JP5169078B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールハウスインナの上部にサスペンション部材の取付部を備えた車体構造に関する。
サスペンション部材の取付部を備えたホイールハウスインナとしては、例えば下記特許文献1に記載のものがある。
実開平5−24484号公報
ところで、上記した従来のホイールハウスインナでは、サスペンション部材からの上下方向入力を縦壁面の面内で受けるため、縦壁面を平板形状とすることで、上下方向入力に対する剛性をある程度確保しているものの、縦壁面に交差する方向である面外方向の剛性については充分ではなく、結果として車両走行中のロードノイズが大きくなるという問題がある。
この対策として縦壁面に制振材や補強材を設けることが考えられるが、この場合には重量及び部品点数が増加し、製造コストの上昇を招くという問題が発生する。
そこで、本発明は、サスペンション部材からの上下方向入力に対する剛性を確保しつつ、制振材などの部品を追加することなく、縦壁面に交差する面外方向の剛性も充分なものとすることを目的としている。
本発明は、サスペンション部材の取付部を上部に備えたホイールハウスインナの縦壁面に、該縦壁面に交差する方向へ向けて球面状に膨出する球面膨出部を設け、この球面膨出部は、車幅方向外側に向けて膨出し、この球面膨出部を横切るようにビード部を上下方向に向けて設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ビード部によって、サスペンション部材からの上下方向入力に対する剛性を確保しつつ、球面膨出部によって縦壁面に交差する面外方向の剛性を確保することができる。
また、球面膨出部は、車幅方向外側に向けて突出するよう膨出しているので、車室側に膨出させた場合に対し、また球面膨出部を設けない場合に対し、車室の容積を拡大することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す車体構造の斜視図であり、車幅方向左側のホイールハウスインナ1の周辺を車室側から見た図に相当する。図2は図1のA−A断面図である。なお、図中の矢印FRで示す方向が車体前方側で、同矢印UPで示す方向が車体上方である。
上記したホイールハウスインナ1は、車室3側に突出する形状であり、その車室3の外側(図2中で右側)のホイールハウス5内にリアタイヤ7を収容する。
ホイールハウスインナ1の下縁1aは、図2に示すように、フロアパネル9の外側にて上方に屈曲する側縁9aと、車体前後方向に延びるリアサイドメンバ11の外側縁にて上方に突出する突出部11aとの間で挟持されて接合固定される。リアサイドメンバ11の内側のフランジ11bは、フロアパネル9の下面に接合固定する。
また、ホイールハウスインナ1の車体前側付近に対応する位置のリアサイドメンバ11の車室3側の側面には、車幅方向に延びるクロスメンバ13の一端を接合固定し、クロスメンバ13の上部の外側に広がるフランジ13aは前記したフロアパネル9の下面に接合固定する。リアサイドメンバ11の車体後方側の端部は、ホイールハウスインナ1の車体後側付近にて車幅方向に延びるリアパネル15に接合固定している。
上記したホイールハウスインナ1は、上部の傾斜面17と、傾斜面17の下縁の稜線部19からほぼ鉛直方向下方に連続して延びる縦壁面21とを備え、車室3の外側のホイールハウス5側から見た正面図である図3に示すように、全体としてほぼ三角形状を呈している。この三角形状に対応して縦壁面21も、正面視でほぼ三角形状を呈している。このため、縦壁面21と傾斜面17との境界部分となる稜線部19が、図3中で上部中央から左右両端部に向けて下がるように傾斜していることになる。
また、傾斜面17の外周縁部17a近傍から、稜線部19を超え縦壁面21の上部の一部に渡り複数のビード23を形成して剛性を高めている。なお、このビード23はホイールハウス5側に突出している。
上記した傾斜面17の車体前後方向ほぼ中央の上部には、図3に示すように、切欠部25を形成し、この切欠部25に、サスペンション部材としてのショックアブソーバ27を取り付けるショックアブソーバ取付部29を設けている。なお、図3では、ショックアブソーバ27及びショックアブソーバ取付部29を省略している。
ショックアブソーバ取付部29は、水平面29aと、水平面29aの車幅方向外側の端部から、図2に示すように車幅方向外側の上部に向けて傾斜する傾斜面29bと、車体前後方向両側に位置する三角形状の側面29cとをそれぞれ備えて、前記した切欠部25を塞ぐようにホイールハウスインナ1に取り付けている。
そして、ショックアブソーバ取付部29の水平面29aに取付孔29dを形成し、この取付孔29dに固定用のブッシュ31を嵌め込み、ブッシュ31の中心に設けた挿入孔31aにショックアブソーバ27の取付軸33を挿入してナット35を取付軸33の先端のねじ部37に螺合締結して取り付けている。
前記したホイールハウスインナ1の縦壁面21には、球面膨出部としてのエンボス部37を設けている。このエンボス部37は、図3に示すように、縦壁面21の外形形状に対応して正面視でほぼ三角形状を呈し、図2及び、図3のB−B断面図である図4に示すように、縦壁面21に交差する方向である車幅方向の外側のホイールハウス5側に膨出している。
上記したエンボス部37は、図3に示すように、下方に凸となる下部周縁である下部曲線部37aと、車両前方側及び後方側の前記稜線部19に対応して傾斜している傾斜部37b,37cとで、前述したほぼ三角形状を呈している。この下部曲線部37aの両端と両傾斜部37b,37cの下端との交差部は曲線状のR部37d,37eとし、両傾斜部37b,37cの上端相互の交差部は、上記R部37d,37eより緩やか曲線状のR部37fとしている。
これにより、エンボス部37は、図3に示す正面視で、全体として車両前後方向に長いいびつな楕円形状であるとも言える。
そして、上記したエンボス部37における傾斜部37bのほぼ中央位置と下部曲線部37aのR部37d近傍位置とにわたり、エンボス部37を上下に横切るようにして直線状のビード部39を設けている。同様にして、エンボス部37における傾斜部37cのほぼ中央位置と下部曲線部37aのR部37e近傍位置とにわたり、エンボス部37を上下に横切るようにして直線状のビード部41を設けている。これら各ビード部39,41は、図2,図4に示すように、エンボス部37と同様に車幅方向外側のホイールハウス5側に向けて突出している。
上記した各ビード部39,41は、上端部同士が互いに接近する一方、下端部同士が互いに離反するように、正面視でほぼ「ハ」の字を形成している。これにより各ビード部39,41は、稜線部19の傾斜方向に沿って傾斜していることになる。
また、各ビード部39,41のうち車体前方側のビード部39については、図1に示すように、ショックアブソーバ取付部29の近傍から、車体骨格部材である前記したクロスメンバ13近傍に向けて延設している。同様にして、車体後方側のビード部41については、ショックアブソーバ取付部29の近傍から、車体骨格部材である前記したリアパネル15近傍に向けて延設している。
このような車体構造では、ホイールハウスインナ1の縦壁面21にエンボス部37を設けることで、縦壁面21に交差する面外方向の剛性を確保することができ、車両走行中のロードノイズを低減することができるとともに、ショックアブソーバ取付部29の剛性も向上する。
この際、縦壁面21に制振材であるメルシートや補強材を設けたり、ショックアブソーバ取付部29を縦壁面21まで延長する必要がなく、単にエンボス成形すればよいので、重量及び部品点数の増加ならびにコスト増加を抑制することができる。
また、ショックアブソーバ27からの上下方向入力に対しては、上下方向に延びる2本のビード部39,41が対抗して受けるので、この上下方向入力に対して縦壁面21の剛性を確保することができ、ショックアブソーバ取付部29の取付剛性を高めることができる。
すなわち、本実施形態によれば、ビード部39,41によって、サショックアブソーバ27からの上下方向入力に対する剛性を確保しつつ、エンボス部37によって縦壁面21に交差する面外方向の剛性を確保することができる。
このようなエンボス部37は、縦壁面21のほぼ全域に設けることで、より一層面外方向の剛性を高めることができる。また、エンボス部37を縦壁面21のほぼ全域に設けることにより面外方向の剛性が高まるので、必要とする面外方向の剛性を最低限確保することで、縦壁面21の面積をより小さくすることが可能であり、これにより車室3の容積拡大に寄与することができる。
また、エンボス部37は、車幅方向外側に向けて突出するよう膨出しているので、車室3側に膨出させた場合に対し、またエンボス部37を設けない場合に対し、車室3の容積を拡大することができる。
さらに、ホイールハウスインナ1の下部に車幅方向に延びる車体骨格部材であるサイドメンバ13やリアパネル15を設け、各ビード部39,41は、ショックアブソーバ取付部29近傍から、前記車体骨格部材の近傍に向けて延設しているので、上下両端が拘束された形となって変形抑制効果が発生し、上下方向入力に対する剛性がさらに高まり、ショックアブソーバ取付部29の取付剛性もさらに向上する。
また、エンボス部37は、稜線部19に対応して傾斜している傾斜部37b,37cを外周縁に備え、この傾斜部37b,37cから下部周縁である下部曲線部37aにわたりビード部39,41を設けることで、エンボス部37を横切るように上下方向に延びる直線状のビード部39,41を容易に形成することができる。
本発明の一実施形態を示す車体構造の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 ホイールハウスインナの車体外側から見た正面図である。 図3のB−B断面図である。
符号の説明
1 ホイールハウスインナ
13 クロスメンバ(車体骨格部材)
15 リアパネル(車体骨格部材)
17 ホイールハウスインナの傾斜面
19 ホイールハウスインナの稜線部
21 ホイールハウスインナの縦壁面
27 ショックアブソーバ(サスペンション部材)
29 ショックアブソーバ取付部(サスペンション部材の取付部)
37 エンボス部(球面膨出部)
37a エンボス部の下部曲線部(下部周縁)
37b,37c エンボス部の傾斜部
39,41 ビード部

Claims (4)

  1. サスペンション部材の取付部を上部に備えたホイールハウスインナの縦壁面に、該縦壁面に交差する方向へ向けて球面状に膨出する球面膨出部を設け、この球面膨出部は、車幅方向外側に向けて膨出し、この球面膨出部を横切るようにビード部を上下方向に向けて設けたことを特徴とする車体構造。
  2. 前記球面膨出部を、前記縦壁面のほぼ全域に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記ホイールハウスインナの下部に車幅方向に延びる車体骨格部材を設け、前記ビード部は、前記サスペンション部材の取付部近傍から、前記車体骨格部材近傍に向けて延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 前記ホイールハウスインナは、前記縦壁面の上部に傾斜面を連続して備え、これら縦壁面と傾斜面との境界部分となる稜線部が、上部中央から両端部に向けて下がるように傾斜し、前記球面膨出部は、前記稜線部に対応して傾斜している傾斜部を外周縁に備え、この傾斜部から下部周縁にわたり前記ビード部を設けたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の車体構造。
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