JP5510710B2 - 易引裂き性ポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体 - Google Patents

易引裂き性ポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体 Download PDF

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Description

本発明はハイレトルト用ポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体に関し、樹脂の流れ方向(MD方向)への優れた易引裂き性を持ち、且つ低温での耐衝撃性が良好であり、ヒートシール性、耐ブロッキング性を兼備し、レトルト包装袋としてハイレトルト用途(125〜135℃殺菌)に広く使用できるポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体に関する。
従来、レトルトパウチ用、医療用輸液バック、流動食用パウチ等に使用されるシーラントフィルムには、加圧加熱殺菌処理(レトルト処理)に対応できる耐熱性、流通過程の衝撃に耐える耐衝撃性(特に低温耐衝撃性)や十分なシール強度、耐ブロッキング性、適度な透明性などが必要とされてきた。特にハイレトルトパウチ用フィルム設計は、これらの要求特性のうち、耐熱性、低温耐衝撃性、シール強度を最も重要視して他の要求特性をバランスよく満たすことを目的として設計されてきた(特許文献1、2)。尚、本報で述べる「レトルト」とは加圧下で100℃を超えて加熱殺菌することを意味し、特に125〜135℃での殺菌を「ハイレトルト」と呼ぶ。
しかしながら、特許文献1、2のプロピレン・エチレンブロック共重合体やプロピレン・エチレンブロック共重合体にエチレン系エラストマーなどを配合した樹脂を溶融押出して製膜した無延伸フィルムをレトルトパウチに用いた場合、ノッチ部(端部に設けられた切り口)からの開封時に、直線カット性が乏しく内容物が変形したり、こぼれてしまうことが問題となっていた。
そこで、近年レトルトパウチに用いられるシーラントフィルムには、刃物を用いること無くノッチ部から容易に引裂くことで開封し得るものであること(易引裂き性)が求められている。
易引裂き性を有するポリプロピレン系フィルムとして、縦方向に高倍率の延伸を施してなる一軸延伸フィルム(特許文献3)があるが、特許文献3のフィルムは、引裂き性は改良されるが、耐衝撃性がレトルト用途として不十分であった。また、フィルムの結晶化度を上げて引裂き性を付与する目的で、ソルビトール誘導体を配合してなるフィルム(特許文献4)やロジン金属塩化合物を配合してなるフィルム(特許文献5)があるが、レトルト処理後の臭気や抽出物が多くハイレトルト用途には適していない。さらに、結晶性ポリエチレン樹脂を配合してなるフィルム(特許文献6)や、ポリブテン−1を結晶核剤として配合してなるフィルム(特許文献7)もあるが、いずれも耐衝撃性に劣ることから、ハイレトルト用途として不十分であった。
以上述べたように従来技術では、樹脂の押出方向(以下流れ方向(MD方向)と表現する)への易引裂き性を持ち、且つ耐衝撃性、ヒートシール性、耐ブロッキング性を兼備し、ハイレトルト用途(125〜135℃殺菌)に広く使用できるポリプロピレン系未延伸フィルムはなかった。
特開2003−105164号公報 特開2000−186159号公報 特開平7−138423号公報 特開平1−299831号公報 特開平11−255910号公報 特開平10−316772号公報 特許第3813263号公報
本発明の課題は樹脂の流れ方向(MD方向)への優れた易引裂き性を持ち、且つ低温での耐衝撃性が良好であり、ヒートシール性、耐ブロッキング性を兼備し、レトルト包装袋としてハイレトルト用途(125〜135℃殺菌)に広く使用できるポリプロピレン系未延伸フィルムおよびその積層体を提供することである。
本発明者らは種々検討の結果、前記課題を解決した。すなわち、本発明はプロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して、密度が0.865〜0.890g/cm3、且つ融解時の吸熱量(JIS K7122)が5〜30J/gである低結晶性エチレン系エラストマー(B)を3〜10重量部の割合で含むフィルムであって、複屈折率が3.0×10−3〜5.0×10−3の範囲であることを特徴とするハイレトルト用ポリプロピレン系未延伸フィルムであり、さらに好ましくは、該フィルムの厚さ60μmでの落球衝撃強度が2.0〜5.0J/シートの範囲であり、さらにはリン酸金属塩系結晶核剤(C)を0.05〜0.5重量部の範囲で含有することを特徴とするハイレトルト用ポリプロピレン系未延伸フィルムであって、また単層以上のフィルムが積層された他基材層の片面に、ヒートシール層として該ポリプロピレン系未延伸フィルムが積層されてなることを特徴とする積層体によって達成される。
本願発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは樹脂の流れ方向(MD方向)への優れた易引裂き性を持ち、且つ低温での耐衝撃性が良好であり、ヒートシール性、耐ブロッキング性を兼備し、通常レトルト包装袋に好適なシーラントフィルムとして使用できる。
また、本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムが他基材にヒートシール層として積層されることにより、開封時、易引裂き性に優れ、内容物が変形したり、こぼれてしまう問題がなく、耐衝撃性、ヒートシール性、耐ブロッキング性に優れたレトルト用包装袋を提供できる。
次に本発明に係るポリプロピレン系未延伸フィルムおよびそのフィルムを含む積層体について具体的に説明する。
本発明において使用するプロピレン・エチレンブロック共重合体(A)(以下、(A)成分と略すことがある。)は第一工程を気相中でプロピレンを主体とした重合体部分を重合し、次いで第二工程を気相中でエチレン含有量が20〜50重量%のプロピレンとエチレンとの共重合体部分(A1)を重合して得られるプロピレン・エチレンブロック共重合体(A)であり、230℃、荷重21.18Nでのメルトフローレート(以下MFRと略する、単位g/10分)が1〜10の範囲であることが好ましく、さらに1〜5の範囲が特に好ましい。MFRが1未満では溶融粘度が高すぎて、製膜時に安定して口金から押出することが難しく、MFRが10を越えると耐衝撃性が悪化する。
該プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)のプロピレンとエチレンとの共重合体部分(A1)のエチレン含量のより好ましい範囲は、30〜50重量%である。エチレン含量が20重量%未満の場合は、耐ブロッキング性が劣るため好ましくなく、50重量%を超える場合は、耐衝撃性が劣るため好ましくない。
該プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)の融点は、155℃〜165℃の範囲が好ましい。融点が155℃未満では、135℃のレトルト処理での耐熱性が不十分であり、165℃を越えると耐衝撃性が悪化する。
本発明において使用する低結晶性エチレン系エラストマー(B)(以下、(B)成分と略すことがある。)は、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィンとの低結晶性ランダム共重合体であることが好ましく、より好ましくは、エチレンと炭素数3〜4のα−オレフィンとの低結晶性ランダム共重合体である。エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィンとの低結晶性ランダム共重合体としては、エチレン・ブテンランダム共重合体が耐衝撃性が高くなるので好ましく、より好ましくはエチレン・ブテンー1ランダム共重合体である。炭素数3〜8のα−オレフィンの含有量は、5〜25重量%の範囲であり、好ましくは10〜20重量%であることが、耐ブロッキング性と耐衝撃性を両立できるので好ましい。
該低結晶性エチレン系エラストマー(B)の密度は0.865〜0.890g/cm3、且つJIS K7122に基づく示差走査熱量計(DSC)による昇温過程における融解の吸熱量が5〜30J/gの範囲である必要がある。密度が0.865g/cm3未満では耐ブロッキング性が悪化し、密度が0.890g/cm3を越えると耐衝撃性が悪くなる。また吸熱量が5J/g未満では、耐ブロッキング性が悪化し、30J/gを越えると耐衝撃性が悪くなる。
また、190℃、荷重21.18Nでのメルトフローレートが0.3〜5g/10分の範囲であることが好ましい。MFRが0.3g/10分未満では他のポリマーとの混和性が低下する場合があり、5g/10分を超えるとフィルムの耐ブロッキング性が悪化する場合がある。尚、製造方法は特に制限なく、公知の方法を利用して製造することができる。
本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは、プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して、低結晶性エチレン系エラストマー(B)を3〜10重量部の割合で含むフィルムであることが必要である。前記各構成成分の使用量が前記範囲内に満たない場合には、得られるフィルムの性能が低下する傾向にある。すなわち、プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して低結晶性エチレン系エラストマー(B)が10重量部を超える場合は耐ブロッキング性及び易引裂き性が不良となり、一方、プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して低結晶性エチレン系エラストマー(B)が3重量部未満の場合、耐衝撃性が不十分となる。
本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは、複屈折率が3.0×10−3〜5.0×10−3であることが必要である。また、より好ましい範囲は、4.0×10−3〜5.0×10−3である。複屈折が3.0×10−3未満では引裂き強度が高くなり、5.0×10−3を越える場合は、引き裂き強度は低くなるが耐衝撃性が不十分となる。
本発明において複屈折率を制御する方法としては例えば、上記混合樹脂を180℃〜250℃の範囲、好ましくは200℃〜230℃の低温で溶融し、スリット間隙1mm以上にセットされた口金から押し出し、さらに、温度を50〜90℃、好ましくは70〜90℃の高温に保たれたキャスティングドラム上で冷却し、10〜100m/minの速度で巻き取る方法が挙げられる。
また、別の方法としては、結晶核剤の添加によりフィルムの結晶性を上げる方法がある。結晶核剤としては、リン酸金属塩系核剤、ソルビトール系核剤、カルボン酸金属塩系核剤、また密度0.935g/cm3 以上の高密度ポリエチレンなどの公知のポリプロピレン用結晶核剤を用いることができるが、レトルト食品包装用としてはレトルト処理時に臭気の発生が少なく耐溶剤性のある、リン酸金属塩系の結晶核剤(C)(以下(C)成分と略すことがある。)が好適に使用できる。ソルビトール系核剤やカルボン酸金属塩系核剤は、臭気や耐溶剤性に劣り、また密度0.935g/cm3 以上の高密度ポリエチレンは核剤としての効果が弱く、十分な易引裂き性を得ることが困難な場合がある。
本発明において、リン酸金属塩系結晶核剤(C)を用いる場合には、成分(A)100重量部に対して、0.05〜0.5重量部の割合でリン酸金属塩系結晶核剤(C)を含有させることが結晶核剤としての効果が期待できるので好ましい。
また、該フィルムの厚さ60μmでの落球衝撃強度が2.0〜5.0J/シートであることが好ましい。また、より好ましい範囲は、2.0〜3.5J/シートである。フィルム厚さ60μmでの落球衝撃強度が2.0J/シート未満のものは耐衝撃性が不十分となりやすく、5.0J/シートを超えるものは易引裂き性が低下しやすい。本発明において落球衝撃強度を制御する方法として例えば低結晶性エチレン系エラストマー(B)の添加量を調整する方法がある。低結晶性エチレン系エラストマー(B)の添加量により落球衝撃強度を比例的に調整することができる。但し、添加量が本発明の構成範囲外では得られるフィルムの性能が低下する傾向にある。すなわち、プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して低結晶性エチレン系エラストマー(B)が10重量部を超える場合は、落球衝撃強度が大きすぎて耐ブロッキング性及び易引裂き性が不良となり、一方、プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して低結晶性エチレン系エラストマー(B)が3重量部未満の場合、落球衝撃強度が小さすぎて耐衝撃性が不十分となる。
本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは、単体のフィルムでも一般包装用のフィルムとして使用することができ、特に耐衝撃性が要求されるレトルト食品包装用で好適に使用できる。
次に、本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは、Tダイ法、チューブラー法などの公知のフィルム製膜方法で製造することが可能であるが、特にTダイ法による未延伸フィルムの製膜方法が、フィルムの複屈折率や結晶性をコントロールすることが容易であることから好ましい。本発明のフィルムのTダイ法による製膜方法を下記するが、本方法に限られるものではない。
前記した(A)成分、(B)成分のペレットまたはパウダー混合物を1軸または2軸の溶融押出機を用いて溶融混練したのち、フィルターで濾過して、Tダイ口金から押し出ししてフィルムを得る。(C)成分を用いる場合は、粉末状のリン酸金属塩系結晶核剤(C)を公知の方法により、ポリプロピレン系樹脂をキャリアレジンとしマスターバッチ化して作成したペレットを、(A)成分および(B)成分のペレットと伴に溶融混練すればよい。このとき、溶融押出機から押し出す溶融ポリマーの温度は通常180〜300℃が適用できるが、ポリマーの分解を防ぎ良好な品質のフィルムを得るためには、200〜270℃が好ましい。また目的の引裂き強度を得るためには200℃〜230℃の低温で押し出すのがより好ましい。Tダイから押し出す場合は、通常押し出されたフィルムを20〜50℃の一定温度に設定した冷却ロールに接触させて、冷却し固化させた後巻き取るが、目的の引裂き強度を得るためには冷却ロールの温度を50〜90℃、より好ましくは70〜90℃に高温設定してフィルムの結晶性を上げるのが望ましい。本発明のフィルムは冷却固化の後に延伸を行うこともできるが、易引裂き性が良化する一方、耐衝撃性が著しく低下するため、好ましくない。本発明のフィルムの厚みは20〜300μmであることが好ましく、より好ましくは40〜100μmである。
本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムには、本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、酸性物質吸収剤、アンチブロッキング剤、滑剤等を含むことができる。
また、本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムは、必要に応じて通常工業的に実施されるコロナ放電処理、窒素や炭酸ガス雰囲気下でのコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理などの表面処理を施すこともできる。
本発明に係る積層体は、レトルト包装材として用いる場合、単層または2層以上の透明なフィルム及びアルミニウム箔(AL箔)からなる他基材層の片面に前記したポリプロピレン系未延伸フィルム(以下本フィルムと記載)を積層した構成とすることができる。例えば単層フィルムの基材層からなる積層体としてはポリエチレンテレフタレート延伸フィルム(以下PETと略称する)/本フィルム、ナイロン延伸フィルム(以下ONと略称する)/本フィルム、シリカ蒸着PET/本フィルム,アルミナ蒸着PET/本フィルム、シリカ・アルミナ二元蒸着PET/本フィルム、シリカ蒸着ON/本フィルム、アルミナ蒸着ON/本フィルム、アクリル酸系樹脂をコートしたバリア性PET/本フィルムなど、また2層以上の透明なフィルムの基材層からなる積層体としてはPET/ON/本フィルム、シリカ蒸着PET/ON/本フィルム,アルミナ蒸着PET/ON/本フィルム、アクリル酸系樹脂をコートしたバリア性PET/ON/本フィルム、PET/EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体フィルム)/本フィルム、PET/透明蒸着ON/本フィルムなど、また単層以上の透明なフィルムとAL箔を貼りあわせた基材層からなる積層体としてはPET/ON/Al箔/本フィルム、PET/Al箔/ON/本フィルム またはPET/Al箔/本フィルムなどが好適に使用できる。
該積層体の製造方法は、積層体の構成フィルムを接着剤を用いて貼合わせる通常のドライラミネート法が好適に採用できるが、必要に応じて本発明のポリプロピレン系未延伸フィルムと他基材層の貼合わせには、直接ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂を押出してラミネートする方法も採用できる。これら積層体は本ポリプロピレン系未延伸フィルムをシール層(袋の内面)として、平袋、スタンディングパウチなどに製袋加工され使用される。
また、これら該積層体の積層構造は、包装袋の要求特性(例えば包装する食品の品質保持期間を満たすためのバリア性能、内容物の重量に対応できるサイズ・耐衝撃性、内容物の視認性など)に応じて適宜選択される。
本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明における特性の測定方法並びに効果の評価方法は、次の通りである。
(1)落球衝撃強度
フィルムサンプル(12cm×12cm)をオートクレーブ(株式会社トミー精工製SR-240)に投入し、135℃×30分の加圧加熱殺菌(ハイレトルト)処理を施した後、該フィルムサンプルを金枠に固定して0℃に保持しておき、2mの高さから0.5351kgの鉄球を落とし、試料を破壊貫通した時の落下速度と、サンプルの無い場合の鉄球のみの落下速度との、速度差から耐衝撃エネルギー(耐低温衝撃性)を次式により求める。
E=(1/2)・M・L (1/t −1/t
E:耐低温衝撃性[J]
M:鉄球の質量[0.5351kg]
L:二つの光電管間の距離[0.1m]
:フィルムの無い場合の鉄球通過時間[s]
:フィルムを破壊貫通した時の鉄球通過時間[s]
なお、特別の耐低温衝撃性を要求しない限り、レトルト包装用途ではEが2.0J以上であれば問題無く使用できる。
(2)引裂き強度:JIS K7128−1(トラウザー引裂法)に準拠し、23℃の恒温室内で試験片の幅50mm(TD)、長さ150mm(MD)の短冊の幅中央に75mmの切り込みを入れ、速度200mm/分でMD方向への引裂き力(N)を測定した。1.2N以下を易引裂き性を有すると判断した。
(注)MD:樹脂の流れ方向、TD:樹脂の流れ方向に対して直角な方向。
(3)複屈折(△n): 日本光学(株)製POH型偏光顕微鏡を用い、光源を白色光として通常のコンペンセータ法によって測定した。(MD)50mm×(TD)30mmのフィルムサンプルを準備し、偏向顕微鏡のステージ上にセットする。アナライザを挿入し、コンペンセータの目盛りを30に設定し、暗視野とする。ステージを右または左方向に45度回転させる。コンペンセータを30以上大きい数字の方へ回転させ、出現した影が中央に位置した時のコンペンセータの目盛りを(a)、コンペンセータを30以下小さい数字の方へ回転させ、出現した影が中央に位置した時のコンペンセータの目盛りを(b)としそれぞれ測定する(何れも最小目盛の1/10まで読む)。更にコンペンセータを30に戻してアナライザを外し、試料の厚みdを測定し、下記式に基づき複屈折率(Δn)を算出する(但し、測定回数20回の算術平均値を測定値とする)。
Δn=T/d (T=nλ+ε)
λ=589.3mμ(但しε;ライツ社のコンペンセータの説明書のC/1000とiより求める。i;(a−b)(コンペンセータの読みの差))。
(4)耐ブロッキング性 幅30mmで長さ100mmのフィルムサンプルを準備し、フィルム同士を30mm×40mmの範囲を重ね合わせた面上に、5N/12cmの荷重をかけ、60℃のオーブン内で24時間加熱処理した後、23℃、湿度65%RHの雰囲気下に30分以上放置した後、オリエンテック社製テンシロンを使用して300mm/分の引張速度で剪断剥離力を測定した。 本測定法で剪断剥離力が15N/12cm 以下を良好と判定した。
(5)ヒートシール性(ハイレトルト処理後)
同じ面同士を重ね合わせて、平板ヒートシーラー(両面加熱)にてシール温度180℃、シール圧力20N/cm、シール時間1秒の条件でヒートシールしたサンプルを水を充填したパウチに入れ密封する。オートクレーブ(株式会社トミー精工製SR-240)に投入し、135℃×30分の加圧加熱殺菌(ハイレトルト)処理を施した後、15mm幅にサンプリングし、ヒートシール部を中央にして180度に開き、オリエンテック社製テンシロンを使用して300mm/分の引張速度でヒートシール強度を測定した。本測定法でシール強度が45N/15mm 以上であれば、通常のレトルト用途で良好に使用できる。
(6)臭気官能試験
20cm×25cm×6枚(約20g)のサンプルをとり、これを5〜10mm幅の短冊状に切る。250ccの広口ガラスビンに入れ密封する。これを60℃オーブンに入れ、30分後に取り出し、5人のパネラーによって判定し、各判定値及びそれらの平均値を少数第1位まで算出する。判定値2以下で通常のレトルト用途で良好に使用できる。
判定基準
判定値 臭気の程度
4 非常に強く又は刺激的に臭う
3 強く臭う
2 弱い臭いを感じる
1 ほとんど臭いを感じない。
(7)融解時の吸熱量(結晶融解熱量△Hm)
(株)島津製作所製DSC(自動示差走査熱量計)DSC−60A型を使用し、チップサンプル3mgをJIS−K7122に基づいて、昇温速度10℃/分で昇温したときのサーモグラムから結晶融解熱量△Hmを求め、吸熱量を算出した(J/g)。
[実施例1]
(A)成分としてチーグラーナッタ型触媒を用いて第一工程で気相中でプロピレン単独重合体部分を重合し、次いで第二工程を気相中でエチレン含有量が35重量%のプロピレンとエチレンとの共重合体部分を重合し得られたプロピレン・エチレンブロック共重合体(融点:163℃、MFR:2.5g/10分)100重量部に、(B)成分として密度0.885g/cm3、190℃、荷重21.18NでのMFRが3.6g/10分であり融解時の吸熱量(JIS K7122)が24J/gのエチレン・ブテン−1ランダム共重合体(三井化学株式会社製タフマ−A4085)10重量部をペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、220℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、表面温度が80℃の金属ドラムに巻き付け冷却・固化して後、片面をコロナ放電処理して60m/分の速度で巻き取り、厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムは表1に示すとおり、引裂き強度が1.2N、複屈折率が3.0×10―3、落球衝撃強度が5.0J/シート、であり易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例2〜3]
実施例1で使用した(A)成分および(B)成分の混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして、厚さ60μmのフィルムを得た。これらのフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例4〜6]
実施例1で使用した(A)成分および(B)成分に加え、(C)成分としてリン酸エステル金属系の結晶核剤を6重量%含有するマスターバッチ(東京インキ製 PPM ST−0024、キャリアレジン:ホモポリプロピレン、MFR:7g/10分)を使用し、混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして、厚さ60μmのフィルムを得た。これらのフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例7]
実施例1で使用した(A)成分と(B)成分として密度0.869g/cm3、190℃、荷重21.18NでのMFRが3.0g/10分、融解時の吸熱量(JIS K7122)が10J/gのエチレン・プロピレンランダム共重合体(三井化学株式会社製タフマ−P0280)を使用し、混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例3と全く同様にして、厚さ60μmのフィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例8]
実施例3で使用したポリマーをペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、220℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、表面温度が90℃の金属ドラムに巻き付け冷却・固化して後、片面をコロナ放電処理して60m/分の速度で巻き取り、厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例9]
実施例3で使用したポリマーをペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、220℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、表面温度が50℃の金属ドラムに巻き付け冷却・固化して後、片面をコロナ放電処理して60m/分の速度で巻き取り、厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例10]
実施例3で使用したポリマーをペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、200℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、表面温度が80℃の金属ドラムに巻き付け冷却・固化して後、片面をコロナ放電処理して60m/分の速度で巻き取り、厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[実施例11]
実施例3で使用したポリマーをペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、230℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、表面温度が80℃の金属ドラムに巻き付け冷却・固化して後、片面をコロナ放電処理して60m/分の速度で巻き取り、厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、低温衝撃性が良好でヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気に優れたものであった。
[比較例1]
実施例1で使用した(A)成分のみを使用し、実施例1と全く同様にして厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、(B)成分の低結晶性エチレン系エラストマーを所定量含有していないために、易引裂き性、ヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気は問題ないものの、低温衝撃性が不良でありレトルト包装用途として適さないものであった。
[比較例2]
実施例1で使用したポリマー(A)成分および(B)成分の混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、(B)成分の含有量が少ないために、易引裂き性、ヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気は問題ないものの、低温衝撃性が不良でありレトルト包装用途として適さないものであった。
[比較例3]
実施例1で使用した(A)成分および(B)成分の混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、(B)成分の含有量が多いために、低温衝撃性、臭気は問題ないものの、易引裂き性、ヒートシール強度、耐ブロッキング性が不良でありレトルト包装用途として適さないものであった。
[比較例4]
実施例3で使用したポリマーをペレット状態でブレンダーで混合して一軸押出機に供給し、220℃で溶融混連練し、フィルターで濾過した後、Tダイより押出し、金属ドラムの表面温度を80℃→40℃に変更し巻き付け冷却・固化した以外は、実施例1と全く同様にして厚さ60μmの未延伸フィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、低温衝撃性、ヒートシール強度、耐ブロッキング性、臭気は問題ないものの、複屈折率が低く、引裂き強度が高いため、易引裂き性を有さないものであった。
[比較例5]
実施例1で使用した(A)成分と(B)成分として密度0.859g/cm3、190℃、荷重21.18NでのMFRが1.8g/10分、融解時の吸熱量(JIS K7122)が3J/gのエチレン・プロピレンランダム共重合体(三井化学株式会社製タフマ−P0375)を使用し、混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして、厚さ60μmのフィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、耐低温衝撃性、耐ブロッキング性、ヒートシール性、臭気に問題は無いものの、複屈折率が低く、引裂き強度が高いため、易引裂き性を有さないものであった。
[比較例6]
実施例1で使用した(A)成分と(B)成分として密度0.893g/cm3、190℃、荷重21.18NでのMFRが3.6g/10分、融解時の吸熱量(JIS K7122)が37J/gのエチレン・ブテン−1ランダム共重合体(三井化学株式会社製タフマ−A4090)を使用し、混合比率を表1に示すように変更した以外は、実施例1と全く同様にして、厚さ60μmのフィルムを得た。得られたフィルムの品質評価結果は表1のとおりであり、易引裂き性、耐ブロッキング性、ヒートシール性、臭気には優れるが、低温衝撃性が不良でありレトルト包装用途として適さないものであった。
Figure 0005510710

Claims (4)

  1. プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)100重量部に対して、密度が0.865〜0.890g/cm3、且つ融解時の吸熱量(JIS K7122)が5〜30J/gである低結晶性エチレン系エラストマー(B)を3〜10重量部の割合で含むフィルムであって、複屈折率が3.0×10−3〜5.0×10−3の範囲であることを特徴とするハイレトルト用ポリプロピレン系未延伸フィルム。
  2. 次の計算式により求められるフィルム厚さ60μmでの落球衝撃強度が2.0〜5.0J/シートであることを特徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系未延伸フィルム。
    [落球衝撃強度の求め方]
    ハイレトルト処理(135℃×30分)を施したフィルムサンプル(12cm×12cm)を金枠に固定して0℃に保持しておき、2mの高さから0.5351kgの鉄球を落とし、試料を破壊貫通した時の落下速度と、サンプルの無い場合の鉄球のみの落下速度との、速度差から耐衝撃エネルギー(耐低温衝撃性)を次式により求める。
    E=(1/2)・M・L (1/t −1/t
    E:耐低温衝撃性[J]
    M:鉄球の質量[0.5351kg]
    L:二つの光電管間の距離[0.1m]
    :フィルムの無い場合の鉄球通過時間[s]
    :フィルムを破壊貫通した時の鉄球通過時間[s]
  3. リン酸金属塩系の結晶核剤(C)を0.05〜0.5重量部の範囲で含有してなる請求項1または2に記載のポリプロピレン系未延伸フィルム。
  4. 単層以上のフィルムが積層された他基材層の片面に、ヒートシール層として請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系未延伸フィルムが積層されてなることを特徴とする積層体。
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