JP5406480B2 - プローブ方法及びプローブ用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被検査体に形成された複数のチップの電気的特性検査を行うプローブ方法に関し、更に詳しくは、複数のチップを同時に検査するプローブ方法及びプローブ用プログラムに関するものである。
従来の検査装置としてのプローブ装置は、例えば図12に示すように、互いに隣接するローダ室1及びプローバ室2を備えている。ローダ室1は、複数枚のウエハWをカセット単位で収納するカセット収納部と、カセットからウエハWを一枚ずつ搬出入するウエハ搬送機構と、ウエハ搬送機構によってウエハWを搬送する間にウエハWをプリアライメントするプリアライメント機構と、を備えている。プローバ室2は、ウエハWを保持しX、Y、Z及びθ方向で移動可能に構成された載置台3と、この載置台3上に載置されたウエハWに形成されたチップの電極パッドに接触する複数のプローブ4Aを有するプローブカード4と、このプローブカード4をカードホルダ(図示せず)によって固定する固定機構5と、プローブカード4とテストヘッドTとを電気的に接続する接続リング6と、を備え、制御装置の制御下でテストヘッドT、接続リング6及びプローブカード4を介して図示しないテスタとチップを電気的に接続して電気的特性検査を行なうように構成されている。尚、図12において、7は載置台3と協働してウエハWとプローブカード4との位置合わせを行うアライメント機構で、7Aは上カメラ、7Bは下カメラであり、8はプローブカードの固定機構5が装着されたヘッドプレートである。
チップは、近年急激に配線構造が微細化して高密度化すると共に、一枚のウエハWに形成されるチップの数が飛躍的に多くなってきている。そこで、複数のチップを同時に検査することができるプローブカードを用いて、検査効率を高める技術が例えば特許文献1、2に記載されている。
特許文献1には、ウエハに形成された複数のチップに対して斜め方向に複数のプローブを接触させて検査を行うプローブ方法が記載されている。このプローブ方法では複数のプローブの端部がウエハの端部からはみ出さないように、プローブカードをウエハ内へ引っ込めて検査し、複数のプローブの一部がウエハからはみ出すことによる損傷を防止している。
また、特許文献2にはウエハの移動距離を短縮して検査時間を短縮するプローブ方法が記載されている。このプローブ方法ではプローブが同一のチップに複数回接触することがなく、またチップの配列された行を変える度毎に次行での検査開始位置を位置決めするため、ウエハの移動距離を短縮することができる。
特開平10−098082号公報 特開平05−299485号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプローブ方法の場合には複数のプローブのうち一部がウエハ内の同一のチップと複数回接触することになるため、同一のチップを複数回検査しないように信号の送受信を制限する必要があり、また、プローブとチップの接触回数が増えてウエハの移動距離が長くなる問題がある。また、特許文献2に記載のプローブ方法の場合にもウエハに複数行複数列に亘って形成された複数のチップを各行毎にウエハを同時検査数分ずつ移動させ、ウエハを行数分往復移動させるために、ウエハの移動距離が長くなる問題があった。更に、特許文献2に記載のプローブ方法の場合には両端部のプローブの使用頻度に大きな偏りが生じる問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ウエハ等の被検査体の移動距離を短縮して検査時間を短縮すると共に両端のプローブの使用頻度を極力均等にしてプローブカードの耐久性を高めることができるプローブ方法及びプローブ用プログラムを提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のプローブ方法は、制御装置の制御下で、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの斜め方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて複数個ずつ同時に電気的特性検査を行うプローブ方法であって、上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む斜め方向に配列された第1基準傾斜チップ列及びこの第1基準傾斜チップ列の上側の第1領域に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第1領域の最下端の上記第1基準傾斜チップ列から最上端の傾斜チップ列までそれぞれの下端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第1の工程と、上記第1基準傾斜チップ列の下側の第2領域において上記第1基準傾斜チップ列に隣接する第2基準傾斜チップ列及びこの第2基準傾斜チップ列に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第2領域の最上端の第基準傾斜チップ列から最下端の傾斜チップ列までそれぞれの上端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第2の工程と、上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを順次設定した後、上記ウエハの左右いずれか一方の端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第3の工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のプローブ方法は、請求項1に記載の発明において、上記第1の工程は、上記中心チップの左端に位置するチップを検出する工程と、上記左端のチップの上方向で上記第1基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、上記第1基準傾斜チップ列の左下端のチップに対応する上記複数のプローブの左下端のプローブを位置合わせし、上記第1基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても上記第1基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のプローブ方法は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記第2の工程は、上記中心チップの右端に位置するチップを検出する工程と、上記右端のチップの下方向で上記第2基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、上記第2基準傾斜チップ列の右上端のチップに対応する上記複数のプローブの右上端のプローブを位置合わせし、上記第2基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても上記第2基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のプローブ方法は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記第3の工程は、上記第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置を検索する工程と、上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置の上下方向に検索し、検索されたコンタクト位置の外端チップが直前のコンタクト位置の外端チップの所定の距離内にあるか否かを判断する工程と、上記所定の距離内にあるコンタクト位置に対して同一のインデックスグループに設定する工程と、残余のコンタクト位置に対しても上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置と同一要領で同一のインデックスグループをそれぞれ設定する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のプローブ用プログラムは、コンピュータを駆動させることにより、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの全てのチップのうち、斜め方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて同時に複数個ずつ電気的特性検査を行うプローブ方法を実行させるプローブ用プログラムであって、上記コンピュータを駆動させて、上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む斜め方向に配列された第1基準傾斜チップ列及びこの第1基準傾斜チップ列の上側の第1領域に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第1領域の最下端の上記第1基準傾斜チップ列から最上端の傾斜チップ列までそれぞれの下端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第1の工程と、上記第1基準傾斜チップ列の下側の第2領域において上記第1基準傾斜チップ列に隣接する第2基準傾斜チップ列及びこの第2基準傾斜チップ列に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第2領域の最上端の第基準傾斜チップ列から最下端の傾斜チップ列までそれぞれの上端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第2の工程と、上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを順次設定した後、上記ウエハの左右いずれか一方の端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第3の工程と、を実行することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のプローブ用プログラムは、請求項5に記載の発明において、上記第1の工程は、上記中心チップの左端に位置するチップを検出する工程と、上記左端のチップの上方向で上記第1基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、上記第1基準傾斜チップ列の左下端のチップに対応する上記複数のプローブの左下端のプローブを位置合わせし、上記第1基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても上記第1基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載のプローブ用プログラムは、請求項5または請求項6に記載の発明において、上記第2の工程は、上記中心チップの右端に位置するチップを検出する工程と、上記右端のチップの下方向で上記第2基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、上記第2基準傾斜チップ列の右上端のチップに対応する上記複数のプローブの右上端のプローブを位置合わせし、上記第2基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても上記第2基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載のプローブ用プログラムは、請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記第3の工程は、上記第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置を検索する工程と、上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置の上下方向に検索し、検索されたコンタクト位置の外端チップが直前のコンタクト位置の外端チップの所定の距離内にあるか否かを判断する工程と、上記所定の距離内にあるコンタクト位置に対して同一のインデックスグループに設定する工程と、残余のコンタクト位置に対しても上記左右いずれか一方の端部に位置するコンタクト位置と同一要領で同一のインデックスグループをそれぞれ設定する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9に記載のプローブ方法は、制御装置の制御下で、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの横方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて複数個ずつ同時に電気的特性検査を行うプローブ方法であって、上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む横方向に配列された基準チップ行の左右いずれか一方の端部を求め、この端部のチップを始点として上記基準チップ行に上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記基準チップ行のコンタクト位置を設定する第1の工程と、上記基準チップ行の上側の第1領域にある上記基準チップ列と平行な各チップ行それぞれの上記端部と同じ側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第2の工程と、上記基準チップ行の下側の第2領域にある各チップ行それぞれの上記端部と反対側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第3の工程と、上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記端部側に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを上記端部と反対側の端部に向けて順次設定した後、上記端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第4の工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10に記載のプローブ用プログラムは、コンピュータを駆動させることにより、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの全てのチップのうち、横方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて同時に複数個ずつ電気的特性検査を行うプローブ方法を実行させるプローブ用プグラムであって、上記コンピュータを駆動させて、上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む横方向に配列された基準チップ行の左右いずれか一方の端部を求め、この端部のチップを始点として上記基準チップ行に上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記基準チップ行のコンタクト位置を設定する第1の工程と、上記基準チップ行の上側の第1領域にある上記基準チップと平行な各チップ行それぞれの上記端部と同じ側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第2の工程と、上記基準チップ行の下側の第2領域にある各チップ行それぞれの上記端部と反対側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第3の工程と、上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記端部側に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを上記端部と反対側の端部に向けて順次設定した後、上記端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第4の工程と、を実行することを特徴とするものである。
本発明によれば、ウエハ等の被検査体の移動距離を短縮して検査時間を短縮すると共に両端のプローブの使用頻度を極力均等にしてプローブカードの耐久性を高めることができるプローブ方法及びプローブ用プログラムを提供することができる。
以下、図1〜図6に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明のプローブ方法を実施するために用いられるプローブ装置の一例を示す構成図、図2は本発明のプローブ方法の一実施形態のうち、プローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャート、図3は図2に示すフローチャートに続いて行われるプローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャート、図4の(a)、(b)それぞれは図2に示すプローブ方法によって複数のプローブのコンタクト位置を設定する過程を説明するための図で、(a)はプローブカードのプローブの配列とこれに対応するチップ配列を示す平面図、(b)はウエハ上に検出されたチップ列を示すウエハの座標、図5は図2、図3に示すフローチャートに従ってウエハ上に設定されたプローブカードのコンタクト位置の配列を示す座標、図6は図2、図3に示すフローチャートに従って設定されたコンタクト位置に基づいてインデックスグループの設定方法を示すフローチャート、図7は図5に示すウエハにおけるプローブカードのコンタクト位置のインデックス送りの順番を示すウエハの座標、図8の(a)、(b)それぞれは本発明の他の実施形態のプローブ方法によって複数のプローブのコンタクト位置を設定する過程を説明するための図で、(a)はプローブカードのプローブの配列とこれに対応するチップ配列を示す平面図、(b)はウエハ上に検出されたチップ列を示すウエハの座標、図9は本発明のプローブ方法の他の実施形態を実施する場合の図2に相当するフローチャート、図10は図9に示すフローチャートに続いて行われるプローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャート、図11は図8に示すウエハにおけるプローブカードのコンタクト位置のインデックス送りの順番を示すウエハの座標である。
第1の実施形態
本実施形態のプローブ方法を実施するプローブ装置について図1を参照しながら説明する。このプローブ装置10は、例えば図1に示すように、プローバ室内にX、Y、Z及びθ方向へ移動可能な載置台11と、載置台11の上方に配置されたプローブカード12と、載置台11上のウエハWとプローブカード12の位置合わせを行うアライメント機構13と、を備え、制御装置14の制御下で、載置台11とアライメント機構13が協働して、ウエハWのチップの複数の電極パッドとプローブカード12の複数のプローブ12Aとの位置合わせを行った後、載置台11がウエハWをインデックス送りしてウエハWの各チップの電気的特性検査を行うように構成されている。
載置台11は、図1に示すようにX方向駆動機構、Y方向駆動機構及びZ方向駆動機構、θ方向駆動機構によって構成された駆動機構11Aを有している。従って、載置台11は、制御装置14の制御下で駆動機構11Aを介してX、Y、Z及びθ方向へ移動するように構成されている。
プローブカード12は、図1に示すように複数のプローブ12Aを有し、カードホルダ15を介してヘッドプレート16に固定されている。複数のプローブ12Aは、例えば図4の(a)に示すようにウエハWにマトリックス状に形成された複数のチップCに対して斜め方向に連なる4個のチップCからなるチップ列に接触して4個のチップCを同時に検査するように構成されている。そこで、以下では、複数(本実施形態では4個)のチップCを同時に検査するプローブカード12をマルチカード12として説明し、同時に検査するチップ数をマルチ数として説明する。マルチ数が4であれば、4個のチップ分を意味する。図4の(a)において、CHはプローブカード12のチャンネルを示し、C1は4個のチップ列の下端のチップを示し、C2は上端のチップを示す。
アライメント機構13は、図1に示すように、載置台11とプローブカード12の間で移動する第1のカメラ13Aと、載置台11の側方に付設された第2のカメラ13Bと、第1のカメラ13Aが固定されたアライメントブリッジ13Cと、を備えている。第1のカメラ13Aは、アライメントブリッジ13Cを介してプローバ室の奥部からプローブセンタ(プローブカード12の中心の延長線上に位置する)との間を移動し、プローブセンタにおいてX、Y方向へ移動する載置台11上のウエハWを撮像する。第2のカメラ13Bは、載置台11を介してプローブカード12のプローブ12Aの真下へ移動し、この位置でプローブ12Aを撮像する。
制御装置14は、本発明のプローブ用プログラムを含む種々のプログラム及び種々のデータを記憶する記憶部14Aと、第1、第2のカメラ13A、13Bからの撮像信号に基づいて画像処理する画像処理部14Bと、記憶部14A及び画像処理部14Bとの間で種々のデータを送受信して所定の演算処理を行う中央演算処理部14Cと、を備え、コンピュータを主体に構成されている。中央演算処理部14Cは、記憶部14Aからプローブ用プログラム等を読み出し、図示しない表示装置の画面上にウエハ画像等の種々の画像を映し出し、プローブカード12の複数のプローブ12Aのコンタクト位置を設定すると共に後述のインデックスグループ等を設定するように構成されている。
次に、本発明のプローブ用プログラムを用いるプローブ方法の一実施形態について図2〜図6を参照しながら説明する。
本実施形態のプローブ用プログラムによって制御装置14の主体であるコンピュータが駆動すると、中央演算処理部14Cが記憶部14Aからプローブ用プログラムを読み出して本実施形態のプローブ方法を実行する。本実施形態のプローブ方法では、まず図2、図3に示すフローに従ってマルチカード12が接触するウエハWのコンタクト位置を設定した後、コンタクト位置に基づいてウエハWのインデックス送りするための複数のインデックスグループ及びコンタクト位置のインデックス順位を設定する。その後、ウエハWとマルチカード12のアライメントを行った後、各インデックスグループのインデックス順位に従ってウエハWの電気的特性検査を行う。
マルチカード12の複数のプローブ12AのウエハWに対するコンタクト位置は以下のように設定する。予め、図4に示すようにウエハWの中央に位置する座標値(Xc,Yc)のセンターチップCcを含む斜め方向のチップ列(以下、「第1基準傾斜チップ列」と称す。)(1)を図4に示すように設定し、第1基準傾斜チップ列(1)を境界に第1基準傾斜チップ列(1)を含む左上側の第1領域と、第1基準傾斜チップ列(1)を含まない、第1基準傾斜チップ列(1)の右側に隣接する傾斜チップ列(以下、「第2基準傾斜チップ列」と称す。)(3)を含む右下側の第2領域に分けてマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
それには図2に示すフローチャートに従い、まず載置台11でローダ室からウエハWを受け取り、図2に示すフローチャートにしめすように、載置台11がプローブセンタで待機する第1のカメラ13Aの真下で移動する間にウエハWの中心に位置するチップCをセンターチップCcとして決定する(ステップS1)。次いで、センターチップCcと同一のY座標の最左端に位置するチップをチップAとして検出し(ステップS2)、このチップAを基点としてウエハWの第1領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を検出する。尚、チップAの座標値を(Xcl,Yc)とする。
第1領域においてコンタクト位置を設定するには、チップAからY座標を一つずつ減少させて最左端列の各チップCそれぞれの右上方向にあるチップCを斜め方向のチップ列(以下、「傾斜チップ列」と称す。)を検出し(ステップS3)、その傾斜チップ列が最も遠い傾斜チップ列であるか否かを判断し(ステップS4)、最も遠い傾斜チップ列でなければ、ステップS3に戻り、第1基準傾斜チップ列(1)から最も遠い傾斜チップ列(2)を検出するまでこの処理を繰り返す。ステップS4において第1基準傾斜チップ列(1)から最も遠い傾斜チップ列(2)を検出すると、ステップS5へ移行してウエハWの第1領域においてマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
ステップS5においてウエハWの第1領域全領域においてコンタクト位置を設定するには、図4の(a)に示すようにマルチカード12の複数のプローブ12Aの左下のチャンネルCH1と第1基準傾斜チップ列(1)の最も左下のチップC1の位置を合わせ、位置合わせした位置をコンタクト位置として設定する。更に、図4の(b)に示すように第1基準傾斜チップ列(1)の右上方向にチップCが無くなるまでマルチカード12の複数のプローブ12Aを整数倍(以下、「マルチ数倍」と称す。)するそれぞれの位置をコンタクト位置として順次設定する。この処理を第1基準傾斜チップ列(1)から傾斜チップ列(2)まで、各傾斜チップ列について複数のプローブ12Aをマルチ数倍し、第1領域の全領域でコンタクト位置を設定し、第1領域でのコンタクト位置の設定を終了する(ステップS6)。このようにコンタクト位置を設定する時には第1領域の左端に位置するチップAを基準にするため、マルチカード12ではマルチ数倍した右上方端のコンタクト位置では第1領域内のチップCと接触せず、ウエハWからはみ出すプローブ12Aが生じることがある。
次いで、ウエハWの第2領域全領域でコンタクト位置を設定する。まず、図3に示すようにセンターチップCcと同一Y座標の最右端に位置するチップCをチップBとして検出し(ステップS7)、このチップBを基点としてウエハWの第2領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を検出する。第2領域では第1領域とは逆の向きにコンタクト位置を設定する。尚、チップの座標値を(Xcr,Yc)とする。
即ち、図4の(b)に示すように最右端のチップBからY座標を一つずつ増加させて最右端列の各チップCそれぞれの左下方向の傾斜チップ列を検出し(ステップS8)、その傾斜チップ列が第2基準傾斜チップ列(3)から最も遠い傾斜チップ列であるか否かを判断し(ステップS9)、最も遠い傾斜チップ列でなければ、ステップS8に戻り、第2基準傾斜チップ列(3)から最も遠い傾斜チップ列(4)を検出するまでこの処理を繰り返す。ステップS9において第2基準傾斜チップ列(3)から最も遠い傾斜チップ列(4)を検出すると、ステップS10へ移行してウエハWの第2領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
ステップS10においてウエハWの第2領域全領域においてコンタクト位置を設定するには、図4の(a)に示すようにマルチカード12の複数のプローブ12Aの右上のチャンネルCH2と第2基準傾斜チップ列(3)の最も右上のチップC2の位置を合わせ、位置合わせした位置をコンタクト位置として設定する。更に、図4の(b)に示すように第2基準傾斜チップ列(3)の左下方向にチップCが無くなるまでマルチカード12の複数のプローブ12Aをマルチ数倍した位置をコンタクト位置として順次設定する。この処理を第2基準傾斜チップ列(3)から傾斜チップ列(4)まで、各傾斜チップ列について複数のプローブ12Aをマルチ数倍し、第2領域の全領域でコンタクト位置を設定し、第2領域でのコンタクト位置の設定を終了し(ステップS11)、ウエハ全領域におけるコンタクト位置の設定を終了する(ステップS12)。このようにコンタクト位置を設定する時には第2領域の右端に位置するチップCを基準にするため、マルチカード12ではマルチ数倍した左下方端のコンタクト位置では第2領域内のチップCと接触せず、ウエハWからはみ出すプローブ12Aが生じることがある。
図5に示すように、ウエハWの第1領域ではマルチカード12の右上部分のプローブ12Aが非接触になり、第2領域では左下部分のプローブ12Aが非接触になる場合がある。そのため、マルチカード12は非接触となる部分が図5に示すように略点対称になって、マルチカード12の両端部のプローブ12Aの使用頻度が略均等になり、いずれか一方の端部のプローブ12Aの損傷が進むということがなく、マルチカード12の寿命を延ばすことができる。尚、図5において網点濃度の濃淡は各傾斜チップ列におけるマルチ数倍した各コンタクト位置を示している。
上述のようにしてマルチカード12のコンタクト位置をウエハWの全領域で求めた後、図6に示すフローチャートに従ってマルチカード12に対する載置台11を介してのウエハWのインデックス送り方向を設定する。
まず、例えば図7に示すようにウエハWの最左端のチップA(図5参照)からX座標値でXcl−(マルチ数−1)だけ左方にある位置を開始点としてインデックスグループを検索する(ステップS101)。尚、本実施形態ではマルチ数は4であるから、開始点のX座標値はXcl−(4−1)=Xcl−3となる。開始点が決められた後、ウエハW上で最初のコンタクト位置が検出されるまで、以下の要領で既に登録されているコンタクト位置を検索する(ステップS102)。開始点は図7に示すY方向の破線[1]上にある。ステップS102では、破線[1]上でチップAのX座標値(Xcl−3)において、図7に矢印で示すようにY座標を±方向(上下方向)に1ずつ変化させ、変化した位置にコンタクト位置が登録されているか否かを検索する処理(1)を行う。処理(2)では処理(1)によって登録されたコンタクト位置が見つからなければ、開始点のX座標値に1を加算して右方向へ移動し、このX座標値において処理(1)を行う。処理(1)及び処理(2)を繰り返し行って登録されたコンタクト位置が検出されれば、そのコンタクト位置を同一のインデックスグループに設定するための基準チップCsとする。図7では破線[2]に達した時に登録されたコンタクト位置が検出される。
破線[2]で基準チップCsを含むコンタクト位置が検出されると、この破線[2]上で同一のインデックスグループに属するコンタクト位置を設定する(ステップS103)。ステップS102で検出されたコンタクト位置にある傾斜チップ列の左下の基準チップCsの座標(Xs,Ys)に対し、ステップS103における処理(1)及び処理(2)によって同一のインデックスグループの設定を行う。即ち、処理(1)では基準チップCsからY軸のマイナス方向(上方向)にコンタクト位置を順次検索し、検索されたコンタクト位置の左下チップのX座標値Xnが条件1を満たすコンタクト位置を同一のインデックスグループとする。
条件1とは、直前にグループ設定されたコンタクト位置の座標値Xmから当該コンタクト位置の座標値Xnを差し引いた値の絶対値がX軸マルチ数の1/2未満であることを条件としている。この条件によってインデックス送りをする時のマルチカード12のX方向の移動量を最小限になるようにしている。上記の絶対値が上記の条件を超える時には、次に求めるインデックスグループへ入れる。
処理(1)においてY軸のマイナス方向のコンタクト位置が無くなれば処理(2)を実施する。処理(2)では基準チップCsからY軸のプラス方向(下方向)にコンタクト位置を順次検索し、コンタクト位置の左下チップのX座標値Xnが条件1を満たすコンタクト位置を同一のインデックスグループとする。Y軸のマイナス方向にコンタクト位置が無くなれば処理(2)を終えて、同一のY方向の最初のインデックスグループの設定を終了する。
最初のY方向のインデックスグループの設定を終了すると、ステップS104へ移行して次のインデックスグループの設定を行う。ステップS104で最初のインデックスグループを除外した残りのコンタクト位置に対して2番目のインデックスグループを設定する。2番目のインデックスグループを設定する時にも最初のインデックスグループ設定と同一要領、即ち、ステップS102及びステップS103の処理を行ってインデックスグループを設定する。ステップS104では全てのコンタクト位置に対してインデックスグループの設定が終わるまでステップS102及びステップS103の処理を繰り返し行う。ウエハWの全領域でインデックスグループを設定すると、インデックスグループの設定を終了する(ステップS105)。本実施形態では、図7に示すように3つのインデックスグループが設定される。図7では3つのインデックスグループは便宜上網点の濃淡によって識別されている。
インデックスグループの設定を終了した後、同一のインデックスグループに対してウエハWの左端上から下方に向けて各コンタクト位置に検査の順番を昇順でインデックス番号として設定する。次のインデックスグループには下方から上方に向けて各コンタクト位置にインデックス番号を昇順で設定する。このようにして最後のインデックスグループに至るまでインデックス番号を上下方向に蛇行させて全てのコンタクト位置に対して図7に示すように昇順で設定する。
図7に示すようにインデックス番号が設定されると、ウエハWの電気的特性検査を開始する。まず、載置台11がX方向及びY方向へ移動し、図7に示す傾斜チップ列のインデックス番号1のコンタクト位置がマルチカード12の真下に位置する。この位置でウエハWが載置台11を介して上昇し、そのコンタクト位置の4個のチップCの複数の電極パッドと複数のプローブ12Aが接触し、引き続きウエハWがオーバードライブして4個のチップCの電極パッドと複数のプローブ12Aが電気的に接触し、所定の電気的特性検査が行われる。
その後、載置台11が下降した後、Y方向下方へチップ1個分ずつ移動してインデックス番号17のコンタクト位置までインデックス番号1のコンタクト位置と同一要領でそれぞれの4個のチップCを同時に検査する。これにより最初のインデックスグループに属するチップCの検査を終了する。
最初のインデックスグループに属するチップCの検査を終了すると、ウエハWが載置台11を介してコンタクト位置17からX方向右方へチップ4個分移動し、インデックス番号18のコンタクト位置に達する。コンタクト位置のチップCの検査を終えると、インデックス番号18のコンタクト位置からインデックス番号38のコンタクト位置までチップ1個分ずつY方向上方へ移動し、それぞれのコンタクト位置にある4個のチップCを同時に検査し、2番目のインデックスグループに属するチップCの検査を終了する。
2番目のインデックスグループのインデックス番号38のコンタクト位置のチップCの検査を終了すると、ウエハWが載置台11を介してインデックス番号38のコンタクト位置からX方向右方へチップ4個分移動し、インデックス番号39のコンタクト位置に達する。このコンタクト位置のチップCの検査を終えると、ここからインデックス番号55のコンタクト位置までチップ1個分ずつY方向下方へ移動し、それぞれのコンタクト位置にある4個のチップCを同時に検査し、3番目のインデックスグループに属するチップCの検査を終了し、ウエハWの全てのチップCの検査を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、ウエハWのセンターチップCcを含む斜め方向に配列された第1基準傾斜チップ列(1)及びこの第1基準傾斜チップ列(1)の左上側の第1領域に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、これらの傾斜チップ列それぞれにマルチカード12の複数のプローブ12Aを整数倍して配置して各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第1の工程と、第1基準傾斜チップ列(1)の右下側の第2領域において第1基準傾斜チップ列(1)と平行に隣接する第2基準傾斜チップ列(3)及びこの第2基準傾斜チップ列(3)に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、これらの傾斜チップ列それぞれに複数のプローブを整数倍して配置して各チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第2の工程と、第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて複数のプローブに対してウエハWを左端部に位置するコンタクト位置において上下方向に同一のインデックスグループを設定した後、ウエハWの左端部のインデックスグループから右端部のインデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して検査の順番を上下方向に蛇行させて設定する第3の工程と、を備えているため、同一のインデックスグループ内ではインデックス番号順にチップ1個分ずつインデックス送りをして、4個ずつ同時に電気的特性検査を行い、隣接するインデックスグループへはチップ4個分ずつインデックス送りすることで、ウエハWの全てのチップCの電気的特性検査を行うことができ、従来と比較してインデックス送りの蛇行距離が短く、検査時間を短縮することができ、延いてはテスタの稼動効率を高めることができる。また、ウエハWの第1領域と第2領域とではコンタクト位置の設定を逆方向に行うため、ウエハWからはみ出すプローブ12Aが複数のプローブ12Aの両端で均等になるため、プローブ12Aの損傷を軽減することができ、マルチカード12の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態によれば、第1の工程は、中心チップCcの左方端に位置するチップAを検出する工程と、チップAの上方向で第1基準傾斜チップ列(1)から最も遠い傾斜チップ列(2)を検出する工程と、第1基準傾斜チップ列(1)の下端のチップに対応する複数のプローブ12Aを位置合わせし、同一のチップが重複しないように複数のプローブ12を整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても第1基準傾斜チップ列(1)と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有し、また、第2の工程は、中心チップCcの右方端に位置するチップBを検出する工程と、チップBの下方向で第2基準傾斜チップ列(3)から最も遠い傾斜チップ列(4)を検出する工程と、第2基準傾斜チップ列(3)の上端のチップに対応する複数のプローブ12Aを位置合わせし、同一のチップが重複しないように複数のプローブ12Aを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、他の傾斜チップ列についても第2基準傾斜チップ列(3)と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有するため、ウエハWの全領域にコンタクト位置を効率よく設定することができると共に同一のチップCを重複して検査することがなく、検査効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、第3の工程は、第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて複数のプローブ12Aに対してウエハWを左端部に位置するコンタクト位置を検索する工程と、左端部に位置するコンタクト位置の上下方向に検索し、検索されたコンタクト位置の左下チップと直前のコンタクト位置の左下チップとのX方向の距離の差がマルチ数(本実施形態では4)の1/2未満であるか否かを判断する工程と、この距離内にあるコンタクト位置に対して同一のインデックスグループに設定する工程と、残余のコンタクト位置に対しても上記と同一要領でそれぞれのインデックスグループを設定する工程と、を備えているため、複数のインデックスグループを効率よく短時間で設定することができる。
第2の実施形態
第1の実施形態では斜め方向に配列された4個のチップに接触する複数のプローブ12Aを有するプローブカード12を用いたが、本実施形態では横方向に配列された4個のチップに接触する複数のプローブを有するプローブカードを用いる点で、第1の実施形態と相違する。その他の点は第1の実施形態に準じて構成されているため、本実施形態では第1の実施形態と同一または相当部分には同一符号を付して特徴のある部分を中心に説明する。
プローブカード12の複数のプローブ12Aは、例えば図8の(a)に示すようにウエハWにマトリックス状に形成された複数のチップCに対して横方向に連なる4個のチップCからなるチップ列に接触して4個のチップCを同時に検査するように構成されている以外は、第1の実施形態のプローブカード12に準じて構成されている。
本実施形態のプローブ方法では、まず図9、図10に示すフローに従ってマルチカード12が接触するウエハWのコンタクト位置を設定した後、コンタクト位置に基づいてウエハWのインデックス送りするための複数のインデックスグループ及びコンタクト位置のインデックス順位を設定する。
マルチカード12の複数のプローブ12AのウエハWに対するコンタクト位置は以下のように設定する。予め、図8に示すようにウエハWの中央に位置する座標値(Xc,Yc)のセンターチップCcを含む横方向のチップ列(以下、「第1基準チップ列」と称す。)(1)を図8に示すように設定し、第1基準チップ列(1)を境界に第1基準傾斜チップ列(1)を含む上側の第1領域と、第1基準チップ列(1)を含まない、第1基準チップ列(1)の下側に隣接するチップ列(以下、「第2基準チップ列」と称す。)(3)を含む下側の第2領域に分けてマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
それには図9に示すフローチャートに従い、まずウエハWの中心に位置するチップCをセンターチップCcとして決定する(ステップS21)。次いで、センターチップCcと同一のY座標の最左端に位置するチップをチップAとして検出し(ステップS22)、このチップAを基点としてウエハWの第1領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を検出する。
第1領域においてコンタクト位置を設定するには、チップAからY座標を一つずつ減少させて最左端列の各チップCそれぞれの横方向にあるチップ列を検出し、そのチップ列が最も遠いチップ列であるか否かを判断し(ステップS24)、最も遠い行のチップ列でなければ、ステップS23に戻り、第1基準チップ列(1)から最も遠い行のチップ列(2)を検出するまでこの処理を繰り返す。ステップS23において第1基準チップ列(1)から最も遠い行のチップ列(2)を検出すると、ステップS25へ移行してウエハWの第1領域においてマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
ステップS25においてウエハWの第1領域全領域においてコンタクト位置を設定するには、図8の(a)に示すようにマルチカード12の複数のプローブ12Aの左端のチャンネルCH1と第1基準チップ列(1)の左端のチップC1の位置を合わせ、位置合わせした位置をコンタクト位置として設定する。更に、図8の(b)に示すように第1基準チップ列(1)の右横方向にチップCが無くなるまでマルチカード12の複数のプローブ12Aをマルチ数倍するそれぞれの位置をコンタクト位置として順次設定する。この処理を第1基準チップ列(1)から最も遠い行のチップ列(2)まで、各チップ列について複数のプローブ12Aをマルチ数倍し、第1領域の全領域でコンタクト位置を設定し、第1領域でのコンタクト位置の設定を終了する(ステップS26)。このようにコンタクト位置を設定する時には第1領域の左端に位置するチップAを基準にするため、マルチカード12ではマルチ数倍した右端のコンタクト位置では第1領域内のチップCと接触せず、ウエハWからはみ出すプローブ12Aが生じることがある。
次いで、ウエハWの第2領域全領域でコンタクト位置を設定する。まず、図10に示すようにセンターチップCcと同一Y座標の最右端に位置するチップCをチップBとして検出し(ステップS27)、このチップBを基点としてウエハWの第2領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を検出する。第2領域では第1領域とは逆に向きにコンタクト位置を設定する。
即ち、図8の(b)に示すように右端のチップBからY座標を一つずつ増加させて最右端列の各チップCそれぞれの左横方向のチップ列を検出し(ステップS28)、そのチップ列が第2基準チップ列(3)から最も遠い行のチップ列であるか否かを判断し(ステップS29)、最も遠い行のチップ列でなければ、ステップS28に戻り、第2基準チップ列(3)から最も遠い行のチップ列(4)を検出するまでこの処理を繰り返す。ステップS28において第2基準チップ列(3)から最も遠い行のチップ列(4)を検出すると、ステップS30へ移行してウエハWの第2領域におけるマルチカード12のコンタクト位置を設定する。
ステップS30においてウエハWの第2領域全領域においてコンタクト位置を設定するには、図8の(a)に示すようにマルチカード12の複数のプローブ12Aの右端のチャンネルCH2と第2基準チップ列(3)の右端のチップC2の位置を合わせ、位置合わせした位置をコンタクト位置として設定する。更に、図8の(b)に示すように第2基準チップ列(3)の左横方向にチップCが無くなるまでマルチカード12の複数のプローブ12Aをマルチ数倍した位置をコンタクト位置として順次設定する。この処理を第2基準チップ列(3)から最も遠い行のチップ列(4)まで、各チップ列について複数のプローブ12Aをマルチ数倍し、第2領域の全領域でコンタクト位置を設定し、第2領域でのコンタクト位置の設定を終了し(ステップS31)、ウエハ全領域におけるコンタクト位置の設定を終了する(ステップS32)。このようにコンタクト位置を設定する時には第2領域の右端に位置するチップCを基準にするため、マルチカード12ではマルチ数倍した左端のコンタクト位置では第2領域内のチップCと接触せず、ウエハWからはみ出すプローブ12Aが生じることがある。
図11に示すように、ウエハWの第1領域ではマルチカード12の右端部分のプローブ12Aが非接触になり、第2領域では左端部分のプローブ12Aが非接触になる場合がある。そのため、マルチカード12は非接触となる部分が図11に示すように略点対称になって、マルチカード12の両端部のプローブ12Aの使用頻度が略均等になり、マルチカード12の寿命を延ばすことができる。尚、図5において網点濃度の濃淡は各チップ列におけるマルチ数倍した各コンタクト位置を示している。連続する同一の網点濃度の領域は、同一のインデックスグループを示している。
上述のようにしてマルチカード12のコンタクト位置をウエハWの全領域で求めた後、第1の実施形態の図6に示すフローチャートに示す手順と同一の要領でマルチカード12に対する載置台11を介してのウエハWのインデックス送り方向を設定する。そして、図11に示すように同一のインデックスグループに対してウエハWの左端上から下方に向けて各コンタクト位置に昇順でインデックス番号として設定する。次のインデックスグループには下方から上方に向けて各コンタクト位置にインデックス番号を昇順で設定する。このようにして最後のインデックスグループに至るまでインデックス番号を上下方向に蛇行させて全てのコンタクト位置に対して図7に示すように昇順で設定する。
図11に示すようにインデックス番号が設定されると、ウエハWの電気的特性検査を開始する。まず、載置台11がX方向及びY方向へ移動し、図11に示すチップ列のインデックス番号1のコンタクト位置がマルチカード12の真下に位置する。この位置でウエハWが載置台11を介して上昇し、そのコンタクト位置の4個のチップCの複数の電極パッドと複数のプローブ12Aが接触し、引き続きウエハWがオーバードライブして4個のチップCの電極パッドと複数のプローブ12Aが電気的に接触し、所定の電気的特性検査が行われる。
その後、載置台11が下降した後、Y方向下方へチップ1個分ずつ移動してインデックス番号12のコンタクト位置までインデックス番号1のコンタクト位置と同一要領でそれぞれの4個のチップCを同時に検査する。これにより最初のインデックスグループに属するチップCの検査を終了する。
最初のインデックスグループに属するチップCの検査を終了すると、ウエハWが載置台11を介してコンタクト位置12からインデックス番号13のコンタクト位置に移動する。コンタクト位置のチップCの検査を終えると、インデックス番号13のコンタクト位置からインデックス番号26のコンタクト位置までチップ1個分ずつY方向上方へ移動し、それぞれのコンタクト位置にある4個のチップCを同時に検査し、2番目のインデックスグループに属するチップCの検査を終了する。後は同一要領で残りのインデックスグループに属するチップCの検査を終了し、ウエハWの全てのチップCの検査を終了する。
以上説明したように本実施形態においても第1の実施形態と同様の作用効果を期することができる
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて適宜設計変更することができる。例えば、第1の実施形態ではウエハWの第1基準傾斜チップ列(1)の左上側からコンタクト位置を設定し、インデックスグループをウエハWの左端から右端にかけて設定したが、いずれの設定も逆方向から設定しても良い。また、傾斜チップ列が複数行に亘って配列されたチップについても同様に検査することができる。また、第1の実施形態では第1基準チップ列(1)が右肩上がりに傾斜しているが、これとは反対に左肩上がりに傾斜したチップ列に対しても第1の実施形態と同一の要領で検査することができる。また、第2の実施形態では一行に4個の並んだチップ列を同時に検査しているが、複数行複数列にマトリックス状に配列されたチップ列を同時に検査することができる。
本発明は、ウエハ等の被検査体の電気的特性検査を行う際に好適に利用することができる。
本発明のプローブ方法を実施するために用いられるプローブ装置の一例を示す構成図である。 本発明のプローブ方法の一実施形態のうち、プローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャートである。 図2に示すフローチャートに続いて行われるプローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャートである。 (a)、(b)それぞれは図2に示すプローブ方法によって複数のプローブのコンタクト位置を設定する過程を説明するための図で、(a)はプローブカードのプローブの配列とこれに対応するチップ配列を示す平面図、(b)はウエハ上に検出されたチップ列を示すウエハの座標である。 図2、図3に示すフローチャートに従ってウエハ上に設定されたプローブカードのコンタクト位置の配列を示す座標である。 図2、図3に示すフローチャートに従って設定されたコンタクト位置に基づいてインデックスグループの設定方法を示すフローチャートである。 図5に示すウエハにおけるプローブカードのコンタクト位置のインデックス送りの順番を示すウエハの座標である。 (a)、(b)それぞれは本発明の他の実施形態のプローブ方法によって複数のプローブのコンタクト位置を設定する過程を説明するための図で、(a)はプローブカードのプローブの配列とこれに対応するチップ配列を示す平面図、(b)はウエハ上に検出されたチップ列を示すウエハの座標である。 本発明のプローブ方法の他の実施形態を実施する場合の図2及び図3に相当するフローチャートである。 図9に示すフローチャートに続いて行われるプローブカードのコンタクト位置の設定方法を示すフローチャートである。 図8に示すウエハにおけるプローブカードのコンタクト位置のインデックス送りの順番を示すウエハの座標である。 従来のプローブ装置の一例の一部を破断して示す正面図である。
符号の説明
10 プローブ装置
11 載置台
12 プローブカード
12A プローブ
W ウエハ
C チップ
Cc センターチップ

Claims (10)

  1. 制御装置の制御下で、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの斜め方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて複数個ずつ同時に電気的特性検査を行うプローブ方法であって、
    上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む斜め方向に配列された第1基準傾斜チップ列及びこの第1基準傾斜チップ列の上側の第1領域に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第1領域の最下端の上記第1基準傾斜チップ列から最上端の傾斜チップ列までそれぞれの下端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第1の工程と、
    上記第1基準傾斜チップ列の下側の第2領域において上記第1基準傾斜チップ列に隣接する第2基準傾斜チップ列及びこの第2基準傾斜チップ列に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第2領域の最上端の第基準傾斜チップ列から最下端の傾斜チップ列までそれぞれの上端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第2の工程と、
    上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを順次設定した後、上記ウエハの左右いずれか一方の端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第3の工程と、を備えた
    ことを特徴とするプローブ方法。
  2. 上記第1の工程は、
    上記中心チップの左端に位置するチップを検出する工程と、
    上記左端のチップの上方向で上記第1基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、
    上記第1基準傾斜チップ列の左下端のチップに対応する上記複数のプローブの左下端のプローブを位置合わせし、上記第1基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、
    他の傾斜チップ列についても上記第1基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプローブ方法。
  3. 上記第2の工程は、
    上記中心チップの右端に位置するチップを検出する工程と、
    上記右端のチップの下方向で上記第2基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、
    上記第2基準傾斜チップ列の右上端のチップに対応する上記複数のプローブの右上端のプローブを位置合わせし、上記第2基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、
    他の傾斜チップ列についても上記第2基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブ方法。
  4. 上記第3の工程は、
    上記第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置を検索する工程と、
    上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置の上下方向に検索し、検索されたコンタクト位置の外端チップが直前のコンタクト位置の外端チップの所定の距離内にあるか否かを判断する工程と、
    上記所定の距離内にあるコンタクト位置に対して同一のインデックスグループに設定する工程と、
    残余のコンタクト位置に対しても上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置と同一要領で同一のインデックスグループをそれぞれ設定する工程と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプローブ方法。
  5. コンピュータを駆動させることにより、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの全てのチップのうち、斜め方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて同時に複数個ずつ電気的特性検査を行うプローブ方法を実行させるプローブ用プログラムであって、
    上記コンピュータを駆動させて、
    上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む斜め方向に配列された第1基準傾斜チップ列及びこの第1基準傾斜チップ列の上側の第1領域に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第1領域の最下端の上記第1基準傾斜チップ列から最上端の傾斜チップ列までそれぞれの下端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第1の工程と、
    上記第1基準傾斜チップ列の下側の第2領域において上記第1基準傾斜チップ列に隣接する第2基準傾斜チップ列及びこの第2基準傾斜チップ列に平行に配列された複数の傾斜チップ列をそれぞれ求め、上記第2領域の最上端の第基準傾斜チップ列から最下端の傾斜チップ列までそれぞれの上端のチップを始点として上記各傾斜チップ列で上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各傾斜チップ列のコンタクト位置をそれぞれ設定する第2の工程と、
    上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを順次設定した後、上記ウエハの左右いずれか一方の端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第3の工程と、を実行する
    ことを特徴とするプローブ用プログラム。
  6. 上記第1の工程は、
    上記中心チップの左端に位置するチップを検出する工程と、
    上記左端のチップの上方向で上記第1基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、
    上記第1基準傾斜チップ列の左下端のチップに対応する上記複数のプローブの左下端のプローブを位置合わせし、上記第1基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、
    他の傾斜チップ列についても上記第1基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のプローブ用プログラム。
  7. 上記第2の工程は、
    上記中心チップの右端に位置するチップを検出する工程と、
    上記右端のチップの下方向で上記第2基準傾斜チップ列から最も遠い傾斜チップ列を検出する工程と、
    上記第2基準傾斜チップ列の右上端のチップに対応する上記複数のプローブの右上端のプローブを位置合わせし、上記第2基準傾斜チップ列で同一のチップが重複しないように上記複数のプローブを整数倍してコンタクト位置を設定する工程と、
    他の傾斜チップ列についても上記第2基準傾斜チップ列と同一要領でコンタクト位置を設定する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプローブ用プログラム。
  8. 上記第3の工程は、
    上記第1、第2の工程でのコンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記ウエハ左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置を検索する工程と、
    上記左右のいずれか一方の端部に位置するコンタクト位置の上下方向に検索し、検索されたコンタクト位置の外端チップが直前のコンタクト位置の外端チップの所定の距離内にあるか否かを判断する工程と、
    上記所定の距離内にあるコンタクト位置に対して同一のインデックスグループに設定する工程と
    余のコンタクト位置に対しても上記左右いずれか一方の端部に位置するコンタクト位置と同一要領で同一のインデックスグループをそれぞれ設定する工程と、を備えた
    ことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のプローブ用プログラム。
  9. 制御装置の制御下で、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの横方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて複数個ずつ同時に電気的特性検査を行うプローブ方法であって、
    上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む横方向に配列された基準チップ行の左右いずれか一方の端部を求め、この端部のチップを始点として上記基準チップ行に上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記基準チップ行のコンタクト位置を設定する第1の工程と、
    上記基準チップ行の上側の第1領域にある上記基準チップ列と平行な各チップ行それぞれの上記端部と同じ側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第2の工程と、
    上記基準チップ行の下側の第2領域にある各チップ行それぞれの上記端部と反対側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第3の工程と、
    上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記端部側に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを上記端部と反対側の端部に向けて順次設定した後、上記端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第4の工程と、を備えた
    ことを特徴とするプローブ方法。
  10. コンピュータを駆動させることにより、ウエハを載置する載置台を移動させて、上記ウエハの全てのチップのうち、横方向に配列された複数個のチップにプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて、上記全てのチップについて同時に複数個ずつ電気的特性検査を行うプローブ方法を実行させるプローブ用プグラムであって、
    上記コンピュータを駆動させて、
    上記ウエハの中心に位置するセンターチップを含む横方向に配列された基準チップ行の左右いずれか一方の端部を求め、この端部のチップを始点として上記基準チップ行に上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記基準チップ行のコンタクト位置を設定する第1の工程と、
    上記基準チップ行の上側の第1領域にある上記基準チップと平行な各チップ行それぞれの上記端部と同じ側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第2の工程と、
    上記基準チップ行の下側の第2領域にある各チップ行それぞれの上記端部と反対側の端部のチップを始点として上記各チップ行それぞれに上記複数のプローブを整数倍して配置し、上記複数のプローブと上記各チップ行のコンタクト位置を設定する第3の工程と、
    上記コンタクト位置の設定に基づいて上記複数のプローブに対して上記端部側に位置する上下方向の複数のコンタクト位置に同一のインデックスグループを設定し、残余のコンタクト位置に対しても上下方向に同一のインデックスグループを上記端部と反対側の端部に向けて順次設定した後、上記端部の上記インデックスグループから他方の端部の上記インデックスグループに向けてそれぞれのコンタクト位置に対して上下方向に蛇行させてインデックス送りの順番を設定する第4の工程と、を実行する
    ことを特徴とするプローブ用プログラム。
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