JP5472084B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドリング時にエンジンを自動停止させ、さらに自動停止後にエンジンを再始動させるアイドルストップスタート車両に適用される車両の制御装置に関する。
従来より自動車の停車中に所定の条件が成立するとエンジンの運転を停止させ燃費や排ガスエミッションを向上させるようにしたアイドルストップスタート車両(以下、アイドル制御車両という)が開発、実用化されている。
このようなアイドル制御車両のうち、手動変速機(MT:マニュアルトランスミッション)を備えた車両においては、一般にドライバのクラッチ操作情報、トランスミッションシフト操作情報、アクセル操作情報および車速情報を含む各種車両情報にもとづいてドライバの停止意思や発進意思を判断し、エンジンの自動停止や自動再始動が行われる。
この場合、エンジンが自動停止された状態で、運転者が早めにエンジンを再始動させたいという意思をもっている場合は、クラッチを操作すればエンジンが自動再始動され、運転者の意思を反映させることができる。
一方、AT/CVT車(自動変速車両)においては、ブレーキペダル操作に基づいてエンジンの自動停止、自動再始動がなされる。
この場合、エンジンが自動停止された状態で、運転者が早めにエンジンを再始動させたければ、ブレーキぺダルの操作を解除すればよいが、エンジンの再始動と共に車両が動いてしまうため、例えば、交差点内で右折待ちしているような状況ではこのような操作を行うことはできず、運転者の意思を反映させる上で不利である。
そこで、アイドルストップモードの条件が成立しアイドリングが停止した状態にあってもアイドルストップスイッチによりアイドリング作動・停止を切り替え、アイドリング停止を解除できるようにした自動変速機の制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
この技術によれば、アイドリング作動・停止を切り替えるアイドルストップスイッチを有し、アイドルストップ制御手段からエンジンコントロールユニットに対しエンジン停止信号が出力された場合は、エンジンとともにアシストポンプを停止し、前記アイドルストップ制御手段にブレーキ操作の有無を検出するブレーキスイッチのオフ信号が入力された場合、または前記アイドルストップスイッチからアイドルストップ制御の中止信号が入力された場合は、アイドルストップ制御手段からエンジンコントロールユニットに対しアイドリング停止を解除する解除指令を出力し、スタータモータを駆動するとともに、前記アシストポンプを駆動する。
特許3898879号公報
しかしながら、上記従来技術では、アイドルストップスイッチによりアイドルストップ制御の中止に切り替えた場合、エンジンは強制的に自動始動するが、この時点以降、再度、アイドルストップ制御を復帰させるための操作を行わない限り、アイドルストップ・オートスタート制御は機能しなくなり、運転者のアイドルストップ・オートスタート制御の停止と、その解除の意思と、実際の車におけるアイドルストップ・オートスタート制御の停止、解除が一致しないという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、運転者のアイドルストップ・オートスタートの停止、解除の意思を的確に反映することを可能にして利便性を向上させた車両の制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明にかかる車両の制御装置は、エンジンの運転中に自動停止条件が成立すると前記エンジンを自動停止させ、前記エンジンの自動停止中に再始動条件が成立すると前記エンジンを再始動させる自動停止再始動機能を実行する自動停止再始動手段と、前記自動停止再始動手段が前記自動停止再始動機能を実行可能な実行状態と、同機能の実行を禁止する禁止状態とを切り換えて設定する切換手段と、前記エンジンが自動停止しているとき、前記切換手段により前記自動停止再始動手段が前記禁止状態となるように切り換えられると前記エンジンを強制的に始動させる強制始動手段と、前記強制始動手段により前記エンジンが強制的に始動された後、前記自動停止再始動手段を前記禁止状態から前記実行状態に復帰させる復帰手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、エンジンが自動停止しているとき、切換手段により自動停止再始動手段が禁止状態となるように切り換えられると始動手段が前記エンジンを始動させ、前記始動手段により前記エンジンが始動されると、復帰手段が前記自動停止再始動手段を前記禁止状態から実行状態に復帰させるように構成したので、前記エンジンが自動停止しているときの切換手段に対する操作により、前記停止しているエンジンが始動手段によって始動され、さらに前記エンジンが始動すると、前記自動停止再始動手段の自動停止再始動機能が前記禁止状態から実行状態に復帰するなど、前記エンジンが自動停止しているとき前記切換手段を操作すると、それ以降の前記エンジンの自動停止および再始動に運転者の意思を的確に反映させることが出来、利便性を向上させた車両の制御装置を提供できる効果がある。
本発明の実施の形態であるエンジン周囲の電気系統を含む車両の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態である車両の制御装置においてアイドルストップオフスイッチが操作されたときの動作を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態であるエンジン周囲の電気系統を含む車両の制御装置の構成を示すブロック図である。
この車両の制御装置は、自動車のエンジン1を含む各部の制御を行うマイクロコンピュータであるECU6を備えている。
ECU6は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されている。ECU6は、前記制御プログラムを実行することにより、エンジン自動停止手段(自動停止再始動手段)61、エンジン再始動手段62、切換手段63および復帰手段64として機能する。
エンジン自動停止手段61には、エンジン1の運転中に自動停止条件が成立するとエンジン1を自動停止させ、エンジン1の自動停止中に再始動条件が成立するとエンジン1を再始動させるアイドルストップスタート機能(以下、自動停止再始動機能という)の前記自動停止条件が設定されている。
エンジン再始動手段62は、通常オートスタート手段(自動停止再始動手段)71と強制始動手段(始動手段)72とを備えている。
通常オートスタート手段71には、エンジン1の運転中に自動停止条件が成立するとエンジン1を自動停止させ、エンジン1の自動停止中に再始動条件が成立するとエンジン1を再始動させる自動停止再始動機能の再始動条件が設定されている。
強制始動手段72は、エンジン1が自動停止しているとき、後述する切換手段63により自動停止再始動機能が禁止状態となるように切り換えられるとエンジン1を始動させる。
切換手段63は、アイドルストップの動作を停止させるアイドルストップオフスイッチ(スイッチ)8を備えており、アイドルストップオフスイッチ8の押下操作により、エンジン1の自動停止および再始動を行う前記自動停止再始動機能の実行状態と禁止状態とを切り換える。
切換手段63は、操作期間検出手段81およびアイドルストップ禁止手段82を備えている。
操作期間検出手段81は、アイドルストップオフスイッチ8が押下されている期間を検出する。
アイドルストップ禁止手段82は、操作期間検出手段81によりアイドルストップオフスイッチ8の所定期間以上の押下操作、例えば2秒以上の押下操作が検出されると、前記自動停止再始動機能を禁止状態にする。
復帰手段64は、前記自動停止再始動機能が禁止状態にあるときに、アイドルストップオフスイッチ8が再度、例えば2秒以上の所定期間以上、押下操作されると、前記自動停止再始動機能を禁止状態から実行状態に切り換え、前記自動停止再始動機能を実行状態に復帰させる。
また、復帰手段64は、前記自動停止再始動機能によりエンジン1が自動停止しているとき、切換手段63のアイドルストップオフスイッチ8の例えば短押し操作により前記自動停止再始動機能が禁止状態に切り換えられ前記強制始動手段72によりエンジン1が始動されると、前記自動停止再始動機能を前記禁止状態から実行状態に復帰させる。
この実施の形態では、前記制御プログラムは、エンジン自動停止手段61およびエンジン再始動手段62の通常オートスタート手段71に対応するメインプログラムと、エンジン再始動手段62の強制始動手段72、切換手段63、操作期間検出手段81、アイドルストップ禁止手段82および復帰手段64に対応する割り込み処理プログラムとを備えた構成となっている。
そして、ECU6が前記制御プログラムのうちエンジン自動停止手段61、エンジン再始動手段62の通常オートスタート手段71を構成するメインプログラムを実行し、前記自動停止条件が成立するとエンジンはエンジン自動停止手段61により停止され、また通常オートスタート手段71の再始動条件が成立するとエンジンは再始動する。
したがって、本実施の形態では、エンジン自動停止手段61および通常オートスタート手段71によって自動停止再始動手段の自動停止再始動機能が実現されている。
エンジン自動停止手段61と、エンジン再始動手段62の通常オートスタート手段71は、イグニッションキーセンサ、第1クラッチスイッチ、第2クラッチスイッチ、ブレーキバキュームセンサ、エンジンフードスイッチ、ニュートラルポジションセンサ、電流センサ、バッテリ温度センサ、エンジン水温センサを含む各種検出器で検出された各種車両情報にもとづいて、エンジン停止制御信号やエンジン再始動制御信号を設定し、燃料噴射制御手段やスタータモータ3へ前記エンジン停止制御信号やエンジン再始動制御信号を出力する。
この実施の形態では、アイドルストップオフスイッチ8はECU6の割り込み要求信号入力端子と所定の入力ポートINとへ接続されている。そして、アイドルストップオフスイッチ8が押下操作されると、その接点は例えば開状態から閉状態に切り替えられ、押下操作を解除すると閉状態から元の開状態へ戻るモーメンタリスイッチにより構成されている。
そして、アイドルストップオフスイッチ8が運転者により操作されると、アイドルストップオフスイッチ8から割り込み要求信号がECU6の割り込み要求信号入力端子へ出力されるように構成されている。
この実施の形態では、エンジン再始動手段62の強制始動手段72、切換手段63および復帰手段64は、割り込み要求信号入力端子へ割り込み要求信号が出力されることにより実行される割り込み処理プログラムとしてメモリに格納されており、アイドルストップオフスイッチ8が操作されることにより図2のフローチャートに示す動作を実現する。
さらに、この車両の制御装置ではECU6はCAN(Contoller Area Network)通信システムにより他のECUとの間でCAN通信情報を送受信する。
このCAN通信情報は、たとえば車速演算用の前輪左右の車輪速情報、アイドルストップ停止要求検出用のアイドルストップ不許可信号、運転席シートベルト非装着検出用のシードベルトリマインダー信号、アイドルストップ制御システムの制御に関連してECU6から送信される各種出力信号を含む。
オルタネータ2は、エンジン1のクランクシャフトとベルト、プーリを介して連動するように構成されており、エンジン1により直接、回転駆動されて電力を発生させる。
スタータモータ3は、エンジンを始動する際のエンジンを外部から回転させるモータである。
車載バッテリ4は、オルタネータ2により発電された電力を蓄える。
車両搭載機器5は、車載バッテリ4から電力供給されて駆動する電気機器であり、例えばカーエアコン、カーステレオ、車内照明装置およびナビゲーション機器などを含む。
電流センサ7は、車載バッテリ4の充放電電流を検出するセンサである。
図2は、この実施の形態の車両の制御装置においてアイドルストップオフスイッチ8が操作されたときの動作を示すフローチャートである。
以下、図2に示すフローチャートに従って、この実施の形態の車両の制御装置の動作について説明する。
この実施の形態の車両の制御装置では、エンジン自動停止手段61は前記メインプログラムに従って、設定されている自動停止条件が成立するか否かを判定し、前記自動停止条件が成立するとエンジンを停止させる。
また、通常オートスタート手段71は、前記メインプログラムに従って、設定されている再始動条件が成立するか否かを判定し、前記再始動条件が成立するとエンジンを再始動させる。
通常、車両が信号待ち、対向車通過待ちなどのため右折あるいは左折する場合に短時間停車するときがある。しかしながら、このような信号待ち、対向車通過待ちによる停車の場合、状況によっては自動停止再始動機能を禁止状態、つまり動作させたくない場合もある。このようなとき、この実施の形態では、運転者はアイドルストップオフスイッチ8を押下操作する。
車両が交差点内で信号待ちあるいは対向車通過待ちのため停止すると、通常、ECU6は前記メインプログラムに従って、エンジン自動停止手段61に設定されている自動停止条件が成立したか否かを判定する。このとき、運転者は短時間の信号待ちあるいは対向車通過待ちのための停車であり、自動停止再始動機能を禁止状態にしたいと判断すると、この実施の形態では、アイドルストップオフスイッチ8を押下操作する。
アイドルストップオフスイッチ8が押下されると、割り込み要求信号がアイドルストップオフスイッチ8からECU6の割り込み要求信号入力端子へ出力される。割り込み要求信号入力端子へ割り込み要求信号が入力されると、ECU6は、それまで実行していた前記メインプログラムに従った通常動作、例えばエンジン自動停止手段61に設定されている自動停止条件が成立したか否かについての判定動作、あるいは通常オートスタート手段71に設定されている再始動条件が成立したか否かについての判定動作を中断するとともにレジスター値や各種データの退避処理を行い、予めECU6に格納されている図2に示す割り込み処理プログラムを実行する。
先ず、アイドルストップオフスイッチ8の押下操作の期間が予め定められた第2所定期間以上、例えば2秒以上の長押し操作であるか否かを操作期間検出手段81により検出し、判定する(ステップS1)。具体的には、例えばアイドルストップオフスイッチ8が押下されたときの前記所定の入力ポートINへの入力信号をもとにカウンタを起動させ、前記カウンタの計数値を+1する(処理1)。続いてアイドルストップオフスイッチ8の押下された状態が解除されたか否かを判定し(処理2)、アイドルストップオフスイッチ8の押下された状態が解除されていなければ、さらにアイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが2秒以上経過しているか否かを判定する(処理3)。そして、アイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが2秒を超えていなければ処理1へ戻る。さらに、アイドルストップオフスイッチ8の押下された状態が解除され、あるいはアイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが2秒を超えるまで、処理1、処理2、処理3を繰り返す。
処理2においてアイドルストップオフスイッチ8の押下された状態が解除されたと判定すると、解除されるまでのアイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが例えば200msecである第1所定期間以上であって2秒未満であるか否かを判定し、200msec以上であって2秒未満であれば、アイドルストップオフスイッチ8の短押し操作と判定する。
なお、ここでいう“200msec以上”の期間は、請求項2の“第1所定期間以上”の期間に対応する。
また、前記解除されるまでのアイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが2秒以上である場合、あるいは処理3においてアイドルストップオフスイッチ8の押下されている期間Tが2秒以上である場合には、アイドルストップオフスイッチ8の長押し操作と判定する。
この結果、押下された期間が200msec以上であって2秒未満のアイドルストップオフスイッチ8の短押し操作であると判定すると、続いてアイドルストップ制御によるエンジン停止状態であるか否かを判定する(ステップS2)。このとき、自動停止再始動機能の自動停止条件が成立しエンジン停止状態になっていると、アイドルストップオフスイッチ8の短押し操作により前記自動停止再始動機能が禁止状態に切り換えられ(ステップS3)、強制始動手段72によりエンジンが強制的に始動する(ステップS4)。そしてエンジンが強制始動すると、それ以降の自動停止再始動機能は復帰手段64により実行状態に復帰する(ステップS5)。そして、この割り込み処理に移行する直前のメインプログラムの実行処理に戻り、エンジン自動停止手段61の自動停止条件が成立すればエンジンは自動停止し、また自動停止中に通常オートスタート手段71の再始動条件が成立すればエンジンは再始動する。
一方、ステップS2においてエンジンが停止状態になっていない場合、ステップS2からこの割り込み処理に移行する直前のメインプログラムの実行処理に戻る。
ステップS1において、アイドルストップオフスイッチ8の操作が操作期間検出手段81により2秒以上の長押し操作であると判定されると、続いて切換手段63のアイドルストップ禁止手段82は、カウント値Cがアイドルストップオフスイッチ8の押下操作の回数を示すアイドルストップオフスイッチオンカウンタを“1”インクリメントする(ステップS11)。
なお、ステップS1で長押し操作であると判定するための“2秒以上”の期間は、請求項3の“第2所定期間以上”の期間に含まれる。
次のステップS12では、切換手段63は前記アイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cが「2」であるか否かを判定し、前記カウンタ値Cが「2」でない(このときアイドルストップオフスイッチ8の操作は1回目であり、アイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cは「1」)と判定するとステップS13へ進む。ステップS13では、アイドルストップ禁止手段82がアイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cが「1」であることを条件に自動停止再始動機能を禁止状態にする設定を行う。このため、ステップS13では、アイドルストップオフスイッチ8の操作が1回目であることから自動停止再始動機能が禁止される。
続いて、エンジン停止状態であるか否かを判定する(ステップS21)。このとき、エンジンが停止状態になっていると、強制始動手段72によりエンジン1が始動され(ステップS22)、この割り込み処理に移行する直前のメインプログラムの実行処理に戻るが、自動停止再始動機能は禁止された状態に保持される。一方、ステップS21でエンジン停止状態でない、つまり回転している状態にあるとこの割り込み処理に移行する直前のメインプログラムの実行処理に戻るが、この場合も自動停止再始動機能は禁止された状態に保持される。
このときメインプログラムでは、前記割込み処理プログラムのステップS13により、アイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cが「1」である期間、自動停止再始動機能は禁止された状態になっていることから、前記各種検出器で検出された各種車両情報が自動停止条件を満足しても、自動停止再始動機能は動作せずエンジンは自動停止しない。
また、2回目のアイドルストップオフスイッチ8の2秒以上の長押し操作が行われると、ステップS11においてアイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cは「1」加算されて「2」となる。
なお、2回目のアイドルストップオフスイッチ8の操作が行われたときに、ステップS1で長押し操作であると判定するための期間は、1回目のアイドルストップオフスイッチ8の長押し操作を判定するための期間とは異なる、例えば“3秒以上” の期間としてもよい。2回目のアイドルストップオフスイッチ8の操作が行われたときに、ステップS1で長押し操作であると判定するための“2秒以上”の期間は、請求項4の“第2所定期間以上”の期間に対応する。
この結果、ステップS1からステップS11、さらにステップS12からステップS14へ進み、復帰手段64によりアイドルストップオフスイッチ8の1回目の長押し操作で禁止された自動停止再始動機能が実行状態に切り替わり、自動停止再始動機能が実行状態に復帰する。続くステップS15では、前記復帰手段64は、カウンタ値Cが「2」となった前記アイドルストップオフスイッチオンカウンタをゼロリセットし、この割り込み処理に移行する直前のメインプログラムの実行処理に戻る。
ここでステップS13で前記アイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値が「1」である場合に自動停止再始動機能を禁止状態にする操作について説明する。
たとえばイグニッションキーセンサ、第1クラッチスイッチ、第2クラッチスイッチ、ブレーキバキュームセンサ、エンジンフードスイッチ、ニュートラルポジションセンサ、電流センサ、バッテリ温度センサ、エンジン水温センサを含む各種検出器で検出された各種車両情報にもとづいた自動停止再始動機能の自動停止条件が成立し、エンジン停止制御信号が設定され、燃料噴射制御手段やスタータモータ3へ前記エンジン停止制御信号が出力されアイドルストップとなる場合、これら各種車両情報にもとづいた自動停止条件の成立とともに、さらにアイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cが「1」でないこと、つまりアイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cが「0」あるいは「2」であることを条件に自動停止再始動機能が実行状態、作動可能になる構成にする。
このように構成すると、ステップS12でアイドルストップオフスイッチオンカウンタが“1”インクリメントされ、そのカウンタ値Cが「0」から「1」、「1」から「2」へと変化する場合、前記カウンタ値Cが「1」である期間は、各種車両情報にもとづいた自動停止再始動機能の自動停止条件が成立しても自動停止再始動機能は禁止状態となりオフになる。
なお、ステップS12からステップS14、ステップS15へ進み、図2に示す割込み処理プログラムからメインプログラムへ戻るとき、前記アイドルストップオフスイッチオンカウンタはステップS15でゼロリセットされた状態となる。このためアイドルストップオフスイッチオンカウンタのカウンタ値Cは「0」となっており、自動停止再始動機能は各種車両情報にもとづいた自動停止条件の成立にもとづいて動作することになり、ECU6がメインプログラムを実行中は、前記各種検出器で検出された各種車両情報にもとづいて自動停止再始動機能の自動停止条件を判定することになる。
言い換えると、操作期間検出手段81により検出されたアイドルストップオフスイッチ8の押下操作期間が予め定められた第1所定期間以上である場合、自動停止再始動機能によりエンジンが自動停止していると、自動停止再始動機能が実行状態から禁止状態に切り換わり、エンジン再始動手段62の強制始動手段72によりエンジンは強制的に始動され、その後、復帰手段64により自動停止再始動機能は禁止状態から実行状態に切り換えられる。この自動停止再始動機能が実行状態に復帰すると、自動停止再始動機能の自動停止条件が成立すればエンジンは自動停止状態となり、また再始動条件が成立すればエンジンは再始動する。
また、切換手段63の操作期間検出手段81により検出されたアイドルストップオフスイッチ8の押下操作期間が前記第1所定期間より長い第2所定期間以上である場合には、2回目のアイドルストップオフスイッチ8の第2所定期間以上の押下操作が行われない限り、恒常的に自動停止再始動機能は禁止された状態になる。2回目のアイドルストップオフスイッチ8の押下操作が行われ、その押下操作期間が第2所定期間以上であることを操作期間検出手段81が検出すると、切換手段63の復帰手段64は、それまで恒常的に禁止されていた自動停止再始動機能を実行状態に復帰させる。
以上説明したように、この実施の形態によれば、アイドルストップオフスイッチ8の2秒以上の長押し操作を1回行うと自動停止再始動機能は禁止状態になり、自動停止再始動機能は恒常的に禁止された状態になる。再度、アイドルストップオフスイッチ8の2秒以上の長押し操作を行うと、今度は、前記禁止された状態の自動停止再始動機能は実行状態に復帰し、自動停止再始動機能によりエンジン1が自動停止している状態では通常のオートスタートも機能する状態になる。
一方、また、アイドルストップオフスイッチ8の前記第2所定期間より短い前記第1所定期間以上の短押し操作を行なった場合、エンジン1が自動停止再始動機能により自動停止している状態にあると、自動停止再始動機能は実行状態から禁止状態に切り換えられ、強制始動手段72がエンジン1を強制的に始動させる。エンジン1が強制始動すると、復帰手段64は自動停止再始動機能を禁止状態から実行状態に切り換える設定を行い、自動停止再始動機能を復帰させる。そして、自動停止再始動機能による自動停止条件が成立すればエンジン自動停止手段61によりエンジンは自動停止し、また再始動条件が成立すれば通常オートスタート手段71によりエンジンは再始動する。
したがって、アイドルストップオフスイッチ8の簡単な操作によって、自動停止した状態のエンジンの強制スタートと、自動停止再始動機能の恒常的な禁止状態とその解除とを制御できるので、エンジンのアイドルストップ、オートスタート動作に運転者の意思を的確に反映させることが可能になり、利便性を向上させた車両の制御装置を提供できる効果がある。
また、以上説明した実施の形態では、単一のアイドルストップオフスイッチ8の操作により、アイドルストップ中のエンジンの強制スタートと、自動停止再始動機能の禁止状態と実行状態とを制御できるように構成したので、部品点数の増加によるコストアップを抑制する上で有利となる。
なお、アイドルストップ中のエンジンの強制スタートと、自動停止再始動機能の禁止状態および実行状態をそれぞれ別個のスイッチにより制御できるように構成してもよい。このように構成した場合は、短押し、長押しの操作を意識する必要が無いため、操作性の向上を図る上で有利となる。
1……エンジン、2……オルタネータ、3……スタータモータ、4……バッテリ、5……車両搭載機器、6……ECU,7……電流センサ、8……アイドルストップオフスイッチ(スイッチ)、61……エンジン自動停止手段(自動停止再始動手段)、62……エンジン再始動手段、63……切換手段、64……復帰手段、71……通常オートスタート手段(自動停止再始動手段)、72……強制始動手段(始動手段)、81……操作期間検出手段、82……アイドルストップ禁止手段。

Claims (4)

  1. エンジンの運転中に自動停止条件が成立すると前記エンジンを自動停止させ、前記エンジンの自動停止中に再始動条件が成立すると前記エンジンを再始動させる自動停止再始動機能を実行する自動停止再始動手段と、
    前記自動停止再始動手段が前記自動停止再始動機能を実行可能な実行状態と、同機能の実行を禁止する禁止状態とを切り換えて設定する切換手段と、
    前記エンジンが自動停止しているとき、前記切換手段により前記自動停止再始動手段が前記禁止状態となるように切り換えられると前記エンジンを強制的に始動させる強制始動手段と、
    前記強制始動手段により前記エンジンが強制的に始動された後、前記自動停止再始動手段を前記禁止状態から前記実行状態に復帰させる復帰手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記切換手段は、スイッチを有し、
    前記エンジンが自動停止しているとき、前記スイッチの第1所定期間以上の操作で前記自動停止再始動手段を前記実行状態から前記禁止状態に切り換えること、
    を特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記エンジンが自動停止しているとき、前記スイッチの前記第1所定期間よりも長い第2所定期間以上の操作で、前記自動停止再始動手段を前記実行状態から前記禁止状態に切り換えた後、前記復帰手段を作動させずに前記禁止状態を継続させること、
    を特徴とする請求項2記載の車両の制御装置。
  4. 前記エンジンの回転中における前記スイッチの前記第2所定期間以上の操作で、前記自動停止再始動手段を前記実行状態と前記禁止状態との間で切り換えること、
    を特徴とする請求項3記載の車両の制御装置。
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