JP2010228204A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルターを効率的に用いることができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】第1液体供給路91が設けられたインク供給針31と、インク供給針31側の端部の内径が前記ヘッド本体側の開口部であるインク供給口94の内径よりも大きいと共に前記第1液体供給路から前記液体を供給されるフィルター室93を有する第2液体供給路92が設けられ、前記第1液体供給路と前記フィルター室33との間に設けられたフィルター33と、インク供給針31と前記カートリッジケース32とを一体成型接合する一体成型部34とを備え、前記カートリッジケース32の前記フィルター33に対向する内壁面96には、前記フィルター33に向かって突出し該フィルター33の変形を規制する第1支持突起97aが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドでは、一般的に、インクが充填された液体貯留手段であるインクカートリッジから、このインクカートリッジに着脱可能に挿入されるインク供給体となるインク供給針及びインクカートリッジが保持されるカートリッジケース等の供給部材に形成されたインク供給路を介してヘッド本体にインクが供給され、ヘッド本体に設けられた圧電素子等の圧力発生手段を駆動させることによりヘッド本体に供給されたインクがノズルから吐出される。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、インクカートリッジのインク内に存在する気泡、あるいはインクカートリッジを着脱する際にインク内に混入した気泡や異物がヘッド本体に供給されてしまうと、この気泡等によるドット抜け等の吐出不良が発生するという問題がある。
このような問題を解決するために、インクカートリッジに挿入されるインク供給針とカートリッジケースとの間にインク内の気泡やゴミ等を除去するためのフィルターを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、このようなフィルターとカートリッジケースとは熱溶着等により固定され、インク供給針とカートリッジケースとは超音波溶着等により固定されている。
特開2000−211130号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、フィルターやカートリッジケースなどが溶着時の熱等のために変形する場合がある。この場合、フィルターがよれてカートリッジケースなどの内壁面に張り付いたり、よれたフィルターとカートリッジケースなどの内壁面との間に気泡が溜まったりすることにより、フィルターの有効面積が減少してしまうという問題がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑み、フィルターを効率的に用いることができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、液体貯留手段から液体供給路を介して供給された液体を噴射するヘッド本体と、前記液体供給路の一部を構成する第1液体供給路が設けられた第1供給部材と、前記第1液体供給路と連通して前記液体供給路の一部を構成し、前記第1供給部材側の端部の内径が前記ヘッド本体側の開口部である液体供給口の内径よりも大きいと共に前記第1液体供給路から前記液体を供給されるフィルター室を有する第2液体供給路が設けられ、前記ヘッド本体に前記液体を供給する第2供給部材と、前記第1液体供給路と前記フィルター室との間に設けられたフィルターと、前記第1供給部材と前記第2供給部材とを一体成型接合する一体成型部とを備え、前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面には、前記フィルターに向かって突出し該フィルターの変形を規制する第1支持突起が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
第2供給部材と第1供給部材とが一体成型接合されたものは、一体成型接合時にフィルターがよれて、フィルターがフィルター下流側部材である第2供給部材の内壁面に張り付いたり、よれたフィルターと第2供給部材の内壁面との間に気泡が溜まったりすることにより、フィルターの有効面積が減少してしまいやすいが、第2供給部材の内壁面に支持突起を有することにより、一体成型時のフィルターの変形が規制されるため、フィルターがよれることによるフィルターの有効面積の減少を抑制することができる。また、一体成型接合では、フィルターが変形しているか否かは外観からは判別できないためフィルターが変形しているか否かをフィルターが設けられた部材を破壊等して確認する必要があるという問題が生じるが、本発明においては、第1支持突起によりフィルターの変形が防止できるので、このような問題は生じない。また、カートリッジケース等の第2供給部材とインク供給針等の第1供給部材とが一体成型接合されているため、一体成型接合されていない場合、具体的には、フィルターとカートリッジケースとが熱溶着等により固定され、インク供給針とカートリッジケースとが超音波溶着等により固定されている場合に生じる、インク供給針等が固定される領域にフィルターが設けられていることによるフィルターの面積に応じた領域が必要であるという問題や、カートリッジケースにインク供給針及びフィルターをそれぞれ個別に溶着するための領域が必要であるという問題等が生じず、ヘッドを小型化できる。
ここで、前記第1支持突起は、前記フィルターの前記フィルター室側の面に接していることが好ましい。これによれば、第2供給部材に設けられた第1支持突起がフィルターに接しているため、フィルターが第2供給部材側に変形することが確実に防止され、フィルターの有効面積の減少を確実に抑制することができる。
また、前記第1支持突起は、前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面と前記フィルターとの間隔が、前記液体供給口から前記フィルターまでの距離の半分以下となる領域に設けられていることが好ましい。これによれば、第1支持突起が、フィルターと第2供給部材との接合部側に設けられているため、フィルターがよれて第2供給部材の内壁面に張り付きやすいフィルターと第2供給部材との接合部付近におけるフィルターのよれを防止することができ、フィルターの有効面積の減少をより抑制することができる。
また、前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面であって、前記フィルター及び前記第2供給部材の接合部の中心から前記接合部までの距離の半分よりも外側に対向する領域に、前記第1支持突起が設けられていることが好ましい。これによれば、第1支持突起が、フィルターと第2供給部材との接合部側に設けられているため、フィルターがよれて第2供給部材の内壁面に張り付きやすいフィルターと第2供給部材との接合部付近におけるフィルターのよれを防止することができ、フィルターの有効面積の減少をより抑制することができる。
そして、前記第1液体供給路は、前記第2液体供給路と連通し前記第2供給部材側の端部の内径が前記液体貯留手段側の開口部の内径よりも大きい幅広部を有し、前記第1供給部材の前記フィルターに対向する内壁面には、前記フィルターに向かって突出し該フィルターの変形を規制する第2支持突起が設けられ、前記第1供給部材に設けられた前記第2支持突起と、前記第2供給部材に設けられた第1支持突起とで前記フィルターが挟まれていることが好ましい。これによれば、フィルターが第2支持突起及び第1支持突起に挟まれているため、フィルターの下流側及び上流側へのよれが抑制されるので、フィルター下流側部材だけでなく上流側部材の内壁面へのフィルターの張り付き等が防止できる。
また、本発明の他の態様は、上記液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。かかる態様では、フィルターがよれることによるフィルターの有効面積の減少が抑制された液体噴射ヘッドを具備するため、信頼性高い液体噴射装置が提供される。また、第2供給部材と第1供給部材とが一体成型接合されているため、小型化することができる。
実施形態1に係る記録装置の概略斜視図。 実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図。 実施形態1に係る供給部材の上面図。 実施形態1に係る供給部材の断面図。 実施形態1に係るカートリッジケースをフィルター面から見た模式図。 実施形態1に係るヘッド本体を示す分解斜視図。 実施形態1に係るヘッド本体を示す断面図。 実施形態1に係るカートリッジケースをフィルター面から見た模式図。 実施形態2に係る供給部材の断面図。 他の実施形態に係る供給部材の断面図。 支持突起が無い状態の供給部材の断面図。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置の概略斜視図である。本発明のインクジェット式記録装置10は、図1に示すように、インク滴を吐出する液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドとも言う)11がキャリッジ12に固定され、この記録ヘッド11には、ブラック(B)、ライトブラック(LB)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)等の複数の異なる色のインクが貯留された液体貯留手段の一例であるインクカートリッジ13がそれぞれ着脱可能に固定されている。
記録ヘッド11が搭載されたキャリッジ12は、装置本体14に取り付けられたキャリッジ軸15に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モーター16の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト17を介してキャリッジ12に伝達されることで、キャリッジ12はキャリッジ軸15に沿って移動される。一方、装置本体14にはキャリッジ軸15に沿ってプラテン18が設けられており、図示しない給紙装置等により給紙された紙等の被記録媒体Sがプラテン18上を搬送されるようになっている。
また、キャリッジ12のホームポジションに対応する位置、すなわち、キャリッジ軸15の一方の端部近傍には、記録ヘッド11のノズル形成面を封止するキャップ部材19を有するキャッピング装置20が設けられている。このキャップ部材19によってノズル開口が形成されたノズル形成面を封止することにより、インクの乾燥を防止している。また、このキャップ部材19は、フラッシング動作時のインク受けとしても機能する。
ここで、本実施形態に係る記録ヘッド11について説明する。なお、図2は、本実施形態に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。
図2に示すように、記録ヘッド11は、液体貯留手段であるインクカートリッジ13に挿入される複数のインク供給針31(請求項に記載の「第1供給部材」に相当)や、インクカートリッジ13が固定されるカートリッジケース32(請求項に記載の「第2供給部材」に相当)等の供給部材30と、供給部材30のインクカートリッジ13とは反対側の面に固定されたヘッド本体220と、ヘッド本体220の液体噴射面側に設けられたカバーヘッド240とを具備する。
まず、供給部材30について詳細に説明する。供給部材30の上面図である図3及び図3のA−A′断面図である図4に示すように、供給部材30を構成するカートリッジケース32は、インクカートリッジ13がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部35を有する。また、カートリッジケース32には、一端がカートリッジ装着部35側に開口し他端がヘッド本体220側に開口する第2インク供給路92(請求項に記載の「第2液体供給路」に相当)が形成されている。そして、第2インク供給路92は、インク供給針31側から内径が漸減するフィルター室93を有している。本実施形態においては、図4に示すように、第2インク供給路92は、インク供給針31側から内径が漸減するフィルター室93と、該フィルター室93のヘッド本体220側の開口部であるインク供給口94(請求項の「液体供給口」に相当)で連通する垂直な供給路とで構成されている。
また、カートリッジケース32のカートリッジ装着部35の第2インク供給路92の開口部分には、インク供給針31がフィルター33を介して固定されている。このインク供給針31は、一端がカートリッジケース32側に開口し、他端がインクカートリッジ13側に開口する第1インク供給路91(請求項に記載の「第1液体供給路」に相当)が形成されている。そして、第1インク供給路91は、カートリッジケース32側から内径が漸減する幅広部95を有している。なお、この第1インク供給路91と第2インク供給路92は連通しており、インクカートリッジ13とヘッド本体220とをつなぐインク供給路(請求項に記載の「液体供給路」相当)の一部を構成している。
そして、カートリッジケース32及びインク供給針31は、フィルター33を挟持する領域である挟持領域39を有している。本実施形態では、挟持領域39は、カートリッジケース32の第2インク供給路92のカートリッジ装着部35側の開口縁部に設けられたフィルター挟持部37と、インク供給針31のカートリッジケース32側の開口縁部に設けられフィルター挟持部37に相対向する針側フィルター挟持部42とからなる。
また、フィルター33は、金属を細かく編み込むことで複数の微細孔が形成されたシート状のものであり、挟持領域39で挟持されることにより、インク供給針31に設けられた第1インク供給路91とカートリッジケース32に設けられた第2インク供給路92との間に設けられている。このフィルター33により、インク内の気泡や異物が除去される。
そして、本発明においては、供給部材30は、カートリッジケース32とインク供給針31とフィルター33を一体化する一体成型部34を備えている。この一体成型部34は、フィルター33を挟持したカートリッジケース32とインク供給針31とを一体成型接合している。ここで、一体成型接合とは、カートリッジケース32とインク供給針31との両方に接触するように一体成型部34を成型することにより、超音波溶着等によらずカートリッジケース32とインク供給針31とを接合することをいう。なお、本実施形態においては、カートリッジケース32のインク供給針31が固定される側の面に突出する壁部43が形成されており、該壁部43の内側に、後述する製造工程で形成される一体成型部34が設けられている。
このように、カートリッジケース32とインク供給針31とが一体成型接合されているため、記録ヘッド11を小型化することができる。詳述すると、カートリッジケース32とインク供給針31とが一体型接合されていない場合、従来技術のように、カートリッジケース32にフィルター33を熱溶着等で溶着し、さらにインク供給針31を超音波溶着等で溶着するという方法で製造される。この場合、カートリッジケース32に、フィルター33を溶着するための領域を設け、さらに、該領域の外側にインク供給針31を溶着するための領域が必要となる。一方、本発明においては、一体成型部34によりカートリッジケース32とインク供給針31とを固定しているため、このような溶着のための領域は不要となる。これにより、隣り合うインク供給針31の間隔を短くすることができ、記録ヘッド11を小型化することができる。また、本発明においては、このような小型化が可能であることから、フィルター33の面積を小さくして記録ヘッド11の小型化を図ることが不要となるため、フィルター33の面積を過度に小さくする必要がなく、圧電素子300や発熱素子等の圧力発生手段を駆動する駆動電圧を上げなくてもよい。
さらに、本発明においては、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96には、フィルター33に向かって突出し該フィルター33の変形を規制する第1支持突起97aが設けられている。
本実施形態においては、図4及び図5に示すように、各第2インク供給路92を形成するカートリッジケース32の内壁面96は、フィルター室93においてインク供給針31側から径が漸減している。この漸減する内壁面96、すなわち、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96に、円柱状の第1支持突起97aが3つずつ設けられている。そして、この第1支持突起97aは、内壁面96からフィルター33に向かって突出しており、該第1支持突起97aの内壁面96とは反対側の一端は、フィルター33のフィルター室93側の面に接するように設けられている。なお、図5はカートリッジケースとフィルターとの接合部の内側のカートリッジケースを、フィルター面から見た模式図である。
そして、本実施形態において、カートリッジケース32に設けられた第1支持突起97aは、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96とフィルター33との間隔iが、インク供給口94からフィルター33までの距離hの半分以下となる領域に設けられている。なお、本明細書において、距離とは最短距離をいう。また、第1支持突起97aは、カートリッジケース32とフィルター33との接合部98とは接しておらず、間には空間がありインクが通過できるようになっている。
このように、フィルター33下流側の部材であるカートリッジケース32の内壁面96には第1支持突起97aが設けられているため、フィルター33のカートリッジケース32側への変形が規制される。ここで、フィルター33がカートリッジケース32側へ変形することで、フィルター33がカートリッジケース32の内壁面に張り付き、フィルターの有効面積、すなわち、インク内の気泡やごみ等を除去することができる領域が、減少してしまう場合があった。また、フィルター33がカートリッジケース32側へ変形することで、フィルター33とカートリッジケース32との接合部98付近が狭くなり、該接合部98付近に気泡が挟み込まれて溜まってしまいやすくなり、気泡によりフィルター33の有効面積がさらに狭くなるという問題が生じる場合もあった。しかしながら、本発明においては、第1支持突起97aによりフィルター33のカートリッジケース32側への変形が規制されているため、フィルター33がよれることによるフィルター33の有効面積の減少を抑制することができ、フィルターを効率的に用いることができる。
ここで、カートリッジケース32とインク供給針31とが一体成型接合されたものは、カートリッジケース32とインク供給針31の線膨張率の差や、一体成型部34を形成する樹脂の熱収縮等に起因して、図11に示すように、一体成型時にフィルター33がよれてしまい、カートリッジケース32の内壁面に張り付く場合がある。なお、図11は、支持突起が無い状態の供給部材の断面図である。そして、フィルター33がカートリッジケース32側によれると、フィルター33がカートリッジケース32の内壁面に張り付いたり、フィルター33がよれることにより狭くなったフィルター33とカートリッジケース32との接合部98付近に気泡Xが挟み込まれて溜まってしまいやすく、これによりフィルター33の有効面積が減少してしまう。しかしながら、本発明においてはカートリッジケース32の内壁面96に第1支持突起97aを有するため、カートリッジケース32とインク供給針31とを一体成型接合されたものとすることにより小型化できるというメリットを維持しつつ、フィルター33を効率的に使用することができるという効果を有する。なお、一体成型接合では、フィルター33が変形しているか否かは外観からは判別できず、フィルター33の変形を把握するためにはフィルター33が設けられた部材を破壊等して確認する必要があるが、本発明においては、第1支持突起97aによりフィルター33の変形が防止できるので、フィルター33が設けられた部材を破壊等してフィルター33が変形しているか否かを確認する必要はない。
そして、本実施形態においては、カートリッジケース32に設けられた第1支持突起97aは、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96とフィルター33との間隔iが、インク供給口94からフィルター33までの距離hの半分以下となる領域に設けられているため、第1支持突起97aはインク供給口94近傍ではなく、カートリッジケース32とフィルター33との接合部98側に設けられているため、フィルター33がよれて第2供給部材の内壁面に張り付きやすいフィルター33とカートリッジケース32との接合部98付近におけるフィルター33の変形が規制されているため、フィルター33の有効面積の減少をより抑制することができる。
このような供給部材30のインクカートリッジ13とは反対側には、ヘッド本体220が設けられている。ここで、ヘッド本体220について説明する。なお、図6は、ヘッド本体の分解斜視図であり、図7は、ヘッド本体の断面図である。
図示するように、ヘッド本体220を構成する流路形成基板60は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板60には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室62が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室62の長手方向外側には、後述するリザーバー形成基板80に設けられるリザーバー部81と連通し、各圧力発生室62の共通のインク室となるリザーバー100を構成する連通部63が形成されている。また、連通部63は、供給路64を介して各圧力発生室62の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。すなわち、本実施形態では、流路形成基板60に形成された液体流路として、圧力発生室62、連通部63及び供給路64が設けられている。
また、流路形成基板60の開口面側には、ノズル開口71が形成されたノズルプレート70が接着剤400を介して固着されている。具体的には、複数のヘッド本体220に対応するように複数のノズルプレート70が設けられており、当該ノズルプレート70は後で詳述するカバーヘッド240の露出開口部241よりも若干広い面積を有してカバーヘッド240と重畳する領域で接着剤等によって固定されている。なお、ノズルプレート70のノズル開口71は、各圧力発生室62の供給路64とは反対側で連通する位置に穿設されている。本実施形態では、流路形成基板60に圧力発生室62が並設された列を2列設けたため、1つのヘッド本体220にノズル開口71の並設されたノズル列71Aが2列設けられている。そして、本実施形態では、このノズルプレート70のノズル開口71が開口する面が液体噴射面となっている。このようなノズルプレート70としては、例えば、シリコン単結晶基板やステンレス鋼(SUS)等の金属基板などが挙げられる。
一方、流路形成基板60の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電材料からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。
このような圧電素子300が形成された流路形成基板60上には、リザーバー100の少なくとも一部を構成するリザーバー部81を有するリザーバー形成基板80が接合されている。このリザーバー部81は、本実施形態では、リザーバー形成基板80を厚さ方向に貫通して圧力発生室62の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板60の連通部63と連通されて各圧力発生室62の共通のインク室となるリザーバー100を構成している。
また、リザーバー形成基板80の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部82が設けられている。
さらに、リザーバー形成基板80上には、各圧電素子300を駆動するための半導体集積回路(IC)等からなる駆動回路110が設けられている。この駆動回路110の各端子は、図示しないボンディングワイヤー等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動回路110の各端子には、フレキシブルプリント基板(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このようなリザーバー形成基板80上には、コンプライアンス基板140が接合されている。コンプライアンス基板140のリザーバー100に対向する領域には、リザーバー100にインクを供給するためのインク導入口144が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板140のリザーバー100に対向する領域のインク導入口144以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部143となっており、リザーバー100は、可撓部143により封止されている。この可撓部143により、リザーバー100内にコンプライアンスを与えている。
また、コンプライアンス基板140上には、ヘッドケース230が固定されている。
ヘッドケース230は、インク導入口144に連通すると共に供給部材30のインク供給路に連通して、供給部材30からのインクをインク導入口144に供給するインク供給連通路231が設けられている。このヘッドケース230には、コンプライアンス基板140の可撓部143に対向する領域に溝部232が形成され、可撓部143の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース230には、リザーバー形成基板80上に設けられた駆動回路110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動回路保持部233が設けられており、外部配線111は、駆動回路保持部233を挿通して駆動回路110と接続されている。
ヘッド本体220を構成する各部材には、組立時に各部材を位置決めするためのピンが挿入されるピン挿入孔234が角部の2箇所に設けられている。そして、ピン挿入孔234にピンを挿入して各部材の相対的な位置決めを行いながら部材同士を接合することで、ヘッド本体220が一体的に組み合わせられる。
また、ヘッドケース230を介して供給部材30に保持されたヘッド本体220は、図2に示すように、5つのヘッド本体220の液体噴射面側を覆うように箱形状を有するカバーヘッド240によって相対的に位置決めされて保持されている。カバーヘッド240は、ノズル開口71を露出する露出開口部241と、露出開口部241を画成すると共にヘッド本体220の液体噴射面の少なくともノズル列71Aの並設されたノズル開口71の両端部側に接合されるヘッド接合部242とを具備する。
ヘッド接合部242は、本実施形態では、複数のヘッド本体220に亘って液体噴射面の外周に沿って設けられた枠部243と、隣接するヘッド本体220の間に延設されて露出開口部241を分割する梁部244とで構成されており、枠部243及び梁部244がヘッド本体220の液体噴射面、すなわちノズルプレート70の表面に接合されている。
また、カバーヘッド240には、ヘッド本体220の液体噴射面の側面側に、液体噴射面の外周縁部に亘って屈曲するように延設された側壁部245が設けられている。
このようにカバーヘッド240は、ヘッド接合部242をヘッド本体220の液体噴射面に接着するようにしたため、液体噴射面とカバーヘッド240との段差を減少させることができ、液体噴射面のワイピングや吸引動作などを行っても、液体噴射面にインクが残留するのを防止することができる。また、梁部244によって隣接するヘッド本体220の間が塞がれているため、隣接するヘッド本体220の間にインクが侵入することがなく、圧電素子300や駆動回路110などのインクによる劣化及び破壊を防止することができる。また、ヘッド本体220の液体噴射面とカバーヘッド240との間は、接着剤によって隙間なく接着されているため、隙間に被記録媒体Sが入り込むのを防止してカバーヘッド240の変形及び紙ジャムを防止することができる。さらに、側壁部245が、複数のヘッド本体220の外周縁部を覆うことで、ヘッド本体220の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。また、カバーヘッド240に、ヘッド本体220の液体噴射面と接合されるヘッド接合部242を設けるようにしたため、複数のヘッド本体220の各ノズル列71Aをカバーヘッド240に対して高精度に位置決めして接合することができる。
このようなカバーヘッド240としては、例えば、ステンレス鋼などの金属材料が挙げられ、金属板をプレス加工により形成してもよく、成型により形成するようにしてもよい。また、カバーヘッド240を導電性の金属材料とすることで、接地することができる。なお、カバーヘッド240とノズルプレート70との接合は、特に限定されず、例えば、熱硬化性のエポキシ系接着剤や、紫外線硬化型の接着剤による接着などが挙げられる。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッド11は、インクカートリッジ13からのインクを第1インク供給路91及び第2インク供給路92を介して取り込み、インク供給連通路231及びインク導入口144を介して、リザーバー100からノズル開口71に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路110からの記録信号に従い、各圧力発生室62に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜50及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室62内の圧力が高まりノズル開口71からインク滴が吐出する。
なお、上述したインクジェット式記録ヘッド11、特に供給部材30は、例えば次のように製造する。
まず、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96に、フィルター33に向かって突出し、フィルター33を配置した際にフィルター33と接する第1支持突起97aを形成する。なお、第1支持突起97aは、カートリッジケース32の内壁面96等と金型により一体的に形成してもよく、また、カートリッジケース32の内壁面96に別部材を設けることにより形成してもよい。
次いで、カートリッジケース32のフィルター挟持部37とインク供給針31の針側フィルター挟持部42の間にフィルター33を配置し、カートリッジケース32とインク供給針31とでフィルター33を挟持する。
次に、フィルター33を挟持したカートリッジケース32及びインク供給針31を金型で保持すると共に、該金型とカートリッジケース32の表面と壁部43の内面とで空間を形成し、該空間に加熱した樹脂を注入した後冷却して樹脂を硬化させることにより、一体成型部34を形成する(図4参照)。ここで、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96に第1支持突起97aが形成されていない場合、一体成型部34を形成する際に、カートリッジケース32とインク供給針31の線膨張率の差や、一体成型部34を形成する樹脂の熱収縮等に起因して、フィルター33に力がかかりフィルター33がよれてしまい、フィルター33がカートリッジケース32の内壁面96に張り付いたり、よれたフィルター33とカートリッジケース32の内壁面96との間に気泡が溜まったりすることにより、フィルターの有効面積が減少するという問題が生じる場合がある。しかしながら、本発明においては、フィルター33の変形を規制する第1支持突起97aを有するため、このような問題は生じない。
以降、この供給部材30に、ヘッドケース230を介してヘッド本体220を設け、このヘッド本体220を覆うようにカバーヘッド240を取り付けることで記録ヘッド11が形成される(図2参照)。
本実施形態において、第1支持突起97aは、各第2インク供給路に対して3つずつ設けるようにしたが、第1支持突起97aの個数に特に限定はない。例えば第1支持突起97aが少ないほど形成が容易であり、また、第1支持突起97aが多いほどフィルター33の変形の規制がより確実になる。また、第1支持突起97aは、上述した円柱状に限定されず、例えば、角柱でもよい。
また、本実施形態では、第1支持突起97aを、内壁面96とフィルター33との間隔iが、インク供給口94からフィルター33までの距離hの半分以下となる領域に設けるようにしたが、フィルター33の変形を抑制することができれば、第1支持突起97aを設ける位置は特に限定されない。
例えば、カートリッジケースとフィルターとの接合部の内側のカートリッジケースを、フィルター面から見た模式図である図8(a)に示すように、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96の、上記略円形の中心90から接合部98までの距離(図中d及びrで例示する)の半分よりも外側に対向する領域Fに、第1支持突起97aを設けるようにしてもよい。このようにすることにより、第1支持突起97aは、インク供給口94近傍ではなく、カートリッジケース32とフィルター33との接合部98側に設けられているため、フィルター33がカートリッジケース32側によれてフィルター33がカートリッジケース32の内壁面に張り付いたり、よれたフィルター33とカートリッジケース32の内壁面との間に気泡が溜まったりしやすい接合部98近傍のフィルター33の変形が規制されているため、フィルター33がよれることによるフィルター33の有効面積の減少を抑制することができる。なお、上述した例では、フィルター33及びカートリッジケース32の接合部98が楕円形のものについて示したが、これに限定されず、例えば、円形でも四角形でもよい。
さらに、本実施形態では、フィルター33面から見た中心にインク供給口94が位置するものを示したが、インク供給口94の位置はこれに限定されず、例えば図8(b)に示すように、カートリッジケース32とフィルター33との接合部98近傍に位置していてもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、支持突起は、カートリッジケース32のフィルター33に対向する内壁面96のみに設けられていたが、これに限定されない。図9は、実施形態2に係る供給部材の断面図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態に係る供給部材30は、インク供給針31のフィルター33に対向する内壁面にも、フィルター33に向かって突出し該フィルター33変形を規制する支持突起(第2支持突起97b)が設けられている。具体的には、図9に示すように、各第1インク供給路91を形成するインク供給針31の内壁面は、カートリッジケース32側から径が漸減している。この漸減するインク供給針31の内壁面、すなわち、インク供給針31のフィルター33に対向する内壁面にも、円柱状の第2支持突起97bが3つずつ設けられている。そして、この第2支持突起97bは、インク供給針31の内壁面からフィルター33に向かって突出しており、該第2支持突起97bのインク供給針31の内壁面とは反対側の一端は、フィルター33のインク供給針31側の面に接するように設けられている。そして、インク供給針31に設けられた第2支持突起97bと、カートリッジケース32に設けられた第1支持突起97aとでフィルター33が挟まれている。
このように、フィルター33下流側の部材であるカートリッジケース32の内壁面96に第1支持突起97aが設けられており、さらに、フィルター33上流側の部材であるインク供給針31の内壁面にも第2支持突起97bが設けられ、フィルター33が第1支持突起97a及び第2支持突起97bに挟まれているため、フィルター33の下流側及び上流側へのよれが抑制されるので、フィルター33の下流側部材であるカートリッジケース32だけでなく上流側部材であるインク供給針31の内壁面へのフィルター33の張り付き等が防止できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、インク供給針31側から内径が漸減するフィルター室93を示したが、フィルター室93の形状はこれに限定されず、インク供給針31側の端部の内径がヘッド本体側の開口部であるインク供給口94の内径よりも大きければよい。例えば、図10に示すように、フィルター33の近傍は内径が一定でヘッド本体側で内径が漸減するフィルター室93としてもよい。また、内径が一定のフィルター室93としてもよい。同様に、上述した実施形態では、カートリッジケース32側から内径が漸減する幅広部95を示したが、幅広部95の形状はこれに限定されず、カートリッジケース32側の端部の内径がインクカートリッジ13側の開口部99の内径よりも大きければよい。
上述した実施形態では、フィルター33をインク供給針31とカートリッジケース32とで挟持した後、一体成型部34により一体成型接合させたものとしたが、一体成型接合されていればこれに限定されない。例えば、カートリッジケース32に第1支持突起97aを設けた後にフィルター33をカートリッジケース32に溶着し、その後フィルター33が溶着されたカートリッジケース32とインク供給針31とを一体成型部34により一体成型接合させたものとしてもよい。フィルター33をカートリッジケース32に溶着する際にも、熱等によりフィルター33が変形してよれてしまう場合があるが、本発明においては、カートリッジケース32に第1支持突起97aが設けられているため、フィルター33溶着の際にフィルター33の変形を規制することができる。
また、上述した実施形態では、第1支持突起97aや第2支持突起97bがフィルター33に接するようにしたが、フィルター33の変形を規制できるのであれば、第1支持突起97aや第2支持突起97bはフィルター33に接していなくてもよい。
さらに、上述した実施形態では、フィルター33は、金属を編み込んだシート状のものとしたが、これに限定されず、例えば、金属板を打ち抜いて形成したものをフィルターとしてもよい。また、フィルター33は、微細孔を有する樹脂からなるシート状のものであってもよいし、不織布であってもよい。
また、上述した実施形態では、フィルター33が水平方向になるものとしたが、これに限定されず、フィルター33が水平方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
そして、上述した実施形態では、第1供給部材をインク供給針31とし、第2供給部材をカートリッジケース32としたが、その他の部材としてもよいことは言うまでもない。
上述した実施形態では、液体貯留手段であるインクカートリッジ13を供給部材30に着脱自在となるように設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、液体貯留手段として、インクタンク等を記録ヘッド11とは異なる位置に設け、液体貯留手段と記録ヘッド11とをチューブなどの供給管を介して接続するようにしてもよい。すなわち、上述した実施形態では、第1供給部材として針状のインク供給針31を例示したが、第1供給部材は、針状のものに限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、2つの液体供給路に対して1つのヘッド本体220が設けられた構成を例示したが、インクの色毎に複数のヘッド本体を設けるようにしてもよい。このような場合には、各液体供給路が、各ヘッド本体に連通する。すなわち、各液体供給路が、各ヘッド本体に設けられたノズル開口が並設されたノズル列毎に連通するように設けられていてもよい。もちろん、液体供給路は、ノズル列毎に連通しなくてもよく、1つの液体供給路が複数のノズル列に連通していてもよく、また、1列のノズル列を2つに分け、それぞれに液体供給路が連通していてもよい。すなわち、液体供給路は、複数のノズル開口からなるノズル開口群に連通していればよい。
さらに、上述の実施形態では、インク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド11を例示して本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
10 インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 11 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 30 供給部材、 31 インク供給針、 32 カートリッジケース、 33 フィルター、 34 一体成型部、 39 挟持領域、 91 第1インク供給路、 92 第2インク供給路、 93 フィルター室、 94 インク供給口、 96 内壁面、 97a 第1支持突起、 97b 第2支持突起、 98 接合部

Claims (6)

  1. 液体貯留手段から液体供給路を介して供給された液体を噴射するヘッド本体と、
    前記液体供給路の一部を構成する第1液体供給路が設けられた第1供給部材と、
    前記第1液体供給路と連通して前記液体供給路の一部を構成し、前記第1供給部材側の端部の内径が前記ヘッド本体側の開口部である液体供給口の内径よりも大きいと共に前記第1液体供給路から前記液体を供給されるフィルター室を有する第2液体供給路が設けられ、前記ヘッド本体に前記液体を供給する第2供給部材と、
    前記第1液体供給路と前記フィルター室との間に設けられたフィルターと、
    前記第1供給部材と前記第2供給部材とを一体成型接合する一体成型部とを備え、
    前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面には、前記フィルターに向かって突出し該フィルターの変形を規制する第1支持突起が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記第1支持突起は、前記フィルターの前記フィルター室側の面に接していることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記第1支持突起は、前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面と前記フィルターとの間隔が、前記液体供給口から前記フィルターまでの距離の半分以下となる領域に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記第2供給部材の前記フィルターに対向する内壁面であって、前記フィルター及び前記第2供給部材の接合部の中心から前記接合部までの距離の半分よりも外側に対向する領域に、前記第1支持突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記第1液体供給路は、前記第2液体供給路と連通し前記第2供給部材側の端部の内径が前記液体貯留手段側の開口部の内径よりも大きい幅広部を有し、前記第1供給部材の前記フィルターに対向する内壁面には、前記フィルターに向かって突出し該フィルターの変形を規制する第2支持突起が設けられ、
    前記第1供給部材に設けられた前記第2支持突起と、前記第2供給部材に設けられた第1支持突起とで前記フィルターが挟まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載する液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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