JP5375226B2 - 同期整流型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法 - Google Patents

同期整流型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、非絶縁型スイッチングレギュレータに関し、特に、同期整流トランジスタを備えた同期整流型スイッチングレギュレータの逆流防止回路に関する。
図7は、従来の逆流防止回路を備えた同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
図7のスイッチングレギュレータ100では、出力電圧Voutが上昇し、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも大きくなると、誤差増幅回路111の出力電圧である誤差電圧Veが低下する。すると、三角波発振回路113から出力された三角波電圧Vtと交差する位置が低下するため、PWMコンパレータ112から出力されるパルスは、ローレベルの時間が短く、ハイレベルの時間が長くなる。この結果、スイッチングトランジスタM101のオンデューティサイクルが小さくなり、インダクタL101に供給するエネルギー量が減少し、出力電圧Voutは低下する。
逆に、出力電圧Voutが低下し、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも小さくなると、誤差電圧Veが上昇する。すると、三角波電圧Vtと交差する位置が上昇するため、PWMコンパレータ112から出力されるパルス信号は、ローレベルの時間が長く、ハイレベルの時間が短くなる。この結果、スイッチングトランジスタM101のオンデューティサイクルが大きくなり、インダクタL101に供給するエネルギー量が増加するため、出力電圧Voutは上昇する。
このような動作を繰り返すことにより、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと等しい電圧になるように出力電圧Voutが制御される。
PWMコンパレータ112の出力信号がハイレベルになると、スイッチングトランジスタM101がオフすると同時に、インバータ回路117の出力信号はローレベルになり、NAND回路118の第1入力端はローレベルになる。また、スイッチングトランジスタM101がオフすると、インダクタL101の逆起電力の作用で接続部LXは負電圧になるため、逆流検出コンパレータ120の出力信号はローレベルになる。この結果、NAND回路118の第2入力端もローレベルになるため、NAND回路118の出力信号はハイレベルになり、同期整流トランジスタM102がオンする。同期整流トランジスタM102がオンすると、接地電圧GNDから同期整流トランジスタM102とインダクタL101を介して出力端子OUTに電流が流れる。
出力端子OUTから出力される出力電流が小さい場合は、スイッチングトランジスタM101のオンデューティサイクルが極めて小さくなり、インダクタL101に蓄えられるエネルギーが少なくなる。このため、同期整流トランジスタM102がオンしている間に、インダクタL101のエネルギーをすべて放出してしまう。すると、出力コンデンサC101に蓄えられていた電荷がインダクタL101と同期整流トランジスタM102を介して、接地電圧GNDに放電されることによる電流の逆流が発生し、電力変換効率を大きく低下させてしまう。
前記逆流が発生すると、接続部LXの電圧は正電圧になり、逆流検出コンパレータ120の出力信号はハイレベルになる。すると、NAND回路118の第2入力端がハイレベルになるため、NAND回路118の出力信号はローレベルになり、同期整流トランジスタM102はオフして遮断状態になる。このようにして、前記逆流を防止することができる。
しかし、逆流検出コンパレータ120やNAND回路118には動作遅れが存在するため、接続部LXの電圧が正電圧になったことを検出してから同期整流トランジスタM102をオフさせるようにしたのでは、実際に同期整流トランジスタM102がオフするまでの間にかなりの逆電流が流れていまい、完全に前記逆流を防止することができなかった。
このようなことから、図8に示すように、逆流検出コンパレータ120の反転入力端と接地電圧GNDとの間に負電圧である参照電圧Voffを与えていた(例えば、特許文献1参照。)。接続部LXの電圧が上昇し参照電圧Voffを超えた時点で逆流検出コンパレータ120が動作し、実際に同期整流トランジスタM102がオフしたときに、接続部LXの電圧がちょうど接地電圧GNDになるような電圧に、参照電圧Voffを設定する。このようにすることで、前記逆流を完全に防止することができる。また、図8では、逆流検出コンパレータ120やNAND回路118等の動作速度が温度依存性を持ったため、温度に応じて参照電圧Voffの電圧を変化させ、広い温度範囲にわたって前記逆流を防止するようにしていた。
接続部LXの電圧は、同期整流トランジスタM102がオンした直後に最も低下し、時間の経過と共に上昇して接地電圧GNDに近づく。このときの接続部LXの電圧変化速度d(VLX)/dtは、下記(1)式のようになる。
d(VLX)/dt=Vout/L×Ron………………(1)
但し、Ronは同期整流トランジスタM102のオン抵抗であり、LはインダクタL101のインダクタンスである。
すなわち、出力電圧Voutが大きいほど接続部LXの電圧上昇速度が速くなることが分かる。このため、出力電圧Voutを可変にし、しかも出力電圧範囲を大きくしたスイッチングレギュレータでは、出力電圧Voutが大きくなるほど、同期整流トランジスタM102がオフするときの接続部LXの電圧が大きくなる。このようなことから、前記逆流を完全に防ぐためには、参照電圧Voffを出力電圧Voutの最大値に合わせて大きく設定する必要があった。
しかし、参照電圧Voffを大きな値に設定すると、出力電圧Voutが小さい場合、参照電圧Voffが大き過ぎてインダクタL101のエネルギーがすべて放出される前に同期整流トランジスタM102をオフさせてしまうため、出力電圧Voutのリプルが増加したり、変換効率を低下させたりしてしまうという問題があった。
また、参照電圧Voffとして逆流検出コンパレータ120の差動入力のオフセット電圧を利用する方法が多く用いられており、該差動入力にオフセット電圧を持たせる方法として、差動入力トランジスタの一方の素子サイズを大きくする方法が一般に用いられている。しかし、このような方法では、入力電圧Vinが大きく変動した場合に前記オフセット電圧が変動してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、出力電圧Voutのリプルが増加したり、変換効率が低下したりすることなく、入力電圧Vinや出力電圧Voutが変わっても確実に逆流の発生兆候を検出して該逆流を防止することができる逆流防止回路を備えた同期整流型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法を得ることを目的とする。
この発明に係る同期整流型スイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を、設定された電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する同期整流型スイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1スイッチ素子と、
第1スイッチ素子のスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行って該インダクタの放電を行う同期整流用の第2スイッチ素子と、
前記出力端子から出力される出力電圧が前記設定された定電圧になるように前記第1スイッチ素子に対するスイッチング制御を行うと共に、前記第2スイッチ素子に対して前記第1スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせる制御回路部と、
前記出力端子から前記第2スイッチ素子の方向に電流が流れる逆流の発生検出を行い、該検出結果を示す信号を前記制御回路部に出力する逆流検出回路部と、
を備え、
前記逆流検出回路部は、前記第2スイッチ素子の両端の内、前記逆流が発生した際に電圧が大きくなる方の端部の電圧と、他方の端部の電圧よりも前記設定された電圧に応じて生成した電圧だけ小さくした参照電圧との電圧比較を行って、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生の検出を行い、前記制御回路部は、前記逆流検出回路部から前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生を検出したことを示す信号が入力されると、前記第2スイッチ素子を強制的にオフさせて遮断状態にするものである。
具体的には、前記逆流検出回路部は、差動入力を構成する差動対をなす2つのトランジスタを有する差動増幅回路を備えた逆流検出用のコンパレータからなり、該差動増幅回路の入力オフセット電圧が前記参照電圧をなすようにした。
また、前記逆流検出用のコンパレータは、前記差動対をなす各トランジスタの一方に、前記制御回路部からの制御信号に応じて、前記出力電圧に応じた電流値になるように生成されたオフセット電流を供給するようにした。
この場合、外部から入力された出力電圧設定信号に応じた電流値の前記オフセット電流を生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力するオフセット電流生成回路部を備え、前記制御回路部は、前記出力端子から出力される前記出力電圧に比例した帰還電圧を生成すると共に、前記出力電圧設定信号に応じた基準電圧を生成し、該帰還電圧が該基準電圧と同電圧になるように前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子のスイッチング制御を行うようにした。
また、前記差動増幅回路に供給する異なる複数の電流値のバイアス電流を生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力するバイアス電流生成回路部を備え、前記逆流検出用のコンパレータは、該バイアス電流生成回路部から入力された各バイアス電流の1つを、前記制御回路部からの制御信号に応じて選択して前記差動増幅回路に供給し、前記制御回路部は、前記逆流検出用のコンパレータに対して、前記第2スイッチ素子をオンさせると同時に前記バイアス電流を増加させて、該コンパレータに入力された電圧の変化に対する応答速度が速くなるようにした。
また、前記バイアス電流生成回路部は、第1バイアス電流と該第1バイアス電流よりも小さい第2バイアス電流をそれぞれ生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力し、前記逆流検出用のコンパレータは、前記制御回路部からの制御信号に応じて、前記第1バイアス電流に前記第2バイアス電流を加えた電流、又は前記第2バイアス電流のいずれか一方を選択して前記差動増幅回路に供給するようにした。
また、前記バイアス電流生成回路部及び前記オフセット電流生成回路部は、共通の定電流源からの定電流を基にして、前記各バイアス電流及び前記オフセット電流をそれぞれ生成するようにした。
また、前記定電流源は、前記定電流の電流値を調整する調整手段を備えるようにした。
また、前記逆流検出用のコンパレータは、前記差動増幅回路の出力電圧を増幅して前記制御回路部に出力する増幅回路を備え、該増幅回路は、前記第2バイアス電流を負荷電流源にするようにした。
具体的には、前記定電流源は、前記オフセット電流に比例して前記第1バイアス電流及び前記第2バイアス電流の各電流値が調整されるようにした。
また、前記制御回路部は、前記逆流検出回路部から前記逆流を検出したことを示す信号が入力されると、直ちに前記第2スイッチ素子をオフさせて遮断状態にすると共に、所定時間後に前記逆流検出回路部に対して逆流検出動作を停止させ、次の制御サイクルで前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にするときに前記逆流検出回路部に対して逆流検出動作を開始させるようにした。
また、この発明に係る同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法は、制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1スイッチ素子と、
該第1スイッチ素子のスイッチングによって、入力端子に入力された入力電圧による充電が行われるインダクタと、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行い該インダクタの放電を行う同期整流用の第2スイッチ素子と、
を備え、
出力端子から出力される出力電圧が、設定された電圧になるように、前記第1のスイッチ素子に対するスイッチング制御を行うと共に、前記第2スイッチ素子に対して前記第1スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせ、前記入力端子に入力された入力電圧を前記設定された電圧に変換して前記出力端子から出力する同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法において、
前記スイッチング制御時に前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にすると同時に、前記第2スイッチ素子の両端の内、前記出力端子から前記第2スイッチ素子の方向に電流が流れる逆流が発生した際に電圧が大きくなる方の端部の電圧と、他方の端部の電圧よりも前記設定された電圧に応じて生成した電圧だけ小さくした参照電圧との電圧比較を行って、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生の検出を行い、
前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生を検出すると、前記第2スイッチ素子を強制的にオフさせて遮断状態になるようにした。
具体的には、前記入力端子に入力された入力電圧を、外部から入力された出力電圧設定信号に応じた電圧に変換して前記出力端子から出力し、
前記出力端子から出力される前記出力電圧に比例した帰還電圧を生成すると共に、前記出力電圧設定信号に応じた基準電圧を生成し、
前記帰還電圧が該基準電圧と同電圧になるように前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子のスイッチング制御を行うようにした。

また、前記逆流を検出すると、直ちに前記第2スイッチ素子をオフさせて遮断状態にすると共に、所定時間後に前記逆流検出動作を停止し、次の制御サイクルで前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にするときに前記逆流検出動作を開始するようにした。
本発明の同期整流型スイッチングレギュレータ及びその動作制御方法によれば、前記スイッチング制御時に前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にすると同時に、前記第2スイッチ素子の両端の内、前記出力端子から前記第2スイッチ素子の方向に電流が流れる逆流が発生した際に電圧が大きくなる方の端部の電圧と、前記設定された電圧に応じた電圧に設定される基準電圧との電圧比較を行って、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生の検出を行い、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生を検出すると、前記第2スイッチ素子を強制的にオフさせて遮断状態にするようにした。このことから、入力電圧や出力電圧が変わっても確実に逆流の発生兆候を検出して該逆流を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態における同期整流型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 図1の逆流検出コンパレータ7の回路例を示した図である。 図1のスイッチングレギュレータ1の動作例を示したタイミングチャートである。 図1のバイアス/オフセット電流設定回路8の回路例を示した図である。 図4のディプレッション型NMOSトランジスタM32の構成例を示した図である。 図4のディプレッション型NMOSトランジスタM32の他の構成例を示した図である。 従来の逆流防止回路を備えた同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 従来の逆流防止回路を備えた同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における同期整流型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
図1のスイッチングレギュレータ1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを外部から入力された出力電圧設定信号HYSDによって設定された電圧に降圧して出力電圧Voutとして出力端子OUTから出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータをなしている。
スイッチングレギュレータ1は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなるスイッチングトランジスタM1と、NMOSトランジスタからなる同期整流トランジスタM2と、インダクタL1と、出力コンデンサC1と、出力電圧Voutを分圧して帰還電圧Vfbを生成し出力する出力電圧検出用の抵抗R1,R2とを備えている。また、スイッチングレギュレータ1は、外部からの出力電圧設定信号HYSDに応じた基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路2と、前記帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し出力する誤差増幅回路3とを備えている。
また、スイッチングレギュレータ1は、所定の三角波電圧Vtを生成して出力する三角波発振回路4と、三角波電圧Vtと誤差電圧Veとの電圧比較を行って、誤差電圧Veに応じたパルス幅を有するPWM制御を行うためのパルス信号Spwmを生成して出力するPWMコンパレータ5と、PWMコンパレータ5からのパルス信号に応じて、スイッチングトランジスタM1のスイッチング制御を行うための制御信号PHSと、同期整流トランジスタM2のスイッチング制御を行うための制御信号NLSとをそれぞれ生成して出力する制御回路6とを備えている。更に、スイッチングレギュレータ1は、出力端子OUTから同期整流トランジスタM2に向かって電流が流れる逆流の発生兆候の検出を行う逆流検出コンパレータ7と、逆流検出コンパレータ7に対してバイアス電流とオフセット電流の供給を行うバイアス/オフセット電流設定回路8とを備えている。
なお、スイッチングトランジスタM1は第1スイッチ素子を、同期整流トランジスタM2は第2スイッチ素子を、基準電圧発生回路2、抵抗R1,R2、誤差増幅回路3、三角波発振回路4、PWMコンパレータ5及び制御回路6は制御回路部を、逆流検出コンパレータ7は逆流検出回路部をそれぞれなす。また、バイアス/オフセット電流設定回路8は、オフセット電流生成回路部をなすと共にバイアス電流生成回路部をなす。また、スイッチングレギュレータ1において、インダクタL1及び出力コンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよく、場合によっては、スイッチングトランジスタM1及び/又は同期整流トランジスタM2、インダクタL1並びに出力コンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
入力端子INと接地電圧GNDとの間にはスイッチングトランジスタM1と同期整流トランジスタM2が直列に接続され、スイッチングトランジスタM1と同期整流トランジスタM2との接続部LXと、出力端子OUTとの間にインダクタL1が接続されている。出力端子OUTと接地電圧GNDとの間には、抵抗R1及びR2の直列回路と出力コンデンサC1が並列に接続されている。基準電圧発生回路2には外部からの出力電圧設定信号HYSDが入力されており、抵抗R1と抵抗R2との接続部の電圧である帰還電圧Vfbは誤差増幅回路3の反転入力端に入力されている。誤差増幅回路3の非反転入力端には基準電圧Vrefが入力されており、誤差増幅回路3の出力端はPWMコンパレータ5の反転入力端に接続されている。
PWMコンパレータ5の非反転入力端には三角波電圧Vtが入力され、PWMコンパレータ5から出力されたパルス信号Spwmは、制御回路6に入力される。制御回路6は、スイッチングトランジスタM1及び同期整流トランジスタM2の各ゲートに制御信号PHS及びNLSを対応して出力し、スイッチングトランジスタM1及び同期整流トランジスタM2の動作制御を行う。
また、逆流検出コンパレータ7の反転入力端は接続部LXに接続され、逆流検出コンパレータ7の非反転入力端は接地電圧GNDに接続されている。逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOは制御回路6に入力され、逆流検出コンパレータ7は、制御回路6からの各制御信号FLOCK及びSLOCKによって動作制御される。バイアス/オフセット電流設定回路8には出力電圧設定信号HYSDが入力されており、バイアス/オフセット電流設定回路8は、出力電圧設定信号HYSDに応じたオフセット電流ioffと、所定の第1バイアス電流ib1及び第2バイアス電流ib2をそれぞれ生成して逆流検出コンパレータ7に供給する。
ここで、出力電圧設定信号HYSDは、例えば、出力端子OUTに接続された負荷回路(図示せず)に含まれるCPU等から出力されるデジタル信号であり、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutの電圧設定を行うための信号である。
また、基準電圧発生回路2は、出力電圧設定信号HYSDをDA変換して基準電圧Vrefを生成し出力する。このため、出力電圧設定信号HYSDに応じて出力電圧Voutの電圧値を変えることができる。
バイアス/オフセット電流設定回路8は、第1バイアス電流ib1、第2バイアス電流ib2、及びオフセット電流ioffをそれぞれ生成して逆流検出コンパレータ7に供給する。なお、第1バイアス電流ib1、第2バイアス電流ib2及びオフセット電流ioffはいずれもシンク電流である。
制御回路6は、入力されたパルス信号Spwmに応じてスイッチングトランジスタM1及び同期整流トランジスタM2を排他的にオンさせて導通状態にするように、スイッチングトランジスタM1及び同期整流トランジスタM2の動作制御を行うと共に、逆流検出コンパレータ7の動作制御を行う。
このような構成において、まず、逆流検出コンパレータ7が前記逆流の発生兆候を検出していない場合、すなわち逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOがハイレベルである場合の動作について説明する。
このような状態において、出力電圧Voutが大きくなると、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veが低下し、PWMコンパレータ5からのパルス信号Spwmのパルス幅が変化する。この結果、スイッチングトランジスタM1がオンする時間が短くなり、それに応じて同期整流トランジスタM2がオンする時間が長くなって、出力電圧Voutが低下するように制御される。
また、出力電圧Voutが小さくなると、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veが上昇し、PWMコンパレータ5からのパルス信号Spwmのパルス幅が変化する。この結果、スイッチングトランジスタM1がオンする時間が長くなり、それに応じて同期整流トランジスタM2がオンする時間が短くなって、出力電圧Voutが上昇するように制御される。スイッチングレギュレータ1は、このような動作を繰り返して、出力電圧Voutを設定された電圧で一定になるように制御する。
一方、同期整流トランジスタM2がオンしているときに、接続部LXの電圧VLXが正電圧になったことを逆流検出コンパレータ7が検出すると、逆流検出コンパレータ7は出力信号CPOをローレベルにする。制御回路6は、ローレベルの信号CPOが入力されると、直ちに制御信号NLSをローレベルにして同期整流トランジスタM2をオフさせる。但し、逆流検出コンパレータ7の差動入力にはオフセット電圧Voffを持たせてあり、逆流検出コンパレータ7は、接続部LXの電圧VLXが接地電圧GNDに到達する少し前に出力信号CPOをローレベルにして、制御回路6がローレベルの信号CPOを受けて同期整流トランジスタM2をオフさせた時点で、接続部LXの電圧VLXが接地電圧GNDと等しくなるようにしている。逆流検出コンパレータ7のオフセット電圧Voffは、出力電圧設定信号HYSDに応じて変わるようにしているため、出力電圧Voutが大きく変動しても、常に最適なオフセット電圧Voffが設定されるようになっている。
図2は、逆流検出コンパレータ7の回路例を示した図であり、図2を使用して逆流検出コンパレータ7の動作についてもう少し詳細に説明する。
図2において、バイアス/オフセット電流設定回路8は、端子Ib1からシンク電流である第1バイアス電流ib1を、端子Ib2からシンク電流である第2バイアス電流ib2をそれぞれ出力し、端子Ioffからシンク電流であるオフセット電流ioffを出力する。バイアス/オフセット電流設定回路8は、入力された出力電圧設定信号HYSD信号に応じてオフセット電流ioffを変化させる。
逆流検出コンパレータ7は、PMOSトランジスタM11〜M20及びNMOSトランジスタM21〜M24で構成されている。
PMOSトランジスタM11及びM13はカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタM11及びM13において、各ソースは入力電圧Vinにそれぞれ接続され、各ゲートは接続され該接続部はPMOSトランジスタM11のドレインに接続されている。PMOSトランジスタM11のドレインはバイアス/オフセット電流設定回路8の端子Ib1に接続されている。差動対をなすPMOSトランジスタM19及びM20の各ソースは接続され、該接続部とPMOSトランジスタM13のドレインとの間にPMOSトランジスタM14が接続されている。PMOSトランジスタM14のゲートには制御回路6からの制御信号FLOCKが入力されている。
PMOSトランジスタM19のゲートは、反転入力端をなし電圧VLXが入力されており、PMOSトランジスタM20のゲートは、非反転入力端をなし接地電圧GNDが入力されている。PMOSトランジスタM19のドレインと接地電圧GNDとの間にはNMOSトランジスタM22が接続されており、PMOSトランジスタM20のドレインと接地電圧GNDとの間にはNMOSトランジスタM23が接続されている。NMOSトランジスタM22及びM23の各ゲートは接続され、該接続部はNMOSトランジスタM22のドレインに接続されており、NMOSトランジスタM22及びM23はカレントミラー回路を形成している。
PMOSトランジスタM19及びM20の各ソースの接続部とバイアス/オフセット電流設定回路8の端子Ioffとの間には、PMOSトランジスタM18とNMOSトランジスタM21が直列に接続され、PMOSトランジスタM18及びNMOSトランジスタM21の各ゲートには制御回路6からの制御信号SLOCKがそれぞれ入力されている。PMOSトランジスタM18とNMOSトランジスタM21との接続部は、PMOSトランジスタM19とNMOSトランジスタM22との接続部に接続されている。
PMOSトランジスタM12及びM17はカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタM12及びM17において、各ソースは入力電圧Vinにそれぞれ接続され、各ゲートは接続され該接続部はPMOSトランジスタM12のドレインに接続されると共にPMOSトランジスタM16のゲートに接続されている。PMOSトランジスタM12のドレインはバイアス/オフセット電流設定回路8の端子Ib2に接続されている。
PMOSトランジスタM17と接地電圧GNDとの間にはNMOSトランジスタM24が接続され、NMOSトランジスタM24のゲートは、PMOSトランジスタ20とNMOSトランジスタM23との接続部に接続されている。
PMOSトランジスタM17に並列にPMOSトランジスタM15が接続され、PMOSトランジスタM15のゲートには制御回路6からの制御信号SLOCKが入力されており、PMOSトランジスタM15及びM17の各ドレインの接続部と、PMOSトランジスタM19及びM20の各ソースの接続部との間にPMOSトランジスタM16が接続されている。PMOSトランジスタM17とNMOSトランジスタM24との接続部が電流検出コンパレータ7の出力端をなし、該接続部から出力信号CPOが出力される。
このような構成において、PMOSトランジスタM13,M14,M19,M20及びNMOSトランジスタM22,M23が差動増幅回路を形成しており、逆流検出コンパレータ7の初段の増幅回路をなしている。NMOSトランジスタM22とM23は、前記差動増幅回路の差動対をなす差動入力トランジスタであるPMOSトランジスタM19及びM20の負荷をなしており、PMOSトランジスタM13が前記差動増幅回路のバイアス電流源になっている。PMOSトランジスタM13はPMOSトランジスタM11とカレントミラー回路を構成しているため、PMOSトランジスタM13のドレイン電流は第1バイアス電流ib1と同電流になる。PMOSトランジスタM14は、制御信号FLOCKによってオン/オフ制御され、前記差動増幅回路への第1バイアス電流ib1の供給/遮断の制御を行う。
PMOSトランジスタM17とNMOSトランジスタM24は、2段目の増幅回路を構成しており、前記差動増幅回路の出力電圧を更に増幅して制御信号CPOとして出力する。NMOSトランジスタM24のゲートが前記2段目の増幅回路の入力端をなしており、PMOSトランジスタM17は、NMOSトランジスタM24の定電流負荷になっている。PMOSトランジスタM17は、PMOSトランジスタM12とカレントミラー回路を構成しているため、PMOSトランジスタM17のドレイン電流は第2バイアス電流ib2と同電流になる。
PMOSトランジスタM15は、制御信号SLOCKによってオン/オフ制御され、PMOSトランジスタM15がオンすると、逆流検出コンパレータ7の出力端は強制的にハイレベル、すなわち入力電Vinにプルアップされる。この場合、PMOSトランジスタM16とPMOSトランジスタM12がカレントミラー回路を構成するため、PMOSトランジスタM16には第2バイアス電流ib2が流れ、該第2バイアス電流ib2は、前記差動増幅回路の第1バイアス電流ib1に加算される。
PMOSトランジスタM18の素子サイズは、PMOSトランジスタM19及びM20の素子サイズよりも大きく、このため、制御信号SLOCKがローレベルになると、PMOSトランジスタM18のドレイン電流の方がPMOSトランジスタM20のドレイン電流よりも大きくなる。PMOSトランジスタM18のドレイン電流がNMOSトランジスタM22のドレイン電流になり、PMOSトランジスタM20のドレイン電流がNMOSトランジスタM23のドレイン電流になるため、NMOSトランジスタM23のドレイン電圧が低下してNMOSトランジスタM24をオフさせる。
なお、後述するように制御信号SLOCKがローレベルのときは、PMOSトランジスタM19のゲート電圧である接続部LXの電圧VLXは正電圧になっており、PMOSトランジスタM19のドレイン電流はほとんど流れないため、前記動作に関与することはない。また、PMOSトランジスタM18がオンしている間は、NMOSトランジスタM21はオフしているため、オフセット電流ioffも前記動作に関与することはない。
制御信号SLOCKがハイレベルになると、PMOSトランジスタM18がオフすると共にNMOSトランジスタM21がオンするため、オフセット電流ioffはPMOSトランジスタM19のドレイン電流に加算され、PMOSトランジスタM19とM20のゲート電圧にオフセット電圧Voffが発生する。オフセット電圧Voffは、オフセット電流ioffに応じて変化する。
図3は、図1のスイッチングレギュレータ1の動作例を示したタイミングチャートである。なお、図3では、ibは逆流検出コンパレータ7の初段増幅回路である前記差動増幅回路に供給されるバイアス電流であり、区間1は逆流が発生するサイクルを、区間2は逆流が発生しないサイクルをそれぞれ示している。
図2及び図3を参照して、逆流検出コンパレータ7の動作について更に詳しく説明する。
まず、区間1について説明する。
時刻t0で、制御信号PHSがローレベルになり、スイッチングトランジスタM1がオンし、電圧VLXは入力電圧Vinまで上昇してインダクタL1にエネルギーが供給される。
また、制御回路6は、制御信号FLOCKをハイレベルにすると共に制御信号SLOCKをローレベルにする。制御信号FLOCKがハイレベルになると、PMOSトランジスタM14がオフするため、前記差動増幅回路への第1バイアス電流ib1の供給は遮断される。制御信号SLOCKがローレベルになるとPMOSトランジスタM15がオンして出力信号CPOをプルアップし、第2バイアス電流ib2がPMOSトランジスタM16を介して前記差動増幅回路へ供給されるため、前記差動増幅回路のバイアス電流は第2バイアス電流ib2だけになる。同時に、PMOSトランジスタM18がオンし、NMOSトランジスタM24をオフさせるため、出力信号CPOはハイレベルに固定される。
次に、時刻t1で、制御信号PHSがハイレベルになってスイッチングトランジスタM1がオフし、同時に制御信号NLSがハイレベルになって同期整流トランジスタM2がオンする。すると、インダクタL1の逆起電力の作用で接続部LXの電圧VLXが負電圧まで低下する。この後、インダクタL1のエネルギーの放出に伴って電圧VLXは上昇する。このときの電圧VLXの電圧上昇速度d(VLX)/dtは、前記(1)式で表される。すなわち、出力電圧Voutが大きいほど電圧VLXの電圧上昇速度が速い。
逆流検出コンパレータ7において、反転入力端の電圧VLXが、非反転入力端の接地電圧GNDを超えてから、実際に同期整流トランジスタM2がオフするまでには遅延時間Tdの遅れが存在し、遅延時間Tdは、大半が逆流検出コンパレータ7によるものである。このようなことから、電圧VLXが、接地電圧GNDに到達するよりも遅延時間Tdだけ前のときの電圧値になると、逆流検出コンパレータ7が動作を開始するようにすれば、同期整流トランジスタM2がオフするタイミングを、電圧VLXが接地電圧GNDに達した時点に合わせることができる。このため、逆流検出コンパレータ7の差動入力にオフセット電圧Voffを設け、オフセット電圧Voffを、電圧VLXが接地電圧GNDに到達するよりも遅延時間Tdだけ前のときの電圧値になるように設定している。更に、前記(1)式から分かるように、電圧VLXの上昇速度は出力電圧Voutに応じて変わるため、オフセット電圧Voffも出力電圧Voutに応じて変化するようにしている。
時刻t1で、制御回路6は、制御信号FLOCKをローレベルにすると共に、制御信号SLOCKをハイレベルにする。制御信号FLOCKがローレベルになると、PMOSトランジスタM14がオンし、前記差動増幅回路に第1バイアス電流ib1が供給される。また、制御信号SLOCKがハイレベルになると、PMOSトランジスタM15及びM18がそれぞれオフし、NMOSトランジスタM21がオンする。
逆流検出コンパレータ7の反転入力端は負電圧になっているため、出力信号CPOはハイレベルである。このため、PMOSトランジスタM17のドレイン電流はNMOSトランジスタM24には流れず、PMOSトランジスタM16を介して前記差動増幅回路のバイアス電流に加算される。このようなことから、前記差動増幅回路のバイアス電流ibは、第1バイアス電流ib1と第2バイアス電流ib2の和になり、逆流検出コンパレータ7の応答速度を速くすることができる。
また、バイアス/オフセット電流設定回路8のオフセット電流ioffはNMOSトランジスタM21を介してPMOSトランジスタM19に供給される。このため、オフセット電流ioffだけPMOSトランジスタM19のドレイン電流が増加し、逆に、PMOSトランジスタM20のドレイン電流はオフセット電流ioffだけ小さくなる。MOSトランジスタにおけるゲート電圧とドレイン電流は関数であるから、ドレイン電流の増加したPMOSトランジスタM19のゲート‐ソース間電圧Vgs19は、ドレイン電流が減少したPMOSトランジスタM20のゲート‐ソース間電圧Vgs20よりも大きくなる。電圧Vgs19と電圧Vgs20との電圧差がオフセット電圧Voffになり、オフセット電圧Voffはオフセット電流ioffが大きいほど大きくなる。
PMOSトランジスタM20のゲートは接地電圧GNDに接続されているため、PMOSトランジスタM19のゲート電圧が、接地電圧GNDよりもオフセット電圧Voffだけ小さい電圧になったときに前記差動増幅回路は平衡になり、更に大きくなると逆流検出コンパレータ7の動作が反転する。すなわち、電圧VLXが接地電圧GNDよりもオフセット電圧Voffだけ小さい電圧になると、逆流検出コンパレータ7は反転動作を開始することになる。
図3の電圧VLXにおいて、実線で示した上昇速度の遅い電圧VLX1である場合は、オフセット電圧VoffをVoff1に設定し、破線で示した上昇速度の速い電圧VLX2である場合は、オフセット電圧VoffをVoff2に設定する。すると、上昇速度の遅い電圧VLX1と上昇速度の速い電圧VLX2の両方において、時刻t2で逆流検出コンパレータ7の反転動作が始まり、遅延時間Td後の時刻t3で逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOがローレベルになり、制御回路6は同期整流トランジスタM2をオフさせる。
時刻t3は、電圧VLXがちょうど接地電圧GNDまで上昇した時点であるため、前記逆流は発生せず、しかもインダクタL1のエネルギーをすべて放出しており、出力電圧Voutのリプルが小さく、電力変換効率も最も高くなる。
制御回路6は、信号CPOがローレベルになると、直ちに制御信号FLOCKをハイレベルにすると共に制御信号SLOCKをローレベルにする。この時点が時刻t4であり、逆流検出コンパレータ7のPMOSトランジスタM15及びM18がそれぞれオンする。すると、図2の説明で述べたように、逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOがPMOSトランジスタM15でプルアップされると共に、NMOSトランジスタM24がオフするため、出力信号CPOは直ちにハイレベルに戻る。また、制御信号FLOCKがハイレベルになるため、PMOSトランジスタM14がオフし、前記差動増幅回路の第1バイアス電流ib1の供給が遮断され、前記差動増幅回路のバイアス電流ibは、PMOSトランジスタM16を介して供給される第2バイアス電流ib2だけになる。
このように、時刻t4で逆流検出コンパレータ7の出力信号を固定してしまうため、時刻t4から時刻t5に至る電圧VLXが不安定な期間に、逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOを安定させることができる。
次に、区間2について説明を行う。
時刻t5から時刻t6は、前記した時刻t0から時刻t1のときと同じ動作が行われる。時刻t6では、制御信号PHSがハイレベルになってスイッチングトランジスタM1がオフすると共に、制御信号NLSがハイレベルになって同期整流トランジスタM2がオンする。
更に、制御回路6は、制御信号SLOCKをハイレベルにすると共に制御信号FLOCKをローレベルにする。この結果、逆流検出コンパレータ7の前記差動増幅回路には第1バイアス電流ib1と第2バイアス電流ib2の和が供給され、前記差動増幅回路は高速動作が可能になり、遅延時間Tdを短くすることができる。時刻t6では、スイッチングトランジスタM1がオフする時刻t1と同様、電圧VLXが負電圧になるが、区間1の場合と異なって、同期整流トランジスタM2がオンしている期間に、電圧VLXが、設定されたオフセット電圧まで上昇しないうちに、時刻t7で、次のスイッチングトランジスタM1のオンサイクルに入っている。このため、前記逆流は発生せず、逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOも反転しない。
このように、制御信号FLOCK及びSLOCKにより、逆流検出コンパレータ7の動作を必要としない期間は、前記差動増幅回路のバイアス電流ibを第2バイアス電流ib2だけにして消費電流を減少させ、逆流検出コンパレータ7の動作が必要な期間は、バイアス電流ibを、第1バイアス電流ib1に第2バイアス電流ib2を加えた値に増加させて応答速度を速くし、遅延時間Tdが短くなるようにしている。このようにすることにより、逆流検出コンパレータ7の応答速度を速くしながら、消費電流の低減を図ることができる。また、オフセット電圧Voffをオフセット電流ioffで発生ささているため、オフセット電圧Voffは入力電圧Vinに影響されなくなり、より安定したオフセット電圧Voffを得ることができる。
次に、図4は、バイアス/オフセット電流設定回路8の回路例を示した図である。
図4において、バイアス/オフセット電流設定回路8は、NMOSトランジスタM31、M33〜M42、ディプレッション型NMOSトランジスタM32及びエンコーダ21で構成されている。
エンコーダ21は、入力された出力電圧設定信号HYSDを所定の方法でエンコードし、3つの信号SW0〜SW2をそれぞれ生成して出力する。
NMOSトランジスタM31のドレインが端子Ib1をなして第1バイアス電流ib1を出力し、NMOSトランジスタM33のドレインが端子Ib2をなして第2バイアス電流ib2を出力する。
NMOSトランジスタM31とM33のゲートは接続され、該接続部にはイネーブル信号ENLが入力されている。イネーブル信号ENLは、逆流検出コンパレータ7の動作のオン/オフ制御を行うためのものであり、イネーブル信号ENLがローレベルときは、バイアス/オフセット電流設定回路8の動作が停止して、逆流検出コンパレータ7への第1バイアス電流ib1及び第2バイアス電流ib2の供給をそれぞれ停止する。
NMOSトランジスタM31のソースはディプレッション型NMOSトランジスタM32のドレインに接続され、ディプレッション型NMOSトランジスタM32のゲートとソースが接続され、該接続部はNMOSトランジスタM34のドレインに接続されている。NMOSトランジスタM34〜M36、M38、M40及びM42はカレントミラー回路を形成しており、NMOSトランジスタM34〜M36、M38、M40及びM42において、各ソースはそれぞれ接地電圧GNDに接続され、各ゲートは接続され該接続部はNMOSトランジスタM34のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタM35のドレインはNMOSトランジスタM33のソースに接続され、NMOSトランジスタM38のドレインはNMOSトランジスタM37のソースに、NMOSトランジスタM40のドレインはNMOSトランジスタM39のソースに、NMOSトランジスタM42のドレインはNMOSトランジスタM41のソースにそれぞれ接続されている。NMOSトランジスタM36、M37、M39及びM41の各ドレインは接続され、該接続部は端子Ioffをなしている。また、NMOSトランジスタM37のゲートには信号SW0が、NMOSトランジスタM39のゲートには信号SW1が、NMOSトランジスタM41のゲートには信号SW2がそれぞれ入力されている。
ディプレッション型NMOSトランジスタM32は、0バイアスされているためドレイン電流が所定の定電流になり、該定電流が第1バイアス電流ib1の電流値になる。
ここで、ディプレッション型NMOSトランジスタM32は、トリミングによって0バイアス時のドレイン電流を調整できるようになっている。該トリミングの方法には既存の方法を使用することができ、例えば、図5に示すように、トリミングヒューズF1〜F3にディプレッション型NMOSトランジスタM51〜M53を対応して直列に接続した各直列回路を並列に接続し、トリミングヒューズF1〜F3をトリミングによって選択的に切断して並列に接続されるトランジスタの個数を変更する方法がある。
また、図6に示すように、ディプレッション型NMOSトランジスタM32のソースとゲートとの間にトリミング抵抗R31を接続し、トリミングによって抵抗R31の抵抗値を変えて、ディプレッション型NMOSトランジスタM32のゲートバイアス電圧を変えることによりディプレッション型NMOSトランジスタM32のドレイン電流を変更する方法等がある。なお、図5のディプレッション型NMOSトランジスタM32、及び図6のトリミング抵抗R31はそれぞれ調整手段をなす。
このような構成において、NMOSトランジスタM34とM35はカレントミラー回路を構成しており、NMOSトランジスタM35の素子サイズは、NMOSトランジスタM34の素子サイズよりも小さく、NMOSトランジスタM35のドレイン電流は第1バイアス電流ib1よりも小さくなるようにしてある。NMOSトランジスタM35のドレイン電流が第2バイアス電流ib2になり、該電流はNMOSトランジスタM33を介して端子Ib2から出力される。
また、信号SW0〜SW2の組み合わせによって、NMOSトランジスタM38、M40、M42の各ドレインと端子Ioffとの接続が決定される。
NMOSトランジスタM36の素子サイズもNMOSトランジスタM34の素子サイズより小さく、NMOSトランジスタM36のドレイン電流は第1バイアス電流ib1よりも小さい。NMOSトランジスタM36のドレイン電流はオフセット電流ioffの一部になっている。
NMOSトランジスタM38、M40及びM42において、素子サイズの比は、1:2:4になっており、ドレイン電流の比も1:2:4になっている。信号SW0〜SW2の組み合わせで、NMOSトランジスタM36のドレイン電流に加算されるオフセット電流ioffの一部の電流値を0〜7までの8通りに変化させることができる。端子Ioffから出力されるオフセット電流ioffは、最大でも第1バイアス電流ib1よりも小さい電流値である。
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、接続部LXの電圧VLXが参照電圧である接地電圧GND以下であるか否かの検出を行って逆流の発生兆候を検出する逆流検出コンパレータ7に、出力電圧Voutの電圧値に応じて電圧値が変わるオフセット電圧Voffを持たせるようにして、逆流検出の判断基準となる参照電圧の電圧値を出力電圧Voutの電圧値に応じて変えるようにした。このことから、出力電圧Voutのリプルが増加したり、変換効率が低下したりすることなく、入力電圧Vinや出力電圧Voutが変わっても確実に逆流の発生兆候を検出して該逆流を防止することができる。
また、逆流検出を行わない期間は、制御信号FLOCK及びSLOCKにより、前記差動増幅回路のバイアス電流を第2バイアス電流ib2だけにして消費電流を低下させ、逆流検出を行う期間は、バイアス電流を第1バイアス電流ib1と第2バイアス電流ib2との和に増やして応答速度を速くし、逆流検出動作の遅延時間Tdが短くなるようにした。このことから、逆流検出コンパレータ7の応答速度を速くしながら、消費電流の低減を図ることができる。
また、前記差動増幅回路のオフセット電圧Voffをオフセット電流ioffで発生させるようにしたことから、オフセット電圧Voffが入力電圧Vinに影響されなくなり、より安定したオフセット電圧Voffを得ることができる。
更に、逆流検出コンパレータ7が逆流を検出してから、次にスイッチングトランジスタM1がオンするまでの間、逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOの信号レベルを元に戻して固定するようにしたことから、同期整流トランジスタM2がオフした後の電圧VLXが不安定な期間に、逆流検出コンパレータ7の出力信号CPOを安定させることができる。
また、第1バイアス電流ib1、第2バイアス電流ib2及びオフセット電流ioffの基準となる基準電流源を同じにしたことから、該基準電流源からの電流値をトリミングによって調整しても、第1バイアス電流ib1、第2バイアス電流ib2及びオフセット電流ioffの比が変わらないため、オフセット電流ioffがバイアス電流よりも大きくなることはなく、最適なバランスを維持することができる。
なお、前記第1の実施の形態では、オフセット電流ioffの設定は出力電圧設定信号HYSDを用いて行ったが、これは一例であり、本発明はこの方法に限定するものではなく、出力電圧VoutをADコンバータ等でデジタル信号に変換した信号を出力電圧設定信号HYSDの代わりにエンコーダ21に入力するようにしてもよい。更に、オフセット電流ioffの設定をデジタル制御ではなく、アナログ制御にすることも可能である。
また、前記第1の実施の形態では、PWM制御を使用した降圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、これは一例であり、本発明は昇圧型スイッチングレギュレータにも適用することができ、更にはPFM制御等の制御を使用した降圧型及び昇圧型の各スイッチングレギュレータにも適用することができる。
1 スイッチングレギュレータ
2 基準電圧発生回路
3 誤差増幅回路
4 三角波発振回路
5 PWMコンパレータ
6 制御回路
7 逆流検出コンパレータ
8 バイアス/オフセット電流設定回路
21 エンコーダ
M1 スイッチングトランジスタ
M2 同期整流トランジスタ
L1 インダクタ
C1 出力コンデンサ
R1,R2 抵抗
M11〜M20 PMOSトランジスタ
M21〜M24,M31,M33〜M42 NMOSトランジスタ
M32 ディプレッション型NMOSトランジスタ
特開2006−60977号公報

Claims (14)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を、設定された電圧に変換して出力端子から出力電圧として出力する同期整流型スイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1スイッチ素子と、
    第1スイッチ素子のスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行って該インダクタの放電を行う同期整流用の第2スイッチ素子と、
    前記出力端子から出力される出力電圧が前記設定された定電圧になるように前記第1スイッチ素子に対するスイッチング制御を行うと共に、前記第2スイッチ素子に対して前記第1スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせる制御回路部と、
    前記出力端子から前記第2スイッチ素子の方向に電流が流れる逆流の発生検出を行い、該検出結果を示す信号を前記制御回路部に出力する逆流検出回路部と、
    を備え、
    前記逆流検出回路部は、前記第2スイッチ素子の両端の内、前記逆流が発生した際に電圧が大きくなる方の端部の電圧と、他方の端部の電圧よりも前記設定された電圧に応じて生成した電圧だけ小さくした参照電圧との電圧比較を行って、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生の検出を行い、前記制御回路部は、前記逆流検出回路部から前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生を検出したことを示す信号が入力されると、前記第2スイッチ素子を強制的にオフさせて遮断状態にすることを特徴とする同期整流型スイッチングレギュレータ。
  2. 前記逆流検出回路部は、差動入力を構成する差動対をなす2つのトランジスタを有する差動増幅回路を備えた逆流検出用のコンパレータからなり、該差動増幅回路の入力オフセット電圧が前記参照電圧をなすことを特徴とする請求項1記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  3. 前記逆流検出用のコンパレータは、前記差動対をなす各トランジスタの一方に、前記制御回路部からの制御信号に応じて、前記出力電圧に応じた電流値になるように生成されたオフセット電流を供給することを特徴とする請求項2記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  4. 外部から入力された出力電圧設定信号に応じた電流値の前記オフセット電流を生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力するオフセット電流生成回路部を備え、前記制御回路部は、前記出力端子から出力される前記出力電圧に比例した帰還電圧を生成すると共に、前記出力電圧設定信号に応じた基準電圧を生成し、該帰還電圧が該基準電圧と同電圧になるように前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子のスイッチング制御を行うことを特徴とする請求項3記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  5. 前記差動増幅回路に供給する異なる複数の電流値のバイアス電流を生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力するバイアス電流生成回路部を備え、前記逆流検出用のコンパレータは、該バイアス電流生成回路部から入力された各バイアス電流の1つを、前記制御回路部からの制御信号に応じて選択して前記差動増幅回路に供給し、前記制御回路部は、前記逆流検出用のコンパレータに対して、前記第2スイッチ素子をオンさせると同時に前記バイアス電流を増加させて、該コンパレータに入力された電圧の変化に対する応答速度が速くなるようにすることを特徴とする請求項4記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  6. 前記バイアス電流生成回路部は、第1バイアス電流と該第1バイアス電流よりも小さい第2バイアス電流をそれぞれ生成して前記逆流検出用のコンパレータに出力し、前記逆流検出用のコンパレータは、前記制御回路部からの制御信号に応じて、前記第1バイアス電流に前記第2バイアス電流を加えた電流、又は前記第2バイアス電流のいずれか一方を選択して前記差動増幅回路に供給することを特徴とする請求項5記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  7. 前記バイアス電流生成回路部及び前記オフセット電流生成回路部は、共通の定電流源からの定電流を基にして、前記各バイアス電流及び前記オフセット電流をそれぞれ生成することを特徴とする請求項6記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  8. 前記定電流源は、前記定電流の電流値を調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項7記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  9. 前記逆流検出用のコンパレータは、前記差動増幅回路の出力電圧を増幅して前記制御回路部に出力する増幅回路を備え、該増幅回路は、前記第2バイアス電流を負荷電流源にすることを特徴とする請求項8記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  10. 前記定電流源は、前記オフセット電流に比例して前記第1バイアス電流及び前記第2バイアス電流の各電流値が調整されることを特徴とする請求項8又は9記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  11. 前記制御回路部は、前記逆流検出回路部から前記逆流を検出したことを示す信号が入力されると、直ちに前記第2スイッチ素子をオフさせて遮断状態にすると共に、所定時間後に前記逆流検出回路部に対して逆流検出動作を停止させ、次の制御サイクルで前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にするときに前記逆流検出回路部に対して逆流検出動作を開始させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の同期整流型スイッチングレギュレータ。
  12. 制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1スイッチ素子と、
    該第1スイッチ素子のスイッチングによって、入力端子に入力された入力電圧による充電が行われるインダクタと、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行い該インダクタの放電を行う同期整流用の第2スイッチ素子と、
    を備え、
    出力端子から出力される出力電圧が、設定された電圧になるように、前記第1のスイッチ素子に対するスイッチング制御を行うと共に、前記第2スイッチ素子に対して前記第1スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせ、前記入力端子に入力された入力電圧を前記設定された電圧に変換して前記出力端子から出力する同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法において、
    前記スイッチング制御時に前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にすると同時に、前記第2スイッチ素子の両端の内、前記出力端子から前記第2スイッチ素子の方向に電流が流れる逆流が発生した際に電圧が大きくなる方の端部の電圧と、他方の端部の電圧よりも前記設定された電圧に応じて生成した電圧だけ小さくした参照電圧との電圧比較を行って、前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生の検出を行い、
    前記逆流が発生する兆候又は前記逆流の発生を検出すると、前記第2スイッチ素子を強制的にオフさせて遮断状態にすることを特徴とする同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法。
  13. 前記入力端子に入力された入力電圧を、外部から入力された出力電圧設定信号に応じた電圧に変換して前記出力端子から出力し、
    前記出力端子から出力される前記出力電圧に比例した帰還電圧を生成すると共に、前記出力電圧設定信号に応じた基準電圧を生成し、
    前記帰還電圧が該基準電圧と同電圧になるように前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子のスイッチング制御を行うことを特徴とする請求項12記載の同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法。
  14. 前記逆流を検出すると、直ちに前記第2スイッチ素子をオフさせて遮断状態にすると共に、所定時間後に前記逆流検出動作を停止し、次の制御サイクルで前記第2スイッチ素子をオンさせて導通状態にするときに前記逆流検出動作を開始することを特徴とする請求項12又は13記載の同期整流型スイッチングレギュレータの動作制御方法。
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