JP5446582B2 - 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、特に圧力変動によってノズル開口から液滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド等の液体噴射ヘッド、及び、これを備える液体噴射装置に関する。
液体噴射装置は、液体を噴射可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドノズル開口から液体状のインクを記録紙等の記録媒体(噴射対象物)に対して噴射・着弾させてドットを形成することで画像等の記録を行うインクジェット式プリンター等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造装置等、各種の製造装置にも液体噴射装置が応用されている。
例えば、上記の記録ヘッドは、中空状の圧力発生室を封止する弾性板に圧力発生素子の先端を接合し、後端側を接合板の一面に接合した状態でヘッドケースに固定し、圧力発生素子を該圧力発生素子の長手方向に振動させることで、圧力発生室に圧力変動を与え、圧力発生室と連通したノズル開口から圧力発生室内の液滴を吐出するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3879297号公報
ところで、この液体噴射ヘッドに対しては、吐出性能を損なうことなく、より小型化することが望まれている。しかしながら、ノズル列毎に接合板を設けてヘッドケースに固定する構成を採ると、小型化するに当たって不利な点が多く、また、配線等の処理も煩雑になる不都合が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性を維持しつつ、小型化が可能な液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置を提供することにある。
本発明の液体噴射ヘッドは、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズル開口に連通する圧力発生室内の液体に圧力変動を与えてノズル開口から液体を吐出させる圧力発生素子と、該圧力発生素子の前記圧力発生室側の先端とは反対側の後端を接合する接合板と、前記ノズル開口を複数個列設した複数のノズル列と、を有する液体噴射ヘッドであって、
前記ノズル列のうち平行したノズル列の一方に属する圧力発生室の圧力発生素子と、他方のノズル列に属する圧力発生室の圧力発生素子とを、共通する接合板に当該接合板を両側から挟み込むように接合し、
前記接合板の前記圧力発生室とは反対側の端部領域に配線部を形成し、該配線部に、外部からの電気信号を前記圧力発生素子に送るフレキシブル基板を接続したことを特徴とする。
上記構成によれば、ノズル列のうち平行したノズル列の一方に属する圧力発生室の圧力発生素子と、他方のノズル列に属する圧力発生室の圧力発生素子とを、共通する接合板に接合板を両側から挟み込むように接合し、接合板の圧力発生室とは反対側の端部領域に配線部を形成し、配線部に、外部からの電気信号を圧力発生素子に送るフレキシブル基板を接続したので、同一の接合板に対して異なるノズル列に属する圧力発生素子を固定させることができ、従来の一つの接合板に対して一つのノズル列に属する圧力発生素子を接合する場合と比べて、接合板の数を減らすことができる。そのため、圧力発生素子を接合板に組付けする工数を減らすことができ、実装不良の発生を軽減できる。また、液体噴射ヘッドのノズル列と直交する方向の幅が小さくできる。その結果、液体噴射ヘッド全体の小型化が可能となる。
また、上記構成において、前記配線部に、外部信号を供給するコネクタを接続することが望ましい。
上記構成によれば、配線部に、外部信号を供給するコネクタを接続したので、コネクタとの接続を確実に行うことができる。
また、上記構成において、前記接合板の前記圧力発生室とは反対側の厚みを、当該圧力発生室側よりも薄くなるように形成することが望ましい。
上記構成によれば、接合板の圧力発生室とは反対側の厚みを、圧力発生室側よりも薄くなるように形成したので、配線部に接続するコネクタの小型化を図り、配置スペースの自由度を広げることができる。
また、上記構成において、前記圧力発生素子は、前記圧力発生室毎に分割した駆動部と、該駆動部同士を連結する非駆動部と、を備え、
前記接合板には、前記駆動部の前記ノズル列方向の幅に揃えて分割した領域を有することが望ましい。
上記構成によれば、圧力発生素子は、圧力発生室毎に分割した駆動部と、駆動部同士を連結する非駆動部と、を備え、接合板には、駆動部のノズル列方向の幅に揃えて分割した領域を有するので、接合板の両側に予め圧力発生素子を接合した状態で接合板及び圧力発生素子を同時に切断して、圧力発生室毎に駆動部を分割することができる。その結果、接合板のノズル列に直交する方向の両面に圧力発生素子を配置させることができる。
上記構成において、前記圧力発生素子の前記圧力発生室側の先端と、前記接合板の前記圧力発生室側の先端とを同一面上に配置することが望ましい。
上記構成によれば、前記圧力発生素子の前記圧力発生室側の先端と、前記接合板の前記圧力発生室側の先端とを同一面上に配置したので、それぞれの先端に接着剤を塗布して圧力発生素子と接合板とを同時に接合する場合に、接合位置を正確に合わせることができる。
上記構成において、前記接合板の両側に配置される前記ノズル列のノズル開口同士を、ノズル列方向に1/2ピッチずらして配置することが望ましい。
上記構成によれば、接合板の両側に配置されるノズル列のノズル開口同士を、ノズル列方向に1/2ピッチずらして配置したので、一方のノズル列に属するノズル開口の間に、他方のノズル列に属するノズル開口を配置させることができ、ノズル開口をノズル列方向に密に配置させることができる。この結果、液体噴射ヘッドの液滴の吐出性能を高めることができる。
また、本発明の液体噴射装置は、上記各構成の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、実装不良の発生を軽減し、且つ小型化が可能な液体噴射ヘッドを搭載しているので、信頼性の高い液体噴射装置を提供することが可能となる。
記録ヘッドの構成を説明する要部断面図である。 流路ユニットの構成を説明する分解斜視図である。 振動子ユニットの構成を説明する側面図である。 振動子ユニットの構成を説明する正面図である。 他の実施形態における流路ユニットの説明図である。 さらに他の実施形態における固定板の拡大斜視図である。 さらに他の実施形態における固定板の拡大断面図である。 プリンターの構成を説明する斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面等を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、本実施形態では、液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置(以下、「プリンター」という)を、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッド(以下、「記録ヘッド」という)を例に挙げて説明する。
図8はプリンター51の構成を説明する斜視図である。このプリンター51は、筐体51´の内部に、液体噴射ヘッドの一種である記録ヘッド1が取り付けられると共に、インクカートリッジ52が着脱可能に取り付けられるキャリッジ53と、記録ヘッド1の下方に配設されたプラテン54と、キャリッジ53(記録ヘッド1)を記録紙(記録媒体の一種)55の紙幅方向、即ち、主走査方向に往復移動させるキャリッジ移動機構56と、主走査方向に直交する方向である副走査方向に記録紙55を搬送する紙送り機構57とを備えて概略構成されている。なお、プリンター51の筐体51´側にインクカートリッジ52を装着してインク供給チューブを介して記録ヘッド1に供給する構成を採用することもできる。
キャリッジ53は、主走査方向に架設されたガイドロッド58に軸支された状態で取り付けられており、キャリッジ移動機構56の作動により、ガイドロッド58に沿って主走査方向に移動するように構成されている。キャリッジ53の主走査方向の位置は、リニアエンコーダー59によって検出され、その検出信号、即ち、エンコーダーパルスがプリンターコントローラーの制御部(図示せず)に送信される。これにより、制御部はこのリニアエンコーダー59からのエンコーダーパルスに基づいてキャリッジ53(記録ヘッド1)の走査位置を認識しながら、記録ヘッド1による記録動作(噴射動作)等を制御することができる。
キャリッジ53の移動範囲内における記録領域よりも外側(図8における右側)の端部領域には、走査の基点となるホームポジションが設定されている。本実施形態におけるホームポジションには、記録ヘッド1のノズル形成面(ノズルプレート10:図1参照)を封止するキャッピング部材60と、ノズル形成面を払拭するためのワイパー部材61とが配置されている。そして、プリンター51は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてキャリッジ53(記録ヘッド1)が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にキャリッジ53が戻る復動時との双方向で記録紙55上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録が可能に構成されている。
図1は、記録ヘッド1の構成を説明する要部の断面図である。この記録ヘッド1は、ヘッドケース2、その内部に収納した振動子ユニット3、ヘッドケース2の一方の面に接合される流路ユニット4、及び、流路ユニット4とは反対側に位置するヘッドケース2の他方の面に配置される接続基板5と、を備えて概略構成されている。そして、記録ヘッド1の内部には、液体供給源の一種であるインクカートリッジから流路ユニット4のノズル開口13に至るまでの一連のインク流路(液体流路の一種)が形成されている。
ヘッドケース2は、振動子ユニット3を収容するための収容空部7と、インクカートリッジ内のインクを導入するケース側流路8とが形成されている。そして、振動子ユニット3は、この収容空部7内に挿入され、接着等によって収容空部7の内壁に固定されている。このヘッドケース2の一方の面は、インク供給部材(図示せず)に接合され、ケース側流路8がインクカートリッジ側の流路と連通して、インクカートリッジ内に貯留されたインクを導入する。また、ヘッドケース2の他方の面には、流路ユニット4が接着剤等により固定される。
次に、上記の流路ユニット4について説明する。
図2は、流路ユニットの構成を説明する分解斜視図である。流路ユニット4は、図2に示すように、ノズルプレート10、流路形成基板11、及び振動板12を順次積層した状態で接着剤等でヘッドケース2の先端面に接合されている。
流路ユニット4の底部に配置されるノズルプレート10は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば、180dpi)で複数のノズル開口13を列状に開設した薄い金属板である。本実施形態のノズルプレート10は、ステンレス鋼製の板材によって作製され、ノズル開口13の列(ノズル列14)が記録ヘッド1の走査方向に複数並べて設けられている。そして、1つのノズル列は、例えば、180個のノズル開口13によって構成されている。
流路形成基板11は、ノズルプレート10と振動板12との間に配置される部材であり、共通液体室の一種である共通インク室15、インク供給口16、圧力室17(本発明における圧力発生室に相当)等のインク流路となる空部を隔壁で区画した状態で各ノズル開口13に対応させて複数ノズル列方向(以下、矢印Lで示す。図3を参照)に沿って列状に形成した板状の部材である。この流路形成基板11は、例えば、シリコンウェハーをエッチング処理することによって作製される。上記の圧力発生室17は、ノズル列方向Lに対して直交する方向(ヘッド副走査方向)に細長い室として形成されている。そして、各圧力発生室17は、矢印Lに沿って形成された後述する圧電素子18毎に対応した位置に配される。なお、本発明における流路形成基板11は、シリコンで作製するが、ステンレス鋼やニッケル等の金属の基板などをプレス加工することで作製しても良い。
振動板12は、流路形成基板11とヘッドケース2との間に配置される板材であり、ステンレス鋼等の金属製の支持板19上に弾性フィルム20をラミネート加工した二重構造の複合板である。この振動板12の圧力室17に対応する部分には、エッチングなどによって支持板19を環状に除去することで、圧電振動子18の自由端の先端面を接合するための島部21が形成されており、この部分はダイヤフラム部として機能する。即ち、この振動板12は、圧電振動子18の作動に応じて島部21の周囲の弾性フィルム20が弾性変形するように構成されている。
次に振動子ユニット3について説明する。図3は、振動子ユニットの構成を説明する側面図であり、図4は、振動子ユニットの構成を説明する正面図である。振動子ユニット3は、櫛歯状の圧電素子群23(本発明における圧力発生素子に相当)と、この圧電素子群23の基端部分が接合される固定板24(本発明における接合板に相当)と、圧電素子群23に駆動信号を供給するためのCOF(Chip On Film)25(本発明におけるフレキシブル基板の一種)とにより構成される。
圧電素子群23は、ノズル列方向Lに沿って列状に並べて形成された複数本の圧電素子18を備える。これらの各圧電素子18は、列の両端に位置する一対のダミー素子と、これらのダミー素子の間に配置された複数の駆動素子とから構成されている。そして、各駆動素子は、例えば、50μm〜100μm程度の極めて細い幅の櫛歯状に切り分けられ、180本設けられる。また、ダミー素子は、駆動素子よりも十分広い幅であり、駆動素子を衝撃等から保護する保護機能と、振動子ユニット3を所定位置に位置付けるためのガイド機能とを有する。
また、圧電素子群23は、非駆動部(固定端部)27を固定板24上に接合することにより、駆動部(自由端部)28を固定板24の先端面よりも外側(先方の圧力室側)に突出させている。即ち、圧電素子群23は、所謂片持ち梁の状態で固定板24上に支持されている。そして、圧電素子群23の駆動部28は、電界方向に直交する方向に変位する所謂縦振動モードの圧電振動子であって、圧電体と内部電極とを交互に積層して構成されており、対向する電極間に電位差を与えることで素子長手方向に伸縮するようになっている。これらの各圧電素子18は、流路ユニット4の圧力室17の形成ピッチと同じピッチで切り分けられており、1つの圧力室17(図2参照)に対して1つずつ対応するように構成されている。
一方、圧電素子群23を支持する固定板24は、圧電素子群2からの反力を受け止め得る剛性を備えた金属製の板状部材であり、本実施形態においては、ステンレス鋼を用いている。そして、この固定板24には、図1に示すように、並設されて隣り合うノズル列14のうち一方のノズル列14(図1中に14aで示す)に属する圧力室17に対応した圧電素子群23(図1中に23aで示す)と、他方のノズル列14(図1中に14bで示す)に属する圧力室17に対応した圧電素子群23(図1中に23bで示す)とをノズル列方向Lに直交する方向の両側から挟みこむように接合されている。即ち、1つの共通した固定板24の両面には、2つの圧電素子群23a,23bが接合されている。
また、固定板24は、圧力室17とは反対側の後端部30の厚み(図1中に符号t1で示す)が、圧力室17側の厚み(図1中に符号t2で示す)よりも薄くなるように形成されている。そして、この後端部30には、接続基板5に取り付けられたコネクタ32と接続可能な配線部31が設けられている。このように、固定板24の後端部30の厚みを圧力室17側の厚みよりも薄くなるように形成すると、配線部31に接続するコネクタ32の横幅を抑えることができ、配置スペースの自由度を広げることができる。さらに、記録ヘッド1のノズル列方向Lと直交する方向の幅が小さくできる。その結果、記録ヘッド1の小型化が可能となる。
本実施形態の配線部31は、スパッタリングにより固定板24の表面上に形成された膜(スパッタ電極33)によって構成されている。そして、固定板24の表面に露出したスパッタ電極33には、COF25の電気配線が半田付け等によって接続される。COF25は、一端側がスパッタ電極33に、他端側が圧電素子群23に電気的に接続されており、フィルム25aの表面に形成した導通部25bを介して、電気信号を圧電素子18に送る信号ケーブルである。そして、このCOF25の表面には、各圧電素子18の駆動等を制御するための制御用IC34が実装されている。
接続基板5は、記録ヘッド1に供給する各種信号用の電気配線が形成されると共に、信号ケーブルを接続可能なコネクタ32が取り付けられた配線基板である。そして、このコネクタ32は、配線部31のスパッタ電極33に接続することで、圧電素子18に外部からの電気信号を供給する。また、コネクタ32には、プリンター本体側に設けられた制御装置(図示せず)からの信号ケーブルが接続基板5上の導通部を介して電気的に接続されている。
また、図1に示すように、圧電素子18の圧力発生室17側の先端36と、固定板24の圧力発生室17側の先端37とが、同一平面になるように形成されており、図3,4に示すように、固定板24には、圧電素子18と同ピッチの複数の切欠き38が、圧電素子18の幅と等しい幅(図3中に符号Aで示す)で形成されている。このように、圧力電素子18の先端36と、固定板24の先端37とを同一面上に配置することで、それぞれの先端36,37に接着剤を塗布して圧電素子18と固定板24とを同時に接合でき、このときに位置合わせを容易且つ正確に行うことができる。なお、固定板24の作製方法の詳細については後述する。
前記した構成からなる記録ヘッド1は、圧電素子18の作動により圧力室17内に圧力変動を与えると、インクカートリッジからインク流路を介して圧力室17内に導入したインクをノズル開口13からインク滴として吐出することができ、このインク滴を記録媒体である記録紙等に着弾することにより画像等を記録することができる。
次に、固定板24と圧電素子群23a,23bの作製方法について説明する。まず、圧電素子群23を櫛歯状の圧電素子18に切り分けるには、固定板24の先端37と一対の圧電素子群23a,23bそれぞれの先端36との位置を合わせた状態で、これらの圧電素子群23a,23bを固定板24の両側から挟みこむように重ねて接合する。そして、この状態で圧電素子群23a,23b及び固定板24を同じ幅Aで等間隔に同時に切断する。これにより、固定板24には、複数の切欠き38が形成されて、駆動部28のノズル列方向Lの幅と同一の幅Aに揃えられて分割される。このように、一対の圧電素子群23a,23bを固定板24の両側に重ねた状態でこれらを同時に切断すると、固定板24のノズル列方向Lに直交する方向の両面に圧力発生素子18を配置させることができる。また、振動板12に対して、固定板24の先端37と一対の圧電素子群23a,23bのそれぞれ先端36とを接合するので、固定板24の剛性を確保できる。
このように、本実施形態の固定板24は、同一の固定板24に対して異なるノズル列14a,14bに属する圧電素子群23a,23bを固定させることができ、従来の一つの固定板に対して一つのノズル列に属する圧電素子群を接合する場合と比べて、固定板の数を減らすことができ、省スペース化を図ることができる。この結果、圧電素子群23a,23bを固定板24に組付けする工数を減らすことができ、実装不良の発生を軽減できると共に、ヘッドの小型化に寄与することができる。
また、配線部31を固定板24の表面上に形成されたスパッタ電極33により構成したので、配線部31の形成が容易となる。さらに、配線部31に外部信号を供給するコネクタ32を接続したので、配線部31とコネクタ32との接続を確実に行うことができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。図5は他の実施形態における流路ユニットの説明図である。この実施形態の流路ユニット40は、固定板24の両側に接合された一対の圧電素子群23a,23bに対応するノズル列14a,14bのノズル開口13同士を、ノズル列方向Lに1/2ピッチ(図5中にピッチを符号Pで示す)ずらして配置することに特徴を有する。このように形成された流路ユニット40は、ノズル列方向Lに直交する方向に沿って一方のノズル列14aに属するノズル開口13の間に、他方のノズル列14bに属するノズル開口13を配置させることができ、ノズル開口13をノズル列方向Lに密に配置させることができる。この結果、記録ヘッド1のインク滴の吐出性能を高めることができる。
また、図6は、さらに他の実施形態における固定板の拡大斜視図である。この実施形態では、固定板41の圧力室17側の端部からこの端部とは反対側の天井面42までの高さを、接続基板5に到達する高さに設定し、固定板24の天井面42から露出した電極43によって配線部31を構成している。そして、この電極43と接続基板5に設けられた電極(図示せず)との間に導電ゴム44を挟持するように配置することで、電極43及び導電ゴム44によって間にコネクタを設けることなく、接続基板5とCOF25とを電気的に接続することができる。このように固定板41を形成することで、記録ヘッド1を小型化したとしても、接続基板5とCOF25との接続の信頼性を保つことできる。
また、図7は、さらに他の実施形態における固定板の拡大断面図である。この実施形態では、固定板45を導電材料から構成し、この固定板45の外表面にフレキシブルテープ46を貼付し、このフレキシブルテープ46の外側に銅電極47を形成することで配線部31を構成している。このように配線部31を形成することで、記録ヘッド1を小型化したとしても、接続基板5とCOF25との接続を容易に行うことできる。
以上は、インクジェット式記録ヘッド、及び、これを備えたプリンターに本発明を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、例えば、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等の他の液体噴射ヘッド、及び、これを備えた液体噴射装置にも適用することができる。
1…記録ヘッド、13…ノズル開口、14…ノズル列、17…圧力室、23…圧電振動子群、24…固定板、25…COF、27…非駆動部、28…駆動部、31…配線部、32…コネクタ、36…先端、37…先端、41…固定板、45…固定板、51…プリンター、L…ノズル列方向

Claims (7)

  1. ノズル開口に連通する圧力発生室内の液体に圧力変動を与えてノズル開口から液体を吐出させる圧力発生素子と、該圧力発生素子の前記圧力発生室側の先端とは反対側の後端を接合する接合板と、前記ノズル開口を複数個列設した複数のノズル列と、を有する液体噴射ヘッドであって、
    前記ノズル列のうち並行したノズル列の一方に属する圧力発生室の圧力発生素子と、他方のノズル列に属する圧力発生室の圧力発生素子とを、共通する接合板に当該接合板を両側から挟み込むように接合し、
    前記接合板の前記圧力発生室とは反対側の端部領域に配線部を形成し、該配線部に、外部からの電気信号を前記圧力発生素子に送るフレキシブル基板を接続したことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記配線部に、外部信号を供給するコネクタを接続したことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記接合板の前記圧力発生室とは反対側の厚みを、当該圧力発生室側よりも薄くなるように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記圧力発生素子は、前記圧力発生室毎に分割した駆動部と、当該駆動部同士を連結する非駆動部と、を備え、
    前記接合板には、前記駆動部の前記ノズル列方向の幅に揃えて分割した領域を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記圧力発生素子の前記圧力発生室側の先端と、前記接合板の前記圧力発生室側の先端とを同一面上に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記接合板の両側に配置される前記ノズル列のノズル開口同士を、ノズル列方向に1/2ピッチずらして配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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