JP5487801B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関し、特に一以上の給紙部を備える印刷装置に関する。
Letterサイズを通常の用紙とするLetter文化圏(現在はアメリカ合衆国とカナダ、それにメキシコ合衆国の一部)と、A4サイズを通常の用紙とするA4文化圏(その他の国)とがある。A4サイズとLetterサイズは互いに似通ったサイズではあるもののサイズが微妙に異なっている。従って、A4文化圏においてLetterサイズの用紙が指定されたデータの印刷を行うには、Letterサイズの用紙を用意してアプリケーション上で用紙変更をしたり、印刷時にデータサイズをA4サイズに収まるように縮小したりする必要がある。無論、逆にA4文化圏から送られてきたデータをLetter文化圏で印刷する場合も同様の問題が発生する。
このような問題への対処法として、他の用紙に印刷するのが一般的である。例えば、複数の給紙トレイを備えたプリンターにおいては、他の給紙トレイに優先順位を決めておき、その優先順位に従って用紙の代替を行う。この方法であれば、用紙エラーが回避されてダウンタイムを減らせるが、指定されたサイズとは全く異なるサイズの用紙に印刷されることもある。データのサイズよりも用紙サイズが小さいとデータの端が印刷されないこともある。印刷されない部位に重要な情報がある場合は再印刷で紙やインクを余分に使用するし、時間もかかってしまう。
そこで特許文献1や特許文献2に記載のように、各出力用紙に対して代替可能な用紙サイズを予め指定しておき、或る出力用紙が無いときには代替用紙に印刷することにより、再印刷が発生しないようにすることが出来る。
また、特許文献2には、各出力用紙に対して代替可能な用紙を設定し、代替用紙に印刷する際の変倍の有無や印刷用紙上での印刷位置についても設定し、代替用紙へ適切に印刷する技術について開示されている。
特開2002−36679号公報 特開2002−248831号公報
しかしながらユーザーが要求する印刷品質は様々であり、印刷データに予め設定されたとおりに印刷して欲しいユーザーもいるし、多少端が切れていてもとりあえず印刷結果を出力したいというユーザーもいる。また、或る程度の品質を保てるのであれば印刷データに設定された通りでなくとも構わないというユーザーもいる。また、上述した特許文献1や特許文献2に記載の技術では、用紙毎に代替用紙を設定しなければならず、設定に時間がかかる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、印刷装置が使用される環境に応じて最適な設定を選択可能とすることにより、ダウンタイムを減らすことが可能な印刷装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる印刷装置は、一以上の給紙部を備える印刷装置であって、用紙サイズ決定手段と、印刷制御手段と、給紙部選択手段と、処理選択情報記憶手段と、を備える構成としてある。
前記用紙サイズ決定手段は、印刷データを印刷する用紙サイズを所定の手順で決定する。所定の手順としては、印刷データに複数の用紙サイズが設定されている場合は、これらの中で最も優先順位の高い設定の用紙サイズに決定し、印刷データに用紙サイズが設定されていない場合は、デフォルトの用紙サイズに決定する。なお、優先順位は、各設定手法の重要度に応じて予め設定されているものとする。用紙サイズが決定されると、印刷制御手段は、この用紙サイズを指定サイズとして記憶部に記憶させる。
そして、前記給紙部選択手段は、記憶部に記憶されている指定サイズに基づいて給紙部を選択する。前記給紙部選択手段は、指定サイズを収容している給紙部に用紙が収容されていればこの給紙部を選択するが、指定サイズを収容するための給紙部に用紙が無い場合は、予め定められた順序で、他の給紙部を選択する。
前記印刷制御手段は、給紙部選択手段によって選択された給紙部に収容されている用紙サイズと前記指定サイズとを利用しつつ、前記処理選択情報記憶手段に記憶された処理選択情報に基づいて処理を選択的に実行する。処理選択情報は、前記第1〜第3の何れかの処理を指定する情報である。
まず、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記第1〜第3の処理の何れであっても、前記印刷制御手段は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙を用いて印刷する。選択された給紙部から給紙される用紙に印刷すれば、前記指定サイズの用紙へ印刷されるからである。
次に、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合であって、前記処理選択情報によって前記第1の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、用紙が無い旨を通知するとともに前記指定サイズの用紙が補充されると該用紙に印刷する。
すなわち第1の処理においては、指定サイズの用紙が補充されるまで印刷を待機する。よって、確実に印刷データの作成時に意図していたサイズで印刷を行うことができる。むろん、どのような印刷結果であっても構わないのであれば、用紙の補充の待機が発生してから、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズに対する印刷を許可してもよい。このようにすると、どのような形であってもとりあえず印刷結果を得ることができる。
また、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合であって、前記処理選択情報によって前記第2の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、前記指定サイズの代替サイズに基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記代替サイズとが同じであれば該選択した給紙部の用紙に印刷する。
すなわち、第2の処理においては、指定サイズの用紙が給紙部に無い場合は、指定サイズと代替関係にある代替サイズに基づいて給紙部が選択される。このとき、前記印刷制御手段は、代替サイズを収容している給紙部に用紙が収容されていればこの給紙部を選択するが、代替サイズを収容している給紙部に用紙が無い場合は、予め定められた順序で、他の給紙部を選択する。所定の用紙サイズに対する代替サイズは様々に設定可能であるが、基本的には用紙のサイズが類似していて所定の用紙サイズが指定された印刷データを代替サイズの用紙に印刷しても、用紙からほとんどはみ出すことなく印刷可能なサイズであることが好ましい。第2の処理では、多少端が切れていてもとりあえず早急に印刷結果を出力したいというユーザーに対応することができる。
また、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合であって、前記処理選択情報によって前記第3の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、用紙が無い旨を通知するとともに該通知から所定時間の経過前に前記指定サイズの用紙が補充されれば該用紙に印刷し、用紙が無い旨を通知してから所定時間が経過するまでに前記指定サイズの用紙が補充されなければ前記指定サイズの代替サイズの用紙に印刷する。
すなわち、第3の処理においては、所定時間内に指定サイズの用紙を給紙部に補充されれば、指定サイズの用紙への印刷が行われるし、所定時間内に指定サイズの用紙が給紙部に補充されなければ、指定サイズと代替関係にあるサイズの用紙へ自動的に印刷が行われる。従って、第3の処理では、多少端が切れていてもとりあえず印刷結果を出力したいというユーザーにも対応できるし、或る程度の品質を保てるのであれば印刷データに設定された通りでなくとも構わないというユーザーにも対応できる。
以上のように、指定サイズの用紙が無い場合に第1〜第3の処理を選択的に実行可能にしたため、印刷装置が使用される環境に応じて最適な設定を選択できるようになり、ダウンタイムを減らすことが可能になる。
また、前記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、一以上の給紙部を備える印刷装置であって、用紙サイズ決定手段と、印刷制御手段と、給紙部選択手段と、処理選択情報記憶手段と、を備える構成としてある。
前記用紙サイズ決定手段は、印刷データを印刷する用紙サイズを所定の手順で決定する。所定の手順としては、印刷データに複数の用紙サイズが設定されている場合は、これらの中で最も優先順位の高い設定の用紙サイズに決定し、印刷データに用紙サイズが設定されていない場合は、デフォルトの用紙サイズに決定する。なお、優先順位は、各設定手法の重要度に応じて予め設定されているものとする。用紙サイズが決定されると、印刷制御手段は、この用紙サイズを指定サイズとして記憶部に記憶させる。
そして、前記給紙部選択手段は、記憶部に記憶されている指定サイズに基づいて給紙部を選択する。前記給紙部選択手段は、指定サイズを収容している給紙部に用紙が収容されていればこの給紙部を選択するが、指定サイズを収容している給紙部に用紙が無い場合は、予め定められた順序で、他の給紙部を選択する。
前記印刷制御手段は、給紙部選択手段によって選択された給紙部に収容されている用紙サイズと前記指定サイズとを利用しつつ、前記処理選択情報記憶手段に記憶された処理選択情報に基づいて第1,第2,第4の処理の何れか何れかの処理を選択的に実行する。処理選択情報は、前記第1,第2,第4の何れかの処理を指定する情報である。
まず、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記処理選択情報に基づいて選択された処理が前記第1,第2の処理であれば、前記印刷制御手段は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙を用いて印刷する。選択された給紙部から給紙される用紙に印刷すれば、前記指定サイズの用紙へ印刷されるからである。
次に、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合であって、前記処理選択情報によって前記第1の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、用紙が無い旨を通知するとともに前記指定サイズの用紙が補充されると該用紙に印刷する。
すなわち第1の処理においては、指定サイズの用紙が補充されるまで印刷を待機する。よって、確実に印刷データの作成時に意図していたサイズで印刷を行うことができる。むろん、どのような印刷結果であっても構わないのであれば、用紙の補充の待機が発生してから、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズに対する印刷を許可してもよい。このようにすると、どのような形であってもとりあえず印刷結果を得ることができる。
また、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合であって、前記処理選択情報によって前記第2の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、前記指定サイズの代替サイズに基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記代替サイズとが同じであれば該選択した給紙部の用紙に印刷する。
すなわち、第2の処理においては、指定サイズの用紙が給紙部に無い場合は、指定サイズと代替関係にある代替サイズに基づいて給紙部が選択される。このとき、前記印刷制御手段は、代替サイズを収容している給紙部に用紙が収容されていればこの給紙部を選択するが、代替サイズを収容している給紙部に用紙が無い場合は、予め定められた順序で、他の給紙部を選択する。代替関係は様々に設定可能であるが、基本的には用紙のサイズが類似していて一方のサイズが指定された印刷データを他方の用紙に印刷しても、用紙からほとんどはみ出すことなく印刷可能なサイズの組合せであることが好ましい。第2の処理では、多少端が切れていてもとりあえず早急に印刷結果を出力したいというユーザーに対応することができる。
また、前記処理選択情報によって前記第4の処理が指定されている場合は、前記印刷制御手段は、前記印刷データに基づいて実データ(画像データや文書データ等に基づいて作成される、ラスターデータや中間データ)を作成するに当り、実データの寸法が前記指定サイズの代替サイズと一致するように変更して作成するとともに、寸法を変更した実データに基づいて前記指定サイズの代替サイズの用紙に印刷する。
すなわち、第4の処理においては、前記印刷データに基づいて作成される実データの寸法が代替サイズに適合するサイズへ変更されて作成される。たとえば、前記第4の処理について特定サイズの用紙に対して代替サイズを設定しておくことにより、前記サイズ決定手段によって決定された指定サイズが特定サイズであり且つ前記第4の処理が前記処理選択情報で指定されると、ユーザーが意識せずとも代替サイズに適合した印刷結果が得られる。昨今では、アプリケーションやドライバを使用せずにプリンターへ直接ファイルを送付したり、接続された記憶媒体からプリンターが読込んだりするダイレクト印刷が可能になっている。ダイレクト印刷では、アプリケーションやドライバを経由しないので、データの拡大縮小が容易ではない。第4の処理によれば自動的に代替サイズへ適合した印刷結果を得られるため、このようなダイレクト印刷にも対応可能となる。
以上のように指定サイズの用紙が無い場合に第1,第2,第4の処理を選択的に実行可能にしたため、印刷装置が使用される環境に応じて最適な設定を選択できるようになり、ダウンタイムを減らすことが可能になる。
本発明の選択的な一態様として、前記印刷制御手段は、前記第2の処理において、前記用紙サイズ決定手段の決定した用紙サイズが前記代替サイズの範囲内に収まる縮小率で印刷する構成としてもよい。この構成によれば、前記指定サイズの用紙への印刷が想定された印刷データを前記代替サイズの用紙に印刷しても、印刷結果の端が切れることなく全体が印刷されるようになる。
本発明の選択的な一態様として、前記印刷制御手段は、前記代替サイズの用紙に印刷するにあたりクリップ領域を含めた用紙全体を印刷範囲とする構成としてもよい。代替用紙に印刷するのは基本的に非常の手段であり、非常時にマージンやヘッダー/フッター等を確保するためのクリップ領域を保証するよりも、オリジナルに近い形の完全な印刷結果を得ることの方が重要である。クリップ領域を無視することにより、用紙全体を有効利用した印刷結果を得られるようになる。
本発明の選択的な一態様として、前記第2の処理において、前記代替サイズの用紙が無い場合は、前記用紙サイズ決定手段によって決定された用紙サイズと前記代替サイズの両方の用紙が無い旨を通知する構成としてもよい。すなわち代替関係にある指定サイズと代替サイズとの両方で印刷を試みたことがユーザーに明確に伝わるようになる。
本発明の選択的な一態様として、前記印刷制御手段は、前記第1の処理において前記代替サイズの用紙に印刷するとその旨を通知し、前記印刷制御手段は、前記第2の処理において前記代替サイズの用紙に印刷してもその旨を通知しない構成としてもよい。前記第1の処理においては、代替された用紙はどの用紙になるかユーザーにとっては不明であり、全くサイズの異なる用紙に印刷される場合もある。従って、ユーザーにその旨を通知するのが親切である。一方、前記第2の処理においては、用紙の代替が行われることはユーザーにとって想定の範囲内である。従って、通知することによるダウンタイムの増加を抑えるためにも用紙の代替についての通知を省略する。
本発明の選択的な一態様として、前記印刷制御手段は、本印刷装置に電源投入されてから前記第3の処理の実行回数が2回以上になると、用紙が無い旨を通知してから前記所定時間が経過するのを待機することなく、前記指定サイズの代替サイズに基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記代替サイズとが同じであれば該選択した給紙部の用紙に印刷するように構成してもよい。このように構成することにより、電源投入後最初に前記該当する用紙が無い場合にのみ前記所定時間待機する構成となり、頻繁に所定時間の経過を待機する状況が発生しなくなるため、ダウンタイムを減らすことができる。
本発明の選択的な一態様として、前記印刷制御手段は、前記指定サイズとしてA4とLetterの何れか一方のサイズが指定されたときに、A4とLetterの何れか他方のサイズを前記代替サイズとする校正としてもよい。このように構成することにより、
Letter文化圏とA4文化圏の一方の文化圏で作成された書類を他方の文化圏で作成する場合にスムーズな印刷が可能となる。このように各文化圏で主流になっている用紙間でスムーズな代替を行えるようにすることにより、ダウンタイムの減少を効果的に実現することができる。
上述した印刷装置は、他の機器に組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。また、本発明は前記印刷装置を備える印刷システム、上述した装置の構成に対応した工程を有する制御方法、上述した装置の構成に対応した機能をコンピューターに実現させるプログラム、該プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、等としても実現可能である。これら印刷システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム、該プログラムを記録した媒体、の発明も、上述した作用、効果を奏する。むろん、本発明の構成も、前記システムや前記方法や前記プログラムや前記記録媒体に適用可能である。
プリンターのハードウェア構成を示すブロック図である。 プリンターのソフトウェア構成を示すブロック図である。 印刷パラメーターの設定を行うユーザインターフェースの一例を示す図である。 代替印刷の際のサイズ変更比率を説明する図である。 代替印刷の際のサイズ変更比率を説明する図である。 代替印刷の際のサイズ変更比率を説明する図である。 代替印刷の際のサイズ変更比率を説明する図である。 印刷制御処理のフローチャートである。 給紙口選択処理のフローチャートである。 通常の用紙選択処理のフローチャートである。 代替処理のフローチャートである。 自動継続処理のフローチャートである。 FitPage処理のフローチャートである。 通知処理のフローチャートである。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷装置の構成:
(2)印刷設定:
(3)印刷制御処理:
(4)給紙口選択処理:
(4−1)通常の選択処理:
(4−2)代替処理:
(4−3)自動継続処理:
(5)まとめ:
(1)印刷装置の構成:
図1は、本発明に係る印刷装置を具体的に実現する一実施形態としてのプリンターのハードウェア構成を示すブロック図である。同図において、プリンター100は、主に、制御部10と印刷部20を備える。制御部10と印刷部20はバス30で接続されており、相互通信可能になっている。バス30を介して行われる通信は、図示しないチップセット等により制御されている。
制御部10は、CPU10a、RAM10b、ROM10cを備えており、CPU10aの制御に従ってROM10cに記録されたプログラムデータを適宜RAM10bに展開しつつ、展開されたプログラムデータに従った演算をCPU10aが実行することにより、プリンター100を制御することができる。ROM10cに記録されるプログラムデータとは、ユーザーインターフェース(UI)をディスプレイ17に表示してユーザーが操作パネル16に対して行う操作入力を受付けながらプリンター100のハードウェア制御を行うファームウェアや、後述の印刷制御処理を実行するためのプログラム等である。
操作パネル16は例えば複数のボタンとしてプリンター100の筐体上に設けられており、CPU10aは操作パネル16に対する入力操作を示す信号を取得する。
ディスプレイ17は入力されたデータ基づいて各種の情報や画像等を表示可能であり、CPU10aはディスプレイ17に表示するべき内容を示すデータを入力する。この結果、ディスプレイ17には、各種の情報や画像等が表示される。
その他、制御部10には、半導体メモリー12、汎用インターフェース(GIF)13、メモリーカードインターフェース(MIF)14が接続されている。半導体メモリーは例えばEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリーであり、プリンター100の制御に利用する設定値が記憶される。GIF13は、外部のコンピューターと接続されたり、外部半導体メモリーに対してデータを読み書きする装置等の外部装置が接続されたりするインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準じたインターフェースやLAN(Local Area Network)に接続するためのインターフェース等である。MIF14は、メモリーカード14aを挿入可能なスロットに接続されており、MIFを介してCPU10aがメモリーカード14aにアクセスし、ファイルの読み出しと書き込みを実行可能である。
印刷部20は、各種サイズの用紙を個別に収容する複数の給紙トレイ21、制御部10によって指定された一の給紙トレイの用紙をプリンター内部に供給する給紙機構22、制御部10によって指定されたラスターデータに基づいて用紙への印字を制御する印刷エンジン23、用紙をプリンター機外へ排出する排紙機構24等を備える。また、印刷部20は、不図示の紙送り機構、キャリッジ機構、印刷ヘッド等も備えており、これらは印刷エンジン23によって制御される。
本実施形態における印刷エンジン23は、例えばタンデムエンジンもしくは4サイクルエンジンで構成することができる。タンデムエンジンは、CMYKのカラー画像を1画素ずつ点順次に重ねて画像を形成し、複数プレーンの画像データを並行処理してカラー画像を形成する。4サイクルエンジンは、CMYKのカラー画像を1ページずつ面順次に重ねてカラー画像を形成し、複数プレーンの画像データをプレーン毎に順次処理して画像を形成する。
制御部10は、入力された印刷データに基づいてCMYK各プレーンの画像データ(以下、CMYK各プレーンの画像データを「ラスターデータ」と記載する。)を生成したり、印刷データで指定された印刷対象を表す中間コードを形成したりしてRAM10bの画像データを記憶する領域(以下、画像メモリーと記載する。)に記憶する。本実施形態において、これらラスターデータや中間コードが実データに相当する。なお、以下の説明では、印刷データに基づいてラスターデータが作成される場合を例にとって説明する。
制御部10は、印刷エンジン23から送られる各面の垂直同期信号に合わせて、画像メモリーに記憶された各プレーンのラスターデータを印刷エンジン23の処理特性に応じて印刷エンジン23に順次出力することにより、印刷データに基づいた印刷を実行する。
なお、本実施形態においては、プリンター100は印刷機能のみを備える構成としてあるが、むろんコピー機能やスキャナ機能など多種の機能を備えたいわゆる複合機であってもよい。
図2は、プリンター100のソフトウェア構成を示すブロック図である。同図において、プリンター100にて実行される印刷制御プログラムPは、外部のコンピューターのドライバから所定のページ記述言語や所定の印刷ジョブコントロール言語で記述された印刷ジョブが入力されたり、ファームウェアを介してメモリーカード14aやUSBメモリー13aから画像データやPDF(Portable Document Format)データ等を印刷対象として取得したりすると、印刷ジョブや画像データ(以下、印刷データと記載する。)を用紙に印刷するための印刷制御処理を実行する。
印刷制御プログラムPは、印刷データ解釈部M1、給紙トレイ選択部M2、印刷制御部M3、処理選択記憶部M4、印刷結果通知部M5、タイマー部M6、言語解釈部M7等を備えている。また印刷制御部M3は、通常印刷部M31、代替印刷部M32、自動継続印刷部M33、データサイズ変更部M34等を備えている。
前記構成において、印刷データ解釈部M1は、プリンター100に入力された印刷データに基づいてラスターデータを作成したり、印刷エンジン23に対して印刷に使用すべき用紙サイズや給紙口などを指定するための情報である印刷制御情報を作成する。なお、以下の説明において、印刷制御情報に設定されている用紙サイズを「指定サイズ」と記載し、指定サイズの用紙を「指定用紙」と記載する。
例えば、印刷データ解釈部M1は、入力された印刷データに基づいて必要に応じて言語解釈部M7に印刷データを解釈させながら各画素がRGB各色の階調値で表現されたビットマップ画像データを生成し、必要に応じて解像度変換処理を行いつつ、色変換処理(例えば、RGB色空間からCMYK色空間への色変換等)とハーフトーン処理とラスタライズ処理を行ってラスターデータを生成してRAM10bに記憶する。
また、印刷データ解釈部M1は、言語解釈部M7を制御して印刷ジョブ制御言語(PJL)で記述された用紙サイズやページ記述言語(PDL)で記述された用紙サイズ等を取得したり、デフォルトに設定されている用紙サイズを取得したりすることにより、指定サイズを取得する。また、印刷データ解釈部M1は、言語解釈部M7を制御して印刷データにおいて指定されている給紙口の情報を取得する。
このようにして取得された印刷制御情報は、環境変数としてRAM10b等の記憶媒体に一時記憶される。そして、給紙トレイ選択部M2が、RAM10bに記憶された環境変数に基づいて、給紙トレイを選択することになる。
なお、印刷用紙のサイズは、PDL、PJL、デフォルト設定の何れでも指定可能であるため、重複して設定されることがある。
PDLは、ページプリンタなどで用いられるPostScript等の言語であり、ページを単位としてその印刷イメージを記述するための制御コード体系やスクリプト言語である。
PJLは、前記デフォルトの設定値をユーザーがリモートで変えるための言語であり、印刷データの外部に配置されて印刷データのレイアウトなどを決定するための言語である。
デフォルトの設定値とは、例えばDOSのような1ページ当りのサイズ情報を持たないデータを印刷するアプリケーションで利用される設定値であり、印刷データにおいてページサイズが指定されていないときに使うデフォルトの用紙サイズを指定する。
印刷用紙のサイズが複数の方法で重複指定されている場合、印刷データ解釈部M1は、優先順位の高い方を指定サイズとして環境変数に記憶する。なお、本実施形態における各指定方法の優先順位は、デフォルトの設定よりもEJLの設定、EJLの設定よりもPDLの設定における用紙サイズを優先して指定サイズとするようになっている。すなわち、ユーザーによって明示的に指定された設定を優先するようになっている。
印刷制御部M3は、後述する代替オフ/代替オン/自動継続/FitPageのいずれが設定されているか判断する。より具体的には、印刷制御部M3は、半導体メモリー12から取得した設定値に基づいて現在の代替設定を判断する。半導体メモリー12には、後述の図3に示すUI等によって設定された印刷用紙の代替設定に関する設定値が記憶されている。
代替設定が代替オフの場合、印刷制御部M3は印刷データ解釈部M1に印刷データを解釈させて実データや環境変数を作成させた後、通常印刷部M31に印刷を指示する。代替設定が代替オンの場合、印刷制御部M3は印刷データ解釈部M1に印刷データを解釈させて実データや環境変数を作成させた後、代替印刷部M32に印刷を指示する。代替設定が自動継続の場合、印刷制御部M3は印刷データ解釈部M1に印刷データを解釈させて実データや環境変数を作成させた後、自動継続印刷部M33に印刷を指示する。代替設定がFitPageの場合、印刷制御部M3はデータサイズ変更部M34に印刷データを解釈させて実データや環境変数を作成させた後、通常印刷部M31に印刷を指示する。
なお、本実施形態において、印刷制御部M3の制御に従って通常印刷部M31の実行する印刷制御処理が第1の処理を構成し、印刷制御部M3の制御に従って代替印刷部M32の実行する印刷制御処理が第2の処理を構成し、印刷制御部M3の制御に従って自動継続印刷部M33の実行する印刷制御処理が第3の処理を構成し、印刷制御部M3の制御に従ってデータサイズ変更部M34ならびに通常印刷部M31の実行する印刷制御処理が第4の処理を構成する。また、本実施形態において、半導体メモリー12に記憶された代替設定に関する設定値が処理選択情報を構成する。
通常印刷部M31は、指定用紙がプリンター100の給紙トレイ21のいずれかに存在するか否かを判断し、指定用紙が存在するのであれば環境変数に従って指定用紙への印刷を印刷部20に指示し、指定用紙が無ければ予め定められた使用順番に従って選択された何れかのサイズの用紙への印刷を印刷部20に指示する。
予め定められた使用順は、例えば給紙トレイの並び順、用紙サイズの大きい順、使用頻度の高い順等のように、指定された用紙サイズとは関わりのない基準で設定された順番である。そして、通常印刷部M31は、実際に印刷に利用した用紙のサイズの情報をRAM10b等に一時的に記憶させるなお、以下の説明において、実際に印刷に利用した用紙のサイズを「通紙サイズ」と記載する。このようにして記憶された通紙サイズの情報は、印刷結果通知部M5が利用する。
代替印刷部M32は、指定用紙がプリンター100の給紙トレイ21のいずれかに存在するか否かを判断し、指定用紙が存在するのであれば環境変数に従って指定用紙への印刷を印刷部20に指示し、指定用紙が無ければ代替用紙への印刷を印刷部20に指示する。なお、代替用紙が給紙トレイ21の何れにも存在しない場合は、代替印刷部M32は通常印刷部M31と同様に予め定められた使用順番に従って選択された何れかの用紙への印刷を印刷部20に指示する。代替用紙とは代替可能な関係にある用紙であり、A4であればLetter、A3であればLegal、のように、用紙サイズが近似した用紙のことである。以下、「指定サイズ」と代替関係にある用紙サイズを「代替サイズ」と記載する。
代替印刷部M32は、用紙間の代替関係(A4⇔Letter、A3⇔Legal等)を保持しており、代替用紙への印刷を行う場合は印刷部20に印刷を指示する際に拡大縮小率を指定する。代替印刷部M32は、各代替関係にある用紙間の代替方向毎にサイズ変更率(例えばA4をLetterで代替する際の縮小率、LetterをA4で代替する際の縮小率、等)を保持している。代替印刷部M32は、代替用紙への印刷を行う場合には、サイズ変更率に応じて代替用紙のサイズに適合するように拡大率や縮小率を指定し、印刷に使用する用紙サイズを代替用紙のサイズに変更する。そして、代替印刷部M32は、代替用紙への印刷を指示した場合はその旨をRAM10bに記憶させ、代替用紙への印刷が出来なかった場合は、実際に印刷に利用した用紙のサイズ(通紙サイズ)の情報をRAM10b等に一時的に記憶させる。このようにして記憶された情報は、印刷結果通知部M5が利用する。
自動継続印刷部M33は、指定用紙がプリンター100の給紙トレイ21のいずれかのトレイに収容されているか否かを判断し、指定用紙が存在すれば環境変数に従って指定用紙への印刷を印刷部20に指示し、指定用紙がなければ、給紙トレイの開閉状況や用紙補充状況並びに操作パネルの継続ボタンの操作入力を監視しつつ、所定のタイムアウト時間が経過するまで待機する。タイムアウト時間は、指定された用紙が給紙トレイに補充されるのを待機する意味合いを持っており、備品置き場等にストックされた用紙を取ってきてそれを給紙トレイに補充するのに十分な時間(例えば5分等)が設定される。
タイムアウト時間が経過すると、自動継続印刷部M33は、代替用紙への印刷を印刷部20に指示する。なお、代替用紙が給紙トレイ21の何れにも存在しない場合は、自動継続印刷部M33は、通常印刷部M31と同様に、予め定められた使用順番に従って選択された何れかの用紙への印刷を印刷部20に指示する。なお、自動継続印刷部M33は、補充完了を示す操作入力を受付けた場合は、タイムアウト時間の経過を待たずに代替用紙への印刷を印刷部20に指示してもよい。また、自動継続印刷部M33は、給紙トレイ21が開かれている場合は、タイムアウト時間のカウントを一時停止してもよい。ユーザーが用紙を補充している可能性が高いからである。
データサイズ変更部M34は、印刷データ解釈部M1を制御して印刷データを解釈させて実データや環境変数を作成させるが、印刷データからラスターデータを作成する際に、縦横サイズを代替用紙のサイズに適合するように変更して作成する。この変更は、印刷エンジン23に対して指定する印刷制御情報における拡大縮小率で設定するのではなく、印刷エンジン23に入力するラスターデータ(実データ)のサイズを直接変更する。またデータサイズ変更部M34は、環境変数において設定されている指定サイズを、代替用紙のサイズに変更する。データサイズ変更部M34によって実行されるラスターデータのサイズ変更は、ユーザーが明示的に実行させるものであり、この変更に関する情報を後の処理で利用することはないためである。
印刷結果通知部M5は、指定サイズと通紙サイズとが異なるときにユーザーにその旨を通知する。ただし、指定サイズと通紙サイズとが異なっていても、代替印刷を実行したのであればユーザーの了承の上でのことなのでユーザーへの通知はしない。具体的には、印刷結果通知部M5は、環境変数における指定サイズとRAM10b等に記憶された通紙サイズの情報を取得するとともに、半導体メモリー12から設定値(代替オフ/代替オン/自動継続/FitPageの設定)を取得し、指定サイズと通紙サイズとが一致せず、代替オンでもない場合には、指定された用紙と異なる用紙へ印刷した旨をエラー情報としてディスプレイ17に表示する。
タイマー部M6は、クロック信号を生成してバス30経由で各部に供給する。
言語解釈部M7は、EJL(Epson Job control Language)等の印刷ジョブ制御言語を解釈する機能や、ページ記述言語(Page Description Language)を解釈する機能を備える。
(2)印刷設定:
図3は、印刷パラメーターの設定を行うユーザインターフェースの一例を示す図である。このユーザインターフェースは、操作パネル16へ所定の操作入力を行うことにより制御部10がディスプレイ17に表示するものであり、このユーザインターフェースを表示した状態で操作パネル16を操作すると、制御部10は各種設定値が半導体メモリー12に記憶する。ユーザーは、印刷設定ウィンドウを介して代替印刷に関するパラメーターを設定することができる。また、ユーザーは、各給紙トレイの用紙サイズ設定ウィンドウを介して各給紙トレイに挿入されている用紙のサイズパラメータを設定することができる。なお、このユーザインターフェースを介したパラメーターの設定は、外部コンピューターで実行される所定のアプリケーションプログラムを介して行っても構わない。
図3に示す印刷設定ウィンドウにおいては、指定用紙が無い場合に代替用紙に印刷しない設定(代替オフ)と、指定用紙が無い場合に代替用紙に印刷する設定と、を選択可能になっている。さらに代替用紙に印刷する設定においては、印刷データが入力されるとそのまま代替用紙への印刷を試みる設定(代替オン)と、所定の条件を満たす場合には印刷データが入力されてから一定時間待機した後に代替用紙への印刷を試みる設定(自動継続)と、印刷データの実データのサイズが代替用紙のサイズに適合するように変更してから印刷する設定(FitPage)と、を選択可能になっている。
図3に示す給紙トレイの用紙サイズ設定ウィンドウにおいては、プリンター100が6つの給紙トレイを有する場合を例にとって示してあり、各給紙トレイに収容された用紙のサイズをプルダウンメニューから選択可能になっている。ユーザーが用紙サイズ設定ウィンドウにおいて各給紙トレイに収容した用紙のサイズを設定するとその設定値が半導体メモリー12に記憶され、制御部10は半導体メモリー12を参照して各給紙トレイに収容されている用紙サイズを判断する。同図の例では、給紙トレイ1にA4、給紙トレイ2にLetter、給紙トレイ3にA3、給紙トレイ4にLegal、給紙トレイ5にはがき、給紙トレイ6にB4、の各サイズの用紙が収容されている。なお、プリンター100が用紙サイズを自動検知するためのシートガイド等の機構を備えているのであれば、給紙トレイの用紙サイズをユーザーが設定せずともよい。
図4〜図7は、代替印刷の際のサイズ変更比率を説明する図である。図4〜図7には、A4とLetterとの間で代替印刷をする場合を例にとって示してある。
図4や図6に示すように、A4サイズで作成されたラスターデータをそのままLetter用紙に印刷したり、Letterサイズで作成されたラスターデータをそのままA4用紙に印刷したりすると、はみ出す部分が発生する。そこで本実施形態においては、図5や図7に示すような縮小率を印刷制御情報の1つとして環境変数に設定して印刷を行う。
例えば、A4サイズの画像データをLetter用紙に代替印刷する場合は、環境変数に94%の縮小率を設定する。この縮小率は、A4の長辺がLetterの長辺に収まるように設定されたものである。
また、例えばLetterサイズの画像データをA4用紙に代替印刷する場合は、環境変数に97%の縮小率を設定する。この縮小率は、Letterの短辺がA4の短辺に収まるように設定されたものである。この場合、クリップ領域の確保は考慮しておらず、外側のクリップ領域も印刷領域になる。
(3)印刷制御処理:
以上の構成や設定値を利用しながら印刷制御プログラムPが実行する印刷制御処理について、図8、図9を参照して説明する。図8は印刷制御処理のフローチャートである。図9は印刷制御処理の一部として実行される給紙口選択処理のフローチャートである。
ステップS10(以下、「ステップ」の記載を省略する)において、印刷制御部M3は、印刷データが入力されたか否かを判断する。印刷制御部M3は、印刷データが入力されたのであればS20に進む。このとき、印刷制御部M3は、印刷データ解釈部M1を制御して、入力された印刷データに関する指定サイズを取得する。取得した指定サイズは、RAM10b等に一時的に保存される。一方、印刷制御部M3は、印刷データが入力されていなければ印刷制御処理を終了する。
S20において、印刷制御部M3は、印刷パラメーターにFitPageが設定されているか否かを判断する。すなわち、印刷制御部M3は、半導体メモリー12の所定アドレスを参照して設定値を取得し、FitPageに該当する設定値であるか否かを判断する。印刷制御部M3は、FitPageが設定されている場合はデータサイズ変更部M34にデータサイズの変更を指示する。すると、データサイズ変更部M34は、S30に進んでFitPage処理を実行する。FitPage処理の詳細については、後で説明する。データサイズ変更部M34は、FitPage処理が完了するとサイズ変更後の印刷データを印刷制御部M3に出力し、印刷制御部M3は変更後の印刷データに基づいてS40の給紙口選択処理を実行することになる。一方、印刷制御部M3は、FitPageが設定されていない場合はS25に進む。
S25において、印刷制御部M3は、印刷データ解釈部M1に、印刷データに基づいてラスターデータと印刷制御情報等の印刷ドライバ23を駆動するために必要な印刷制御データを作成させる。作成されたラスターデータは画像メモリーに記憶され、印刷制御情報はRAM10bの所定の領域に記憶される。そして、印刷制御部M3は、S40の給紙口選択処理を実行する。
ここでS30のFitPage処理について説明する。FitPage処理は、図13のS400〜S415の処理に対応する。図13は、FitPage処理のフローチャートである。
S400において、データサイズ変更部M34は、印刷データ解釈部M1がS10においてRAMに保存した指定サイズを取得する。
S405において、データサイズ変更部M34は、印刷データにおける指定サイズを代替サイズに変更して設定する。
S410において、データサイズ変更部M34は、印刷データに基づいて生成されるラスターデータが代替用紙内に収まるサイズとなるよう変更するための変更率を取得する。たとえば、指定サイズがA4であって代替サイズがLetterであれば、図5に示す縮小率94%を取得する。逆に指定サイズがLetterであって代替サイズがA4であれば、図7に示す縮小率97%を取得する。無論、代替用紙として指定用紙よりも大きな用紙が指定されていれば、拡大することもある。
S415において、データサイズ変更部M34は、S410で取得した拡大縮小率を指定して、印刷データ解釈部M1に印刷データからラスターデータを生成させる。すなわち、印刷データ解釈部M1は、印刷ジョブをラスタライズしてCMYK各プレーンのラスターデータを生成する際にS410で取得した変更率を適用し、サイズ変更したラスターデータを生成する。データサイズ変更部M34は、サイズ変更して生成したラスターデータを画像メモリーに記憶する。また、このとき印刷データ解釈部M1は、印刷制御情報の指定サイズとして、代替用紙の用紙サイズを記憶する。S415が終了すると、図8の印刷制御処理に戻り、S40の処理を実行することになる。
S40の給紙口選択処理は、図9のS41〜S44の処理に対応する。
S41において、印刷制御部M3は、代替印刷に関する設定を判断する。すなわち印刷制御部M3は、半導体メモリー12の所定アドレスを参照して設定値を取得し、この設定値がいずれの代替印刷設定を示すかを判断する。
印刷制御部M3は、設定が代替オフであれば通常印刷部M31にS42の通常の選択処理を実行させ、設定が代替オンであれば代替印刷部M32にS43の代替処理を実行させ、設定が自動継続であればS44に進んで自動継続処理を実行する。S42〜S44の処理の詳細については、後で説明する。S42〜S44のいずれかの処理が完了すると図8のS50の処理を実行することになる。
S50において、印刷制御部M3は、S40の処理の結果を反映した環境変数とラスターデータとに基づいて印刷エンジン23を制御するための印刷制御データを生成して印刷部20に出力する。印刷エンジン23は、印刷部20の各部(給紙トレイ21、給紙機構22、排紙機構24、紙送り機構、キャリッジ機構、印刷ヘッド等)を制御して所望の印刷結果を出力させる。印刷が完了すると、印刷制御部M3は、環境変数に指定されていた指定サイズと、実際に印刷に使用された通紙サイズの情報をRAM10bに一時的に記憶させ、印刷結果通知部M5に、S60の通知処理を実行させる。
S60の通知処理は、図14のS500〜S510の処理に対応する。図14は、印刷完了後に行われる通知処理のフローチャートである。
S500において、印刷結果通知部M5は、S50の印刷処理において代替印刷が実行されたか否かを判断する。印刷結果通知部M5は、代替印刷が実行されている場合は、ワーニングを出さずに通知処理並びに印刷制御処理を終了し、代替印刷が実行されていない場合は、S505に進む。印刷結果通知部M5は、例えば、半導体メモリー12の所定のアドレスを参照して設定値を取得して代替設定を判断し、代替オンや自動継続であった場合に指定サイズと通紙サイズが代替関係であれば代替印刷が実行されたと判断できる。また、この判断は、上述した給紙口選択処理の中で通常印刷部M31や代替印刷部M32が代替用紙を選択したときにその旨示す情報をRAM10b等に記憶させているのであれば、その情報を取得して判断するようにしてもよい。
S505において、印刷結果通知部M5は、指定サイズと通紙サイズが一致するか否かを判断する。印刷結果通知部M5は、用紙サイズが一致しない場合はS510に進んで紙サイズワーニングをディスプレイ17に表示してから通知処理並びに印刷制御処理を終了し、用紙サイズが一致する場合は、そのまま通知処理並びに印刷制御処理を終了する。
(4)給紙口選択処理:
次に図10〜図12を参照して給紙口選択処理の各処理について説明する。図10は、S42の通常の用紙選択処理のフローチャート、図11はS43の代替処理のフローチャート、図12はS44の自動継続処理のフローチャートである。
(4−1)通常の選択処理:
給紙口選択処理においてS42が選択されると、S100において、通常印刷部M31は、印刷制御情報に給紙口が指定されているか否かを判断する。すなわち、通常印刷部M31は、RAM10bから給紙口に関する環境変数を取得し、該環境変数において給紙口が指定されているのであればS105に進み、給紙口が指定されていなければS110に進む。通常印刷部M31は、S105に進むと給紙口を選択してS50の処理を印刷制御部M3に実行させる。
S110において、通常印刷部M31は、環境変数に指定されている用紙サイズを取得する。
S120において、通常印刷部M31は、指定サイズに対応する給紙口を選択する。例えば、図3のように各給紙トレイに用紙が収容されているのであれば、通常印刷部M31は、給紙トレイに収容されている用紙サイズに関する情報を半導体メモリー12から取得することにより、各給紙トレイに収容されている用紙サイズが把握できる。この例において通常印刷部M31は、印刷データにおいてA4が指定されていれば給紙トレイ1を選択することになる。ただし、給紙トレイの用紙が切れている場合もあり、この場合は、通常印刷部M31は、A4が選択されたときの用紙優先順位に従って次の順位の用紙が収容されている給紙トレイを選択する。すなわち、用紙優先順位が給紙トレイの順番であれば、まず給紙トレイ2のLetterが選択され、さらにLetterの用紙も切れていればその次の給紙トレイ3のA3が選択される。すなわち、S120においては、全ての給紙トレイの用紙が切れていない限り、何れかの給紙トレイが選択されることになる。
S125において、通常印刷部M31は、S120で選択された給紙口の用紙サイズと指定サイズとが一致しているか否かを判断する。通常印刷部M31は、用紙サイズが一致している場合はステップS130に進んで選択された給紙口に収容されている用紙を利用した印刷を印刷制御部M3に指示し、用紙サイズが一致していない場合はステップS135に進む。
S135において、通常印刷部M31は、例えば「給紙トレイ1にA4用紙がありません」等のような紙無しエラーをディスプレイ17に表示する。
S140において、通常印刷部M31は、S135で紙無しエラーで通知した給紙トレイに用紙が補充されたか否かを判断する。通常印刷部M31は、用紙が補充された場合はS130に進んで選択された給紙口に収容されている用紙を利用した印刷を印刷制御部M3に指示し、用紙が補充されない場合はステップS145に進む。なお、プリンター100は各給紙トレイに用紙が入っているか否か(用紙が補充されたか否か)を検出する機構を備えているものとする。
S145において、通常印刷部M31は、操作パネル16において継続ボタンが押下げ操作されたか否かを判断する。通常印刷部M31は、継続ボタンの押下げを検知しない場合はS135に戻って紙無しエラーの表示を継続しつつ用紙の補充もしくは継続ボタンの押下げを待機する。一方、通常印刷部M31は、継続ボタンの押下げを検知するとS150に進み、S120において選択された給紙口を利用した印刷を印刷制御部M3に実行させる。
ただし、継続ボタンの操作も用紙の補充もされないと待機時間が長時間になる可能性があり、その間プリンター100が占有され続ける。その結果、待機の原因である印刷データの印刷を指示したユーザーのみならず、他のユーザーも印刷できなくなると可能性がある。また、印刷データをページ単位で受付けるページプリンタであれば、印刷データ毎にS145の待機が発生してしまい、複数ページの印刷物を印刷させる場合にページ数と同じ回数の継続ボタンの押下げが必要となる。また、S120において選択された給紙口を利用した印刷を実行すると、例えば、給紙トレイにはがきサイズの用紙しかないときには、A4サイズでの印刷が指定されている印刷データがはがきサイズの用紙に印刷されてしまう。すると、重要な印刷物の重要な内容が記載された部位が印刷されなくなる可能性もあり、このような場合には用紙も無駄になる。
以上の問題点に対応するために、本実施形態のプリンター100では、後述のS43の代替処理やS44の自動継続処理、S30のFitPage処理を実行できるようになっている。
(4−2)代替処理:
給紙口選択処理においてS43が選択されると、代替印刷部M32は、S200〜S220において前記通常の選択処理におけるS100〜S120と同様の処理を実行する。
S225において、代替印刷部M32は、S220で選択された給紙口に収容されている用紙サイズと指定サイズとが一致しているか否かを判断する。代替印刷部M32は、用紙サイズが一致している場合はステップS230に進んで選択された給紙口の用紙を利用した印刷を印刷処理部M7に指示し、用紙サイズが一致していない場合はステップS235に進む。
S235において、代替印刷部M32は、指定用紙と代替関係にあるサイズの用紙(代替用紙)を、印刷すべき用紙として選択する。すなわち、代替印刷部M32は、指定サイズがLetterであればA4を選択し、指定用紙がA4であればLetterを選択する。
S240において、代替印刷部M32は、代替用紙を収容している給紙トレイを選択する。例えば、指定サイズがA4であり、図3のように各給紙トレイに用紙が収容されているのであれば、代替印刷部M32は、Letterの用紙が収容されている給紙トレイ2を選択することになる。
ただし、S120の場合と同様、給紙トレイ2の用紙が切れている場合もある。この場合、代替印刷部M32は、用紙優先順位に従って次の順位の用紙が収容されている給紙トレイを選択することになる。ただし、通常の選択処理におけるS120とは異なり、代替サイズに対して設定された用紙優先順位に従って次の順位の用紙が収容されている給紙トレイを選択する。
S245において、代替印刷部M32は、S240で選択された給紙トレイに収容されている用紙サイズと指定サイズとが一致しているか否かを判断する。代替印刷部M32は、用紙サイズが一致している場合はステップS250に進んで選択された給紙口を利用した印刷を印刷制御部M3に指示するとともにS255で代替印刷を実行する旨をディスプレイ17に表示する。一方、代替印刷部M32は、用紙サイズが一致していない場合はステップS260に進む。
S260において、代替印刷部M32は、例えば「給紙トレイにA4用紙もLetter用紙もありません」等のように紙無しエラーを表示する。すなわち、指定されたサイズのみならず代替のサイズも用紙が無い旨をディスプレイ17に表示する。
S265において、代替印刷部M32は、S260で紙無しエラーを通知した給紙トレイに用紙が補充されたか否かを判断する。代替印刷部M32は、用紙が補充された場合はS270に進み、用紙が補充されない場合はステップS275に進む。
S270において、代替印刷部M32は、指定用紙と代替用紙の何れが補充されたのか判断する。代替印刷部M32は、指定用紙が補充される場合、代替用紙が補充される場合、指定用紙と代替用紙の双方が補充される場合、が考えられるからである。指定用紙が補充された場合はS230に進み、S220で選択された給紙口を利用した印刷を印刷制御部M3に指示する。一方、代替用紙が補充された場合はS250に進み、S240で選択された給紙口を利用した印刷を印刷制御部M3に指示する。指定用紙と代替用紙の双方が補充された場合は、S230とS250の何れに進んでもよい。
S275において、代替印刷部M32は、操作パネル16において継続ボタンが押下げ操作されたか否かを判断する。代替印刷部M32は、継続ボタンの押下げを検知しない場合はS260に戻って紙無しエラーの表示を継続しつつ用紙の補充もしくは継続ボタンの押下げを待機する。一方、通常印刷部M31は、継続ボタンの押下げを検知するとS280に進む。S280においては、S240において選択された給紙口を利用した印刷を印刷制御部M3に指示する。
(4−3)自動継続処理:
給紙口選択処理においてS44が選択されると、自動継続印刷部M33は、代替処理のS200〜S230と同様の処理を実行する。その後、自動継続印刷部M33は、S300〜S340の処理を実行する。
S300において、自動継続印刷部M33は、タイムアウト時間TOが設定されているか否かを判断する。自動継続印刷部M33は、TO=0であればS305〜S340の処理をスキップして、代替処理のS240〜S280と同様の処理を実行する。一方、自動継続印刷部M33は、TO=n(nは0よりも大きい数)であればS305に進んで指定用紙が無い旨をディスプレイ17に表示する。
S310において、自動継続印刷部M33は、給紙トレイ(カセット)が開いているか否かを判断する。プリンター100は、各給紙トレイ21が引き出されているか否か(用紙を補充する状態であるか否か)を検知する機構を備えているものとする。自動継続印刷部M33は、給紙トレイが開いている場合はS315に進み、給紙トレイが開いていない場合はS320に進む。
S315において、自動継続印刷部M33は、継続ボタンが押下げ操作されたか否かを判断する。自動継続印刷部M33は、押下げ操作を検知した場合はS340に進み、押下げ操作を検知しない場合はS305に戻る。この継続ボタンは、通常の選択処理のS145で説明したものと同じものである。
S320において、自動継続印刷部M33は、用紙が補充されたか否かを判断する。自動継続印刷部M33は、環境変数における指定用紙の補充を検知するとS325に進んで指定用紙への印刷を印刷処理部M7に指示する。一方、自動継続印刷部M33は、指定用紙の補充を検知しない場合はS330に進む。
S330において、自動継続印刷部M33は、継続ボタンが押下げ操作されたか否かを判断する。自動継続印刷部M33は、押下げ操作を検知した場合はS340に進み、押下げ操作を検知しない場合はS335に進む。
S335において、自動継続印刷部M33は、タイムアウト時間が経過したか否かを判断する。自動継続印刷部M33は、タイムアウト時間を経過している場合はS340にっ進み、タイムアウト時間を経過していない場合はS305に戻る。自動継続印刷部M33は、タイマー部M6からクロック信号を供給されており、S300でタイムアウト時間を取得して以降の時間をカウントしている。
S340において、自動継続印刷部M33は、半導体メモリー12に設定されているタイムアウト時間TOを0に設定する。すなわち、本実施形態における自動継続処理の待機は、プリンター100の電源を最初に投入してから最初に発生した用紙エラーの際にのみ行われる。A4等のようにメインで使用される用紙の不足は頻繁に発生するものではないし、一度用紙を補充すればその後相当長い期間用紙不足になりにくいからである。また、自動継続処理のタイムアウト時間は用紙補充のために比較的長く設定されているので、頻繁に実行するとダウンタイムが増大してしまうからである。
そこで自動継続処理の利点を生かしつつダウンタイムを減少するために、例えば、一日の最初に電源投入した際にタイムアウト時間の設定をTO=nにリセットする等して待機時間の発生を1日1回に限定したり、印刷装置が納品するときにTO=nにセットしておいて納品後に起動されてから初めて発生した用紙エラーのときのみ待機する設定としたりすることが考えられる。S340が終了すると、自動継続印刷部M33は、代替処理のS240〜S280と同様の処理を実行する。
(5)まとめ:
以上説明しように、本実施形態にかかるプリンター100は複数の給紙トレイを備えており、印刷制御情報において指定された指定用紙が無い場合に給紙トレイに収容されている用紙の何れかに対する印刷を指定する設定と、指定用紙が無い場合に指定用紙の代替用紙への印刷を指定する設定と、指定用紙が無い場合に指定用紙が補充されるまで所定時間待機してから指定用紙の代替用紙への印刷を指定する設定と、を選択可能になっている。従って、プリンター100が使用される環境に応じて最適な設定を選択可能となり、結果としてダウンタイムを減らすことができる。
なお、本発明は上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成、等も含まれる。
10…制御部、10a…CPU、10b…RAM、10c…ROM、12…半導体メモリー、13…汎用インターフェース、13a…USBメモリー、14…メモリーカードインターフェース、14a…メモリーカード、16…操作パネル、17…ディスプレイ、20…印刷部、21…給紙トレイ、22…給紙機構、23…印刷エンジン、24…排紙機構、30…バス、100…プリンター、M1…印刷データ解釈部、M2…給紙トレイ選択部、M3…印刷制御部、M4…処理選択記憶部、M5…印刷結果通知部、M6…タイマー部、M7…言語解釈部、M31…通常印刷部、M32…代替印刷部、M33…自動継続印刷部、M34…データサイズ変更部、P…印刷制御プログラム

Claims (8)

  1. 一以上の給紙部を備える印刷装置であって、
    印刷データを印刷する用紙サイズを所定の手順で決定する用紙サイズ決定手段と、
    前記用紙サイズ決定手段によって決定された用紙サイズである指定サイズを記憶部に記憶させる印刷制御手段と、
    前記指定サイズに基づいて給紙部を選択する給紙部選択手段と、
    前記印刷制御手段の実行すべき処理を指定する処理選択情報を記憶する処理選択情報記憶手段と、を備え、
    前記印刷制御手段は、
    前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙に印刷し、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合には、用紙が無い旨を通知するとともに前記指定サイズの用紙が補充されると該用紙に印刷する第1の処理と、
    前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙に印刷し、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合には、前記指定サイズの代替サイズに基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記代替サイズとが同じであれば該選択した給紙部の用紙に印刷する第2の処理と、
    前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙に印刷し、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合には、用紙が無い旨を通知するとともに該通知から所定時間の経過前に前記指定サイズの用紙が補充されれば該用紙に印刷し、用紙が無い旨を通知してから所定時間が経過するまでに前記指定サイズの用紙が補充されなければ前記指定サイズの代替サイズに基づいて選択された給紙部の用紙に印刷する第3の処理と、の何れかの処理を前記処理選択情報に基づいて選択的に実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記第2の処理において、前記用紙サイズ決定手段の決定した用紙サイズが前記代替サイズの範囲内に収まる縮小率で印刷する請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷制御手段は、前記代替サイズの用紙に印刷するにあたりクリップ領域を含めた用紙全体を印刷範囲とする請求項1又は請求項2の何れか1項に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷制御手段は、前記第2の処理において、前記代替サイズの用紙が無い場合は、前記用紙サイズ決定手段によって決定された用紙サイズと前記代替サイズの両方の用紙が無い旨を通知する請求項1〜請求項の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷制御手段は、前記第1の処理において前記代替サイズの用紙に印刷するとその旨を通知し、
    前記印刷制御手段は、前記第2の処理において前記代替サイズの用紙に印刷してもその旨を通知しない請求項1〜請求項の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷制御手段は、本印刷装置に電源投入されてから前記第3の処理の実行回数が2回以上になると、用紙が無い旨を通知してから前記所定時間が経過するのを待機することなく、前記指定サイズの代替サイズに基づいて給紙部を選択し、選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記代替サイズとが同じであれば該選択した給紙部の用紙に印刷する請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷制御手段は、前記指定サイズとしてA4とLetterの何れか一方のサイズが指定されたときに、A4とLetterの何れか他方のサイズを前記代替サイズとする請求項1〜請求項の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 一以上の給紙部を備える印刷装置であって、
    印刷データを印刷する用紙サイズを所定の手順で決定する用紙サイズ決定手段と、
    前記用紙サイズ決定手段によって決定された用紙サイズである指定サイズを記憶部に記憶させる印刷制御手段と、
    前記指定サイズに基づいて給紙部を選択する給紙部選択手段と、
    前記印刷制御手段の実行すべき処理を指定する処理選択情報を記憶する処理選択情報記憶手段と、を備え、
    前記印刷制御手段は、前記処理選択情報に基づいて、選択された前記給紙部に前記指定サイズの用紙がない場合に印刷を行わない代替オフ設定と、選択された前記給紙部に前記指定サイズの用紙がない場合に前記指定サイズの代替サイズの用紙に印刷を行う代替印刷設定と、の何れかを選択的に実行し、
    前記代替印刷設定では、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが同じ場合は、前記給紙部選択手段の選択した給紙部の用紙に印刷し、前記給紙部選択手段の選択した給紙部にセットされている用紙サイズと前記指定サイズとが異なる場合には、用紙が無い旨を通知するとともに該通知から所定時間の経過前に前記指定サイズの用紙が補充されれば該用紙に印刷し、用紙が無い旨を通知してから所定時間が経過するまでに前記指定サイズの用紙が補充されなければ前記指定サイズの代替サイズに基づいて選択された給紙部の用紙に印刷する、ことを特徴とする印刷装置。
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