JP5488445B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は液晶表示装置に係り、特に各画素において正極性映像信号と負極性映像信号とを2つの保持容量に別々にサンプリング保持した後、それらの保持電圧を交互に画素電極に印加して液晶表示素子を交流駆動する液晶表示装置に関する。
近年、プロジェクタ装置やプロジェクションテレビには画像を投影するための中心部品としてLCOS(Liquid Crystal on Silicon)型の液晶表示装置が多く用いられている。このLCOS型の液晶表示装置として、本出願人は先に、2本のデータ線(列信号線)を一組とする複数組のデータ線と、複数本のゲート線(行走査線)との各交差部にそれぞれ画素をマトリクス状に配置し、それらの各画素において正極性映像信号と負極性映像信号とを2つの保持容量に別々にサンプリング保持した後、それらの保持電圧を交互に画素電極に印加して液晶表示素子を交流駆動する液晶表示装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
図5は、この液晶表示装置の一画素の一例の等価回路図を示す。同図において、一つの画素は、正極性の映像信号及び負極性の映像信号を書き込むための画素選択トランジスタTr1及びTr2と、各々の極性の映像信号電圧を並列的に保持する独立した2つの保持容量Cs1及びCs2と、トランジスタTr3〜Tr7と、液晶表示素子LCとからなる。液晶表示素子LCは、互いに対向して配置された画素電極PEと共通電極CEとの間に液晶層(表示体)LCMが挟持された周知の構造である。
また、画素選択用トランジスタTr1及びTr2は、NチャンネルMOS型電界効果トランジスタ(以下、NMOSトランジスタという)であり、ソースフォロワ用トランジスタTr3及びTr4と、スイッチング用トランジスタTr5及びTr6と、トランジスタTr7は、PチャンネルMOS型電界効果トランジスタ(以下、PMOSトランジスタという)である。トランジスタTr3とTr7、及びトランジスタTr4とTr7は、それぞれ所謂ソースフォロワ・バッファを構成しており、トランジスタTr3、Tr4がソースフォロワトランジスタ、トランジスタTr7が定電流源負荷として機能するトランジスタである。MOSトランジスタのソースフォロワ・バッファの入力抵抗はほぼ無限大で、保持容量Cs1及びCs2の蓄積電荷はリークすることなく、1垂直走査期間後に信号が新たに書き込まれるまで保持される。
また、画素部データ線は、各画素について正極性用データ線Di+、負極性用データ線Di-の2本一組で構成され、図示しないデータ線駆動回路でサンプリングされた互いに極性の異なる映像信号が供給される。画素選択用NMOSトランジスタTr1、Tr2の各ドレイン端子は各々正極性用データ線Di+、負極性用データ線Di-に接続され、各ゲート端子は同一行について行走査線(ゲート線)Gjに接続されている。また、配線S+、S-はゲート制御信号用の配線で、それぞれPMOSトランジスタTr5、Tr6のゲートに別々に接続されている。更に、行走査線Gjが同じ行の複数の画素のトランジスタTr1及びTr2にそれぞれ共通接続されている。
また、定電流負荷用PMOSトランジスタTr7は、ゲートが同一行画素について行方向に配線Bが共通接続され、定電流負荷のバイアス制御が可能な構成となっている。この定電流負荷用トランジスタTr7をPMOSトランジスタで構成する場合、図5に示すように、その電流供給端子であるドレイン端子とバックゲート(Nウェルで構成される)とがどちらもVDDである。そのため、通常は両方を接続し同一配線で電圧を供給している。
次に、この画素の交流駆動制御の概要について図6のタイミングチャートと共に説明する。図6(B)は、映像信号の垂直走査の基準となる垂直同期信号VDを示し、図6(C)は、図5の画素における定電流負荷用PMOSトランジスタTr7のゲートに印加される配線Bの負荷特性制御信号を示す。また、図6(D)は、上記画素における正極性側駆動電圧を転送するスイッチング用PMOSトランジスタTr5のゲートに印加される配線S+のゲート制御信号、同図(E)は、上記画素における負極性側駆動電圧を転送するスイッチング用PMOSトランジスタTr6のゲートに印加される配線S-のゲート制御信号の各信号波形を示す。
図5において、図6(D)に示す配線S+のゲート制御信号がハイレベルの期間、正極性側スイッチング用PMOSトランジスタTr5がオンとなり、この期間に配線Bに供給される負荷特性制御信号を図6(C)に示すようにローレベルとすると、ソースフォロワ・バッファがアクティブとなり、画素電極PEノードが正極性の映像信号レベルに充電される。画素電極PEの電位が完全に充電された状態となった時点で、配線Bの負荷特性制御信号をハイレベルとし、かつ、そのとき配線S+のゲート制御信号をローレベルに切り替えると、画素電極PEはフローティングとなり、液晶容量に正極性駆動電圧が保持される。
一方、図6(E)に示す配線S-のゲート制御信号がハイレベルの期間、負極性側スイッチング用PMOSトランジスタTr6がオンとなり、この期間に配線Bに供給される負荷特性制御信号を同図(C)に示すようにローレベルとすると、ソースフォロワ・バッファがアクティブとなり、画素電極PEノードが負極性の映像信号レベルに充電される。画素電極PEの電位が完全に充電された状態となった時点で、配線Bの負荷特性制御信号をハイレベルとし、かつ、そのとき配線S-のゲート制御信号をローレベルに切り替えると、画素電極PEはフローティングとなり、液晶容量に負極性駆動電圧が保持される。
以下、上記のスイッチング用PMOSトランジスタTr5及びTr6を交互にオンとするスイッチングに同期して、配線Bの負荷特性制御信号によりPMOSトランジスタTr7を間欠的にアクティブとする動作を繰り返すことで、液晶表示素子LCの画素電極PEには正極性と負極性の各映像信号で交流化された駆動電圧VPEが図6(F)に示すように印加される。図5に示す画素は保持電荷を直接画素電極PEに転送するのではなく、ソースフォロワ・バッファを介して電圧を供給する構成のため、正負極性での繰り返し充放電を行っても電荷の中和の問題はなく、電圧レベルの減衰がない駆動が実現できる。
また、図6(G)に示すVcomは、液晶表示装置の対向基板に形成した共通電極CEに印加する電圧を表している。液晶層LCMの実質的な交流駆動電圧は、この共通電極CEの印加電圧Vcomと画素電極PEの印加電圧との差電圧である。図6(H)に示すように、共通電極CEの印加電圧Vcomは、画素電極電位の反転基準レベルVcとほぼ等しい基準レベルに対して、画素極性切り替えと同期して反転されている。
また、保持容量Cs1、Cs2にそれぞれサンプリング保持された正極性、負極性の各映像信号電圧は、高入力抵抗のソースフォロワ用PMOSトランジスタTr3、Tr4を介して読み出され、図6(D)、(E)に示したように配線S+、S-に交互に供給されるゲート制御信号によりオンとされるスイッチング用PMOSトランジスタTr5、Tr6により交互に選択されて画素電極PEに正極性、負極性に反転する図6(F)に示した駆動電圧VPEとして印加される。この図5に示す画素は、1垂直走査期間(1フレーム)に1度、保持容量Cs1、Cs2に正極性、負極性の各映像信号電圧を書き込んでしまえば、次のフレームの映像信号電圧が保持されるまでの1フレーム期間、何回でも保持容量Cs1、Cs2から映像信号電圧を読み出し、PMOSトランジスタTr5、Tr6を交互に切り替えて液晶表示素子LCを交流駆動できる。従って、図5に示した画素は、映像信号の書き込み周期とは独立に垂直走査周波数の制約のない、高い駆動周波数で液晶表示素子LCを交流駆動することができる。
この交流駆動周波数は、垂直走査周波数によらず、画素回路での反転制御周期で自由に設定することができる。例えば垂直走査周波数が一般的なテレビ映像信号で用いられる60Hzで、フルハイビジョンの垂直周期走査線数1125ラインで構成されているとする。画素回路の極性切り替えを15ライン期間程度の周期で行うとすれば、液晶表示素子の交流駆動周波数は2.25kHz(=60(Hz)×1125÷(15×2))となり、従来の液晶表示装置と比較して液晶駆動周波数を飛躍的に高めることができる。それにより、液晶表示素子の交流駆動周波数が低周波数の場合に比べて、焼き付きを防止でき、また信頼性・安定性やシミなどの表示品位低下などを大幅に改善することが可能となる。
なお、ソースフォロワ・バッファの定電流負荷用PMOSトランジスタTr7は液晶表示装置での消費電流を考慮して、常時アクティブにせず、スイッチング用PMOSトランジスタTr5及びTr6の導通期間の内の限られた期間でのみアクティブになるように制御される。例えば、1画素回路あたりの定常的なソースフォロワ回路電流が1μAの微少電流であったとしても、液晶表示装置の全画素が定常的に電流を消費する条件では多大な消費電流となってしまう、という問題があり、例えばフルハイビジョン200万画素の液晶表示装置では、消費電流が2Aにも達する見積もりとなる。
そのため、図5に示す画素では定電流負荷用PMOSトランジスタTr7のゲートバイアスとなる負荷特性制御信号のローレベル期間を画素電圧極性切り替えの遷移期間のみに制限し、画素電極電圧VPEが目標レベルまで充放電された直後には即座にハイレベルとしてソースフォロワ・バッファの電流を停止させる。従って、全画素にバッファを備えた構成でありながら、実質的な消費電流を小さく抑えることが可能である。なお、図6(A)は、定電流負荷用PMOSトランジスタTr7のゲートバイアスとして配線Bを介して負荷特性制御信号が入力されてオンされている期間に、ソースフォロワ・バッファがオンされて電流が消費されるため、後述する電位変動している電源電位VDDを示す。
特開2009−223289号公報
上記のように従来の液晶表示装置においては、定電流負荷用PMOSトランジスタTr7のゲートバイアスである配線Bの負荷特性制御信号のローレベル期間を、画素電圧極性切り替えの遷移期間(配線S+、S-の各ゲート制御信号のローレベル期間内)のみに制限し、画素電極電圧VPEが目標レベルまで充放電された直後には即座に負荷特性制御信号をハイレベルとしてソースフォロワ・バッファの電流を停止させている。しかしながら、フルハイビジョンの場合、負荷特性制御信号のローレベル期間にはソースフォロワ・バッファに1ラインの1980画素分の電流を流す必要があり、そのため上記の従来の液晶表示装置では1ラインで2mA程度を消費する。
一方、定電流負荷用PMOSトランジスタTr7のゲートには図示しないカレントミラー回路から配線Bを通して負荷特性制御信号(ゲートバイアス)を供給している。ここで、カレントミラー回路は電流をコピーする機能を有しているため、例えば1μAの電流をコピーしようとするとき、カレントミラー回路内の電流コピー元のトランジスタのソース・ドレイン間には電流が1μAしか流れない。電流コピー元のトランジスタはゲートとドレインが接続されており、ゲートバイアスとなる上記負荷特性制御信号が所定の電圧(1μAをコピーする電圧)に達するまで、1μAの定電流で配線Bの持つ容量を充電しなければならないため、配線Bの電位が所定の電圧に到達するまでに時間がかかり、負荷特性制御信号のローレベル期間を長くする必要がある。
例えば、フルハイビジョンのときの配線Bの容量は、配線間の寄生容量と横方向1980画素分のゲートMOS容量とがあり、合計3pF程度になる。PMOSトランジスタが1μA流すためのゲートバイアスは4.3V程度であり、これを1μAで充電すると3.6μsec必要になる。従って、配線Bが正規の電位に落ち着くまでの時間を考慮すると、上記の負荷特性制御信号のローレベル期間は100ライン分程度に設定する必要がある。このため、この負荷特性制御信号のローレベル期間では、電源VDDからGNDへ200mA(=2mA×100)程度電流が流れてしまう。そのため、仮に電源の配線抵抗が5Ωあったとすると、負荷特性制御信号のローレベル期間では、1Vの電圧降下が発生する。
従来の液晶表示装置では、第1メタル上に形成されているデータ線Di+、Di-がPMOSトランジスタのNウェル(基板)とフィールド酸化膜や第1層間膜を介して寄生容量を持ち、その寄生容量によるクロストークにより列方向のデータ線Di+及びDi-の電位が、負荷特性制御信号のローレベル期間における上記の1Vの電圧降下が発生することにより揺すれる(例えば0.1V)。このため、ソースフォロワ・バッファが動作しているときに保持容量Cs1、Cs2に書き込まれた信号電圧と、ソースフォロワ・バッファが動作していないときに保持容量Cs1、Cs2に書き込まれた信号電圧とで信号電位が異なってしまう。この場合、ベタの絵を表示させると、図6(A)に示したように、電源電位VDDが定期的に変動し、VDDが落ち込んでいるときに走査しているラインと、VDDが落ち込んでいないときに走査しているラインとで横帯が発生し、また、フリッカ、焼きつきが発生してしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、特性劣化に関係するデータ線Di+及びDi-の寄生容量が一番大きいのがウェルであることに着目し、ウェル電圧が揺すれないようにすることで、表示画面の横帯の発生や、フリッカ、焼きつきの発生を防止できる液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、2本のデータ線を一組とする複数組のデータ線と複数本の行走査線とがそれぞれ交差する交差部に設けられた複数の画素のそれぞれが、
対向する画素電極と共通電極との間に液晶層が挟持された表示素子と、一組の2本のデータ線のうち一方のデータ線を介して供給される正極性映像信号をサンプリングして一定期間第1の保持容量に保持する第1のサンプリング及び保持手段と、一組の2本のデータ線のうち他方のデータ線を介して供給される、正極性映像信号とは逆極性の負極性映像信号をサンプリングして一定期間第2の保持容量に保持する第2のサンプリング及び保持手段と、第1及び第2のソースフォロワトランジスタと、第1のソースフォロワトランジスタを通して入力される第1の保持容量に保持された正極性映像信号電圧と、第2のソースフォロワトランジスタを通して入力される第2の保持容量に保持された負極性映像信号電圧とを、垂直走査周期より短い所定の周期で切り替えて画素電極に交互に印加する第1及び第2のスイッチングトランジスタと、画素電極と第1及び第2のスイッチングトランジスタとの共通接続点にドレインが接続されており、第1の電流供給端子に第1の電源電圧が印加されて、第1及び第2のソースフォロワトランジスタの定電流負荷として動作する定電流負荷用トランジスタとを備え、
第1の電流供給端子に第1の電源電圧を印加する第1の電源と、画素内のトランジスタの各ウェル端子に第2の電源電圧を印加する第2の電源とを有し、同じ1ラインの複数の各画素内の定電流負荷用トランジスタは、電流参照元のトランジスタと電流出力側のトランジスタのゲート長が互いに等しく、かつ、電流参照元のトランジスタと電流出力側のトランジスタのゲート幅の比率に応じて電流参照元のトランジスタに流れる電流を電流出力側のトランジスタに流す機能を有するカレントミラー回路の電流出力側のトランジスタをそれぞれ構成しており、カレントミラー回路は電流参照元のトランジスタに接続された第2の電流供給端子に、第1の電源から第1の電源電圧が印加され、トランジスタのソースが抵抗を介して第3の電流供給端子に接続されたソースフォロワ回路内のトランジスタのソースと抵抗との接続点に、電流参照元のトランジスタのゲートが接続され、かつ、電流参照元のトランジスタのドレインがソースフォロワ回路内のトランジスタのゲートに接続されており、第1〜第3の電流供給端子に、第1の電源から第1の電源電圧が印加されることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、定電流負荷用トランジスタと第1及び第2のソースフォロワトランジスタとは、PチャネルMOS型トランジスタにより構成されており、第1の電源から第1の電流供給端子に印加される第1の電源電圧と、第1の電源とは異なる第2の電源から定電流負荷用トランジスタと第1及び第2のソースフォロワトランジスタの各Nウェル端子に印加される第2の電源電圧とは、同一電圧値であることを特徴とする。
本発明によれば、画素内のトランジスタのウェル電圧を固定できるため、トランジスタのウェルと配線間の寄生容量によるクロストークが顕著に現れる列方向のデータ線の電位に対する電圧降下の影響をなくすことができ、表示画面の横帯の発生や、フリッカ、焼きつきの発生を防止できる。
本発明の液晶表示装置の一実施の形態の一画素の等価回路図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態の一画素の断面図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態における一画素と電流作成回路の一実施例の回路図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態における一画素と電流作成回路の他の実施例の回路図である。 本出願人が先に開示した液晶表示装置の一画素の一例の等価回路図である。 図5の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置に供給される正極性映像信号と負極性映像信号との関係を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の一画素の等価回路図を示す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付してある。本実施の形態の液晶表示装置は、特許文献1記載の液晶表示装置と同様に、2本のデータ線(列信号線)を一組とする複数組のデータ線と、複数本のゲート線(行走査線)との各交差部にそれぞれ画素をマトリクス状に配置し、それらの各画素において正極性映像信号と負極性映像信号とを2つの保持容量に別々にサンプリング保持した後、それらの保持電圧を交互に画素電極に印加して液晶表示素子を交流駆動する液晶表示装置であるが、特許文献1記載の液晶表示装置と比較して画素の構成が異なり、図1に示す等価回路で表わされる構成とされている。
すなわち、図1に示す画素10はj行i列目の画素で、i列目の一組2本のデータ線(列信号線)Di+及びDi-と、j行目のゲート線(行走査線)Gjとの交差部に設けられており、図5に示したソースフォロワ用PMOSトランジスタTr3及びTr4と共にソースフォロワ・バッファを構成する定電流負荷用PMOSトランジスタTr10が、そのソースに接続される電流供給端子Xに印加される電源電圧VD2と、PMOSトランジスタTr10及び画素10内の他のPMOSトランジスタの各バックゲートであるNウェル端子に印加される電源電圧VDDとが、互いに異なる電源から印加され、かつ、同一電圧(例えば、5.5V)である点に特徴がある。
図1において、画素選択用NMOSトランジスタTr1、Tr2は各ドレイン端子が各々正極性用データ線Di+、負極性用データ線Di-に接続され、各ゲート端子が同一行について行走査線(ゲート線)Gjに接続されている。また、NMOSトランジスタTr1、Tr2の各ソース端子は、各々正極性用保持容量Cs1、負極性用保持容量Cs2の各一端とソースフォロワ用PMOSトランジスタTr3、Tr4の各ゲート端子との接続点に接続されている。PMOSトランジスタTr3、Tr4の各ソース端子はスイッチング用PMOSトランジスタTr5、Tr6の各ドレイン端子に接続されている。
スイッチング用PMOSトランジスタTr5及びTr6の各ソース端子は、液晶表示素子LCの画素電極PEと定電流負荷用PMOSトランジスタTr10のドレイン端子に共通に接続されている。PMOSトランジスタTr10はそのソース端子に電流供給端子Xを介して電圧VD2が印加され、かつ、そのバックゲートに電圧VD2と同一電圧値(例えば、5.5V)であるが、別電源からの電圧VDDが印加される。この電圧VDDは他のPMOSトランジスタTr3、Tr4、Tr5、Tr6の各バックゲートにも共通に印加される。また、正極性用ゲート制御信号用配線S+はスイッチング用PMOSトランジスタTr5のゲート端子に接続され、負極性用ゲート制御信号用配線S-はスイッチング用PMOSトランジスタTr6のゲート端子に接続されている。
本実施の形態の画素10の基本的な動作自体は、図6(B)〜(H)に示したタイミングチャートと共に説明した従来の液晶表示装置の画素の動作と同じである。すなわち、行走査線Gjを介して画素10に供給される1垂直走査期間周期の行選択信号が所定期間ハイレベルになると、その所定期間NMOSトランジスタTr1及びTr2がそれぞれ同時にオンとされ、正極性用データ線Di+を介して入力される正極性映像信号がNMOSトランジスタTr1によりサンプリングされて保持容量Cs1に保持される。これと並行して、上記正極性映像信号とは同じ映像情報を有するが逆極性である負極性映像信号が負極性用データ線Di-を介して入力され、NMOSトランジスタTr2によりサンプリングされて保持容量Cs2に保持される。
図7は、正極性用データ線Di+を介して入力され画素に書き込まれる正極性映像信号aと、負極性用データ線Di-を介して入力され画素に書き込まれる負極性映像信号bの黒レベルから白レベルまでの関係を示す。正極性映像信号aは、レベルが最小のとき最小階調の黒レベル、レベルが最大のとき最大階調の白レベルであるのに対し、負極性映像信号bは、レベルが最小のとき最大階調の白レベル、レベルが最大のとき最小階調の黒レベルである。正極性映像信号aと負極性映像信号bとは逆極性で、その反転中心はcで示される。
保持容量Cs1、Cs2にそれぞれサンプリング保持された正極性、負極性の各映像信号電圧は、高入力抵抗のソースフォロワ用PMOSトランジスタTr3、Tr4を介して読み出され、配線S+、S-に交互に供給されるゲート制御信号によりオンとされるスイッチング用PMOSトランジスタTr5、Tr6により垂直走査周期よりも短い所定周期で交互に選択されて画素電極PEに駆動電圧として印加される。
次に、本実施の形態の画素10の構造の断面について説明する。図2は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の一画素の断面図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
図2において、シリコン基板100に形成されたNウェル101上に定電流負荷用PMOSトランジスタ102とスイッチング用PMOSトランジスタ103とが形成され、それらの間はフィールド酸化膜104で分けられている。定電流負荷用PMOSトランジスタ102は、図1のPMOSトランジスタTr10に相当し、PMOSトランジスタ103は、図1のPMOSトランジスタTr5(又はTr6)に相当する。
定電流負荷用PMOSトランジスタ102のソース領域は、第1層間膜107を通して形成された第1メタルの電極105を電流供給端子Xとして図示しないカレントミラー回路のコピー先トランジスタのソースに接続され、電圧VD2が供給される。また、Nウェル101に形成されたNウェル電極106は、第1層間膜107及び第2層間膜108を通して形成されたNウェル端子109に電気的に接続され、電源電圧VDDが供給される構成とされている。
第1層間膜107の上に形成された第1メタルが第2層間膜108により覆われ、第2層間膜108上に形成された第2メタル110が第3層間膜111により覆われ、第3層間膜111上に形成された第3メタル112が第4層間膜113により覆われ、第4層間膜113上には第4メタルとして画素電極PEが形成されている。第3メタル112は遮光膜として形成されている。
また、定電流負荷用PMOSトランジスタ102のドレイン領域とスイッチング用PMOSトランジスタ103のソース領域とは、第1層間膜107、第2層間膜108、第3層間膜111、第4層間膜113を通して形成された電極114により画素電極PEと電気的に接続されている。画素電極(第4メタル)PE上には、液晶層LCM及び共通電極CEがそれぞれ積層されている。共通電極CEは、画素電極(第4メタル)PEに対して離間対向して形成されている透明電極である。図示しないバックライトからの光は、共通電極CE及び液晶層LCMを透過して画素電極(第4メタル)PEに入射して反射される。
このように、画素10は図1の等価回路図及び図2の断面図に示すように、定電流負荷用PMOSトランジスタTr10の電流供給端子Xに供給される電圧VD2の電源と、PMOSトランジスタTr3、Tr4、Tr5、Tr6及びTr10のバックゲートであるNウェル端子109に供給される電源電圧VDDの電源とを別電源とした。ただし、電圧VD2とVDDのどちらも5.5Vである。すなわち、本実施の形態の画素10では、PMOSトランジスタTr10は、そのバックゲートのNウェル端子109に供給される電源電圧VDDと、そのソース端子に電流供給端子Xを通して供給される電圧VD2とは同一電圧であるが、別電源とすることで、Nウェル電圧が電流供給端子Xの電位変動に影響されないようにできる。
これにより、画素10において、ソースフォロワ・バッファに電流を流す場合において電圧降下が見られる端子は電流供給端子Xのみとなり、PMOSトランジスタTr3、Tr4、Tr5及びTr6のNウェル端子109に電圧降下の影響を及ぼすことがなくNウェル電圧を固定できるため、PMOSトランジスタのNウェルと配線間の寄生容量によるクロストークが顕著に現れる列方向のデータ線Di+及びDi-の電位に対する上記の電圧降下の影響をなくすことができ、表示画面の横帯の発生や、フリッカ、焼きつきの発生を防止できる。
次に、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態における一画素と電流作成回路の各例の回路について説明する。
図3は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態における一画素と電流作成回路の一実施例の回路図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3において、画素10内のPIXは液晶表示素子LCの画素電極配線PIXである。また、PMOSトランジスタTr11のゲート及びドレインと、PMOSトランジスタTr12のドレインと、NMOSトランジスタTr13のソースとは、負荷特性制御信号の配線Bを介して、横方向の1ラインの画素数分(フルハイビジョンの場合は1980画素)の画素10に共通に接続されている。また、PMOSトランジスタTr12及びTr13の各ゲートは制御信号CC1の入力端子に接続されている。PMOSトランジスタTr11のソースに接続された端子Yはカレントミラー回路の電流供給端子であり、これは定電流負荷トランジスタTr10のソースに接続された電流供給端子Xと共に、PMOSトランジスタのバックゲート(Nウェル)の電源電圧VDD(ここでは、5.5V)の電源とは別電源から電源電圧VD2(ここでは、5.5V)が供給される。定電流負荷トランジスタTr10は、後述するようにカレントミラー回路の電流出力側トランジスタを構成している。
また、NMOSトランジスタTr14は、ドレインがPMOSトランジスタTr13のドレインに接続され、ゲートが電流作成回路20内のPMOSトランジスタTr15及びNMOSトランジスタTr16の各ゲートと各ドレインに接続されている。電流作成回路20は、上記のPMOSトランジスタTr15及びNMOSトランジスタTr16と、PMOSトランジスタTr15のソースに接続された抵抗R1とから構成されている。PMOSトランジスタTr15及びNMOSトランジスタTr16のゲートとドレインは、各ライン毎の画素10に接続されている各NMOSトランジスタTr14のゲートに、縦方向の画素数分(フルハイビジョンの場合は1080画素)共通に接続されている。
NMOSトランジスタTr14及びTr16はカレントミラー回路を構成しており、電流供給元である電流作成回路20により作成した電流をNMOSトランジスタTr14にコピーしている。電流参照元のTr16と電流コピー側のTr14のゲート長、ゲート幅が同じ場合、同じ電流値がコピーされる。電流参照元のTr16と電流コピー側のTr14のゲート長を同じにし、Tr16とTr14のゲート幅を変化させるとゲート幅の比でTr14に電流がコピーされる。
制御信号CC1がハイレベルのときは、PMOSトランジスタTr12がオフになり、NMOSトランジスタTr13はオンになる。これにより、カレントミラー回路が全てオン状態になり、NMOSトランジスタTr14のソース・ドレイン間に流れる電流は、電流供給端子Yに印加される電圧VD2から供給されており、PMOSトランジスタTr14に流れる電流はPMOSトランジスタTr11に流れる電流に等しい。
また、PMOSトランジスタTr11と定電流負荷用PMOSトランジスタTr10もTr11が電流参照元トランジスタ、Tr10が電流出力側トランジスタであるカレントミラー回路を構成しており、カレントミラー回路のPMOSトランジスタTr11に流れる電流は、同じラインの各画素10の定電流負荷用PMOSトランジスタTr10にコピーされる。ここでも電流参照元のTr11と電流コピー側のTr10のゲート長、ゲート幅が同じ場合、同じ電流値がコピーされる。電流参照元のTr11と電流コピー側のTr10のゲート長を同じにし、Tr11とTr10のゲート幅を変化させるとゲート幅の比でTr10に電流がコピーされる。
一方、制御信号CC1がローレベルのときは、NMOSトランジスタTr13がオフになり、カレントミラー回路が切断される。同時に、NMOSトランジスタTr12がオンになるため、配線Bの電位はVDD(=VD2=5.5V)に持ち上げられ、その結果、PMOSトランジスタTr11がオフになり、同じ1ラインの複数の各画素10の各定電流負荷用PMOSトランジスタTr10がそれぞれオフとなる。
上述のように電流供給端子X及びYは、PMOSトランジスタTr3〜Tr6、Tr11、Tr12、Tr15のバックゲートであるNウェル端子へVDDを印加する電源とは別電源からVD2が印加されるため、PMOSトランジスタTr10のオフにより画素10内のソースフォロワ・バッファに電流が供給される場合の電圧降下が見られる端子は電流供給端子Xのみとなり、前述したように、データ線Di+及びDi-の電位に対する上記の電圧降下の影響をなくすことができる。
また、本実施例では、カレントミラー回路が全てオン状態のときは、電流作成回路20によって作成された電流をNMOSトランジスタTr14にコピーし、更にそのNMOSトランジスタTr14に流れる電流と同じ値の電流がPMOSトランジスタTr11に流れ、そのPMOSトランジスタTr11に流れる電流をカレントミラー回路の参照元の電流とし、同じカレントミラー回路の出力電流である1ラインの複数の画素10内の各PMOSトランジスタTr10に流れる電流をそれぞれ参照元の電流と同じ値とすることができる。
なお、電源電位VDDとVD2とは同じ5.5Vであるが、電源供給はパネルの外部から別電源として供給する。システム上、パネルを駆動する基板は同一電源から2系統とる場合もあるが、本実施の形態のようにパネル内部は2系統の電源供給をもつことで上記の横帯やフリッカ、焼きつきなどが改善される。
図4は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態における一画素と電流作成回路の他の実施例の回路図を示す。同図中、図1及び図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図4に示す実施例は、同じ1ラインの複数の画素10内の各定電流負荷用PMOSトランジスタTr10のゲートには、カレントミラー回路で生成した電圧を配線Bを介して供給すると共に、そのPMOSトランジスタTr10のゲートバイアスの立ち上がりをソースフォロワ回路を用いて高速化する点に特徴がある。
図4において、PMOSトランジスタTr17と、そのソースと電流供給端子Zとの間に接続された抵抗R2とはソースフォロワ回路を構成している。電流供給端子Zには電源電圧VD2が印加される。PMOSトランジスタTr17のソースと抵抗R2との接続点は、配線B及びPMOSトランジスタTr11のゲートに接続されている。なお、PMOSトランジスタTr11のゲートとドレインとは図3とは異なり接続されておらず、PMOSトランジスタTr11のドレインはPMOSトランジスタTr17のゲートとPMOSトランジスタTr13のドレインとNMOSトランジスタTr12のソースに接続されている。
かかる構成の図4に示す回路では、制御信号CC1がハイレベルのときは、NMOSトランジスタTr13がオン、PMOSトランジスタTr12がオフとなり、ソースフォロワ構成のカレントミラー回路が動作する。制御信号CC1がローレベルのときは、NMOSトランジスタTr13がオフ、PMOSトランジスタTr12がオンとなるため、配線Bは抵抗R2によって電源電位VD2に充電されて、PMOSトランジスタTr17がオフとなり、1ラインの複数の画素10内の各PMOSトランジスタTr10がそれぞれオフとなる。
この図4に示す実施例では、定電流負荷用PMOSトランジスタTr10の電流供給端子Xと、カレントミラー回路のPMOSトランジスタTr11の電流供給端子Yと、ソースフォロワ回路の電流供給端子Zに電源電圧VD2を印加する構成とされている。この電源電圧VD2は、PMOSトランジスタのバックゲートであるNウェルの印加電圧VDDの電源とは別電源から供給されるVDDと同一電圧値(例えば、5.5V)である。これにより、ソースフォロワ回路に電流を流す場合において電圧降下が見られる端子はVD2のみとなり、PMOSトランジスタのバックゲート(Nウェル端子)に影響を及ぼすことがないため、PMOSトランジスタのNウェルと配線間の寄生容量によるクロストークが顕著に現れる列方向のデータ線Di+及びDi-の電位に対する上記の電圧降下の影響をなくすことができ、表示画面の横帯の発生や、フリッカ、焼きつきの発生を防止できる。
また、本実施例によれば、ソースフォロワ回路に流す電流による電圧降下が発生した場合でも、カレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタTr11、Tr10、抵抗R2、PMOSトランジスタTr17は電源電圧VD2の電源に接続されているため、電流作成回路20によって作成された電流と同じ値の電流がPMOSトランジスタTr11に流れ、そのPMOSトランジスタTr11に流れる電流をカレントミラー回路の参照元の電流とし、同じカレントミラー回路の出力電流である1ラインの複数の画素10内の各PMOSトランジスタTr10に流れる電流をそれぞれ参照元の電流と同じ値とすることができる。
また、本実施例によれば、配線Bの電位はソースフォロワ回路に流す電流による電圧降下に従って一緒に降下する。従って、カレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタTr11と定電流負荷用PMOSトランジスタTr10の各ソース・ゲート間電圧が常に同じとなり、電源電位VD2が電圧降下した場合でも各画素10で参照電流と同じ電流が供給される。
なお、図4において、ソースフォロワ回路を用いたカレントミラー回路は、電流参照元のPMOSトランジスタTr11はゲートがそのドレイン及び配線Bに接続されておらず、電流参照元のPMOSトランジスタTr11のソース・ドレイン間に流れる電流(例えば、1μA)で配線Bを充電することができない。その代わりに本実施例では、制御信号CC1をハイレベルにしてから配線Bを所定の電圧(1μAをコピーするゲート電圧)に到達するまで、電流供給端子Zに印加される電源電圧VD2の電源から電流が供給され充電されるために配線Bの充電の高速化(PMOSトランジスタTr10のゲートバイアスの立ち上がりの高速化)が可能となる。
例えば、フルハイビジョンのときの配線Bの容量は、配線間の寄生容量と1ラインの1980画素分のゲートMOS容量とからなる合計3pF程度である。このとき、PMOSトランジスタTr17及び抵抗R2からなるソースフォロワ回路の抵抗R2の抵抗値を例えば4kΩとすると、配線Bを1μAで充電すると上記所定の電圧に到達するまでに0.012μsec程度必要となる。この値は前述した従来の液晶表示装置のそれに比べて300倍程度速い。
なお、本実施例も図3の実施例と同様に、電源電位VDDとVD2とは同じ5.5Vであるが、電源供給はパネルの外部から別電源として供給する。システム上、パネルを駆動する基板は同一電源から2系統とる場合もあるが、本実施の形態のようにパネル内部は2系統の電源供給をもつことで上記の横帯やフリッカ、焼きつきなどが改善される。
10 画素
20 電流作成回路
101 Nウェル
102、Tr10 定電流負荷用PMOSトランジスタ
103、Tr5、Tr6 スイッチング用PMOSトランジスタ
105、Y カレントミラー回路の電流供給端子
109 Nウェル端子
Tr1、Tr2 画素選択用NMOSトランジスタ
Tr3、Tr4 ソースフォロワ用PMOSトランジスタ
Tr10
Tr11、Tr12、Tr15、Tr17 PMOSトランジスタ
Tr13、Tr14、Tr16 NMOSトランジスタ
R1、R2 抵抗
PIX 画素電極配線
LC 液晶表示素子
LCM 液晶層
PE 画素電極
CE 共通電極
Di+、Di- データ線(列信号線)
Gj ゲート線(行走査線)
S+、S- ゲート制御信号用配線
B 負荷特性制御信号用配線
Cs1、Cs2 保持容量
VDD、VD2 電源電圧
X 定電流負荷用PMOSトランジスタTr10の電流供給端子
Z ソースフォロワ回路の電流供給端子

Claims (2)

  1. 2本のデータ線を一組とする複数組のデータ線と複数本の行走査線とがそれぞれ交差する交差部に設けられた複数の画素のそれぞれが、
    対向する画素電極と共通電極との間に液晶層が挟持された表示素子と、
    一組の前記2本のデータ線のうち一方のデータ線を介して供給される正極性映像信号をサンプリングして一定期間第1の保持容量に保持する第1のサンプリング及び保持手段と、
    一組の前記2本のデータ線のうち他方のデータ線を介して供給される、前記正極性映像信号とは逆極性の負極性映像信号をサンプリングして一定期間第2の保持容量に保持する第2のサンプリング及び保持手段と、
    第1及び第2のソースフォロワトランジスタと、
    前記第1のソースフォロワトランジスタを通して入力される前記第1の保持容量に保持された正極性映像信号電圧と、前記第2のソースフォロワトランジスタを通して入力される前記第2の保持容量に保持された負極性映像信号電圧とを、垂直走査周期より短い所定の周期で切り替えて前記画素電極に交互に印加する第1及び第2のスイッチングトランジスタと、
    前記画素電極と前記第1及び第2のスイッチングトランジスタとの共通接続点にドレインが接続されており、第1の電流供給端子に第1の電源電圧が印加されて、前記第1及び第2のソースフォロワトランジスタの定電流負荷として動作する定電流負荷用トランジスタと、
    を備え、前記第1の電流供給端子に前記第1の電源電圧を印加する第1の電源と、前記画素内のトランジスタの各ウェル端子に第2の電源電圧を印加する第2の電源とを有し、
    同じ1ラインの複数の前記各画素内の前記定電流負荷用トランジスタは、電流参照元のトランジスタと電流出力側のトランジスタのゲート長が互いに等しく、かつ、前記電流参照元のトランジスタと前記電流出力側のトランジスタのゲート幅の比率に応じて前記電流参照元のトランジスタに流れる電流を前記電流出力側のトランジスタに流す機能を有するカレントミラー回路の前記電流出力側のトランジスタをそれぞれ構成しており、前記カレントミラー回路は前記電流参照元のトランジスタに接続された第2の電流供給端子に、前記第1の電源から前記第1の電源電圧が印加され、
    トランジスタのソースが抵抗を介して第3の電流供給端子に接続されたソースフォロワ回路内の前記トランジスタのソースと前記抵抗との接続点に、前記電流参照元のトランジスタのゲートが接続され、かつ、前記電流参照元のトランジスタのドレインが前記ソースフォロワ回路内の前記トランジスタのゲートに接続されており、前記第1〜第3の電流供給端子に、前記第1の電源から前記第1の電源電圧が印加されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 2本のデータ線を一組とする複数組のデータ線と複数本の行走査線とがそれぞれ交差する交差部に設けられた複数の画素のそれぞれが、
    対向する画素電極と共通電極との間に液晶層が挟持された表示素子と、
    一組の前記2本のデータ線のうち一方のデータ線を介して供給される正極性映像信号をサンプリングして一定期間第1の保持容量に保持する第1のサンプリング及び保持手段と、
    一組の前記2本のデータ線のうち他方のデータ線を介して供給される、前記正極性映像信号とは逆極性の負極性映像信号をサンプリングして一定期間第2の保持容量に保持する第2のサンプリング及び保持手段と、
    それぞれPチャネルMOS型トランジスタにより構成された第1及び第2のソースフォロワトランジスタと、
    前記第1のソースフォロワトランジスタを通して入力される前記第1の保持容量に保持された正極性映像信号電圧と、前記第2のソースフォロワトランジスタを通して入力される前記第2の保持容量に保持された負極性映像信号電圧とを、垂直走査周期より短い所定の周期で切り替えて前記画素電極に交互に印加する第1及び第2のスイッチングトランジスタと、
    前記画素電極と前記第1及び第2のスイッチングトランジスタとの共通接続点にドレインが接続されており、第1の電流供給端子に第1の電源電圧が印加されて、前記第1及び第2のソースフォロワトランジスタの定電流負荷として動作する、それぞれPチャネルMOS型トランジスタにより構成された定電流負荷用トランジスタと、
    を備え、前記第1の電流供給端子に前記第1の電源電圧を印加する第1の電源と、前記画素内のトランジスタの各ウェル端子に第2の電源電圧を印加する第2の電源とを有し、
    前記第1の電源から前記第1の電流供給端子に印加される第1の電源電圧と、前記第1の電源とは異なる前記第2の電源から前記定電流負荷用トランジスタと前記第1及び第2のソースフォロワトランジスタの各Nウェル端子に印加される第2の電源電圧とは、同一電圧値であり、
    同じ1ラインの複数の前記各画素内の前記定電流負荷用トランジスタは、電流参照元のトランジスタと電流出力側のトランジスタのゲート長が互いに等しく、かつ、前記電流参照元のトランジスタと前記電流出力側のトランジスタのゲート幅の比率に応じて前記電流参照元のトランジスタに流れる電流を前記電流出力側のトランジスタに流す機能を有するカレントミラー回路の前記電流出力側のトランジスタをそれぞれ構成しており、前記カレントミラー回路は前記電流参照元のトランジスタに接続された第2の電流供給端子に、前記第1の電源から前記第1の電源電圧が印加され、
    トランジスタのソースが抵抗を介して第3の電流供給端子に接続されたソースフォロワ回路内の前記トランジスタのソースと前記抵抗との接続点に、前記電流参照元のトランジスタのゲートが接続され、かつ、前記電流参照元のトランジスタのドレインが前記ソースフォロワ回路内の前記トランジスタのゲートに接続されており、前記第1〜第3の電流供給端子に、前記第1の電源から前記第1の電源電圧が印加されることを特徴とする液晶表示装置。
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