JP5412213B2 - スクリーン印刷機におけるワーク搬送方法とそのワーク搬送装置 - Google Patents

スクリーン印刷機におけるワーク搬送方法とそのワーク搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、スクリーン印刷機において、例えば太陽電池の如きワークの投入部でのワークの投入、印刷部でのスキージユニットによる印刷、排出部での印刷終了後のワーク排出等の一連の作業を循環するベルト上で行えるようにし、搬送中のワークの位置ずれ防止、その衝撃の緩和、更には破損したワークの回収等が円滑に行えるようにしたスクリーン印刷機におけるワーク搬送方法とそのワーク搬送装置に関する。
従来から、この種のスクリーン印刷機において、投入部で投入されたワークを印刷部に送り込み、また印刷後のワークを投入部で取り出し、新たなワークを投入させるよう投入部と印刷部との間で往復動する印刷テーブルによる場合、あるいは投入部から印刷部へのワーク搬入、印刷部から排出部へのワーク搬出をそれぞれで循環駆動する搬送ベルトによる場合等によって印刷すべきワークを搬送移動させている。前者は印刷テーブル上で印刷できることでワークに対する支持安定性が得られるも、ワークの投入、取り出しを投入部で行なわせるように印刷テーブルを往復動させなければならないから、面倒である。後者は搬入用の搬入ベルト、搬出用の搬出ベルトそれぞれと印刷部におけるワーク印刷テーブルとの間でのワークの受け渡しを、ワーク印刷テーブル上での印刷作動と関連して制御する必要がある。
後者による搬送ベルト方式によるワークの搬送構成として、例えば特許文献1によるスクリーン印刷装置が提案されている。このスクリーン印刷装置では、被印刷物供給部、スクリーン印刷部、被印刷物取出部それぞれで循環するベルトを備えたコンベア装置を隣接させて配置しておき、その間で被印刷物を受け渡すようにして順次に被印刷物を搬送するようにしている。
特開2004−136568号公報
ところが、この従来の特許文献1によるスクリーン印刷装置にあっては、搬送方向に並んでいるコンベア装置それぞれで同期して作動させなければ、コンベア装置相互間での被印刷物の受け渡しが円滑に行われない。また、被印刷物のコンベア上での位置ずれを防止すべく粘着ゴムベルトを使用しているも、被印刷物にある程度の剛性がある場合はともかく、例えば肉薄で、ある程度の柔軟性ある被印刷物であると、コンベア装置相互間の受け渡し箇所で、そのコンベアに付着したままとなって、受け渡し先のコンベア装置側に送り渡されることなく、受け渡しが円滑に行われなくなることもある。
そればかりでなく、この従来のコンベア装置によって被印刷物を搬送させると、例えば搬送中あるいは印刷中に生じた何らかの事情で被印刷物に損傷が生じた場合、その回収は排出部において、製品とは別に区分けして取り出す必要があり、面倒でもある。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、被印刷物であるワークの投入、印刷、排出の一連の作業をこれらの作業位置で順次に循環移動する同一の搬送ベルト上で連続して処理できるようにし、しかも搬送中での位置ずれもなく、搬送時の衝撃を軽減すると共に、搬送中あるいは印刷中で生じ得ることがある損傷品を容易に回収できるようにしたスクリーン印刷機におけるワーク搬送方法及びそのワーク搬送装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあってのスクリーン印刷機におけるワーク搬送方法にあっては、搬送面(2,3,5)上でワークWを搬送すべき方向に沿って上下で循環し間欠駆動するよう吸着孔11が開穿配列されている搬送ベルト10を掛巡させておき、搬送面(2,3,5)における搬送ベルト10下面に吸着テーブル21,31,51を配置し、搬送ベルト10を間欠停止したときの吸着テーブル21,31,51による吸引作動で搬送ベルト10上のワークWを吸着固定させ、また、吸着テーブル21,31,51による吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少と共に搬送ベルト10を間欠移動させることで、ワークWを吸着テーブル21,31,51位置で吸着固定しながら搬送ベルト10によって間欠的に搬送させるようにすることを特徴とする。
また、より具体的には、ワークWを投入保持させる投入部2、ワークWに対して所定の印刷処理を行う印刷部3、印刷後のワークWを排出する排出部5を順次に配設すると共にこれらの間で循環し間欠駆動するよう吸着孔11が開穿配列されている搬送ベルト10を掛巡させておき、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれに吸着テーブル21,31,51を搬送ベルト10下面に配装し、搬送ベルト10を間欠停止したときの吸着テーブル21,31,51による吸引作動で、投入部2では投入されたワークWを、印刷部3では搬入されたワークWを、排出部5では搬出されたワークWをそれぞれ搬送ベルト10上で吸着固定し、吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少と共に搬送ベルト10を間欠移動させることで、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれでワークWを吸着固定しながら搬送ベルト10によって間欠搬送させるようにすることを特徴としたものである。
一方、本発明にあってのスクリーン印刷機におけるワーク搬送装置にあっては、機枠1上の搬送面(2,3,5)におけるワークWの搬送方向に沿って循環し間欠駆動するよう機枠1の上下で掛巡されていると共に、吸着孔11が開穿配列されている搬送ベルト10と、搬送面(2,3,5)における搬送ベルト10下面の機枠1に設けられ、間欠停止した搬送ベルト10上のワークWを吸引作動で吸着固定し、間欠移動する搬送ベルト10上のワークWに対する吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少で搬送ベルト10によってワークWを間欠搬送させるようにした吸着テーブル21,31,51とを備えたことを特徴とする。
より具体的には、ワークWを投入保持させる投入部2、ワークWに対して所定の印刷処理を行う印刷部3、印刷後のワークWを排出する排出部5を機枠1に順次に配設し、ワークWを投入部2から印刷部3を経て排出部5に間欠的に搬送することで印刷を行うスクリーン印刷機Pにおいて、投入部2、印刷部3、排出部5を順次に循環するように機枠1に掛巡した搬送ベルト10と、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれの搬送ベルト10下面に配装した吸着テーブル21,31,51と、吸着テーブル21,31,51それぞれに接続連絡してあって、搬送ベルト10の間欠停止と共に吸着テーブル21,31,51それぞれに対する吸引作動で搬送ベルト10上のワークWを吸着固定し、搬送ベルト10の間欠搬送と共に吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少で搬送ベルト10でワークWを搬送させるようにした吸引機構20とを備えたことを特徴とする。
排出部5後部には、搬送ベルト10上で残置されたワークWを回収する回収ボックス60を配装し、この回収ボックス60は、搬送ベルト10上面に接している開口上縁を備えることで構成することができる。
以上のように構成された本発明に係るスクリーン印刷機におけるワーク搬送方法及びそのワーク搬送装置にあって、ワークWが載せられた搬送ベルト10の間欠停止時における吸引機構20による各吸着テーブル21,31,51に対する吸引作動によって、搬送ベルト10上のワークWを吸着固定し、投入後の保持、印刷時の固定、排出時の保持等を確実にし、また、その解除あるいは吸引作用の減少と共に搬送ベルト10の間欠移動によってワークWを間欠搬送させる。
機枠1上下で掛巡された搬送ベルト10は、投入部2、印刷部3、排出部5を順次に循環し、投入されたワークWに印刷処理を施し、その後に排出されるまで、投入部2における搬送ベルト10上への投入位置のままで一連に処理させ、ワークWに対する吸着固定と相俟ち、その間欠搬送中での位置ずれを防止させ、また搬送に伴う衝撃等を緩和してワークWを保護させる。
各吸着テーブル21,31,51による吸引作動は、これらの吸着テーブル21,31,51上面で移動している搬送ベルト10上のワークWを搬送ベルト10の間欠停止と共に搬送ベルト10の吸着孔11を経て吸着固定し、特に印刷部3における印刷処理時ではワークWを確実に位置決め固定させて正確な印刷を行わせる。
また各吸着テーブル21,31,51の吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少で、搬送ベルト10上のワークWに対する吸着による拘束を解除し、搬送ベルト10によるワークWの搬送を阻害せずに、投入部2から印刷部3への、印刷部3から排出部5への搬送を確実にし、更に排出部5でのワークWの排出を容易にさせる。
排出部5後部に配装の回収ボックス60は、搬送ベルト10による搬送中で生じた損傷したワークWが搬送ベルト10上に残置されていると、これを自動的に回収し、その後に搬送ベルト10を投入部2、印刷部3、排出部5に順次に循環させて繰り返し、所定の処理を行わせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、被印刷物であるワークWの投入、印刷、排出の一連の作業をこれらの作業位置に順次に循環移動する同一の搬送ベルト10上で連続して処理でき、しかも搬送中でのワークWの位置ずれもなく、連続した搬送面(2,3,5)上での移動であることで搬送時の衝撃その他を軽減できる。また、搬送中あるいは印刷中で生じ得ることがあるワークWの損傷品を、これが排出されずに搬送ベルト10上で残置されているときに容易に回収でき、ワークWの搬送、停止を間欠的に処理する際の連続処理を円滑に行うことができる。
すなわちこれは本発明において、搬送面(2,3,5)に沿って上下で循環する搬送ベルト10を間欠駆動させ、その停止時では吸着テーブル21,31,51によって吸着固定することでワークWを位置決め固定し、その間欠移動時では吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少によってワークWを搬送させるようにしたからであり、これにより、ワークWの投入、印刷、排出等を同一の搬送ベルト10上で一連に処理でき、確実な印刷、搬送時の衝撃緩和等でワークに対するダメージを小さくでき、例えば太陽電池の製作等に大きく寄与できる。
また、搬送ベルト10は機枠1上下で掛巡されて循環駆動し、投入部2、印刷部3、排出部5における搬送面で順次に移動するから、投入されたワークWに印刷処理を施し、その後に排出されるまで搬送ベルト10上への投入位置を維持したままで搬送されることによって一連に処理でき、しかもワークWに対する吸着固定と相俟ち、その間欠搬送中での位置ずれ等を防止できるばかりでなく、従来のようにその受け渡し等形態での搬送に伴うワークWへの衝撃、損傷等がなく、それによってのダメージを与えることがないことでワークWを保護できる。
吸引機構20に各吸着テーブル21,31,51それぞれを接続連絡してあり、吸引機構20による吸引作動によって、これらの吸着テーブル21,31,51上面で移動している搬送ベルト10上のワークWを搬送ベルト10の間欠停止と共に搬送ベルト10の吸着孔11を経て吸着固定でき、この吸着固定は特に印刷部3における印刷処理中のワークWを確実に位置決め固定できるから、正確な印刷を行わせることができる。
また各吸着テーブル21,31,51に対する吸引機構20からの吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少で、搬送ベルト10上のワークWに対する吸着固定を解放するから、間欠移動する搬送ベルト10によるワークWの搬送を阻害することがなく、投入部2から印刷部3を経ての排出部5への間欠搬送を確実にし、更に排出部5でのワークWの排出を容易にさせて、機枠1外での各種処理に円滑に移行させることができる。
排出部5後部に回収ボックス60を配装してあるから、搬送ベルト10による搬送中でワークWに損傷その他が生じた場合、これがそのまま搬送ベルト10上に残置されていると、これを自動的に回収でき、搬送ベルト10を投入部2、印刷部3、排出部5に順次に循環させて、所定の処理を繰り返し行わせることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示すスクリーン印刷機の概略正面図である。 同じく概略平面図である。 同じく概略側面図である。 同じく吸着テーブルの配置例を示す概略平面図である。 同じく吸着テーブルを示す要部側面図である。 同じく搬送面における搬送ベルト、吸着テーブルを示す要部正断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号Pはスクリーン印刷機であり、所定の形鋼材等によって構枠された機枠1に、被印刷物である所定のワークWが投入機Cによって投入される投入部2、投入されたワークWが搬入された後に所定の印刷処理を行うように、ワークW上で昇降される版枠4aを支持しているスキージユニット4を備えた印刷部3、この印刷部3から搬出された印刷後のワークWを排出機Uによって排出し、取り出す排出部5を区画形成して成る。
また、機枠1には、投入部2から印刷部3を経て排出部5に至る搬送面上では搬送方向に沿って移動し、再度、投入部2に戻るように上下で循環駆動している例えばスチール製の搬送ベルト10が掛巡されている。この搬送ベルト10は、機枠1上面で、投入部2における始端側、排出部5における終端側それぞれに、また機枠1下面で、例えば上面での投入部2始端側、排出部5終端側それぞれの位置での下方に相当する位置それぞれに支承された例えば計4個の案内ドラム12A,12B,12Cによって案内されることで、印刷部3位置で一時的に停止するように、間欠的に循環駆動するように掛巡してある。
搬送ベルト10自体は、適宜肉厚に形成された薄板状のスチール材にてエンドレス形態で形成されており、図示のように所定径の多数の吸着孔11が開穿配列例えば縦横方向に整列状態で穿設されることで構成されている。また投入部2、印刷部3、排出部5それぞれの上面で連続的に形成される搬送面では搬送ベルト10が蛇行しないようにその両側縁を案内支持するガイド部材15が投入部2から排出部5に至るまで適宜間隔毎に配設されている。このガイド部材14は、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれで固定されるガイドステーに、搬送ベルト10縁部が溝内で移動する滑車状のガイドローラーを回転自在に支承して成る。また、投入部2と印刷部3との間、印刷部3と排出部5との間の両側部には、搬送ベルト10下面に当接してこれを案内させる転動ローラーを支承して成る支持ローラー部材15を配設してある。
この搬送ベルト10は、例えば排出部5における後部位置に支承してある案内ドラム12Aを駆動連繋させるように、機枠1に配置したベルト駆動モータ13の駆動によって間欠的に駆動され、また、例えば排出部5における後部位置の下方位置の機枠1下部に配置したテンション機構16によって、案内ドラム12Bを機枠1外方側に付勢させるように適宜に押圧移動させることで、搬送ベルト10に所定のテンション作用が付与されるものとしてある。
テンション機構16は、機枠1下部の左右に配置した例えばエア、油液等の流体作動によるテンションシリンダ17のシリンダロッドにてスライド押圧されているスライド体18に、案内ドラム12Bのドラムシャフトの両端を固定支持して成り、搬送ベルト10の緩みその他が生じないようにスライド体18を適宜に押圧制御することで所定のテンションが得られるようにしている。尚、このテンション機構16は、図示を省略したが、アジャスタボルトあるいはボールネジを駆動するモータその他によって形成することも可能である。
一方、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれには、搬送ベルト10下面に当接する吸着面を備えた投入部吸着テーブル21、印刷部吸着テーブル31、排出部吸着テーブル51それぞれが配装されており、搬送ベルト10はこれらの吸着テーブル21,31,51上で間欠移動していて、各吸着テーブル21,31,51ではその吸引作動で搬送ベルト10上のワークWを吸着固定する。この吸引作動は、機枠1内で適宜に配置した真空ポンプの如き吸引機構20にそれぞれで接続連絡された各吸着テーブル21,31,51毎に吸引作動は制御される。
各吸着テーブル21,31,51は、機枠1に設けられたテーブル架台22上に立脚配置したテーブル支持ポスト23によって支持固定されていて、ワークWの搬送方向すなわち搬送ベルト10の搬送方向に沿う中央部、左右側部それぞれに分割されることで配置形成されている。また、これらの吸着テーブル21,31,51には、多数の吸着孔24,34,54が開穿配列例えば縦横方向に整列状態で穿設されていて、吸着孔24,34,54に連絡する吸引機構20による吸引作動で吸着孔24,34,54それぞれ、更には搬送ベルト10の吸着孔11を経て吸引することで、投入部2、印刷部3、排出部5における搬送ベルト10上のワークWを吸着し、それぞれでワークWを位置決め固定する。
尚、これらの吸着テーブル21,31,51それぞれは、バキューム経路を形成するチャンバー構造を備えているアンダーテーブル部材上に、そのチャンバーに連絡するようにして吸着孔が開穿配列されているアッパーテーブル部材を取り付けて成り、その上面には搬送ベルト10の滑り移動の円滑性を向上させるように滑り抵抗を減少させる潤滑成分を含有している滑動テープ等を接着したり、滑動剤等を塗布したりしてある。
これらの各吸着テーブル21,31,51による吸着作動は、搬送ベルト10によって搬送されるワークWが、搬送ベルト10の間欠停止によって投入部2、印刷部3、排出部5それぞれで位置しているとき、投入部2から印刷部3に搬入された後にスキージユニット4によって印刷処理が行われるとき、印刷部吸着テーブル31の吸引作用でワークWを吸着固定するのに関連して、投入部2、排出部5それぞれでもワークWを吸着固定するようになっている。すなわち、投入部2における投入部吸着テーブル21では、投入機Cによって投入されたワークWを吸着固定して、ワークWを位置決めして印刷部3への搬入の準備とし、また排出部5における排出部吸着テーブル51では、印刷部3から搬出されたワークWを排出機Uにて排出する間で吸着固定して保持している。
尚、各吸着テーブル21,31,51による吸着作動は、搬送ベルト10の間欠停止時でワークWを固定するときに作動し、搬送時ではそれが解除されるものとされたり、またワークWを固定するときには吸着力が大きく、搬送するときには吸着力が小さくされたりするように制御される。
そして、ワークWの投入部2における投入後、印刷部3における印刷後、排出部5における排出後では、吸着テーブル21,31,51による吸着作動が解除され、ないし吸着作用が小さくなり、搬送ベルト10の循環駆動による搬送面での移動搬送によって、ワークWは投入部2から印刷部3に搬入され、印刷部3から排出部5に搬出され、また例えば損傷されたことで排出されないワークWは搬送ベルト10外方に廃棄されるように移動される。
また、搬送ベルト10による搬送面における終端部には、その下方への湾曲状の曲がり部位で、搬送ベルト10上面に接している開口上縁を備えた回収ボックス60が配装されている。この回収ボックス60における開口上縁の一部が搬送ベルト10上面に当接して、搬送ベルト10上面上で残置されている例えば損傷されたワークWをこそげるように剥離し、回収ボックス60内に自然落下させるようにしてある。
次にこれの使用の一例を説明すると、投入部2、印刷部3、排出部5それぞれにおける搬送面に沿って移動し、機枠1の上下方向で搬送ベルト10を間欠的に移動するように循環駆動させておき、投入部2における投入機CによってワークWが投入されると、搬送ベルト10の移動が一時停止されると同時に、投入部吸着テーブル21によって吸着固定される。次いで、吸着作動が小さくあるいは解除された後に搬送ベルト10が移動してワークWを投入部2から印刷部3に搬入し、印刷すべき所定位置に到達すると搬送ベルト10が停止し、また印刷部吸着テーブル31の吸着作動でワークWを吸着固定する。吸着固定後で、ワークW面に下降される版枠4a上で移動するスキージユニット4によって印刷処理行われる一方、投入部2では投入機Cで新たなワークWが投入、固定され、印刷部吸着テーブル31による吸着作動が小さくあるいは解除された後に搬送ベルト10が移動してワークWを印刷部3から排出部5に搬出する一方、新たなワークWを投入部2から印刷部3に搬入させ、所定位置で停止する。排出部5に搬出され、停止されたワークWは排出部吸着テーブル51によって一時的に吸着固定され、その後に吸着作動が小さくあるいは解除されると、排出機Uによって機枠1外に排出される。その間、投入部2では新たなワークWが投入、吸着固定され、印刷部3では吸着固定されて印刷処理が行われるのであり、その吸着作用力を小さくあるいは解除と共に、搬送ベルト10が駆動してワークWが次工程に移動される。
尚、搬送ベルト10及びワークWの間欠搬送につき、搬送面(2,3,5)における搬送ベルト10下面で、投入部2と印刷部3との間、印刷部3と排出部5との間それぞれで前後方向に往復動すると共に、印刷部3あるいは排出部5側への前進移動後では上昇し、投入部2あるいは印刷部3側への後退移動後では下降するようにした前後一対の移動吸着テーブルを配装し、この移動吸着テーブルを上昇位置として搬送ベルト10に当接した状態で、移動吸着テーブルの前進移動時の吸着作動で搬送ベルト10及び搬送ベルト10上のワークWをも吸着して搬送し、また、移動吸着テーブルを下降位置として搬送ベルト10から離反した状態で移動吸着テーブルを後退作動させ、その後に再度、上昇位置とさせることの繰り返しによって、搬送ベルト10及びワークWを投入部2、印刷部3、排出部5に順次に間欠搬送するように構成することもできる。このときの移動吸着テーブルの上下動はカム機構によるものとしたり、エア・油圧等の流体シリンダ機構によるものとしたりすることができる。
P…スクリーン印刷機 W…ワーク
C…投入機 U…排出機
1…機枠 2…投入部
3…印刷部 4…スキージユニット
4a…版枠 5…排出部
10…搬送ベルト 11…吸着孔
12A,12B,12C…案内ドラム 13…ベルト駆動モータ
14…ガイド部材 15…支持ローラー部材
16…テンション機構 17…テンションシリンダ
18…スライド体
20…吸引機構 21…投入部吸着テーブル
22…テーブル架台 23…テーブル支持ポスト
24…吸着孔 25…テーブルベース
31…印刷部吸着テーブル 34…吸着孔
51…排出部吸着テーブル 54…吸着孔
60…回収ボックス

Claims (3)

  1. ワークを投入保持させる投入部、ワークに対して所定の印刷処理を行う印刷部、印刷後のワークを排出する排出部を順次に配設すると共にこれらの間で循環し間欠駆動するよう吸着孔が開穿配列されている搬送ベルトを掛巡させておき、投入部、印刷部、排出部それぞれに吸着テーブルを搬送ベルト下面に配装し、搬送ベルトを間欠停止したときの吸着テーブルによる吸引作動で、投入部では投入されたワークを、印刷部では搬入されたワークを、排出部では搬出されたワークをそれぞれ搬送ベルト上で吸着固定し、吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少と共に搬送ベルトを間欠移動させることで、投入部、印刷部、排出部それぞれでワークを吸着固定しながら搬送ベルトによって間欠搬送させるようにすることを特徴としたスクリーン印刷機におけるワーク搬送方法。
  2. ワークを投入保持させる投入部、ワークに対して所定の印刷処理を行う印刷部、印刷後のワークを排出する排出部を機枠に順次に配設し、ワークを投入部から印刷部を経て排出部に間欠的に搬送することで印刷を行うスクリーン印刷機において、投入部、印刷部、排出部を順次に循環するように機枠に掛巡した搬送ベルトと、投入部、印刷部、排出部それぞれの搬送ベルト下面に配装した吸着テーブルと、吸着テーブルそれぞれに接続連絡してあって、搬送ベルトの間欠停止と共に吸着テーブルそれぞれに対する吸引作動で搬送ベルト上のワークを吸着固定し、搬送ベルトの間欠搬送と共に吸引作動の解除あるいは吸引作用の減少で搬送ベルト上のワークを搬送させるようにした吸引機構とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷機におけるワーク搬送装置。
  3. 排出部後部には、搬送ベルト上で残置されたワークを回収する回収ボックスを配装し、この回収ボックスは、搬送ベルト上面に接している開口上縁を備えている請求項2に記載のスクリーン印刷機におけるワーク搬送装置。
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