JP5380272B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、高齢者向けマンション、高齢者用看護施設等に設置される集合住宅インターホンシステムに係り、特に、緊急時において迅速な対応を可能とした集合住宅インターホンシステムに関する。
従来から、室内親機から結線を経由して玄関子機に供給する電源を監視し、その監視結果に基づき結線が外れた事を検出した場合、室内親機及び玄関子機双方で警報音を発生させることにより、玄関子機の盗難防止を行うインターホン装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2000−286971号公報
背景技術に記載した特許文献1によれば、室内親機と玄関子機間の結線が外れた事の警報発報を行うことができるものの、室内親機のハンドセットを使用して玄関子機の子機マイク及び子機スピーカとの間の通話路が形成され音声信号を送受信しているとき、家主(居住者と同意。)が、例えば、高齢者であって、この高齢者が発作等で転倒し、ハンドセットが脱落、断線等するような異常状態が発生すると、前述の通話路が遮断されてしまい、訪問者にとっては、緊急事態である家主の状況を伺い知ることが困難とされ、迅速な対応ができない虞があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、居室親機のハンドセット通話機能を有するハンドセットが脱落、断線等した場合、若しくはハンドセット通話が成立中の居室親機と住戸アダプタとの間のシステム配線が断線等するような異常状態が発生した場合において、他の通話手段へ自動的に切換えることで通話状態を維持し、緊急時において迅速な対応を可能とした集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機と、集合住宅の各住戸内に設置され、集合玄関機からの呼び出しに応答して集合玄関機との間で通話を成立させるための居室親機と、集合住宅の管理室内に設置され、集合玄関機又は居室親機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに居室親機を呼び出して通話を成立させるための管理室親機と、集合玄関機、居室親機及び管理室親機にそれぞれ接続され、呼び出し、通話の制御を行うための制御機とを設ける集合住宅インターホンシステムである。居室親機には、集合玄関機又は管理室親機との間でハンズフリー通話を成立させるための親機マイク及び親機スピーカと、集合玄関機又は管理室親機との間でハンドセット通話を成立させるための親機ハンドセットと、ハンドセット通話の成立中におけるハンドセットの脱落、断線等の異常状態を検出するための親機異常検出回路と、ハンズフリー通話又はハンドセット通話の開始から終了までの通話時間を計時するための親機タイマと、親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、ハンドセット通話からハンズフリー通話に切換えるための親機制御部とを備えるものである。居室親機及び制御機の間を接続する住戸アダプタが設けられ、住戸アダプタには、居室親機とは異なる住戸内のハンズフリー通話手段を構成する外部通話機器を接続するためのインターフェースと、居室親機の親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、居室親機によるハンドセット通話から当該居室親機によるハンズフリー通話及び外部通話機器によるハンズフリー通話のうち少なくとも1の当該ハンズフリー通話に切換えるためのアダプタ制御部とを備えるものである。
また、本発明の第2の態様である集合住宅インターホンシステムは、本発明の第1の態様において、居室親機の親機制御部は、親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、親機タイマによる通話時間の計時を継続するものである。
また、本発明の第3の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機と、集合住宅の各住戸内に設置され、集合玄関機からの呼び出しに応答して集合玄関機との間で通話を成立させるための居室親機と、集合住宅の管理室内に設置され、集合玄関機又は居室親機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに居室親機を呼び出して通話を成立させるための管理室親機と、集合玄関機、居室親機及び管理室親機にそれぞれ接続され、呼び出し、通話の制御を行うための制御機と、居室親機及び制御機の間を接続する住戸アダプタとを設ける集合住宅インターホンシステムであって、住戸アダプタには、居室親機とは異なる住戸内のハンズフリー通話手段を構成する外部通話機器を接続するためのインターフェースと、居室親機及び住戸アダプタの間を接続する伝送路の断線等の異常状態を検出するためのアダプタ異常検出回路と、アダプタ異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、居室親機によるハンドセット通話から外部通話機器によるハンズフリー通話に切換えるためのアダプタ制御部とを備えるものである。
また、本発明の第4の態様である集合住宅インターホンシステムは、本発明の第3の態様において、住戸アダプタには、ハンドセット通話の開始から終了までの通話時間を計時するためのアダプタタイマを備えるものである。
本発明の集合住宅インターホンシステムによれば、居室親機の親機ハンドセットを使用したハンドセット通話が成立しているとき、この親機ハンドセットが脱落、断線等した場合には、親機タイマにて計時されているハンドセット通話の開始からの所定の通話時間の計時動作を継続させた状態で、親機マイク及び親機スピーカの使用によるハンズフリー通話、住戸アダプタに接続される外部通話機器を使用したハンズフリー通話のうち、少なくとも1の当該ハンズフリー通話に切換えることができる。これにより、親機ハンドセットを脱落、断線等させた居住者が例えば、高齢者であって、この高齢者が発作等で転倒した緊急時であっても、通話相手先の人物は、ハンズフリー通話により高齢者の様子を伺い知ることができ、必要に応じて迅速な対応が可能となるばかりでなく、ハンドセット通話からハンズフリー通話に切換えられても、通話時間の計時が延長されることがないため、無駄に長い時間の通話動作を回避できる。
また、本発明の集合住宅インターホンシステムによれば、居室親機の親機ハンドセットを使用したハンドセット通話が成立しているとき、この居室親機及び住戸アダプタの間を接続する伝送路に断線等が発生した場合には、親機タイマにて計時されているハンドセット通話の開始からの所定の通話時間の計時動作をアダプタタイマにて継続させた状態で、住戸アダプタに接続される外部通話機器を使用したハンズフリー通話のうち、少なくとも1の当該ハンズフリー通話に切換えることができる。これにより、居室親機及び住戸アダプタの間を接続する伝送路に断線等が発生した緊急時であっても、通話相手先の人物は、ハンズフリー通話により居住者の様子を伺い知ることができ、必要に応じて迅速な対応が可能となるばかりでなく、ハンドセット通話からハンズフリー通話に切換えられても、通話時間の計時が延長されることがないため、無駄に長い時間の通話動作を回避できる。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムの全体構成を示すシステム説明図である。 図2(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおける居室親機、住戸アダプタの具体的な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムの全体構成を示すシステム説明図である。この集合住宅インターホンシステムは、高齢者向けマンション、高齢者用看護施設等に設置されるものであって、集合玄関に設置される集合玄関機1と、(101号室、102号室、・・・のような)複数の住戸毎の各住戸内に設置される居室親機2、2、・・・と、住戸内の天井に設置されハンズフリー通話機能を有する天井マイク3、3、・・・及び天井スピーカ4、4、・・・と、住戸内の例えば、ベッドサイドに設置されハンズフリー通話機能を有する居室子機5、5、・・・と、住戸内におけるセキュリティ異常、例えば、火災、ガス漏れ等の発生を監視し、その発生時において警報発報することが可能でありハンズフリー通話機能を有する警報監視盤6、6、・・・と、個別のライン(以下、居室親機ライン、マイクライン、スピーカライン、居室子機ライン、監視盤ラインという。)L10、L10、・・・、L11、L11、・・・、L12、L12、・・・、L13、L13、・・・、L14、L14、・・・をそれぞれ経由して居室親機2、2、・・・、天井マイク3、3、・・・、天井スピーカ4、4、・・・、居室子機5、5、・・・、警報監視盤6、6、・・・が接続される住戸アダプタ7、7、・・・と、管理室内に設置される管理室親機8と、玄関機ラインL1を経由して接続される集合玄関機1、アダプタラインL2を経由して接続される住戸アダプタ7、7、・・・及び管理室親機ラインL3を経由して接続される管理室親機8をそれぞれ制御するための制御機9とが設けられている。
なお、制御機9が有する具体的な制御機能とは、例えば、集合玄関機1から居室親機2、2、・・・又は管理室親機8を呼び出して通話を成立させるための制御、居室親機2、2、・・・から管理室親機8を呼び出して通話を成立させるための制御、管理室親機8から居室親機2、2、・・・を個別又は一斉に呼び出して通話を成立させる制御が該当する。
図1において、集合玄関機1には、集合玄関に居る人物、例えば、来訪者が、複数の住戸のうち呼出相手先である特定の住戸内に在室中の居住者、又は管理室内に在室中の管理人との間で通話を成立させる、ここでは、ハンズフリー通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する玄関機マイク100及び玄関機スピーカ101が備えられている。なお、集合玄関機1には、ハンドセット通話を成立させるためのハンドセットを備えることもできる。
また、居室親機2、2、・・・はそれぞれ同様な構成であって、居住者が、呼出元である来訪者又は管理人、若しくは呼出相手先である管理人との間で通話を成立させる、ここでは、ハンズフリー通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する親機マイク200及び親機スピーカ201と、ハンドセット通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する親機ハンドセット202と、居住者による親機ハンドセット202の取り上げの有無に起因してフックオフ/フックオンが切り換わるフックスイッチ203とが備えられている。
また、居室子機5、5、・・・はそれぞれ同様な構成であって、前述の天井マイク3、3、・・・及び天井スピーカ4、4、・・・、警報監視盤6、6、・・・と同様に居室親機2、2、・・・とは異なり住戸内に設置される外部通話機器を構成し、居住者が、呼出元である来訪者又は管理人、若しくは呼出相手先である管理人との間でハンズフリー通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する子機マイク500及び子機スピーカ501が備えられている。
また、警報監視盤6には、居住者が、呼出元である来訪者又は管理人、若しくは呼出相手先である管理人との間でハンズフリー通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する監視盤マイク600及び監視盤スピーカ601が備えられており、この監視盤スピーカ601は、住戸内において発生したセキュリティ異常を警報発報する機能も有している。
さらに、管理室親機8には、管理人が、呼出元である来訪者又は居住者、若しくは呼出相手先である居住者との間で通話を成立させる、ここでは、ハンズフリー通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する管理室マイク800及び管理室スピーカ801と、ハンドセット通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力する管理室ハンドセット802とが備えられている。
次に、前述の構成各部のうち、居室親機2、2、・・・及び住戸アダプタ7、7、・・・の具体的な構成について、図2(A)、(B)の各ブロック図を参照して説明する。
居室親機2、2、・・・は、図2(A)に示すように、前述の親機マイク200、親機スピーカ201、親機ハンドセット202及びフックスイッチ203と、親機異常検出回路204と、ハンズフリー通話用音声処理部205と、ハンドセット通話用音声処理部206と、親機タイマ207と、親機制御部208と、親機インターフェース(以下、同様なインターフェースについては「I/F」という。)209とが備えられている。なお、図2(A)において、居室親機2、2、・・・についての図示は、ハンズフリー通話機能、ハンドセット通話機能及び、これら機能の制御機能のみを表しているものとする。
この居室親機2、2、・・・において、親機異常検出回路204は、親機ハンドセット202の使用によるハンドセット通話の成立中における当該ハンドセットの脱落、断線等の異常状態を検出するためのものである。
ハンズフリー通話用音声処理部205は、親機マイク200及び親機スピーカ201にて入出力される音声(送話音声、受話音声)信号について所定の信号処理を行う、例えば、増幅するためのものである。また、ハンドセット通話用音声処理部206は、親機ハンドセット202にて入出力される音声(送話音声、受話音声)信号について所定の信号処理を行う、例えば、増幅するためのものである。
親機タイマ207は、親機マイク200及び親機スピーカ201の使用によるハンズフリー通話、又は親機ハンドセット202の使用によるハンズフリー通話の開始から終了するまでの通話時間を計時するためのものであり、この親機タイマ207の計時機能は、親機制御部208に備えることもできる。また、親機制御部208は、当該居室親機の構成各部を制御するためのものである。さらに、親機I/F209は、ハンズフリー通話用音声処理部205と居室親機ラインL10との間の信号伝送路、ハンドセット通話用音声処理部206と居室親機ラインL10との間の信号伝送路、親機制御部208と居室親機ラインL10との間の信号伝送路を、それぞれ形成するためのものである。
また、住戸アダプタ7、7、・・・はそれぞれ同様な構成であり、図2(B)に示すように、住戸内側アダプタI/F700、住戸外側アダプタI/F701、アダプタ異常検出回路702、アダプタタイマ703及びアダプタ制御部704が備えられている。
この住戸アダプタ7、7、・・・において、住戸内側アダプタI/F700は、居室親機ラインL10、L10、・・・とアダプタ制御部704との間の信号伝送路、天井マイクラインL11、L11、・・・及び天井スピーカラインL12、L12、・・・とアダプタ制御部704との間の信号伝送路、居室子機ラインL13、L13、・・・とアダプタ制御部704との間の信号伝送路、監視装置ラインL14、L14、・・・とアダプタ制御部704との間の信号伝送路のうち、少なくとも1の当該信号伝送路を形成するためのものである。また、住戸外側アダプタI/F701は、アダプタ制御部704とアダプタラインL2との間の信号伝送路を形成するためのものである。
アダプタ異常検出回路702は、居室親機2、2、・・・と当該住戸アダプタとの間を接続する居室親機ラインL10、L10、・・・について、断線等の異常状態を検出するためのものである。
アダプタタイマ703は、居室親機2、2、・・・の親機タイマ207による計時機能に連動して、ハンドセット通話の開始から終了するまでの通話時間を計時するためのものであり、このアダプタタイマ703の計時機能は、アダプタ制御部704に備えることもできる。また、アダプタ制御部704は、当該住戸アダプタの構成各部を制御するためのものであって、例えば、居室親機2、2、・・・の親機異常検出回路204にて異常状態が検出されたとき、又はアダプタ異常検出回路702にて異常状態が検出されたとき、予め成立している居室親機2、2、・・・の親機ハンドセット202によるハンドセット通話、又は親機マイク200及び親機スピーカ201の使用によるハンズフリー通話から、外部通話機器を構成する前述の天井マイク3、3、・・・及び天井スピーカ4、4、・・・、居室子機5、5、・・・の子機マイク500及び子機スピーカ501、警報監視装置6の監視装置マイク600及び監視装置スピーカ601のうち少なくとも1のハンズフリー通話手段に切換えるように住戸内側アダプタI/F700を制御するためのものである。
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
なお、本発明の実施例において、集合玄関に居る来訪者が、複数の住戸のうち特定の住戸内に在室中の居住者又は管理室内に在室中の管理人を呼び出して呼出報知を行う動作と、居住者が管理人を呼び出して呼出報知を行う動作と、管理人が全ての居住者に対して一斉放送を行う動作とはそれぞれ、特許(公開、登録)公報等に記載される各種の集合住宅用のインターホンシステムにおいて公知・周知の動作であるため、説明は省略するものとする。
図1において、管理室内に在室中の管理人により呼び出された特定の居住者として例えば、101号室に在室中の居住者が該当し、この呼び出しを、自住戸に設置された居室親機2の親機スピーカ201から放音される呼出音や音声メッセージ等をもとに確認した後、親機ハンドセット202を取り上げると、フックスイッチ203がフックオンからフックオフに切換わる。
101号室に設置された居室親機2において、親機制御部208は、フックスイッチ203によるフックオンからフックオフへの切換えを検出し、親機タイマ207を能動として所定の通話時間、例えば、90秒の計時を開始させるとともに、ハンドセット通話用音声処理部206を駆動し、さらには、住戸アダプタ7のアダプタ制御部704、管理室親機8及び制御機9をそれぞれ制御(詳述せず。)することで、親機ハンドセット202からハンドセット通話用音声処理部206、親機I/F209、居室親機ラインL10、住戸アダプタ7の住戸内側アダプタI/F700、アダプタ制御部704、住戸外側アダプタI/F701、アダプタラインL2、制御機9、管理室ラインL3を経由して管理室親機8の管理室マイク800及び管理室スピーカ801、又は管理室ハンドセット802との間の通話路が形成され、101号室の居住者にとっては、親機ハンドセット202の使用によるハンドセット通話を成立させることができる。
また、居室親機2の親機制御部208によれば、親機タイマ207にて計時されている所定の通話時間のタイムアップを検出したとき、又は101号室の居住者により親機ハンドセット202が元に位置に戻され、フックスイッチ203がフックオフからフックオンに切換わったとき、若しくは管理室親機8における所定の終話操作(詳述せず。)を検出したときには、ハンドセット通話用音声処理部206の動作を停止し、前述の通話路を遮断することにより、101号室の居住者にとっては、親機ハンドセット202の使用によるハンドセット通話が終了することになる。
次に、居室親機2の親機ハンドセット202の使用によりハンドセット通話を成立させている101号室の居住者が、例えば、高齢者であって、この高齢者が発作等で転倒し、親機ハンドセット202が脱落、断線等すると、この異常状態を親機異常検出回路204が検出し、親機制御部208にハンドセット異常状態信号を送出する。
101号室に設置された居室親機2において、親機制御部208は、親機異常検出回路204からのハンドセット異常状態信号を検出すると、親機タイマ207による所定の通話時間の計時動作を保持したまま、ハンドセット通話用音声処理部206の動作を停止する一方、ハンズフリー通話用音声処理部205を駆動することで、親機マイク200及び親機スピーカ201からハンズフリー通話用音声処理部205、親機I/F209、居室親機ラインL10、住戸アダプタ7の住戸内側アダプタI/F700、アダプタ制御部704、住戸外側アダプタI/F701、アダプタラインL2、制御機9、管理室ラインL3を経由して管理室親機8の管理室マイク800及び管理室スピーカ801、又は管理室ハンドセット802との間の通話路を形成することができる。
また、101号室に設置された居室親機2において、親機制御部208は、親機異常検出回路204からのハンドセット異常状態信号を検出すると、親機タイマ207による所定の通話時間の計時動作を保持したまま、ハンドセット通話用音声処理部206の動作を停止する一方、前述とは異なる制御として、自居室親機とは異なる別途の外部通話機器を能動とするためのハンズフリー通話切換信号を生成し、親機I/F209、居室親機ラインL10、住戸アダプタ7の住戸内側アダプタI/F700を経由してアダプタ制御部704に送出する。このハンズフリー通話切換信号を検出したアダプタ制御部704は、住戸内側アダプタI/F700を制御し、マイクラインL11、スピーカラインL12を経由して接続された天井マイク3及び天井スピーカ4と、居室子機ラインL13を経由して接続された居室子機5の子機マイク500及び子機スピーカ501と、監視装置ラインL14を経由して接続された警報監視装置6の監視装置マイク600及び監視装置スピーカ601とのうち、少なくとも1の外部通信機器の当該マイク及び当該スピーカとアダプタ制御部704、住戸内側アダプタI/F701、アダプタラインL2、制御機9、管理室ラインL3を経由して管理室親機8の管理室マイク800及び管理室スピーカ801、又は管理室ハンドセット802との間の通話路を形成することができる。
これにより、101号室内に在室中の居住者が例えば、高齢者であって、この高齢者が発作等により転倒し、親機ハンドセット202が脱落、断線等した場合であっても、管理室内に在室中の管理人にとっては、居室親機2の親機スピーカ201、天井スピーカ4、居室子機5の子機スピーカ501及び警報監視装置6の監視装置スピーカ601のうち少なくとも1の当該スピーカからの出力音に基づき居住者に声を掛けることができるばかりでなく、居室親機2の親機マイク200、天井マイク3、居室子機5の子機マイク500及び警報監視装置6の監視装置マイク600のうち少なくとも1の当該マイクからの入力音に基づき居住者の様子を伺い知ることもでき、必要に応じて迅速な対応が可能となる。また、ハンドセット通話からハンズフリー通話に切換えられても、居室親機2の親機タイマ207による通話時間の計時が延長されることがないため、無駄に長い時間の通話動作を回避できる。
次に、101号室において、居室親機2の親機マイク200及び親機スピーカ201の使用によるハンズフリー通話、又は親機ハンドセット202の使用によるハンドセット通話のうち何れかの成立中において、居室親機2及び住戸アダプタ7の間を接続する居室親機ラインL10に断線等の異常状態が発生すると、この異常状態をアダプタ異常検出回路702が検出し、アダプタ制御部704にライン異常状態信号を送出する。
101号室に設置された住戸アダプタ7において、アダプタ異常検出回路702からのライン異常状態信号を検出したアダプタ制御部704は、通話停止信号を生成し、住戸内側アダプタI/F700、居室親機ラインL10、居室親機2の親機I/F209を経由して親機制御部208に送出する。この通話停止信号を検出した親機制御部208は、親機タイマ207の計時を停止させるとともに、予め駆動しているハンズフリー通話用音声処理部205又はハンドセット通話用音声処理部206の動作を停止させることにより、居室親機2から居室親機ラインL10を経由して住戸アダプタ7の間の通話路が遮断されることになる。
また、101号室に設置された住戸アダプタ7において、アダプタ異常検出回路702からのライン異常状態信号を検出したアダプタ制御部704は、アダプタタイマ703を能動とし、居室親機2の親機タイマ207にて計時されていたハンドセット通話の開始からの所定の通話時間の計時動作を継続させるとともに、住戸内側アダプタI/F700を制御し、マイクラインL11、スピーカラインL12を経由して接続された天井マイク3及び天井スピーカ4と、居室子機ラインL13を経由して接続された居室子機5の子機マイク500及び子機スピーカ501と、監視装置ラインL14を経由して接続された警報監視装置6の監視装置マイク600及び監視装置スピーカ601とのうち、少なくとも1の外部通信機器の当該マイク及び当該スピーカと、アダプタ制御部704、住戸外側アダプタI/F701、アダプタラインL2、制御機9、管理室ラインL3を経由して管理室親機8の管理室マイク800及び管理室スピーカ801、又は管理室ハンドセット802との間の通話路を形成することができる。
これにより、101号室の居室親機2及び住戸アダプタ7の間を接続する居室親機ラインL10に断線等の異常状態が発生した場合であっても、管理室内に在室中の管理人にとっては、天井スピーカ201、居室子機5の子機スピーカ501及び警報監視装置6の監視装置スピーカ601のうち、少なくとも1の当該スピーカからの出力音に基づき居住者に声を掛けることができるばかりでなく、天井マイク3、居室子機5の子機マイク500及び警報監視装置6の監視装置マイク600のうち何れか1の当該マイクからの入力音に基づき居住者の様子を伺い知ることもでき、必要に応じて迅速な対応が可能となる。また、ハンドセット通話からハンズフリー通話に切換えられても、居室親機2の親機タイマ207による通話時間の計時動作が住戸アダプタ7のアダプタタイマ703にて継続され、延長されることがないため、無駄に長い時間の通話動作を回避できる。
なお、前述までの説明によれば、居室親機2、2、・・・において成立されるハンドセット通話又はハンズフリー通話の相手先として、管理室親機8を適用したが、これに限定されるものではなく、集合玄関機1が適用される場合であっても同様な効果を奏することができる。
本発明の集合住宅インターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の集合住宅インターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
1……集合玄関機
2、2、・・・……居室親機
200……親機マイク
201……親機スピーカ
202……親機ハンドセット
204……親機異常検出回路
207……親機タイマ
208……親機制御部
3、3、・・・……天井マイク(外部通話機器)
4、4、・・・……天井スピーカ(外部通話機器)
5、5、・・・……拡声通話用子機(外部通話機器)
6、6、・・・……警報監視装置(外部通話機器)
7、7、・・・……住戸アダプタ
700……住戸内側アダプタI/F(インターフェース)
702……アダプタ異常検出回路
703……アダプタタイマ
704……アダプタ制御部
8……管理室親機
9……制御機

Claims (4)

  1. 集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機(1)と、前記集合住宅の各住戸内に設置され、前記集合玄関機からの呼び出しに応答して前記集合玄関機との間で通話を成立させるための居室親機(2、2、・・・)と、前記集合住宅の管理室内に設置され、前記集合玄関機又は前記居室親機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに前記居室親機を呼び出して通話を成立させるための管理室親機(8)と、前記集合玄関機、前記居室親機及び前記管理室親機にそれぞれ接続され、前記呼び出し、前記通話の制御を行うための制御機(9)とを設ける集合住宅インターホンシステムであって、
    前記居室親機には、前記集合玄関機又は前記管理室親機との間でハンズフリー通話を成立させるための親機マイク(200)及び親機スピーカ(201)と、前記集合玄関機又は前記管理室親機との間でハンドセット通話を成立させるための親機ハンドセット(202)と、前記ハンドセット通話の成立中における前記ハンドセットの脱落、断線等の異常状態を検出するための親機異常検出回路(204)と、前記ハンズフリー通話又は前記ハンドセット通話の開始から終了までの通話時間を計時するための親機タイマ(207)と、前記親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、前記ハンドセット通話から前記ハンズフリー通話に切換えるための親機制御部(208)とを備え
    前記居室親機及び前記制御機の間を接続する住戸アダプタ(7)が設けられ、
    前記住戸アダプタには、前記居室親機とは異なる前記住戸内のハンズフリー通話手段を構成する外部通話機器(3、3、・・・、4、4、・・・、5、5、・・・、6、6、・・・)を接続するためのインターフェース(700)と、前記居室親機の親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、前記居室親機による前記ハンドセット通話から当該居室親機による前記ハンズフリー通話及び前記外部通話機器によるハンズフリー通話のうち少なくとも1の当該ハンズフリー通話に切換えるためのアダプタ制御部(704)とを備えることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 前記居室親機の親機制御部は、前記親機異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、前記親機タイマによる前記通話時間の計時を継続することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
  3. 集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機(1)と、前記集合住宅の各住戸内に設置され、前記集合玄関機からの呼び出しに応答して前記集合玄関機との間で通話を成立させるための居室親機(2、2、・・・)と、前記集合住宅の管理室内に設置され、前記集合玄関機又は前記居室親機からの呼び出しに応答して通話を成立させるとともに前記居室親機を呼び出して通話を成立させるための管理室親機(8)と、前記集合玄関機、前記居室親機及び前記管理室親機にそれぞれ接続され、前記呼び出し、前記通話の制御を行うための制御機(9)と、前記居室親機及び前記制御機の間を接続する住戸アダプタ(7、7、・・・)とを設ける集合住宅インターホンシステムであって、
    前記住戸アダプタには、前記居室親機とは異なる前記住戸内のハンズフリー通話手段を構成する外部通話機器(3、3、・・・4、4、・・・、5、5、・・・、6、6、・・・)を接続するためのインターフェース(700)と、前記居室親機及び前記住戸アダプタの間を接続する伝送路(L10、L10、・・・)の断線等の異常状態を検出するためのアダプタ異常検出回路(702)と、前記アダプタ異常検出回路にて異常状態が検出されたとき、前記居室親機による前記ハンドセット通話から前記外部通話機器によるハンズフリー通話に切換えるためのアダプタ制御部(704)とを備えることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  4. 前記住戸アダプタには、前記ハンドセット通話の開始から終了までの通話時間を計時するためのアダプタタイマ(703)を備えることを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。
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