JP5497645B2 - 車両用サスペンションアーム - Google Patents

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Description

本発明は、金属板をプレス加工して構成されるアーム本体が、ナックルが取り付けられるナックル取付部と、前記ナックル取付部の車幅方向内側に設けられて車体に取り付けられる第1車体取付部と、前記第1車体取付部の車体後方側に設けられて車体に取り付けられる第2車体取付部とを備える車両用サスペンションアームに関する
金属板をプレス加工して構成したサスペンションアームのアーム本体が、上壁部と、上壁部の両側縁を下向きに折り曲げた一対の側壁部と、側壁部の下縁を内向きに折り曲げた一対の下壁部とよりなる下面開放の断面形状を有しており、上壁部の両側縁に沿って下向きに凹む補強リブを形成するとともに、両補強リブの間に上向きに突出する丘部を形成したものが、下記特許文献1により公知である。
また金属板をプレス成形した第1板状部材および第2板状部材の外周部を重ね合わせて溶接することで中空のサスペンションアームを構成し、そのサスペンションアームの車体側の端部にゴムブッシュジョイントを支持するためのパイプ部材を溶接により固定するものが、下記特許文献2により公知である。
また金属板をプレス加工して構成したサスペンションアームのアーム本体が、上壁部と、上壁部の両側縁を下向きに折り曲げた一対の側壁部となる下面開放の断面形状を有しており、前側および後側の側壁部に凹部および凸部を連続させた凹凸形状を形成して剛性を高めたものが、下記特許文献3により公知である。
日本特開平9−123722号公報 日本特開平9−20115号公報 日本特開2004−90750号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、アーム本体の上壁部に補強リブおよび丘部を形成することで、その剪断中心の高さと荷重作用面の高さとを接近させてアーム本体の捩じれ剛性を高めることを狙っているが、剪断中心の高さと荷重作用面の高さとを完全に一致させることは難しく、車両が急制動したり、車輪が段差を乗り越えたりして車体前後方向に向かう大きな荷重が入力すると、アーム本体が変形してしまう可能性があった。これを回避するには、アーム本体の板厚を増加させれば良いが、このようにするとアーム本体の重量が増加してしまう問題がある。
また軽量化および低コスト化を図るべく1枚の金属板をプレス加工して構成したサスペンションアームであって、水平に配置される上壁部と、その上壁部の周縁から鉛直方向下向きに直角に折り曲げられた一対の側壁部とを備えるものが知られている。
かかるサスペンションアームの車体側の端部にゴムブッシュジョイントを支持するためのパイプ部材を溶接により固定する場合、その溶接部の形状は前記上壁部および前記一対の側壁部よりなる下面開放の「コ」字形状となる。従って、車両が急制動したり、車輪が路面の段差を乗り越えたりしてサスペンションアームに車体前後方に向かう荷重が作用したような場合、荷重の方向と平行な前記上壁部の溶接個所の強度は充分に確保されるが、荷重の方向と直角な前記側壁部の溶接個所の強度が不充分になり、溶接の剥がれ等が懸念されることになる。
また車輪が路面の段差を乗り越えるような場合や急制動を行う場合に、サスペンションアームのアーム本体をナックルあるいは車体に取り付ける取付部にも大きな荷重が作用するが、サスペンションアームの上下動に伴ってナックルや車体がアーム本体と干渉するのを回避するために、アーム本体の取付部に充分な高さを有する側壁部を設けることができない場合がある。このような場合には、高さの低い側壁部に前記特許文献1に記載された凹凸形状を形成しても、充分な剛性向上効果が得られない問題がある。また前記凹凸形状は側壁部が捩じれる方向に荷重が加わる場合には有効であるが、アーム本体をナックルあるいは車体に取り付ける取付部のように曲げ方向の荷重が加わる部分では充分な剛性向上効果が得られない問題がある。
そこで、側壁部の下端を内向きに折り曲げたいわゆるリバースフランジを形成してアーム本体の剛性を高めることが考えられるが、アーム本体の端部に位置する取付部にリバースフランジを加工するのは難しく、リバースフランジの部分で材料が重なったり余剰になったりし、この部分に応力が集中して逆に耐久性を低下させる原因となる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車輪側から入力される車体前後方向の荷重に対するサスペンションアームの剛性を、重量の増加を招くことなく高めることを目的とする
記目的を達成するために、本発明によれば、金属板をプレス加工して構成されるアーム本体が、ナックルが取り付けられるナックル取付部と、前記ナックル取付部の車幅方向内側に設けられて車体に取り付けられる第1車体取付部と、前記第1車体取付部の車体後方側に設けられて車体に取り付けられる第2車体取付部とを備える車両用サスペンションアームであって、前記アーム本体の車体への取付状態において、前記第1車体取付部から前記第2車体取付部へと略水平に延びる第1上壁部と、前記アーム本体の車体への取付状態において、前記第2車体取付部から前記ナックル取付部へと略水平に延びる第2上壁部と、前記アーム本体の車体への取付状態において、前記ナックル取付部から前記第1車体取付部へと略水平に延びる第3上壁部と、前記第1、第2上壁部よりも低い位置にあって両上壁部を接続する第1底壁部と、前記第2、第3上壁部よりも低い位置にあって両上壁部を接続する第2底壁部と、前記第1底壁部の前記第1車体取付部側の端部に上向きに膨出するように形成され、前記第1上壁部から前記第2上壁部に向かって高さが次第に減少する第1傾斜凸部と、前記第2底壁部の前記第1車体取付部側の端部に上向きに膨出するように形成され、前記第3上壁部から前記第2上壁部に向かって高さが次第に減少する第2傾斜凸部とを備えることを第1の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記第1傾斜凸部は、前記第1上壁部から前記第2上壁部に向かって幅が次第に減少することを第2の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記第2傾斜凸部は、前記第3上壁部から前記第2上壁部に向かって幅が次第に減少することを第3の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記アーム本体は、前記第1、第2傾斜凸部に挟まれた位置に前記第1、第2底壁部に略同じ高さで連なる第3底壁部を備え、前記第3底壁部に貫通孔が形成されることを第4の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記車体取付部の外面が前記アーム本体の端縁に形成した溶接部に溶接により固定され、前記アーム本体の溶接部は、前記アーム本体の車体への取付状態において略水平に延びる第1溶接部と、前記第1溶接部の両端から下向きに延びる第2、第3溶接部とよりなり、前記第2、第3溶接部は、それらの上端間の距離に対して下端間の距離が大きく設定されることを第5の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第5の特徴に加えて、前記第3溶接部は、前記第1溶接部に連なる部分から下向きに延びながら、前記第2溶接部から離間する方向に湾曲することを第6の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第5の特徴に加えて、前記アーム本体は、第1車体取付部としての前記車体取付部の後方に第2車体取付部を備えており、前記アーム本体の前記第1、第2車体取付部に挟まれた部分は、上壁部と、前記上壁部の両側縁を下向きに折り曲げた第1、第2側壁部とを備え、前記第1側壁部は前記第1車体取付部側が前記第2側壁部から離間する方向に湾曲して前記第3溶接部に連続することを第7の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第7の特徴に加えて、前記上壁部と前記第1側壁部とが連なる部分に、下向きに凹む凹部が形成されることを第8の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記アーム本体はナックルが取り付けられるナックル取付部と車体に取り付けられる車体取付部とを備え、前記ナックル取付部および前記車体取付部の少なくとも一つの周縁部に、凹凸部が形成されることを第9の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第9の特徴に加えて、前記凹凸部の形状は略多角形あるいは略円形であることを第10の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第9の特徴に加えて、前記アーム本体は、それを車体に取り付けた状態で略水平方向に延びる上壁部と、前記上壁部の周縁を下向きに折り曲げた側壁部とを備え、前記凹凸部が形成される前記ナックル取付部および前記車体取付部のうち、少なくとも一つの近傍では、その他の部分に比べて前記側壁部の高さが小さく形成され、前記凹凸部は前記上壁部および前記側壁部の境界に形成されることを第11の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される。
また本発明によれば、前記第9の特徴に加えて、前記アーム本体は、それを車体に取り付けた状態で略水平方向に延びる上壁部と、前記上壁部の周縁を下向きに折り曲げた側壁部と、前記側壁部のうちの少なくとも一部で、前記上壁部と連続しない端部を折り曲げて形成される下壁部を備え、前記上壁部および前記側壁部の境界のうち、前記下壁部が設けられている部分と設けられていない部分との境目の位置に前記凹凸部が形成されることを第12の特徴とする車両用サスペンションアームが提案される
、実施の形態の第1、第2車体取付部17b,17cは本発明の車体取付部に対応し、実施の形態の第1、第2上壁部17d,17eは本発明の上壁部に対応し、実施の形態の第1、第2側壁部17j,17kは本発明の側壁部に対応し、実施の形態の凹部17sは本発明の凹凸部に対応し、実施の形態の第1〜第3溶接部w1〜w3は本発明の溶接部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、例えば車両が急制動したり、車輪が段差を乗り越えたりしてアーム本体のナックル取付部に車体後方に向かう荷重が作用したとき、アーム本体の断面中心に対して前記荷重の作用線が上下にずれていると該アーム本体を上下に変形させるモーメントが発生するが、第1底壁部の第1車体取付部側の端部に上向きに膨出するように形成され、第1上壁部から第2上壁部に向かって高さが次第に減少する第1傾斜凸部と、第2底壁部の第1車体取付部側の端部に上向きに膨出するように形成され、第3上壁部から第2上壁部に向かって高さが次第に減少する第2傾斜凸部とを設けたことで、アーム本体の剛性を重量を増加させることなく高め、前記荷重によるアーム本体の変形を防止することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、第1傾斜凸部の幅を第1上壁部から第2上壁部に向かって次第に減少させたので、第1傾斜凸部と第1底壁部との境界に応力集中が発生するのを防止することができる。
また本発明の第3の特徴によれば、第2傾斜凸部の幅を第3上壁部から第2上壁部に向かって次第に減少させたので、第2傾斜凸部と第2底壁部との境界に応力集中が発生するのを防止することができる。
また本発明の第4の特徴によれば、アーム本体の第1、第2傾斜凸部に挟まれた位置に第1、第2底壁部に略同じ高さで連なる第3底壁部が設けられており、その第3底壁部に貫通孔が形成されるので、サスペンションアームを車体に組み付ける際に貫通孔をボルト、ナット、工具等の挿入孔として利用することで作業性を高めることができるだけでなく、貫通孔を排水のための水抜き孔や軽量化のための肉抜き孔として利用することができる。
また本発明の第5または第13の特徴によれば、車体取付部の外面が溶接されるアーム本体の端縁の溶接部を、略水平に延びる第1溶接部と、第1溶接部の両端から下向きに延びる第2、第3溶接部とで構成したので、溶接部に車体前後方向の荷重が入力したとき、荷重の方向と平行な第1溶接部の強度は高くなるが、荷重の方向に対して平行でない第2、第3溶接部の強度は低くなる。このとき、第2、第3溶接部は荷重の方向に対して直角であるときに強度が最も弱くなるが、第2、第3溶接部の上端間の距離に対して下端間の距離を大きく設定したことにより、第2、第3溶接部の方向が荷重の方向に対して直角から平行に近づき、その強度を高めることができる。
また本発明の第6の特徴によれば、第3溶接部は第1溶接部に連なる部分から下向きに延びながら第2溶接部から離間する方向に湾曲するので、第3溶接部の下部の方向を荷重の方向に対して平行に近づけるとともに、アーム本体から溶接部に入力する車体前後方向の荷重を第1車体取付部のより広い範囲に分散させることで、溶接部の耐久性を高めることができる。
また本発明の第7の特徴によれば、アーム本体は前側の第1車体取付部および後側の第2車体取付部を備えており、第1、第2車体取付部に挟まれた部分を構成する上壁部および第1、第2側壁部のうち、第1側壁部はその第1車体取付部側が第2側壁部から離間する方向に湾曲して第3溶接部に連続するので、第3溶接部に加わる荷重を第1側壁部に分散させて該第3溶接部の耐久性を高めることができる。
また本発明の第8の特徴によれば、上壁部と第1側壁部とが連なる部分に下向きに凹む凹部を形成したので、アーム本体の第1、第2車体取付部に挟まれた部分の剛性を前記凹部の補強効果により高め、車体前後方向に荷重に対するサスペンションアームの耐久性を更に向上させることができる。
また本発明の第9または第14の特徴によれば、金属板をプレス加工して構成されるサスペンションアームのアーム本体がナックルが取り付けられるナックル取付部、あるいは車体に取り付けられる車体取付部の周縁部に凹凸部を形成したので、その凹凸部でナックル取付部や車体取付部の剛性を高めて荷重入力に対する耐久性を向上させることができる。
また本発明の第10の特徴によれば、凹凸部の形状を略多角形あるいは略円形としたので、凹凸部に対してどの方向から荷重が入力しても、その凹凸部の近傍の剛性を確保することができる。
また本発明の第11の特徴によれば、アーム本体は上壁部と、該上壁部の周縁を下向きに折り曲げた側壁部とを備えており、ナックル取付部および車体取付部のうち、少なくとも一つの近傍で他部材との干渉を回避するために前記側壁部の高さを充分に確保できない場合でも、上壁部および側壁部の境界に凹凸部を形成したことで、その凹凸部の近傍の剛性を確保することができる。
また本発明の第12の特徴によれば、アーム本体は上壁部と、該上壁部の周縁を下向きに折り曲げた側壁部と、該側壁部の少なくとも一部を内向きに折り曲げた下壁部を備えており、上壁部および側壁部の境界のうち、下壁部が設けられている部分と設けられていない部分との境目の位置に凹凸部を形成したので、下壁部が途切れて応力が集中し易い部分を凹凸部で効果的に補強することができる。
図1は左前輪のストラット式サスペンション装置の後面図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2方向矢視図(サスペンションアームの上面図)である。(第1の実施の形態) 図3はサスペンションアームの下面図である。(第1の実施の形態) 図4は図2の4方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図5は図2の5部拡大斜視図である。(第1の実施の形態) 図6は図2の6−6線断面図である。(第1の実施の形態) 図7は図2の7−7線断面図である。(第1の実施の形態) 図8は図2の8−8線断面図である。(第1の実施の形態) 図9は図2の9−9線断面図である。(第1の実施の形態) 図10は図2の10−10線断面図である。(第1の実施の形態)
11 ナックル
12 車体
17 アーム本体
17a ナックル取付部
17b 第1車体取付部(車体取付部)
17c 第2車体取付部(車体取付部)
17d 第1上壁部(上壁部)
17e 第2上壁部(上壁部)
17f 第3上壁部
17g 第1底壁部
17h 第2底壁部
17i 第3底壁部
17j 第1側壁部(側壁部)
17k 第2側壁部(側壁部)
17n 下壁部
17o 第1傾斜凸部
17p 第2傾斜凸部
17q 貫通孔
17s 凹部(凹凸部)
17u 凹部
A 第2、第3溶接部の上端間の距離
B 第2、第3溶接部の下端間の距離
w1 第1溶接部(溶接部)
w2 第2溶接部(溶接部)
w3 第3溶接部(溶接部)
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
第1の実施の形態
図1〜図10は本発明の実施の形態を示すものである。
図1〜図3に示すように、転舵輪である車輪Wを懸架するストラット式サスペンション装置Sは、車輪Wを回転自在に支持するナックル11と車体12とを接続するサスペンションアーム13を備えており、ナックル11の上部に設けたブラケット14と車体12とが、上部外周にサスペンションスプリング15を備えたダンパー16で接続される。
全体として円弧状に湾曲した形状のサスペンションアーム13のアーム本体17は金属板をプレス成形したものであり、その車幅方向外端に設けられた円形の開口よりなるナックル取付部17aが、ボールジョイント18を介してナックル11の下部に枢支される。アーム本体17のナックル取付部17aの車幅方向内側に設けられた第1車体取付部17bは、アーム本体17に溶接された円形断面のパイプ部材で構成されており、車体前後方向の軸線を有するゴムブッシュジョイント19を介して車体12に弾性支持される。アーム本体17の第1車体取付部17bの後方に設けられた第2車体取付部17cは円形の開口よりなり、そこに車体上下方向の軸線を有するように設けられたゴムブッシュジョイント20で車体12に弾性支持される。
アーム本体17は車輪Wがバンプあるいはリバウンドしていない状態で概ね水平に配置されるもので、その上面外周に沿って高く盛り上がる第1上壁部17d,第2上壁部17eおよび第3上壁部17fを備える。第1上壁部17dは第1車体取付部17bから第2車体取付部17cへと略水平に延び、第2上壁部17eは第2車体取付部17cからナックル取付部17aへと略水平に延び、第3上壁部17fはナックル取付部17aから第1車体取付部17bへと略水平に延びている。
第1上壁部17d、第2上壁部17eおよび第3上壁部17fに囲まれた部分は一段低い平坦面になっており、第1、第2上壁部17d,17eに挟まれた部分が第1底壁部17gとされ、第2、第3上壁部17e,17fに挟まれた部分が第2底壁部17hとされ、第1車体取付部17bの近傍で第1底壁部17gおよび第2底壁部17hに挟まれた部分が第3底壁部17iとされる。
第1上壁部17d、第2上壁部17eおよび第3上壁部17fの外縁は下向きに折り曲げられ、それぞれ第1側壁部17j、第2側壁部17kおよび第3側壁部17mとなっており、第1側壁部17jおよび第2側壁部17kは第2車体取付部17cの外周を取り囲むように連続しているが、第2側壁部17kおよび第3側壁部17mはナックル取付部17aの部分で分離しており、第3側壁部17mおよび第1側壁部17jは第1車体取付部17bの部分で分離している。そして第2側壁部17kの下縁は、アーム本体17の下面側に回り込むように折り曲げられて下壁部17nを構成している。
図2、図7および図9から明らかなように、第1底壁部17gおよび第3底壁部17iの境目において、第1上壁部17dの内縁から第2上壁部17eに向けて延びる第1傾斜凸部17oが上向きに突設され、かつ第2底壁部17hおよび第3底壁部17iの境目において、第3上壁部17fの内縁から第2上壁部17eに向けて延びる第2傾斜凸部17pが上向きに突設される。第1傾斜凸部17oは第1上壁部17dの内縁に連なる部分が最も高くて幅広であり、そこから第2上壁部17eに向けて高さおよび幅を減じるように三角形に形成される。同様に、第2傾斜凸部17pは第3上壁部17fの内縁に連なる部分が最も高くて幅広であり、そこから第2上壁部17eに向けて高さおよび幅を減じるように三角形に形成される。
図5および図10から明らかなように、アーム本体17がパイプ状の第1車体取付部17bに溶接される部分は、第3上壁部17fの端部が第1車体取付部17bの軸線と平行かつ水平に溶接される直線状の第1溶接部w1と、第3上壁部17fの外縁を下向きに略直角に折り曲げた第3側壁部17mがパイプ状の第1車体取付部17bの外周面に沿って溶接される円弧状の第2溶接部w2と、第1上壁部17dの外縁を下向きに鈍角に折り曲げた第1側壁部17jがパイプ状の第1車体取付部17bの外周面に沿って溶接される円弧状の第3溶接部w3とで構成される。
図2、図5および図8から明らかなように、第1傾斜凸部17oおよび第2傾斜凸部17pの間に挟まれた第3底壁部17iの中央部に円形の貫通孔17qが形成されるとともに、ナックル取付部17aに隣接する第2底壁部17hに小径の水抜き孔17rが形成される。貫通孔17qは、サスペンションアーム13を車体に組み付ける際に、作業性を高めるべくボルト、ナット、工具等を挿入する孔として利用されるもので、同時に第1〜第3底壁部17g,17h,17iに溜まった水を排出する水抜き孔としても機能する。また水抜き孔17rは、前記貫通孔17qと協働して第1〜第3底壁部17g,17h,17iに溜まった水を排出する水抜き孔として機能する。
図2および図6から明らかなよう、第1上壁部17dおよび第2上壁部17eが第2車体取付部17cの周囲で連なる部分に、複数個(実施の形態では5個)の菱形状の凹部17s…が第2車体取付部17cの約半周を囲むように形成される。これらの凹部17s…のうちの端にある一つは、第2側壁部17kに連なる下壁部17nの端に対応する、第2上壁部17eおよび第2側壁部17kの境目に形成されている(図2および図3参照)。凹部17s…は第1、第2上壁部17d,17eと第1、第2側壁部17j,17kに跨がる角部に形成され、その凹部17s…の深さはアーム本体17の肉厚の例えば半分程度である。
また第3上壁部17fの第2底壁部17h側の角部には複数個(実施の形態では3個の)の菱形状の凹部17t…(図2参照)が凹設されるとともに、第1上壁部17dの前端の第1側壁17j側の角部には複数個(実施の形態では3個の)の菱形状の凹部17u…(図2および図5参照)が凹設される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車両が急制動すると車輪Wを路面に残して車体が慣性で前進しようとするため、サスペンションアーム13のアーム本体17の第1、第2車体取付部17b,17cに対してナックル取付部17aを車体後方側に移動させようとする荷重が作用する。また車輪Wが路面の段差を乗り越えたような場合にも、同様にしてナックル取付部17aを車体後方側に移動させようとする荷重が作用する。
このとき、アーム本体17の断面中心に対して荷重の作用線が上下にずれていると該アーム本体17を上下に変形させるモーメントが発生するが、アーム本体17の断面中心と荷重の作用線とを上下方向に一致させるのは困難である。しかしながら本実施の形態によれば、アーム本体17の第1底壁部17gの第1車体取付部17b側の端部に第1傾斜凸部17oを上向きに膨出するように形成し、かつアーム本体17の第2底壁部17hの第1車体取付部17b側の端部に第2傾斜凸部17pを上向きに膨出するように形成したので、それら第1、第2傾斜凸部17o,17pによってアーム本体17の重量を増加させることなく剛性を高め、荷重によるアーム本体17の変形を防止することができる。
特に、第1傾斜凸部17oは第1上壁部17d側から第2上壁部17e側に向かって高さおよび幅を減じながら第1底壁部17gに連続し、かつ第2傾斜凸部17pは第3上壁部17f側から第2上壁部17e側に向かって高さおよび幅を減じながら第2底壁部17hに連続するので、それら第1、第2傾斜凸部17o,17pと第1、第2底壁部17g,17hとの境界に応力集中が発生するのを防止することができる。しかもアーム本体17の第1、第2傾斜凸部17o,17pに挟まれた位置に第1、第2底壁部17g,17hに連なる第3底壁部17iが設けられており、その第3底壁部17iに貫通孔17qが形成されるので、サスペンションアーム13を車体12に組み付ける際に貫通孔17qをボルト、ナット、工具等の挿入孔として利用することで作業性を高めることができるだけでなく、貫通孔17qを排水のための水抜き孔や軽量化のための肉抜き孔として利用することができる。
またアーム本体17の第2車体取付部17cの周縁部に菱形状の複数の凹部17s…を形成したので、どの方向から入力する荷重に対しても第2車体取付部17cの剛性を高めて耐久性を向上させることができる。複数の凹部17s…のうちの端の一つは、下壁部17nが途切れて応力が集中する部分の近傍に設けられているため、その部分の剛性を効果的に高めることができる。
特に、ゴムブッシュジョイント20で車体12に上下揺動自在に支持される第2車体取付部17cは、その周囲を囲む第1、第2側壁部17j,17kの高さを高くすると、その第1、第2側壁部17j,17kが車体12と干渉する虞があるため、第1、第2側壁部17j,17kの高さは第2車体取付部17cの周囲で他の部分よりも低くされている。その結果、アーム本体17の剛性は第2車体取付部17cの近傍で低くなるが、その部分で第1、第2上壁部17d,17eと第1、第2側壁部17j,17kとの境界に凹部17s…を形成したことで、アーム本体17の第2車体取付部17cの近傍の剛性を高めることができる。
同様に、アーム本体17の第3上壁部17fの第2底壁部17h側の角部に形成した複数個の菱形状の凹部17t…によって、アーム本体17のナックル取付部17aおよび第1車体取付部17b間の剛性を高めることができ、またアーム本体17の第1上壁部17dの前端の第1側壁部17j側の角部に形成した複数個の菱形状の凹部17u…によって、アーム本体17の第1車体取付部17bの近傍の剛性を高めることができる。
ところで、図5および図10に示すように、パイプ状の第1車体取付部17bの外面が溶接されるアーム本体17の端縁の溶接部を、略水平に延びる第1溶接部w1と、第1溶接部w1の前後両端から下向きに延びる第2、第3溶接部w2,w3とで構成したので、溶接部に車体後方を向く荷重が入力したとき、荷重の方向と平行な第1溶接部w1の強度は高くなるが、荷重の方向に対して平行でない第2、第3溶接部w2,w3の強度は低くなる。この場合、第2、第3溶接部w2,w3は荷重の方向に対して直角であるときに強度が最も弱くなるが、第2、第3溶接部w2,w3の上端間の距離Aに対して下端間の距離Bを大きく設定したことにより、第2、第3溶接部w2,w3の方向が荷重の方向に対して直角から平行に近づき、その強度を高めることができる。
特に、第3溶接部w3は水平に延びる第1溶接部w1に連なる部分から下向きに延びながら第2溶接部w2から離間する方向に湾曲するので、第3溶接部w3の下部の方向を荷重の方向に対して平行に近づけるとともに、アーム本体17から溶接部に入力する車体前後方向の荷重を第1車体取付部17bのより広い範囲に分散させることで、溶接部の耐久性を高めることができる。しかもアーム本体17の第1、第2車体取付部17b,17cに挟まれた部分を構成する第1、第2上壁部17d,17eおよび第1、第2側壁部17j,17kのうち、第1側壁部17jはその第1車体取付部17b側が第2側壁部17kから離間する方向に湾曲して第3溶接部w3に連続するので、第3溶接部w3に加わる荷重を第1側壁部17jに分散させて該第3溶接部w3の耐久性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではストラット式サスペンション装置Sのサスペンションアーム13を例示したが、本発明は他の任意の形式のサスペンション装置のサスペンションアームに対しても適用することができる。
また実施の形態では前側の第2溶接部w2を上側の第1溶接部w1に対して下方に直角に形成し、後側の第3溶接部w3を上側の第1溶接部w1に対して後下方に斜めに形成しているが、前側の第2溶接部w2を前下方に斜めに形成し、後側の第3溶接部w3を下方に直角に形成しても良く、また前側の第2溶接部w2を前下方に斜めに形成し、後側の第3溶接部w3を後下方に斜めに形成しても良い。
また実施の形態では第2車体取付部17cの周縁部に凹部17s…を形成しているが、ナックル取付部17aや第1車体取付部17bの周縁部に凹部を形成しても良い。
また実施の形態の凹部17s…の代わりに凸部を形成しても同様の作用効果を達成することができ、凹部17s…の形状も菱形に限定されず、種々の多角形状や円形や楕円形であっても良い。

Claims (12)

  1. 金属板をプレス加工して構成されるアーム本体(17)が、ナックル(11)が取り付けられるナックル取付部(17a)と、前記ナックル取付部(17a)の車幅方向内側に設けられて車体(12)に取り付けられる第1車体取付部(17b)と、前記第1車体取付部(17b)の車体後方側に設けられて車体(12)に取り付けられる第2車体取付部(17c)とを備える車両用サスペンションアームであって、
    前記アーム本体(17)の車体(12)への取付状態において、前記第1車体取付部(17b)から前記第2車体取付部(17c)へと略水平に延びる第1上壁部(17d)と、
    前記アーム本体(17)の車体(12)への取付状態において、前記第2車体取付部(17c)から前記ナックル取付部(17a)へと略水平に延びる第2上壁部(17e)と、
    前記アーム本体(17)の車体(12)への取付状態において、前記ナックル取付部(17a)から前記第1車体取付部(17b)へと略水平に延びる第3上壁部(17f)と、
    前記第1、第2上壁部(17d,17e)よりも低い位置にあって両上壁部(17d,17e)を接続する第1底壁部(17g)と、
    前記第2、第3上壁部(17e,17f)よりも低い位置にあって両上壁部(17e,17f)を接続する第2底壁部(17h)と、
    前記第1底壁部(17g)の前記第1車体取付部(17b)側の端部に上向きに膨出するように形成され、前記第1上壁部(17d)から前記第2上壁部(17e)に向かって高さが次第に減少する第1傾斜凸部(17o)と、
    前記第2底壁部(17h)の前記第1車体取付部(17b)側の端部に上向きに膨出するように形成され、前記第3上壁部(17f)から前記第2上壁部(17e)に向かって高さが次第に減少する第2傾斜凸部(17p)と、
    を備えることを特徴とする車両用サスペンションアーム。
  2. 前記第1傾斜凸部(17o)は、前記第1上壁部(17d)から前記第2上壁部(17e)に向かって幅が次第に減少することを特徴とする、請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  3. 前記第2傾斜凸部(17p)は、前記第3上壁部(17f)から前記第2上壁部(17e)に向かって幅が次第に減少することを特徴とする、請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  4. 前記アーム本体(17)は、前記第1、第2傾斜凸部(17o,17p)に挟まれた位置に前記第1、第2底壁部(17g,17h)に略同じ高さで連なる第3底壁部(17i)を備え、前記第3底壁部(17i)に貫通孔(17q)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  5. 前記車体取付部(17b)の外面が前記アーム本体(17)の端縁に形成した溶接部(w1〜w3)に溶接により固定され、
    前記アーム本体(17)の溶接部(w1〜w3)は、前記アーム本体(17)の車体(12)への取付状態において略水平に延びる第1溶接部(w1)と、前記第1溶接部(w1)の両端から下向きに延びる第2、第3溶接部(w2,w3)とよりなり、前記第2、第3溶接部(w2,w3)は、それらの上端間の距離(A)に対して下端間の距離(B)が大きく設定されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  6. 前記第3溶接部(w3)は、前記第1溶接部(w1)に連なる部分から下向きに延びながら、前記第2溶接部(w2)から離間する方向に湾曲することを特徴とする、請求項5に記載の車両用サスペンションアーム。
  7. 前記アーム本体(17)は、第1車体取付部(17b)としての前記車体取付部の後方に第2車体取付部(17c)を備えており、
    前記アーム本体(17)の前記第1、第2車体取付部(17b,17c)に挟まれた部分は、第1、第2上壁部(17d,17e)と、前記第1、第2上壁部(17d,17e)の両側縁を下向きに折り曲げた第1、第2側壁部(17j,17k)とを備え、
    前記第1側壁部(17j)は前記第1車体取付部(17b)側が前記第2側壁部(17k)から離間する方向に湾曲して前記第3溶接部(w3)に連続することを特徴とする、請求項5に記載の車両用サスペンションアーム。
  8. 前記第1上壁部(17d)と前記第1側壁部(17j)とが連なる部分に、下向きに凹む凹部(17u)が形成されることを特徴とする、請求項7に記載の車両用サスペンションアーム。
  9. 前記アーム本体(17)はナックル(11)が取り付けられるナックル取付部(17a)と車体(12)に取り付けられる第1、第2車体取付部(17b,17c)とを備え、前記ナックル取付部(17a)および前記第1、第2車体取付部(17b,17c)の少なくとも一つの周縁部に、凹凸部(17s)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用サスペンションアーム。
  10. 前記凹凸部(17s)の形状は略多角形あるいは略円形であることを特徴とする、請求項9に記載の車両用サスペンションアーム。
  11. 前記アーム本体(17)は、それを車体(12)に取り付けた状態で略水平方向に延びる第1、第2上壁部(17d,17e)と、前記第1、第2上壁部(17d,17e)の周縁を下向きに折り曲げた第1、第2側壁部(17j,17k)とを備え、前記凹凸部(17s)が形成される前記ナックル取付部(17a)および前記第1、第2車体取付部(17b,17c)のうち、少なくとも一つの近傍では、その他の部分に比べて前記第1、第2側壁部(17j,17k)の高さが小さく形成され、前記凹凸部(17s)は前記第1、第2上壁部(17d,17e)および前記第1、第2側壁部(17j,17k)の境界に形成されることを特徴とする、請求項9に記載の車両用サスペンションアーム。
  12. 前記アーム本体(17)は、それを車体(12)に取り付けた状態で略水平方向に延びる第1、第2上壁部(17d,17e)と、前記第1、第2上壁部(17d,17e)の周縁を下向きに折り曲げた第1、第2側壁部(17j,17k)と、前記第1、第2側壁部(17j,17k)のうちの少なくとも一部で、前記第1、第2上壁部(17d,17e)と連続しない端部を折り曲げて形成される下壁部(17n)を備え、前記第1、第2上壁部(17d,17e)および前記第1、第2側壁部(17j,17k)の境界のうち、前記下壁部(17n)が設けられている部分と設けられていない部分との境目の位置に前記凹凸部(17s)が形成されることを特徴とする、請求項9に記載の車両用サスペンションアーム。
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