要があるため、通常はキャビティの外部に配することができない。しかしながら、本願発明は、止水壁と絶縁被覆の端部との間に亘って芯線を覆う筒状の止水被覆が設けられている構成に適用されるものであるため、止水被覆に覆われた部分の径大部については、止水被覆により外部との絶縁が図られている。よって、手段2の構成のようにすれば、径大部は、止水被覆に覆われたインシュレーションバレルにより形成されるものであるため、インシュレーションバレルを有する端子金具を用いる場合に、外部との絶縁を確実に行いつつ、コネクタの小型化を図ることができる。
手段1又は手段2の構成に加えて、前記絶縁被覆の端部には樹脂リングが外嵌されており、前記止水被覆の内面は前記樹脂リングと密着しているようにしてもよい(手段3)。
手段3の構成によれば、接着層を有さない止水被覆を用いた場合であっても、止水被覆と絶縁被覆との間を確実に防水することが可能になる。また、接着層を有さない止水被覆を用いることができるため、製造コストを低減することができる。
手段1ないし手段3のいずれかの構成に加えて、前記芯線を構成する金属と、前記端子金具を構成する金属とが異なるようにしてもよい(手段4)。
手段4の構成によれば、芯線を構成する金属と、端子金具を構成する金属とが異なる場合、芯線とワイヤーバレルとの双方に亘って水が付着すると、芯線又はワイヤーバレルに電食が発生することが懸念される。上記の態様によれば、芯線とワイヤーバレルとは止水被覆によって確実に防水されるので、芯線又はワイヤーバレルが電食により溶解することを抑制できる。このため、芯線を構成する金属と、端子金具を構成する金属とが異なる時に特に有効である。
手段1ないし手段4のいずれかの構成に加えて、前記芯線がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるようにしてもよい(手段5)。
手段5の構成によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金は比重が比較的に小さいので、電線を軽量化できる。一方、アルミニウム又はアルミニウム合金は比較的にイオン化傾向が高いので、電食が発生した場合に溶解しやすい。上記の態様によれば、芯線とワイヤーバレルとは止水被覆によって確実に止水されるので、芯線がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる場合に特に有効である。
手段1ないし手段5のいずれかの構成に加えて、前記止水被覆の内周面には接着層又は粘着層が形成されているようにしてもよい(手段6)。
手段6の構成によれば、止水被覆の内周面と、止水壁から絶縁被覆の端部に至る領域とを隙間なく密着させることができる。
手段1ないし手段6のいずれかの構成に加えて、前記止水被覆が熱収縮チューブであるようにしてもよい(手段7)。
手段7の構成によれば、加熱前の状態においては、熱収縮チューブの内径は比較的に大きいので、上記の領域の外周に容易に配置することができる。その後、加熱により収縮させることで、熱収縮チューブの内面を、止水壁及び絶縁被覆の端部と密着させることができる。このように、止水被覆として熱収縮チューブを用いることにより、止水壁から絶縁被覆の端部に至る領域の外周に熱収縮チューブを配置する工程の作業効率を向上させることができる。
本発明によれば、電線側への水の浸入を防止することができる。
本発明の実施形態1に係る端子金具付き電線を示す側面図 端子金具付き電線を示す平面図 端子金具付き電線を示す要部切欠断面図 延出部を示す要部拡大断面図 曲げ工程が終了した状態を示す平面図 モールド工程が終了した状態を示す平面図 コネクタを示す断面図 比較例として端子金具の全体をキャビティに収容した状態のコネクタを示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係るコネクタを、図1ないし図8を参照しつつ説明する。なお、以下では、前後方向については、図7の左方を前方、右方を後方とし、上下方向については、図7の紙面手前側を上方、紙面奥方を下方として説明する。
コネクタ30(本発明の構成の「コネクタ」の一例)は、図7に示すように、雌コネクタであって、相手側の雄コネクタ40(本発明の構成の「相手側コネクタ」の一例)と嵌合可能に構成されている。
相手側の雄コネクタ40(図7に概略を鎖線で示す)は、合成樹脂製の雄コネクタハウジング41と、雄コネクタハウジング41に収容される雄端子金具42とを備える。
コネクタハウジング41は、嵌合方向に筒状に開口するフード部と、フード部の内部を閉塞する奥壁部とを備えており、この奥壁部を貫通した棒状のL字形の雄端子金具42がフード部内に突出している。
コネクタ30は、合成樹脂製のコネクタハウジング31と、コネクタハウジング31に収容された複数(4個)の端子金具付き電線10とを備える。
コネクタハウジング31は、直方体状であって、雌端子金具12を後方から挿入可能なキャビティ32が幅方向に4個(複数)並んで設けられている。
キャビティ32は、略円形状をなし、コネクタハウジング31の前後方向においてほぼ全長に亘って形成されており、略後半部分の径が略前半部分の径よりもわずかに大きく、また、略後半部分の径は、ほぼ一定となっている。
キャビティ32の前端部には、雌端子金具12の前面に対向する前止まり壁33が形成されており、この前止まり壁33には、雄端子金具42を通す通し孔34が形成されている。
なお、図示はしないが、各キャビティ32の天井壁には、前方に延びる片持ち状をなし、その前端部が雌端子金具12に係合して雌端子金具12の後方への抜け止めを図るランスが形成されている。また、図示はしないが、コネクタハウジングには、相手側のコネクタハウジングとの嵌合状態を保持するためのロック部が形成されており、このロック部が相手側のコネクタハウジングのロック受け部にロック可能になっている。
端子金具付き電線10は、図1に示すように、電線11と、この電線11の端末に接続された雌端子金具12(本発明の構成の「端子金具」の一例)と、を備える。
(電線11)
電線11は、複数の金属細線を撚り合せてなる1つの芯線13と、芯線13の外周を被覆する合成樹脂製の絶縁被覆14と、を備える。芯線13は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属から構成される。本実施形態においては、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。電線11の端末においては、絶縁被覆14が剥離されることにより、芯線13が露出している。なお、芯線13は単芯線でもよい。
(雌端子金具12)
雌端子金具12は金属板材を所定形状のプレス加工して形成される。雌端子金具12を構成する金属としては、銅、銅合金等、必要に応じて任意の金属を採用しうる。また、金属板材の表面には図示しないメッキ層が形成されている。メッキ層を構成する金属としては、スズ、ニッケル等、必要に応じて任意の金属を採用しうる。本実施形態においては、銅又は銅合金の表面にスズメッキ層が形成されている。なお、金属板材の表面にメッキ層を形成しない構成としてもよい。
雌端子金具12は、図3に示すように、電線11の絶縁被覆14及び芯線13が載置される底板15を有する。
底板15の側縁には、1対のインシュレーションバレル16が突出して形成されている。インシュレーションバレル16は、電線11の絶縁被覆14及び芯線13が底板15に載置された状態で、絶縁被覆14の外側から抱くようにして絶縁被覆14に圧着されている。なお、図3では、1対のインシュレーションバレル16が上部で折り重なる(オーバーラップする)ようになっているが、これに限られず、例えば、1対のインシュレーションバレル16の先端同士が幅方向の中心部で突き合わさせた構成のものを用いてもよい。
底板15には、インシュレーションバレル16よりも芯線13の端部寄りの位置に、底板15の側縁から1対のワイヤーバレル17が突出して形成されている。ワイヤーバレル17は、電線11の絶縁被覆14及び芯線13が底板15に載置された状態で、芯線13の外側から抱くようにして芯線13に圧着されている。
図5に示すように、底板15のうちワイヤーバレル17に対応する領域、及びワイヤーバレル17には、芯線13が載置される側の面に、複数の凹部18が形成されている。凹部18は、略四角形状をなしており、詳細には略平行四辺形状をなしている。凹部18は、芯線13の延びる方向(図5における左右方向)と略直交する1対の第1辺と、芯線13の延びる方向と90°よりも小さな角度で交差する1対の第2辺と、を備える。隣り合う凹部18同士は、第1辺同士が直線状に並んで配されると共に、第2辺同士も直線上に並んで配されている。これにより、凹部18をプレス加工する際に用いる金型(図示せず)を、複数の条溝を形成することで形成できるので、製造コストを削減できる。
また、芯線13の延びる方向について隣り合う凹部18の第1辺同士は、芯線13の延びる方向についてオーバーラップして配されているので、芯線13とワイヤーバレル17との固着力を向上させることができる。また、複数の凹部18の口縁が芯線13の表面に摺接するので、凹部18の口縁と芯線13との接触面積が大きくなる結果、雌端子金具12と芯線13との電気抵抗値を低くすることができる。
底板15には、芯線13の延びる方向に更に延びると共に、芯線13が載置された側の面が凹形状に曲げ加工された延出部19が形成されている。延出部19は、断面が略U字形状をなして上方に開口している。なお、延出部19の断面形状としては、例えば半円形状としてもよく、必要に応じて任意の形状としうる。
延出部19には、芯線13の延びる方向に更に延びて、筒状をなすと共に図示しない相手側端子金具と接続する接続筒部20が形成されている。接続筒部20内には相手側端子金具と弾性的に接触する弾性接触片21が設けられている。
(止水壁22)
延出部19には、図3に示すように、合成樹脂材をモールド成形することにより止水壁22が形成されている。止水壁22を形成する合成樹脂材としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を用いてもよく、また、エポキシ樹脂等の熱硬化製樹脂を用いてもよく、必要に応じて任意の合成樹脂材を用いることができる。上記の合成樹脂材は、1種類のみを用いてもよく、また、複数種類の合成樹脂材を混合して用いてもよい。本実施形態においては、ポリアミド系熱可塑性樹脂が用いられている。
止水壁22は、延出部19の外周を全周に亘って包囲して形成されている。延出部19内には、止水壁22が充填されている。本実施形態においては、止水壁22の断面は、角が丸められた略四角形状をなしている。
(樹脂リング23)
電線11の端部には合成樹脂製の樹脂リング23が外嵌されている。詳細には、絶縁被覆14の端部であって、インシュレーションバレル16が圧着された部分よりも後方(露出した芯線13と反対方向)の位置に、断面形状が円形状をなす樹脂リング23が外嵌されている。樹脂リング23の内径は絶縁被覆14の外径と略同じに設定されている。これにより、樹脂リング23は、電線11の端部に、容易に外嵌させることができるようになっている。なお、略同じとは、樹脂リング23の内径が絶縁被覆14の外径と同じ場合と、樹脂リング23の内径が絶縁被覆14の外径よりもやや大きい場合と、樹脂リング23の内径が絶縁被覆14の外形よりもやや小さい場合と、を含む。
樹脂リング23を構成する合成樹脂材としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を用いてもよく、また、エポキシ樹脂等の熱硬化製樹脂を用いてもよく、必要に応じて任意の合成樹脂材を用いることができる。上記の合成樹脂材は、1種類のみを用いてもよく、また、複数種類の合成樹脂材を混合して用いてもよい。本実施形態においては、ポリアミド系熱可塑性樹脂が用いられている。
(止水被覆25)
延出部19のうち止水壁22が形成された部分から、ワイヤーバレル17、インシュレーションバレル16、樹脂リング23が外嵌された部分、更に、樹脂リング23を越えて絶縁被覆14に至るまでの領域には、合成樹脂材からなる止水被覆25によって被覆されている。本実施形態においては、止水被覆25は熱収縮チューブ24からなる。本実施形態においては、熱収縮チューブ24の内面には、図示しない接着層又は粘着層が形成されている。接着層又は粘着層は、加熱されて軟化又は溶融することにより、接着性又は粘着性が発現するようになっている。なお、熱収縮チューブ24の内面に接着層又は粘着層を設けない構成としてもよい。熱収縮チューブ24の長さ寸法は、止水壁22から樹脂リング23に至る領域の長さ寸法よりも長く設定されている。
熱収縮チューブ24の内面は、熱収縮チューブ24が加熱されて収縮した状態において、止水壁22の外周面と全周に亘って隙間なく密着している。また、熱収縮チューブ24の内面は、樹脂リング23の外周面と全周に亘って隙間なく密着している。
熱収縮チューブ24のうち、絶縁被覆14を包囲するインシュレーションバレル16を覆う部分及び樹脂リング23を覆う部分等からなる部分(図3の範囲A)については、他の部分(熱収縮チューブ24のうち、止水壁22を覆う部分、ワイヤーバレル17を覆う部分、芯線を覆う部分、絶縁被覆14を覆う部分等)よりも上下方向や左右方向(端子金具付き電線10のキャビティ32への挿通方向と直交する方向)の径が大きくされた径大部29となっている。一方、径大部29よりも前方は、径小部39Aとされ、径大部29よりも後方は、径小部39Bとされている。
止水壁22を構成する合成樹脂材として、加熱によって軟化又は溶融することにより接着性を発現するものを用いてもよい。この場合には、熱収縮チューブ24を加熱する工程において、止水壁22を軟化又は溶融させ、熱収縮チューブ24の内面と止水壁22とを接着する構成とすることができる。
また、樹脂リング23を構成する合成樹脂材として、加熱によって軟化又は溶融することにより接着性を発現するものを用いてもよい。この場合には、熱収縮チューブ24を加熱する工程において、樹脂リング23を軟化又は溶融させ、熱収縮チューブ24の内面と樹脂リング23とを接着する構成とすることができる。更に、樹脂リング23を上記のような合成樹脂材で形成することにより、樹脂リング23と絶縁被覆14の外周面とを接着することができる。
(コネクタハウジング31と端子金具付き電線10との位置関係)
コネクタハウジング31のキャビティ32の後端の開口部32Aから端子金具付き電線10を前端側から挿通していくと(図7参照)、ランスに当接してランスを弾性変形させるとともに、雌端子金具12の先端が前止まり壁33に近接する(対向する)正規位置(図7の位置)まで挿通される。このときランスが復元変形して接続筒部20の後端部に係止し、端子金具付き電線10のキャビティ32からの抜け止めが図られる。
端子金具付き電線10がこの正規位置に挿通された状態のとき、端子金具付き電線10の熱収縮チューブ24のうち径大部29は、キャビティ32の外部に配されており(キャビティ32に挿通されておらず)、径大部29よりも前方の径小部39Aは、キャビティ32の内部に収容(挿通)されている。
ここで、例えば、図8に示すように、端子金具付き電線10における雌端子金具12の全体をコネクタハウジング51のキャビティ52に収容(挿通)する場合には、キャビティ32の寸法B2(左右方向の径。キャビティ32のうち端子金具付き電線10の挿通方向と直交する方向の径)について、インシュレーションバレル16の寸法C(左右方向の径)を確保しなければならず、コネクタハウジング31が大型化してしまうという問題がある。特に、本実施形態のように、雌端子金具12を熱収縮チューブ24で覆う場合には、径大部29について、径小部39Aと同様にキャビティ32の内部に収容(挿通)すると、インシュレーションバレル16の寸法C(左右方向の径)に、熱収縮チューブ24の厚みの分を加えた寸法(図8の寸法D)だけ、更にキャビティ32を大きくしなければならず、コネクタの小型化の要請に十分に応えることができない。
一方、本実施形態のようにすれば、図7に示すように、径大部29については、キャビティ32の外部に配されるため、キャビティ32の寸法B1(<B2)について径大部29よりも径の小さい径小部39Aを挿通可能な寸法を確保すれば足りる。したがって、キャビティ32の径を大きくしなくてもよいため、コネクタ30を小型化することが可能になる。また、本来、インシュレーションバレル16は外部と絶縁する必要があるため、キャビティ32の外部に配することができないものであるが、本実施形態では、インシュレーションバレル16の部分については熱収縮チューブ24で覆われているため、インシュレーションバレル16の外部との絶縁については確保することができる。
(製造工程)
続いて、本実施形態に係る端子金具付き電線10の製造工程の一例を示す。まず、金属板材に打ち抜き工程を実行することにより、帯状をなすキャリア26と、このキャリア26の側縁に連結された複数の端子金具片27と、を形成する(図5参照)。キャリア26には、長手方向に沿って略等間隔に並ぶ送り孔28が形成されている。この送り孔28には、加工機に設けられた図示しない送り爪が係合するようになっている。
キャリア26には、複数の端子金具片27が、長手方向に沿って略等間隔に並んで連結されている。端子金具片27は、電線11の絶縁被覆14及び芯線13が載置される底板15と、この底板15から突出して絶縁被覆14に圧着されるインシュレーションバレル16と、底板15から突出して芯線13に圧着されるワイヤーバレル17とを備える。
この打ち抜き工程において、ワイヤーバレル17のうち芯線13が載置される側の面に複数の凹部18を形成してもよい。また、打ち抜き工程とは別の工程において、上記の凹部18を形成してもよい。
打ち抜き工程が実行された金属板材に対して、曲げ工程を実行する。この曲げ工程を実行することにより、芯線13が底板15に載置された状態において芯線13の延びる方向に延びて形成されると共に芯線13が載置された側の面が凹形状をなす延出部19と、延出部19から芯線13の延びる方向に対応する方向に延びて形成された接続筒部20と、を形成する。
続いて、キャリア26に形成された送り孔28を送り爪に係合させることで、順次、端子金具片27を送りながら、端子金具片27の延出部19に合成樹脂材をモールド成形する。詳細に説明すると、まず、図示しない1対の金型によって、延出部19のうち止水壁22を形成すべき部分を挟む。次いで、金型に形成されたキャビティの内部に、溶融状態の合成樹脂材を注入する。合成樹脂材が金型内で固化した後、1対の金型を開き、止水壁22が形成された端子金具片27を金型から離脱させる。上記の工程を、略一定の間隔で、キャリア26に連結された複数の端子金具片27に対して連続的に実行する(図6参照)。
一方、電線11の絶縁被覆14を剥離して芯線13を露出させる。その後、絶縁被覆14の端部に、樹脂リング23を外嵌する。樹脂リング23は、絶縁被覆14のうちワイヤーバレル17が圧着される領域と異なる部分(芯線13と反対側に位置する部分)に外嵌する。
続いて端子金具片27に対して圧着工程を実行する。詳細に説明すると、電線11から露出する芯線13及び絶縁被覆14を、端子金具片27の底板15に載置する。その後、図示しない金型によってインシュレーションバレル16、及びワイヤーバレル17をそれぞれ、絶縁被覆14、及び芯線13の外側から抱くように曲げ加工する。これにより、インシュレーションバレル16を絶縁被覆14に圧着すると共に、ワイヤーバレル17を芯線13に圧着する。
本実施形態においては、上記の圧着工程と同時に、キャリア26と端子金具片27とを切断する切断工程を実行する。これにより、各端子金具片27はキャリア26から切断されて雌端子金具12とされ、且つ、電線11に接続された状態の端子金具付き電線10とされる。
続いて、被覆工程を実行する。詳細に説明すると、熱収縮チューブ24を、電線11側、又は雌端子金具12側から挿通し、止水壁22から樹脂リング23を越えて絶縁被覆14に至る領域に配置する。熱収縮チューブ24の内径は、加熱前の状態において、接続筒部20の外形状よりも大きく設定することにより、比較的容易に、雌端子金具12側から挿通させることができる。また、電線11側から挿通させる場合には、圧着工程を実行する前に、予め電線11に熱収縮チューブ24を挿通させておけばよい。
熱収縮チューブ24を挿通させた後、図示しない加熱装置で加熱する加熱工程を実行することにより、熱収縮チューブ24を収縮させる。これにより、熱収縮チューブ24の内面を、止水壁22及び樹脂リング23と隙間なく密着させる。以上により、端子金具付き電線10が完成する。
なお、上記の加熱工程において、接続筒部20を上方に向けた姿勢で加熱することにより、加熱工程において止水壁22が溶融した場合でも、止水壁22を構成する合成樹脂材が接続筒部20内に流入することを抑制することができる。これにより、接続筒部20における相手側端子金具との電気的な接続信頼性を向上させることができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、延出部19内には止水壁22が充填されているので、延出部19から水が浸入して、芯線13及びワイヤーバレル17に水が付着することを抑制できる。更に、止水壁22の外周面は、熱収縮チューブ24(止水被覆)の内面と、全周に亘って隙間なく密着しているので、止水壁22と熱収縮チューブ24との間から水が浸入することも抑制される。これにより、延出部19のうち止水壁22が形成された部分から、ワイヤーバレル17、インシュレーションバレル16、樹脂リング23が外嵌された部分、更に、樹脂リング23を越えて絶縁被覆14に至るまでの領域は、熱収縮チューブ24によって止水されるので、芯線13及びワイヤーバレル17に水が付着することを確実に抑制できる。
ここで、このように熱収縮チューブ24(止水被覆)を用いる場合には、熱収縮チューブ24がない場合よりも端子金具の挿通方向と直交する方向の径が熱収縮チューブ24の厚み分だけ大きくなる。したがって、この熱収縮チューブ24を有する端子金具付き電線10をコネクタハウジング31のキャビティ32に挿通しようとすると、熱収縮チューブ24の厚み分に応じてキャビティ32の径を大きくしなければならず、コネクタ30の小型化の障害となるおそれがある。
一方、本実施形態によれば、熱収縮チューブ24(止水被覆)における雌端子金具12(端子金具)の挿通方向と直交する方向の径が大きい径大部29については、雌端子金具12がキャビティ32の正規位置に挿通された状態ではキャビティ32の外部に配されているため、径大部29の径に応じてキャビティ32を大きくする必要がない。よって、熱収縮チューブ24(止水被覆)により確実に防水するとともに、コネクタの小型化を図ることができる。
(2)雌端子金具12をコネクタ30のキャビティ32に挿通した場合に、電線11の絶縁被覆14を保持するインシュレーションバレル16の部分については、外部と絶縁されている必要があるため、通常はキャビティ32の外部に配することができない。しかしながら、本実施形態は、止水壁22と絶縁被覆14の端部との間に亘って芯線13を覆う筒状の熱収縮チューブ24(止水被覆25)が設けられている構成に適用されるものであるため、熱収縮チューブ24に覆われたインシュレーションバレル16により形成される径大部29については、熱収縮チューブ24により外部との絶縁が図られている。よって、インシュレーションバレル16を有する雌端子金具12(端子金具)を用いる場合に、外部との絶縁を確実に行いつつ、コネクタの小型化を図ることができる。
(3)絶縁被覆14の端部には樹脂リング23が外嵌されており、熱収縮チューブ24の内面は樹脂リング23と全周に亘って隙間なく密着している。これにより、絶縁被覆14の端部側から水が浸入することを確実に抑制できるので、芯線13及びワイヤーバレル17に水が付着することを一層確実に抑制できる。特に、接着層を有さない熱収縮チューブ24を用いた場合であっても、熱収縮チューブ24と絶縁被覆14との間を確実に防水することが可能になる。また、接着層を有さない熱収縮チューブ24を用いることができるため、製造コストを低減することができる。
(4)芯線13を構成する金属と、雌端子金具12を構成する金属とが異なる場合、芯線13とワイヤーバレル17との双方に亘って水が付着すると、芯線13又はワイヤーバレル17に電食が発生することが懸念される。本実施形態によれば、芯線13とワイヤーバレル17とは熱収縮チューブ24によって確実に防水されるので、芯線13又はワイヤーバレル17が電食により溶解することを抑制できる。
(5)本実施形態のように、芯線13がアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、雌端子金具12が銅又は銅合金の表面にスズメッキ層が形成されてなる場合には、比較的にイオン化傾向の大きなアルミニウム又はアルミニウム合金からなる芯線13が電食により溶解するおそれがあるので、特に有効である。なお、アルミニウム又はアルミニウム合金は比重が比較的に小さいので、電線11を軽量化できる。
(6)熱収縮チューブ24の内周面には接着層又は粘着層が形成されているので、熱収縮チューブ24を収縮させるための加熱工程を実行することにより、熱収縮チューブ24の内面と、止水壁22とを確実に隙間なく密着させることができると共に、熱収縮チューブ24と絶縁被覆14の端部とを確実に隙間なく密着させることができる。
このように、止水被覆25として内周面に接着層又は粘着層が形成された熱収縮チューブ24を用いることにより、止水壁22から絶縁被覆14の端部に至る領域の外周に熱収縮チューブ24を配置する工程の作業効率を向上させることができると共に、熱収縮チューブ24と、止水壁22及び絶縁被覆14の端部との密着性を向上させることができる。
(7)本実施形態によれば、止水被覆25が熱収縮チューブ24からなる。加熱前の状態においては、熱収縮チューブ24の内径は比較的に大きいので、上記の領域の外周に容易に配置することができる。その後、加熱により収縮させることで、熱収縮チューブ24の内面を、止水壁22及び絶縁被覆14の端部と隙間なく密着させることができる。このように、止水被覆25として熱収縮チューブ24を用いることにより、止水壁22から絶縁被覆14の端部に至る領域の外周に熱収縮チューブ24を配置する工程の作業効率を向上させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1においては、端子金具は雌端子金具12であったが、これに限られず、延出部19から芯線13の延びる方向に、更に延びて形成された雄タブを備えた雄端子金具であってもよく、また、延出部19に連なって円板状の接続部を形成し、この接続部に貫通孔が形成された、いわゆるLA端子であってもよく、また、延出部19に連なって更に形成された他のワイヤーバレル17に複数の電線11が接続されたスプライス端子であってもよく、必要に応じて任意の形状の端子金具とすることができる。
(2)実施形態1においては、止水壁22の断面は略四角形状をなしていたが、これに限られず、円形状、楕円形状、長円形状等でもよく、また、三角形状等の多角形状であってもよく、必要に応じて任意の形状とすることができる。
(3)止水被覆25は、シート状をなす止水テープを、止水壁22から絶縁被覆14の端部に至る領域に巻回する構成としてもよい。
(4)実施形態1においては、止水壁22は、芯線13にワイヤーバレル17を圧着する工程の前に形成する構成としたが、これに限られず、止水壁22は、芯線13にワイヤーバレル17を圧着した後に形成する構成としてもよい。
(5)実施形態1においては、芯線13がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる構成としたが、これに限られず、芯線13は銅又は銅合金からなる構成としてもよく、必要に応じて任意の金属により形成される構成としてもよい。また、実施形態1においては、雌端子金具12が銅又は銅合金からなると共に表面にスズメッキ層が形成される構成としたが、これに限られず、雌端子金具12は必要に応じて任意の金属からなる構成としてもよい。
(6)実施形態1においては、圧着工程と切断工程とを同一の工程で実行する態様としたが、これに限られず、圧着工程を実行した後に、切断工程を実行する構成としてもよい。
(7)実施形態1においては、端子金具にはインシュレーションバレル16が形成される構成としたが、インシュレーションバレル16は省略してもよい。
(8)止水被覆25は、延出部19のうち止水壁22が形成された部分から、ワイヤーバレル17、インシュレーションバレル16、樹脂リング23が外嵌された部分に至るまでの領域を被覆する構成としてもよい。
(9)実施形態1においては、樹脂リング23は円環状をなす構成としたが、これに限られず、例えば、樹脂リング23にはスリットを形成し、断面形状が略C字状をなす形態としてもよい。これにより、樹脂リング23は容易に拡径可能となるので、例えば、端子金具を電線11に圧着した後に、樹脂リング23を拡径させて、電線11に外嵌させることができる。
(10)実施形態1においては、径大部29は、熱収縮チューブ24のうちインシュレーションバレル16から樹脂リング23までの範囲Aとしたが、これに限られない。例えば、径大部29がインシュレーションバレル16及び熱収縮チューブ24のいずれか一方から形成されるものでもよく、また、インシュレーションバレル16及び熱収縮チューブ24のいずれか以外により形成されるものでもよい。
また、径大部29は複数形成されるものでもよい。例えば、インシュレーションバレル16及び樹脂リング23の間について熱収縮チューブ24を絶縁被覆14に密着させることができる場合には、熱収縮チューブ24のうちインシュレーションバレル16の部分及び樹脂リング23の部分のそれぞれについて径大部(複数の径大部)とすることができる。なお、径大部が複数ある場合には、全ての径大部をキャビティ32の外部に配するようにしてもよいが、複数の径大部のうち、より径の大きいものをキャビティ32の外部に配し、これよりも径の小さいものについては、キャビティ32の内部に収容(挿通)するようにしてもよい。
(11)実施形態1においては、熱収縮チューブ24と電線11の絶縁被覆14との間に樹脂リング23を設けたが、樹脂リング23を省略してもよい。但し、樹脂リング23を省略する場合には、防水性を確保するために、熱収縮チューブ24(止水被覆)の内面に接着剤層や粘着剤層を設けることが望ましいが、接着剤層等を設けるよりも、実施形態1のように、熱収縮チューブ24と電線11の絶縁被覆14との間に樹脂リング23を設けた方が、一般にコストを低減させることができるため好適である。
10…端子金具付き電線
11…電線
12…雌端子金具(端子金具)
13…芯線
14…絶縁被覆
15…底板
17…ワイヤーバレル
19…延出部
22…止水壁
23…樹脂リング
24…熱収縮チューブ
25…止水被覆
26…キャリア
27…端子金具片
29…径大部
30…コネクタ
31…コネクタハウジング
32…キャビティ
33…前止まり壁
34…通し孔
39A,39B…径小部
40…雄コネクタ(相手側コネクタ)
41…コネクタハウジング
42…雄端子金具

Claims (7)

  1. 相手側コネクタと嵌合可能なコネクタであって、
    前記コネクタは、芯線の外周を絶縁被覆で被覆してなる電線に端子金具が接続されてなる端子金具付き電線と、前記端子金具が挿通されるキャビティを有するコネクタハウジングと、を備え、
    前記端子金具が、前記絶縁被覆の端部から露出された前記芯線に圧着されたワイヤーバレルと、前記ワイヤーバレルの底板から延びる延出部と、を備えて構成され、
    前記延出部に合成樹脂をモールド成形してなる止水壁が設けられ、この止水壁の外面と前記絶縁被覆の端部の外面とに密着して前記止水壁と前記絶縁被覆の端部との間に亘って前記芯線を覆う筒状の止水被覆が設けられているとともに、
    前記端子金具が前記キャビティの正規位置に挿通された状態では、前記止水被覆における前記端子金具の挿通方向と直交する方向の径が大きい径大部が前記キャビティの外部に配されているコネクタ。
  2. 前記端子金具は、前記電線の前記絶縁被覆を保持するインシュレーションバレルを備えており、
    前記径大部は、前記止水被覆に覆われた前記インシュレーションバレルにより形成されるものであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記絶縁被覆の端部には樹脂リングが外嵌されており、前記止水被覆の内面は前記樹脂リングと密着していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記芯線を構成する金属と、前記端子金具を構成する金属とが異なることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記芯線がアルミニウム又はアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記止水被覆の内周面には接着層又は粘着層が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記止水被覆が熱収縮チューブであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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