JP5501812B2 - ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤの低燃費性の向上のためには、タイヤを構成するゴム組成物のヒステリシスロスを低減して低発熱性にすることが有効であることが知られている。自動車の低燃費化の要請が高まるにつれ、ゴム組成物の低発熱性を改良することが求められている。
ところで、従来、ジアミンカーバメートは、ハロゲン含有ゴムやカルボキシル基含有ゴム、エポキシ基含有ゴムなどの加硫剤、架橋剤として一般に使用されている。例えば、下記特許文献1には、含フッ素ポリマーをアクリルモノマーに溶解もしくは膨潤させた後に、アクリルモノマーに重合を施して得られた重合物に、加硫配合剤としてヘキサメチレンジアミンカーバメートなどのポリアミン化合物を配合する点が開示されている。また、下記特許文献2には、カルボキシル基含有アクリルゴムなどのアクリルゴムに、アルキルスルホン酸金属塩と、ステアリン酸金属塩と、加硫剤を配合してなるアクリルゴム組成物が開示され、該加硫剤としてヘキサメチレンジアミンカーバメートが用いられることが開示されている。
特許第3256971号公報 特開2008−201903号公報
上記のように、アミンカーバメートは、分子鎖中にハロゲンやカルボキシル基、エポキシ基などの極性基を持つポリマーに対し、場合によっては鉛丹などの受酸剤を併用することにより、ポリマーとの反応性を有するとされているが、天然ゴムやスチレンブタジエンゴムなどの汎用ゴムには効果がないといわれている。
これに対し、本発明者は、汎用ゴムを硫黄加硫させる系において、補強剤としてのカーボンブラックとともに、ジアミンカーバメートを配合することにより、カーボンブラックの分散性を向上し、更にはカーボンブラックとゴムを化学的に結びつけることで、低発熱性などの加硫ゴムの特性を向上できることを見い出した。
すなわち、本発明は、汎用ゴムを用いた硫黄加硫系においてジアミンカーバメートを配合することにより、低発熱性などの特性を改良することができるゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るゴム組成物は、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、並びに、イソプレン、ブタジエン及びスチレンから選ばれる2種以上のモノマーの共重合体ゴムからなる群より選択された少なくとも1種のジエン系ゴムからなるゴム成分に、カーボンブラックと、前記ゴム成分100質量部に対して0.1質量部超2質量部未満のジアミンカーバメートと、硫黄と、加硫促進剤とを配合してなるものである。
また、本発明に係る空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を少なくとも一部に用いたものである。
本発明によれば、硫黄加硫させるゴム組成物において、補強剤としてのカーボンブラックとともにジアミンカーバメートを配合することにより、低発熱性などの加硫ゴムの特性を向上することができる。そのため、該ゴム組成物を空気入りタイヤの少なくとも一部に用いることにより、タイヤの低燃費性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係るゴム組成物において、ゴム成分としては、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)の他、イソプレン、ブタジエン及びスチレンから選ばれる2種以上のモノマーの共重合体ゴムが挙げられ、これらの硫黄加硫可能なジエン系ゴムをいずれか単独で、又は2種以上のブレンドで用いることができる。
上記共重合体ゴムとしては、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合体、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴムなどが挙げられる。
ゴム成分として、好ましくは、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムを用いることであり、これらを一種単独で、又は2種以上ブレンドして用いることが好ましい。
本発明に係るゴム組成物には、補強剤(即ち、補強性充填剤)として、カーボンブラックが配合される。カーボンブラックとしては、特に制限されることはなく、例えば、ASTMグレードで、SAFクラス(N100番台)、ISAFクラス(N200番台)、HAFクラス(N300番台)、FEFクラス(N500番台)、GPFクラス(N600番台)、SRFクラス(N700番台)などを使用することができ、それらの2種以上のブレンドを使用してもよい。
また、例えば、該ゴム組成物を空気入りタイヤのトレッドゴムに用いる場合、ヨウ素吸着量(IA)が105〜165mg/gであり、かつDBP吸収量(フタル酸ジブチル)が95〜140ml/100gであるカーボンブラックが好ましく用いられる。また、該ゴム組成物を空気入りタイヤのサイドウォールゴムやビードフィラーに用いる場合、ヨウ素吸着量(IA)が30〜100mg/gであり、かつDBP吸収量(フタル酸ジブチル)が95〜160ml/100gであるカーボンブラックが好ましく用いられる。ここで、ヨウ素吸着量はJIS K6217−1に準じて測定される値であり、DBP吸収量はJIS K6217−4に準じて測定される値である。
カーボンブラックの配合量は、特に限定されないが、上記ゴム成分100質量部に対して、20〜200質量部であることが好ましく、より好ましくは30〜120質量部であり、更に好ましくは40〜100質量部である。
本発明に係るゴム組成物には、加硫剤として硫黄が配合される。硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、オイル処理硫黄などが挙げられ、特に限定されない。
硫黄の配合量は、特に限定されないが、上記ゴム成分100質量部に対して、0.5〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜5質量部である。
本発明に係るゴム組成物には、加硫促進剤が配合される。加硫促進剤は、硫黄加硫反応を促進して加硫を早めたり、硫黄によるジエン系ゴムの架橋度を向上させたりするために、この種のゴム組成物に配合されている薬剤である。加硫促進剤としては、特に限定されず、例えば、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(BBS)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DPBS)、N,N−ジシクロヘキル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)などのスルフェンアミド系加硫促進剤;テトラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド(TETD)、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBTD)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(DPTT)、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィドなどのチウラム系加硫促進剤;2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(MBTS)、2−メルカプトベンゾチアゾールの塩(亜鉛塩(ZnMBT)、ナトリウム塩(NaMBT)、シクロヘキシルアミン塩(CMBT)など)、2−(4’−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾールなどのチアゾール系加硫促進剤;ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム(NaMDC)、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム(NaEDC)、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム(NaBDC)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnMDC)、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnEDC)、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnBDC)、N−ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛(ZnPDC)、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnEPDC)、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テルル(TeEDC)、ジメチルジチオカルバミン酸銅(CuMDC)、ジメチルジチオカルバミン酸鉄(FeMDC)などのジチオカルバミン酸塩系加硫促進剤;1,3−ジフェニルグアニジン(DPG)、1,3−ジ−オルトトリルグアニジン(DOTG)、1−オルトトリルビグアニド(OTBG)などのグアニジン系加硫促進剤;トリメチルチオ尿素(TMU)、N,N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素などのチオウレア系加硫促進剤などが挙げられる。これらは、いずれか一種単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。これらの中でも、スルフェンアミド系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤から選択される少なくとも1種を用いることが好ましく、特に好ましくはスルフェンアミド系加硫促進剤を用いることである。
加硫促進剤の配合量は、特に限定されないが、上記ゴム成分100質量部に対して、0.05〜5質量部であることが好ましく、より好ましくは0.1〜3質量部である。後述するジアミンカーバメートは、上記汎用のジエン系ゴムに対しては架橋度を向上させる架橋剤としての機能を持たないので、加硫促進剤を配合しないと、ゴムの架橋度が不十分となって十分なゴム特性が得られない。
本発明に係るゴム組成物には、ジアミンカーバメートが配合される。ジアミンカーバメートを配合することにより、カーボンブラックの分散性を向上することができるとともに、ジアミンカーバメートはカーボンブラックとジエン系ゴムを結合させるカップリング剤として作用するものと考えられ、そのため、ゴム組成物のヒステリシスロスを低減して、低発熱性を改良することができる。
ジアミンカーバメートとしては、下記一般式(1)で表される化合物が好ましく用いられる。
−R−NHCO …(1)
式中、Rは、炭素数2〜20のアルキル基であり、直鎖アルキル基でも、分岐アルキル基でも、環状構造を持つアルキル基でもよい。好ましくは、炭素数4〜16のアルキル基であり、更に好ましくは直鎖アルキル基又は環状構造を持つアルキル基である。ジアミンカーバメートの具体例としては、ヘキサメチレンジアミンカーバメート、4,4’−メチレンビスシクロヘキシルアミンカーバメート等が好ましいものとして挙げられる。これらは、それぞれ単独で用いても、組み合わせて用いてもよい。
ジアミンカーバメートの配合量は、上記ゴム成分100質量部に対して、0.1質量部超2質量部未満であることが好ましく、より好ましくは0.2質量部以上1.5質量部以下である。ジアミンカーバメートの配合量が0.1質量部以下では、低発熱性の改良効果が十分に得られないおそれがある。逆に、配合量が2質量部以上では、スコーチ性が悪化し、ゴム組成物の混合中にヤケが発生するおそれがある。
本発明に係るゴム組成物には、上記各成分の他、ゴム組成物に一般に配合される各種配合剤を任意に配合することができる。そのような配合剤としては、例えば、シリカなどのカーボンブラック以外の充填剤、亜鉛華、ステアリン酸、オイル、老化防止剤、ワックス、加工助剤、樹脂類などが挙げられ、本発明の目的に反しない範囲で適宜配合することができる。
本発明に係るゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダなどのゴム用混合機を用いて、常法に従い混練することで調製され、常法に従い加硫成形することにより、トレッドゴムやサイドウォールゴム、ビードフィラー、リムストリップゴムなどの空気入りタイヤの各ゴム部材として、あるいはまた防振ゴムやベルトなどの各種ゴム製品に用いることができる。好ましくは、低発熱性のゴムが得られることから、空気入りタイヤのゴム部材として使用することであり、タイヤに用いることで低燃費性を向上することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[第1実施例]
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合に従って、常法に従い、ビードフィラー用ゴム組成物を調製した。詳細には、まず第一混合段階で、ジエン系ゴムに対し、硫黄と加硫促進剤を除く他の配合剤を添加し混練し、次いで、得られた混練物に、最終混合段階で、硫黄及び加硫促進剤を添加し混練して、ゴム組成物を調製した。表1中の各成分は以下の通りである。
・天然ゴム:RSS#3
・カーボンブラック1:HAF、東海カーボン(株)製「シースト3」(IA=80mg/g、DBP=101ml/100g)
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「亜鉛華3号」
・ステアリン酸:花王(株)製「工業用ステアリン酸」
・硫黄:鶴見化学工業(株)製「5%油処理粉末硫黄」
・加硫促進剤1:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業(株)製「ノクセラーNS−P」
・ジアミンカーバメート1:ヘキサメチレンジアミンカーバメート、ユニマテック(株)製「ケミノックスAC−6」、構造式:H・(CHNHCO
・ジアミンカーバメート2:4,4’−メチレンビスシクロヘキシルアミンカーバメート、ユニマテック(株)製「ケミノックスAC−9」、構造式:下記式(2)
Figure 0005501812
各ゴム組成物について、ヤケの発生の有無を評価するとともに、スコーチ性(t5)、架橋度(MH)及び低発熱性(tanδ)を評価した。各評価方法は以下の通りである。
・ヤケの発生:混合などの加工工程において部分的に加硫が進行し、ポリマーゲルとなる現象の有無を調べた。
・スコーチ性(t5):JIS K6300−1(2001)に準拠し、ムーニースコーチ試験機を用い、予熱1分、温度125℃で測定時のt5値(加硫トルクが5ポイント上昇するまでの時間)を求め、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が小さいほどヤケが生じやすいことを示す。
・架橋度(MH):JIS K6300−2(2001)に準拠し、振動式加硫試験機を用いて、150℃×45分で加硫時の最大トルク(MH)を求め、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど加硫が進行しており、架橋度が高いことを示す。
・低発熱性(tanδ):150℃×30分で加硫した試験片について、JIS K6394に準じて、温度70℃、周波数10Hz、静歪み10%、動歪み2%の条件で損失係数tanδを測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が小さいほどtanδが小さく、ヒステリシスロスが小さくて、発熱しにくいこと、即ち低発熱性に優れることを示す。
結果は表1に示す通りであり、加硫系として硫黄と加硫促進剤を配合したコントロールである比較例1に対し、加硫促進剤の代わりにジアミンカーバメートを配合した比較例2では、低発熱性の改良効果は得られなかった。また、比較例2では、ジアミンカーバメートの塩基性により加硫を早める作用(t5が小さい)は認められたが、架橋度MHが低く、そのため、ジアミンカーバメートは、天然ゴムのような汎用ゴムに対しては架橋剤としての効果は有していないことがわかる。
これに対し、硫黄及び加硫促進剤とともにジアミンカーバメートを配合した実施例1〜4では、ジアミンカーバメートが補強剤であるカーボンブラックの分散性を向上し、またカーボンブラックとゴムを結合させるカップリング剤として作用しているためか、比較例1に対して低発熱性が顕著に改良されていた。
Figure 0005501812
[第2実施例]
バンバリーミキサーを使用し、下記表2に示す配合に従って、第1実施例と同様に常法に従いトレッド用ゴム組成物を調製した。表2中の各成分は、下記成分を除き第1実施例と同じである。
・スチレンブタジエンゴム:住友化学(株)製「SBR1502」
・ポリブタジエンゴム:宇部興産(株)製「BR150B」
・カーボンブラック2:ISAF、東海カーボン(株)製「シースト6」(IA=119mg/g、DBP=101ml/100g)
・加硫促進剤2:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業(株)製「ノクセラーCZ−G」
各ゴム組成物について、第1実施例と同様にして、ヤケ発生の有無、スコーチ性(t5)、架橋度(MH)及び低発熱性(tanδ)を評価した。但し、t5、MH及びtanδの評価は、比較例3の値を100とした指数で表示した。
結果は表2に示す通りであり、ゴム成分としてスチレンブタジエンゴム/ポリブタジエンゴムを用いた場合でも、第1実施例と同様に、実施例5,6であると低発熱性が顕著に改良されていた。
Figure 0005501812
[第3実施例]
バンバリーミキサーを使用し、下記表3に示す配合に従って、第1実施例と同様に常法に従いサイドウォール用ゴム組成物を調製した。表3中の各成分は、下記成分を除き第1及び第2実施例と同じである。
・カーボンブラック3:HAF、東海カーボン(株)製「シースト3」(IA=80mg/g、DBP=101ml/100g)
・加硫促進剤3:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業(株)製「ノクセラーNS−P」
各ゴム組成物について、第1実施例と同様にして、ヤケ発生の有無、スコーチ性(t5)、架橋度(MH)及び低発熱性(tanδ)を評価した。但し、t5、MH及びtanδの評価は、比較例4の値を100とした指数で表示した。
結果は表3に示す通りであり、ゴム成分として天然ゴム/ポリブタジエンゴムを用いた場合でも、第1実施例と同様に、実施例7,8であると低発熱性が顕著に改良されていた。
Figure 0005501812
本発明のゴム組成物は、各種ゴム製品に用いることができ、特には乗用車用タイヤや、、トラック・バス用などの大型タイヤなどの各種タイヤのゴム部材として好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. 天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、並びに、イソプレン、ブタジエン及びスチレンから選ばれる2種以上のモノマーの共重合体ゴムからなる群より選択された少なくとも1種のジエン系ゴムからなるゴム成分に、カーボンブラックと、前記ゴム成分100質量部に対して0.1質量部超2質量部未満のジアミンカーバメートと、硫黄と、加硫促進剤とを配合してなるゴム組成物。
  2. 前記ジアミンカーバメートが、ヘキサメチレンジアミンカーバメート及び4,4’−メチレンビスシクロヘキシルアミンカーバメートから選択される少なくとも1種である請求項1記載のゴム組成物。
  3. 請求項1又は2記載のゴム組成物を少なくとも一部に用いた空気入りタイヤ。
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