JP5494318B2 - 携帯端末および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末および通信システムに関するものである。
特許文献1には、例えばレンタカーやカーシェアリングのように、同一の車両を複数のユーザが使用する場合でも、当該車両を使用するユーザ毎に適切な案内動作を行うため、ユーザ毎の車両の使用履歴を記録する技術が記載されている。
特開2006−250893号公報
しかし、上記のような技術は、レンタカーやカーシェアリングに用いるといっても、ある車両をユーザが初めて使用するという局面では有効ではない。なぜなら、ユーザは、その車両を一度でも使用しないと、その車両の車載機にユーザの使用履歴が記録されないからである。
本発明は上記点に鑑み、レンタカー使用時、カーシェアリング時、新車使用時等、ユーザが初めての車両を運転する際においても、その車両に搭載された車載装置が、ユーザに適合した作動を行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末であって、第1の車両に搭載された第1の車載装置と接続しているとき、前記ユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、ユーザが車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベースに反映させるデータベース更新手段と、第2の車両に搭載された第2の車載装置と接続した後、前記データベースの履歴中の前記頻度に基づいて、前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、その送信により、前記ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を前記第2の車載装置に行わせるユーザ嗜好データ送信手段と、を備えた携帯端末である。
このように、携帯端末のユーザが第1の車載装置を使用し、その選択された機能を示す機能選択情報が携帯端末に送信されたとき、携帯端末は、データベースに機能選択情報を反映させる。そして、携帯端末が第2の車載装置と接続した後、データベース中の履歴中の頻度に基づいたユーザ嗜好データを作成し、作成したユーザ嗜好データを第2の車載装置に送信する。そしてそれにより、当該ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を第2の車載装置が行う。
したがって、第2の車両をユーザが初めて運転する場面であっても、ユーザが以前に他の車載装置を使用していれば、その履歴がデータベースに反映されているので、データベースから送信されるユーザ嗜好データを第2の車載装置が採用することで、ユーザに適合した作動を行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、ユーザに携帯される携帯端末であって、第1の車両に搭載された第1の車載装置と接続しているとき、前記第1の車載装置の機種を特定し、また、前記ユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、機種毎にユーザがその機種の車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベース中の、特定した前記第1の車載装置の機種の履歴に反映させるデータベース更新手段と、第2の車両に搭載された第2の車載装置と接続した後、前記第2の車載装置の機種を特定し、前記データベースの機種毎の履歴のうち、特定した機種に対応する履歴中の前記頻度に基づいて、当該機種に対して前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、その送信により、前記ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を前記第2の車載装置に行わせるユーザ嗜好データ送信手段と、を備えた携帯端末である。
このように、携帯端末のユーザが第1の車載装置を使用し、その選択された機能を示す機能選択情報が携帯端末に送信されたとき、携帯端末は、データベース中の第1の車載装置の機種に対応する履歴に、機能選択情報を反映させる。そして、携帯端末が第2の車載装置と接続した後、データベース中の第2の車載装置の機種に対応する履歴中の頻度に基づいたユーザ嗜好データを作成し、作成したユーザ嗜好データを第2の車載装置に送信する。そしてそれにより、当該ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を第2の車載装置が行う。
したがって、第2の車両をユーザが初めて運転する場面であっても、ユーザが以前に第2の車載装置と同じ機種の他の車載装置を使用していれば、その履歴がデータベースに反映されているので、データベースから送信されるユーザ嗜好データを第2の車載装置が採用することで、ユーザに適合した作動を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、ユーザが携帯する携帯端末と、第1の車両に搭載される第1の車載装置と、第2の車両に搭載される第2の車載装置と、を備え、第1の車載装置は、前記携帯端末と接続しているとき、あらかじめ定められた操作が発生したとき、その操作によって選択された当該第1の車載装置の機能を示す機能選択情報を、前記携帯端末に送信し、携帯端末は、第1の車載装置と接続しているとき、前記第1の車載装置の機種を特定し、前記携帯端末のユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、機種毎にユーザがその機種の車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベース中の、特定した前記第1の車載装置の機種の履歴に反映し、また携帯端末は、第2の車載装置と接続した後、前記第2の車載装置の機種を特定し、前記データベースの機種毎の履歴のうち、特定した機種に対応する履歴中の前記頻度に基づいて、当該機種に対して前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、前記第2の車載装置は、前記携帯端末と接続した後、前記携帯端末から送信された前記ユーザ嗜好データを受信して記録し、記録した前記ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を行うことを特徴とする通信システムである。
このように、本発明の特徴は、請求項1に記載の携帯端末と、第1の車載装置と、第2の車載装置から成るシステムの特徴としても捉えることができる。
本実施形態の通信システムの概要を示す模式図である。 ナビゲーション装置1a〜4aの構成図である。 携帯端末6の構成図である。 データベースの記録形式の一例を示す図である。 ナビゲーション装置における機能選択情報送信処理のフローチャートである。 携帯端末におけるデータベース更新処理のフローチャートである。 携帯端末における嗜好送信処理のフローチャートである。 ナビゲーション装置における嗜好受信処理のフローチャートである。 ナビゲーション装置における嗜好反映処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態の通信システムの概要を模式的に示す。
地球温暖化問題への対策として、個々のユーザが個人で車両を所有および使用するのではなく、複数のユーザが同じ車両を共同で利用し、各ユーザは日によって異なる車両を利用するという利用形態(すなわち、カーシェアリング)が多くなると予想される。そうなると、ユーザが初めて使用する車に遭遇する場合も増え、そのような場合には、ナビゲーション装置を操作するストレスを受けたり、運転中に操作に気をとられてしまう可能性が高くなり、安全運転への障害にもなりかねない。ユーザが初めて使用する車に遭遇する場合としては、レンタカーを使用する場合、新車を購入して初めて使用する場合等もある。
そこで本実施形態では、慣れない車載機器の操作に対するユーザのストレスを除去する通信システムを提供する。この通信システムは、図1に示すように、車両1〜4に搭載されたナビゲーション装置(車載装置の一例に相当する)1a〜4aと、同じユーザ5が携帯する携帯端末6と、を備えている。このユーザ5は、カーシェアリング等により、これら車両1〜4のいずれをも運転する。
このように、1人のユーザ5が複数の車両1〜4を利用する場合、ユーザ5が過去に使用した車両1〜3については、その使用時におけるナビゲーション装置1a〜3aの機能使用履歴およびナビゲーション装置1a〜3aの機種が、当該ナビゲーション装置1a〜3aから携帯端末6に送信される。また、携帯端末6では、受信した機能使用履歴を、ナビゲーション装置の機種別に分類された機能使用履歴のデータベース7に反映させる。なお、機種とは、ナビゲーション装置を分類する種別のことであり、例えば、製造メーカー名を機種としてもよいし、型式を機種としてもよい。
そして、ユーザ5が初めて車両4を使用する場合、ナビゲーション装置4aから携帯端末6にナビゲーション装置4aの機種情報が送信され、携帯端末6は、その機種に対応した機能使用履歴をデータベースから読み出し、読み出した機能使用履歴に基づいて、ユーザ5が好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成したユーザ嗜好データをナビゲーション装置4aに送信する。そしてユーザ嗜好データを受信したナビゲーション装置4aは、ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的に使用できるようなGUI表示を行う(すなわち、ユーザの嗜好に合わせた画面意匠を実現する)。これにより、ユーザ5が初めて使用する車両4でも、その車両4に搭載されたナビゲーション装置4aの機種に応じた、ユーザ5がストレスを受けない操作環境を提供することができる。
以下、このような通信システムの構成および作動について詳述する。図2に、ナビゲーション装置1a〜4aが共通に有する構成を示す。なお以下では、機種によらずナビゲーション装置1a〜4aに共通する特徴について説明するが、ナビゲーション装置1a〜4aは、それぞれ異なる機種であってもよいし、一部が同じ機種であってもよい。
ナビゲーション装置1a〜4aはそれぞれ、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、Bluetooth無線モジュール15、地図データ取得部16、および制御回路17を有している。
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない加速度センサ、地磁気センサ、ジャイロセンサ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置、向き、および速度を特定するための情報を制御回路17に出力する。
画像表示装置12は、制御回路17から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。表示映像としては、例えば現在地を中心とする地図等がある。
操作部13は、車両用ナビゲーション装置1に設けられた複数のメカニカルスイッチ、画像表示装置12の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御回路17に出力する。
Bluetooth無線モジュール15(以下、無線モジュール15と記す)は、Bluetooth(登録商標)の規格に従って無線通信を行うための無線通信装置である。Bluetoothの規格では、機器間の相互運用性を確保するために、複数のプロファイルが規定されている。無線モジュール15は、これらプロファイルのうち、ヒューマンインターフェースデバイス(HID)プロファイルを用いることができる。これにより、ナビゲーション装置1a〜4aは、HIDプロファイルを用いてHID(例えば携帯端末6)と通信することができ、その際HIDプロファイルのホスト(HOST)として機能する。
地図データ取得部16は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、制御回路17が実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
地図データは、道路データおよび施設データを有している。道路データは、リンクの位置情報、種別情報、ノードの位置情報、種別情報、および、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。施設データは、施設毎のレコードを複数有しており、各レコードは、対象とする施設の名称情報、所在位置情報、土地地番情報、施設種類情報等を示すデータを有している。
制御回路17は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは地図データ取得部16から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、および地図データ取得部16から情報を読み出し、RAMおよび(可能であれば)地図データ取得部16の記憶媒体に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14と信号の授受を行い、無線モジュール15を用いて通信を行う。
制御回路17がプログラムを実行することによって行う具体的なアプリケーションとしては、現在位置特定アプリケーション、地図表示アプリケーション、目的地検索アプリケーション、誘導経路算出アプリケーション、経路案内アプリケーション等がある。
現在位置特定アプリケーションは、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置や向きを特定するアプリケーションである。
地図表示アプリケーションは、車両の現在位置の周辺等の特定の領域の地図を、画像表示装置12に表示させるアプリケーションである。この際、地図表示のために用いる情報は、地図データから取得する。この地図表示アプリケーションは、すべてのアイコンのうち、特定の種類のアイコン(例えば、コンビニエンスストアのアイコン、ガソリンスタンドのアイコン、レストランのアイコン、遊園地のアイコン等)のみを選択して地図に重畳表示させる機能を有している。
目的地検索アプリケーションは、操作部13からユーザによる目的地の指定操作を受け付け、受け付けた指定操作に対応する目的地を地図データから検索し、検索の結果見つかった目的地を誘導経路算出アプリケーション用の目的地として確定するアプリケーションである。
この目的地検索アプリケーションは、複数個の機能を有しており、それぞれが異なる方法で目的地を検索する機能である。機能としては、具体的には、住所から目的地を検索する機能、電話番号から目的地を検索する機能、地図から目的地を検索する機能、過去の目的地(すなわち、過去に目的地として設定した地点)から今回の目的地を検索する機能等がある。
誘導経路算出アプリケーションは、目的地検索アプリケーションの検索結果および操作部13を用いたユーザの操作に基づいて目的地を決定し、現在位置から当該目的地までの最適な誘導経路を算出するアプリケーションである。
経路案内アプリケーションは、算出された誘導経路に沿った走行を案内するアプリケーションであり、誘導経路と自車位置との位置関係を逐次監視し、誘導経路上の右左折交差点等の案内ポイントの手前に自車両が到達したときに、右折、左折等を指示する案内音声をスピーカ14に出力させ、当該案内ポイントの拡大図を画像表示装置12に表示させることで、誘導経路に沿った車両の運転を案内するアプリケーションである。制御回路17が実行する他の処理については後述する。
次に、携帯端末6の構成について図3にて説明する。携帯端末6は、操作部61、Bluetooth無線モジュール62、記憶部63、制御回路64を備えている。操作部61は、メカニカルスイッチ、タッチパネル等、ユーザの直接操作を受け付ける入力装置から成り、それら入力装置への操作に応じた信号を制御回路64に出力する。
Bluetooth無線モジュール62(以下、無線モジュール62と記す)は、Bluetoothの規格に従って無線通信を行うための無線通信装置であり、上述の無線モジュール15と同様、ヒューマンインターフェースデバイス(HID)プロファイルを用いることができる。これにより、携帯端末6は、HIDプロファイルを用いてナビゲーション装置1a〜4aのそれぞれと通信することができ、その通信の際、HIDとして機能する。つまり、携帯端末6の操作部61に対する操作内容をナビゲーション装置1a〜4aに伝達することができる。なお、HIDプロファイルを用いた通信においては、携帯端末6の操作部61に対する操作内容以外の情報も、適宜HOST(ナビゲーション装置1a〜4a)とHID(携帯端末6)との間でやりとり可能である。
記憶部63は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。この記憶部63には、上述のデータベース7等が記録されるようになっている。図4に、データベース7の記録形式の一例を示す。
この図に示す通り、データベース7は、複数の履歴テーブル71、72を備え、履歴テーブル71、72は、それぞれ異なるナビゲーション装置の機種に対応する。そして、各履歴テーブル71には、対応する機種のナビゲーション装置のどの機能を選択して使用したかについての履歴が記録される。具体的には、1つの履歴テーブルにはアプリケーション(図4の例では目的地検索アプリケーション、地図表示アプリケーション)毎にサブテーブルが含まれ、各サブテーブルには、対応する機種のナビゲーション装置の当該アプリケーションの利用時において、当該アプリケーションが提供する機能のうち、どの機能が何回選択して使用されたかについての履歴が記録される。
図7の例では、機種Aのナビゲーション装置においては、目的地検索アプリケーションの利用時に、住所から目的地を検索する機能が過去58回用いられ、電話番号から目的地を検索する機能が過去17回用いられ、地図から目的地を検索する機能が過去6回用いられ、過去の目的地(すなわち、過去に目的地として設定した地点)から今回の目的地を検索する機能が1回用いられている。なお、各サブテーブル中では、使用回数の多い順に機能がソートされている。
このようなデータベース7は、後述するように、ナビゲーション装置1a〜4aおよび携帯端末6の作動によって、内容が更新されていく。
制御回路64は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは記憶部63から読み出したプログラムを実行することで、後述する各種処理を実行し、その実行の際にはRAM、ROM、記憶部63から情報を読み出し、RAMおよび記憶部63に対して情報の書き込みを行い、無線モジュール62を用いて通信を行う。
以下、データベース7の更新および利用のためにナビゲーション装置1a〜4aおよび携帯端末6が行う作動について説明する。
まず、データベース7の更新のための作動について説明する。ここでは、車両1〜3のいずれか(以下、第1の車両という。)に、ユーザ5が携帯端末6と共に乗り込んだとする。このとき、第1の車両に搭載されたナビゲーション装置(以下、第1のナビゲーション装置という。第1の車載装置の一例に相当する。)と携帯端末6とが互いに通信可能な距離まで近づいたとき、上述のHIDプロファイルによる無線接続を実現し、互いに通信を行う。なお、HOSTとしての第1のナビゲーション装置における、HIDとしての携帯端末6の登録は、今回のユーザ5の第1の車両への乗車機会よりも前に行われていてもよいし、今回の乗車機会に行われてもよい。
そして、第1のナビゲーション装置の制御回路17は、データベース7の更新のために、図5に示すような機能選択情報送信処理を常時実行しており、携帯端末6の制御回路64は、図6に示すようなデータベース更新処理を常時実行している。
この図5の機能選択情報送信処理において制御回路17は、まずステップ105で、携帯端末6とのHIDプロファイルによる無線接続が実現するまで待つ。そして無線接続が実現すると続いてステップ110で、携帯端末6に対して機種情報を送信する。機種情報とは、自機(すなわち、第1のナビゲーション装置)の機種を示す情報である。この機種情報は、あらかじめ制御回路17のROM等に記録されている。
この図6のデータベース更新処理において携帯端末6の制御回路64は、まずステップ205で、第1のナビゲーション装置とのHIDプロファイルによる無線接続が実現するまで待つ。そして無線接続が実現すると続いてステップ210で、第1のナビゲーション装置から機種情報を受信するまで待ち、受信すると、当該機種情報が示す機種が、現在無線接続している第1のナビゲーション装置の機種であると特定する。
続いて制御回路64は、ステップ215〜225の処理において、機能選択情報(後述する)を第1のナビゲーション装置から受信するか(ステップ215)、あるいは、第1のナビゲーション装置との無線接続が切断される(ステップ225)まで待つ。
また、第1のナビゲーション装置の制御回路17は、図5のステップ110に続いて、ステップ115〜125の処理において、送信すべき選択操作が発生する(ステップ115)か、あるいは、携帯端末6との無線接続が切断される(ステップ125)まで待つ。
ここで、送信すべき選択操作が発生する場合としては、例えば、目的地検索アプリケーションの利用時において、ユーザが操作部13を用いて、「住所から目的地を検索する機能」、「電話番号から目的地を検索する機能」、「地図から目的地を検索する機能」、「過去の目的地から今回の目的地を検索する機能」等の機能のうちからいずれか1つを選んだ場合が該当する。
送信すべき選択操作が発生する別の場合としては、例えば、地図表示アプリケーションの利用時において、ユーザが操作部13を用いて、「コンビニエンスストアのアイコンを地図上に表示する機能」、「ガソリンスタンドのアイコンを地図上に表示する機能」、「レストランのアイコンを地図上に表示する機能」、「遊園地のアイコンを地図上に表示する機能」、等の機能のうちからいずれか1つまたは複数を選んだ場合が該当する。
つまり、「選択操作が発生する場合」とは、所定のアプリケーションの所定の機能がユーザの操作によって選択された場合に該当する。所定のアプリケーションおよび所定の機能は、あらかじめ図5の機能選択情報送信処理のプログラムに規定されている。
送信すべき選択操作が発生した場合、制御回路17はステップ115で送信すべき選択操作が発生したと判定し、続いてステップ120で、機能選択情報を作成して携帯端末6に送信する。作成する機能選択情報は、ステップ115の肯定判定の対象となった選択操作によって選択された機能およびその機能を提供するアプリケーションを示す情報である。つまり機能選択情報は、ユーザ5が第1のナビゲーション装置のどのアプリケーションのどの機能を選択して使用したかについて示す情報である。
このようにして機能選択情報が送信されると、携帯端末6の制御回路64は、図6のステップ215で機能選択情報を受信したと判定し、ステップ220に進み、受信した機能選択情報をデータベース7に反映する。
具体的には、直前のステップ210で特定した機種の履歴テーブルをデータベース7から特定し、特定した履歴テーブル中から、受信した機能選択情報に示されたアプリケーションのサブテーブルを特定し、特定したアプリケーションのサブテーブル中から、受信した機能選択情報に示された機能に対応する使用回数の情報を特定し、特定した使用回数の情報を、1回分だけ増加させる。
なお、第1のナビゲーション装置の制御回路17は、ステップ120で機能選択情報を送信した後は、再度ステップ115〜125の処理において、送信すべき選択操作が再び発生するか、あるいは、携帯端末6との無線接続が切断されるまで待つ。また、携帯端末6の制御回路64は、ステップ220で機能選択情報をデータベース7に反映した後は、ステップ215〜225の処理において、機能選択情報を第1のナビゲーション装置から再び受信するか、あるいは、第1のナビゲーション装置との無線接続が切断されるまで待つ。
このように、携帯端末6のユーザが第1の車両内で第1のナビゲーション装置を使用し、特定のアプリケーションの特定の機能を選択して使用したとき、そのアプリケーションおよび選択した機能を示す機能選択情報が第1のナビゲーション装置から携帯端末6に送信される。そして携帯端末6は、データベース7に受信した機能選択情報を反映する。
このような処理を、ユーザが複数の車両1〜3のそれぞれに搭乗する度に実行されるので、ユーザが多数の車両を使用する程、データベース7中の機種のテーブル数は増えていき、ユーザによるナビゲーション装置の使用頻度が多くなる程、データベース7の各機能の使用回数が増えていく。ただし、増え方は、ユーザ5の嗜好に応じて、機能間でばらつきがある。例えば、ユーザ5が全く使用しない機能の回数は増えない。したがって、ユーザによるナビゲーション装置の使用頻度が多くなる程、データベース7はユーザの嗜好をより正確に反映することになる。したがって、データベース7が更新されていくことで、各機種のナビゲーション装置で、ユーザの嗜好を反映すべき所定のアプリケーションに対してユーザ5がどの機能を多用しているかを、携帯端末6側で把握することが可能となる。
ここで、同じユーザ5でも機種によって目的地検索の機能の嗜好に違いが表れる例について説明する。例えば機種Aと機種Bでは、地図から目的地を検索する場合に、ユーザが操作部13に対して行わなければならない操作の手順が違うとする。そして、ユーザ5にとっては、機種Aの地図から目的地を検索する機能における操作手順は快適で自分の直感に合っているが、機種Bの地図から目的地を検索する機能における操作手順は自分にとっては面倒で直感に合わないとする。このような場合、機種Aの履歴テーブルでは、地図から目的地を検索する機能の使用回数が増え、機種Bの履歴テーブルでは、地図から目的地を検索する機能の使用回数が増えない。
次に、このようにして更新されていくデータベース7を利用するための作動について説明する。ここでは、ユーザ5が、今まで乗り込んだことがない初めての車両4(以下、第2の車両という)に、携帯端末6と乗り込んだとする。このとき、第2の車両に搭載されたナビゲーション装置4a(以下、第2のナビゲーション装置という)と携帯端末6とが互いに通信可能な距離まで近づいたとき、上述のHIDプロファイルによる無線接続を実現し、互いに通信を行う。なお、HOSTとしての第2のナビゲーション装置における、HIDとしての携帯端末6の登録は、例えば、今回のユーザ5の第2の車両への乗車機会に行われるものとする。
そして、データベース7を利用するために、携帯端末6の制御回路64は図7に示すような嗜好送信処理を常時実行しており、第2のナビゲーション装置の制御回路17は図8に示すような嗜好受信処理を常時実行している。
この図7の嗜好送信処理において携帯端末6の制御回路64は、まずステップ250で、第2のナビゲーション装置とのHIDプロファイルによる無線接続が実現するまで待つ。そして無線接続が実現すると続いてステップ260で、第2のナビゲーション装置から機種情報を受信するまで待つ。
また、図8の嗜好受信処理において第2のナビゲーション装置の制御回路17は、まずステップ130で、携帯端末6とのHIDプロファイルによる無線接続が実現するまで待つ。そして無線接続が実現すると続いてステップ135で、携帯端末6に対して機種情報を送信する。続いてステップ140では、携帯端末6からユーザ嗜好データを受信するまで待つ。
また、携帯端末6の制御回路64は、携帯端末6から機種情報を受信すると、ステップ260で、当該機種情報が示す機種が、現在無線接続している第2のナビゲーション装置の機種であると特定する。そして続くステップ270で、特定した機種に対応する履歴テーブルを抽出し、抽出した履歴テーブルに基づいて、アプリケーション毎のユーザ嗜好データを作成し、作成したユーザ嗜好データを第2のナビゲーション装置に送信する。
また、第2のナビゲーション装置の制御回路17は、ステップ140でこのユーザ嗜好データを受信すると、記憶媒体(RAM、地図データ取得部16の記憶媒体等)に所定のファイル名で記録しておく。
ここで、ある機種の履歴テーブルに基づいてアプリケーション毎のユーザ嗜好データを作成する方法について説明する。当該履歴テーブルからアプリケーション毎にサブテーブルを抽出し、各サブテーブル中から、使用回数が上位3位までの3つの機能を抽出する。これにより、アプリケーション毎に使用回数が上位3位までの機能が抽出される。そして、アプリケーション毎にテーブルを作成し、各アプリケーションのテーブル中に、そのアプリケーションについて抽出された3つの機能と、各機能の順位とを関連付けて記録する。このようにしてできたアプリケーション毎のテーブルを、アプリケーション毎のユーザ嗜好データとする。
また、このようにして携帯端末6で作成され第2のナビゲーション装置に記録されたユーザ嗜好データを、自機の作動に反映するため、第2のナビゲーション装置の制御回路17は、図9に示す嗜好反映処理を実行する。
この嗜好反映処理は、所定のアプリケーションを実行する際に、そのアプリケーションから呼び出されることで実行が始まる。所定のアプリケーションとは、データベース7に記録されることになっている履歴テーブルに対応したアプリケーション(図4の例では目的地検索アプリケーション、地図表示アプリケーション)であり、それらアプリケーションのプログラムには、あらかじめこの嗜好反映処理を呼び出す命令が組み込まれている。
例えば、目的地検索アプリケーションは、この所定のアプリケーションの一例である。制御回路17は、目的地検索アプリケーションの実行中、目的地検索方法を決定するために、嗜好反映処理を呼び出して実行する。
そして、この嗜好反映処理において、まずステップ150では、デフォルト設定となっている。例として、目的地検索方法(所定の機能に相当する)をユーザに選択させる方法選択画面の構成(意匠)として、機能」を選択するためのボタン、「地図から目的地を検索する機能」を選択するためのボタン、および「過去の目的地から今回の目的地を検索する機能」を選択するためのボタンのすべてを、1ページ目の画面内に表示させ、「電話番号から目的地を検索する機能」を選択するためのボタンを、ユーザの操作部13に対するページ送り操作を経て表示される2ページ目の画面内に表示させる設定である。
続いてステップ160では、今回の呼び出し元のアプリケーションに対応するユーザ嗜好データが、上述の所定のファイル名のデータに記録されているか否かを判定する。そして、記録されていなければ、続いてステップ180で、設定された内容、すなわち、デフォルト設定の内容に従って、方法選択画面を画像表示装置12に表示させ、その後、処理を呼び出し元のアプリケーションに戻す。
一方、記録されていれば、続いてステップ170で、当該アプリケーションに対応するユーザ嗜好データに合わせて、方法選択画面の構成を設定する。
例えば、当該アプリケーションに対応するユーザ嗜好データとして、上位3位の機能「住所から目的地を検索する機能」、「電話番号から目的地を検索する機能」、および「地図から目的地を検索する機能」が記録されていれば、上記のボタンのうち、「住所から目的地を検索する機能」を選択するためのボタン、「電話番号から目的地を検索する機能」を選択するためのボタン、「地図から目的地を検索する機能」を選択するためのボタンのみを、1ページ目の1画面内に表示させる設定とする。
また例えば、当該アプリケーションに対応するユーザ嗜好データとして、上位3位の機能「住所から目的地を検索する機能」、「電話番号から目的地を検索する機能」、および「地図から目的地を検索する機能」が記録されており「住所から目的地を検索する機能」が一位となっていれば、上記のボタンのうち、「住所から目的地を検索する機能」を選択するためのボタンだけを表示し、背景画面に当該住所の地図を表示する画面とする設定とする。この背景画面の地図画面は、ユーザの操作で簡単にスクロールできるようアクティブ化してもよい。
ステップ170に続くステップ180では、ステップ170の設定に従って、方法選択画面を画像表示装置12に表示させ、その後、処理を呼び出し元のアプリケーションに戻す。
このように、携帯端末6が第2のナビゲーション装置と接続した後、データベース中の第2のナビゲーション装置の機種に対応する履歴テーブルに基づいたユーザ嗜好データを作成し、作成したユーザ嗜好データを第2のナビゲーション装置に送信する。そしてそれにより、当該ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的に使用できるような表示を第2のナビゲーション装置が行う。
したがって、第2の車両をユーザが初めて運転する場面であっても、ユーザが以前に第2のナビゲーション装置と同じ機種の他のナビゲーション装置を使用していれば、その履歴がデータベース7に反映されているので、データベースから送信されるユーザ嗜好データを第2のナビゲーション装置が採用することで、ユーザに適合した作動を行うことができる。
また例えば、ユーザ5の操作の傾向として、通常はA社製のナビゲーション装置で目的地検索は住所で行うが、B社製ナビゲーション装置の場合は目的地検索は地図表示から行うという傾向がある場合は、この傾向がデータベース7に記録されるので、ナビゲーション装置の機種毎のユーザの傾向を反映することができる。
なお、本実施形態においては、携帯端末6の制御回路64が、図6の処理を実行することで、データベース更新手段の一例として機能し、図7の処理を実行することで、ユーザ嗜好データ送信手段の一例として機能する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、携帯端末6の制御回路64は、図7のステップ270で作成および送信するユーザ嗜好データに、他の情報を付加してもよい。例えば、データベース7において、目的地検索アプリケーションで使用回数が上位3位に入る機能の1つが「過去の目的地から今回の目的地を検索する機能」であった場合、目的地検索アプリケーションのユーザ嗜好データとして、「過去の目的地から今回の目的地を検索する機能」を示す情報の次階層の情報を付加する。この次階層の情報は、過去の複数の目的地の特徴情報(位置、名称、種別、当該目的地および目的地周辺の地図画像)である。
これを実現するためには、データベース7が過去の複数の目的地の特徴情報を取得して記録する必用がある。そこで、第1のナビゲーション装置の制御回路17は、図5の処理のステップ120において、過去の目的地から今回の目的地を検索する機能が選択された場合は、その際の複数の過去の目的地の特徴情報を、機能選択情報に含めて携帯端末6に送信し、携帯端末6の制御回路64は、受信した過去の目的地の特徴情報を、当該機種の履歴テーブル中の「過去の目的地から今回の目的地を検索する機能」に対応付けて記録すればよい。
また、上記実施形態では、第1のナビゲーション装置1a〜3aが図5に示した処理を実行し、第2のナビゲーション装置4aが図8、図9に示したような処理を実行するようになっているが、第1のナビゲーション装置1a〜3aも図8、図9に示したような処理を実行するし、第2のナビゲーション装置4aも図5に示した処理を実行する。すなわち、各ナビゲーション装置1a〜4aは、いずれも図5、図8、図9の処理を実行する。したがって、どのナビゲーション装置1a〜4aにおいてもユーザ5の機能選択情報は携帯端末6に送信され、どのナビゲーション装置1a〜4aにおいても携帯端末6から受けたユーザ嗜好データに基づいて、ユーザに適合したGUI表示を行う。
また、携帯端末6は、ナビゲーション装置の操作のために用いられてもよい。すなわち、携帯端末6で所望の操作をユーザ5が行い、その操作自体を携帯端末6がHIDプロファイルの無線接続相手のナビゲーション装置に送信し、ナビゲーション装置側で、操作内容に応じた作動を実現するようになっていてもよい。こうすることで、ユーザのストレスを軽減できる仕組みを提供できる。この場合、ナビゲーション装置1a〜4aの操作部13を用いると説明した部分は、ナビゲーション装置1a〜4aと携帯端末6とがHIDプロファイルで無線接続している場合には、操作部13に代えて携帯端末6の操作部61を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザ5がナビゲーション装置に対して所定のアプリケーションの所定の機能を選択する操作を行う度に、ナビゲーション装置から携帯端末6に機能選択情報が送信されるようになっている。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、ユーザ5が降車する際に、車両のパーキングブレーキをオンとしたタイミングで、携帯端末6とナビゲーション装置とが無線接続してから現在までの期間における、所定のアプリケーションの所定の機能を選択する操作のすべてについて、まとめて機能選択情報を作成して携帯端末6に送信するようになっていてもよい。
また、上記実施形態では、携帯端末6が、機能選択情報を受信し、受信した機能選択情報に基づいてデータベース7を作成、更新している。しかし、携帯端末6でデータベース7の作成、更新が処理能力の問題等で困難であるなら、携帯端末6は、携帯端末6と通信可能な他の装置(例えば、Bluetoothで通信可能な据置型パーソナルコンピュータ)を用いて、機能選択情報をデータベース7に反映させてもよい。この場合携帯端末6は、当該他の装置と無線接続した際、それまでにナビゲーション装置から受信している機能選択情報のすべてを当該他の装置に送信し、当該他の装置は、受信した機能選択情報を用いてデータベース7の作成または更新を行い、その結果のデータベース7を携帯端末6に送信する。
また、携帯端末6とナビゲーション装置1a〜4aとの間の無線通信方式は、BluetoothのHIDプロファイルに限らず、Bluetoothの他のプロファイルでもよいし、Bluetooth以外の通信方式でもよい。
また、第2の車両は、ユーザ5が、今まで乗り込んだことがない車両でなくともよい。つまり、ユーザ5が過去に何回か使用したことがある車両であっても、データベース7を用いて当該車両のナビゲーション装置の操作ストレスをなくすようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、図7の嗜好送信処理は、通信相手の第2のナビゲーション装置を搭載する車両が、今までユーザ5が使用したことがない初めての車両であるか否かに関わらず実行している。しかし、図7の嗜好送信処理は、通信相手の第2のナビゲーション装置を搭載する車両が、今までユーザ5が使用したことがない初めての車両である場合に限り、実行するようになっていてもよい。なお、初めての車両である否かの判断するために、ナビゲーション装置1a〜4aの制御回路17は、図5のステップ110および図8のステップ135で、機種情報のみならず、自機を固有に識別する装置IDも携帯端末6に送信し、携帯端末6の制御回路64は、図6のステップ210および図7のステップ260で、受信した装置IDを記憶部63に記録し、また図7のステップ260に続いては、今回受信した装置IDが初めての装置IDか否かを判定し、初めての装置IDであれば続いてステップ270を実行し、初めての装置IDでなければ図7の処理を終了してもよい。
なお、今までユーザ5が使用したことがない初めての車両である場合に限り、図7の嗜好送信処理を実行するようになっている例においては、通信相手の第2のナビゲーション装置を搭載する車両が、今までユーザ5が使用したことがある車両であった場合に、携帯端末6が自機のIDを第2のナビゲーション装置に送信し、第2のナビゲーション装置は、過去にこの携帯端末6から受信したユーザ嗜好データを携帯端末6のIDに対応付けて記憶しており、受信したIDに対応するユーザ嗜好データを読み出して、嗜好反映処理に用いてもよい。このようにすることで、今までユーザ5が使用したことがある車両の場合には、ナビゲーション装置と通信端末6の間の通信量を低減できる。
一方、今までユーザ5が使用したことがない初めての車両であるか否かに限らず、図7の嗜好送信処理を実行するようになっている例では、ナビゲーション装置側で最新のユーザ嗜好データを受信することができる。
また、上記実施形態では、携帯端末6の接続相手のナビゲーション装置の機種情報は、当該ナビゲーション装置から取得するようになっているが、機種情報は必ずしもナビゲーション装置から取得しなくともよい。例えば、携帯端末6は、操作部61に対するナビゲーション装置の機種名の入力に基づいて、現在自機がどの機種のナビゲーション装置と接続しているかを特定してもよい。
また、携帯端末6は、携帯電話機として作動するアプリケーション、音楽プレーヤとして作動するアプリケーション等、上記実施形態で説明したアプリケーション以外のアプリケーションを実現できるようになっていてもよい。
また、上記実施形態では、車載装置の一例としてナビゲーション装置を用いているが、本発明の車載装置は、ナビゲーション装置に限るものではない。例えば、ナビゲーション機能を有さない地図表示装置であってもよい。
また、上記の実施形態において、ナビゲーション装置1a〜4aの制御回路17および携帯端末6の制御回路64がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
1〜3 車両(第1の車両)
3 車両(第2の車両)
1a〜3a ナビゲーション装置(第1の車載装置)
4a ナビゲーション装置(第2の車載装置)
5 ユーザ
6 携帯端末
7 データベース

Claims (3)

  1. ユーザに携帯される携帯端末であって、
    第1の車両に搭載された第1の車載装置と接続しているとき、前記ユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、ユーザが車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベースに反映させるデータベース更新手段と、
    第2の車両に搭載された第2の車載装置と接続した後、前記データベースの履歴中の前記頻度に基づいて、前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、その送信により、前記ユーザ嗜好データに示される機能他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を前記第2の車載装置に行わせるユーザ嗜好データ送信手段と、を備えた携帯端末。
  2. ユーザに携帯される携帯端末であって、
    第1の車両に搭載された第1の車載装置と接続しているとき、前記第1の車載装置の機種を特定し、また、前記ユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、機種毎にユーザがその機種の車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベース中の、特定した前記第1の車載装置の機種の履歴に反映させるデータベース更新手段と、
    第2の車両に搭載された第2の車載装置と接続した後、前記第2の車載装置の機種を特定し、前記データベースの機種毎の履歴のうち、特定した機種に対応する履歴中の前記頻度に基づいて、当該機種に対して前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、その送信により、前記ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を前記第2の車載装置に行わせるユーザ嗜好データ送信手段と、を備えた携帯端末。
  3. ユーザが携帯する携帯端末と、第1の車両に搭載される第1の車載装置と、第2の車両に搭載される第2の車載装置と、を備え、
    第1の車載装置は、前記携帯端末と接続しているとき、あらかじめ定められた操作が発生したとき、その操作によって選択された当該第1の車載装置の機能を示す機能選択情報を、前記携帯端末に送信し、
    携帯端末は、第1の車載装置と接続しているとき、前記第1の車載装置の機種を特定し、前記携帯端末のユーザが前記第1の車載装置のどの機能を選択したかについて示す機能選択情報を前記第1の車載装置から受信したことに基づいて、受信した前記機能選択情報を、機種毎にユーザがその機種の車載装置のどの機能をどの頻度で選択したかがわかる履歴が記録されるデータベース中の、特定した前記第1の車載装置の機種の履歴に反映し、
    また携帯端末は、第2の車載装置と接続した後、前記第2の車載装置の機種を特定し、前記データベースの機種毎の履歴のうち、特定した機種に対応する履歴中の前記頻度に基づいて、当該機種に対して前記ユーザが好む機能を示すユーザ嗜好データを作成し、作成した前記ユーザ嗜好データを前記第2の車載装置に送信し、
    前記第2の車載装置は、前記携帯端末と接続した後、前記携帯端末から送信された前記ユーザ嗜好データを受信して記録し、記録した前記ユーザ嗜好データに示される機能が他の機能よりも優先的にユーザ操作で選択できるような表示を行うことを特徴とする通信システム。
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