JP4213571B2 - シートラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着座可能状態と着座不能状態とに変位可能なシートに最適なシートラッチ装置に関する。
従来、車両用のシートラッチ装置においては、シートを前後方向に位置調節可能に支持するシートスライド装置のスライドレールが、ロアレールに対して、例えばスライド後限位置にあるとき、ストラップ等のロック解除部材が解除操作されると、シートを着座可能状態にロックしている係合状態を解除して、シートを着座不能状態へ変位可能とする。また、スライドレールがスライド後限位置以外の位置では、ロック解除部材が解除操作されても、スライドレールに設けられたリンクが、ロアレールに設けられた解除規制プレートに当接して回動が規制されることにより、ロック解除部材の解除操作が不能となる。これにより、スライドレールがスライド後限位置以外の位置にある場合には、シートの着座不能状態への変位を不能にして、シートの前方等に位置する車上設備に接触、干渉しないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許3445168号公報
しかし、上述のような従来のシートラッチ装置においては、ロック解除部材が解除操作されると、シートラッチ装置のロック解除作動とリンクの作動とを、各連結ワイヤを介して同期させる構成であるため、ロック解除部材の解除操作力が重くなり、操作性の低下を招くとともに、各部品の同期を確実なものとするために、各部品間の寸法バラツキを吸収する調整作業等を必要として、組付作業が面倒である問題を有する。
本発明は、従来の問題に鑑み、ロック解除部材の解除操作力の軽減を可能にして、操作性の向上を可能としたシートラッチ装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体に着座可能状態と着座不能状態とに変位可能に支持されたシートを、前記着座可能状態にある場合に前記車体側のロアレールに対し往復移動可能に支持するスライドレールが、予め定められた所定位置にあるとき、適宜の場所に設けられたロック解除部材の操作に基づいて、前記シートを前記着座可能状態に保持可能なロック状態から前記シートを前記着座不能状態へ移動可能とするアンロック状態へ作動可能な噛合手段を有するシートラッチ装置において、前記スライドレールが前記所定位置以外の位置にあるとき、前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を阻止する規制位置に保持されるとともに、前記スライドレールが前記所定位置へ移動することにより、前記規制位置から前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を可能にする許可位置へ移動可能な規制部材を備え、該規制部材は、前記噛合手段の近傍に枢支されるとともに、規制位置にあるとき、前記噛合手段に設けられた当接部の移動軌跡内に進入することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を阻止し、また、許可位置にあるとき、前記噛合手段の前記当接部の移動軌跡外に退避することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を可能にするフック部を有し、前記スライドレールが前記所定位置にあるとき、前記規制部材は許可位置に保持され、シートが着座不能状態へ向けて移動すると、前記規制部材は付勢手段により規制位置へ移動可能であり、前記噛合手段は、アンロック状態からロック状態へ向けて移動するとき、前記規制部材に設けられた突部に対して摺接しつつ前記規制部材を許可位置に保持可能な阻止部を有し、前記突部が前記阻止部から離脱することにより、前記噛合手段がロック状態に移動するとともに、前記規制部材が規制位置へ移動する
(2)車体に着座可能状態と着座不能状態とに変位可能に支持されたシートを、前記着座可能状態にある場合に前記車体側のロアレールに対し往復移動可能に支持するスライドレールが、予め定められた所定位置にあるとき、適宜の場所に設けられたロック解除部材の操作に基づいて、前記シートを前記着座可能状態に保持可能なロック状態から前記シートを前記着座不能状態へ移動可能とするアンロック状態へ作動可能な噛合手段を有するシートラッチ装置において、前記スライドレールが前記所定位置以外の位置にあるとき、前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を阻止する規制位置に保持されるとともに、前記スライドレールが前記所定位置へ移動することにより、前記規制位置から前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を可能にする許可位置へ移動可能な規制部材を備え、該規制部材は、前記噛合手段の近傍に枢支されるとともに、規制位置にあるとき、前記噛合手段に設けられた当接部の移動軌跡内に前記当接部に対して直交するように進入することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を阻止し、また、許可位置にあるとき、前記噛合手段の前記当接部の移動軌跡外に退避することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を可能にするフック部を有し、前記スライドレールが前記所定位置にあるとき、前記規制部材は許可位置に保持され、シートが着座不能状態へ向けて移動すると、前記規制部材は付勢手段により規制位置へ移動可能であり、前記噛合手段は、アンロック状態からロック状態へ向けて移動するとき、前記規制部材に設けられた突部に対して摺接しつつ前記規制部材を許可位置に保持可能な阻止部を有し、前記突部が前記阻止部から離脱することにより、前記噛合手段がロック状態に移動するとともに、前記規制部材が規制位置へ移動する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(1)請求項1記載の発明によると、シートを着座不能状態へ変位可能とするためのロック解除部材の操作が、噛合手段をロック状態からアンロック状態に作動させるだけの操作力で足りるので、操作力を軽減することができ、操作性の向上を図ることができるとともに、従来では必要としていた各部品間の各調整作業が不要となり、組付作業の効率化を図ることができる。さらには、規制部材を噛合手段の近傍に枢支するとともに、規制部材にフック部を設けるだけの簡単な構成により、噛合手段のアンロック状態への作動を可能としたり不能としたりすることができる。さらには、シートを着座不能状態へ変位させた後、噛合手段をロック状態へ、また規制部材を規制位置へそれぞれ確実に移動させることが可能となる。
(2)請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明の効果に加えて、噛合手段のアンロック状態への作動を確実に阻止することが可能となる。
(1)は、座部(2)と、座部(2)の後部に前傾可能に枢支された背凭れ(3)とから形成される後席のシートで、座部(2)の底部には、シート(1)の前後位置を調節するためのシートスライド装置(4)が取り付けられている。
シートスライド装置(4)は、前部が連結杆(5)を介してフロア(6)の凹部(7)に回動可能に連結されるとともに、後部にフロア(6)の下部に取り付けられるシートラッチ装置(8)に対して係脱可能なストライカ(9)が設けられたフロア(6)側(車体側)のロアレール(4a)と、座部(2)の底部に固定されるとともに、ロアレール(4a)に対して前後方向へ摺動可能(往復移動可能)に嵌合されたスライドレール(4b)とを有している。なお、スライドレール(4b)には、ロアレール(4a)に設けられた図示略の複数の係合孔に選択的に係合することにより、スライドレール(4b)をロアレール(4a)に対して複数段階で位置調節可能な図示略のロック手段が設けられている。このロック手段は、これも図示略の操作ハンドルの解除操作によりロック解除されて、スライドレール(4b)の前後移動を可能とする。
シート(1)は、背凭れ(3)が起立して乗員が着座可能な図1に示す着座可能状態(A)と、背凭れ(3)が前傾姿勢にあり、かつフロア(6)の凹部(7)に収納されて、乗員が実質的に着座することができない図1に示す着座不能状態(B)とに変位可能である。
ロアレール(4a)の後端部には、左右方向(スライドレール(4b)の移動方向に対して直行する方向)を向く枢軸(10)により回動リンク(11)が枢支されている。
スライドレール(4b)の後部寄りの位置には、回動リンク(11)に当接可能な押部(12)が設けられている。この押部(12)は、スライドレール(4b)が予め定められた所定位置(本実施形態においては、スライド後限位置)に移動した際、回動リンク(11)の上端部に前方から当接することにより、回動リンク(11)を主に図2、4に示す待機位置から図1〜図8において時計方向へ回動させて、主に図3、5に示す作動位置へ回動させることができる。
回動リンク(11)は、待機位置から作動位置へ回動することにより、主に図5、6に示すように、下端部が後述の規制レバー(23)の上部に当接して、規制レバー(23)を規制位置から許可位置へ回動させる。
シートラッチ装置(8)は、複数のボルト(13)によりフロア(6)の下部に固定されるベースプレート(14)を有し、主に図9に示すように、ベースプレート(14)には、左右方向を向く枢軸(15)により枢支されるとともに、ストライカ(9)と係脱可能なラッチ(16)と、左右方向を向く枢軸(17)により枢支されるとともに、先端に設けられたフック部(18a)がラッチ(16)に対して係脱可能なロッキングプレート(18)と、ロッキングプレート(18)と同軸(17)上に枢支され、シートラッチ装置(8)の前方に設けられたロック解除部材をなす操作ハンドル(19)にケーブル(20)を介して連結されるカムレバー(21)と、左右方向を向く枢軸(22)により枢支された規制部材をなすほぼく字状の規制レバー(23)が設けられている。(14a)は、ベースプレート(14)に固定され、枢軸(15)(17)を支持するためのカバープレートである。
ラッチ(16)は、枢軸(15)に巻装されるスプリング(24)により、アンラッチ方向(図4〜図8において反時計方向)へ常時付勢されている。ロッキングプレート(18)は、ベースプレート(14)に支持された付勢手段をなすスプリング(25)によりロック方向(図4〜図8において反時計方向)へ常時付勢されている。規制レバー(23)は、枢軸(22)に巻装される付勢手段をなすスプリング(26)により規制方向(図4〜図8において時計方向)へ常時付勢されている。
ラッチ(16)は、シート(1)が着座可能状態(A)にあるときには、ストライカ(9)と係合した主に図4、5及び図6に示すラッチ位置に保持され、またシート(1)が着座不能状態(B)にあるときには、ストライカ(9)が離脱した図7、8に示すアンラッチ位置へ回動する。
カムレバー(21)は、操作ハンドル(19)の解除操作に基づいて、ケーブル(20)を介して主に図4、5に示すロック位置から主に図6、7に示すアンロック位置へ回動し、操作ハンドル(19)の操作力が除去されると、後述のように、アンロック位置からロック位置へ復帰回動する。
ロッキングプレート(18)は、カムレバー(21)の回動に伴って、フック部(18a)がラッチ(16)に係合して、ラッチ(16)をラッチ位置に拘束する主に図4、5に示すロック位置と、フック部(18a)がラッチ(16)から離脱して、ラッチ(16)の拘束を解除した主に図6、7に示すアンロック位置とに回動可能である。
なお、ロッキングプレート(18)とカムレバー(21)とは次のように互いに連係されている。カムレバー(21)がロック位置からアンロック位置へ移動するときには、ロッキングプレート(18)がカムレバー(21)と一体になってロック位置からアンロック位置へ回動する。ロッキングプレート(18)がスプリング(25)の付勢力により、アンロック位置からロック位置へ移動するときには、カムレバー(21)がロッキングプレート(18)と一体となってアンロック位置からロック位置へ回動する。ラッチ(16)がストライカ(9)と係合してアンラッチ位置からラッチ位置へ回動するときには、ロッキングプレート(18)がロック位置からアンロック位置へ向けて一旦移動するが、カムレバー(21)はロック位置に停止したまま動くことはない。
規制レバー(23)は、スライドレール(4b)が所定位置以外の位置(スライド後限位置より前方位置)にある場合には、回動リンク(11)が待機位置にあることにより、主に図4に示す規制位置に保持され、また、スライドレール(4b)が所定位置にある場合には、回動リンク(11)が作動位置に回動することにより、許可位置へ保持されるようになっている。
規制レバー(23)が規制位置にある場合には、ロッキングプレート(18)及びカムレバー(21)のロック位置からアンロック位置への回動を後述のように阻止し、また同じく許可位置にある場合には、ロッキングプレート(18)及びカムレバー(21)のロック位置からアンロック位置への回動を後述のように可能にする。
規制レバー(23)は、ロッキングプレート(18)の近傍に設けられるとともに、その斜め下方を向くアームの先端部には、カムレバー(21)の遊端部に設けられた当接部(21a)が当接可能なフック部(23a)が設けられている。
フック部(23a)は、規制レバー(23)が規制位置にある場合には、主に図4に示すように、カムレバー(21)の当接部(21a)の移動軌跡内に進入することにより、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)のロック位置からアンロック位置への移動を阻止し、また、同じく許可位置にある場合には、主に図5に示すように、当接部(21a)の移動軌跡外に退避することにより、ロッキングプレート(18)及びカムレバー(21)のロック位置からアンロック位置への移動を可能にする。
規制レバー(23)が規制位置にある場合には、図4に示すように、規制レバー(23)のフック部(23a)とカムレバー(21)の当接部(21a)との方向が互いに直交するようになっている。これにより、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)のアンロック位置への作動を確実に阻止することが可能となる。
なお、本発明に係わる噛合手段は、ストライカ(9)と係脱可能なラッチ(16)と、ラッチ(16)に対して係脱可能なロッキングプレート(18)と、カムレバー(21)とから形成される。
本発明に係わるロック状態は、ラッチ(16)がストライカ(9)と係合し、ロッキングプレート(18)のフック部(18a)がラッチ(16)に係合している状態、すなわちシート(1)を着座可能状態(A)に保持している状態と定義し、また、アンロック状態は、操作ハンドル(19)の解除操作に基づいてロッキングプレート(18)及びカムレバー(21)がアンロック位置に回動して、ロッキングプレート(18)のフック部(18a)がラッチ(16)から離脱している状態、すなわちシート(1)を着座不能状態(B)へ変位可能な状態と定義する。
シート(1)が着座可能状態(A)にある場合には、ロアレール(4a)側のストライカ(9)は、フロア(6)に設けられた図示略の開口からフロア(6)の下側へ進入して、ラッチ(16)に対して係合している。また、ロッキングプレート(18)のフック部(18a)は、スプリング(25)の付勢力によりラッチ(16)に係合して、ラッチ(16)をラッチ位置に拘束している。
スライドレール(4b)が所定位置以外の位置にある場合には、規制レバー(23)は待機位置にあり、また規制レバー(23)は規制位置に保持されている。これにより、操作ハンドル(19)を解除操作して、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)をアンロック位置へ回動させようとしても、カムレバー(21)の当接部(21a)がその移動軌跡内に進入している規制レバー(23)のフック部(23a)に当接するため、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)をアンロック位置へ回動させることができない。
スライドレール(4b)が所定位置にある場合には、規制レバー(23)は作動位置にあり、また規制レバー(23)は許可位置に保持されて、規制レバー(23)のフック部(23a)がカムレバー(21)の当接部(21a)の移動軌跡外に退避しているため、操作ハンドル(19)の解除操作によって、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)をケーブル(20)を介してロック位置からアンロック位置へ回動させることができる。これにより、ストライカ(9)がラッチ(16)から離脱することが可能となるので、シート(1)を着座不能状態(B)へ変位させることが可能となる。
背凭れ(3)を起立姿勢から前傾姿勢に回動させた状態で、シート(1)が着座可能状態(A)から着座不能状態(B)へ変位すると、シートスライド装置(4)もシート(1)と一体となって変位する。これにより、回動リンク(11)が規制レバー(23)から離れるため、規制レバー(23)は、スプリング(26)の付勢力により規制位置へ向けて回動する。このときには、図7に示すように、規制レバー(23)のフック部(23a)の先端部が、カムレバー(21)の当接部(21a)の近傍に設けられた阻止部(21b)に当接することにより、規制レバー(23)の規制位置への回動は一旦阻止される。この状態で、操作ハンドル(19)の解除操作が除去されると、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)は共に、スプリング(25)の付勢力により、アンロック位置からロック位置へ復帰回動する。このとき、カムレバー(21)の阻止部(21b)は、規制レバー(23)のフック部(23a)の先端部に対して摺接する。そして、図8に示すように、規制レバー(23)のフック部(23a)の先端部が阻止部(21b)から離脱することにより、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)はロック位置へ移動するとともに、規制レバー(23)は規制位置へ移動する。
なお、阻止部(21b)は、枢軸(17)を中心とする円弧面とするのが望ましい。また、本実施形態においては、規制レバー(23)のフック部(23a)の先端部をカムレバー(21)の阻止部(21b)に当接させるようにしたが、これに代えて、規制レバー(23)に阻止部(21b)へ向けて突出する突部を設け、この突部を、阻止部(21b)に当接させるようにしても良い。
図10及び図11は、本発明における変形例を示す。
この変形例においては、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)がアンロック位置からロック位置へ復帰移動するとき、規制レバー(23)を規制位置から許可位置へ移動させつつカムレバー(21)及びロッキングプレート(18)の復帰移動を可能とする構成を有している。具体的には、カムレバー(21)の遊端部には、規制レバー(23)の遊端部に設けられたテーパ部(23b)に当接可能な押動部(21c)が設けられている。これにより、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)がアンロック位置からロック位置へ復帰移動するとき、図10に示すように、押動部(21c)が規制位置(実線で示す位置)に移動した規制レバー(23)のテーパ部(23b)に対して摺接して、カムレバー(21)を規制位置から許可位置(想像線で示す位置)へ移動させつつカムレバー(21)及びロッキングプレート(18)の復帰移動を可能とする。そして、図11に示すように、カムレバー(21)及びロッキングプレート(18)がロック位置へ移動すると、押動部(21c)がテーパ部(23b)から離脱して、規制レバー(23)はスプリング(26)の付勢力により規制位置へ移動する。
なお、その他の構成については、前記実施形態と同一であるので、同一な構成には、前記実施形態と同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本発明に係わるシートラッチ装置を備えるシートの側面図である。 同じく、スライドレールが所定位置以外の位置にあるときのシートの側面図である。 同じく、スライドレールが所定位置にあるときのシートの側面図である。 スライドレールが所定位置以外の位置にあるときのシートラッチ装置の側面図である。 スライドレールが所定位置にあるときのシートラッチ装置の側面図である。 ロック解除部材を解除操作したときのシートラッチ装置の側面図である。 ロック解除部材の解除操作を除去したときのシートラッチ装置の側面図である。 シートが着座不能状態に変位しているときのシートラッチ装置の側面図である。 シートラッチ装置の分解斜視図である。 本発明の変形例を示すロック解除部材を解除操作したときのシートラッチ装置の側面図である。 同じく、シートが着座不能状態へ変位したときのシートラッチ装置の側面図である。
符号の説明
(1)シート
(2)座部
(3)背凭れ
(4)シートスライド装置
(4a)ロアレール
(4b)スライドレール
(5)連結杆
(6)フロア
(7)凹部
(8)シートラッチ装置
(9)ストライカ
(10)枢軸
(11)回動リンク
(12)押部
(13)ボルト
(14)ベースプレート
(14a)カバープレート
(15)枢軸
(16)ラッチ(噛合手段)
(17)枢軸
(18)ロッキングプレート(噛合手段)
(18a)フック部
(19)操作ハンドル(ロック解除部材)
(20)ケーブル
(21)カムレバー(噛合手段)
(21a)当接部
(21b)阻止部
(21c)押動部
(22)枢軸
(23)規制レバー(規制部材)
(23a)フック部
(23b)テーパ部
(24)スプリング
(25)スプリング(付勢手段)
(26)スプリング(付勢手段)

Claims (2)

  1. 車体に着座可能状態と着座不能状態とに変位可能に支持されたシートを、前記着座可能状態にある場合に前記車体側のロアレールに対し往復移動可能に支持するスライドレールが、予め定められた所定位置にあるとき、適宜の場所に設けられたロック解除部材の操作に基づいて、前記シートを前記着座可能状態に保持可能なロック状態から前記シートを前記着座不能状態へ移動可能とするアンロック状態へ作動可能な噛合手段を有するシートラッチ装置において、
    前記スライドレールが前記所定位置以外の位置にあるとき、前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を阻止する規制位置に保持されるとともに、前記スライドレールが前記所定位置へ移動することにより、前記規制位置から前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を可能にする許可位置へ移動可能な規制部材を備え、
    該規制部材は、前記噛合手段の近傍に枢支されるとともに、規制位置にあるとき、前記噛合手段に設けられた当接部の移動軌跡内に進入することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を阻止し、また、許可位置にあるとき、前記噛合手段の前記当接部の移動軌跡外に退避することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を可能にするフック部を有し、
    前記スライドレールが前記所定位置にあるとき、前記規制部材は許可位置に保持され、シートが着座不能状態へ向けて移動すると、前記規制部材は付勢手段により規制位置へ移動可能であり、
    前記噛合手段は、アンロック状態からロック状態へ向けて移動するとき、前記規制部材に設けられた突部に対して摺接しつつ前記規制部材を許可位置に保持可能な阻止部を有し、
    前記突部が前記阻止部から離脱することにより、前記噛合手段がロック状態に移動するとともに、前記規制部材が規制位置へ移動するようにしたことを特徴とするシートラッチ装置。
  2. 車体に着座可能状態と着座不能状態とに変位可能に支持されたシートを、前記着座可能状態にある場合に前記車体側のロアレールに対し往復移動可能に支持するスライドレールが、予め定められた所定位置にあるとき、適宜の場所に設けられたロック解除部材の操作に基づいて、前記シートを前記着座可能状態に保持可能なロック状態から前記シートを前記着座不能状態へ移動可能とするアンロック状態へ作動可能な噛合手段を有するシートラッチ装置において、
    前記スライドレールが前記所定位置以外の位置にあるとき、前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を阻止する規制位置に保持されるとともに、前記スライドレールが前記所定位置へ移動することにより、前記規制位置から前記ロック解除部材の操作に基づく前記噛合手段の前記ロック状態から前記アンロック状態への作動を可能にする許可位置へ移動可能な規制部材を備え、
    該規制部材は、前記噛合手段の近傍に枢支されるとともに、規制位置にあるとき、前記噛合手段に設けられた当接部の移動軌跡内に前記当接部に対して直交するように進入することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を阻止し、また、許可位置にあるとき、前記噛合手段の前記当接部の移動軌跡外に退避することにより、前記噛合手段のアンロック状態への移動を可能にするフック部を有し、
    前記スライドレールが前記所定位置にあるとき、前記規制部材は許可位置に保持され、シートが着座不能状態へ向けて移動すると、前記規制部材は付勢手段により規制位置へ移動可能であり、
    前記噛合手段は、アンロック状態からロック状態へ向けて移動するとき、前記規制部材に設けられた突部に対して摺接しつつ前記規制部材を許可位置に保持可能な阻止部を有し、
    前記突部が前記阻止部から離脱することにより、前記噛合手段がロック状態に移動するとともに、前記規制部材が規制位置へ移動するようにしたことを特徴とするシートラッチ装置。
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