JP5463780B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、ログファイルを作成する情報処理装置を開示する。
特許文献1には、ユーザのチェックにより設備トラブルありと判断されると、トラブルが発生している設備に対してトラブル解析支援装置を設置する。トラブル解析支援装置は、トラブルが再現されるまで様々なトリガ条件を設定する。そしてトラブルが再現されたトラブル前後の設備の状態をログファイル記憶部に記憶する。ユーザは、ログファイル記憶部に記憶されたログファイルを解析することによりトラブルの原因を特定する。
特開2000−250775号公報
このような構成では、様々なトリガ条件を設定してトラブルを再現しなければログファイルを作成することができないため、ユーザは、ログファイルの解析までにも作業と時間を要することとなる。
本明細書では、ユーザにログファイルの解析を簡単に行わせることができる技術を提供する。
本明細書に開示される情報処理装置は、情報が入力される毎に、情報の入力を示すログ情報を含む1個のログファイルを作成するログファイル作成手段と、1個のログファイルが作成される毎に、1個のログファイルを記憶領域に記憶させる第1記憶制御手段とを備える。
上記の構成によると、情報が入力されたことをトリガとして、その情報の入力を示すログファイルが情報の入力毎に作成される。ユーザは、ログファイル作成のためにトラブルの再現を待つ必要がなくなる。従来ログファイル作成のために要していた手間と時間を省略することができる。即ち、ユーザはログファイルの解析を簡単に行うことができる。
上記の情報処理装置は、情報の入力に起因して発生するエラーを検出するエラー検出手段と、特定の情報の入力に起因して特定のエラーが発生したことが検出される場合に、上記の特定の情報の入力を示す特定のログ情報を含む第1のログファイルを記憶領域から特定するログファイル特定手段と、第1のログファイルに含まれる特定のログ情報に対応する動作を再現する再現処理を実行する再現手段と、をさらに備えてもよい。
この構成によると、上記の特定のエラーが発生した原因である上記の特定の情報の入力を示す第1のログファイルを特定し、その第1のログファイルを用いて動作を再現することができる。ユーザは、動作の再現結果を見ることによって、同じエラーが発生するのか否かを確認することができる。
上記の情報処理装置は、エラーの発生が検出される毎に、当該エラーが発生したことを示すエラー情報を記憶領域に記憶させる第2記憶制御手段と、記憶領域に記憶される複数のエラー情報の中から1つのエラー情報を選択することをユーザに許容する選択許容手段と、をさらに備えてもよい。ログファイル特定手段は、上記の特定のエラーが発生したことを示す特定のエラー情報がユーザによって選択される場合に、第1のログファイルを特定してもよい。
この構成によると、上記の第1のログファイルの特定処理と、第1のログファイルを用いて実行される再現処理と、をユーザの指示に従って行うことができる。従って、ユーザは、所望のタイミングで、再現処理を実行させることができる。
上記の情報処理装置では、ログファイル特定手段は、上記の特定のエラーが発生したことが検出された直後に、第1のログファイルを特定してもよい。
この構成によると、エラー発生の直後に、第1ログファイルの特定処理と、再現処理と、が行われる。ユーザは、エラー発生の直後に、再現結果を見ることができる。
上記の特定の情報の入力のみに起因して上記の特定のエラーが発生するとは限らない。上記の特定の情報の入力と、それ以前の情報の入力と、が組み合わさって、上記の特定のエラーが発生する事象が起こり得る。このような事象の有無をユーザが確認することができるように、以下の構成を採用してもよい。即ち、上記の情報処理装置では、再現処理が実行される場合に、エラーの発生が検出されたのか否かを判断する判断手段をさらに備えてもよい。ログファイル特定手段は、さらに、判断手段によって否定的に判断される場合に、第1のログファイルより前に作成された第2のログファイルを、記憶領域から特定してもよい。再現手段は、さらに、第2のログファイルから第1のログファイルまでのN個(Nは2以上の整数)のログファイルの作成順序に従って、N個のログファイルに含まれるN個のログ情報に対応するN個の動作を順次再現する複数動作再現処理を実行してもよい。
この構成によると、第1のログファイルより前に作成された第2のログファイルに含まれるログ情報に対応する動作が再現される。次いで、第2のログファイルの次に作成されたログファイル(このログファイルが第1のログファイルでもよい)に含まれるログ情報に対応する動作が再現される。この処理が、第1のログファイルを用いて動作を再現するまで繰り返される。ユーザは、N個の動作が再現される様子を見ることによって、エラー発生原因を特定することができる。
第2のログファイルは、第1のログファイルの1個前に作成されたログファイルであってもよい。複数動作再現処理が実行された際に判断手段によって否定的に判断される場合に、ログファイル特定手段は、第2のログファイルの1個前に作成された他のログファイルを、記憶領域から特定してもよい。ログファイル特定手段は、判断手段によって肯定的に判断されるまで、前回に特定されたログファイルの1個前に作成された他のログファイルを、記憶領域から特定することを繰り返してもよい。再現手段は、ログファイル特定手段によってログファイルが特定される毎に、当該ログファイルから第1のログファイルまでの複数個のログファイルの作成順序に従って、複数個のログファイルに含まれる複数のログ情報に対応する複数の動作を順次再現する新たな複数動作再現処理を実行してもよい。
この構成によると、第1のログファイルを用いて動作が再現されてもエラーが再現されない場合に、第1のログファイルの1個前に作成された第2のログファイルを用いて動作が再現される。ここでもエラーが再現されない場合に、第2のログファイルの1個前に作成されたログファイルを用いて動作が再現される。この処理が、エラーが再現されるまで繰り返される。ユーザは、エラーが再現された複数のログファイルの動作を順次再現することによって、エラー発生の原因を特定することができる。
例えば、第1の情報が入力され、次いで、第2の情報が入力され、次いで、第3の情報が入力された際にエラーが発生した場合に、そのエラーが、第2の情報の入力に関わらず、第1の情報の入力と、第3の情報の入力と、を原因として発生する可能性がある。即ち、連続して作成された複数個のログファイルを用いて上記の複数動作再現処理が実行され、その結果、エラーが発生した場合であっても、上記の複数個のログファイルの全てがエラー発生に関係しているとは限らない。エラー発生の原因をより正確に特定するために、以下の構成を採用してもよい。即ち、ログファイル特定手段は、さらに、判断手段によって肯定的に判断された複数動作再現処理を実行する際に利用されたM個(Mは2以上の整数)のログファイルの中から、1個の対象ログファイルを特定する対象ログファイル特定処理を実行してもよい。再現手段は、さらに、M個のログファイルの中から対象ログファイルが除かれたログファイル群(このログファイル群は1個以上のログファイルを意味する)に含まれるログ情報に対応する動作を再現する一部動作再現処理を実行してもよい。
この構成によると、連続して作成されたM個のログファイルから1個のログファイルが除かれたログファイル群を用いて、動作を再現することができる。ここでエラーが発生した場合には、ユーザは、除かれた1個のログファイルは、エラー発生と無関係であることを知ることができる。ユーザは、エラー発生の原因をより正確に特定することができる。
さらに、ログファイル特定手段は、M個のログファイルの中から、対象ログファイルとして未だ特定されていない1個の新たな対象ログファイルを順次特定してもよい。再現手段は、ログファイル特定手段によって新たな対象ログファイルが特定される毎に、以下の処理を実行してもよい。即ち、再現手段は、前回の一部動作再現処理が実行された際に判断手段によって肯定的に判断される場合に、前回の一部動作再現処理で利用されたログファイル群から、上記の特定された新たな対象ログファイルが除かれたログファイル群に含まれるログ情報に対応する動作を再現してもよい。また、再現手段は、前回の一部動作再現処理が実行された際に判断手段によって否定的に判断される場合に、前回の一部動作再現処理で利用されたログファイル群と、前回に除かれた対象ログファイルと、を含むログファイル群から、上記の特定された新たな対象ログファイルが除かれたログファイル群に含まれるログ情報に対応する動作を再現してもよい。
この構成によると、エラー発生に関係する最小限のログファイル群を特定し得るため、ユーザはログファイルの解析を簡単に行うことができる。
上記の情報処理装置では、入力される情報が画像データである場合に、画像データを特定する画像情報データを作成する画像情報データ作成手段と、画像情報データからダミー画像データを作成するダミー画像データ作成手段と、をさらに備えてもよい。ログファイル作成手段は、画像データが入力される場合に、画像情報データを有する特定のログ情報を含む特定のログファイルを作成してもよい。再現手段は、特定のログ情報に対応する動作を再現する場合には、画像情報データから作成されるダミー画像データを用いて再現してもよい。
この構成によると、容量が大きい画像データを含むログファイルが作成されないために、ログファイルの容量を抑えることができる。また、再現時には、実際に入力された画像データではなく、ダミー画像データを用いて画像データを再現する。そのため、画像データの入力に従って実行された動作をほぼ同様に再現することができる。
上記の情報処理装置を実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。
通信システムの構成の一例を示す。 複数のログファイルの一例を示す。 複数のエラー情報の一例を示す。 ログ記憶処理のフローチャートを示す。 ログ再現処理のフローチャートを示す。 エラー解析処理のフローチャートを示す。 エラー解析処理のフローチャートの続きを示す。 エラー解析処理を説明するための図を示す。
(第1実施形態)
(多機能機10の構成)
実施形態について説明する。図1を用いて、多機能機10の構成について説明する。多機能機10は、電子メール送受信機能、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、FAX機能等の多機能を備える。多機能機10は、制御部12と表示部14と操作部16と印刷部18とUSBインターフェイス20とネットワークインターフェイス22とスキャン部24とPSTNインターフェイス26と記憶部28を備える。制御部12は、記憶部28に記憶されているプログラム30に従って処理を実行する。また、記憶部28は、ワーク領域32を備える。ワーク領域32は、制御部12が処理を実行する過程で生成又は取得される情報を記憶する。ワーク領域32に記憶される情報としては、例えば後述するリスト34がある。記憶部28は、さらに、上記のプログラム30以外の情報を記憶するための記憶領域36を有する。
表示部14は、様々な情報を表示する。操作部16は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部16を操作することによって、様々な情報を多機能機10に入力することができる。印刷部18は、外部から入力される情報に従って印刷を行う。また、印刷部18は、スキャン部24によって生成される画像データに従って印刷を行う。スキャン部24は、スキャン対象物をスキャンすることによって、画像データを生成する。USBインターフェイス20は、通信ケーブル6及び外部メモリ50と接続されている。USBインターフェイス20は、デバイス60から出力された情報を入力する。ネットワークインターフェイス22は、ネットワーク4と接続されている。ネットワークインターフェイス22は、デバイス70、80から出力された情報を入力する。PSTNインターフェイス26は、PSTN8と接続されている。PSTNインターフェイス26は、PSTN8に接続されている他のデバイス(例えばFAX)から出力される情報(例えばFAXデータ)を入力する。
(外部メモリ50の構成)
外部メモリ50について詳しく説明する。本実施例の外部メモリ50は、持ち運び可能ないわゆるUSBメモリである。外部メモリ50は、設定情報51、複数のログファイル52、及び、複数のエラー情報54を記憶する。設定情報51は、多機能機10が電源ONされた時の多機能機10の設定情報(例えば、デフォルトのスキャン設定(スキャン解像度、色数等)、デフォルトの印刷設定(印刷品質、印刷用紙のサイズ))である。
図2は、複数のログファイル52の一例を示す。複数のログファイル52は、ログファイル102〜106を含む。各ログファイル102〜106は、ファイル名F1〜Fn(nは3以上の整数)と、多機能機10に対する情報の入力を示すログ情報と、を含む。ログ情報は、Time(時刻)情報102a〜106aと、入力デバイス情報102b〜106bと、入力データ102c〜106cと、を含む。
Time情報102a〜106aは、多機能機10に情報が入力された時刻を示す。入力デバイス情報102b〜106bは、情報が入力されたデバイスの種類を示す。例えば、デバイス70、80から出力された情報がネットワークインターフェイス22に入力された場合、入力デバイス情報として「LAN」が記憶される(ログファイル102参照)。また、例えば、デバイス60から出力された情報がUSBインターフェイス20に入力された場合、入力デバイス情報として「USB」が記憶される。また、例えば、操作部16に情報が入力された場合(ユーザによって操作部16が操作された場合)、入力デバイス情報として「パネルキー」が記憶される(ログファイル104参照)。また、例えば、PSTN8経由でPSTNインターフェイス26に情報が入力された場合、入力デバイス情報として「PSTN」が記憶される。
入力データ102c〜106cは、多機能機10に入力された情報を示す。入力データ102c〜106cは、多機能機10に入力された情報が画像データか否かによって異なる。なお、画像データの一例として、デバイス60〜80からの印刷データ、PSTN8経由で入力されるFAXデータ等を挙げることができる。入力された情報が画像データであった場合には、ログファイル102に示すように、入力データ102cは、画像情報データ110である。画像情報データ110は、実際に入力された画像データを含まない。画像情報データ110は、通信方式112と、データタイプ114と、データ合計サイズ116と、縦・横・枚数118と、が関連付けられた情報である。通信方式112は、データの通信方式、即ち、通信プロトコルを示す。データタイプ114は、データの種類(例えばJPEG、PDL(Page Description Language)等)である。データ合計サイズ116は、入力された画像データの合計サイズである。縦・横・枚数118は、入力された画像データの縦及び横のサイズと、画像データにおいて指示されている印刷枚数(即ちページ数)である。一方、入力された情報が画像データ以外の情報、例えば、ユーザによる操作部16のキー操作、デバイス70等からネットワーク4を介して行われる多機能機10への設定変更指示等の情報の場合には、ログファイル104、106に示すように、入力データ104c、106cは、画像情報データ110を含まず、入力された情報そのものを示すデータである。例えば、操作部16のスタートキーが操作された場合、入力データは、スタートキーの操作を示すデータである。また、例えば、設定変更指示が入力された場合、入力データは、設定変更指示に含まれるデータである。
図3は、上記の外部メモリ50に記憶されている複数のエラー情報54の一例を示す。複数のエラー情報54は、エラー情報130、132を含む。各エラー情報130、132は、エラーナンバー134と、Time(時刻)情報136と、エラー値138と、解析結果140と、が関連付けられた情報である。エラーナンバー134は、個々のエラー情報を識別するための番号である。Time情報136は、エラー発生時刻である。エラー値138は、発生したエラーの内容を示す値である。エラー値の一例として、「多機能機10内の特定の機能(例えば、LAN機能、印刷機能等)が停止した」、「不正な記憶領域にアクセスしようとして、多機能機10が再起動した」、「ある機能が占有する時間が極端に大きくなり、他の機能の動作が遅くなった(例えば、USB経由でデータを印刷している最中に、LANから大量のデータが送信され、その大量のデータの処理のため、上記の印刷処理に通常20秒で済むところ5分を要した)」等を挙げることができる。すなわち、本実施形態では、ユーザにとってはエラーであるが、プリンタがエラーと判断しない場合をエラーとして扱う。解析結果140は、後述するエラー解析処理によって、エラー情報の解析を行った結果、エラーの発生原因として特定されたログファイルのファイル名である。なお、エラー情報132のように、エラー情報の解析が行なわれていない場合は、解析結果140が記憶されない。
(多機能機10が実行する処理)
続いて、多機能機10の制御部12が実行する処理の内容について説明する。図4は、制御部12が実行するログ記憶処理のフローチャートを示す。多機能機10が電源ONされると、制御部12は、電源ON時点での多機能機10が有する各種設定情報を外部メモリ50に記憶させる(S2)。この結果、外部メモリ50は、設定情報51を記憶する。次いで、制御部12は、多機能機10に情報が入力されることを監視する(S4)。ネットワークインターフェイス22に情報が入力された場合、USBインターフェイス20に情報が入力された場合、操作部16に情報が入力された場合(ユーザによって操作部16が操作された場合)、又は、PSTNインターフェイス26に情報が入力された場合に、制御部12は、S4でYESと判断する。S4でYESの場合、S6に進む。
S6では、制御部12は、入力された情報が画像データか否かを判断する。S4で入力された情報が、デバイス60〜80からの印刷データ、PSTN8経由で入力されるFAXデータ等である場合には、制御部12は、S6でYESと判断する。一方において、S4で入力された情報が、デバイス60〜80からの設定変更指示の情報、操作部16に入力された情報等である場合には、制御部12は、S6でNOと判断する。S6でYESの場合、制御部12は、入力された画像データから画像情報データを作成する(S8)。制御部12は、入力された画像データを解析することによって、通信方式、データタイプ、データ合計サイズ、画像データの縦横のサイズ、及び、画像データにおいて指示されている印刷枚数を特定する。制御部12は、これらの特定された情報を含む画像情報データを作成する。S8を終えた場合、又は、S6でNOの場合は、S10に進む。
S10では、制御部12は、ログファイル(例えば図2の102)を作成する。まず、制御部12は、現在の日時(年月日時分秒)を含むファイル名を作成する。これにより、同一のファイル名を有する複数のログファイルが作成されるのを防止することができる。次いで、制御部12は、上記のファイル名を有するファイルを作成する。この段階では、ファイル内に何も書き込まれていない。次いで、制御部12は、現在の時刻(時分秒)を特定し、特定された時刻を上記のファイル内に書き込む。これにより、Time情報(例えば図2の102a)が書き込まれる。さらに、制御部12は、S4においていずれのデバイスに情報が入力されたのかを特定し、特定されたデバイスの種類(LAN、USB、PSTN、パネルキー)を上記のファイル内に書き込む。これにより、入力デバイス情報(例えば図2の102b)が書き込まれる。S4で入力された情報が画像データである場合、制御部12は、S8で作成された画像情報データを上記のファイル内に書き込む。これにより、入力データとして画像情報データ(例えば図2の110)が書き込まれる。また、S4で入力された情報が画像データ以外の情報である場合、制御部12は、S4で入力された情報そのものを上記のファイル内に書き込む。これにより、画像情報データ以外の入力データ(例えば図2の104c)が書き込まれる。これにより、ログファイルが完成する。
S10を終えると、制御部12は、作成したログファイルを外部メモリ50に送信することによって、ログファイルを外部メモリ50に記憶させる(S12)。外部メモリ50は、自身が現在記憶しているログファイルを消去せずに、多機能機10から送信されるログファイルを記憶する。即ち、外部メモリ50は、複数のログファイルを蓄積して記憶する(図2参照)。次いで、制御部12は、多機能機10にエラーが発生したか否かを判断する(S14)。例えば、表示エラーが発生した場合、表示部14から制御部12に第1の信号が送信される。また、例えば、通信エラーが発生した場合、インターフェイス(20、22、26等)から制御部12に第2の信号が送信される。また、例えば、印刷部18において印刷が不正に止まった場合、印刷部18から制御部12に第3の信号が送信される。制御部12は、S12を終えてから所定期間が経過するまでの間に、上記の第1〜第3の信号のいずれかが受信された場合に、S14でYESと判断する。
S14でYESの場合、制御部12は、発生したエラーに関するエラー情報(例えば図3の130)を外部メモリ50に記憶させる(S16)。制御部12は、外部メモリ50に記憶されている複数のエラー情報の中の最も大きいエラーナンバー134(図3参照)を予め取得している(例えば電源ON時に取得している)。制御部12は、取得されたエラーナンバーに対して「1」をインクリメントすることによって、新たなエラーナンバーを生成する。なお、多機能機10が電源ONされた後の2回目以降のS16の処理では、制御部12は、前回のS16の処理で生成されたエラーナンバーに対して「1」をインクリメントすることによって、新たなエラーナンバーを生成する。次いで、制御部12は、現在の時刻とエラー値とを特定する。なお、図示を省略しているが、多機能機10の記憶領域36には、複数種類のエラーのそれぞれについて、エラー値が予め記憶されている。制御部12は、発生したエラーの種類を用いて記憶領域36を検索することによって、エラー値を特定する。制御部12は、生成されたエラーナンバーと、特定された時刻と、特定されたエラー値と、を外部メモリ50に送信する。この結果、外部メモリ50は、多機能機10から送信されるエラーナンバーと時刻とエラー値とを含む新たなエラー情報を記憶する。この際に、外部メモリ50は、自身が現在記憶しているエラー情報を消去せずに、新たなエラー情報を記憶する。即ち、外部メモリ50は、複数のエラー情報を蓄積して記憶する。
S16を終えた場合、又は、S14でNOの場合は、S18に進む。S18では、制御部12は、このタイミングでログ記憶処理を終了させるか否かを判断する。ユーザは、例えば、1回のエラーが発生したらログ記憶処理を終了させるための特定の設定を多機能機10に予め記憶させることができる。制御部12は、S14でYESの場合であり、かつ、上記の特定の設定が記憶されている場合に、S18でYESと判断する。この場合、ログ記憶処理が終了し、以降に情報が入力されても、ログファイルが生成されない。一方、上記の特定の設定が記憶されていない場合、又は、S14でNOの場合には、制御部12は、S18でNOと判断する。この場合、制御部12は、S4に戻って、情報が入力されるのを監視する。上述したように、図4のログ記憶処理によって外部メモリ50に複数のログファイル52、複数のエラー情報54(図2、3参照)が記憶される。
続いて、上記のログファイル(例えば102)に含まれるログ情報に対応する動作を再現する処理について図5を用いて説明する。ログ再現処理は、ユーザが操作部16を操作してログ再現実行指示を入力した場合に実行される。なお、上記のログ再現実行指示は、いずれかのインターフェイス20、22、26を介して入力されてもよい。
制御部12は、まず、外部メモリ50に記憶された設定情報51を読み込む(S30)。さらに、制御部12は、多機能機10の現在の各種設定を、設定情報51に含まれる各種設定(即ち多機能機10の電源ON時の各種設定)に変更する。次いで、制御部12は、外部メモリ50に記憶された複数のログファイル52、及び、複数のエラー情報54を読み込む(S32)。制御部12は、複数のログファイル52のファイル名、及び、複数のエラー情報54を表示部14に表示する(S34)。制御部12は、エラー解析処理実行指示が入力されることを監視する(S36)。表示部14に表示された複数のエラー情報54の中から1個のエラー情報(例えば図3の132)が選択され、且つ、操作部16において所定の操作が実行された場合に、制御部12は、S36でYESと判断する。なお、上記のエラー解析処理実行指示は、いずれかのインターフェイス20、22、26を介して入力されてもよい。
S36でYESの場合、制御部12は、S36で選択されたエラー情報(以下では「選択エラー情報」と呼ぶ)についてエラー解析処理を実行する(S38)。エラー解析処理の詳細については後述する。S38では、エラーの原因となる1又は2以上のログファイルがエラーの原因として特定される。次いで、S40では、制御部12は、まず、エラーの原因として特定された1又は2以上のログファイルのファイル名と、上記の選択エラー情報のエラーナンバー134(図3参照)と、を外部メモリ50に送信する。外部メモリ50は、受信されたエラーナンバー134を有するエラー情報の解析結果140(図3参照)の欄に、受信された1又は2以上のログファイルのファイル名を書き込む。さらに、制御部12は、表示部14に表示されている選択エラー情報の解析結果の欄を、上記の1又は2以上のログファイルのファイル名に更新する。S40を終えると、S36に戻る。
制御部12は、さらに、表示部14に表示された複数のログファイル52のファイル名の中から、ユーザによって1又は2以上のログファイルが選択されることを監視する(S42)。ユーザは、操作部16を操作することによって、1又は2以上のログファイルを選択することができる。S42でYESの場合、S46に進む。なお、以下では、ここで選択されたログファイルのことを「選択ログファイル」と呼ぶ。なお、2以上のログファイルが選択される場合、その2以上のログファイルは、連続して作成されたものである必要はない。例えば、ユーザは、3番目に作成されたログファイルと、5番目に作成されたログファイルと、を選択し、4番目に作成されたログファイル群を選択しなくてもよい。
制御部12は、ユーザによってキャンセル操作が行われることを監視する(S44)。S44でYESの場合、ログ再現処理は終了する。一方、S46では、制御部12は、1又は2以上の選択ログファイルに含まれるログ情報(Time情報102a等、入力デバイス102b等、入力データ102c等(図2参照))を外部メモリ50から読み込む(S46)。次いで、制御部12は、S46で読み込んだログ情報に画像情報データ(例えば図2の110)が含まれているか否かを判断する(S48)。S48でYESの場合、制御部12は、画像情報データを用いてダミー画像データを作成する(S50)。具体的に言うと、制御部12は、画像情報データに含まれるデータタイプ114、データ合計サイズ116、及び、縦・横・枚数118(図3参照)を特定し、それらの特定された情報と、予め決められているサンプル画像と、を用いてダミー画像データを作成する。なお、このサンプル画像は例えば、記憶部28に記憶しておいてもよいし、外部メモリ50に記憶していてもよい。S50を終えた場合、又は、S48でNOの場合、S56に進む。
S56では、制御部12は、多機能機10の各種設定を上記のS30で読み込まれた設定情報51が示す各種設定とした上で、上記の選択ログファイルの各ログファイルの作成順序に従って、各ログファイルに含まれる各ログ情報に対応する動作を順次再現する再現処理を実行する(S56)。例えば、選択ログファイルが、キー操作を示す場合、そのキー操作を再現する。従って、例えば、キー操作がスキャン開始操作を示す場合、制御部12は、実際にスキャンを実行する。また、例えば、キー操作が表示部14での所定の表示を行なうための操作である場合、制御部12は、実際に表示部14に上記の所定の表示を行なわせる。また、例えば、選択ログファイルが、ネットワーク4を介した印刷データの入力又はPSTN8を介したFAXデータの入力を示す場合、その印刷データ又はFAXデータに対応する画像情報データ110(図3参照)を用いてS50で作成されたダミー画像データに従って、実際に印刷を行う。また、例えば、選択ログファイルが、多機能機10の設定の変更を示す場合、その設定の変更(例えばスキャン解像度の変更等)を実際に行う。
S56を終えると、制御部12は、このタイミングでログ再現処理を終了させるか否かをユーザに問い合わせる文字列を表示部14に表示させる。ユーザによって「終了」が選択された場合には、制御部12は、S60でYESと判断し、ログ再現処理が終了する。ログ再現処理の終了時に、制御部12は、多機能機10の各種設定を、ログ再現処理開始前の設定に戻してもよい。一方、ユーザによって「続行」が選択された場合には、制御部12は、S60でNOと判断し、S42に戻る。その場合、制御部12は、多機能機10の各種設定を、上記のS30で読み込まれた設定情報51が示す各種設定に戻す。
続いて、図5のS38で制御部12が実行するエラー解析処理について説明する。図6、7は、エラー解析処理のフローチャートを示す。上述したように、エラー解析処理は、ユーザによってエラー解析処理実行指示が行われることで開始される。エラー解析処理実行指示は、上述したように、1個のエラー情報(例えば図3の132)が選択され、且つ、操作部16において所定の操作が実行されることによって行われる。エラー解析処理が開始されると、まず、制御部12は、選択エラー情報を読み込む(S80)。次いで、制御部12は、選択エラー情報に含まれるTime情報136(図3参照)に示す時刻(エラー発生時刻)の前のTime情報102a等(図2参照)を有するログファイルであって、最も新しいTime情報102a等を有するログファイルを特定する(S82)。次いで、制御部12は、S82で特定された1個のログファイルを上記の選択ログファイルとして、図5のS46〜S56の処理を実行する(S84)。なお、この場合のS52の処理では、制御部12は、多機能機10の電源ON時刻から、S82で特定されたログファイルに含まれるTime情報までの間に、設定変更指示を入力データとして含むログファイルが存在するのか否かを判断する。
図8のT1を例にすると、制御部12は、S82において、エラー発生時刻の直前の1個のログファイルF10を特定する。次いで、制御部12は、S84において、ログファイルF10を用いて再現処理を実行する。また、例えば、F1とF4とが設定変更指示を入力データとして含むログファイルである場合、制御部12は、F1を用いて再現処理を実行し、次いで、F4を用いて再現処理を実行し、次いで、F10を用いて再現処理を実行する。
次いで、制御部12は、S84の処理(即ち再現処理)の結果、多機能機10にエラーが発生したか否かを判断する(S86)。ここでのエラーが発生したか否かの判断は、上述した図4のS14で制御部12が行う判断と同様である。以下でも、エラーが発生したか否かの判断は、図4のS14と同様である。S86でYESの場合、制御部12は、エラー解析処理を終了する。この場合、S82で特定された1個のログファイル(F10)がエラーの原因として特定される。エラー解析処理が終了すると、上述したように、制御部12は、図5のS40に戻る。
一方、S86でNOの場合、制御部12は、S82で特定されたログファイルの1個前のログファイルを特定する(S88)。図8のT2を例にすると、制御部12は、S88において、ログファイルF9を特定する。次いで、制御部12は、S88で特定されたログファイルF9を始端152とし、S82で特定されたログファイルF10を終端154とし、始端152から終端154までの間に存在する複数個のログファイルを上記の選択ログファイルとして、図5のS46〜S56の処理を実行する(S90)。なお、図8中の符号156は、S84又はS90において図5のS46〜S56の処理が実行されるログファイルの範囲を示す。S90では、ログファイルF9を用いて再現処理が実行され、次いで、ログファイルF10を用いて再現処理が実行される。なお、F9の前に設定変更指示を含むログファイルが存在する場合には、F9を用いて再現処理が実行される前に、設定変更指示を含むログファイルを用いて再現処理が実行される(即ち設定変更が実行される)。次いで、制御部12は、S90の処理の結果、多機能機10にエラーが発生したか否かを判断する(S92)。
S92でNOの場合、制御部12は、S88に戻り、さらに1個前のログファイルを特定する。図8のT2を例にすると、制御部12は、ログファイルF8を特定する。次いで、制御部12は、ログファイルF8を始端152として(ログファイルF10が終端154である)、S90、S92の処理を実行する。制御部12は、S92でYESと判断されるまで、S88〜S92の処理を繰り返す。図8のT3の例では、ログファイルF2を始端152として、範囲156のログファイル群についてS90の処理が実行された場合に、S92でYESと判断されたことを示す。
S92でYESの場合、制御部12は、S88で特定されたログファイルF2を始端152として決定する(S94)。次いで、制御部12は、現時点での終端154のログファイルF10の1個前のログファイルF9を特定する。制御部12は、終端154のログファイル(現時点ではログファイルF10である)を1個前のログファイルF9に変更する(S96)。図8のT4は、終端154がログファイルF9に変更された様子を示す。次いで、制御部12は、上記の始端152のログファイルF2から終端154のログファイルF9までの間に存在する複数個のログファイルを選択ログファイルとして、図5のS46〜S56の処理を実行する(S98)。次いで、制御部12は、S98の処理の結果、多機能機10にエラーが発生したか否かを判断する(S100)。S100でYESの場合、制御部12は、S96に戻り、終端154のログファイルを1個前のログファイルに変更し、S98、S100の処理を実行する。図8のT5は、終端154がログファイルF8に変更された様子を示す。制御部12は、S100でNOと判断されるまで、S96〜S100の処理を繰り返す。なお、図8のT6は、ログファイルF7を終端154としてS98の処理が実行された場合に、S100でNOと判断される様子を示す。
S100でNOの場合、制御部12は、前回のS96で終端154とされたログファイルF7の1個後のログファイルF8を終端154として決定する(S102)。上記のS80〜S102の処理により、エラーを発生させるために必要な複数個の連続するログファイルの始端及び終端が決定される。図8のT7は、始端のログファイルF2から終端のログファイルF8までが決定された様子を示す。S102で決定された複数個の連続するログファイルは、図5のS46〜S56の処理を実行すれば、エラーが発生する最小範囲の複数個の連続するログファイルである。S102を終えると、S120に進む。
S120では、制御部12は、始端のログファイルF2から終端のログファイルF8までの複数個のログファイルを、リスト34(図1参照)に登録する。次いで、制御部12は、そのリスト34から1個のログファイルを特定する(S122)。なお、S122では、リスト34から始端のログファイルF2と終端の始端のログファイルF8とは特定されない。始端のログファイルF2と終端のログファイルF8は、図6のS88又はS96で既に特定されており、少なくともログファイルF2、F8は、エラー発生の原因になると推察されるからである。次いで、制御部12は、S122で特定された1個のログファイル以外のリスト34内の複数個のログファイルからなるログファイル群について、図5のS46〜S56の処理を実行する(S124)。図8のT8は、S122でログファイルF7が特定された結果、ログファイルF7以外のログファイル群F2〜F6及びF8について、図5のS46〜S56の処理が実行される様子を示す。
次いで、制御部12は、S124の処理の結果、多機能機10にエラーが発生したか否かを判断する(S126)。S126でYESの場合、S122で特定された1個のログファイルF7に含まれるログ情報に対応する動作は、エラーの発生の原因となっていないことを意味する。従って、制御部12は、S122で特定されたログファイルF7をリスト34から除外する(S128)。図8のT9は、ログファイルF7がリスト34から削除された様子を示す。S128を終えた場合、S130に進む。一方、S126でNOの場合、S122で特定された1個のログファイルに含まれるログ情報に対応する動作は、エラーの発生の原因となっていることを意味する。従って、制御部12は、リスト34内からS122で特定されたログファイルを除外することなく、S130に進む。S130では、制御部12は、リスト34内の始端のログファイルF2と終端のログファイルF8以外のすべてのログファイルがS122で特定されたのか否かを判断する。S130でNOの場合、制御部12は、S122に戻り、リスト34から未だ特定されていない別の1個のログファイルF6を特定し、図5のS46〜S56の処理(S124)を実行する。図8のT10は、ログファイルF6以外のログファイル群F2〜F5及びF8について、図5のS46〜S56の処理が実行される様子を示す。この場合にS126でNOと判断されると、上述したように、ログファイルF6は、リスト34から除外されない。図8のT11は、ログファイルF6がリスト34から除外されない様子を示す。
一方、S130でYESの場合、エラー解析処理が終了する。この場合、S130でYESと判断された時点でリスト34内に残ったログファイル群に含まれる複数個のログファイルがエラーの発生の原因として特定される。エラー解析処理により、エラーの発生の原因の最小限のログファイルであることが判明したこととなる。図8のT12は、エラーの発生の原因の最小限のログファイルとして、F2、F3、F5、F6、F8が特定された様子を示す。
上記の実施例の技術の一部を以下のように表現してもよい。
即ち、情報処理装置は、複数の情報入力部をさらに備えていてもよい。ログファイル作成手段は、複数の情報入力部のうちのいずれの情報入力部に情報が入力された場合であっても、情報が入力される毎に、情報の入力を示すログ情報を含む1個のログファイルを作成してもよい。
以上の説明から明らかなように、多機能機10、外部メモリ50が、それぞれ本発明の情報処理装置、記憶領域に対応する。図4のS4〜S10の処理、図4のS12の処理は、それぞれ本発明のログファイル作成手段、第1記憶制御手段が実行する処理に対応する。図4のS14の処理、図6のS82、S88、S96、図7のS120、S122、S128、S130の処理、図5のS46〜S56の処理は、それぞれ本発明のエラー検出手段、ログファイル特定手段、再現手段が実行する処理に対応する。図4のS16の処理、図5のS36の処理は、それぞれ本発明の第2記憶制御手段、選択許容手段が実行する処理に対応する。図6のS86、S92、S100、S126の処理は、本発明の判断手段が実行する処理に対応する。図4のS8の処理、図5のS50の処理は、それぞれ本発明の画像情報データ作成手段、ダミー画像データ作成手段が実行する処理に対応する。本実施形態の多機能機10では、上記のように、情報が入力されたことをトリガとして、その情報の入力を示すログファイルが作成される。情報が入力されない期間の状況が外部メモリ50に蓄積されることはない。そのため、情報が入力されない期間の状況が蓄積される構成と比べると、長期間の状況(即ち長期間の間に入力された情報毎のログファイル)を記録することができる。過去の長期間の状況をユーザに提供することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図6、7に示すエラー解析処理は、ユーザによってエラー解析処理実行指示が行われた場合に行われる。本実施形態では、エラー解析処理は、ユーザの指示の有無に関わらず、制御部12は、エラー発生を検知した直後に実行する。即ち、制御部12は、図4のS16の直後に、図5のS38のエラー解析処理を実行する。この場合のエラー解析処理における図6のS80では、制御部12は、図4のS16で外部メモリ50に記憶されたエラー情報(直前に発生したエラーに対応するエラー情報)を読み込む。なお、本発明の「前記ログファイル特定手段は、前記特定のエラーが発生したことが検出された直後に、前記第1のログファイルを特定する」という文章は、例えば、「前記ログファイル特定手段は、前記特定のエラーが発生したことが検出された直後に、ユーザの指示がなくても、前記第1のログファイルを特定する」と言い換えてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施形態の変形例としては、例えば以下に示す例が挙げられる。
エラー解析処理において、複数個のログファイルの中から、エラー発生に関係する最小限の1又は2以上のログファイル(図8のT12参照)を特定するまでの処理過程は、上記実施形態に開示したものに限られず、任意とすることができる。例えば、図6のS96〜S102を省略してもよい。即ち、制御部12は、図6のS94を終えると、図7のS120に進んでもよい。
また、設定情報51、ログファイル52、エラー情報54は、外部メモリ50に限らず、例えば、記憶部28に記憶してもよい。また、エラー解析処理により特定されたエラー発生の原因の最小限のログファイルを1つのログファイルとして扱ってもよい。S42により、エラー発生原因のログファイルが選択された場合は、ユーザの選択したログファイルが1つであっても、エラーの発生の原因となる複数のログファイルすべてを順次再生するようにしてもよい。また、エラーの発生の有無に関わらず、選択された任意のログファイルは自由に再現できる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:ネットワーク、6:通信ケーブル、8:PSTN、10:多機能機、12:制御部、14:表示部、16:操作部、18:印刷部、20:USBインターフェイス、22:ネットワークインターフェイス、24:スキャン部、26:PSTNインターフェイス、28:記憶部、30:プログラム、32:ワーク領域、34:リスト、36:その他の記憶領域、50:外部メモリ、51:設定情報、52:複数のログファイル、54:複数のエラー情報、60、70、80:デバイス

Claims (7)

  1. 情報が入力される毎に、前記情報の入力を示すログ情報を含む1個のログファイルを作成するログファイル作成手段と、
    前記1個のログファイルが作成される毎に、前記1個のログファイルを記憶領域に記憶させる第1記憶制御手段と、
    前記情報の入力に起因して発生するエラーを検出するエラー検出手段と、
    特定の情報の入力に起因して特定のエラーが発生したことが検出される場合に、前記特定の情報の入力を示す特定のログ情報を含む第1のログファイルを、前記記憶領域から特定するログファイル特定手段と、
    前記第1のログファイルに含まれる前記特定のログ情報に対応する動作を再現する再現処理を実行する再現手段と、
    前記再現処理が実行される場合に、エラーの発生が検出されたのか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記ログファイル特定手段は、さらに、前記判断手段によって否定的に判断される場合に、前記第1のログファイルより前に作成された第2のログファイルを、前記記憶領域から特定し、
    前記再現手段は、さらに、前記第2のログファイルから前記第1のログファイルまでのN個(Nは2以上の整数)のログファイルの作成順序に従って、前記N個のログファイルに含まれるN個のログ情報に対応するN個の動作を順次再現する複数動作再現処理を実行する、
    情報処理装置。
  2. 前記第2のログファイルは、前記第1のログファイルの1個前に作成されたログファイルであり、
    前記複数動作再現処理が実行された際に前記判断手段によって否定的に判断される場合に、前記ログファイル特定手段は、前記第2のログファイルの1個前に作成された他のログファイルを、前記記憶領域から特定し、
    前記ログファイル特定手段は、前記判断手段によって肯定的に判断されるまで、前回に特定された前記ログファイルの1個前に作成された他のログファイルを、前記記憶領域から特定することを繰り返し、
    前記再現手段は、前記ログファイル特定手段によってログファイルが特定される毎に、当該ログファイルから前記第1のログファイルまでの複数個のログファイルの作成順序に従って、前記複数個のログファイルに含まれる複数のログ情報に対応する複数の動作を順次再現する新たな複数動作再現処理を実行する、請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記ログファイル特定手段は、さらに、前記判断手段によって肯定的に判断された前記複数動作再現処理を実行する際に利用されたM個(Mは2以上の整数)のログファイルの中から、1個の対象ログファイルを特定する対象ログファイル特定処理を実行し、
    前記再現手段は、さらに、前記M個のログファイルの中から前記対象ログファイルが除かれたログファイル群に含まれるログ情報に対応する動作を再現する一部動作再現処理を実行する、請求項又はに記載の情報処理装置。
  4. 前記ログファイル特定手段は、前記M個のログファイルの中から、対象ログファイルとして未だ特定されていない1個の新たな対象ログファイルを順次特定し、
    前記再現手段は、前記ログファイル特定手段によって前記新たな対象ログファイルが特定される毎に、以下の処理、即ち、
    前回の前記一部動作再現処理が実行された際に前記判断手段によって肯定的に判断される場合に、前回の前記一部動作再現処理で利用されたログファイル群から、前記特定された新たな対象ログファイルが除かれたログファイル群に含まれるログ情報に対応する動作を再現し、
    前回の前記一部動作再現処理が実行された際に前記判断手段によって否定的に判断される場合に、前回の前記一部動作再現処理で利用されたログファイル群と、前回に除かれた対象ログファイルと、を含むログファイル群から、前記特定された新たな対象ログファイルが除かれたログファイル群に含まれるログ情報に対応する動作を再現する、請求項に記載の情報処理装置。
  5. 情報が入力される毎に、前記情報の入力を示すログ情報を含む1個のログファイルを作成するログファイル作成手段と、
    前記1個のログファイルが作成される毎に、前記1個のログファイルを記憶領域に記憶させる第1記憶制御手段と、
    前記情報の入力に起因して発生するエラーを検出するエラー検出手段と、
    特定の情報の入力に起因して特定のエラーが発生したことが検出される場合に、前記特定の情報の入力を示す特定のログ情報を含む第1のログファイルを、前記記憶領域から特定するログファイル特定手段と、
    前記第1のログファイルに含まれる前記特定のログ情報に対応する動作を再現する再現処理を実行する再現手段と、
    入力される前記情報が画像データである場合に、前記画像データを特定する画像情報データを作成する画像情報データ作成手段と、
    前記画像情報データからダミー画像データを作成するダミー画像データ作成手段と、
    を備え、
    前記ログファイル作成手段は、前記画像データが入力される場合に、前記画像情報データを有する特定のログ情報を含む特定のログファイルを作成し、
    前記再現手段は、前記特定のログ情報に対応する動作を再現する場合には、前記画像情報データから作成される前記ダミー画像データを用いて再現する、
    情報処理装置。
  6. エラーの発生が検出される毎に、当該エラーが発生したことを示すエラー情報を前記記憶領域に記憶させる第2記憶制御手段と、
    前記記憶領域に記憶される複数の前記エラー情報の中から1つのエラー情報を選択することをユーザに許容する選択許容手段と、をさらに備え、
    前記ログファイル特定手段は、前記特定のエラーが発生したことを示す特定のエラー情報が前記ユーザによって選択される場合に、前記第1のログファイルを特定する、請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ログファイル特定手段は、前記特定のエラーが発生したことが検出された直後に、前記第1のログファイルを特定する、請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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