JP5397073B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は液晶表示装置に係り、特に複数の投射型液晶表示装置のアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する。
アクティブマトリクス型液晶表示装置では、液晶表示素子をアナログ映像信号の階調に応じた透過率に制御して上記のアナログ映像信号の画像表示を行う。一方、デジタル信号処理技術の進展と共に液晶素子の外部回路のデジタル化が進んでいる。それに伴い、映像信号としてデジタル信号を液晶素子に入力する方がシステム全体としては好都合になってきている。そこで、デジタル映像信号を、ランプ信号を用いて画素単位でアナログ映像信号に変換して液晶素子を駆動する液晶表示装置の駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の液晶表示装置の駆動回路は、アクティブマトリクス方式液晶パネルの駆動回路であり、黒から白までの全映像信号の階調レベルを備えた単純な1水平走査周期のランプ波形の基準信号(ランプ信号)をビデオスイッチに供給すると共に、そのランプ信号に同期したクロックでいわゆる階調カウンタをカウントアップしていく。そして、この階調カウンタのカウント値とラインバッファにラッチされている水平方向のデジタル映像信号の各画素値とをコンパレータにおいて画素単位で比較し、カウント値が上記のラインバッファにラッチされた画素値と同じ値になったら、その画素に対応するビデオスイッチをオフとし、このときのランプ信号の電圧をオフとされたビデオスイッチに接続された画素に保持することで入力デジタル映像信号のアナログ映像信号への変換が行われる。
ビデオスイッチは、ラッチクロック信号によって一斉にオンして、寄生容量あるいは保持容量に対してサンプル動作を開始する。そして、前記コンパレータから上記カウンタ値と一致したときの信号が出力されると、ビデオスイッチをオフにしてその直前のランプ信号の電圧のホールド動作に入り、画素内の保持容量にもこの電圧値が書き込まれて液晶素子を駆動する。この動作は1ライン分の画素に対して並列に行われるが、通常は各画素毎に映像信号は異なるため、ビデオスイッチのオン時間やホールドされる電圧値は各画素毎に異なる。
このような構成の液晶表示装置において、例えば、垂直走査周波数が一般的なテレビ映像信号で用いられる60Hzで、走査線数1125ラインのフルハイビジョンの映像信号を10ビット階調で表示する場合、データサンプリングレートが74.25MHzとなり、プログレッシブ表示ではデータサンプリングレートは約150MHzレートとなる。このときプログレッシブ表示での階調カウンタのクロック周波数は150MHzとなり高周波数のクロックレートが要求される。フレーム2倍速、3倍速、4倍速・・・のフレームN倍速処理では、データサンプリングレートは2相、3相、4相・・・と並列入力で対応すればサンプリングレートの高速化は回避可能であるが、階調カウンタのクロックレートは150MHzの2倍、3倍、4倍、・・・と増加することから、周波数が上昇してしまう。また、立体表示を行う場合は、右目用と左目用の表示が必要になる。更に多階調化を行う場合には更にクロックレートの上昇が必要になるため、階調カウンタのクロックレートを下げることが大きな課題である。
そこで、前記のランプ信号を複数用意しておいて、画素データに応じてランプ信号を選択する液晶表示装置の駆動回路が従来提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2ではランプ信号(基準ランプ電圧)を複数用意し、画素データに応じて基準ランプ電圧を選択することで多階調化に伴う階調カウンタのクロックレート増加を防止するようにしている。
特公平7−50389号公報 特開2005−148733号公報
しかしながら、特許文献2記載の基準ランプ電圧を複数用意する方法は、それぞれの基準ランプ電圧のずれによって正確な階調を得ることが難しい。例えば、基準ランプ電圧の白レベルから黒レベルまでの振幅を4VP-Pとすると、10ビット階調の表示を行う場合、1階調分の電位差は4mV(≒4V/210)程度となる。この場合、基準ランプ電圧を2つ用意して10ビット階調を得ようとした場合、1階調分の電位差は8mV程度となる。しかしながら、8mV程度と微小な電位差をもつ2種類のランプ電圧を誤差なくつなぎ合わせることは非常に難しく、2つのランプ電圧の切り替え部分において階調の乱れが発生することが課題である。
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、階調カウンタのクロックレートを低周波数化し、しかも1組のランプ信号を用いて多階調を得ることができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、2本のデータ線を一組とする複数組のデータ線と複数本のゲート線とがそれぞれ交差する交差部に設けられた、それぞれ液晶素子を備える複数の画素と、複数組のデータ線に対してそれぞれ設けられており、一組の2本のデータ線の一方に正極性映像信号を供給し、かつ、他方のデータ線に負極性映像信号を供給することを、複数組のデータ線に対して1水平走査期間内で組単位で行う複数のアナログスイッチと、複数本のゲート線を水平走査期間毎に選択する垂直方向駆動を行う垂直方向駆動手段と、一連のxビット(xは2以上の自然数)の画素データからなるデジタル映像信号を1ライン単位でラッチするラッチ手段と、黒レベルから白レベルまで連続的に1水平走査期間内の所定期間で変化し、かつ、互いにレベル変化方向が逆に設定された正極性用ランプ信号と負極性用ランプ信号とを発生し、その正極性用ランプ信号と負極性用ランプ信号とをオン状態にあるときの複数のアナログスイッチを通して、正極性映像信号と負極性映像信号として複数組のデータ線に供給するランプ信号発生手段と、1水平走査期間内の所定期間で一巡する(x−y)ビット(yは1以上x未満の自然数)のカウンタ値を発生するカウンタ手段と、ラッチ手段によりラッチされた1ラインの各画素のxビットの画素データのうち、上位(x−y)ビットの画素データの値と、カウンタ手段からのカウンタ値とを画素単位で比較し、一致した時一致パルスを出力して、複数のアナログスイッチのうち対応して設けられたアナログスイッチをオフとし、そのオフとされたアナログスイッチに接続された一組のデータ線に、正極性用ランプ信号と負極性用ランプ信号のアナログスイッチのオフ直前の電位をサンプリングして保持させる比較手段と、アナログスイッチに接続された各組のデータ線にそれぞれ一端が接続された容量と、ラッチ手段によりラッチされた1ラインの各画素の下位yビットの画素データが供給される各組の下位画素データ用データ線にそれぞれ一端が接続され、かつ、他端が容量の他端に接続されたスイッチと、容量及びスイッチの接続点に所定の電圧を印加する抵抗とを有し、所定期間での比較手段による1ラインの全画素の画素データの比較動作終了後の1水平走査期間内の残りの期間でオンとされるスイッチを通して下位画素データ用データ線の下位yビットの画素データを容量に印加して下位yビットの画素データの値に応じた電位を各組のデータ線に出力し、複数組のデータ線にそれぞれサンプリングして保持されている各画素の電位を下位yビットの画素データの値に応じた電位だけ変化させ、複数組のデータ線に組単位で接続されている1ラインの各画素に、xビットの階調の映像信号の書き込みを行わせる下位ビットデータ供給手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記の複数の画素のそれぞれは、
対向する画素電極と共通電極との間に液晶層が挟持された液晶素子と、一組の2本のデータ線のうち、正極性用ランプ信号が供給される一方のデータ線に保持されている電位が正極性映像信号として供給され、その正極性映像信号をサンプリングして一定期間保持する第1のサンプリング及び保持手段と、一組の2本のデータ線のうち、負極性用ランプ信号が供給される他方のデータ線に保持されている電位が負極性映像信号として供給され、その負極性映像信号をサンプリングして一定期間保持する第2のサンプリング及び保持手段と、第1のサンプリング及び保持手段に保持された正極性映像信号電圧と、第2のサンプリング及び保持手段に保持された負極性映像信号電圧とを、垂直走査期間よりも短い所定の周期で切り替えて画素電極に交互に印加するスイッチング手段とを備えることを特徴とする。
また、上記の下位ビットデータ供給手段は、ラッチ手段によりラッチされたxビットの画素データのうち、下位yビットの画素データを選択する第1のスイッチ手段と、一組の2本のデータ線のうち正極性用ランプ信号が供給される一方のデータ線に保持されている電位を、第1のスイッチ手段を通して入力された下位yビットの画素データの値に応じて正方向に変化させる第1の容量を含む第1の信号出力手段と、ラッチ手段によりラッチされたxビットの画素データのうち、下位yビットの画素データを論理反転して選択する第2のスイッチ手段と、一組の2本のデータ線のうち負極性用ランプ信号が供給される他方のデータ線に保持されている電位を、第2のスイッチ手段を通して入力された下位yビットの画素データの論理反転した値に応じて負方向に変化させる第2の容量を含む第2の信号出力手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記の第1の信号出力手段は、互いに独立してスイッチング制御可能な二以上の第1の容量調整スイッチと、第1の容量調整スイッチに対応して設けられた二以上の第1の容量及び第1の抵抗とよりなり、上記の第2の信号出力手段は、互いに独立してスイッチング制御可能な二以上の第2の容量調整スイッチと、第2の容量調整スイッチに対応して設けられた二以上の第2の容量及び第2の抵抗とよりなる構成であってもよい。
本発明によれば、階調カウンタのクロックレートを低周波数化することができ、しかもxビットの画素データのアナログ変換値を得るために用いる一組のランプ信号を使用して、(x+y)ビットの階調を得ることができる。
本発明の液晶表示装置の一実施の形態の構成図である。 図1の液晶表示装置の水平ドライバ回路の構成を示す回路図である。 図1中の画素の一例の等価回路図である。 図3に示す画素の回路を有する液晶表示装置の交流駆動制御の概要を説明するタイミングチャートである。 画素に書き込まれる正極性映像信号と、負極性映像信号の黒レベルから白レベルまでの関係を示す図である。 図2の水平ドライバ回路の動作説明用タイミングチャートである。 図1及び図2の実施の形態による正極性用のデータ線D+に接続されたアナログスイッチオフ後の隣接する画素aからa+4の書き込まれた階調の一例を示す図である。 図1及び図2の実施の形態による負極性用のデータ線D-に接続されたアナログスイッチオフ後の隣接する画素aからa+4の書き込まれた階調の一例を示す図である。 正極性用のデータ線D+と最下位ビットスイッチとの第1の接続構成例を示す図である。 負極性用のデータ線D-と最下位ビットスイッチとの第1の接続構成例を示す図である。 正極性用のデータ線D+に接続された最下位ビットスイッチオン後の隣接する画素aからa+4の書き込まれた階調の一例を示す図である。 負極性用のデータ線D-に接続された最下位ビットスイッチオン後の隣接する画素aからa+4の書き込まれた階調の一例を示す図である。 正極性用のデータ線D+と最下位ビットスイッチとの第2の接続構成例を示す図である。 負極性用のデータ線D-と最下位ビットスイッチとの第2の接続構成例を示す図である。 正極性用のデータ線D+と下位2ビットのスイッチとの接続構成例を示す図である。 負極性用のデータ線D-と下位2ビットのスイッチとの接続構成例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の構成図、図2は、図1中の水平ドライバ回路の回路図を示す。両図中、同一構成部分には同一符号を付してある。
図1に示すように、液晶表示装置100は、シフトレジスタ回路101a及び101bと、1ラインラッチ回路102と、コンパレータ103と、階調カウンタ104と、インバータ105と、アナログスイッチ106と、最下位ビットスイッチ107と、水平方向にm個、垂直方向にn個それぞれマトリクス状に配置された画素108と、タイミング発生器109と、極性切り替え制御回路110と、垂直シフトレジスタ及びレベルシフタ111とから構成される。
シフトレジスタ回路101a及び101b、1ラインラッチ回路102、コンパレータ103、及び階調カウンタ104は、水平ドライバ回路を構成している。この水平ドライバ回路は、インバータ105、アナログスイッチ106、最下位ビットスイッチ107と共にデータ線駆動回路を構成している。データ線駆動回路は、図2にも示してある。なお、コンパレータ103は、図1では図示の簡単のために一つのブロックで示しているが、実際には図2に示すように各画素列毎に設けられている。
図1及び図2に示すアナログスイッチ106は、各画素列毎に正極性用及び負極性用の2つ1組のサンプリング用アナログスイッチが配置された構成である。図1に示す複数個の画素108は、各々2本一組で計m組のデータ線(D1+とD1-)、・・・、(Dm+とDm-)と、n本のゲート線(行走査線)G1、・・・、Gnとの交差部に配置されている。
ここで、これらn・m個の画素108のうちの一つの画素の回路構成及び動作について図3乃至図5と共に説明する。図3は、画素108の一例の等価回路図を示す。この画素108の等価回路である画素回路は、図3に示すように、正極性、負極性の映像信号を書き込むための画素選択用スイッチングトランジスタQ1及びQ2と、各々の極性の映像信号電圧を並列的に保持する独立した2つの保持容量Cs1及びCs2と、この保持容量Cs1、Cs2の各々の信号蓄積ノードにゲートが接続されたトランジスタQ3及びQ4と、トランジスタQ3、Q4のソースにドレインが接続されたトランジスタQ5及びQ6と、トランジスタQ7と、液晶素子LCとで構成される。
トランジスタQ3は第1のインピーダンス変換用バッファ(ソースフォロワ)回路を構成している。同様に、トランジスタQ4は第2のインピーダンス変換用バッファ(ソースフォロワ)回路を構成している。これら第1及び第2のインピーダンス変換用バッファ回路の各出力端子(Q5、Q6の各ソース)は、トランジスタQ5及びQ6のドレインに接続されている。トランジスタQ5及びQ6は、画素電極PEに対して、インピーダンス変換用バッファ回路出力の導通・非導通を個別に制御可能な極性切り替えスイッチングトランジスタである。
トランジスタQ5及びQ6の各ソースと液晶素子LCの画素電極PEとの接続点に、前記ソースフォロワ回路の定電流負荷トランジスタQ7のドレインが接続されている。トランジスタQ7は、上記のソースフォロワ回路(Q3、Q4)双方の定電流負荷素子として共通に機能する構成となっている。液晶素子LCは従来の液晶素子と同様に、対向する画素電極PEと共通電極CEとの間に表示体(液晶層)LCMが挟持された構成である。
画素部のデータ線は、各画素回路について正極性用データ線Di+、負極性用データ線Di-の2本一組で構成され、図示しないデータ線駆動回路でサンプリングされた互いに極性の異なる映像信号が供給される。書き込み用スイッチングトランジスタQ1、Q2の入力ドレイン端子は各々データ線Di+、Di-に接続され、ゲート端子は同一行についてゲート線(行走査線)Gjに接続されている。図示しない垂直走査回路より走査パルスが供給されると、書き込み用スイッチングトランジスタQ1、Q2は同時にオン状態となり、保持容量Cs1、Cs2に各々正極性、負極性の映像信号電圧が蓄積される。
定電流源負荷トランジスタQ7のゲートは、同一行画素について行方向に配線Bとして共通配線され、定電流負荷のバイアス制御が可能な構成となっている。MOS型トランジスタQ3及びQ4の各ソースフォロワ回路の入力抵抗はほぼ無限大で、従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置と同様に、保持容量端子の蓄積電荷はリークすることなく、1垂直走査期間後に信号が新たに書き込まれるまで保持される。
スイッチングトランジスタQ5、Q6は、ソースフォロワ回路の出力信号を画素電極PE、液晶表示体LCM及び共通電極CEからなる液晶素子LCにスイッチして送出する。正極性映像信号のスイッチングを行うトランジスタQ5と、負極性映像信号のスイッチングを行うトランジスタQ6の各々のゲート端子は独立しており、各々が同一行画素について行方向に配線S+、S-として配線されている。この配線S+、S-に交互にオン・オフ制御パルスを送ることにより、スイッチングトランジスタQ5、Q6を交互にオン状態として画素駆動部に正極性、負極性に反転する液晶駆動信号を与えることができる。この図3に示す画素回路は、回路自身に極性反転機能を備えており、スイッチングトランジスタQ5、Q6を高速で制御することにより、垂直走査周波数の制約のない高い周波数での交流駆動が可能である。
次に、本実施の形態の液晶表示装置の交流駆動制御の概要について図4のタイミングチャートと共に説明する。図4(A)は映像信号の垂直走査の基準となる垂直同期信号、図4(B)は図3の画素回路におけるソースフォロワ・バッファの定電流負荷トランジスタQ7のゲートに供給される負荷特性制御信号、図4(C)は、配線S+により正極性映像信号を転送する図3に示したスイッチングトランジスタQ5のゲート制御信号、図4(D)は配線S-により負極性映像信号を転送する図3に示したスイッチングトランジスタQ6のゲート制御信号である。
図5は、画素に書き込まれる正極性映像信号Iと、負極性映像信号IIの黒レベルから白レベルまでの関係を示す。正極性映像信号Iは、レベルが最小のとき黒レベル、最大のとき白レベルであるのに対し、負極性映像信号IIは、レベルが最小のとき白レベル、最大のとき黒レベルである。正極性映像信号Iと負極性映像信号IIの反転中心は、IIIで示される。
なお、図5では、正極性映像信号Iは、レベルが最小のとき黒レベル、最大のとき白レベルであるのに対し、負極性映像信号IIは、レベルが最小のとき白レベル、最大のとき黒レベルの場合を示しているが、本発明の液晶表示装置の画素回路では、正極性映像信号は、レベルが最小のとき白レベル、最大のとき黒レベルで、負極性映像信号は、レベルが最小のとき黒レベル、最大のとき白レベルであってもよい。
図3に示す画素回路は、図4(C)に示す配線S+のゲート制御信号がハイレベルの期間、正極性側スイッチングトランジスタQ5がオンとなり、この期間に配線Bに供給される負荷特性制御信号を図4(B)に示すようにハイレベルとすると、ソースフォロワ・バッファ回路がアクティブとなり、画素電極PEノードが正極性の映像信号レベルに充電される。画素電極PEの電位が完全に充電された状態となった時点で、配線Bの負荷特性制御信号をローレベルとし、かつ、そのとき配線S+のゲート制御信号もローレベルに切り替えると、画素電極PEはフローティングとなり、液晶容量に正極性駆動電圧が保持される。
一方、図4(D)に示す配線S-のゲート制御信号がハイレベルの期間、負極性側スイッチングトランジスタQ6がオンとなり、この期間に配線Bに供給される負荷特性制御信号を同図(B)に示すようにハイレベルとすると、ソースフォロワ・バッファ回路がアクティブとなり、画素電極PEノードが負極性の映像信号レベルに充電される。画素電極PEの電位が完全に充電された状態となった時点で、配線Bの負荷特性制御信号をローレベルとし、かつ、そのとき配線S-のゲート制御信号もローレベルに切り替えると、画素電極PEはフローティングとなり、液晶容量に負極性駆動電圧が保持される。
以下、上記のスイッチングトランジスタQ5及びQ6を交互にオンとするスイッチングに同期して、定電流負荷トランジスタQ7を間欠的にアクティブとする動作を繰り返すことで液晶素子の画素電極PEには正極性と負極性の各映像信号で交流化された駆動電圧VPEが図4(E)に示すように印加される。
図3の画素回路では、保持電荷を直接画素駆動部に転送するのではなく、ソースフォロワ・バッファ回路を介して電圧を供給する構成のため、正負極性での繰り返し充放電を行っても電荷の中和の問題はなく、極性切り替えを多数回行っても電圧レベルの減衰がない駆動が実現できる。
また、図4(F)に示すVcomは、液晶表示装置の対向基板に形成した共通電極CEに印加する電圧を表している。液晶表示体LCMの実質的な交流駆動電圧は、この共通電極CEの印加電圧Vcomと画素電極PEの印加電圧VPEとの差電圧である。本実施の形態では、図4(F)に示すように、共通電極CEの印加電圧Vcomは、画素電極電圧VPEの反転基準レベルVcとほぼ等しい基準レベルに対して、画素極性切り替えと同期して反転されている。これにより、共通電極CEの印加電圧Vcomと画素電極PEの印加電圧VPEとの電位差の絶対値が常に同一となり、液晶表示体LCMには図4(G)に示すような直流成分のない交流電圧VLCが印加される。
このように、図3の画素回路に対して図4のタイミングチャートで示した駆動を行う本実施の形態では、共通電極CEの印加電圧Vcomを画素電極電圧VPEと逆相で切り替えることによって、画素(PE)側の駆動電圧VPEの振幅を1/2程度以下に低減できる。これより、画素回路や周辺走査回路を構成するトランジスタの必要耐圧が大幅に低減され、特殊な高耐圧構造、プロセスの適用が不要となり、通常のロジック用プロセスが適用できるため、製造コストが低減できる。また、本実施の形態の画素駆動方法では、上記のように低耐圧、小型トランジスタで画素回路などの駆動部が構成できるため、より高画素密度の液晶表示装置が実現でき、トランジスタ耐圧の低減により単位チャンネル幅あたりの駆動能力の高いトランジスタの採用が可能となるため、高速駆動動作への対応が容易となる、という効果が得られる。
なお、液晶表示装置での消費電流低減を考慮して、図4(B)に示すように、配線Bの負荷特性制御信号をパルス列として、ソースフォロワ・バッファ回路の定電流負荷トランジスタQ7を常時アクティブにせず、極性切り替え用スイッチングトランジスタQ5、Q6の導通期間のうちの限られた期間でのみアクティブになるように制御を行う。例えば、1画素回路あたりの定常的なソースフォロワ・バッファ回路の電流が1μAの微少電流であったとしても、液晶表示装置の全画素が定常的に電流を消費する条件では多大な消費電流となってしまう、という問題がある。例えば、フルハイビジョン(200万画素)の液晶表示装置では、消費電流が2Aにも達してしまう。
そのため、本実施の形態では、図4(B)〜(D)に示したように、極性切り替え配線S+、S-を介して供給されるゲート制御信号がハイレベルである極性切り替え用スイッチングトランジスタQ5、Q6の導通期間内のみ、配線Bを介して供給される負荷特性制御信号をハイレベルとしてソースフォロワ・バッファ回路の定電流負荷トランジスタQ7の駆動期間を制限している。これにより、液晶素子の画素電極電圧VPEが図4(D)に示すように目標レベルまで充放電された直後には、図4(B)に示すように即座に負荷特性制御信号がローレベルとなって定電流負荷トランジスタQ7をオフとし、ソースフォロワ・バッファ回路の電流を停止する。従って、本実施の形態によれば、全画素にバッファを備えた構成でありながら、実質的な消費電流を小さく抑えることが可能である。
ところで、このような特長をもつ液晶表示装置100において、本実施の形態では階調カウンタのクロックレートを低周波数化し、もって1つのランプ信号を用いて多階調を得るようにしたものであり、再び図1及び図2に戻って説明する。
図1に示す極性切り替え制御回路110は、タイミング発生器109からのタイミング信号に基づいて、前述した配線S+に正極性スイッチ制御信号、配線S-に負極性スイッチ制御信号、配線Bに負荷特性制御信号をそれぞれ出力する。図1に示す垂直シフトレジスタ及びレベルシフタ111は、ゲート線(行走査線)G1〜Gnに対してゲート信号を1水平走査周期(1H周期)で順次出力して、ゲート線G1〜Gnを1水平走査周期で順次選択する。
次に、図1及び図2中の水平ドライバ回路の動作について、図6のタイミングチャートを併せ参照して説明する。図1及び図2において、図6(A)に示す水平同期信号HDに同期した、図6(B)に示す例えば10ビットの画素データ(DATA)が時系列的に合成されたデジタル映像信号は、シフトレジスタ回路101a、101bで1ライン分のデータとして順次展開され、1ライン分の展開が終了した時点で、1ラインラッチ回路102でラッチされる。
なお、図6(B)に示す画素データ(DATA)のうち、白地の一つ置きに示す水平方向の偶数列画素データDATA(even)がシフトレジスタ回路101aに供給され、斜線を付した残りの一つ置きに示す水平方向の奇数列画素データDATA(odd)がシフトレジスタ回路101bに供給される。これは、高解像度パネルでの高速動作への対応を容易とするためである。
1ラインラッチ回路102は、シフトレジスタ回路101aから出力される奇数列画素データDATA(odd)と、シフトレジスタ回路101bから出力される偶数列画素データDATA(even)とからなる同じラインの1ライン期間の画素データDATAを図6(D)に模式的に示すように保持する。
また、図1及び図2に示すように、1ラインラッチ回路102は、保持している1ライン期間の各画素データ10ビットのうち上位9ビットのみを出力して、各画素列のコンパレータ103の第1のデータ入力部に供給する。また、1ラインラッチ回路102は、保持している1ライン期間の各画素データDATAのうち最下位ビットデータ線Dlsbへ出力する最下位ビットは、コンパレータ103を通さずに、その値を最下位ビットスイッチ107aを介してデータ線D+へ出力すると共に、最下位ビットデータ線Dlsbへ出力する最下位ビットの値をインバータ105で反転した後、最下位ビットスイッチ107bを介してデータ線D-へ出力する。すなわち、最下位ビットスイッチ107は、データ線D+用のスイッチ107aとデータ線D-用のスイッチ107bの2つ一組からなる。
階調カウンタ104は、9ビットのカウンタ値を出力するカウンタであり、図6(E)に示すクロックCount-CKをカウントして、同図(F)に示すように複数の階調値が水平走査期間内で最小値から最大値まで順次に変化するカウンタ値である基準階調データC-outを出力し、各画素列のコンパレータ103の第2のデータ入力部に供給する。すなわち、基準階調データC-outは、1水平走査期間で最小の階調値から最大の階調値まで一巡するカウンタ値である。
コンパレータ103は、第1のデータ入力部の入力画素データDATAの値と第2のデータ入力部の入力基準階調データC-outの値(階調値)とを比較し、両者の値が一致したタイミングで一致パルスを生成して出力する。
各画素列には、正極性用と負極性用の2つ1組のサンプリング用アナログスイッチ106が配置されている。このアナログスイッチ106のうち、正極性用のサンプリング用アナログスイッチは、入力側共通配線に基準ランプ電圧(ランプ信号)Ref_Ramp(+)が印加される。一方、負極性用のサンプリング用アナログスイッチは、入力側共通配線に基準ランプ電圧(ランプ信号)Ref_Ramp(-)が印加される。
図示しない基準電圧発生回路が発生する上記の基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)及びRef_Ramp(-)のうち、Ref_Ramp(+)は、図6(I)に示すように水平走査期間周期で映像の黒レベルから白レベルにレベルが上昇する方向に変化する周期的な掃引信号である。一方、上記の基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)は、図6(J)に示すように水平走査期間周期で映像の黒レベルから白レベルにレベルが減少する方向に変化する周期的な掃引信号である。従って、基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)とRef_Ramp(‐)は、所定の基準電位について反転関係となっている。
アナログスイッチ106は、図6(G)に示すSW-Start信号を受け、水平走査期間の開始時点で一斉にオンとなった後、コンパレータ103から一致パルスを受けた時点でオフに移行するように開閉制御される。垂直シフトレジスタ/レベルシフタ111から1H周期で出力される走査パルスが供給されて選択された同一ラインのm個の画素のうち、コンパレータ103からの一致パルスを受けてオフとなったアナログスイッチ106に対応して設けられている画素内の信号保持容量Cs1とCs2に、アナログスイッチ106のオフ時点直前の正極性の基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)と負極性の基準ランプ電圧Ref_Ramp(‐)が書き込まれて保持される。
図6のタイミングチャートでは、一例として上位9ビットの階調レベルkkの画素データDATAに対応した画素列のアナログスイッチ106の開閉タイミングを、同図(H)に示す波形SPkとして図示している。その結果、上記画素列のアナログスイッチ106を構成する正極性用及び負極性用の2つ1組のサンプリング用アナログスイッチが、上記一致パルスを受けて同時にオフした時点の基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)とRef_Ramp(‐)の対応レベル(図6(I)、(J)の点PP、点QQ)が、その画素列のデータ線D+、D-に同時にサンプリングされる。なお、データ線D+とは、図3のDi+に相当し、図1及び図2に示したm本の正極性用データ線D1(+)〜Dm(+)のうちの一又は二以上のデータ線を総称して示す。同様に、データ線D-とは、図3のDi-に相当し、図1及び図2に示したm本の負極性用データ線D1(-)〜Dm(-)のうちの一又は二以上のデータ線を総称して示す。
図7は、本実施の形態により図1及び図2の実施の形態による正極性用のデータ線D+に接続されたアナログスイッチ106オフ後の隣接する画素aからa+4までの書き込まれた階調の一例を示す図である。ただし、最下位ビットスイッチ107aはオフである。図7は、正極性用のデータ線D+を介して画素108のうちの隣接する5つの画素aからa+4までに、10ビット階調において1階調ずつ上昇したデータが書き込まれた場合を示している。図7に示すように、入力される画素データは10ビットであっても、本実施の形態では画素に書き込まれる階調は、アナログスイッチ106オフ後において、上位9ビットの画素データの値に対応した基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)であり、画素データの上位9ビット分の階調しか得られないので、隣接する2画素(画素aと画素a+1、画素a+2とa+3)の階調は同じ値の輝度となる。
また、図8は、本実施の形態により図1及び図2の実施の形態による負極性用のデータ線D-に接続されたアナログスイッチ106オフ後の隣接する画素aからa+4までの書き込まれた階調の一例を示す図である。ただし、最下位ビットスイッチ107bはオフである。図8は、負極性用のデータ線D-を介して画素108のうちの隣接する5つの画素aからa+4までに、10ビット階調において1階調ずつ上昇したデータが書き込まれた場合を示している。図8に示すように、入力される画素データは10ビットであっても、本実施の形態では画素に書き込まれる階調は、アナログスイッチ106オフ後において、上位9ビットの画素データの値に対応した基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)であり、画素データの上位9ビット分の階調しか得られないので図8に示すように、隣接する2画素(画素aと画素a+1、画素a+2とa+3)の階調は同じ値の輝度となる。
基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)とRef_Ramp(-)が白レベルに達すると、全画素データが階調カウンタ104のカウント値との一致を終えているはずなので、全アナログスイッチ106はオフになっており、全てのデータ線D+、D-のサンプリングが終了し、データ線容量で上位9ビットの画素データの電圧を保持している状態である。
また、本実施の形態では、この時スイッチ制御信号LSBSWにより、最下位ビットスイッチ107(107a、107b)をオンとする。これにより、最下位ビットスイッチ107(107a、107b)は、1ラインラッチ回路102においてラッチされている最下位ビットの画素データを、階調カウンタ104との比較を行わずに、そのまま最下位ビットデータ線Dlsbへ、またインバータ105を通して最下位ビットデータ線Dlsbへ出力する。
図9は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)をサンプリングするデータ線D+と最下位ビットスイッチ107aとの第1の接続構成例を示す。図9に示すように、最下位ビットデータ線Dlsbに接続された最下位ビットスイッチ107aは、抵抗Raを介してGNDに接地されると共に、データ線D+と最下位ビット容量120aを介して配置されている。なお、データ線D+はデータ線容量121aを有する。
また、図10は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)をサンプリングするデータ線D-と最下位ビットスイッチ107bとの第1の接続構成例を示す。図10に示すように、最下位ビットデータ線Dlsbに接続された最下位ビットスイッチ107bは、抵抗Rbを介してVDDに接続されると共に、データ線D-と最下位ビット容量120bを介して配置されている。なお、データ線D-はデータ線容量121bを有する。なお、ビットスイッチ107bには、最下位ビットデータ線Dlsbに接続されたインバータ105により論理値が反転された負極性の画素データの最下位ビットのデータが入力される。
本実施の形態では、基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)が白レベルに達すると、スイッチ制御信号LSBSWにより最下位ビットスイッチ107aをオンとする。これにより、最下位ビットデータが最下位ビットスイッチ107a及び最下位ビット容量120aを介してデータ線D+に電圧が印加される。ここで、抵抗Raの値は、最下位ビットデータが出力されると電圧がデータ線D+に正しく印加されるように設定されており、例えば100kΩに設定されている。
そのため、最下位ビットデータが「0」のときはデータ線D+にはローレベルが出力され、データ線D+の電位はそのままの電位(上位9ビットの画素データによる電位)である。一方、最下位ビットスイッチ107aは最下位ビットデータが「1」のときは最下位ビットデータ線Dlsbにハイレベルを出力し、データ線D+の電位を白レベル方向に4mV持ち上げ、1ビット分階調(輝度)が上昇するように制御する。
また、上記と同様に、本実施の形態では、基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)が白レベルに達すると、スイッチ制御信号LSBSWにより図10に示す最下位ビットスイッチ107bをオンとする。これにより、最下位ビットデータが最下位ビットスイッチ107b及び最下位ビット容量120bを介してデータ線D-に電圧が印加される。ここで、抵抗Rbの値は、最下位ビットデータが出力されると電圧がデータ線D-に正しく印加されるように設定されており、例えば100kΩに設定されている。
そのため、最下位ビットデータが「0」のときはインバータ105により論理値が反転されてデータ線D-にはハイレベルが出力され、データ線D-の電位はそのままの電位(上位9ビットの画素データによる電位)である。一方、最下位ビットスイッチ107bは最下位ビットデータが「1」のときはインバータ105により論理値が反転されて最下位ビットデータ線Dlsbにはローレベルを出力し、データ線D-の電位を白レベル方向に4mV下げ、1ビット分階調(輝度)が上昇するように制御する。
データ線D+及びD-は、最下位ビットスイッチ107a、107bからの最下位ビットデータによって電圧がクロストークするように形成することで、最下位ビット分の階調電位を得ることになる。
これにより、正極性用のデータ線D+を介して画素108のうちの隣接する5つの画素aからa+4までに、10ビット階調において1階調ずつ上昇したデータが書き込まれた場合、書き込まれた階調は、図7に示す状態から最下位ビットスイッチ107aをオンすることによって、図11に示すように画素a+1の正極性用データ線と画素a+3の正極性データ線の電位が、最下位ビットデータによって1階調分上昇して輝度が上がるため、本来の10ビット階調が得られることになる。
同様に、負極性用のデータ線D-を介して画素108のうちの隣接する5つの画素aからa+4までに、10ビット階調において1階調ずつ上昇したデータが書き込まれた場合、書き込まれた階調は、図8に示す状態から最下位ビットスイッチ107bをオンすることによって、図12に示すように、画素a+1の負極性用データ線と画素a+3の負極性データ線の電位が、最下位ビットデータによって1階調分低下して輝度が上がるため、本来の10ビット階調が得られることになる。
上記の最下位ビットスイッチ107a及び107bはオンしたまま、ゲート線(行走査線)に接続されている画素内のトランジスタがオフされ、これにより信号保持容量に保持されている10ビット階調の画素電位が確定する。
なお、実際に1階調分の4mVだけ電位を変動させるためには、データ線D+、D-をクロストークさせる容量をいくらにすればよいかを見積もる必要がある。データ線D+、D-の容量は例えば1pFであるとする。最下位ビットデータ線Dlsbと、データ線との間に一定の最下位ビット容量120a、120bを形成して作成する。この最下位ビット容量120a、120bは配線間で形成するのがよい。
正確な容量を形成したい場合は、ポリシリコンとシリコン基板間のゲート酸化膜を使用することも考えられる。最下位ビットデータ出力はロジックでよく、正極性の画素データの最下位ビットのデータ出力線を駆動する1ラインラッチ回路102内のトランジスタの電源電圧を5Vとすると、データ線D+、D-を4mV電位変動させるために必要な最下位ビット容量120a、120bは0.8fFとなる。
これにより、最下位ビットデータが「1」のときは、画素データが9ビット階調での半階調分輝度が上昇することになり、全体として10ビット階調を達成することができる。
このように、本実施の形態の液晶表示装置100によれば、階調カウンタ104は、画素データの全10ビットではなく画素データの上位9ビットの値と比較する9ビットのカウンタ値出力を得る構成とするようにしたため、階調カウンタ104のクロックCount-CKを、10ビットのカウンタ値を出力する従来の階調カウンタで用いるクロックよりも低周波数化することができる。
また、本実施の形態の液晶表示装置100によれば、1組のランプ信号(基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)とRef_Ramp(-))を用いてデータ線D+(D1(+)〜Dm(+))、D-(D1(-)〜Dm(-))に、それぞれサンプリングして保持された10ビットの画素データの上位9ビットの値に応じた電位を、最下位ビットスイッチ107a及び107bを設けて、上記画素データの下位1ビットの値に応じて変化させるようにしたため、コンパレータ103で比較する9ビットよりも多い10ビットの階調を得ることができる。
また、上記の実施の形態の液晶表示装置100では、最下位ビット容量120a、120bは上記の例では0.8fFと非常に小さくて済むため、特に大面積の容量を必要とするわけではない。従って、チップ面積の増大などの影響を及ぼすことなく、9ビットの画素データのアナログ変換値を得るために用いる一組のランプ信号を使用して、10ビットの階調を得ることができる。
次に、データ線D+、D-と最下位ビットスイッチとの他の接続構成例について説明する。
図13は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)をサンプリングするデータ線D+と最下位ビットスイッチ107aとの第2の接続構成例を示す。図13に示すように、最下位ビットデータ線Dlsbに接続された最下位ビットスイッチ107aは、4つの容量調整スイッチ1311〜1314を並列に介して、抵抗R1〜R4を別々に介してGNDに接地されると共に、データ線D+に4つの最下位ビット容量1321〜1324を別々に介して配置されている。なお、データ線D+はデータ線容量121aを有する。
図14は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)をサンプリングするデータ線D-と最下位ビットスイッチ107bとの第2の接続構成例を示す。図14に示すように、最下位ビットデータ線Dlsbに接続された最下位ビットスイッチ107bは、4つの容量調整スイッチ1331〜1334を並列に介し、更に抵抗R5〜R8を別々に介してVDDに接続されると共に、データ線D-に4つの最下位ビット容量1341〜1344を別々に介して配置されている。なお、データ線D-はデータ線容量121bを有する。なお、ビットスイッチ107bには、最下位ビットデータ線Dlsbに接続されたインバータ105により論理値が反転された負極性の画素データの最下位ビットのデータが入力される。
図9及び図10に示したデータ線D+、D-と最下位ビットスイッチ107a、107bとの第1の接続構成例では、データ線D+、D-を4mV電位変動させるために必要な最下位ビット容量120a、120bは0.8fFと非常に小さいために、正確に0.8fFを得ることが難しい場合がある。これに対し、図13及び図14に示すデータ線D+、D-と最下位ビットスイッチ107a、107bとの第2の接続構成例では、容量調整スイッチ1311〜1314、1331〜1334を適宜オン又はオフとして、最下位ビット容量1321〜1324、1341〜1344を適宜選択して得た並列合成容量値を調整することで、正確に4mV輝度に変化させることができる。
容量切り替えスイッチを複数用意しておいて、最下位ビット容量を変化させることによって、更に階調を向上することもできる。次に、階調カウンタ104が9ビットのクロックレートを用いて11ビット階調を実現する方法を説明する。
図15は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(+)をサンプリングするデータ線D+と最下位ビットから2ビット分に対応した下位2ビットスイッチとの接続構成例を示す。図15に示すように、最下位ビットデータ線Dlsb及び最下位ビットから1ビット上位である下位2ビット目のデータを出力する下位2ビットデータ線Dl2bに接続されたビットスイッチ107a1、107a2は、デコーダ141に接続されている。
更に、デコーダ141は、3つのバッファ1421〜1423を並列に介して3つの容量調整スイッチ1431〜1433にそれぞれ接続されている。更に、容量調整スイッチ1431〜1433は抵抗R11〜R13を別々に介してGNDに接地されると共に、データ線D+に3つの最下位ビット容量1441〜1443を別々に介して配置されている。なお、データ線D+はデータ線容量121aを有する。ビットスイッチ107a1と107a2は下位2ビットの正極性の画素データが入力されるスイッチである。
図16は、基準ランプ電圧Ref_Ramp(-)をサンプリングするデータ線D-と最下位ビットから2ビット分に対応した下位2ビットスイッチとの接続構成例を示す。図16に示すように、ビットスイッチ107b1、107b2は、最下位ビットデータ線Dlsb及び最下位ビットから1ビット上位である下位2ビット目のデータを出力する下位2ビットデータ線Dl2bにデコーダ151に接続されている。
更に、デコーダ151は、3つのバッファ1521〜1523を並列に介して3つの容量調整スイッチ1531〜1533にそれぞれ接続されている。更に、容量調整スイッチ1531〜1533は、抵抗R21〜R23を別々に介してVDDに接続されると共に、データ線D-に3つの最下位ビット容量1541〜1543を別々に介して配置されている。なお、データ線D-はデータ線容量121bを有する。ビットスイッチ107b1及び107b2には、インバータ1051及び1052により論理値が反転された負極性の画素データの下位2ビットのデータが入力される。
図15及び図16において、最下位ビット容量1441〜1443、1541〜1543の各容量値は、0.4fFに選定されている。デコーダ141、151は、画素データの下位2ビットのデータをデコードし、下位2ビットが「0」(00)のときは3つの容量調整スイッチ1431〜1433、1531〜1533を全てオフとし、下位2ビットのデータが「1」(01)のときは1つの容量調整スイッチをオンして0.4fF分の下位ビットデータ出力線により2mV輝度変化させる。
下位2ビットのデータが「2」(10)のときは2つの容量調整スイッチをオンして0.8fF分の下位ビットデータ出力線により4mV輝度変化させる。下位2ビットのデータが「3」(11)のときは3つの容量調整スイッチを全てオンして1.2fF分の下位ビットデータ出力線により6mV輝度変化させる。これにより、データ線に書き込んでおいた上位9ビットデータの階調電圧を、下位2ビットデータを用いて電位を変化させることによって全11ビット階調を得る。
この方法を使用すれば1つのランプ信号と階調カウンタ104の低いクロックレートを用いて、更に階調数を増加することが可能である。
以上、本発明に好適な実施形態の回路の構成と動作について説明した。本実施の形態の液晶表示装置100によれば、簡易な構成で1つのランプ信号(基準ランプ電圧)から階調カウンタ104のクロックレート以上の階調を各画素に供給することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、以上の実施の形態ではデータ線D+、D-にサンプリングされた10ビットの画素データの上位9ビット分の電位を、上記画素データの下位1ビットの値に応じて変化させて10ビットの階調を得るようにしているが、下位ビット数は1ビットに限定されるものではない。すなわち、本発明は、画素データの全ビット数をxビットとしたとき、データ線にサンプリングした上位(x−y)ビット分の電位を、下位yビット(yは1以上でx未満)の値に応じて変化させればよい。
また、画素108は図3に示す等価回路(画素回路)に限定されるものではなく、例えばトランジスタQ7に替えて、トランジスタQ3、Q4の各ソース側にそれぞれ別々に定電流負荷トランジスタを設けた構成としてもよい。
100 液晶表示装置
101a、101b シフトレジスタ回路
102 1ラインラッチ回路
103 コンパレータ
104 階調カウンタ
105 インバータ
106 アナログスイッチ
107、107a、107b 最下位ビットスイッチ
107a1、107a2、107b1、107b2 下位2ビットのスイッチ
108 画素
109 タイミング発生器
110 極性切り替え制御回路
111 垂直シフトレジスタ/レベルシフタ
120a、120b、1321〜1324、1341〜1344、1441〜1443、1541〜1543 最下位ビット容量
121a、121b データ線容量
1311〜1314、1331〜1334 容量調整スイッチ
141、151 デコーダ
1431〜1433、1531〜1533 容量切り替えスイッチ
D+、Di+、D1(+)〜Dm(+) 正極性用データ線
D-、Di-、D1(-)〜Dm(-) 負極性用データ線
Dlsb 最下位ビットデータ線
Dls2 下位2ビットデータ線
Gj、G1〜Gn ゲート線(行走査線)
S+、S- ゲート制御信号用配線
B 負荷特性制御信号用配線
Ref_Ramp(+)とRef_Ramp(-) 基準ランプ電圧(ランプ信号)
Q1、Q2 画素選択用スイッチングトランジスタ
Q3、Q4 ソースフォロワ用トランジスタ
Q5、Q6 スイッチングトランジスタ
Q7 定電流負荷トランジスタ
Cs1及びCs2 保持容量
LC 液晶素子
PE 画素電極
CE 共通電極
LCM 表示体(液晶層)

Claims (4)

  1. 2本のデータ線を一組とする複数組のデータ線と複数本のゲート線とがそれぞれ交差する交差部に設けられた、それぞれ液晶素子を備える複数の画素と、
    前記複数組のデータ線に対してそれぞれ設けられており、一組の前記2本のデータ線の一方に正極性映像信号を供給し、かつ、他方のデータ線に負極性映像信号を供給することを、前記複数組のデータ線に対して1水平走査期間内で組単位で行う複数のアナログスイッチと、
    複数本の前記ゲート線を水平走査期間毎に選択する垂直方向駆動を行う垂直方向駆動手段と、
    一連のxビット(xは2以上の自然数)の画素データからなるデジタル映像信号を1ライン単位でラッチするラッチ手段と、
    黒レベルから白レベルまで連続的に1水平走査期間内の所定期間で変化し、かつ、互いにレベル変化方向が逆に設定された正極性用ランプ信号と負極性用ランプ信号とを発生し、その正極性用ランプ信号と負極性用ランプ信号とをオン状態にあるときの前記複数のアナログスイッチを通して、前記正極性映像信号と前記負極性映像信号として前記複数組のデータ線に供給するランプ信号発生手段と、
    1水平走査期間内の前記所定期間で一巡する(x−y)ビット(yは1以上x未満の自然数)のカウンタ値を発生するカウンタ手段と、
    前記ラッチ手段によりラッチされた1ラインの各画素の前記xビットの画素データのうち、上位(x−y)ビットの画素データの値と、前記カウンタ手段からのカウンタ値とを画素単位で比較し、一致した時一致パルスを出力して、前記複数のアナログスイッチのうち対応して設けられたアナログスイッチをオフとし、そのオフとされた前記アナログスイッチに接続された一組の前記データ線に、前記正極性用ランプ信号と前記負極性用ランプ信号の前記アナログスイッチのオフ直前の電位をサンプリングして保持させる比較手段と、
    前記アナログスイッチに接続された各組の前記データ線にそれぞれ一端が接続された容量と、前記ラッチ手段によりラッチされた1ラインの各画素の下位yビットの画素データが供給される各組の下位画素データ用データ線にそれぞれ一端が接続され、かつ、他端が前記容量の他端に接続されたスイッチと、前記容量及び前記スイッチの接続点に所定の電圧を印加する抵抗とを有し、前記所定期間での前記比較手段による1ラインの全画素の画素データの比較動作終了後の1水平走査期間内の残りの期間でオンとされる前記スイッチを通して前記下位画素データ用データ線の前記下位yビットの画素データを前記容量に印加して前記下位yビットの画素データの値に応じた電位を各組の前記データ線に出力し、前記複数組のデータ線にそれぞれサンプリングして保持されている各画素の電位を前記下位yビットの画素データの値に応じた電位だけ変化させ、前記複数組のデータ線に組単位で接続されている1ラインの前記各画素に、前記xビットの階調の映像信号の書き込みを行わせる下位ビットデータ供給手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記複数の画素のそれぞれは、
    対向する画素電極と共通電極との間に液晶層が挟持された前記液晶素子と、
    一組の前記2本のデータ線のうち、前記正極性用ランプ信号が供給される一方のデータ線に保持されている電位が前記正極性映像信号として供給され、その正極性映像信号をサンプリングして一定期間保持する第1のサンプリング及び保持手段と、
    一組の前記2本のデータ線のうち、前記負極性用ランプ信号が供給される他方のデータ線に保持されている電位が前記負極性映像信号として供給され、その負極性映像信号をサンプリングして一定期間保持する第2のサンプリング及び保持手段と、
    前記第1のサンプリング及び保持手段に保持された正極性映像信号電圧と、前記第2のサンプリング及び保持手段に保持された負極性映像信号電圧とを、垂直走査期間よりも短い所定の周期で切り替えて前記画素電極に交互に印加するスイッチング手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記下位ビットデータ供給手段は、
    前記ラッチ手段によりラッチされた前記xビットの画素データのうち、下位yビットの画素データを選択する第1のスイッチ手段と、
    一組の前記2本のデータ線のうち前記正極性用ランプ信号が供給される一方のデータ線に保持されている電位を、前記第1のスイッチ手段を通して入力された前記下位yビットの画素データの値に応じて正方向に変化させる第1の容量を含む第1の信号出力手段と、
    前記ラッチ手段によりラッチされた前記xビットの画素データのうち、下位yビットの画素データを論理反転して選択する第2のスイッチ手段と、
    一組の前記2本のデータ線のうち前記負極性用ランプ信号が供給される他方のデータ線に保持されている電位を、前記第2のスイッチ手段を通して入力された前記下位yビットの画素データの論理反転した値に応じて負方向に変化させる第2の容量を含む第2の信号出力手段と
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1の信号出力手段は、互いに独立してスイッチング制御可能な二以上の第1の容量調整スイッチと、前記第1の容量調整スイッチに対応して設けられた二以上の前記第1の容量及び第1の抵抗とよりなり、
    前記第2の信号出力手段は、互いに独立してスイッチング制御可能な二以上の第2の容量調整スイッチと、前記第2の容量調整スイッチに対応して設けられた二以上の前記第2の容量及び第2の抵抗とよりなることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置。
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