JP5384858B2 - シート - Google Patents

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Description

フロアに設けられるロアレール、シートに設けられ、前記ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構と、前記シートスライド機構の前記ロアレールを前記フロアに係止するロック機構と、前記ロック機構のロック解除操作を行う操作手段と、を備えたシートに関する。
図8に示すように、低位フロア1と高位フロア3とを有する段差フロアには、シート5が設けられる。シート5の下部には、フロア側に設けられるロアレール、シート5のシートクッション6側に設けられ、ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構7が設けられている。
シートスライド機構7の前部は、一端部が低位フロア1に回転可能に取り付けられたリンク(支持手段)9の他端部が回転可能に取り付けられている。一方、シートスライド機構7の後部は、ロック機構11により、高位フロア3に係止されている。
そして、二点鎖線で示すように、ロック機構11をロック解除し、シート5のシートバック8を前傾させた状態で、シート5は低位フロア1に格納されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシート5において、シート5がフロントモスト状態(シート5が最前位置にある状態)の場合、シート5が前方のシート5’と干渉し、格納ができない場合がある。
このような事態を回避するために、シートがリアモスト状態(シート5が最後位置にある状態)にしないかぎり、ロック機構11のロック解除ができないようにするキャンセル機構を設けたシートが提案されている。
このキャンセル機構の一例としては、シートスライド機構のアッパレール側に、ロアレール側に設けられたロック機構のロック解除部材に係脱可能なレバーを設けたものがある。
レバーは、アッパレールがリアモスト以外の状態ではロック機構のロック解除部材に係合できず、アッパレールがリアモストとなると、レバーでロック機構のロック解除ができるように設けられている(特許文献2参照)。
特開2005−239050号公報(図2参照) 特開2002−067748号公報(図3参照)
特許文献2に記載されたキャンセル機構のレバーは、常時操作可能な位置に露出している。
このレバーは、アッパレールがリアモスト以外の状態では、操作してもロック解除はできないが、レバーは動くので、レバー操作者が故障と勘違いする恐れがある。また、無理に操作して、キャンセル機構が破壊・変形する恐れもある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、誤操作を防止できるシートを提供することにある。
請求項1に係る発明は、フロアに設けられるロアレール、シートに設けられ、前記ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構と、前記シートスライド機構の前記ロアレールを前記フロアに係止するロック機構と、前記ロック機構のロック解除操作を行う操作手段と、を備えたシートにおいて、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると前記操作手段に触れられない状態で操作不能とし、アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に移動すると前記操作手段を操作可能とするキャンセル機構を設けたことを特徴とするシートである。
請求項2に係る発明は、前記操作手段は、前記フロアの内部に設けられ、前記キャンセル機構は、前記フロア側に設けられ、車内側から前記操作手段を操作可能な穴と、該穴を開閉可能に設けられたシャッタと、前記穴が開状態となる方向に前記シャッタを付勢する第1付勢手段と、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置している時には、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記シャッタを閉状態となる方向に駆動するシャッタ駆動機構とで構成したことを特徴とする請求項1記載のシートである。
請求項3に係る発明は、前記シャッタ駆動機構は、前記アッパレールに設けられた突部と、前記フロア側に設けられ、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に移動すると、前記突部に押されて一方の方向に回転するキャンセルリンクと、前記キャンセルリンクを他方の方向に回転するように付勢する第2付勢手段と、前記フロア側に設けられ、回転することにより前記シャッタを開閉し、前記キャンセルリンクが当接可能なオープンリンクと、からなり、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると、前記第2付勢手段により他方の方向に付勢された前記キャンセルリンクが、前記オープンリンクを押して、前記シャッタは閉位置に位置し、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に位置すると、前記突部に押されて前記キャンセルリンクが一方の方向に回転して、前記キャンセルリンクと前記オープンリンクとの当接が解除され、前記第1の付勢手段の付勢力により前記シャッタは開位置へ移動することを特徴とする請求項2記載のシート。
請求項4に係る発明は、前記操作手段は、前記フロアに形成された凹部に設けられ、前記キャンセル機構は、前記シートスライド機構のアッパレール側に設けられ、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると前記凹部を隠蔽し、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると前記凹部を開放するシールドと、からなることを特徴とする請求項1記載のシートである。
請求項5に係る発明は、前記操作手段は、前記フロアの内側に設けられたレバーであり、前記キャンセル機構は、前記フロア側に設けられ、前記レバーの操作を行なう操作部が突出可能な穴と、前記レバーの操作部を前記フロア内側に位置するように前記レバーを付勢する第1付勢手段と、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記レバーの操作部を前記穴より突出させるレバー駆動機構とで構成したことを特徴とする請求項1記載のシートである。
請求項6に係る発明は、前記レバー駆動機構は、前記アッパレールに設けられた突部と、前記フロア側に設けられ、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると、前記突部に押されて一方の方向に回転するキャンセルリンクと、前記キャンセルリンクを他方の方向に回転するように付勢する第2付勢手段と、前記フロア側に設けられ、前記レバーに当接可能なキャンセルプレートと、前記キャンセルプレートを前記レバーに当接する方向に付勢する第3付勢手段と、からなり、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると、前記第2付勢手段により他方の方向に付勢された前記キャンセルリンクが前記キャンセルプレートを押すことにより、前記キャンセルプレートは前記レバーより離れ、前記レバーは第1付勢手段の付勢力によりフロアの内側に位置し、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に位置すると、前記突部に押されて前記キャンセルリンクが一方の方向に回転して、前記キャンセルリンクと前記キャンセルプレートとの当接が解除され、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記第3付勢手段の付勢力により前記レバーの操作部が前記穴より突出することを特徴とする請求項5記載のシートである。
請求項1−請求項6に係る発明によれば、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると前記操作手段に触れられない状態で操作不能とし、アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に移動すると前記操作手段を操作可能とするキャンセル機構を設けたことにより、誤操作を防止できる。
[第1の実施の形態例]
最初に、図2を用いて、本形態例のシートの全体構成を説明する。
低位フロア21と高位フロア22とを有する段差フロア20には、シート25が設けられている。シート25の下部には、高位フロア22側に設けられるロアレール31と、シート25のシートクッション26側に設けられ、ロアレール31に移動可能に設けられたアッパレール33からなるシートスライド機構27が設けられている。
シートスライド機構27のロアレール31の前部は、一端部が低位フロア21に回転可能に取り付けられたリンク29の他端部が回転可能に取り付けられている。一方、シートスライド機構27のロアレール31の後部には、高位フロア22に設けられたロック機構35に係合するストライカ24が設けられている。
そして、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の箇所に位置するとロック機構300の操作手段を操作不能とし、アッパレール33がリアモストに移動するとロック機構300の操作手段を操作可能とするキャンセル機構100が設けられている。
そして、二点鎖線で示すように、ロック機構300をロック解除し、シート25のシートバック28を前傾させた状態で、シート25は低位フロア21に格納されるようになっている。
<ロック機構300>
本形態例のロック機構300は、シートスライド機構27のロアレール31側にストライカ301が設けられ、高位フロア22の内部にロック機構本体303が設けられている。尚、高位フロア22には、ストライカ301が挿通可能な穴22aが形成されている。
図1,図3,図4を用いてロック機構本体303を説明する。図1は第1の実施の形態例の発明部分の構成図、図3は図1の切断線A−Aでの断面図、図4は図1の切断線B−Bでの断面図である。
これらの図4に示すように、ロック機構本体303のベースプレート305には、間隔を介してプレート307が設けられている。図3,図4に示すように、これらのプレート305、307に挟まれるように、フック309がピン311を用いて回転可能に設けられている。このフック309には、ストライカ301が係合可能なロック溝309aが形成されている。
又、プレート305、307に挟まれるように、ポール313がピン315を用いて回転可能に設けられている。ポール313には、ストライカ301がフック309のロック溝309aに係合し、フック309のロック溝309aよりストライカ301が離脱できない位置(図1に示す位置)で、フック309の係合部309bに係合可能な係合部313aが形成されている。
そして、一端部がフック309に、他端部がポール313に係止されたスプリング316により、フック309はストライカ301がロック溝309aに係脱可能な位置に向かって付勢されている(図1の矢印D方向)。又、ポール313は、その係合部313aがフック309の係合部309bに係合する方向(図1の矢印E方向)に付勢されている。
又、プレート307上には、ピン321を用いてポール連動レバー323が回転可能に取り付けられている。ポール連動レバー323の一方の回転端部側には、ポール313方向に向かうピン325が設けられている。プレート307には、ピン321を中心とする円弧状で、ピン325が挿通する長穴307aが形成されている。また、ポール313には、ポール313の回転の半径方向に延び、ピン325が係合する長穴313cが形成されている。
従って、ポール連動レバー323が回転すると、ポール313も回転するようになっている。
更に、中間部がピン321に巻回され、一方の端部がポール連動レバー323に係止され、他端部がプレート307に係止されたスプリング327により、ポール連動レバー323は、ピン321を介してポール313の係合部313aがフック309の係合部309bに係合する方向(図1の矢印F方向)に付勢されている。
ポール連動レバー323の他方の回転端部には、ケーブル331の一方の端部が接続されている。
そして、ロアレール31のストライカ301がフック309のロック溝309aに係合し、フック309のロック溝309aよりストライカ301が離脱できない状態(図1の状態:ロック状態)で、ケーブル331をスプリング327、スプリング316の付勢力に抗して引くと、ポール313が回転し、ポール313の係合部313aとフック309の係合部309bとの係合が解除される。すると、フック309はスプリング316の付勢力により略90°回転し、ストライカ301がフック309のロック溝309aから係脱可能となるアンロック状態となる。
<キャンセル機構100>
図1を用いてキャンセル機構100を説明する。
ケーブル33の他方の端部には、ロック機構300の操作手段であるレバー351が取付けられている。このレバー351は、高位フロア22の内部に位置している。
段差フロア20の低位フロア21と高位フロア22との間の立壁部23には、車内側からレバー(操作手段)を操作可能な穴23aが形成されている。
立壁部23の内面側には、上下方向に沿ってガイド103が設けられ、このガイド103には、シャッタ105が移動可能に係合し、シャッタ105によって、穴23aは開閉可能となっている。
シャッタ105の背部には、ブラケット111が設けられ、このブラケット111にはピン113が設けられている。
また、高位フロア22の内部には、オープンリンク107がピン109を用いて回転可能に設けられている。このオープンリンク107には、長穴107aが形成され、この長穴107aにシャッタ105のブラケット111のピン113が遊嵌している。よって、オープンリンク107が一方の方向、他方の方向に回転することにより、シャッタ105はガイド103に沿って移動し、穴23aは開閉されるようになっている。そして、オープンリンク107は中間部がピン109に巻回され、一方の端部がオープンリンク107に、他方の端部がフロア側に係止された図示しない付勢手段(第1付勢手段)により、シャッタ105は穴23aを開く方向(図1において、矢印G方向)に付勢されている。
ここで、図1,図5を用いてシートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト以外の箇所に位置している時には、図示しない第1付勢手段の付勢力に抗してシャッタ105を閉じる方向に駆動するシャッタ駆動機構を説明する。図5は図1のH方向矢視図である。
アッパレール33の天部には、側方に突出する突部としてのアッパプレート121が設けられている。一方、ロアレール31の底部には、ブラケット123が設けられ、このブラケット123には、ピン125を用いてキャンセルリンク127が回転可能に取り付けられている。このキャンセルリンク127の一方の端部は、アッパプレート121に押されて、キャンセルリンク127は一方の方向(図1において矢印I方向と逆方向)に回転するようになっている。又、キャンセルリンク127は、図示しない付勢手段により、他方の端部が高位フロア222の穴22bを介してオープンリンク107に当接する方向(一方の方向:図1において、矢印I方向)に付勢されている。
上記構成のキャンセル機構100の作動を説明する。
シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の位置に位置している場合は、ロック機構300は、ロック状態にある。この時、キャンセルリンク127は図1の二点差線で示す位置、即ち、第1付勢手段の付勢力によりオープンリンク107を押し、シャッタ105は、穴23aを閉じる位置にある。よって、レバー351の操作が不能となっている。
次に、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)に位置すると、図1の実線で示すように、アッパプレート121がキャンセルリンク127を押し、キャンセルリンク127は、矢印Iと逆方向に回転し、オープンリンク107より離れる。よって、第1付勢手段により、シャッタ105は穴12aを開く方向に移動する。よって、穴23aを介してレバー351の操作が可能となり、レバー351を引いて、ロック機構300をアンロック状態とすることができる。
このような構成によれば、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の箇所に位置するとレバー(操作手段)351を操作不能とし、アッパレール33がリアモストに移動するとレバー351を操作可能とするキャンセル機構100を設けたことにより、誤操作を防止できる。
[第2の実施の形態例]
第2の実施の形態例を図6を用いて説明する。尚、本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、キャンセル機構であり、他の部分は同じであるので、同一部分には第1の実施の形態例と同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、高位フロア22と、立壁部23と、で段差フロア20の側部(図6の紙面と平行な部位)との角には、凹部201が形成されている。
この凹部201には、レバー(操作手段)353が設けられ、このレバー203には、ケーブル331の他端部が接続されている。よって、レバー353を回転すると、ケーブル331が引かれるようになっている。
尚、本形態例では、凹部201には、立壁部23側、高位フロア22側、側部側にそれぞれ開口を有しているが、側部側の開口からのみレバー203の操作が可能となっている。
シートスライド機構27のアッパレール33側には、シールド211が設けられる。このシールド211は、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の箇所に位置すると、シールド部211aが凹部201の側部側の開口を隠蔽し、アッパレール33がリアモストに移動すると、シールド部211aが凹部201の側部側の開口より離れ、凹部201の側部側の開口を開放するキャンセル機構200となっている。
このような構成においても、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の箇所に位置すると、シールド211によりレバー(操作手段)203が操作不能となり、アッパレール33がリアモストに移動するとレバー203を操作可能とするキャンセル機構200を設けたことにより、誤操作を防止できる。
[第3の実施の形態例]
第3の実施の形態例を図7を用いて説明する。尚、本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、キャンセル機構であり、他の部分は同じであるので、同一部分には第1の実施の形態例と同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
本形態例のケーブル331の他方の端部には、ロック機構300の操作手段であるレバー355が取付けられている。このレバー351は、段差フロア20の立壁部23の内部に設けられている。
ここで、キャンセル機構400の説明を行なう。
立壁部23には、レバー355の操作を行なう操作部355aが突出可能な穴23cが形成されている。
レバー355は、図示しない第1付勢手段により、図において矢印J方向に付勢され、操作部355aが立壁部23の内側に位置すると、操作が不能となっている。
ここで、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモストに移動すると、第1付勢手段の付勢力に抗してレバー355の一方の回転端部である操作部355aを穴23cより突出させるレバー駆動機構を説明する。
第1の実施の形態例と同様に、アッパレール33の天部には、側方に突出する突部としてのアッパプレート121が設けられている。また、ロアレール31側には、ピン125を用いてキャンセルリンク127が回転可能に取り付けられている。このキャンセルリンク127の一方の端部は、アッパプレート121に押されて一方の方向(図7において矢印I方向と逆方向)に回転するようになっている。
高位フロア22の内部には、キャンセルプレート401がピン403を用いて設けられている。このキャンセルプレート401の一方の端部は、レバー355の他方の回転端部(操作部355aと反対側の回転端部)に当接可能である。また、キャンセルプレート401の他方の端部は、キャンセルリンク127の他方の端部に当接可能である。
そして、キャンセルリンク127は、図示しない第2付勢手段により、他方の端部が高位フロア222の穴22bを介してキャンセルプレート401の他方の端部に当接する方向(一方の方向:図1において、矢印I方向)に付勢されている。
キャンセルプレート401は、図示しない第3付勢手段により、レバー355の他方の回転端部に当接する方向に付勢されている。
上記構成のキャンセル機構400の作動を説明する。
シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の位置に位置している場合は、ロック機構300は、ロック状態にある。この時、キャンセルリンク127は図7の二点差線で示す位置、即ち、第1付勢手段の付勢力により、キャンセルリンク127の他方の端部がキャンセルプレート401の他方の端部を押し、キャンセルリンク127は二点差線の位置にある。この状態では、レバー355は、第1付勢手段により、操作部355aが立壁部23の内側に位置し、操作が不能となっている。
次に、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)に位置すると、図7の実線で示すように、アッパプレート121がキャンセルリンク127を押し、キャンセルリンク127は、矢印Iと逆方向に回転し、キャンセルプレート401より離れる。すると、キャンセルプレート401は第3付勢手段の付勢力により、レバー355の他方の回転端部を押し、レバー355の操作部s355aが穴より突出し、レバー355の操作が可能となり、レバー355を引いて、ロック機構300をアンロック状態とすることができる。
このような構成によれば、シートスライド機構27のアッパレール33がリアモスト(最後位置)以外の箇所に位置するとレバー(操作手段)351を操作不能とし、アッパレール33がリアモストに移動するとレバー351を操作可能とするキャンセル機構400を設けたことにより、誤操作を防止できる。
尚、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。上記形態例では、低位フロアと高位フロアとを有する段差フロアの前記高位フロア側に設けられるロアレール、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構と、前記シートスライド機構の前記ロアレールを前記フロアに係止するロック機構と、前記ロック機構のロック解除操作を行う操作手段と、一端部側が前記低位フロアに回転可能に設けられ、他端部側が前記シートスライド機構のロアレールに回転可能に設けられ、前記シートを前記低位フロアに格納可能とするリンクとを備えたシートで説明を行なったが、平坦なフロア上に設けられ、リンクがないシート、例えば脱着や跳ね上げシートでも本発明は適用できる。
更に、上記形態例では、レバー操作が可能となるのは、アッパレールがリアモストに移動し、キャンセル機構が作動した時であったが、アッパレールがフロントモスト(最前位置)に移動した時にキャンセル機構が作動し、レバーを操作可能としてもよい。
第1の実施の形態例の発明部分の構成図である。 第1の実施の形態例のシートの全体構成を説明する図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 図1の切断線B−Bでの断面図である。 図1のH方向矢視図である。 第2の実施の形態例の発明部分の構成図である。 第3の実施の形態例の発明部分の構成図である。 従来例を説明する図である。
符号の説明
27 シートスライド機構
31 ロアレール
33 アッパレール
100 キャンセル機構
351 レバー(操作手段)

Claims (6)

  1. フロアに設けられるロアレール、シートに設けられ、前記ロアレールに移動可能に設けられたアッパレールからなるシートスライド機構と、
    前記シートスライド機構の前記ロアレールを前記フロアに係止するロック機構と、
    前記ロック機構のロック解除操作を行う操作手段と、
    を備えたシートにおいて、
    前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると前記操作手段に触れられない状態で操作不能とし、アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に移動すると前記操作手段を操作可能とするキャンセル機構を設けたことを特徴とするシート。
  2. 前記操作手段は、前記フロアの内部に設けられ、
    前記キャンセル機構は、
    前記フロア側に設けられ、車内側から前記操作手段を操作可能な穴と、
    該穴を開閉可能に設けられたシャッタと、
    前記穴が開状態となる方向に前記シャッタを付勢する第1付勢手段と、
    前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置している時には、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記シャッタを閉状態となる方向に駆動するシャッタ駆動機構とで構成したことを特徴とする請求項1記載のシート。
  3. 前記シャッタ駆動機構は、
    前記アッパレールに設けられた突部と、
    前記フロア側に設けられ、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に移動すると、前記突部に押されて一方の方向に回転するキャンセルリンクと、
    前記キャンセルリンクを他方の方向に回転するように付勢する第2付勢手段と、
    前記フロア側に設けられ、回転することにより前記シャッタを開閉し、前記キャンセルリンクが当接可能なオープンリンクと、
    からなり、
    前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると、前記第2付勢手段により他方の方向に付勢された前記キャンセルリンクが、前記オープンリンクを押して、前記シャッタは閉位置に位置し、
    前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に位置すると、前記突部に押されて前記キャンセルリンクが一方の方向に回転して、前記キャンセルリンクと前記オープンリンクとの当接が解除され、前記第1の付勢手段の付勢力により前記シャッタは開位置へ移動することを特徴とする請求項2記載のシート。
  4. 前記操作手段は、前記フロアに形成された凹部に設けられ、
    前記キャンセル機構は、
    前記シートスライド機構のアッパレール側に設けられ、前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると前記凹部を隠蔽し、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると前記凹部を開放するシールドと、
    からなることを特徴とする請求項1記載のシート。
  5. 前記操作手段は、前記フロアの内側に設けられたレバーであり、
    前記キャンセル機構は、
    前記フロア側に設けられ、前記レバーの操作を行なう操作部が突出可能な穴と、
    前記レバーの操作部を前記フロア内側に位置するように前記レバーを付勢する第1付勢手段と、
    前記シートスライド機構のアッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記レバーの操作部を前記穴より突出させるレバー駆動機構とで構成したことを特徴とする請求項1記載のシート。
  6. 前記レバー駆動機構は、
    前記アッパレールに設けられた突部と、
    前記フロア側に設けられ、前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちどちらか一方の位置に移動すると、前記突部に押されて一方の方向に回転するキャンセルリンクと、
    前記キャンセルリンクを他方の方向に回転するように付勢する第2付勢手段と、
    前記フロア側に設けられ、前記レバーに当接可能なキャンセルプレートと、
    前記キャンセルプレートを前記レバーに当接する方向に付勢する第3付勢手段と、
    からなり、
    前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置以外の箇所に位置すると、前記第2付勢手段により他方の方向に付勢された前記キャンセルリンクが前記キャンセルプレートを押すことにより、前記キャンセルプレートは前記レバーより離れ、前記レバーは第1付勢手段の付勢力によりフロアの内側に位置し、
    前記アッパレールが最後位置、最前位置のうちのどちらか一方の位置に位置すると、前記突部に押されて前記キャンセルリンクが一方の方向に回転して、前記キャンセルリンクと前記キャンセルプレートとの当接が解除され、前記第1付勢手段の付勢力に抗して前記第3付勢手段の付勢力により前記レバーの操作部が前記穴より突出することを特徴とする請求項5記載のシート。
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