JP5464816B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関し、特にマニュアルフォーカスを補助する表示を行う撮像装置に関する。
撮像装置(以下、カメラともいう)のフォーカス機能には、オートフォーカスとマニュアルフォーカスがあり、撮影者が使用するフォーカス機能を選択することができる。
マニュアルフォーカスでは、撮影者自身が目視でピントが合ったか否かを確認するが、目視だけでは正確なピント合わせを行うことが困難な場合がある。このため、ピント合わせを補助するために、いわゆるスプリットイメージを表示してピント状態を容易に確認できるようにしたカメラが特許文献1及び2に開示されている。
また、特許文献3,4において開示されたカメラでは、撮像画面のうちピント合わせたい領域を拡大して液晶ディスプレイに表示することで、マニュアルフォーカスによるピント合わせを行い易くしている。
特開昭59−50671号公報 特開2001−309210号公報 特開平4−354274号公報 特開平11−55560号公報
スプリットイメージを表示する場合は、スプリットイメージの上下の画像のずれ量を確認することでピント状態を正確に確認できる。しかしながら、スプリットイメージとして表示される範囲が狭いため、ピントを合わせている主被写体以外の被写体に対するピント状態を把握することが難しい。
また、ピントを合わせる領域を拡大表示する場合は、スプリットイメージを表示する場合に比べて広い範囲のピント状態を確認できる。つまり、主被写体だけでなく、それ以外の被写体に対するピント状態も確認し易い。しかしながら、スプリットイメージに比べて正確なピント合わせを行いにくい。
本発明は、マニュアルフォーカス時の利便性及び操作性が高い撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、被写体から撮像光学系に入射した光束により形成された光学像をセンサーで光電変換して得られた信号に基づいて画像データを生成する画像生成手段と、被写体から前記撮像光学系に入射した光束のうち分割された2つの光束により形成された2つの光学像を前記センサーで光電変換して得られた信号に基づいて、該2つの光学像の位相差に対応するスプリットイメージの画像を生成するスプリットイメージ生成手段と、前記画像データの一部に対応する部分画像を生成する部分画像生成手段と、画像を表示する表示手段と、マニュアルフォーカスの際に、前記表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像とを切り換えて表示可能なフォーカス補助手段とを有することを特徴とする
また、本発明の他の一側面としての撮像装置の制御方法は、被写体から撮像光学系に入射した光束により形成された光学像をセンサーで光電変換して得られた信号に基づいて画像データを生成するステップと、被写体から前記撮像光学系に入射した光束のうち分割された2つの光束により形成された2つの光学像を前記センサーで光電変換して得られた信号に基づいて、該2つの光学像の位相差に対応するスプリットイメージの画像を生成するステップと、前記画像データの一部に対応する部分画像を生成するステップと、マニュアルフォーカスの際に、表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像とを切り換えて表示可能なステップとを有することを特徴とする
本発明によれば、マニュアルフォーカス時の利便性及び操作性が高い撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1であるデジタルカメラ等の撮像装置101の構成を示す。本実施例の撮像装置101は、マニュアルフォーカス時において、操作者(撮影者)による操作に応じて、スプリットイメージの表示と、撮像画面のうちピント合わせを行う領域及びその周辺の領域を含む領域の拡大表示とを切り換えて行う。
図1において、1は被写体から入射した光束により、該被写体の光学像(第1の光学像:以下、被写体像ともいう)を形成する撮像レンズ(撮像光学系)であり、フォーカスレンズ1aを含む。フォーカスレンズ1aは、フォーカスレンズ駆動部2によって光軸方向に駆動される。撮像レンズ1の鏡筒の外周には、マニュアルフォーカスリング(マニュアルフォーカス操作部材)30が回転操作可能に設けられている。マニュアルフォーカスリング30の回転は、不図示の伝達機構を介してフォーカスレンズ1aを光軸方向に移動させる。
3は絞りであり、絞り制御部4によって駆動される。
5はハーフミラーである。撮像レンズ1を通過した被写体からの光束は、ハーフミラー5を透過して第1撮像素子6に到達する。第1撮像素子6は、CCDセンサやCMOSセンサにより構成され、第1撮像素子駆動部7によって駆動されることにより、撮像レンズ1により形成された被写体像を光電変換する。第1撮像素子6は、被写体像に対応したカラー撮像信号を出力する。
一方、ハーフミラー5によって反射した被写体からの光束の一部は、撮像レンズ1を瞳分割するように構成された瞳分割光学部材8を介して、第2撮像素子9に到達する。第2撮像素子9も、CCDセンサやCMOSセンサにより構成される。第2撮像素子9は、第2撮像素子駆動部7によって駆動されることにより、撮像レンズ1により形成された被写体像の一部を光電変換する。第2撮像素子9は、被写体像の一部に対応した単色撮像信号を出力する。なお、第1及び第2撮像素子6,9は、撮像レンズ1に対して光学的に共役な位置に配置されている。
第1アナログ信号処理部11は、第1撮像素子6から出力されたカラー撮像信号に対して、ガンマ処理等の所定のアナログ信号処理を施して、アナログ画像信号を生成する。第1A/D変換部12は、該撮像用画像信号をデジタル画像信号に変換する。第1デジタル信号処理部13は、該デジタル画像信号に対してノイズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を施して、記録及び表示用のデジタル画像信号(以下、本画像データという)を生成する。第1撮像素子6、第1A/D変換部12及び第1デジタル信号処理部13が、画像生成手段に相当する。
第2アナログ信号処理部26は、第2撮像素子9から出力された単色撮像信号に対して、ガンマ処理等の所定のアナログ信号処理を施して、アナログ画像信号を生成する。第2A/D変換部27は、該アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。第2デジタル信号処理部28は、該デジタル画像信号に対してノイズ除去や輪郭強調等のデジタル処理を施して、単色のスプリットイメージ用のデジタル画像信号(以下、スプリットイメージという)を生成する。第2撮像素子9、第2A/D変換部27及び第2デジタル信号処理部28が、スプリットイメージ生成手段に相当する。
マイクロコンピュータ(フォーカス補助手段)14は、撮像装置101全体の制御を司る。バッファメモリ15は、撮像装置101に内蔵されており、画像データを一時的に格納する。記録メディア16は、着脱可能なカード式半導体メモリ又は光ディスク等により構成されている。記録メディア16は、画像データや、撮像時における撮像装置101に関する設定情報や、印刷画像に関する設定情報等を格納する。
記録制御部17は、画像データや撮像時における撮像装置101に関する設定情報等を、バッファメモリ15又は記録メディア16に記録する。また、記録制御部17は、マイクロコンピュータ14の指示に従って、バッファメモリ15又は記録メディア16に記録された画像データを読み出して出力する。
記憶部18は、ROMやRAMにより構成されており、マイクロコンピュータ14の動作用のプログラム、定数、変数等を記憶する。
表示部(表示手段)19は、液晶ディスプレイ等により構成されている。表示制御部20は、表示部19を制御して、画像データ、スプリットイメージ、拡大画像及びメニュー画面等の表示を行わせる。
画像拡大部21は、第1撮像素子6からの撮像信号に基づいて生成された本画像データをバッファメモリ15から読み出し、本画像データの一部の領域を所定の拡大率で拡大して拡大画像(部分画像)のデータを生成する。なお、画像拡大部21は、本画像データの一部に対応する部分画像を生成する部分画像生成手段の一例である。
また、画像合成部22は、本画像データに、前述した拡大画像データやスプリットイメージを重ね合わせるように合成する処理を行う。合成された画像は、表示制御部19に出力され、表示部19に表示される。
操作部24は、電源ボタン、シャッターボタン、メニューボタン、上下左右ボタン及び選択ボタン等からなる操作部(操作手段)を含む。操作制御部23は、操作部24からの信号を受け取り、マイクロコンピュータ14に対して該操作部24の操作に応じた指令信号を出力する。
AF制御部25は、オートフォーカス時に、撮像画面内に設定された複数のAF領域(焦点検出領域)のうち選択されたAF領域内の画像信号を用いて、該AF領域に含まれる被写体に対するフォーカスレンズ1aの合焦位置を求める。そして、該合焦位置にフォーカスレンズ1aを移動させるようにフォーカスレンズ駆動部2を制御し、合焦状態を得る。
合焦検出部29は、第2A/D変換部26からのデジタル画像信号を用いて、デフォーカス量を求める。デフォーカス量が0を含む所定範囲内になることで、合焦状態を検出する。
次に、本実施例におけるマニュアルフォーカス時のフォーカス補助表示のうち拡大表示について説明する。
マイクロコンピュータ14は、第1撮像素子6を用いて得られた本画像データをバッファメモリ15から読み出して、画像合成部22に出力する。また、マイクロコンピュータ14は、本画像データのうち拡大表示する一部の領域の画像データを抽出して画像拡大部21に出力する。画像拡大部21は、該一部の領域の画像データを所定の拡大率で拡大処理し、拡大画像データを生成する。拡大画像データは、画像合成部22に出力される。
画像合成部22は、本画像データと拡大画像データとを合成した(重ね合わせた)画像を表示制御部20に出力する。これにより、表示部19において、図2に示すように、本画像データMIに重ね合わせて拡大画像LIを表示することができる。
次に、本実施例におけるマニュアルフォーカス時のフォーカス補助表示のうちスプリットイメージ表示について説明する。
前述したように、スプリットイメージは、撮像レンズ1からの光束が瞳分割光学部材8によって分割されることにより形成された2つの被写体部分像(第2の光学像)を第2撮像素子9により光電変換して得られた撮像信号に基づいて生成される。ここにいう「2つの被写体部分像」は、第1撮像素子6により捉えられる被写体の一部からの光束により形成される2つの光学像である。
スプリットイメージは、撮像レンズ1の焦点状態(ピント状態)に応じた位相差(つまりはデフォーカス量)に対応した横方向のずれ量を有する上下の分割画像により構成される。該上下の分割画像は、合焦状態では、互いにずれることなく表示される。一方、前ピン及び後ピンの状態では、デフォーカス方向に応じて互いに逆方向にずれて表示される。
このスプリットイメージは、バッファメモリ15から読み出された本画像データと画像合成部22で合成される(重ね合わせられる)。画像合成部22は、この合成画像を表示制御部20に出力する。これにより、表示部19において、本画像データMIに重ねて、図3及び図4に示すようなスプリットイメージSIの表示を行うことができる。
図3において、スプリットイメージSIの上下の分割画像が横方向にずれている。すなわち、上下の分割画像内に含まれる被写体部分の輪郭線が横方向にずれている。これは、非合焦状態であることを示している。
また、図4において、スプリットイメージSIの上下の分割画像にはずれがない。すなわち、上下の分割画像内に含まれる被写体部分の輪郭線が横方向において一致している。これは、合焦状態であることを示している。
次に、図5を用いて、本実施例の撮像装置101におけるマニュアルフォーカス時の動作(制御方法)を示す。この動作は、マイクロコンピュータ14が、記憶部18に格納されたコンピュータプログラム(画像処理プログラム)に従って実行する。
まず、ステップ501では、マイクロコンピュータ14は、操作部24のモードダイヤルの操作に応じた撮像モードを設定(選択)する。次に、ステップ502では、マイクロコンピュータ14は、操作部24のメニューボタンの操作に応じて表示部19にメニュー画面を表示し、選択ボタンの操作に応じてフォーカスモードをマニュアルフォーカスモードに設定する。
次に、ステップ503では、マイクロコンピュータ14は、表示部19へのライブビュー画像の表示を行う。ライブビュー画像は、第1撮像素子6からの撮像信号に基づいて所定周期で生成された画像信号(フレーム画像)がバッファメモリ15及び表示制御部20を介して表示部19に順次出力されることによって動画像として表示される。
次に、ステップ504では、マイクロコンピュータ14は、フォーカス補助表示(フォーカス補助モード)の選択処理を行う。このステップでの詳細な動作を図6に示す。
図6において、まずステップ601において、マイクロコンピュータ14は、フォーカス補助表示の選択操作を検出する。操作者によって操作部24のメニューボタンが操作されると、マイクロコンピュータ1414は表示部19に、図7に示すフォーカス補助表示選択用のメニュー画面を表示させる。そして、このメニュー画面において、操作者による操作部24の上下ボタンと選択ボタンによって選択されたフォーカス補助表示(フォーカス補助モード)を検出する。
ここではフォーカス補助表示を行わない「表示なし」と、「スプリットイメージ」と、「拡大表示」と、拡大画像とともにスプリットイメージが表示される「スプリットイメージ&拡大表示」の4つから1つが選択される。
次に、ステップ602では、マイクロコンピュータ14は、ステップ601にて「表示なし」が選択されたかどうかを判断する。「表示なし」が選択された場合は、ステップ504での処理を完了する。「表示なし」が選択されていない場合は、ステップ603に進む。
ステップ603では、マイクロコンピュータ14は、ステップ601にて「スプリットイメージ」が選択されたかどうかを判断する。「スプリットイメージ」が選択されたと判断した場合はステップ604に進み、「スプリットイメージ」が選択されたことを記憶部18のROMに設定情報として記憶する。「スプリットイメージ」が選択されていない場合はステップ605に進む。
ステップ605では、マイクロコンピュータ14は、ステップ601にて「拡大表示」が選択されたかどうかを判断する。「拡大表示」が選択された場合は、ステップ604に進み、「拡大表示」が選択されたことを記憶部18のROMに設定情報として記憶する。「拡大表示」が選択されていない場合はステップ607に進む。
ステップ607では、マイクロコンピュータ14は、「スプリットイメージ&拡大表示」が選択されたものとして「スプリットイメージ&拡大表示」が選択されたことを記憶部18のROMに設定情報として記憶し、ステップ504での処理を終了する。
このように、ステップ504(603〜607)では、フォーカス補助表示の選択結果が記憶部18のROMにとして記憶され、該選択が行われた以後にマニュアルフォーカスを行う場合は、該記憶されたフォーカス補助表示の選択結果が自動的に反映される。撮像装置101の電源を一旦遮断して再投入した場合でも、遮断前でのステップ504での選択結果が反映される。これにより、フォーカス補助表示を変更する場合にのみ、新たなフォーカス補助表示の選択操作を行えばよい。
次に、図5におけるステップ505にて、マイクロコンピュータ14は、AF領域の指定処理を行う。このステップでの詳細な動作を図8に示す。
図8において、まずステップ801では、マイクロコンピュータ14は、AF領域の指定方法の選択を検出する。ここでは、「領域指定」と「位置指定」のいずれかの指定方法を選択できるものとする。マイクロコンピュータ14は、表示部19に、図9に示す選択画面を表示し、操作者による操作部24の上下ボタンと選択ボタンの操作に応じてどの指定方法が選択されたかを検出する。
次に、ステップ802では、マイクロコンピュータ14は、ステップ801にて「領域指定」が選択されたかどうかを判断する。「領域指定」が選択された場合はステップ803に進み、図10に示す領域選択画面を表示部19に表示させる。次に、ステップ804に進み、操作者による操作部24の上下左右ボタンと選択ボタンの操作に応じて、複数の所定領域(図中に点線枠で示す)の中から1つの所定領域をAF領域AFとして決定する。そして、決定したAF領域を記憶部18に記憶させてステップ505の処理を終了する。「領域指定」が選択されていない場合はステップ805に進む。
ステップ805では、マイクロコンピュータ14は、図11に示す位置指定画面を表示部19に表示させる。次に、ステップ806に進み、操作者による操作部24の上下左右ボタンの操作に応じた位置にカーソルCを移動させる。そして、選択ボタンの操作に応じてカーソルCによって囲まれた領域をAF領域AFとして決定し、決定したAF領域を記憶部18に記憶させてステップ505の処理を終了する。その後、ステップ506に進む。
図5において、ステップ506では、マイクロコンピュータ14は、フォーカス補助表示の位置指定処理を行う。このステップでの詳細な動作を図12に示す。
図12において、まずステップC01では、マイクロコンピュータ14は、ステップ505で指定されたAF領域上に表示するフォーカス補助表示の選択を行わせる。このとき、表示部19には、AF領域上にはどのフォーカス補助表示も表示しない「表示なし」と、ステップ504で記憶部18に記憶されたフォーカス補助表示が選択候補として表示される。
図13には、ステップ504にて「スプリットイメージ&拡大表示」が選択された場合におけるステップC01での表示画面を示す。この場合は、「表示なし」、「スプリットイメージ」及び「拡大表示」が選択候補として表示されるとともに、スプリットイメージと拡大表示とをAF領域上に重ね合わせて表示する「スプリットイメージ&拡大 重ね表示」が選択候補として追加表示される。
マイクロコンピュータ14は、操作者による操作部24の上下ボタンと選択ボタンの操作に応じてどの選択候補が選択されたかを検出する。
次に、ステップC02では、マイクロコンピュータ14は、ステップC01にて「表示なし」が選択されたかどうかを判断する。「表示なし」が選択された場合はステップC05に進み、「表示なし」が選択されていない場合はステップC03に進む。
ステップC03では、マイクロコンピュータ14は、ステップC01で選択されたフォーカス補助表示を、表示部19に、ステップ505にて選択されたAF領域上に重ねて表示させる。このステップでの詳細な動作を図14に示す。ここでは、ステップ505にてAF領域として撮像画面の中心部の領域が指定されたものとする。
図14において、まずステップE01では、マイクロコンピュータ14は、ステップC01で「スプリットイメージ」が選択されたかどうかを判断する。「スプリットイメージ」が選択された場合にはステップE02に進み、図3に示すようにスプリットイメージSIをステップ505にて選択されたAF領域上に表示させる。そして、スプリットイメージの表示位置情報を記憶部18に記憶させて、ステップC03での処理を終了する。「スプリットイメージ」が選択されていない場合はステップE03に進む。
ステップE03では、マイクロコンピュータ14は、ステップC01で「拡大表示」が選択されたかどうかを判断する。「拡大表示」が選択された場合にはステップE04に進み、図2に示すように拡大画像LIをステップ505にて選択されたAF領域上に表示させる。そして、拡大画像の表示位置情報を記憶部18に記憶させて、ステップC03の処理を終了する。「拡大表示」が選択されてない場合はステップE05に進む。
ステップE05では、マイクロコンピュータ14は、ステップC01で「スプリットイメージ&拡大 重ね表示」が選択されたものとして、スプリットイメージを拡大画像上に重ね合わせて表示する準備として、スプリットイメージの拡大処理を行う。
具体的には、前述したスプリットイメージ用のデジタル画像信号を画像拡大部21に入力し、拡大画像の拡大率に応じた拡大率(例えば、拡大画像の拡大率と同じ拡大率)でスプリットイメージ用デジタル画像信号を拡大する。これにより、拡大されたスプリットイメージが生成される。
次に、ステップE06では、マイクロコンピュータ14は、ステップE05にて拡大されたスプリットイメージと拡大画像とを画像合成部22に入力して合成させる。そして、合成された画像をステップ505にて選択されたAF領域上に重ね合わせて表示させる。これにより、図15に示すように、表示部19に表示された本画像データMI内のAF領域上に、拡大画像LIと拡大されたスプリットイメージSIとが重ね合わされて表示される。そして、マイクロコンピュータ14は、拡大画像と拡大されたスプリットイメージの表示位置情報を記憶部18に記憶させて、ステップC03での処理を終了する。その後、ステップC04に進む。
このようにスプリットイメージを拡大して拡大画像上に重ね合わせて表示することにより、スプリットイメージを見ながらのマニュアルフォーカスがより行い易くなる。さらに、拡大画像の拡大率と同じ拡大率でスプリットイメージを拡大することにより、合焦状態が得られたときに、スプリットイメージ内の被写体部分の輪郭と拡大画像中の被写体部分の輪郭とが合致する。したがって、合焦状態であることを操作者に対して明確に伝えるができる。
次に、ステップC04では、マイクロコンピュータ14は、ステップC03の処理が終了した段階で、表示位置が決定していないフォーカス補助表示(位置未決定補助表示)があるかどうかを判断する。例えば、ステップ504にて「スプリットイメージ&拡大表示」が選択されたが、ステップC01で「スプリットイメージ」又は「表示なし」が選択された場合は、まだ拡大画像の表示位置又はスプリットイメージと拡大画像の両方の表示位置が決定していない。このように位置未決定補助表示がある場合はステップC05に進み、位置未決定補助表示がない場合はステップ505の処理を終了して、ステップ506に進む。
ステップC05では、マイクロコンピュータ14は、位置未決定補助表示の表示位置をどのように決定するかを操作者に選択させる。選択肢としては、位置未決定補助表示の表示位置指定を自動的に行う「自動配置」と、位置未決定補助表示の表示位置指定を操作者に行わせる「手動配置」とがある。
図16には、ステップC05においてスプリットイメージと拡大画像のどちらとも表示位置が決定していない場合に表示部19に表示される選択画面を示す。
操作者は操作部24の上下ボタンと選択ボタンを操作していずれかを選択してステップC06に進む。ステップC06ではステップC05にて「自動配置」が選択されたかどうかを判断し、選択された場合はステップC07に進み、選択されていない場合はステップC08に進む。
ステップC07では、マイクロコンピュータ14は、位置未決定補助表示の自動配置を行う。画像合成部22は、ステップ505で指定されたAF領域の位置情報を記憶部18から読み出し、さらにステップE02又はステップE04ですでに表示位置が決定しているフォーカス補助表示の位置情報を記憶部18から読み出す。そして、AF領域及び表示位置が決定しているフォーカス補助表示に重ならない位置を、位置未決定補助表示の表示位置として決定する。
例えば、「スプリットイメージ&拡大表示」が選択され、図17に示すようにAF領域AFが撮像画面の中央に指定されている場合において、AF領域AF上にどのフォーカス補助表示も表示しないように指定されたときは、図18に示すように表示を行う。すなわち、拡大されたスプリットイメージSIと拡大画像LIを、AF領域AFの右側(又は左側)に重ね合わせて表示し、これらがAF領域AFとは重ならないようにする。
また、例えば、「スプリットイメージ&拡大表示」が選択され、AF領域AFが撮像画面の中央に指定されている場合において、スプリットイメージをAF領域上に表示した場合は、位置未決定補助表示である拡大画像をAF領域の右側(又は左側)に表示する。このようにして、拡大画像がAF領域及びスプリットイメージと重ならないようにする。
次に、ステップC08では、マイクロコンピュータ14は、ステップC05にて「手動配置」が選択されたものとして、表示位置の指定方法を操作者に選択させる。ここでは、ステップ801でのAF領域の指定方法と同様に「領域指定」と「位置指定」の中から選択させる。表示部19には図9と同様の選択画面を表示させる。そして、マイクロコンピュータ14は、操作者による操作部24の上下ボタンと選択ボタンの操作に応じていずれの表示位置指定方法が選択されたかを検出し、ステップC09に進む。
ステップC09では、マイクロコンピュータ14は、ステップC08にて「領域指定」が選択されたか否かを判断する。「領域指定」が選択された場合はステップC10に進み、図10と同様の領域指定画面を表示部19に表示させる。次に、ステップC11に進み、マイクロコンピュータ14は、操作者による操作部24の上下左右ボタンと選択ボタンの操作に応じて位置未決定補助表示を表示する領域を決定し、その表示領域の情報を記憶部18に記憶させてステップC14に進む。
一方、ステップC09で「領域指定」が選択されていない場合はステップC12に進む。
ステップC12では、マイクロコンピュータ14は、表示部19に位置未決定補助表示を表示する位置を操作者に指定させるための画面を表示させる。例えば、スプリットイメージの表示位置を指定する場合は、図19に示す画面を表示部19に表示させる。
次に、ステップC13に進み、マイクロコンピュータ14は、操作者による操作部24の上下左右ボタンの操作に応じてカーソルを移動させ、選択ボタンの操作に応じてカーソルの位置を位置未決定補助表示の表示位置として決定する。そして、決定した表示位置の情報を記憶部18に記憶させて、ステップC14に進む。
ステップC14では、マイクロコンピュータ14は、ステップ504で表示すると選択されたすべてのフォーカス補助表示の表示位置指定が完了したか否かを判断する。まだ完了していない場合はステップC05に戻り、位置未決定補助表示の表示位置指定をステップC05から行う。すべてのフォーカス補助表示の表示位置指定が完了した場合は、ステップ506の処理を終了して、ステップ507に進む。
図5において、ステップ507では、マイクロコンピュータ14は、操作者によるマニュアルフォーカスによりピント合わせが行われ、操作部24のシャッターボタンが押されるのを待つ。マニュアルフォーカスによって表示部19上のフォーカス補助表示が示すピント状態が変化する。操作者は、このフォーカス補助表示を見ながらAF領域に含まれる被写体に対するピントを合わせる。
次に、ステップ508では、マイクロコンピュータ14は、操作者によりシャッターボタンが押されることに応じて、撮像処理を行う。
そして、ステップ509では、マイクロコンピュータ14は、撮像処理によって生成された本画像データを記録制御部17を通じて記録メディア16に記録する。
以上説明したように、本実施例では、マニュアルフォーカス時に、操作者の選択操作に応じて、表示部19にスプリットイメージと拡大画像とを切り換えて表示させることができる。このため、スプリットイメージと拡大画像のうち操作者が使い易いほうのフォーカス補助表示を選択することができる。
また、本実施例では、スプリットイメージと拡大画像の両方を同時に表示させることもできる。これにより、マニュアルフォーカス時に、スプリットイメージと拡大画像のそれぞれの有利な点を利用することができ、より使い易い撮像装置を実現することができる。つまり、スプリットイメージによる正確なピント合わせを可能としつつ、主被写体及びその近傍の領域の拡大画像を確認することで、主被写体以外の被写体に対するピント状態も把握することができる。主被写体以外の被写体のピント状態が操作者の希望する状態でない場合には、絞り3を動作させて焦点深度を調整した上で、再度マニュアルフォーカスを行えば、操作者が希望するピント状態の撮影画像を得ることができる。
これらのように、本実施例によれば、マニュアルフォーカス時の利便性及び操作性が高い撮像装置を実現することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例における撮像装置の構成は、実施例1(図1)に示したものと同じである。このため、本実施例では、撮像装置の構成要素については実施例1と同じ符号を使用する。
また、本実施例の撮像装置においても、マニュアルフォーカス時に、操作者の選択操作に応じて、スプリットイメージ、拡大画像及びその両方の表示を切り換えて行う。
図20のフローチャートには、本実施例における撮像装置におけるマニュアルフォーカス時の動作(制御方法)を示す。この動作は、マイクロコンピュータ14が、記憶部18に格納されたコンピュータプログラム(画像処理プログラム)に従って実行する。
図20におけるステップK01からK05は、実施例1で図5に示したステップ501からステップ505と同じである。すなわち、マイクロコンピュータ14は、ステップK01にて撮像モードを設定し、ステップK02にてフォーカスモードをオートフォーカスモードに設定する。次に、ステップK03にて表示部19へのライブビュー画像の表示を行い、ステップK04にてフォーカス補助表示の選択を行う。さらに、ステップK05にてAF領域を指定する。
次に、ステップK06では、マイクロコンピュータ14は、操作者によるマニュアルフォーカスによりピント合わせが行われ、操作部24のシャッターボタンが押されるのを待つ。
そして、ステップK07では、マイクロコンピュータ14は、操作者によりシャッターボタンが押されることに応じて撮像処理を行う。
次に、ステップK08では、マイクロコンピュータ14は、撮像処理によって生成された本画像データを記録制御部17を通じて記録メディア16に記録する。
図21には、ステップK04においてスプリットイメージと拡大画像の両方の表示が選択された場合におけるステップK06での詳細な動作を示している。ここでは、ステップK05でAF領域が撮像画面の右上の領域に設定され、ステップK04でスプリットイメージと拡大画像の両方の表示が選択され、さらにこれらがAF領域に重ならないように自動配置される場合について説明する。
ステップL01では、マイクロコンピュータ14は、図22に示すように、表示部19における右上に設定されたAF領域に重ならないように拡大画像LIを表示させる。MIは本画像データ(以下、本画像ともいう)を示す。
次に、ステップL02では、マイクロコンピュータ14は、合焦状態にあるか否かを判断する。合焦状態か否かの判断は、合焦検出部26を通じて行われる。合焦状態である場合はステップK06を経てステップK07に進む。合焦状態でない場合はステップL03に進む。
ステップL03では、マイクロコンピュータ14は、AF領域内の主被写体に対する撮像レンズ1のデフォーカス量が、記憶部18に記憶された所定値より大きいかどうかを判断する。デフォーカス量は合焦検出部26によって求められる。デフォーカス量が所定値より大きい場合はステップL04に進み、デフォーカス量が所定値より小さい場合はステップL05に進む。
ステップL04では、マイクロコンピュータ14は、表示部19に表示されていたスプリットイメージを消す。これにより、フォーカス補助表示としては拡大画像のみが表示部19に表示される。
ステップL05では、マイクロコンピュータ14は、表示部19にスプリットイメージを表示させる。これにより、フォーカス補助表示として、スプリットイメージと拡大画像の両方が表示部19に表示される。
このとき、図23に示すように、スプリットイメージSIは所定の拡大率(拡大画像の拡大率と同じ拡大率が望ましい)で拡大され、拡大画像LIに重ね合わされて表示される。
次に、ステップL06では、マイクロコンピュータ14は、操作者によるマニュアルフォーカスが行われる間、待つ。操作者は、フォーカス補助表示を見ながらAF領域に含まれる被写体に対するピントを合わせる。
そして、ステップL02に戻り、合焦検出部29により合焦状態が確認されるまで、ステップL03からL05の処理を繰り返す。
このように、デフォーカス量が所定値より大きい状態では拡大画像のみを表示部19に表示し、デフォーカス量が所定値より小さい状態では少なくともスプリットイメージを表示させる(拡大画像の表示は必ずしも必要ではない)。これにより、合焦状態から遠い状態ではマニュアルフォーカスを大まかに行うことができ、合焦状態に近づくとスプリットイメージを用いた細かい(正確な)ピント合わせを行うことができる。
このようにして、オートフォーカス時の利便性及び操作性を向上させることができる。
また、図24には、本実施例のステップK04においてスプリットイメージの表示が選択された場合のステップK06での詳細な動作を示す。
ここでは、ステップK05でAF領域が撮像画面の右上の領域に設定され、ステップK04でスプリットイメージの表示が選択され、さらにこれがAF領域に重なるように自動配置される場合について説明する。
ステップO01では、マイクロコンピュータ14は、図25に示すように、表示部19における右上に設定されたAF領域AFに重なるようにスプリットイメージSIを表示させる。
次に、ステップO02では、マイクロコンピュータ14は、合焦状態か否かを判断し、合焦状態である場合はステップK06の処理を終了してステップK07に進む。合焦状態ではない場合はステップO03に進み、マニュアルフォーカスを待ち、ステップO04に進む。
ステップO04では、マイクロコンピュータ14は、操作部24の絞り込みボタンが操作されたかどうかを判断する。絞り込みボタンは、撮像に先だって、絞り制御部4を通じて絞り3を設定された絞り状態まで絞り込み、主被写体以外の被写体に対する撮像レンズ1の焦点深度を確認するために操作される。
ここで、スプリットイメージが表示されている状態で絞り込みボタンが操作された場合について説明する。
第2撮像素子9を用いて生成されるスプリットイメージ用の画像信号は、瞳分割された光束によって得られるが、該光束は被写体の一部からの光束であるため光量が少ない。しかも、スプリットイメージ用の画像信号は、単色の画像信号である。したがって、絞り3が絞り込まれる前の状態でも、スプリットイメージが本画像に比べてやや暗い画像となる。
この場合に、絞り込みボタンの操作によって絞り3を絞り込むと、光量がさらに少なくなり、本画像も暗くなるが、単色画像であるスプリットイメージは本画像に比べてかなり暗い画像となる。このため、スプリットイメージが見にくくなり、ピント合わせに利用できなくなるおそれがある。このため、絞り込みボタンが操作された場合は、ステップO05及びステップO06の処理を行う。
ステップO05では、マイクロコンピュータ14は、表示部19に表示していたスプリットイメージを消す。そして、ステップO06では、図26に示すように、表示部19におけるAF領域AFに重なるように拡大画像LIを表示させ、ステップO02に戻る。
一方、ステップO04で絞り込みボタンが操作されていないと判断された場合はステップO07に進み、マイクロコンピュータ14は、表示部19において拡大画像を消す。そして、ステップO08に進む。
ステップO08では、マイクロコンピュータ14は、図25に示すように、表示部19におけるAF領域に重なるようにスプリットイメージを表示させる。そして、ステップO02に戻る。
このように、スプリットイメージが表示されている状態で絞り3が絞り込まれることに応じて、暗くなって利用することが難しくなるスプリットイメージを消して、その代わりに拡大画像を表示させる。絞り込みが解除されれば、拡大画像を消してスプリットイメージを表示させる。
このようにして、本実施例によれば、オートフォーカス時の利便性及び操作性の向上を図ることができる。
上述した実施例1,2では、別々の撮像素子6,9を用いて本画像データとスプリットイメージとを生成する撮像装置について説明したが、本発明は以下のような撮像素子を用いる撮像装置にも適用することができる。
図27には、本発明の実施例3である撮像装置に用いられる撮像素子の画素配列を示している。
本実施例における撮像素子60は、撮像レンズからの光束により形成された被写体像(第1の光学像)を光電変換して第1の撮像信号を出力する第1の光電変換セル群(撮像画素群)201を有する。また、撮像素子60は、撮像レンズからの光束が分割されることにより形成された2つの光学像(第2の光学像)を光電変換して第2の撮像信号を出力する第2の光電変換セル群(スプリットイメージ生成画素群)202,203を有する。第1の撮像信号は本画像データの生成に用いられ、第2の撮像信号はスプリットイメージの生成に用いられる。
スプリットイメージ生成画素は、互いに斜めに隣接した2つの画素で1つのペアを構成し、該ペアが撮像素子60(つまりは撮像画素群)内に離散的(かつ周期的)に配置されている。
図28の上側にはスプリットイメージ生成画素202の正面図を、図28の下側には、正面図におけるB−B’線で切断した場合のスプリットイメージ生成画素202の断面図を示している。このスプリットイメージ生成画素202は、撮像画素201が有するR,G,Bのいずれかのカラーフィルタ層は持っておらず、最も光入射側の位置にマイクロレンズ301が設けられている。なお、正面図ではマイクロレンズ301の図示は省略している。302はマイクロレンズ301を形成するための平面を構成するための平滑層である。
303aは遮光層であり、光電変換領域305の中心Oに対して一方向に偏心した絞り開口部を有する。304は平滑層である。
また、図29の上側にはスプリットイメージ生成画素203の正面図を、図5の下側には、正面図におけるB−B’線で切断した場合のスプリットイメージ生成画素203の断面図を示している。このスプリットイメージ生成画素203も、カラーフィルタ層は持っておらず、最も光入射側の位置(平滑層302上)にマイクロレンズ301が設けられている。なお、正面図ではマイクロレンズ301の図示は省略している。
303bは遮光層であり、光電変換領域305の中心Oに対して、スプリットイメージ生成画素202に設けられた遮光層303aとは反対方向に偏心した絞り開口部を有する。すなわち、スプリットイメージ生成202,203の遮光層303a,303bは、各マイクロレンズ301の光軸(O)を挟んだ対称な位置に絞り開口部を有する。
このような構成によれば、撮像光学系をスプリットイメージ生成画素202から見た場合とスプリットイメージ生成画素203から見た場合とで、撮像光学系の瞳が対称に分割されたことと等価となる。すなわち、マイクロレンズ301と遮光層303a,303bは、いわゆる瞳分割光学系を構成する。
互いに隣接したスプリットイメージ生成画素202,203上には、撮像素子60の画素数が多くなるにつれてより近似した2像が形成されるようになる。該2像には撮像光学系の焦点状態に応じた位相差が生じる。該位相差の方向は、前ピン状態と後ピン状態とで逆になる。このため、スプリットイメージ生成画素202,203からの撮像信号を用いることで、位相差に対応するスプリットイメージを生成することができる。
このような撮像素子60を用いることにより、撮像装置をコンパクト化しつつ、オートフォーカス時の利便性及び操作性の向上を図ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記各実施例では、スプリットイメージと拡大画像を表示する場合について説明した。ここでの拡大画像は、画像データの一部を「表示上」拡大することで表示される場合でも、「データ処理上」拡大することで表示される場合でもよいが、後者の場合には必ずしも「拡大処理」とは限らず、「縮小処理」であることもある。また、前者の場合でも、元の画像が大きく表示されている場合は、「拡大」する必要はない。
本発明の実施例1である撮像装置の構成を示すブロック図。 実施例1におけるマニュアルフォーカス時の拡大表示を示す図。 実施例1におけるマニュアルフォーカス時のスプリットイメージ表示(非合焦状態)を示す図。 実施例1におけるマニュアルフォーカス時のスプリットイメージ表示(合焦状態)を示す図。 実施例1の撮像装置のマニュアルフォーカス時の動作を示すフローチャート。 実施例1におけるフォーカス補助表示選択処理を示すフローチャート。 実施例1におけるフォーカス補助表示を選択するためのメニュー画面を示した図。 実施例1におけるAF領域指定処理を示すフローチャート。 実施例1におけるAF領域の指定方法を選択するための画面を示す図。 実施例1におけるAF領域の指定方法である「領域指定」を説明するための図。 実施例1におけるAF領域の指定方法である「位置指定」を説明するための図。 実施例1におけるフォーカス補助表示の表示位置指定処理を示すフローチャート。 実施例1におけるAF領域上に表示するフォーカス補助表示を選択するための画面を示す図。 実施例1におけるAF領域上へのフォーカス補助表示動作における表示処理ステップを示すフローチャート。 実施例1におけるマニュアルフォーカス時のスプリットイメージと拡大表示の両方が表示された様子を示す図。 実施例1におけるフォーカス補助表示の表示位置の指定方法を選択するための画面を示す図。 実施例1においてAF領域が画面中央に指定された様子を示す図。 実施例1においてスプリットイメージと拡大表示がAF領域の右側に重ねて表示された様子を示す図。 実施例1におけるスプリットイメージの表示位置を設定するための画面を示す図。 本発明の実施例2である撮像装置のマニュアルフォーカス時の動作を示すフローチャート。 実施例2におけるマニュアルフォーカスステップでの動作を示すフローチャート。 実施例2において拡大画像を表示した様子を示す図。 実施例2において拡大画像とスプリットイメージが両方表示されている様子を示す図。 実施例2におけるマニュアルフォーカスステップの別の動作を示すフローチャート。 実施例2におけるスプリットイメージの表示の様子を示す図。 実施例2における拡大画像の表示の様子を示す図。 本発明の実施例3である撮像装置に用いられる撮像素子の画素配列を示す図。 図27の撮像素子に設けられた位相差検出画素の正面図及び断面図。 図27の撮像素子に設けられた別の位相差検出画素の正面図及び断面図。
符号の説明
101 撮像装置
1 撮像レンズ
1a フォーカスレンズ
3 絞り
6 第1撮像素子
8 瞳分割用光学部材
9 第2撮像素子
14 マイクロコンピュータ
19 表示部
21 画像拡大部
22 画像合成部
24 操作部
25 AF制御部
29 合焦検出部
30 マニュアルフォーカスリング

Claims (7)

  1. 被写体から撮像光学系に入射した光束により形成された光学像をセンサーで光電変換して得られた信号に基づいて画像データを生成する画像生成手段と、
    被写体から前記撮像光学系に入射した光束のうち分割された2つの光束により形成された2つの光学像を前記センサーで光電変換して得られた信号に基づいて、該2つの光学像の位相差に対応するスプリットイメージの画像を生成するスプリットイメージ生成手段と、
    前記画像データの一部に対応する部分画像を生成する部分画像生成手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    マニュアルフォーカスの際に、前記表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像とを切り換えて表示可能なフォーカス補助手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 操作者により操作される操作手段を有し、
    前記フォーカス補助手段は、前記操作手段の操作に応じて、前記表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像とを切り換えて表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フォーカス補助手段は、前記表示手段に前記スプリットイメージの画像を表示させている状態で前記撮像光学系の絞りが絞り込まれた場合は、前記部分画像の表示に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記フォーカス補助手段は、前記撮像光学系のデフォーカス量が所定値より大きい場合は前記表示手段に前記部分画像を表示させ、前記デフォーカス量が前記所定値より小さい場合は前記表示手段に少なくとも前記スプリットイメージの画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカス補助手段は、前記表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像の両方を表示させる切り換えが可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記フォーカス補助手段は、前記部分画像の拡大率に応じて前記スプリットイメージの画像を拡大して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 被写体から撮像光学系に入射した光束により形成された光学像をセンサーで光電変換して得られた信号に基づいて画像データを生成するステップと、
    被写体から前記撮像光学系に入射した光束のうち分割された2つの光束により形成された2つの光学像を前記センサーで光電変換して得られた信号に基づいて、該2つの光学像の位相差に対応するスプリットイメージの画像を生成するステップと、
    前記画像データの一部に対応する部分画像を生成するステップと、
    マニュアルフォーカスの際に、表示手段に前記スプリットイメージの画像と前記部分画像とを切り換えて表示可能なステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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