JP5498739B2 - スパッタリング装置およびスパッタリング方法 - Google Patents

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Description

本発明はスパッタリング装置およびスパッタリング方法に関する。
半導体デバイスの高集積化と高速化を図るうえで、高密度な多層配線技術が必須である。例えば、多機能な高速ロジックLSIでは、配線の高密度化に加えて多層化が必要となり、半導体基板の開口部(例えば、コンタクトホール、ビアホール、溝など)の高アスペクト化および微細化が求められている。
このような開口部の高アスペクト化および微細化に伴い、開口部に配線用の金属材料(例えば、アルミニウム(Al)材料)を、スパッタリング技術を用いて堆積させるだけでは、様々な不都合が生じると考えられている。
具体的には、開口部のアスペクト比(=開口部の深さ/開口部の径(溝の場合は幅))が1を越えて大きくなると、金属材料からなる堆積膜のカバレッジ性の劣化が顕著になることが知られている。なお、堆積膜のカバレッジ性は、通常、ホール(或いは溝)の上部と底部での堆積膜の厚みの比率を用いて表すことができる。
よって、最近では、開口部に金属材料を積極的に埋め込むことにより、金属材料からなる堆積膜のカバレッジ性を改善する試みが活発に行われている。
例えば、スパッタリングチャンバを用いて半導体基板の全面にAl材料のスパッタリング堆積を行い、その後、リフローチャンバを用いて堆積膜を加熱および溶融させる技術(以下、「リフロースパッタ技術」と略す)がある(例えば、特許文献1、2参照)。これにより、基板の開口部にAl材料を適切に埋め込むことができるとされている。
また、ターゲットおよび基板間の距離を長めに取ることによって、リフロー工程を用いずに、コンタクトホールに銅(Cu)材料を適切に充填(埋め込み)可能なスパッタリング技術(以下、「ロングスパッタ技術」と略す)がすでに提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平7−161661号公報 特開2001−358091号公報 特開2004−6942号公報(段落0041、0042)
本件発明者等は、シートプラズマ方式のスパッタリング装置を用いたAl材料のコンタクト埋め込み技術の開発を行っている。特に、従来のリフロースパッタ技術では、リフローチャンバの使用を前提としている点で様々な不都合があり(例えば、コストアップ)、未だ改善の余地があると考えている。
そして、以上の技術開発の過程において、スパッタリング装置のスパッタ条件の最適な抽出によってリフロー工程を省略できることに気がついた。つまり、Al材料の開口部への堆積が行われるスパッタリングチャンバ内おいて、上記リフロースパッタ技術と同等の、Al材料のコンタクト埋め込み効果を発揮できるスパッタ条件を見出すことに成功した。なお、このようなスパッタ条件の詳細は後述する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、単一のスパッタリングチャンバを用いて、基板に形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、このようなAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング方法を提供することも目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、アルミニウムからなるターゲットおよび開口部が形成された基板を格納可能なスパッタリングチャンバと、カソードユニットおよびアノード間の放電により、プラズマを形成可能なプラズマガンと、前記プラズマガンから放出されたプラズマを磁界の作用によりシート状に変形可能な磁界発生手段と、を備え、
前記シート状のプラズマ(シートプラズマという)は、前記スパッタリングチャンバ内の前記基板と前記ターゲットとの間を通過するように誘導され、
前記シートプラズマ中の荷電粒子によって前記ターゲットからスパッタリングされたアルミニウム材料が前記基板の開口部に堆積する際に、前記アルミニウム材料からなる堆積膜のカバレッジ性が、プラズマ放電電流および基板バイアス電圧に基づいて調整されている、スパッタリング装置を提供する。
このように、本発明のスパッタリング装置では、プラズマ放電電流および基板バイアス電圧を、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として抽出したことに特徴がある。
以上の構成により、本発明のスパッタリング装置では、単一のスパッタリングチャンバを用いて、基板に形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行える。つまり、Al材料の開口部への堆積が行われるスパッタリングチャンバ内おいて、従来のリフロースパッタ技術と同等の、Al材料のコンタクト埋め込み効果を発揮できる。
よって、本発明のスパッタリング装置は、リフローチャンバを設置しなくて済むという点で、従来のリフロースパッタ技術と比べた有利な効果を奏する。
また、本発明のスパッタリング装置は、前記プラズマ放電電流の調整に用いるプラズマガン電源と、前記基板バイアス電圧の調整に用いるバイアス電源と、を備えてもよい。
また、本発明のスパッタリング装置では、前記基板の温度を、前記プラズマガン電源を用いた前記プラズマ放電電流の調整によって制御してもよい。
また、本発明のスパッタリング装置では、前記基板の昇温速度を、前記プラズマガン電源を用いた前記プラズマ放電電流の調整によって制御してもよい。
また、本発明は、アルミニウムからなるターゲットおよび開口部が形成された基板をスパッタリングチャンバ内に格納した後、前記スパッタリングチャンバ内を減圧し、プラズマガンから放出されたプラズマを磁界の作用によりシート状のプラズマ(シートプラズマという)に変形させて、前記シートプラズマを、前記スパッタリングチャンバ内の前記基板と前記ターゲットとの間を通過するよう誘導し、前記シートプラズマ中の荷電粒子によって前記ターゲットからスパッタリングされたアルミニウム材料が前記基板の開口部に堆積する際に、前記アルミニウム材料からなる堆積膜のカバレッジ性を、プラズマ放電電流および基板バイアス電圧に基づいて調整する、スパッタリング方法を提供する。
このように、本発明のスパッタリング方法では、プラズマ放電電流および基板バイアス電圧を、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として抽出したことに特徴がある。
以上により、本発明のスパッタリング方法では、単一のスパッタリングチャンバを用いて、基板に形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行える。つまり、Al材料の開口部への堆積が行われるスパッタリングチャンバ内おいて、従来のリフロースパッタ技術と同等の、Al材料のコンタクト埋め込み効果を発揮できる。
よって、本発明のスパッタリング方法は、リフローチャンバを設置しなくて済むという点で、従来のリフロースパッタ技術と比べた有利な効果を奏する。
また、本発明のスパッタリング方法では、前記基板の温度を、前記プラズマ放電電流の調整によって制御してもよい。
また、本発明のスパッタリング方法では、前記基板の昇温速度を、前記プラズマ放電電流の調整によって制御してもよい。
本発明によれば、単一のスパッタリングチャンバを用いて、基板に形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング装置が得られる。
また、本発明によれば、このようなAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング方法も得られる。
本発明の実施形態のスパッタリング装置の一構成例を示した概略図である。 スパッタリング開始時からの半導体基板の昇温プロファイルの一例を示した図である。 図2中の各サンプリングポイントでのAl材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。 プラズマ放電電流をパラメータにして、スパッタリング開始時からの半導体基板の昇温プロファイルの一例を示した図である。 図4の横軸の経過時間130秒のタイミングにおいて、プラズマ放電電流が100Aである場合、および、プラズマ放電電流が150Aである場合のそれぞれについて、Al材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。 スパッタリング開始時から経過時間130秒のタイミングにおいて、基板バイアス電圧VAが−30Vである場合、基板バイアス電圧VAが−40Vである場合、および、基板バイアス電圧VAが−50Vである場合のそれぞれについて、Al材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態のスパッタリング装置の一構成例を示した概略図である。
なお、ここでは、便宜上、図1に示す如く、プラズマ輸送の方向をZ方向にとり、このZ方向に直交し、かつ棒磁石24A、24B(後述)の磁化方向をY方向にとり、これらのZ方向およびY方向の両方に直交する方向をX方向にとって、本スパッタリング装置100の構成を述べる。
本実施形態のスパッタリング装置100は、図1に示す如く、YZ平面において略十字形をなしており、放電プラズマ輸送の方向(Z方向)から見て順番に、放電プラズマを高密度に生成するプラズマガン40と、Z方向の軸を中心とした円筒状の非磁性(例えばステンレス製やガラス製)のシートプラズマ変形室20と、Y方向の軸を中心とした円筒状の非磁性(例えばステンレス製)のスパッタリングチャンバ30と、を備える。
また、スパッタリング装置100は、図1に示す如く、プラズマガン40に放電発生用の電力を供給できるプラズマガン電源50を備える。
なお、上述の各部40、20、30は、放電プラズマを輸送する通路を介して互いに気密状態を保って連通されている。
まず、スパッタリング装置100のプラズマガン40およびプラズマガン電源50の構成について説明する。
スパッタリング装置100のプラズマガン40は、図1に示すように、カソードユニット41と、一対の中間電極G、Gと、を備える。
カソードユニット41は、耐熱ガラス製の円筒状のガラス管41Aと、円板状の蓋部材41Bとを備えており、カソードユニット41の内部は、放電空間として機能している。このガラス管41Aは、適宜の固定手段(ボルトなど;図示せず)により、中間電極Gおよび蓋部材41Bとの間で気密に配されている。このため、中間電極Gの通孔(図示せず)を介して、放電空間で生成されたプラズマをカソードユニット41から外部に引き出すことができる。
また、蓋部材41Bには、放電誘発用の熱電子を放出可能な六ホウ化ランタン(LaB)からなるカソードCが配置されているとともに、放電により電離される放電ガスとしてのアルゴン(Ar)ガスをこの放電空間に導くことができる放電ガス供給手段(図示せず)が設けられている。
スパッタリング装置100のプラズマガン電源50は、図1に示すように、プラズマガン40に電力を供給できる電力発生部70と、各中間電極G、Gのそれぞれに対応して配され、中間電極G、Gを流れる電流を制限する抵抗素子R、Rと、を備える。
中間電極Gは、プラズマガン40の放電空間においてカソードCとの間で補助放電(グロー放電)を適切に維持できるよう、抵抗素子Rを介して電力発生部70と接続されている。また、中間電極Gは、プラズマガン40の放電空間においてカソードCとの間で補助放電(グロー放電)を適切に維持できるよう、抵抗素子Rを介して電力発生部70と接続されている。
このグロー放電においては、プラズマガン40の放電空間への荷電粒子(ここでは、Arと電子)の供給が、ArのカソードCへの衝突時に起こる二次電子放出および電子によるアルゴン電離によりなされる。これにより、プラズマガン40の放電空間には、荷電粒子の集合体としての放電プラズマが形成される。その後、プラズマガン40では、カソードCの加熱で起こる熱電子放出に基づいた主放電(アーク放電)に遷移する。このように、プラズマガン40は、プラズマガン電源50に基づく低電圧かつ大電流のアーク放電により、カソードCとアノードAとの間に高密度の放電を可能にする、圧力勾配型ガンである。
なお、ここでは、詳細な図示を省略するが、この電力発生部70の内部では、電源切り替えスイッチを用いて、カソードCとトランスとの間の接続がなされた状態と、カソードCと、定電流電源との間の接続がなされた状態と、を取り得る。
プラズマガン40のグロー放電時には、前者の状態が取られる。この場合、トランスの一次側の端子間には、商用周波数の200Vの一次電圧が印加される。すると、トランスの二次側の端子間に所定の二次電圧が誘起され、この二次電圧が整流回路により整流された後、プラズマガン40に印加される。
一方、プラズマガン40のアーク放電時には、後者の状態が取られる。これにより、プラズマガン40は、プラズマガン電源50(定電流電源)により定電流制御され、アノードAからカソードCに向かって流れるプラズマ放電電流(プラズマ密度)IDが一定となる。
上述のプラズマ放電電流IDは、プラズマガン電源50を用いて適宜の値に調整できる。
以上のようにして、Z方向の輸送中心に対して略等密度分布してなる円柱状のアーク放電プラズマ(以下、「円柱プラズマ22」という)が、プラズマガン40のZ方向の他端とシートプラズマ変形室20のZ方向の一端との間に介在する通路(図示せず)を介してシートプラズマ変形室20へ引き出される。
次に、スパッタリング装置100のシートプラズマ変形室20の構成およびその周辺構成について述べる。
シートプラズマ変形室20は、Z方向の軸を中心とした円柱状の減圧可能な輸送空間21を有する。
シートプラズマ変形室20の側面周囲には、このシートプラズマ変形室20を取り囲み、円柱プラズマ22のZ方向の推進力を発揮する円形状の第1の電磁コイル23(空心コイル)が配設されている。なお、第1の電磁コイル23の巻線には、カソードC側をS極、アノードA側をN極とする向きの電流が通電されている。
また、この第1の電磁コイル23のZ方向の前方側(アノードAに近い側)には、X方向に延びる一対の角形の棒磁石24A、24B(永久磁石;磁界発生手段の対)が、シートプラズマ変形室20(輸送空間21)を挟むように、Y方向に所定の間隔を隔てて配設されている。また、これらの棒磁石24A、24BのN極同士が対向し合っている。
第1の電磁コイル23により輸送空間21に形成されるコイル磁界と、棒磁石24A、24Bにより輸送空間21に形成される磁石磁界との相互作用に基づいて、円柱プラズマ22は、その輸送方向(Z方向)の輸送中心を含むXZ平面(以下、「主面S」という)に沿って拡がる、均一なシート状のプラズマ(以下、「シートプラズマ27」という)に変形される。
このようにして、シートプラズマ27は、図1に示す如く、シートプラズマ変形室20のZ方向の他端とスパッタリングチャンバ30の側壁との間に介在する、シートプラズマ27の通過用のスリット状のボトルネック部28を介してスパッタリングチャンバ30へ引き出される。
なお、ボトルネック部28の間隔(Y方向寸法)および厚み(Z方向寸法)並びに幅(X方向寸法)は、シートプラズマ27を適切に通過するように設計されている。
次に、スパッタリング装置100のスパッタリングチャンバ30の構成について述べる。
スパッタリングチャンバ30では、シートプラズマ27中のArの衝突エネルギによりターゲット35Bの材料をスパッタリング粒子として叩き出すスパッタリングプロセスが行われる。
スパッタリングチャンバ30は、Y方向の軸を中心とした円柱状の減圧可能な成膜空間31を有し、この成膜空間31は、バルブ37により開閉可能な排気口から真空ポンプ36(例えば、ターボポンプ)により真空引きされている。これにより、当該成膜空間31はスパッタリングプロセス可能なレベルの真空度にまで速やかに減圧される。
ここで、成膜空間31には、その機能上、上下方向(Y方向)において、ボトルネック部28の間隔に対応する水平面(XZ平面)に沿った中央空間を境にして、板状のターゲット35Bを格納するターゲット空間と、板状の基板34Bを格納する基板空間と、がある。
つまり、ターゲット35Bは、ターゲットホルダ35Aに装着された状態において、中央空間の上方に位置するターゲット空間内に格納され、適宜のアクチュエータ(図示せず)によりターゲット空間内を上下(Y方向)に移動可能に構成されている。一方、基板34Bは、基板ホルダ34Aに装着された状態において、中央空間の下方に位置する基板空間内に格納され、適宜のアクチュエータ(図示せず)により基板空間内を上下(Y方向)に移動可能に構成されている。
なお、上述の中央空間は、スパッタリングチャンバ30においてシートプラズマ27の主成分を輸送させる空間である。
このようにして、ターゲット35Bおよび基板34Bは互いに、シートプラズマ27の厚み方向(Y方向)に一定の好適な間隔L(以下、「T−S距離L」と略す)を隔てるようにして、このシートプラズマ27を挟み、成膜空間31内に対向して配置されている。
ターゲット35Bは、直流のバイアス電源52からのターゲットバイアス電圧VB(−1000V程度の電圧)が印加されている。
すると、シートプラズマ27中のArがターゲット35Bに向かって引き付けられ、Arとターゲット35Bとの間に生じる衝突エネルギによって、スパッタ粒子が、ターゲット35Bから基板34Bに向かって叩き出され、基板34B上にスパッタ粒子からなる堆積膜が形成される。
上述のターゲットバイアス電圧VBはバイアス電源52を用いて適宜の値に調整できる。
また、基板34Bは、直流のバイアス電源51からの基板バイアス電圧VA(−数十Vの電圧)が印加されている。
これにより、シートプラズマ27を横切る際にシートプラズマ27の作用により電離されたスパッタ粒子(例えば、Al)を、上述の基板バイアス電圧VAによって基板34Bに適切に引き込むことができる。
上述の基板バイアス電圧VAはバイアス電源51を用いて適宜の値に調整できる。
次に、ボトルネック部28から見て、Z方向に対向する位置のスパッタリングチャンバ30の周辺構成を説明する。
当該位置のスパッタリングチャンバ30の側壁にはアノードAが配置され、この側壁とアノードAとの間には、プラズマ通過用の通路29が設けられている。
アノードAは、カソードCとの間で基準電位が与えられ、カソードCおよびアノードAの間のアーク放電によるシートプラズマ27中の荷電粒子(特に電子)を回収する役割を担っている。
また、アノードAの裏面(カソードCに対する対向面の反対側の面)には、アノードA側をS極、大気側をN極とした永久磁石38が配置されている。このため、この永久磁石38のN極から出てS極に入るXZ平面に沿った磁力線により、アノードAに向かうシートプラズマ27の幅方向(X方向)の拡散を抑えるようにシートプラズマ27が幅方向に収束され、シートプラズマ27の荷電粒子が、アノードAに適切に回収される。
また、円形状の第2および第3の電磁コイル32、33(空心コイル)は、互いに対をなして、スパッタリングチャンバ30の側壁を臨むようにして成膜空間31を挟み、異極同士(ここでは、第2の電磁コイル32はN極、第3の電磁コイル33はS極)を向かい合わせて配置されている。
第2の電磁コイル32は、棒磁石24A、24Bとスパッタリングチャンバ30との間のZ方向の適所に配置され、第3の電磁コイル33は、スパッタリングチャンバ30の側壁とアノードAとの間のZ方向の適所に配置されている。
第2および第3の電磁コイル32、33の対により作られるコイル磁界(例えば10G〜300G程度)によれば、シートプラズマ27は、その幅方向(X方向)の拡散を適切に抑えるように整形される。
次に、半導体デバイス用の基板34B(以下、「半導体基板34B」と略す)の開口部(コンタクトホールや溝;図1では、図示せず)に、アルミニウム材料(Al材料)からなるターゲット35B(以下、「Alターゲット35B」と略す)のスパッタリングによって、多層配線用のAl材料を埋め込む場合について検討する。
まず、Al材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング装置100のスパッタ条件を抽出する。
図2は、スパッタリング開始時からの半導体基板の昇温プロファイルの一例を示した図である。図2の横軸に経過時間(秒)を取り、縦軸に基板温度(℃)を取っている。
なお、ここでは、プラズマ放電電流IDが100Aに、基板バイアス電圧VAが−50Vに、ターゲットバイアス電圧VBが−1000Vに、およびT−S距離Lが100mmに設定されている。また、図2中のP1(スパッタリング開始時からの経過時間:30秒)、P2(同経過時間:60秒)、P3(同経過時間:90秒)、P4(同経過時間:130秒)は、Al材料のコンタクト埋め込みの様子を確認するためのサンプリングポイントを表している。
図3は、図2中の各サンプリングポイントでのAl材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。
なお、図3中の白っぽく写っている部分が、半導体基板34Bの開口部に形成されたAl材料からなる堆積膜(以下、「Al堆積膜」と略す)の領域に相当する(図5および図6の断面写真でも同じ)。
図2に示すように、スパッタリング開始時からの経過時間が長くなるほど、半導体基板34Bの温度が上昇する。すると、半導体基板34Bの温度の上昇に連れて、図3に示すように、Al材料のコンタクト埋め込み特性(Al堆積膜の開口部でのカバレッジ性)が改善することが分かる。
例えば、図3のサンプリングポイントP1の断面写真とサンプリングポイントP3の断面写真とを比べると、サンプリングポイントP1では、半導体基板34Bの開口部の底部でのAl堆積膜の厚みがその上部のAl堆積膜の厚みの約80%程度であるのに対し、サンプリングポイントP3では、半導体基板34Bの開口部の底部でのAl堆積膜の厚みがその上部のAl堆積膜の厚みの約100%程度であった。
また、半導体基板34Bの温度が350℃〜450℃程度にまで上がると、図3のサンプリングポイントP4の断面写真に示すように、半導体基板34Bの開口部が、Al材料によって完全に埋め込まれていることが分かる。
そして、以上の温度範囲は、Al材料の融点(約660℃)が比較的低いことを利用して、半導体基板の開口部内にAl材料を流動化させるという従来のリフロースパッタ技術によるAl材料のコンタクト埋め込み時の温度条件とほぼ符合している。つまり、本実施形態のスパッタリング装置100では、リフローチャンバを用いずに、Al堆積膜のリフロー性を適切に達成できると考えられる。
ところで、本実施形態のスパッタリング装置100では、プラズマ放電電流ID、基板バイアス電圧VA、ターゲットバイアス電圧VBおよびT−S距離Lのそれぞれを個別に制御できるという特徴がある。
そこで、このようなパラメータの中から、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件を以下の如く抽出した。
<プラズマ放電電流ID>
プラズマ放電電流IDの多少により、シートプラズマ27の放熱量が変化する。このため、プラズマ放電電流IDを用いて、シートプラズマ27から半導体基板34Bに伝わる熱量を制御でき、これにより、Al堆積膜のリフロー性を直接的に制御できると考えられる。
よって、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として、プラズマ放電電流IDを用いることができるはずである。
<基板バイアス電圧VA>
基板バイアス電圧VAの大小により、シートプラズマ27中のアルミニウムイオン(Al)を半導体基板34Bに引き込む場合のAlのエネルギ(加速度)が変化する。このため、基板バイアス電圧VAをマイナス電圧側に大きくすると、半導体基板34Bの底部にAlを優先的に引き込み、これにより、Al堆積膜のリフロー性を補助的に制御できると考えられる。
よって、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として、基板バイアス電圧VAを用いることができるはずである。
<ターゲットバイアス電圧VB>
ターゲットバイアス電圧VBの大小により、Alターゲット35Bに入射するArの加速度が変化するので、Al材料のスパッタリング収率に影響を与える。よって、ターゲットバイアス電圧VBは、Al材料の成膜速度に直接的な影響を及ぼすので、最適なAl材料の成膜速度を確保できる値に固定する方が好ましい。
つまり、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善のスパッタ条件として、ターゲットバイアス電圧VBを用いるには一定の制約があると考えられる。
<T−S距離L>
T−S距離Lを短くすると、シートプラズマ27が半導体基板34Bに近づくので、半導体基板34Bの温度を上げる方向に作用する。この場合、半導体基板34Bの温度制御の観点では、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善において有利に作用すると考えられるが、特許文献3に記載のロングスパッタ技術の観点では、むしろ不利に作用する。
逆に、T−S距離Lを長くすると、シートプラズマ27が半導体基板34Bに遠ざかるので、半導体基板34Bの温度を下げる方向に作用する。この場合、半導体基板34Bの温度制御の観点では、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善において不利に作用すると考えられるが、特許文献3に記載のロングスパッタ技術の観点では、むしろ有利に作用する。
以上の事情により、本件発明者等は、Cu材料の埋め込みに用いるロングスパッタ技術(特許文献3)の単なる転用が、必ずしも、融点が比較的低いAl材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利にならないと考えている。
よって、Al材料の如く、融点が比較的低い金属材料を用いる場合(Al材料の融点:約660℃)、コンタクト埋め込み特性の改善のスパッタ条件として、T−S距離Lを用いることが適切でない場合がある。
以上のとおり、本件発明者等は、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として、プラズマ放電電流IDおよび基板バイアス電圧VAを抽出した。
次に、プラズマ放電電流IDの調整に基づいてAl材料のコンタクト埋め込み特性の改善を行えることを検証した実験結果を述べる。
図4は、プラズマ放電電流をパラメータにして、スパッタリング開始時からの半導体基板の昇温プロファイルの一例を示した図である。図4の横軸に経過時間(秒)を取り、縦軸に基板温度(℃)を取っている。図4では、プラズマ放電電流IDが100Aである場合の昇温プロファイル200(図4中の点線)およびプラズマ放電電流IDが150Aである場合の昇温プロファイル300(図4中の実線)が例示されている。
なお、本検証実験では、基板バイアス電圧VAは−50Vに、ターゲットバイアス電圧VBは−1000Vに、T−S距離Lは100mmにそれぞれ固定されている。
図4の昇温プロファイル200と昇温プロファイル300との比較によって、プラズマ放電電流IDの調整に基づいて半導体基板34Bの温度および昇温速度を制御できることが分かる。
図5は、図4の横軸の経過時間130秒のタイミングにおいて、プラズマ放電電流が100Aである場合、および、プラズマ放電電流が150Aである場合のそれぞれについて、Al材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。
図5の各断面写真の比較から容易に理解できるとおり、プラズマ放電電流IDの調整に基づいてAl材料のコンタクト埋め込み特性の改善を行えることを確認できた。
具体的には、プラズマ放電電流が100Aに調整されると、半導体基板34Bの開口部の底部でのAl堆積膜の厚みがその上部のAl堆積膜の厚みの約180%程度である。
これに対して、プラズマ放電電流が150Aに調整されると、当該開口部がAl材料によって完全に塞がる。よって、この場合、半導体基板34Bに形成された開口部内へのAl材料の適切な埋め込みが行われる。
次に、基板バイアス電圧VAの調整に基づいてAl材料のコンタクト埋め込み特性の改善を行えることを検証した実験結果を述べる。
図6は、スパッタリング開始時から経過時間130秒のタイミングにおいて、基板バイアス電圧VAが−30Vである場合、基板バイアス電圧VAが−40Vである場合、および、基板バイアス電圧VAが−50Vである場合のそれぞれについて、Al材料のコンタクト埋め込みの様子を示した図(断面写真)である。
なお、本検証実験では、プラズマ放電電流IDは100Aに、ターゲットバイアス電圧VBは−1000Vに、T−S距離Lは100mmにそれぞれ固定されている。
図6の各断面写真の比較から容易に理解できるとおり、基板バイアス電圧VAの調整に基づいてAl材料のコンタクト埋め込み特性の改善を行えることを確認できた。
具体的には、基板バイアス電圧VAが−30Vに調整されると、半導体基板34Bに形成された開口部内へのAl材料の適切な埋め込みが行われず、Al堆積膜中にボイド(開口部の中央付近の黒い部分)が生じている。また、基板バイアス電圧VAが−40Vに調整されても、半導体基板34Bに形成された開口部内へのAl材料の適切な埋め込みが行われず、Al堆積膜中にボイド(右側の開口部の黒っぽく見える部分)が生じている。
これに対し、基板バイアス電圧VAが−50Vに調整されると、当該開口部がAl材料によって完全に塞がる。
このように、基板バイアス電圧VAをマイナス電圧側に大きくなるよう、調整することによって、半導体基板34Bの開口部の底部に優先的にAlを引き込むことができるので、ボイドフリーのAl堆積膜を形成できる。よって、この場合、半導体基板34Bに形成された開口部内へのAl材料の適切な埋め込みが行われる。
次に、半導体基板34Bの開口部に多層配線用のAl材料を埋め込む場合のスパッタリング装置100の動作例を述べる。
まず、Alターゲット35Bおよび基板34Bをスパッタリングチャンバ30に格納した後、スパッタリングチャンバ30を適宜の真空度に減圧する。
その後、シートプラズマ27をスパッタリングチャンバ30内の半導体基板34BとAlターゲット35Bとの間を通過するように誘導する。すると、シートプラズマ27中のArによってAlターゲット35Bがスパッタリングされ、これにより、Al堆積膜が半導体基板34Bの開口部に形成される。
そして、半導体基板34Bの開口部へのAl堆積膜の形成時において、Al材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるよう、上述のスパッタ条件(プラズマ放電電流IDおよび基板バイアス電圧VA)を適切に設定するとよい。
以上のとおり、本実施形態のスパッタリング装置100は、Alターゲット35Bおよび開口部が形成された基板(半導体基板34B)を格納可能なスパッタリングチャンバ30と、カソードユニット41およびアノードA間の放電により、プラズマ(円柱状プラズマ22)を形成可能なプラズマガン40と、プラズマガン40から放出されたプラズマを磁界の作用によりシート状に変形可能な磁界発生手段(永久磁石24A、24B)と、を備える。
そして、本実施形態のスパッタリング装置100では、シートプラズマ27は、スパッタリングチャンバ30内の半導体基板34BとAlターゲット35Bとの間を通過するように誘導され、シートプラズマ27中の荷電粒子(Ar)によってAlターゲット35BからスパッタリングされたAl材料が半導体基板34Bの開口部に堆積する際に、Al堆積膜のカバレッジ性が、プラズマ放電電流IDおよび基板バイアス電圧VAに基づいて調整されている。
このように、本実施形態のスパッタリング装置100では、プラズマ放電電流IDおよび基板バイアス電圧VAを、Al材料のコンタクト埋め込み特性の改善に有利に作用するスパッタ条件として抽出したことに特徴がある。
以上の構成により、本実施形態のスパッタリング装置100では、単一のスパッタリングチャンバ30を用いて、半導体基板34Bに形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行える。つまり、Al材料の開口部への堆積が行われるスパッタリングチャンバ30内おいて、従来のリフロースパッタ技術と同等の、Al材料のコンタクト埋め込み効果を発揮できる。
よって、本実施形態のスパッタリング装置100は、リフローチャンバを設置しなくて済むという点で、従来のリフロースパッタ技術と比べた有利な効果を奏する。
本発明は、単一のスパッタリングチャンバを用いて、基板に形成された開口部内へのAl材料のコンタクト埋め込みを適切に行えるスパッタリング装置を提供する。よって、本発明は、例えば、シートプラズマ方式のスパッタリング装置に利用できる。
20 シートプラズマ変形室
21 輸送空間
22 円柱プラズマ
23 第1の電磁コイル
24A、24B 棒磁石
27 シートプラズマ
28 ボトルネック部
29 通路
30 スパッタリングチャンバ
31 成膜空間
32 第2の電磁コイル
33 第3の電磁コイル
34A 基板ホルダ
34B 基板(半導体基板)
35A ターゲットホルダ
35B ターゲット(Alターゲット)
36 真空ポンプ
37 バルブ
38 永久磁石
40 プラズマガン
41 カソードユニット
41A ガラス管
41B 蓋部材
50 プラズマガン電源
51、52 バイアス電源
70 電力発生部
100 スパッタリング装置
200、300 昇温プロファイル
A アノード
、G 中間電極
C カソード
ID プラズマ放電電流
L T−S距離
P1、P2、P3、P4 サンプリングポイント
、R 抵抗素子
S 主面
VA 基板バイアス電圧
VB ターゲットバイアス電圧

Claims (2)

  1. アルミニウムからなるターゲットおよび開口部が形成された基板を格納可能な非磁性のスパッタリングチャンバと、
    カソードユニットおよびアノード間の放電により、プラズマを形成可能なプラズマガンと、
    前記プラズマガンから放出されたプラズマを磁界の作用によりシート状に変形可能な磁界発生手段と、
    プラズマ放電電流の調整に用いるプラズマガン電源と、
    基板バイアス電圧の調整に用いるバイアス電源と、
    を備え、
    前記シート状のプラズマ(シートプラズマという)は、前記スパッタリングチャンバ内の前記基板と前記ターゲットとの間を通過するように、前記スパッタリングチャンバの側壁と前記アノードとの間に設けられた通路に誘導され、
    前記シートプラズマ中の荷電粒子によって前記ターゲットからスパッタリングされたアルミニウム材料が前記基板の開口部に堆積する際に、前記アルミニウム材料からなる堆積膜のカバレッジ性が、前記プラズマ放電電流および前記基板バイアス電圧に基づいて調整され、
    前記基板の温度または前記基板の昇温速度が、前記プラズマガン電源を用いた前記プラズマ放電電流の調整によって前記シートプラズマから前記基板に伝わる熱量に基づいて制御されている、スパッタリング装置。
  2. アルミニウムからなるターゲットおよび開口部が形成された基板を、非磁性のスパッタリングチャンバ内に格納した後、前記スパッタリングチャンバ内を減圧し、
    プラズマガンから放出されたプラズマを磁界の作用によりシート状のプラズマ(シートプラズマという)に変形させて、前記シートプラズマを、前記スパッタリングチャンバ内の前記基板と前記ターゲットとの間を通過するよう、前記スパッタリングチャンバの側壁とアノードとの間に設けられた通路に誘導し、
    前記シートプラズマ中の荷電粒子によって前記ターゲットからスパッタリングされたアルミニウム材料が前記基板の開口部に堆積する際に、前記アルミニウム材料からなる堆積膜のカバレッジ性を、プラズマ放電電流および基板バイアス電圧に基づいて調整し、前記基板の温度または前記基板の昇温速度を、前記プラズマ放電電流の調整によって前記シートプラズマから前記基板に伝わる熱量に基づいて制御する、スパッタリング方法。
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