JP5487715B2 - 印刷装置、およびインク流路洗浄制御方法。 - Google Patents

印刷装置、およびインク流路洗浄制御方法。 Download PDF

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Description

本発明は、媒体に複数色のインクを吐出するためのヘッドを備える印刷装置に関する。また、当該印刷装置におけるインク流路の洗浄方法にも関する。
紙、布、フィルム等の各種印刷媒体(以下、媒体)に画像を印刷する印刷装置として、インクを断続的に吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタにおける一般的な印刷動作は、媒体を特定の搬送方向に移動させるとともに、インクが吐出されるノズルを備えたヘッドを搬送方向と交差する走査方向に往復移動させる。このように媒体とヘッドとを移動させながらノズルからインク吐出し、媒体の表面の目的とする位置にインクを着弾させて画像を形成する。
なお、インクは、インクタンクに充填されており、このタンクからポンプによってヘッド内のリザーバと呼ばれる空間に導かれたのち、そのリザーバからノズルと連通する圧力室に案内される。そして、この圧力室を膨張・収縮させることで、インクがノズルから吐出される。
ところで、インクジェットプリンタに使用されるインクに、白色の「白インク」と呼ばれるものがある。このインクは、例えば、透明媒体に印刷する際、本来印刷されない背景部分やカラー画像の色が媒体の背後にある色に左右されてしまうことを防止するために使用される。この白インクは、媒体に着弾した後、速やかに乾燥し、媒体上に定着する性質を備えている。その反面、インクジェットプリンタの電源をオフにしたとき、そのような白インクがタンクからノズルに至る流路のいずれかに残っていると、白インクが乾燥して流路内に固着し、流路が目詰まりを起こす、という問題がある。
そこで、白インクを使用するインクジェットプリンタの中には、プリンタの電源をオフにしたとき、流路に白インクに代えて乾燥しにくいクリアインクと呼ばれる目詰まり防止用の透明なインクを充填させ、流路に残留した白インクによる目詰まりを防止する機構を備えたものもある。以下の特許文献1には、このような機構を備えたプリンタについて記載されている。また、特許文献2には、白インクの特性について記載されている。
特開2008−162023号公報 特開2003−313481号公報
上記特許文献1に記載のプリンタのように、電源をオフにしたときに白インクの流路をクリアインクで満たし、印刷を行うときには再度白インクを流路に充填させて、媒体に向けて吐出す場合、その吐出当初では、媒体上のインクは、本来の明度(L値)を得ることができるが、白インクを使って印刷した後、例えば、白インクを使わない画像を連続して印刷し、電源を切らずにしばらく時間をおいてから再度白インクを吐出する場合、吐出する白インクにクリアインクが混入して、白インクでの印刷再開時にその白のL値が低下する、という問題が知見された。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、白インクなどの乾燥しやすい色インクと目詰まり防止用インクとを選択的に流路に充填可能な印刷装置において、当該色インクを間歇的に使用して印刷しても、目詰まり防止用インクの混入による印刷画質の劣化を低減する印刷装置を提供することにある。なお、他の目的は以下で明らかにする。
上記目的を達成するための主たる本発明は、媒体に複数色のインクを吐出するためのヘッドと、
前記ヘッドに設けられて、前記複数色のそれぞれの色のインクを個別に充填するための充填室と、
所定の色の特定インクに対応する充填室に、当該特定インクと目詰まり防止用インクとを選択的に充填するための流路切替機構と、
当該流路切替機構と前記ヘッドを制御するための制御部と、
を備えた印刷装置であって、
前記制御部は、第1切替処理と、第2切替処理と、前記特定インクを前記媒体上に吐出する印刷動作と、インク使用量取得処理と、流路洗浄処理とを実行し、
前記第1切替処理では、前記ヘッドに前記特定インクが充填された第一充填状態から前記ヘッドに前記目詰まり防止用インクが充填された第二充填状態へ切り替え、
前記第2切替処理では、前記第二充填状態から前記第一充填状態へ切り替え、
前記インク使用量取得処理では、前記第2切替処理の実行後に実行される前記印刷動作が中断されるまでに使用された前記特定インクの累積使用量を取得し、
前記流路洗浄処理では、前記第2切替処理の実行後に実行される前記印刷動作が中断された後、前記第二充填状態を経ずに前記印刷動作を再開する際に、前記インク使用量取得処理において取得した前記特定インクの累積使用量が、所定量より少ない場合は、所定の手順で前記特定インクを廃棄するために吐出する、
ことを特徴としている。なお、本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態に係るプリンタ1のブロック図である。 プリンタの概略を示す斜視図である。 プリンタを構成するヘッドに形成されたノズルの配列を示す図である。 上記ヘッドに内蔵されている充填室の構造図である。 上記ヘッドの断面図であり、(A)はノズル列を横断する方向に切断したときの横断面図であり、(B)は白インク用のノズル列の縦断面図である。 上記プリンタを構成するインク吸引ユニットの概略を示す図である。 プリンタの斜視図であり、(A)はプリンタを構成するキャリッジがホームポジションと反対側に位置している状態を示す図であり、(B)はキャリッジがホームポジションに位置している状態を示す図である。 本発明の第1の実施例における流路洗浄動作の流れを示す図である。 本発明の第1の実施例における流路洗浄動作の内容を示す図である。 本発明の第2の実施例における流路洗浄動作の内容を示す図である。 本発明の変更例における流路洗浄動作の流れを示す図である。
===本発明の特徴===
上述したように、白インクなどの速乾性のインクを使用する印刷装置では、そのインクを流路に残しておくと目詰まりが発生する可能性がある。従来の印刷装置では、電源を切る際に、目詰まり防止用のインクを速乾性のインク(特定インク)の流路に充填していた。そして、再度電源が入り、特定インクを媒体に吐出して印刷する必要性が生じた際、流路を特定インク側に切り替えて特定インクを吸引し、流路内の目詰まり防止用インクを流路外に廃棄した後、特定インクを使った印刷動作に移行する。それによって、特定インクに目詰まり防止用インクが混入して特定インクのL値が低下することを防止している。
しかしながら、特定インクとして白インクを吐出した当初では、高いL値で良好な印刷画像を得ることができるが、白インクを使って印刷した後、しばらく時間をおいてから再度白インクを吐出すると、L値が低下する、という現象が発明者によって知見された。そこで、このような現象について、その発生メカニズムの解明を試みた。そして、以下の結論を得た。
まず、目詰まり防止用インクが流路に充填されている状態で、白インクを印刷するために、流路を白インク側のタンクからの経路に切り替えるとき、その時点で、白インクを吸引したりノズルから吐出したりするが、このときの流路内のインクの流速が速く、流路内に残留するクリアインクが白インクに完全に置換する前に白インクが排出される。そのため、例えば、流路の壁面側やインクが充填される空間(例えば、リザーバ)の隅など、流速の遅い部分にクリアインクが残留する。
白インクを吐出したのち、白インクの流路にクリアインクを充填せずに、休止時間をおくと、その休止時間中に流路内に残留していた目詰まり防止用インクが徐々に流路内の白インクに混入し、相対的に目詰まり防止用インクの量が多くなる。この状態で白インクを吐出すれば、L値が劣化することになる。
この結論に基づけば、休止時間をおいて再度白インクを使用して印刷する際には、周知のフラッシングなどによって、白インクの流路内を洗浄し、クリアインクを白インクとともに廃棄すれば、L値の低下を防止できると考えられる。しかし、白インクによる印刷を再開するたびに流路を洗浄していては、インクが無駄になる。
そこで、さらに、流路の洗浄によって廃棄される白インクを必用最小限にとどめるための方策について検討してみた。そして、白インクを使って印刷し続けている間はL値の劣化が少ない、ということに気がついた。これは、白インクによる印刷時は、白インクがノズルまでほぼ最短経路で高速で移動するため、流路の隅に残留しているクリアインクは、白インクに多く混入するまでの時間的余裕が無い。その結果、吐出される白インクの量に対してクリアインクの量は相対的に少なくなり、L値が顕著に劣化しない、というモデルで説明がつく。
本発明は、上述したような知見に基づいて創作されたものである。そして、本発明は、主たる発明に加え、以下の特徴を備えた印刷装置にも及んでいる。
特定インクの累積使用量と、前記特定インクを廃棄するために吐出する手順との対応付けを記憶する記憶部を備え、前記流路洗浄処理では、前記取得した特定インクの累積使用量に対応する手順で前記特定インクを廃棄するために吐出すること。
また、本発明は、印刷装置におけるインク流路洗浄制御方法にも及んでおり、当該方法にかかる発明は、媒体に複数色のインクを吐出するためのヘッドと、当該ヘッドに設けられて、前記複数色のそれぞれの色のインクを個別に充填するための充填室と、所定の色の特定インクに対応する充填室に、当該特定インクと目詰まり防止用インクとを選択的に充填するための流路切替機構と、当該流路切替機構を制御するための制御部とを備えた印刷装置における、インク流路の洗浄制御方法であって、
前記ヘッドに前記特定インクが充填された第一充填状態から前記ヘッドに前記目詰まり防止用インクが充填された第二充填状態へ切り替える第1切替ステップと、
前記第二充填状態から前記第一充填状態へ切り替える第2切替ステップと、
前記第2切替ステップの実行後に印刷に使用される前記特定インクの累積使用量を取得するインク使用量取得ステップと、
前記第2切替処理の実行後、前記特定インクで印刷した後、前記第二充填状態を経ずに前記特定インクでの印刷を再開する際、前記取得した特定インクの累積使用量が所定量より少ない場合は、所定の手順で前記特定インクを廃棄するために吐出する流路洗浄ステップと、
を含むことを特徴としている。
===本発明の実施形態===
本発明にかかる印刷装置の実施形態として、白インクを使用して印刷可能なインクジェットプリンタ(以下、プリンタ)を挙げる。図1は、プリンタ1の全体構成のブロック図である。コントローラ60を主制御部として、搬送ユニット20、インク吸引ユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50を主要な構成として含んでいる。
コントローラ60は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニットであり、演算処理装置であるCPU62、RAMやEEPROMなどによって構成されて、CPU62により実行されるプログラムの格納領域やそのプログラムの作業領域が確保されるメモリ63、各ユニット(20,30,40)を駆動するためのユニット制御回路64、外部装置であるコンピュータ100とCPU62とのデータ通信を仲介するためのインタフェース部(IF)61などを含んで構成されている。
図2は、プリンタ1の破断斜視図であり、この図では、プリンタ1の全体構成を簡略化して示している。ヘッドユニット40は、ヘッド41を走査方向に移動させるためのキャリッジ42とインクが充填されたインクカートリッジ43などを含んで構成される。キャリッジ42は、キャリッジガイド軸44に案内されるとともに、キャリッジモータ45によって駆動される索引ベルト46に牽引されて走査方向に往復移動する。そして、多色印刷をするために白インクを含む複数の色のインクが個別にインクカートリッジ44に充填され、各色に対応するぞれぞれのインクカートリッジ43がキャリッジ42に着脱自在に装着される。
搬送ユニット20は、媒体Sを搬送するための機構であり、搬送モータ21とそれによって駆動される搬送ローラ22などを含んで構成されている。媒体Sは、この搬送ユニット20によってキャリッジ48の走査方向に対して直行する搬送方向に移動する。それによって、媒体Sの表面における任意の位置にヘッド42の下面を対面させることができる。
ヘッド41は、インク滴を媒体Sに向けて吐出するための構成であり、その下面には、複数のノズル71が開口している。図3に、そのノズル70の配列を例示した。ヘッド41の下面47には、複数のノズル71が搬送方向に沿うように一定間隔で並んで開口し、白、黒、シアン、マゼンダ、イエローの各色に応じたノズル列(48W,48K,48C,48M,48Y)が形成されている。ここに示したプリンタ1では、ノズル71は、各色ごとに360個ずつ設けられており、合計で、360×5=1800個のノズルを備えている。また、図4に示すように、各色のインクは、それぞれのインクカートリッジ42から、管路81を経由して各色に個別のリザーバ72に導かれ、ここに貯留される。プリンタ1では、このリザーバ72からノズル71に至るインクの流通区間を充填室70としている。
リザーバ72に貯留された各色のインクは、さらに、ノズル71に連通する圧力室73に供給路74を介して案内される。圧力室73は、一つのノズル71に1対 1で対応している。すなわち、ノズル71の数だけ存在する。各圧力室73には、個別にピエゾ素子75が取り付けられており、このピエゾ75素子が駆動されると、圧力室73が伸縮・膨張し、ノズル71からインク滴が吐出される。
以上のような構成を備えたプリンタ1では、コントローラ60におけるCPU62は、メモリ63に記憶されているプログラムを実行することで、コンピュータ100からIF61を介して受信した印刷データや検出器群50からの検出データなどを処理し、その処理結果に基づいてユニット制御回路64により各ユニット(20、30、40)を制御させる。この制御により、ヘッド41は、キャリッジ42と一体となって走査方向に移動しながら、インク滴をノズル71から断続的に吐出す。それによって、走査方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が媒体Sに形成されて、印刷画像が媒体Sに形成される。
===印刷モード===
本実施形態におけるプリンタ1は、印刷動作として、黒インクのみを用いて印刷を実行するモノクロ印刷モード、白以外の色インクを用いて印刷を実行するカラー印刷モード、および白インクを用いて印刷を実行する白印刷モードを備えている。すなわち、白印刷モード以外の動作モードでは、白インクを使わないようになっている。なお、プリンタ1は、白印刷モードで印刷した後、電源がオフになるときは、白インクの流路に目詰まり防止用インク(以下、クリアインク)を充填し、電源がオフになって放置されているときに白インクが流路内に固着して目詰まりを起こすのを防止する機能を備えている。
===白インクの特性===
本実施形態において使用される白インクとしては、例えば、上記特許文献2記述されているものを採用することができる。当該文献に記載された白インクは、水性顔料インクであり、顔料に中空樹脂を用いている。この中空樹脂が液体インクの状態で存在するときには、中空部(空洞)が水分で満たされ、インクが吐出され媒体上に付着すると、中空部(空洞)内の水分が蒸発し、速やかに乾燥し媒体上に定着する。そして、中空部(空洞)が空気で満たされる。この中空部(空洞)のサイズは、可視光を散乱させる程度のサイズに設計されており、媒体上に定着したインクが有効的に白く見えるようになっている。
===インク置換機能===
上述したように、本実施形態にかかるプリンタ1は、白印刷モードを備え、この白印刷モードに供される白インクは上述した構造により速乾性を有する。すなわち、流路に白インクが残留した状態で放置すると、流路が目詰まりを起こす可能性がある。そのために、プリンタ1は、電源をオフにする際に、流路に残留する白インクを廃棄するとともに、その白インクの流路にクリアインクを充填するインク置換機能を備えている。以下、このインク置換機能について説明する。
<流路切り替え動作>
図5は、先に図3に示したヘッドの断面図である。同図(A)は、図3におけるa−a矢視断面であり、ヘッド41を各色のノズル列(48W,48K,48M,48C,48Y)の特定の行部分で走査方向に切断したときの横断面に相当する。また(B)は、図3におけるb−b矢視断面であり、ここでは、白インク列48Wの縦断面を示している。なお、図5(B)では、説明を容易にするためにノズル71の数を実際のノズル71の数より少ない7個でヘッド41の構造を表現している。また、この図5には、インクカートリッジ43と、インクカートリッジ43からのからのインク流路(81W,81CL,81C,81Y,81M,81K)も含まれている。
先に図4にも示したように、リザーバ72は、圧力室73と供給路74を介して連通した室である。このリザーバ72は、インクを貯留するためのものであり、5色のインク毎に(色毎に)1つずつ設けられ、圧力室は、一つのノズル71ごとに設けられている。ヘッド41のリザーバ72には、インクカートリッジ43が着脱可能に連結されている。インクカートリッジ43内のインクは、リザーバ72に供給され、最終的にノズル71までの充填室70を構成する流路内に充填されるようになっている。また、この例では、リザーバ72は、ノズル列48Wの両端72aに対応する部分に向かって下方に湾曲し、総体的にアーチ型の縦断面形状となっている。このノズル列48Wの両端付近72aをインクが供給路74を介して圧力室73に流入する経路の外側にあり、リザーバ72の縦断面形状を単純な矩形にしてしまうと、リザーバ72の両端にインクが滞留しやすくなる。ここにクリアインクが滞留すると、その後、白インクに混じってL値を劣化させる原因となる。そこで、この部分72aを供給路74側に湾曲させて、可能な限りクリアインクの滞留を防止している。
ところで、上述したように、白インクの流路については、電源オフ時に、クリアインクを充填する必要がある。プリンタ1では、そのために、白インク用のリザーバ72には、白インクとクリアインクの二つのインクカートリッジ(43W,43CL)が連結されており、二つのインクカートリッジ(43W,43CL)からのそれぞれの流入管路(81W,81CL)は、途中で流路切替機構80を介してリザーバ72に連通する一つの流出管路81に合流するように構成されている。この流路切替機構80は、例えば、2入力1出力型の切替バルブなどによって構成することができる。あるいは、流出管路81の入り口に二つの流入管路(81W,81CL)のいずれかが接続されるポートを備えさせ、そのポートに二つの流入管路(81W,81CL)のいずれかを接続するための機構によって構成することもできる。いずれにしても、プリンタ1は、コントローラ60の制御により、二つの流入管路(81W,81CL)の一方を選択的に流出管路81に接続する機構80を備えている。それによって、白インクとクリアインクの一方が選択的に充填室70に供給されるようになっている。
<インクの吸引動作>
充填室70にインクを充填するためには、インクをカートリッジ43からノズル71に向けて吸引する必要がある。そして、そのための構成がインク吸引ユニットである。また、充填室71内の白インクをクリアインクに置換するためには、充填室70を含めた白インクの流路内に残存する白インクをその流路の外に廃棄する必要がある。図6に、インクを吸引するための吸引ユニットの構造を示した。また、図7に、図2に示したプリンタ1に対して、キャリッジ42が異なる位置にあるときの状態のプリンタ1を示した。なお、図7(A)と(B)は、左右方向を走査方向として、キャリッジ48が左右に往復移動する際、そのキャリッジ48がその移動範囲の左右のいずれかの端に位置しているときの状態を示しており、図7(A)に示したキャリッジ48の位置は、電源オフ時などにおける待機位置、すなわちキャリッジ48のホームポジションである。そして、(B)に示すように、インク吸引ユニット32は、キャリッジ48がホームポジションにあるときに、ヘッド42に対向するように設けられている。
図6に示したインク吸引ユニット30は、本来、インク流路に印刷に関与しないインクを積極的に流通させて、ヘッド41の吐出不良を解消する流路洗浄動作を実行するための構成であり、ヘッドキャップ31とホース33と吸引ポンプ34とを備えている。ヘッドキャップ31は、箱状の内部空間を各色(5色)のノズル列に対応する五つの吸引室32に区画した構造で、ヘッ41ドに対抗する側が開口し、下面には、それぞれの区画に個別に連通するホース33が接続されている。ヘッドキャップ31は昇降可能に構成されており、上昇してヘッド41の下面47に当接し、ノズル71の開口を閉塞する。
吸引ポンプ34は、ホース33ごとに設けられ、モータによって回転する円盤状の大ローラ35aと、その大ローラ35aの直径の両端近傍に当該大ローラ34aの表面から突設する2つの小ローラ35bとを備えた構造となっている。2つの小ローラ35bの周囲には、ホース33が巻回されている。
ホース33は、一端がヘッドキャップ31の底面に接続され、他端は開口している。そして、ヘッドキャップ31がノズル71開口を閉塞している状態で、大ローラ35aが図中矢印方向に回転すると、ホース33内の空気が小ローラ35bによって押され、ヘッドキャップ31内の各吸引室32内の空気がホース33の他端より排気されるようになっている。そして、この排気に伴って各吸引室32が負圧となり、ヘッド41の充填室70にあるインクが吸引され、ノズル71を経由し、各色のインクごとに個別の吸引室32に案内される。最終的には、ホース他端に連続する廃インク排出部(図示せず)に廃棄される。なお、ヘッドキャップ31は、印刷を行わず、キャリッジ42がホームポジションに位置しているときは、上昇状態となり、ヘッド31の下面47に密着しノズル71の開口を閉塞する蓋体として機能する。それによって、印刷休止中にノズル71の開口が外気に触れることでインクが充填室70内で乾燥することを防止している。
===フラッシング動作について===
インクジェット方式のプリンタ1では、ヘッド41内のインクを新鮮な状態に保つために、印刷に関与しないインクを吐出させるフラッシングと呼ばれる動作を行う。フラッシングは、印刷処理の実行時にキャリッジ42がホームポジションから媒体Sに対面して画像印刷を目的としてインクを吐出する動作を実行するまで間に実行される。
図7に基づいてフラッシングの動作を説明すると、プリンタ1には、インク吸引ユニット30に隣接してフラッシングボックス36が設けられている。フラッシングボックス36は、キャリッジ42がホームポジションからわずかに移動した位置にある。すなわち、フラッシングは、ヘッド41の下面47がフラッシングボックス36と対向するようにキャリッジ42を移動し、この位置にてフラッシング用の駆動信号によりピエゾ素子75を駆動し、ノズル71からインクをフラッシングボックス36に向けて吐出する、という手順で実行される。なお、フラッシングボックス36に向けて吐出されたインクは廃インク排出部に排出される。
===本発明の実施例===
プリンタ1は、上述した流路切り替え動作に吸引動作、およびフラッシング動作を適宜に組み合わした動作(流路洗浄動作)を実行することで、充填室70内に白インクとクリアインクにいずれかを選択的に充填して電源オフ時の白インクによる目詰まりを防止するとともに、間歇的に白印刷モードを実行する際には、流路内のクリアインクを確実に排出してL値の低下を防止する機能を備えている。しかし、本実施形態にかかるプリンタ1は、白インクの使用量に応じて充填室70に残存するクリアインクの量をも考慮し、必要最小限の流路洗浄動作で、上記目詰まりやL値の低下を防止している。以下では、本実施形態にかかるプリンタ1において、廃棄する白インクの量を削減しつつL値の低下を抑制するための方法(流路洗浄制御方法)を本発明の実施例とする。
===第1の実施例===
本発明の第1の実施例は、白印刷モードからそれ以外の印刷モードに移行してから、再度白印刷モードに復帰する際、白印刷モード時における白インクの累積使用量が所定量未満である場合は、白インクの流路を洗浄することとしている。
図8に、第1の実施例における流路洗浄動作の手順を示した。一度電源がオフにされて、白インクの流路(81,70)には、クリアインクが充填されているものとする。CPU62は、電源がオンにされ、さらに、外部コンピュータ100から白印刷モードでの印刷指示を受信すると、流路切替機構80を制御して、白インクのインクカートリッジ43Wからの管路81Wをリザーバへの管路81に接続する。このとき、まず、切替時の流路洗浄動作を行う。この切替時の流路洗浄動作が完了したならば、白インクを使用して印刷を開始する(s1〜s4)。そして、この白インクによる印刷を開始した時点を起点として白インクの使用量の計測を開始し、その使用量の累積値をメモリ63に格納していく(s5,s6)。
次に、他の色の印刷を行ったり、あるいは電源をオンにした状態で次の印刷指令を受信するまで待機していたりするなど、白インクによる印刷が中断された後、再度白印刷モードを起動すると、メモリにそれまでに記憶された白インクの累積使用量を取得する(s7→s8→s9)。そして、その累積使用量があらかじめメモリ63に記憶されている所定量未満であれば、所定の手順で白インクの流路を洗浄する(s10→s11)。所定量以上であれば流路洗浄動作を行わずに白印刷モードでの印刷を開始する。また、この2回目の白印刷モードにおいても、白インクの累積使用量を随時更新していく(s12→s6)。そして、白印刷モードを終了し、3回目の白印刷モードの開始時に、同様に、白インクの累積使用量が所定量未満であれば、流路洗浄動作を実行する(s7→s8→s9,s10→s11)。また、外部コンピュータ100より電源オフの指令を受信したならば、流路切り替え機構を制御して白インクの充填室70とクリアインクからの流路81CLを接続し、インク吸引ユニット30を作動させて当該充填室70にクリアインクを充填し、電源をオフにする(s8→s12→s13,s14)。
図9に、第1の実施例における流路洗浄動作の内容を示した。切替時の流路洗浄動作と、白ンクの累積使用量が所定量未満であったときに白印刷モードの再開時に実行する流路洗浄動作とを示した。なお、これらの流路洗浄動作の内容は、メモリ63にあらかじめ記憶させておけばよい。当該図9において、(A)は、流路洗浄動作における個々の動作(a〜d)の内容を示している。個々の動作(a〜d)としては、吸引(a,b)とフラッシング(c,d)があり、フラッシング(c,d)には、さらに、全ノズルに対して行なう「全ノズルフラッシング」(c)と、ノズル列の両端のノズルに対してのみ行う「両端フラッシング」(d)が規定されている。これは、リザーバ72の形状が図5(B)に示したように、たとえインクが滞留しにくい形状であっても、同じ列48Wの中寄りの部分と比べると、両端の部分72aにはインクが滞留しやすい。そのため、ノズル列48W両端のノズル71aからインクを集中的に吐出させることで、滞留しやすい部分72aにあるインクを可能な限り排出するようにしている。
図9(B)は、白印刷モードを起動したとき(切替時)における流路洗浄動作の内容と、白印刷モードの再開時における流路洗浄動作の内容を示している。なお、白印刷モードの再開時における流路洗浄動作は、直前の白印刷モードにおける白インクの使用量が所定量未満である時に限って実行される。また、図9(B)では、一連の動作に伴って廃棄されるインクの量を参考までに付記している。
なお、図9に示したように、g(グラム)で示したインクの吸引量や吐出量は、例えば、吸引量であれば、吸引ポンプの作動時間などに基づいて算出することができる。フラッシングにおけるインクの吐出量については、所定の駆動波形によってピエゾ素子75を駆動させて、ノズル71からインク滴を吐出した回数と、1回の吐出量と、吐出動作を行ったノズル71の数、インクの比重とに基づいて算出することができる。もちろん、同様にして白印刷モード時における白インクの累積使用量も算出できる。
そして、実際に所定の量のインクを吸引させたり吐出させたりするためには、メモリ63に、吸引ポンプ34の作動時間と吸引量との関係やピエゾ素子75の駆動条件とインクの吐出量との関係を記憶させておき、CPU62が、この関係に基づいて吸引ポンプ34やピエゾ素子75をユニット制御回路64に制御させて、所定の量のインクを吸引させたり、吐出させたりすればよい。
このように第1の実施例では、休止時間を経て白印刷モードを再起動したとき、それ以前の白インクの累積使用量が所定量未満であれば流路洗浄動作を実行することとしている。そのため、白インクにクリアインクが混入することによるL値の低下を確実に防止しつつ、白インクの累積使用量が多く、白インクの吐出に伴って流路内のクリアインクが排出されたと判断できれば、流路の洗浄を行わず、流路を洗浄することで廃棄する白インクの量を必要最小限に抑えることができる。
===第2の実施例===
上記第1の実施例では、白印刷モードにおける白インクの使用量が閾値未満であったとき、再度白印刷モードを起動したときに流路洗浄動作を実行していた。すなわち、白インクの使用量が閾値を僅かでも超えれば、流路洗浄動作を実行しなかったが、しかし、印刷装置が置かれている環境(温度、湿度など)によって、クリアインクの混入量が異なってくる場合も想定され、一意の閾値を設定すると、白印刷モードを再開したときにL値が低下する可能性がある。
そこで、第2の実施例では、白インクの使用量に応じて異なる流路洗浄動作を行うようにしている。図10に第2の実施例における流路洗浄動作の内容を示した。(A)は個々の洗浄動作の内容をより細かく設定し、(B)に示したように、累積使用量に応じて、洗浄動作の組み合わせを規定している。(C)は、個々の洗浄動作の内容が累積使用量に応じて異なっている。洗浄動作の組み合わせは、例えば、図9(B)に示したように、一律としても、流路洗浄動作の内容が、累積使用量に応じて実質的に異なることになる。なお、この第2の実施例における流路洗浄動作の手順としては、図8に示した流れ図において、s11の流路洗浄動作が白インクの累積使用量に応じた内容で実行される点のみが異なることになる。
このように第2の実施例では、白インクの排気量を必用最小限としながら、印刷装置の設置環境などに左右されずに、確実にL値の劣化を防止することができる。
===変更例===
上記第各実施例では、印刷に要する白インクの累積使用量を実測していた。この例に限らず、白インクの使用量は印刷すべき画像のデータに基づいて算出することもできる。図11に上記各実施例に対する変更例における流路洗浄動作の手順を示した。まず、電源がオンにされ、白印刷モードでの印刷指示を受信すると、切替時の流路洗浄動作を実行する(s21〜s23)。つぎに、白インクを使った印刷を開始する時点で、その印刷データに基づいてインクの使用量を取得し、白印刷モードによって印刷する(s24,s25)。
白印刷モードが終了した後、白印刷モードでの印刷を再開する際、それまでのインクの使用量の累積値を算出する。この場合は、電源がオンになって2回目の白印刷モードが起動した時点なので、前回(最初)の白印刷モードにおける白インクの使用量を累積値として取得する(s26→s27→s28)。そして、その累積値が所定量未満であれば、流路洗浄動作を実行し(s29→s30)、2回目の白印刷モードによる印刷における印刷データから白インクの使用量を取得する(s30→s24)を実行する。
2回目の白印刷モードが終了し、3回目の白印刷モードでの印刷を再開する場合には、1回目と2回目の白インク使用量の累積値に基づいて流路洗浄動作を実行するか否かを決定する(s25〜s29)。また、白印刷モードを再開せず、電源のオフ指令を受信すれば、クリアインクを白インクの流路に充填して電源をオフにする(s27→s31→s32,s33)。
このように、当該変更例では、インクの使用量を白インクの印刷処理と平行して実測する処理が不要であり、CPU62の処理付加を軽減させることができる。換言すれば、CPU62には、より高度な処理能力が要求されない。そのため、より安価CPU62を採用してプリンタ1を安価に提供できることが期待される。
===インクについて===
上記実施例では、白インクの流路を洗浄する例を挙げていたが、他の色のインクであっても目詰まりを防止する目的であれば、その色の流路に、その色のインクとクリアインクとを選択的に充填するように構成し、上記実施例と同様の方法で流路を洗浄するようにしてもよい。例えば、ブラックの充填室に、ブラックインクとクリアインクの二つのいずれかのインクを選択的に充填する構成とし、プリンタの休止時には、ブラックの充填室にクリアインクを充填してもよい。もちろん、一つの色のインクに限らす、二つ以上あるいは全部の色のインクについて、それぞれの流路にクリアインクを充填できるように構成することも可能である。
特定の色インクに対して低粘度の色インクを目詰まり防止用インクとすることも可能である。例えば、同色系のインクとして、シアンとライト(淡)シアンがあるが、シアンの充填室に、色インクとして淡シアンのインクを充填し、目詰まり防止インクとして、シアンのインクを充填するようにしてもよい。
===印刷装置の形態について===
上記実施形態では、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけて、インク室を膨張・収縮させることにより流体を噴射するピエゾ方式のインクジェットプリンタを例示していたが、液体の吐出方式は、これに限らず、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によって液体を噴射させるサーマル方式でもよい。
また、印刷装置の印刷対象となる媒体は、紙に限らず、布、光学デイスク(CD−Rなど)のレーベル面、基板など、色インクによって印刷されるものであれば如何なる形態であってもよい。もちろん、媒体は、ロール紙のような連続的に搬送される形態であってもよいし、単票紙のように個別に搬送される形態であってもよい。
印刷装置のヘッドについても、走査方向に移動させる構成とせず、走査方向、すなわち、搬送方向に対して交差する方向における媒体の幅に亘ってライン状に固定された構成としてもよい。いわゆるラインプリンタであってもよい。
1 プリンタ、20 搬送ユニット、30 インク吸引ユニット、
31 ヘッドキャップ、32 吸引室、33 ホース、34 吸引ポンプ、
35a 大ローラ、35b 小ローラ、36 フラッシングボックス、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、42 キャリッジ、
43 インクカートリッジ、44 ガイドレール、45 キャリッジモータ、
46 牽引ベルト、50 検出器群、60 コントローラ、
61 インタフェース部、62 CPU、63 メモリ、
64 ユニット制御回路、70 充填室、71 ノズル、72 リザーバ、
73 圧力室、74 供給路、75 ピエゾ素子、80 流路切替機構、
100 コンピュータ、S 媒体

Claims (3)

  1. 媒体に複数色のインクを吐出するためのヘッドと、
    前記ヘッドに設けられて、前記複数色のそれぞれの色のインクを個別に充填するための充填室と、
    所定の色の特定インクに対応する充填室に、当該特定インクと目詰まり防止用インクとを選択的に充填するための流路切替機構と、
    当該流路切替機構と前記ヘッドを制御するための制御部と、
    を備えた印刷装置であって、
    前記制御部は、第1切替処理と、第2切替処理と、前記特定インクを前記媒体上に吐出する印刷動作と、インク使用量取得処理と、流路洗浄処理とを実行し、
    前記第1切替処理では、前記ヘッドに前記特定インクが充填された第一充填状態から前記ヘッドに前記目詰まり防止用インクが充填された第二充填状態へ切り替え、
    前記第2切替処理では、前記第二充填状態から前記第一充填状態へ切り替え、
    前記インク使用量取得処理では、前記第2切替処理の実行後に実行される前記印刷動作が中断されるまでに使用された前記特定インクの累積使用量を取得し、
    前記流路洗浄処理では、前記第2切替処理の実行後に実行される前記印刷動作が中断された後、前記第二充填状態を経ずに前記印刷動作を再開する際に、前記インク使用量取得処理において取得した前記特定インクの累積使用量が、所定量より少ない場合は、所定の手順で前記特定インクを廃棄するために吐出する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記特定インクの累積使用量と、前記特定インクを廃棄するために吐出する手順との対応付けを記憶する記憶部を備え、
    前記流路洗浄処理では、前記インク使用量取得処理において取得した前記特定インクの累積使用量に対応する手順で前記特定インクを廃棄するために吐出する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 媒体に複数色のインクを吐出するためのヘッドと、
    当該ヘッドに設けられて、前記複数色のそれぞれの色のインクを個別に充填するための充填室と、
    所定の色の特定インクに対応する充填室に、当該特定インクと目詰まり防止用インクとを選択的に充填するための流路切替機構と、
    当該流路切替機構とヘッドを制御するための制御部と
    を備えた印刷装置における、インク流路の洗浄制御方法であって、
    前記ヘッドに前記特定インクが充填された第一充填状態から前記ヘッドに前記目詰まり防止用インクが充填された第二充填状態へ切り替える第1切替ステップと、
    前記第二充填状態から前記第一充填状態へ切り替える第2切替ステップと、
    前記第2切替ステップの実行後に実行される前記媒体上への前記特定インクの吐出による印刷において、該印刷が中断されるまでに使用された前記特定インクの累積使用量を取得するインク使用量取得ステップと、
    前記第2切替ステップの実行後に実行される前記印刷が中断された後、前記第二充填状態を経ずに前記媒体上への前記特定インクの吐出による印刷を再開する際に、前記インク使用量取得ステップにおいて取得した前記特定インクの累積使用量が、所定量より少ない場合は、所定の手順で前記特定インクを廃棄するために吐出する流路洗浄ステップと、
    を含むことを特徴とする印刷装置におけるインク流路洗浄制御方法。
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