JP5501140B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、シールド電線の端末の端子をインナハウジング内に収容し、シールド電線の編組をシールドシェルに接続し、シールドシェルをアウタハウジングで覆う構造のシールドコネクタに関するものである。
従来、自動車の機器に直付けされるシールドコネクタとして、種々の構造が提案されている。例えば、特許文献1には、アルミ製の厚肉のシールドシェルの孔部に絶縁樹脂製のハウジングの後部を挿入し、ハウジングの凸部をシールドシェルの凹部に圧入してハウジングを固定し、シールドシェルからハウジング内に端子付き電線を挿入して、機器接続用の端子をハウジングから前方に突出させ、ハウジングを機器の孔部に挿入し、ハウジング外周のシールリングを孔部の内周面に密着させ、シールドシェルの鍔部をボルトで機器に締付接続させることが記載されている。
このシールドシェルの後部には、金属製の薄肉筒状のシールド部材が外挿され、カシメリングでシールド部材がシールドシェルに接続固定される。ハウジングの後部から導出された電線はシールド部材内を通って外部に導出される。電線は非シールド電線である。
特開2002−373737号公報(図1〜図3,図7)
しかしながら、上記従来のシールドコネクタにあっては、カシメリングによるシールド部材とシールドシェルとの接続部に水がかかった場合に、接続部が腐食されてシールド性能が低下し兼ねないという懸念があった。また、ハウジングの凸部とシールドシェルの凹部の寸法ばらつきが大きな場合に、ハウジングとシールドシェルの固定力が低下したり、圧入ばりを生じたりし兼ねないという懸念や、通常においても凸部と凹部の係合状態を外部から目視確認しにくいという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、シールド電線を用いて薄肉のシールドシェルにシールド電線の編組部を接続させるシールドコネクタにおいて、シールドシェルと編組との接続部を確実に防水することができ、それに加えて、シールド電線の端末の端子を挿入させる絶縁製のハウジングとシールドシェルとの固定を確実に行わせることのできる構造のシールドコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るシールドコネクタは、端子付きのシールド電線の該端子が絶縁性のインナハウジング内に前向きに収容され、該インナハウジングの外側に導電性のシールドシェルが配置され、該シールドシェルと該シールド電線の編組とが接続されて編組接続部を成し、該シールドシェルの外側に絶縁性のアウタハウジングが配置され、該インナハウジングと該シールドシェルとの間に前側の第一のパッキンが密着配置され、該シールドシェルと該アウタハウジングとの間に前側の第二のパッキンが密着配置され、該シールド電線と該アウタハウジングとの間に後側の第三のパッキンが密着配置されて、該第一,第二のパッキンと該第三のパッキンとの間に該編組接続部が防水配置されたことを特徴とする。
上記構成により、インナハウジングの前側からインナハウジングとシールドシェルとの間に浸入しようとする水が第一のパッキンで阻止され、アウタハウジングの前側からアウタハウジングとシールドシェルとの間に浸入しようとする水が第二のパッキンで阻止され、アウタハウジングの後側からシールド電線に沿ってアウタハウジング内に浸入しようとする水が第三のパッキンで阻止され、それにより、前側の第一,第二のパッキンと後側の第三のパッキンとの間に配置された編組接続部がアウタハウジング内で水の浸入なく確実に防水される。
請求項2に係るシールドコネクタは、請求項1記載のシールドコネクタにおいて、前記インナハウジングの後部に係止片が突設され、前記シールドシェルの後壁に、該係止片の爪部を貫通係合させる孔部が設けられ、前記アウタハウジングの装着前に該爪部が目視可能に露出し、該アウタハウジングの装着後に該爪部が覆われて保護されることを特徴とする。
上記構成により、端子付きシールド電線とインナハウジングとシールドシェルと各パッキンとのサブ組立体の状態で、インナハウジングの係止片の爪部がシールドシェルから外側に突出(突出)することで、爪部がシールドシェルの孔部に確実に係合しているか否かを作業者が簡単且つ確実に目視確認できる。サブ組立体にアウタハウジングが装着されたシールドコネクタの状態で、爪部がアウタハウジングで覆われることで、爪部と外部との干渉等が阻止されて、孔部からの爪部の不意な離脱が防止される。
請求項3に係るシールドコネクタは、請求項1又は2記載のシールドコネクタにおいて、前記第一のパッキンが前記シールドシェルよりも前方に突出し、該パッキンの突出部分が相手側接続体の内面に密着することを特徴とする。
上記構成により、第一のパッキンがインナハウジングとシールドシェルとの間の防水と、インナハウジングと相手側接続体との間の防水との両方を同時に行うことで、シール構造が簡素化される。相手接続体としては機器や相手側シールドコネクタ等が挙げられる。
請求項4に係るシールドコネクタは、請求項1〜3の何れかに記載のシールドコネクタにおいて、前記シールドシェルの鍔部と前記アウタハウジングの鍔部とが重なった状態で相手側接続体にねじ締め固定されることを特徴とする。
上記構成により、シールドシェルとアウタとが鍔部同士で相互に固定されると共に、シールドシェルの鍔部が相手側接続体にアース接続される。相手接続体としては機器や相手側シールドコネクタ等が挙げられる。
請求項1記載の発明によれば、シールドシェルにシールド電線の編組を接続させるシールドコネクタにおいて、シールドシェルと編組との接続部を確実に防水することができ、それにより、編組接続部の酸化等を防いで、シールド性能を長期に渡って良好に維持させることができる。
請求項2記載の発明によれば、インナハウジングの係止片の爪部とシールドシェルの孔部との係止状態をアウタハウジングの装着前に目視確認することで、インナハウジングとシールドシェルとの固定を確実に行わせることができ、しかもアウタハウジングの装着で爪部を覆って外部との干渉等から安全に保護することで、不意な係止外れを阻止して、インナハウジングとシールドシェルとの固定の信頼性を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、第一のパッキンがインナハウジングと相手側接続体との間の防水をも兼ねることで、パッキンの部品点数とコストを削減することができると共に、シール構造を簡素化することができる。
請求項4記載の発明によれば、シールドシェルとアウタハウジングとの固定と、シールドシェルと相手側接続体とのアース接続とをねじ締めで強固に行わせることができる。
本発明に係るシールドコネクタの一実施形態を示す縦断面図である。 シールドコネクタのインナハウジングとシールドシェルを示す分解斜視図である。 同じくインナハウジングとシールドシェルを示す後方視分解斜視図である。 シールドシェルとアウタハウジングを示す分解斜視図である。 シールドコネクタのサブ組立体を示す縦断面図である。 シールド電線の編組接続部を示す断面図である。 シールドコネクタの各構成部品を分解して示す平面図である。 同じく各構成部品を分解して示す縦断面図である。
図1〜図8は、本発明に係るシールドコネクタの一実施形態を示すものである。
図1の如く、このシールドコネクタ1は、絶縁樹脂製のインナハウジング2と、インナハウジング2の前部に装着される合成ゴム製の第一のパッキン3と、インナハウジング2内に挿入される端子付きのシールド電線4と、インナハウジング2の外側に装着されて、インナハウジング2の可撓性の係止片5で係止され、且つシールド電線4の編組4aに接続される導電金属製のシールドシェル6と、シールドシェル6の外側に装着される絶縁樹脂製のアウタハウジング7と、アウタハウジング7の前部と後部にそれぞれ装着される合成ゴム製の第二,第三の各パッキン8,9とを備えるものである。
インナハウジング2は内側に一つの端子収容室10とそれに続く後部の大径な空室11とを有し、前壁12にスリット状の端子挿通孔13を有している。シールド電線4の前端末の芯線4bに接続された雄端子14の後半の電線接続部分14aが端子収容室10に収容され、雄端子14の前半の板状の電気接触部14bが端子挿入孔13から前方に突出している。後方の空室11にシールド電線4の芯線4bの後方に続く絶縁外皮部4dが位置している。明細書で前後等の方向は説明の便宜上のものであり、鎖線で示す機器(相手側接続体)15へのシールドコネクタ1の取付方向と必ずしも一致するとは限らない。
図2,図3の如く、インナハウジング2は断面円形環状の周壁16を有し、周壁16の前端と長手方向中間部(前半後部)とに環状の鍔部17を有し、前後の鍔部17の間に図1の幅広のパッキン3が装着され、パッキン3の内周のリップ3aが周壁16の外面に密着する。
図1の如く、パッキン3の前半部3bはインナハウジング2の前部2aと共にアウタハウジング7の前端よりも前方に突出(露出)して、機器15の円形の孔部15aの内周面にパッキン3の前半(突出部分)3bの外周のリップ3cが密着する。パッキン3の後半の外周のリップ3dはシールドシェル6の前部の内周面に密着する。一つのパッキン3でインナハウジング2とシールドシェル6との間のシールと、インナハウジング2と機器15との間のシールとを行わせることで、パッキンの点数及びコストが削減されて構造が簡素化する。
図2の如く、インナハウジング2の前壁12の端子挿通孔13は枠状のガイド壁18で補強・延長されている。図2,図3の如く、インナハウジング2の中間の鍔部17から後方に上下一対の係止片5が水平に一体に延設され、各係止片5は周壁16の後方切欠部19において厚み方向に弾性的に撓み可能であり、周壁16の後端よりも後方に突出した係止片本体(符号5で代用)の自由端(先端)に外向きの爪部5aを有し、爪部5aは傾斜面(符号5aで代用)と垂直な係止面5bとを有している。係止片5の内面5cは周壁16の外周面と略同一面に位置し、係止片5の外面5dは周壁16の外周面よりも径方向外側に位置している。図1では係止片5の外面5dと周壁16の外面とを同一面で示している(この構成でもよい)。
図2,図3の如く、シールドシェル6は、円形筒状の周壁20と、周壁20の前端に形成された外向きの鍔部21と、周壁20の後端に直交して設けられた後壁22と、後壁22の中央の孔部23の周囲に延設された小径で短い環状壁24とを備えている。鍔部21は略三角形状に大きく突出した部分21aと、周壁20の前端に沿う環状部分21bとで成り、突出部分21aに固定用の孔部25と左右一対の係止部26とを有している。孔部25は図1のボルト27で機器15の壁部(符号15で代用)にアウタハウジング7の鍔部28と共に締付固定される。
各係止部26は図4にも示す如く、枠部26aの内側に傾斜状の弾性の係止片26bを有し、アウタハウジング7の前端の鍔部28の切欠部29内の突起(被係止部)29aに係止片26bの自由端が係合する。図3のシールドシェル6の後壁22には上下一対の矩形状の孔部30が設けられ、孔部(被係止部)30にインナハウジング2の係止片(係止部)5の爪部5aが挿入係止される。シールドシェル6の環状壁24と周壁20とは同心に位置している。
図4の如く、アウタハウジング7は、少しテーパ状の(後端に向かうにつれて漸次縮径した)周壁31と、周壁31の前端に設けられた鍔部28と、周壁31の後端側の段部32aを介して小径化された同心の環状部32とで成り、鍔部28は固定用の孔部33を有し、図1の如く鍔部28の内側で周壁31の前端内側にリング状のパッキン8を収容する溝部34を有し、溝部34の前端は外部に開口され(溝部34の前端はシールドシェル6の鍔部21で塞がれている)、環状部32の内周面に、シールド電線4に外挿されたパッキン9の外周のリップ9aが密着する。
図5(図1の各パッキン3,8,9や電線4等を省略した図)の如く、インナハウジング2はシールドシェル6の内側空間35に前部開口35aから挿入収容され、後側の係止片5の爪部5aがシールドシェル6の後壁(底部)22の孔部30に貫通係合して後壁22の外側に突出し、インナハウジング2の前部2aが前部開口35aから前方に突出し、シールドシェル6の前端の鍔部21が前部開口35aから径方向外側に突出し、鍔部21の付根側に係止部26が位置する。
係止片5の爪部5aは傾斜面(符号5aで代用)を孔部30の内面に摺接させつつ係止片5を内向きに撓ませ、爪部5aが孔部5を通過した時点で係止片5が弾性的に外向きに復元して、爪部5aの係止面5bが後壁22の外面に当接して、インナハウジング2の前方への抜け出しが阻止される。同時に、インナハウジング2の周壁16の薄肉の後端面16aがシールドシェル6の後壁22の内面に当接して、インナハウジング2の後方への移動が阻止される。
図5のアウタハウジング7(図1)のないサブ組立体1’の状態で、係止片5の爪部5aが外部に突出することで、係止片5の係止状態を作業者が目視で確認することができ、係止不完全すなわちシールドシェル6とインナハウジング2との不完全固定を確実に防止して固定の信頼性を高めることができる。
図5のサブ組立体1’のシールドシェル6を図1のアウタハウジング7内に前方から挿入した際に、シールドシェル6の周壁20の後端20aが、アウタハウジング7の漸次縮径されたテーパ状の内面31aに摺接しつつ、図4のシールドシェル6の前端の係止部26がアウタハウジング7の被係止部29に係合して、前後の二点支持でシールドシェル6がアウタハウジング7にガタつきなく安定に支持固定される。
図1のシールドコネクタ1の状態で、係止片5の爪部5aはアウタハウジング7で覆われて外部との干渉等なく安全に保護される。これにより、爪部5aと外部との干渉等に伴う不意な係止外れすなわちシールドシェル6からのインナハウジング2の離脱が確実に防止される。
図6の如く、シールド電線4は、図1の前端側を露出させた芯線部4bと、芯線部4bを覆う絶縁内皮4cと、絶縁内皮4cを覆う導電金属製の編組4aと、編組4aを覆う絶縁外皮4dとで構成され、芯線部4bと共に編組4aの先端部が露出され、その露出編組4aが後方に折り返され、編組折り返し部4aと絶縁外皮4dとの間に導電金属製の環状のシールドスリーブ36が嵌着され、シールドスリーブ36の外側に編組折り返し部4aが位置した状態でシールドシェル6の後端の環状部24が編組折り返し部4aの外側で径方向に加締められて、三者4a,24,36が接続固定されて編組接続部37が構成される。編組4aとシールドシェル6とを強く密着させることができれば、シールドスリーブ36は省略可能である。
図1の如く、編組接続部37の後方に小径のパッキン9が位置し、パッキン9はアウタハウジング7の後端の環状壁32の後部開口32aを絶縁樹脂製のリアホルダ38で塞ぐことで抜け出しが阻止される。アウタハウジング7の前部外周の中径のパッキン3はシールドシェル6の前部内周面に密着し、シールドシェル6の前部外周面にアウタハウジング7の前部内側の大径のパッキン8が密着する。前側の中径のパッキン3でシールドシェル6の前部開口からの水の浸入が阻止され、前側の大径のパッキン8でアウタハウジング7の前部開口からの溝の浸入が阻止され、後側の小径なパッキン9でアウタハウジング7の後部開口からの水の浸入が阻止される。
編組接続部37は後側のパッキン9と前側の二つのパッキン3,8とで完全に防水されてアウタハウジング7の後部内に液密に配置される。これにより、編組接続部37の酸化やそれに伴うシールド(電磁遮蔽)性の低下等が確実に防止される。
インナハウジング2の前部と共にアウタハウジング7から前方に突出した中径のパッキン3は機器15の孔部15aの内周面に密着して機器内への水の浸入を阻止する。アウタハウジング7の鍔部28の前面に沿ってシールドシェル6の鍔部21が位置し、鍔部21が機器15の壁部と鍔部28との間にボルト締めで密着し、導電性の壁部15にアース(シールド)接続される。
図7,図8はシールドコネクタ1の各構成部品を分解して示すものであり(図8は図7とは90°反転させた断面図を示す)、各図で左から順に、前側の中径のパッキン3、インナハウジング2、端子用パッキン39、絶縁樹脂製の端子ホルダ40、LA(孔付き板状の)端子14付きのシールド電線4、シールドシェル6、シールドスリーブ36、大径のパッキン8、アウタハウジング7、後側のパッキン9、リアホルダ38をそれぞれ示している。
前側のパッキン3は前後方向に幅広に形成され、前部と後部とにそれぞれ内外のリップ3a,3c,3dを有している。インナハウジング2の前後の鍔部17はパッキン3に対する位置決め部として作用し、後方の係止片5の爪部5aは周壁16の後端面6aと共にシールドシェル6に対する固定部として作用する。
端子用パッキン39は細幅環状で他のパッキン3,8,9と同様に合成ゴムで形成され、端子14の板状の電気接触部14bに細幅環状の端子ホルダ40と共に外挿されて電気接触部14bの後端の位置決め突起14cで停止され、図1の如くインナハウジング2の前壁12の端子挿入孔13の幅広部13a(図5)内に後方から挿入されて密着する。各パッキン3,8,9,39はシール部材と呼称してもよい。
端子14は前半の電気接触部14bと後半の電線接続部14aとで成り、電線接続部14aは筒状部であり、シールド電線4の芯線部(導体部)4bに加締め(圧着)接続される。シールド電線4の編組4aは外皮4dの表面に沿って後方へ折り返されている。編組折り返し部4aにシールドスリーブ36が外挿される。シールドシェル6は、前端の鍔部21と係止部26と、インナハウジング2の係止片5を係止させる孔部30を有する後側の壁部22と、シールド電線4を挿通させてシールドシェル6を加締め固定させる後側の環状部24とを有する。
大径で幅狭の環状のパッキン8はアウタハウジング7の前端の溝部34に収容され、前端の鍔部28はシールドシェル6の鍔部21に接合し、後側の環状部32内に、電線4の外周に装着された小径のパッキン9が収容され、リアホルダ38が環状部32の外周に係止部38aで係止されて、パッキン9の後抜けを防止する。
なお、上記実施形態においては、機器15に直付けする例で説明したが、例えばアウタハウジング7の鍔部28を削除し、シールドシェル6の鍔部21を短く形成し、他方のシールド電線(図示せず)の端末の雌端子を絶縁ハウジング(図示せず)内に収容して相手側コネクタ(図示せず)を形成し、相手絶縁ハウジングのフード部の内面に前側のパッキン3の前半部3bを密着させると共に、相手側コネクタのシールドシェル(図示せず)をシールドシェル6の短い鍔部(21)に当接(接触)させて、コネクタ相互の接続に対応させることも可能である。コネクタ相互の接続に際して、アウタハウジング7の鍔部28を相手側コネクタの鍔部(図示せず)ねじ締め固定することも可能である。
また、上記実施形態においては、インナハウジング2やアウタハウジング7を絶縁性樹脂で形成したが、樹脂以外に絶縁性セラミック等で形成することも可能である。また、シールドシェル6の鍔部21(図4)の外端に設けた係止部26を鍔部21の幅方向中央に設け、アウタハウジング7(図4)の鍔部28の幅方向中央に設けた不図示の孔部内の係止突起(29a)に係止部26を露出なく挿入係合させることも可能である。
また、上記実施形態においては、各パッキン3,8,9を使用してシールドコネクタ1内の防水を行わせたが、例えば防水が不要な場合には、各パッキン3,8,9を排除して、端子付きのシールド電線4の端子14が絶縁性のインナハウジング2内に前向きに収容され、インナハウジング2の外側に導電性のシールドシェル6が配置され、シールドシェル6とシールド電線4の編組4aとが接続され、シールドシェル6の外側に絶縁性のアウタハウジング7が配置され、インナハウジング2の後部に係止片5が突設され、シールドシェル6の後壁22に、係止片5の爪部5aを貫通係合させる孔部30が設けられ、アウタハウジング7の装着前に爪部5aが目視可能に露出し、アウタハウジング7の装着後に爪部5aが覆われて保護される構成のシールドコネクタとすることも可能である。
本発明に係るシールドコネクタは、例えばハイブリッドカーを含む自動車のインバータ等の機器に直付けして使用した際におけるシールド電線の編組接続部等の防水性を高め、しかもインナハウジングとシールドシェルとの固定性を確保するために利用することができる。
1 シールドコネクタ
2 インナハウジング
3 第一のパッキン
3b 前半部(突出部分)
4 シールド電線
4a 編組
5 係止片
5a 爪部
6 シールドシェル
7 アウタハウジング
8 第二のパッキン
9 第三のパッキン
14 端子
15 機器(相手側接続体)
21 鍔部
22 後壁
28 鍔部
30 孔部
37 編組接続部

Claims (4)

  1. 端子付きのシールド電線の該端子が絶縁性のインナハウジング内に前向きに収容され、該インナハウジングの外側に導電性のシールドシェルが配置され、該シールドシェルと該シールド電線の編組とが接続されて編組接続部を成し、該シールドシェルの外側に絶縁性のアウタハウジングが配置され、該インナハウジングと該シールドシェルとの間に前側の第一のパッキンが密着配置され、該シールドシェルと該アウタハウジングとの間に前側の第二のパッキンが密着配置され、該シールド電線と該アウタハウジングとの間に後側の第三のパッキンが密着配置されて、該第一,第二のパッキンと該第三のパッキンとの間に該編組接続部が防水配置されたことを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記インナハウジングの後部に係止片が突設され、前記シールドシェルの後壁に、該係止片の爪部を貫通係合させる孔部が設けられ、前記アウタハウジングの装着前に該爪部が目視可能に露出し、該アウタハウジングの装着後に該爪部が覆われて保護されることを特徴とする請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 前記第一のパッキンが前記シールドシェルよりも前方に突出し、該パッキンの突出部分が相手側接続体の内面に密着することを特徴とする請求項1又は2記載のシールドコネクタ。
  4. 前記シールドシェルの鍔部と前記アウタハウジングの鍔部とが重なった状態で相手側接続体にねじ締め固定されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシールドコネクタ。
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