JP5380191B2 - インク吐出不良検査方法及びその装置 - Google Patents
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Description
さらに、本来インク吐出不良が生じていない良品の記録ヘッドをインク吐出不良が発
生している不良品ヘッドと誤認してしまうので、良品の記録ヘッドを不良品ヘッドとして交換してしまう場合もある。このような場合、再検査による時間的負荷に加えて、新しい良品の記録ヘッドへの交換に要するコストの損失が発生する。
以下、本発明の第1の実施形態ついて図面を参照して説明する。図1は本インク吐出不良検査装置2を画像記録装置としてのラインヘッド型のインクジェットプリンタ(以下、プリンタと省略する)1を設けた全体構成図を示す。なお、本実施形態においては、図1に示す様に、ノズル列の方向を主走査方向(x方向)とし、記録媒体4の搬送方向を副走査方向(y方向)とし、x、y方向と直交する上下方向(鉛直方向)をz方向と定義する。
他系統の記録媒体供給系として、記録媒体カセット7は、装置内部に設けられ、記録媒体供給部5と同様に、複数の記録媒体4を収納する。記録媒体カセット7に収納されている記録媒体4は、図示しないピックアップローラによって1枚ずつ順次取り出して搬送機構6に供給する。
表示部16は、画像処理されたテストパターン画像、画像処理結果及びノズルの良又は不良等を表示する。
入力部20は、キーボードやタッチパネル等により成り、ユーザの指示を受ける。
ここで、画像処理及び判断部15と表示部16と入力部20とは、例えばパーソナルコンピュータにより成り、検査装置本体10とは別体に設けられる。尚、テストパターンが記録された記録媒体4aと記録媒体4とは、同一の媒体(例えば非コート紙)であり、単に説明上で区別するために別々の符号4、4aを用いて区別している。
図2は、検査装置2の制御系のブロック構成図を示す。この制御系は、主として、画像処理及び判断部15と、表示部16と、入力部20と、搬送機構12と、記録媒体検知センサ13と、撮像部14とで構成される。このうち画像処理及び判断部15は、CPU等の処理演算回路で構成される検査装置制御部9と、テストパターン記憶部21と、画像データ記憶部22と、第1の濃度データ変換部23aと、第2の濃度データ変換部23bと、濃度演算部25と、検査対象外領域記憶部26と、比較演算部27と、検査結果記録部39とで構成される。
図3は記録ヘッド3Kの全ノズルが正常な場合に記憶される記録エリア28Kの画像例と、当該画像の主走査方向(X方向)における各画素列の濃度平均値とを模式的に示す。同図下部はK色のベタの記録エリア28Kの画像を示し、同図上部はシェーディングが発生していない検査装置2により取得された主走査方向(x方向)位置における各画素列の濃度平均(積算)値を示す。記録エリア28Kの画像の各画素位置と各画素列の濃度平均値とは、主走査方向(x方向)の位置が一致する。なお、画素列は、副走査方向(y方向)に一致する。濃度平均(積算)値は、副走査方向(y方向)の画素列毎に求められる。
入力部20は、ステップS1において、ユーザのインク吐出不良検査実行の指示を受け、画像処理及び判断部15内の検査装置制御部9に、当該ユーザの指示を出力する。
第2の濃度データ変換部23bは、ステップS10において、画像データ記憶部22に記憶されたテストパターン画像データを読出し、このテストパターン画像データを画素毎に濃度データに変換し、これと共に、例えばKCMYの色毎にベタで記録された記録エリアから当該各色毎の各画素列ごとの濃度データに分割し、各画素列の濃度データを画素列を形成する各ノズルの濃度特性(濃度データ)に置き換える。図11にテストパターンの一例を示す。
次に、濃度演算部25は、ステップS14において、KCMY色毎のベタ記録エリア、すなわちブラック色の記録エリア28K、シアン色の記録エリア28C、マゼンタ色の記録エリア28M、イエロー色の記録エリア28Yの位置データを算出する。
ここで、主走査方向(x方向)に直交する画素の並びを列と呼び、ベタ記録エリアの左端画素列をX0、ベタ記録エリアの左端画素列からj番目の画素列をXjと定義する。また、インク吐出不良検査処理中の注目画素列をXiと表す。
一方、濃度平均値Iが予め設定した閾値D1以下でない場合、比較演算部27は、ステップA7に移る。また、比較演算部27は、当該判定結果を検査結果記録部39に出力する。この検査結果記録部39は、比較演算部27からの検査結果を記録する。この検査結果の記録動作は、上記図7に示すステップS8に該当する。
次に、濃度演算部25は、ステップA8において、iが検査対象のベタ記録エリア28K、28C、28M、28Yの右端画素列の位置の値−Nよりも大きいか否か、すなわち、注目画素列Xi+Nの位置が検査対象の領域であるベタ記録エリア28K、28C、28M、28Y内か否かを判定する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点について説明する。検査を行う環境下の照明度が変化すると、撮像により得られるテストパターン画像データの濃度値が変化する。この濃度値の変化は、同色の各ベタ記録エリア28K、28C、28M、28Y内ではそれぞれ一様である。各画素の濃度値が変化するのに伴ってシェーディングを生じている画素列の濃度値34bと、不吐出が生じている画素列の濃度値35bと、飛行曲りが生じている画素列の濃度値36bとも変化する。例えば、環境下の照明度が低下すると、シェーディングを生じている画素列の濃度値34bと、不吐出が生じている画素列の濃度値35bと、飛行曲りが生じている画素列の濃度値36bとも減少する。
本実施の形態では、上記図12に示すステップA4の後にステップB1及びステップB2を新規に追加し、ステップA5をステップB3に変更している。また、ステップA1において、iの初期値は、画像上の検査対象領域の左端部画素列位置+N+Mに変更している。
次に、濃度演算部25は、ステップA2乃至A4において、注目画素列37の濃度平均値I0および第1の隣接画素列38の濃度平均値I1の平均値Iを算出する。
次に、濃度演算部25は、ステップB1において、第1の隣接画素列(Xi-1乃至Xi-N及びXi+1乃至Xi+N(N≧1))38に隣接する画素列、Xi-N-1乃至Xi-N-M及びXi+N+1乃至Xi+N+M(M≧1)(以下、「第2の隣接画素列」と称する)40の濃度平均値I2を算出する。ここで、「M」は予め「1」以上の任意の値を設定している。図16はN=1、M=3と設定した場合の第1の隣接画素列38及び第2の隣接画素列40の例を示す。すなわち、第2の隣接画素列40は、注目画素列37の両側にそれぞれ3つの画素列からなる。
一方、濃度差分値Id2が予め設定した閾値D2以上でなければ、濃度演算部25は、ステップA7に移る。これらステップA2乃至A7を第2の隣接画素列40が検査対象領域内にある間繰り返す。
従って、濃度差分値Id2をインク吐出の正常又は異常を判定する閾値D2との比較に用いれば、検査環境下の照明度が変化しても、この変化の都度に閾値を再設定する必要がない。この効果により、本実施の形態のインク吐出不良検査は、上記第1の実施形態と比べて、検査精度の向上及び閾値再設定に要する工数を削減できる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。ここでは、上記第1の実施形態との相違点について説明する。上記第2の実施形態では、第2の隣接画素列(Xi-N-1乃至Xi-N-M及びXi+N+1乃至Xi+N+M(M≧1))40の濃度平均値I2を算出する平均化処理を、全ての注目画素列37ごとに行うので、上記第1の実施の形態に比べ濃度平均値I2を求める計算量が増加し、演算処理の負荷が大きくなり、検査時間も長くなる。
次に、動作を説明すると、上記第1の実施の形態と同様に、濃度演算部25は、ステップA1において、初期値iを画像上の検査対象領域の左端部画素列位置+Nに設定し、次の各ステップA2乃至A4において、注目画素列37の濃度平均値I0および第1の隣接画素列38の濃度平均値I1の平均値Iを算出する。
次に、比較演算部27は、ステップC3において、ステップC2で算出した濃度差分値Id3が予め設定した閾値D3以上であるか否かを判定する。この判定の結果、濃度差分値Id3が予め設定した閾値D3以上であれば、比較演算部27は、ステップA6において、注目画素列(Xi)37を形成するノズルをインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)と判定する。一方、濃度差分値Id3が予め設定した閾値D3以上でなければ、濃度演算部25は、ステップA7に移る。
次に、濃度演算部25は、ステップC2において、濃度平均値Iとヘッド濃度平均値I3の差分値Id3を算出する。
次に、比較演算部27は、ステップC3において、ステップC2で算出した濃度差分値Id3が予め設定した閾値D3以上であるか否かを判定する。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。ここでは、上記第1の実施形態との相違点について説明する。
本実施の形態と第1実施形態の相違点は、図20に示すインク吐出不良検査の手順のフローチャートに示すように、ステップA4の後に、ステップD1、D2を新規に追加し、さらにステップA5をステップD3に変更している。
しかるに、本実施形態は、前述のヘッド濃度平均値I3の代替に、各KCMY色のベタ記録エリア、すなわちK色の記録エリア28K、C色の記録エリア28C、M色の記録エリア28M、Y色の記録エリア28Yに対応する各画素列(以下、注目ベタ記録エリア画素列と称する)42の濃度平均値(ベタ記録エリア濃度平均値)I4を1色当たり1回求め、濃度平均値I4と濃度平均値Iとの差分値Id4を判定値とする。
次に、比較演算部27は、ステップD3において、ステップD2で算出した濃度差分値Id4が予め設定した閾値D4以上であるか否かを判定する。この判定の結果、濃度差分値Id4が予め設定した閾値D4以上であれば、比較演算部27は、ステップA6において、注目画素列(Xi)37を形成するノズルをインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)と判定する。一方、濃度差分値Id4が予め設定した閾値D4以上でない場合は、ステップA7に移る。これらステップA2乃至A7を第1の隣接画素列38が検査対象領域内にある間繰り返す。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
上記第1乃至4の実施の形態は、注目画素列(Xi)37を形成するノズルのインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)の判定に用いる閾値を全ての色に対して同じ値にしている。
これに対して本実施の形態は、インクの色毎にそれぞれ閾値を設定し、これら閾値を注目画素列(Xi)37を形成するノズルのインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)の判定に用いる。
これらステップの追加及び変更により上記第2乃至4の実施形態における閾値Dの値をKCMY色毎に各閾値DFlag,Colorとしてそれぞれ設定すると共に、これらKCMY色毎の各閾値DFlag,Colorを用いて異常ノズルを判定する。
次に、濃度演算部25は、ステップE3において、上記第2、3又は4の実施形態を表すフラグ(Flag)に応じた濃度平均値IFlagを算出する。ここで、Flagは「2」「3」又は「4」であり、当該Flagが「2」のときは上記第2の実施の形態でのステップB1(図15)により濃度平均値IFlagを算出し、Flagが「3」のときは上記第3の実施の形態でのステップC1(図19)により濃度平均値IFlagを算出し、Flagが「4」のときは上記第4の実施の形態でのステップD1(図20)により濃度平均値IFlagを算出する。なお、Flagは「2」「3」又は「4」は、予め設定されているものとする。 次に、濃度演算部25は、ステップE4において、濃度平均値Iと濃度平均値IFlagの差分値Id5を算出する。
次に、比較演算部27は、ステップE5において、上記ステップE4で算出した濃度差分値Id5が予め色毎に設定した閾値DFlag,Color以上であるか否かを判定する。この判定の結果、濃度差分値Id5が予め設定した閾値DFlag,Color以上であれば、比較演算部27は、ステップA6において、注目画素列(Xi)37を形成するノズルをインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)と判定する。一方、濃度差分値Id5が予め色毎に設定した閾値DFlag,Color以上でなければ、濃度演算部25は、ステップA7に移る。
次に、動作を説明すると、濃度演算部25は、ステップE1において、上記図10に示すステップS14において算出した各色ベタ記録エリア28K、28C、28M、28Yの位置データを取得する。
次に、濃度演算部25は、ステップE2において、上記ステップE1において取得した各色のベタ記録エリア28K、28C、28M、28Yの各位置データに基づいて検査対象領域の色を取得し、変数colorに色を特定する値を設定する。変数colorは、例えばK色の記録エリア28K、C色の記録エリア28C、M色の記録エリア28M、Y色の記録エリア28Yの何れかを表す。濃度演算部25は、上記ステップE1において取得した各KCMY色のベタ記録エリア28K、28C、28M、28Yの各位置データを参照することで注目画素Xiの位置から対応する色を特定して変数colorを設定する。
次に、比較演算部27は、ステップE5において、ステップA4で算出した濃度平均値I1が予め色毎に設定した閾値D1,Color以下であるか否かを判定する。この判定の結果、濃度平均値I1が予め色毎に設定した閾値D1,Color以下であれば、比較演算部27は、ステップA6において、注目画素列(Xi)37を形成するノズルをインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)と判定する。一方、濃度平均値I1が予め色毎に設定した閾値D1,Color以下でなければ、濃度演算部25は、ステップA7に移る。
濃度演算部25は、第1の隣接画素列38が検査対象領域内にある間上記ステップA2乃至A7を繰り返す。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。ここでは、第2の実施形態との相違点に限定して説明する。
また、ステップA1において、iの初期値は、画像上の検査対象領域における例えば左端部の画素列位置に変更している。ステップA8における例えば右端の判定は、iが画像上の検査対象領域における右端部の画素列位置よりも大きいか否かに変更している。これらステップの追加及び変更により注目画素列(Xi)37を検査対象領域の両端を含む全てとする。これにより、上記第1乃至第5の実施形態において各記録ヘッド3C、3K、3M、3Yから記録されたそれぞれベタ記録エリア28K、28C、28M、28Y内の両端画素も検査する。
次に、濃度演算部25は、ステップE2において、上記ステップE1において取得した各色のベタ記録エリア28K、28C、28M、28Yの各位置データに基づいて検査対象領域の色を取得し、変数colorに色を特定する値を設定する。
次に、濃度演算部25は、ステップA1において初期値iを画像上の検査対象領域の左端部画素列位置に設定する。
次に、濃度演算部25は、ステップF2において、上記ステップF1で取得した白地の記録エリア28Wの位置データを用いて、第1の隣接画素列(Xi-1乃至Xi-N及びXi+1乃至Xi+N:N≧1)38の一部に白地の記録エリア28Wが含まれているか否かを判定する。ここで、第1の隣接画素列(Xi-1乃至Xi-N及びXi+1乃至Xi+N)38のうち図面上左側の(Xi-1乃至Xi-N)を左側の第1の隣接画素列38Lとし、図面上右側の(Xi+N乃至Xi+N)を右側の第1の隣接画素列38Rとする。
右側の第1の隣接画素列(Xi+N乃至Xi+N)38Rに白地の記録エリア28Wが含まれている場合は、第2のFlagをright(第2のFlag=right)に設定する。
第1の隣接画素列(Xi-1乃至Xi-N及びXi+1乃至Xi+N)38に白地の記録エリア28Wが含まれていない場合は、第2のFlagをnull(第2のFlag=null)に設定する。
第2のFlag=nullの場合、濃度演算部25は、ステップF4において、第1の隣接画素列(画素列Xi-N乃至Xi-N及びXi+N乃至Xi+N)38の濃度平均値I1,第2のFlagを算出する。
第2のFlag=rightの場合、濃度演算部25は、ステップF5において、図25に示すように、左側の第1の隣接画素列(画素列Xi-N乃至Xi-N)38Lの濃度平均値I1,第2のFlagを算出する。尚、I1,第2のFlagは、図15で説明する第2の実施形態におけるI1に相当する。
次に、濃度演算部25は、ステップF6において、ステップF2において設定された第2のFlagを判定する。この判定の結果、第2のFlag=leftであれば、濃度演算部25は、ステップF7において、図26に示すように右側の第2の隣接画素列40R(画素列Xi+N+1乃至Xi+N+M)の濃度平均値I2,edge2を算出する。
第2のFlag=nullであれば、濃度演算部25は、ステップF8において、第2の隣接画素列40(画素列Xi-N-1乃至Xi-N-M及びXi+N+1乃至Xi+N+M)の濃度平均値I2,edge2を算出する。
第2のFlag=rightであれば、濃度演算部25は、ステップF9において、図27に示すように左側の第2の隣接画素列40L(画素列Xi+N+1乃至Xi+N+M)の濃度平均値I2,edge2を算出する。尚、I2,第2のFlagは、上記図15で説明する第2の実施形態におけるI2に相当する。
次に、濃度演算部25は、ステップB2において、第2の実施形態と同様に、ステップA4で算出した濃度平均値Iと、上記ステップF7、F8又はF9で求めた濃度平均値I2, 第2のFlagとの差分値Id6を算出する。
この判定の結果、差分値Id6が予め色(KCMY)毎に設定した閾値D2,Color以上であれば、比較演算部27は、ステップA6において、注目画素列(Xi)37を形成するノズルをインク吐出不良(不吐出あるいは飛行曲り)と判定する。一方、差分値Id6が予め色毎に設定した閾値D2,Color以上でなければ、濃度演算部25は、ステップA7に移る。
濃度演算部25は、上記ステップA2乃至A7を、注目画素列(Xi)37が検査対象領域内にある間繰り返す。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。ここでは、上記第1の実施形態との相違点に限定して説明する。
図29はインク吐出不良検査の手順の例を示すフローチャートを示す。本実施の形態では、上記図12を参照して説明する第1の実施形態のステップA2の後手順にステップG1を新規に追加している。
この判定の結果、濃度平均値I0が予め設定した閾値D7以下でなければ、濃度演算部25は、注目画素列(Xi)37を形成するノズルを、異常とせず、ステップA7に移る。一方、濃度平均値I0が予め設定した閾値D7以下である場合は、濃度演算部25は、注目画素列(Xi)37を形成するノズルが異常ノズルである可能性があるとして、次のステップに移り、以後第1の実施形態と同様に処理を実施する。尚、ステップG1より後手順は、第2乃至第6の実施の形態と同様であっても良い。
Claims (4)
- 記録ヘッドに設けられているノズル群からインクを吐出し、当該インクをベタに記録する記録エリアから成る検査パターンを記録媒体に記録する記録ステップと、
前記記録媒体に記録された前記検査パターンを光学的に読み取って前記検査パターンの画像情報を取得する読取ステップと、
前記検査パターンの前記画像情報に基づいて前記ノズル群のうち検査対象となるノズルに対応する前記画像情報中の注目画素の濃度を算出すると共に、前記注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1つの画素の濃度を算出する濃度算出ステップと、
前記注目画素の濃度と前記注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1つの画素の濃度とに基づいて判定値を算出する判定値算出ステップと、
シェーディングが生じている画素と当該画素に隣接する画素との濃度平均値と、飛行曲りが生じている画素と当該画素に隣接する画素との濃度平均値との間にインク吐出の良又は不良を判定する濃度閾値が設定され、当該濃度閾値と前記判定値とを比較し、当該比較結果から前記インク吐出の不良及び前記飛行曲りの生じている前記検査対象となるノズルを判定する判定ステップと、
を有することを特徴とするインク吐出不良検査方法。 - 前記判定値算出ステップは、前記注目画素濃度と前記注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1つの画素の濃度との平均値を前記判定値として算出することを特徴とする請求項1に記載のインク吐出不良検査方法。
- 前記判定値算出ステップは、前記注目画素濃度と前記注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1つの画素の濃度との積算値を前記判定値として算出することを特徴とする請求項1に記載のインク吐出不良検査方法。
- インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドからインクを吐出することにより記録媒体上に記録された前記インクによるベタの記録エリアから成る検査パターンを撮像する撮像部と、
前記撮像部の撮像により取得された前記検査パターンの画像データを記憶する画像データ記憶部と、
前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データを濃度データに変換すると共に、前記画像データ中の各画素毎に濃度データを算出し、検査対象となる前記ノズルに対応する注目画素の濃度と当該注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1画素の濃度とを算出する濃度データ変換部と、
前記注目画素の濃度と前記注目画素に隣接する画素を含む少なくとも1画素の濃度とに基づいて判定値を算出し、シェーディングが生じている画素と当該画素に隣接する画素との濃度平均値と、飛行曲りが生じている画素と当該画素に隣接する画素との濃度平均値との間にインク吐出の良又は不良を判定する濃度閾値が設定され、当該濃度閾値と前記判定値とを比較し、当該比較結果から前記インク吐出の不良及び前記飛行曲りの生じている前記検査対象となるノズルを判定する比較演算部と、
を具備することを特徴とするインク吐出不良検査装置。
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