JP5472574B2 - 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドでは、一般的に、インクが充填された液体貯留手段であるインクカートリッジから、このインクカートリッジに着脱可能に挿入されるインク供給体となるインク供給針及びインクカートリッジが保持されるカートリッジケース等の供給部材に形成されたインク流路を介してヘッド本体にインクが供給され、ヘッド本体に設けられた圧電素子等の圧力発生手段を駆動させることによりヘッド本体に供給されたインクがノズルから吐出される。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、インクカートリッジのインク内に存在する気泡、あるいはインクカートリッジを着脱する際にインク内に混入した気泡がヘッド本体に供給されてしまうと、この気泡によるドット抜け等の吐出不良が発生するという問題がある。このような問題を解決するために、インクカートリッジに挿入されるインク供給針と供給部材との間にインク内の気泡やゴミ等を除去するためのフィルターを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなフィルターと供給部材とは、熱溶着等により固定され、インク供給針と供給部材とは超音波溶着等により固定されている。
特開2000−211130号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、供給部材のインク供給針が固定される領域にフィルターが設けられているため、フィルターの面積に応じた領域が必要であると共に、供給部材にインク供給針及びフィルターをそれぞれ個別に溶着するための領域が必要であるため、隣り合うインク供給針の間隔を短くすることができず、ヘッドが大型化してしまうという問題がある。
また、特許文献1のような構成で、ヘッドの小型化を図るためにフィルターの面積を過度に小さくすると、動圧が上がるため、圧電素子や発熱素子等の圧力発生手段を駆動する駆動電圧を上げなくてはならないという問題がある。
また、インク供給針と供給部材とを熱溶着により固定すると、隙間が発生する虞があり、隙間からインクが漏出してしまうという問題がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、液体の漏出を防止できる液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、液体を貯留する液体貯留手段から液体供給路を通じて供給された液体を噴射するノズル開口を有する液体噴射ヘッドであって、前記液体供給路が形成された第1供給部材及び第2供給部材と、前記第1供給部材と前記第2供給部材とに挟持されて前記液体供給路に対応して設けられたフィルターとを備え、前記液体供給路を囲む領域には、前記第1供給部材が溶け出して前記フィルターの前記第2供給部材側まで染み込ん熱溶着部と、当該熱溶着部で前記第2供給部材と前記フィルターとが接合された接合部とを有し、これら熱溶着部及び接合部の前記液体供給路の外側の前記第1供給部材と第2供給部材と間の領域であるアウター領域に流し込まれて形成されて前記接合部と一体化された接合樹脂を具備することを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、熱溶着部、接合部及び接合樹脂によって、第1供給部材、フィルター及び第2供給部材を固定して一体化することで、フィルターの有効面積を小さくすることなく液体供給路を隔離することができ、また、複数の流路にまたがるフィルターを用いたとしてもフィルターを通じて複数の流路を流れる液体が混ざることがなく、ヘッドを小型化することができる。また、ヘッドの小型化を図るためにフィルターの有効面積を小さくする必要がなく、動圧が上がるのを防止して圧電素子や発熱素子等の圧力発生手段を駆動する駆動電圧を上げる必要がなくなる。さらに、フィルターの周縁部を最小面積としてアウター部によってフィルターの外周端面を覆うようにし且つ熱溶着部により供給体とフィルター取付部材との間に隙間が発生するのを確実に防止して、隙間から液体が漏出するのを確実に防止することができる。
ここで、前記接合部の外側の領域であって、前記熱溶着部に対向する領域に前記接合樹脂が形成されているのが好ましい。これによれば、液体流路間をより確実に隔離した状態で第1供給部材、フィルター及び第2供給部材を固定して一体化することができる。
また、前記フィルターの前記液体供給路を囲む領域の全周囲に前記熱溶着部が存在し、前記第1供給部材及び前記第2供給部材の全周囲に前記アウター領域の前記接合樹脂に連続してアウター部が設けられており、前記第1供給部材と前記第2供給部材とは、前記アウター部によっても接合されているのが好ましい。これによれば、アウター部により第1供給部材及び第2供給部材の一体化がより完全となり、液体供給路間の漏洩をより確実に防止することができる。
また、前記熱溶着部と前記接合部と前記接合樹脂とが一体的となり、これらを介して前記第1供給部材と前記第2供給部材とが接合されているのが好ましい。これによれば、フィルターの液体供給路の周囲が前記熱溶着部と前記接合部と前記接合樹脂とが一体的になった樹脂により確実に封止され、フィルターがより確実に固定される。
また、前記熱溶着部は、前記液体供給路の壁面を形成しているのが好ましい。これによれば、液体供給路が熱溶着部により確実に封止される。
また、前記フィルターの外縁部は、前記熱溶着部及び前記接合部から前記アウター領域に突出し、前記接合樹脂は、当該外縁部を覆っていることが好ましい。これによれば、フィルターの外縁部で生じた異物が液体供給路に進入することを防止することができる。また、当該異物が液体噴射ヘッドの部材等に飛散して影響を及ぼすことを防止することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。これによれば、小型化及び低コスト化した液体噴射装置を実現できる。
また、本発明の他の態様は、液体を貯留する液体貯留手段から少なくとも第1供給部材及び第2供給部材に形成された液体供給路を通じて供給された液体を噴射するノズル開口を有する液体噴射ヘッドの製造方法であって、前記第1供給部材の前記液体供給路周りに設けられた熱溶着領域を溶かしてフィルターと第1供給部材とを熱溶着部を介して熱溶着するフィルター溶着ステップと、このフィルターを溶着した前記第1供給部材の前記熱溶着部に接するように前記第2供給部材を対向して配置する配置ステップと、前記第1供給部材と配置された前記第2供給部材とを接合する接合ステップとを含み、前記フィルター溶着ステップでは、前記フィルターの前記第2供給部材側に前記熱溶着部が現れるように前記熱溶着領域を溶かして前記フィルターを前記第1供給部材に溶着し、前記接合ステップでは、前記熱溶着部の近傍に溶融樹脂を流し込み、該溶融樹脂の熱で前記熱溶着部を溶かして前記第2供給部材と前記フィルターとを接合するとともに、当該溶融樹脂で前記第1供給部材と前記第2供給部材を接合することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
かかる態様では、第1供給部材とフィルターを一体化した熱溶着部を介して第2の供給部材とフィルターとを接合して固定して一体化することで、フィルターの有効面積を小さくすることなくフィルター間を完全に隔離した状態で一体化することができ、ヘッドを小型化することができる。また、ヘッドの小型化を図るためにフィルターの有効面積を小さくする必要がなく、動圧が上がるのを防止して圧電素子や発熱素子等の圧力発生手段を駆動する駆動電圧を上げる必要がなくなる。さらに、フィルターの周縁部を最小面積として熱溶着部によってフィルターの外周端面を覆うようにし且つ熱溶着部により供給体とフィルター取付部材との間に隙間が発生するのを確実に防止して、隙間から液体が漏出するのを確実に防止することができる。
また、前記接合ステップによれば、熱溶着部の近傍に溶融樹脂を流し込んで接合樹脂を形成する過程で、熱溶着部を介して第1供給部材、フィルター及び第2供給部材が確実に一体化される。
本発明の実施形態1に係る記録装置の概略斜視図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の上面図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の要部を拡大した上面図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の断面図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る供給部材の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係るヘッド本体を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係るヘッド本体を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る供給部材の他の例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフィルターの他の例を示す断面図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置の概略斜視図である。本発明のインクジェット式記録装置10は、図1に示すように、インク滴を吐出する液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドとも言う)11がキャリッジ12に固定され、この記録ヘッド11には、ブラック(B)、ライトブラック(LB)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)等の複数の異なる色のインクが貯留された液体貯留手段であるインクカートリッジ13がそれぞれ着脱可能に固定されている。
記録ヘッド11が搭載されたキャリッジ12は、装置本体14に取り付けられたキャリッジ軸15に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モーター16の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト17を介してキャリッジ12に伝達されることで、キャリッジ12はキャリッジ軸15に沿って移動される。一方、装置本体14にはキャリッジ軸15に沿ってプラテン18が設けられており、図示しない給紙装置等により給紙された紙等の被記録媒体Sがプラテン18上を搬送されるようになっている。
また、キャリッジ12のホームポジションに対応する位置、すなわち、キャリッジ軸15の一方の端部近傍には、記録ヘッド11のノズル形成面を封止するキャップ部材19を有するキャッピング装置20が設けられている。このキャップ部材19によってノズル開口が形成されたノズル形成面を封止することにより、インクの乾燥を防止している。また、このキャップ部材19は、クリーニング動作時のインク受けとしても機能する。
ここで、本実施形態に係る記録ヘッド11について説明する。なお、図2は、本実施形態に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。
図2に示すように、記録ヘッド11は、液体貯留手段であるインクカートリッジ13が固定されるカートリッジケース等の供給部材30と、供給部材30のインクカートリッジ13とは反対側の面に固定されたヘッド本体220と、ヘッド本体220の液体噴射面側に設けられたカバーヘッド240とを具備する。
まず、供給部材30について詳細に説明する。なお、図3は、供給部材の上面図であり、図4は、供給部材の要部を拡大した上面図であり、図5は、図4のA−A′断面図である。
図5に示すように、供給部材30は、第1供給部材及び第2供給部材でフィルターを挟持したものであり、本実施形態では第1供給部材及び第2供給部材の何れか一方に相当する流路の下流側の供給部材本体31と、供給部材本体31の流路上流側に設けられた第1供給部材及び第2供給部材の他方である供給針32と、供給部材本体31と供給針32との間に設けられたフィルター33とが、熱溶着部34、アウター部39により一体化されたものである。
供給部材30は、一方面に上述したインクカートリッジ13(「液体貯留手段」に相当)がそれぞれ装着される供給体形成部35を有する。勿論、この供給体形成部35には、直接インクカートリッジ13が装着されるものではなく、液体貯留手段からチューブを介して供給体形成部35に液体であるインクが導かれる態様のものであってもよい。
また、供給部材本体31には、後述するフィルター33よりも下流側にあって、一端が各供給体形成部35に開口し、他端がヘッド本体220側に開口して、インクカートリッジ13からのインクをヘッド本体220に供給するための液体供給路36が設けられている。なお、液体供給路36は、供給部材本体31の長手方向に並設されて複数設けられており、液体供給路36は、インクの色毎に設けられたインクカートリッジ13に対してそれぞれ独立して設けられている。
また、供給部材本体31の表面(供給体形成部35)の液体供給路36の開口の周囲の領域であるフィルター挟持部37は熱溶着部34と一体的に固定され、フィルター挟持部37と供給針32のフィルター挟持部42との間でフィルター33を一体的に固定するようになっている。ここで、液体供給路36の周囲の領域とは、液体供給路36及びフィルター室41の開口に近接した周縁部であり、本実施形態では、液体供給路36の周囲の壁面は熱溶着部34により画成されている。そして、省スペースの観点から熱溶着部34はできるだけ開口に近い周縁部となるようにするのが好ましい。
供給体となる供給針32は、供給部材本体31の表面(供給体形成部35)に固定されるものであり、液体供給路36に連通する貫通路40を有し、貫通路40の液体供給路36との接続領域には、他の領域よりも内径の大きい空間、すなわち、幅広部であるフィルター室41が設けられている。このフィルター室41は、例えば、本実施形態では、供給部材本体31側ほど内径が大きくなるように形成されており、フィルター室41のフィルター33側の開口が液体供給口となり、この液体供給口を介してインクカートリッジ13から供給されたインクを供給部材本体31に供給するようになっている。
供給針32は、供給部材本体31側の底面のフィルター室41を囲む領域は、供給部材本体31のフィルター挟持部37に対応してこのフィルター挟持部37との間でフィルター33を挟持するフィルター挟持部42を有する。
フィルター33は、例えば、金属が細かく編みこまれたシート状のものであり、供給部材本体31と供給針32とで挟持されている。また、本実施形態では、フィルター33の形状は特に限定されないが、熱溶着部34を確保できる形状であればよい。図4には、フィルター33に溶融樹脂が染み込んで形成された熱溶着部34を領域Aとして示しており、フィルター33は、液体供給路36を封止する部分を連結部43で連結された形状を有し、連結部43には貫通孔47を有する。
また、フィルター33は、その外縁部33aが熱溶着部34及び後述する接合部38からアウター領域に突出している。なお、フィルター33の外縁部33aとは、フィルター33の外端面を含む外縁近傍の領域をいう。
ここで、供給部材本体31及びフィルター33は、まず、熱溶着部34を介して個々の液体供給路36に対応する領域が隔離された状態で一体化され、さらに、熱溶着部34を介して一体化された供給部材本体31及びフィルター33と供給針32とを金型にセットして樹脂を射出成形することにより、熱溶着部34の液体供給路36の外側の領域に近接して溶融樹脂を流し込み、溶融樹脂の熱で熱溶着部34の少なくとも表面が溶融し、フィルター33と供給針32とが接合部38を介して接合される。すなわち、供給部材本体31のフィルター挟持部37より外側、及び供給針32のフィルター挟持部42より外側は、フィルター挟持部37、42よりそれぞれ低く形成され、フィルター33との隙間にアウター部39を形成する樹脂が充填されるようになっており、この樹脂の熱により接合部38が形成される。また、これと同時に熱溶着部34及び接合部38を囲むように充填された溶融樹脂によりアウター部39が形成される。ここで、アウター部39は、熱溶着部34及び接合部38の外側に接触して囲むアウター領域まで連続して形成されており、このアウター領域に充填された部分が接合樹脂49となる。アウター領域に形成された接合樹脂49は熱溶着部34及び接合部38と一体化しており、このような熱溶着部34、接合部38及び接合樹脂49により、各貫通路40及び液体供給路36を独立させた状態で確実に封止される。また、アウター領域に形成された接合樹脂49は、フィルター33の外縁部33aを覆っている。すなわち、接合樹脂49は、熱溶着部34及び接合部38よりも外側に突出した外縁部33aの両面及び外端面を覆っている。なお、接合樹脂49がフィルター33の外縁部33aを覆うとは、金属を細かく編み込むことで複数の微細孔が形成されたフィルター33の当該微細孔内にまで接合樹脂49が延設されている状態を含む。また、接合樹脂49により、供給部材本体31、供給針32及びフィルター33が一体化されており、隣接する液体供給路36からのインク漏れが生じての混じり合いを防止することができるようになっている。
また、本実施形態のアウター部39は、供給部材本体31及び供給針32の外周を囲むように形成されており、これにより、供給部材本体31、供給針32及びフィルター33がより確実に一体化されるようになっている。
ここで、本実施形態では、2つの供給針32を一体化することにより、2つの液体供給路に対して2つの供給針32が一体化されて1つの部材となっている。すなわち、本実施形態では、図3に示すように、10個の液体供給路36(図示なし)に対して5つの部材が設けられていることになる。そして、2つの供給針32の間の領域には、両方のアウター部39同士を連通すると共にフィルター33の連結部43を囲む連通部45を有し、連通部45にはアウター部39を形成する樹脂を導入するゲートに連通する充填孔46が形成されている。
フィルター33は、1つの液体供給路36毎に独立して設けてもよく、また、複数の液体供給路36毎に連続する1つのフィルター33を設けるようにしてもよい。本実施形態では、2つの液体供給路36に連続するように1つのフィルター33を設けるようにした。よって、充填孔46から導入される樹脂が確実にアウター部39に充填されるように、上述したように充填孔46に対応した領域のフィルター33の連結部43には貫通孔47が形成されている。勿論、貫通孔47は設けなくてもよく、また、10個の液体供給路36に対応するフィルター33を互いに連結して一つのフィルターとして用いてもよい。
以上説明したように、熱溶着部34、接合部38及び接合樹脂49を設けることで、各液体供給路36の周囲が樹脂により封止され、液体供給路36間の漏れが確実に防止される。また、接合樹脂49に連続してアウター部39を設けることで、供給部材本体31、供給針32及びフィルター33を確実に一体化した供給部材30とすることができる。このように、熱溶着部34、接合部38及び接合樹脂49を設け、さらに一体成形により形成されたアウター部39を設けて供給部材本体31、供給針32及びフィルター33を一体化することで、隣り合う液体供給路同士で液体の漏れを完全に防止した状態で、一体化できる。また、ヘッドの小型化を図るためにフィルター33の面積を小さくする必要がなく、動圧が上がるのを防止して圧電素子300を駆動する駆動電圧を上げる必要がなくなる。
また、供給部材本体31と供給針32とフィルター33とを熱溶着部34、接合部38及び接合樹脂49によって確実に固定するため、供給部材本体31と供給針32との間に隙間が発生するのを防止して、隙間からインクが漏出するのを防止することができる。
また、フィルター33は、その外縁部33aが熱溶着部34及び接合部38からアウター領域に、すなわち、液体供給路36よりも外側に設けられ、接合樹脂49により覆われている。すなわち、外縁部33aは、液体供給路36から離隔した位置で接合樹脂49に覆われている。このため、フィルター33の外縁部33aから解れた金属の細線が液体供給路36に進入することが防止されている。
ここで、インクジェット式記録装置10では、クリーニング動作時には、通常の印刷動作時と比較して、インクは、より強い負圧で液体供給路36側に吸引される。このため、フィルター33の外縁部33aが仮に液体供給路36内に配設されているとすると、当該外縁部33aから解れた金属の細線は、フィルター33に一度捕捉されても、フィルター33の微細孔をすり抜けて液体供給路36に進入してしまうことがある。
しかしながら、上述したように、フィルター33の外縁部33aから解れた金属の細線は、液体供給路36に進入することはないので、本実施形態の記録ヘッド11では、クリーニング動作時においても液体供給路36への異物の混入が確実に防止される。
さらに、フィルター33の外縁部33aは、接合樹脂49により覆われているので、外縁部33aから解れた金属の細線が、接合樹脂49よりも外側に離散してしまうことが防止されている。これにより、当該細線が外側に離散して記録ヘッド11の各部材に付着して電気的な短絡を引き起こしたりすることが防止される。
なお、フィルター33は、金属を編み込んだシート状のものであったが、これに限らない。例えば、金属板を打ち抜いて形成したものをフィルターとしてもよい。この打ち抜きにより形成したフィルターでは、外縁部にバリが生じうる。しかしながら、上述したように、フィルター33の外縁部33aは、液体供給路36より外側に設けられて接合樹脂49に覆われるので、このようなバリが液体供給路36に進入することが防止される。
また、フィルター33は、微細孔を有する樹脂からなるシート状のものであってもよいし、不織布であってもよい。この場合であっても、外縁部33aから解れた樹脂の一部や不織布の一部が液体供給路36に進入することが防止される。
また、特に図示しないが、フィルター33は、その外縁部33aがアウター領域よりも外側に突出し、アウター部39に覆われてもよい。この場合においても、外縁部33aから解れた金属の細線が液体供給路36に進入することが防止される。
なお、本実施形態では、アウター部39は、一体化された2つの供給針32の間に設けられた充填孔46から充填された樹脂によって形成され、樹脂は充填孔46に連通する連通部45を介して供給部材本体31の及び供給針32の外周に充填されてアウター部39となる。
ここで、このようなインクジェット式記録ヘッド11、特に供給部材30の製造方法について詳細に説明する。なお、図6〜図8は、供給部材の製造方法を示す断面図である。
まず、図6に示すように、供給部材本体31及び供給針32の何れか一方とフィルター33とを熱溶着により一体化する。すなわち、本実施形態では、供給部材本体31とフィルター33とを、供給部材本体31のフィルター挟持部37に設けられた熱溶着領域である熱溶着用突起37aを介して熱、超音波又は両者を印加しながら熱溶着することにより両者を一体化する。ここで、熱溶着の条件は特に限定されないが、熱溶着用突起37aが溶融してフィルター33の反対側表面まで染み込んで表面樹脂34aが表面に形成されるようにするのが好ましい。なお、このとき、外縁部33aがフィルター挟持部37の外側になるようにフィルター33を配置する。
次いで、図7に示すように、熱溶着部34により一体化された供給部材本体31及びフィルター33と、供給針32とを、熱溶着部34に供給針32が接触するように金型200内に載置する。金型200は、例えば、上下に分割された部材からなり、連通部45及びアウター部39を成形するためのキャビティー201、202及びキャビティー201に連通するゲート203が設けられている。
そして、図8に示すように、ゲート203から樹脂を充填してアウター部39を一体成形により形成して供給部材30を形成する。具体的には、溶融した樹脂を金型200のゲート203を介してキャビティー201内に充填することで、溶融樹脂は供給部材本体31と供給針32の間のフィルター33の外周の外側を通って流れ、熱溶着部34と供給針32とが接触した領域の外側のアウター領域にまで流れ込み、このときの熱で熱溶着部34の表面樹脂34aが溶融し、熱溶着部34を介してフィルター33と供給針32とが接合した接合部38が形成される。また、これと同時に、アウター領域に接合樹脂49が充填され、熱溶着部34、接合部38及び接合樹脂49が一体化する。さらに、この接合樹脂49によりフィルター33の外縁部33aが覆われる。また、接合樹脂49と連続して供給部材本体31と供給針32の外側に流れた樹脂によりアウター部39が成形される。これにより、アウター部39は、供給部材本体31及び供給針32の周囲に亘って設けられて、供給部材本体31、供給針32及びフィルター33の外周部を固定して一体化する。
なお、上述したように、本実施形態のフィルター33には、貫通孔47が設けられているため、金型200のキャビティー201内で樹脂が貫通孔47を通過してフィルター33の上下側に流動し易く、溶融された樹脂を容易に金型200内に充填することができる。
このように形成された供給部材30は、熱溶着部34及び接合部38で液体供給路36が個々に確実に隔離された状態で接合樹脂49及びアウター部39により一体化される。
また、このような供給部材30の供給針32とは反対側にはヘッド本体220が設けられている。ここで、ヘッド本体220について説明する。なお、図9は、ヘッド本体の分解斜視図であり、図10は、ヘッド本体の断面図である。
図示するように、ヘッド本体220を構成する流路形成基板60は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板60には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室62が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室62の長手方向外側には、後述するリザーバー形成基板80に設けられるリザーバー部81と連通し、各圧力発生室62の共通のインク室となるリザーバー100を構成する連通部63が形成されている。また、連通部63は、インク供給路64を介して各圧力発生室62の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。すなわち、本実施形態では、流路形成基板60に形成された液体流路として、圧力発生室62、連通部63及びインク供給路64が設けられている。
また、流路形成基板60の開口面側には、ノズル開口71が形成されたノズルプレート70が接着剤400を介して固着されている。具体的には、複数のヘッド本体220に対応するように複数のノズルプレート70が設けられており、当該ノズルプレート70は後で詳述するカバーヘッド240の露出開口部241よりも若干広い面積を有してカバーヘッド240と重畳する領域で接着剤等によって固定されている。なお、ノズルプレート70のノズル開口71は、各圧力発生室62のインク供給路64とは反対側で連通する位置に穿設されている。本実施形態では、流路形成基板60に圧力発生室62が並設された列を2列設けたため、1つのヘッド本体220にノズル開口71の並設されたノズル列71Aが2列設けられている。そして、本実施形態では、このノズルプレート70のノズル開口71が開口する面が液体噴射面Aとなっている。このようなノズルプレート70としては、例えば、シリコン単結晶基板やステンレス鋼(SUS)等の金属基板などが挙げられる。
一方、流路形成基板60の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電材料からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。
このような圧電素子300が形成された流路形成基板60上には、リザーバー100の少なくとも一部を構成するリザーバー部81を有するリザーバー形成基板80が接合されている。このリザーバー部81は、本実施形態では、リザーバー形成基板80を厚さ方向に貫通して圧力発生室62の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板60の連通部63と連通されて各圧力発生室62の共通のインク室となるリザーバー100を構成している。
また、リザーバー形成基板80の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部82が設けられている。
さらに、リザーバー形成基板80上には、各圧電素子300を駆動するための半導体集積回路(IC)等からなる駆動回路110が設けられている。この駆動回路110の各端子は、図示しないボンディングワイヤ等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動回路110の各端子には、フレキシブルプリント基板(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このようなリザーバー形成基板80上には、コンプライアンス基板140が接合されている。コンプライアンス基板140のリザーバー100に対向する領域には、リザーバー100にインクを供給するためのインク導入口144が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板140のリザーバー100に対向する領域のインク導入口144以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部143となっており、リザーバー100は、可撓部143により封止されている。この可撓部143により、リザーバー100内にコンプライアンスを与えている。
また、コンプライアンス基板140上には、ヘッドケース230が固定されている。
ヘッドケース230は、インク導入口144に連通すると共に供給部材30の液体供給路36に連通して、供給部材30からのインクをインク導入口144に供給するインク供給連通路231が設けられている。このヘッドケース230には、コンプライアンス基板140の可撓部143に対向する領域に溝部232が形成され、可撓部143の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース230には、リザーバー形成基板80上に設けられた駆動回路110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動回路保持部233が設けられており、外部配線111は、駆動回路保持部233を挿通して駆動回路110と接続されている。
また、ヘッドケース230を介して供給部材30に保持されたヘッド本体220は、図2に示すように、5つのヘッド本体220の液体噴射面側を覆うように箱形状を有するカバーヘッド240によって相対的に位置決めされて保持されている。カバーヘッド240は、ノズル開口71を露出する露出開口部241と、露出開口部241を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面の少なくともノズル列71Aの並設されたノズル開口71の両端部側に接合される接合部242とを具備する。
接合部242は、本実施形態では、複数のヘッド本体220に亘って液体噴射面の外周に沿って設けられた枠部243と、隣接するヘッド本体220の間に延設されて露出開口部241を分割する梁部244とで構成されており、枠部243及び梁部244がヘッド本体220の液体噴射面、すなわちノズルプレート70の表面に接合されている。
また、カバーヘッド240には、ヘッド本体220の液体噴射面の側面側に、液体噴射面の外周縁部に亘って屈曲するように延設された側壁部245が設けられている。
このようにカバーヘッド240は、接合部242をヘッド本体220の液体噴射面に接着するようにしたため、液体噴射面とカバーヘッド240との段差を減少させることができ、液体噴射面のワイピングや吸引動作などを行っても、液体噴射面にインクが残留するのを防止することができる。また、梁部244によって隣接するヘッド本体220の間が塞がれているため、隣接するヘッド本体220の間にインクが侵入することがなく、圧電素子300や駆動回路110などのインクによる劣化及び破壊を防止することができる。また、ヘッド本体220の液体噴射面とカバーヘッド240との間は、接着剤によって隙間なく接着されているため、隙間に被記録媒体Sが入り込むのを防止してカバーヘッド240の変形及び紙ジャムを防止することができる。さらに、側壁部245が、複数のヘッド本体220の外周縁部を覆うことで、ヘッド本体220の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。また、カバーヘッド240に、ヘッド本体220の液体噴射面と接合される接合部242を設けるようにしたため、複数のヘッド本体220の各ノズル列71Aをカバーヘッド240に対して高精度に位置決めして接合することができる。
このようなカバーヘッド240としては、例えば、ステンレス鋼などの金属材料が挙げられ、金属板をプレス加工により形成してもよく、成形により形成するようにしてもよい。また、カバーヘッド240を導電性の金属材料とすることで、接地することができる。なお、カバーヘッド240とノズルプレート70との接合は、特に限定されず、例えば、熱硬化性のエポキシ系接着剤や、紫外線硬化型の接着剤による接着などが挙げられる。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッド11は、インクカートリッジ13からのインクを液体供給路36から取り込み、インク供給連通路231及びインク導入口144を介して、リザーバー100からノズル開口71に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路110からの記録信号に従い、各圧力発生室62に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜50及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室62内の圧力が高まりノズル開口71からインク滴が吐出する。
(実施形態2)
図11には、実施形態2に係る供給部材の断面を示す。本実施形態の供給部材30Aは、熱溶着部の上面まで連続するようにアウター部を延設するようにした以外は実施形態1と同様であるので、実施形態1と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
図示するように、フィルター33Aと供給部材本体31Aとの熱溶着部34Aの内側の領域のみに供給針32Aが接触して接合部38Aとなり、アウター部39Aの接合樹脂49Aが熱溶着部34Aの上面の外側の領域にまで入り込むように形成され、熱溶着部34Aと接合部38Aと接合樹脂49Aとが一体化されるようになっている。すなわち、供給部材本体31Aのフィルター挟持部37Aに対して、供給針32Aのフィルター挟持部42Aが小さく形成され、フィルター挟持部42Aの外側である熱溶着部34Aの上面までアウター部39Aを形成する樹脂が充填されるようになっている。これにより、熱溶着部34Aに重なるように連続して接合樹脂49Aが形成され、熱溶着部34A及び接合部38Aと接合樹脂49Aとがより確実に一体的に形成されている。これにより、熱溶着部34A、接合部38A及び接合樹脂49Aで液体供給路36間が確実に隔離され、液体の混合が防止される。また、アウター部39Aにより確実に補強され、流路間の隔離がより確実となる。なお、フィルター33Aを図示するものより大きくして、フィルター33Aの外周部の両側にアウター部39Aが設けられるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、接合樹脂49は、フィルター33Aの外縁部33a、すなわち、フィルター33Aの熱溶着部34Aよりも外側の上面と外端面とを覆っている。これにより、フィルター33Aの外縁部33aで解れた金属の細線等が液体供給路36に進入することが防止され、また当該細線等がアウター部39Aの外部に離散することが防止される。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば第1供給部材及び第2供給部材の構成は上述した実施形態の構成に限定されるものではない。また、上述した実施形態では、第1供給部材を供給部材本体とし、第2供給部材を供給針としたが逆としてもよい。さらに、ヘッド本体220に接続する供給部材本体31全体を第1供給部材としたが、供給部材本体31をフィルター33側とヘッド本体220側とで分割し、フィルター33側の部材を第1供給部材としてフィルター33及び供給針32と一体化してもよい。なお、この場合には、一体化した部材にヘッド本体220側の供給部材本体を組み付けて供給部材30を構成することになる。
また、上述した実施形態では、2つの供給針32を一体化した1つの部材を設け、複数の供給針32と供給部材本体31とをアウター部39で一体化したが、特にこれに限定されず、例えば、供給部材本体31及び供給針32をそれぞれ独立して設け、供給部材本体31及び供給針32のそれぞれにアウター部39を設けるようにしてもよく、または、上述したような10個の液体供給路36を封止して一体化するアウター部39を同時に形成するようにしてもよい。この場合、フィルター33は、上述した2連のフィルターを5個用いてもよいが、10個の液体供給路36を封止するフィルターを連結したものとしてもよい。図12にはこのような10連のフィルターの一例を示す。このフィルター33Bは、上述した2つの液体供給路36に対応するフィルターを連結部43Bで連結したものを連結部44Bで5つ連結したものである。また、アウター部を形成する樹脂の充填のし易さのために、各連結部43B、44Bに貫通孔47Bを設けている。なお、連結部43B、44Bは、連通部及びアウター部を形成し易くするために、細い帯状部材としている。勿論、連結部43B、44Bは帯状でなくてもよく、また、連結部43B、44Bに貫通孔47Bを設けなくてもよいことはいうまでもない。
さらに、上述した実施形態では、液体貯留手段であるインクカートリッジ13を供給部材30に着脱自在となるように設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、液体貯留手段として、インクタンク等を記録ヘッド11とは異なる位置に設け、液体貯留手段と記録ヘッド11とをチューブなどの供給管を介して接続するようにしてもよい。すなわち、上述した実施形態1では、供給体として針状の供給針32を例示したが、供給体は、針状のものに限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、複数の液体供給路36に対して1つのヘッド本体220が設けられた構成を例示したが、インクの色毎に複数のヘッド本体を設けるようにしてもよい。このような場合には、各液体供給路36が、各ヘッド本体に連通する、すなわち、各液体供給路36が、各ヘッド本体に設けられたノズル開口が並設されたノズル列毎に連通するように設けられていてもよい。もちろん、液体供給路36は、ノズル列毎に連通しなくてもよく、1つの液体供給路36が複数のノズル列に連通していてもよく、また、1列のノズル列を2つに分け、それぞれに液体供給路36が連通していてもよい。すなわち、液体供給路36は、複数のノズル開口からなるノズル開口群に連通していればよい。
さらに、上述の実施形態では、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド11を例示して本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
10 インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 11 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 30 供給部材、 31 供給部材本体、 32 供給針(供給体)、 33 フィルター、 33a 外縁部、 34 熱溶着部、 35 供給体形成部(表面)、 38 接合部、 39 アウター部、 49 接合樹脂、 200 金型、 220 ヘッド本体、 240 カバーヘッド

Claims (8)

  1. 液体を貯留する液体貯留手段から液体供給路を通じて供給された液体を噴射するノズル開口を有する液体噴射ヘッドであって、
    前記液体供給路が形成された第1供給部材及び第2供給部材と、
    前記第1供給部材と前記第2供給部材とに挟持されて前記液体供給路に対応して設けられたフィルターとを備え、
    前記液体供給路を囲む領域には、前記第1供給部材が溶け出して前記フィルターの前記第2供給部材側まで染み込ん熱溶着部と、当該熱溶着部で前記第2供給部材と前記フィルターとが接合された接合部とを有し、これら熱溶着部及び接合部の前記液体供給路の外側の前記第1供給部材と第2供給部材と間の領域であるアウター領域に流し込まれて形成されて前記接合部と一体化された接合樹脂を具備する
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記接合部の外側の領域であって、前記熱溶着部に対向する領域に前記接合樹脂が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記フィルターの前記液体供給路を囲む領域の全周囲に前記熱溶着部が存在し、前記第1供給部材及び前記第2供給部材の全周囲に前記アウター領域の前記接合樹脂に連続してアウター部が設けられており、
    前記第1供給部材と前記第2供給部材とは、前記アウター部によっても接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記熱溶着部と前記接合部と前記接合樹脂とが一体的となり、これらを介して前記第1供給部材と前記第2供給部材とが接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記熱溶着部は、前記液体供給路の壁面を形成していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記フィルターの外縁部は、前記熱溶着部及び前記接合部から前記アウター領域に突出し、
    前記接合樹脂は、当該外縁部を覆っていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
  8. 液体を貯留する液体貯留手段から少なくとも第1供給部材及び第2供給部材に形成された液体供給路を通じて供給された液体を噴射するノズル開口を有する液体噴射ヘッドの製造方法であって、
    前記第1供給部材の前記液体供給路周りに設けられた熱溶着領域を溶かしてフィルターと第1供給部材とを熱溶着部を介して熱溶着するフィルター溶着ステップと、
    このフィルターを溶着した前記第1供給部材の前記熱溶着部に接するように前記第2供給部材を対向して配置する配置ステップと、
    前記第1供給部材と配置された前記第2供給部材とを接合する接合ステップとを含み、
    前記フィルター溶着ステップでは、前記フィルターの前記第2供給部材側に前記熱溶着部が現れるように前記熱溶着領域を溶かして前記フィルターを前記第1供給部材に溶着し、
    前記接合ステップでは、前記熱溶着部の近傍に溶融樹脂を流し込み、該溶融樹脂の熱で前記熱溶着部を溶かして前記第2供給部材と前記フィルターとを接合するとともに、当該溶融樹脂で前記第1供給部材と前記第2供給部材を接合する
    ことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
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