JP5373223B2 - 回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法 - Google Patents

回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法に関する。
従来、回転式充填機においては、コスト性やメンテナンス性の向上を図るために、充填バルブ毎に計量手段を必要としない充填方式や装置により所定量の液体を正確に充填することが求められている。
回転式充填機においては、下記特許文献1が開示されている。
下記特許文献1においては、容器を回転コラムの容器保持部に保持して円形の充填経路に沿って移動させ、充填の開始位置から充填バルブで容器内に液体を大流量で所定充填時間充填した後、充填経路上のレベル検出位置でレベルセンサにより容器の液面高さを検出し、目標液面高さと測定された液面高さとの差から残りの補充充填量と小流量充填時間とを演算し、次いで充填バルブから容器内に液体を小流量で小流量充填時間充填する。小流量充填時の流量と充填量を充分に小さくすることで、大流量充填する容器部分に変形があっても、充分に高精度で容器内の液面を一定に制御している。このように、充填バルブ毎に計量器やロードセルを設けることなく、タイマーと、液面高さを測定する手段により充填する装置が開示されている。
また、固定式の充填機においては下記特許文献2が開示されている。
特許文献2によれば、容器内に液体を注入可能な充填針と、この充填針に接続されていると共に液体が貯留されたマニホールドと、この充填針とマニホールドとの間の流路を開閉する開閉弁を備える固定式充填機において、マニホールドに設けられた圧力計を用いて所定の周期で液体圧力を測定すると共に、測定圧力と圧力―充填量関数とから充填量を演算している。そして、この演算結果を積算し、目標充填量に達した時点で開閉弁を閉として充填を完了している。
この構成によれば、充填バルブ毎に流量計やロードセル等を設けることなく液体を充填することが可能である。
特開平10−120089号公報 特許第2633820号公報
しかしながら、先行特許文献1の技術は、充填量を計測する手段として、流量計やロードセルの代わりにタイマーとセンサを利用した方式である。従って、たとえば容器の材質や色(不透明な容器など)、液面の泡による液面の誤差など充填液の液面を正確に検出できない場合には本先行技術を適用できないという課題があった。
また、先行特許文献2の技術は、回転式充填機に適用しようとすると、充填機の運転速度に応じて生ずる遠心力による誤差が生じて、液体の充填量を正確に制御することができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、回転式充填機において簡素な構成で充填流量を正確に演算することを第一の課題とし、演算結果に基づいて充填量を正確に制御することを第二の課題とする。
前記の課題に対し、本発明は以下の手段により解決を図る。
すなわち、本発明に係る回転式充填機は、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の任意の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される充填雰囲気圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部と、前記回転体の回転情報を検出する回転情報検出部と、を有し、前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする。
この構成によれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と回転情報と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報と回転情報とから充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、充填流路構成ユニット(流体流路)における回転による遠心力を受ける液体の流量を求めることができる。これにより、充填流路構成ユニット毎に流量計やロードセル等を設ける必要がなくなると共に、簡素な構成で充填量を正確に制御することができる。
なお、「予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係」は、例えば差圧及び回転情報を変数とする、液出口部から流出する液体の流量を求める関数を用いることができる。
また、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の前記液通路の液出口と略同一の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記容器の充填雰囲気圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部を有し、前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする。
この構成によれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報から充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、充填流路構成ユニット(流体流路)における回転による遠心力を受ける液体の流量を求めることができる。これにより、充填流路構成ユニット毎に流量計やロードセル等を設ける必要がなくなると共に、簡素な構成で充填量を正確に制御することができる。
即ち、容器への液体の充填量の制御に回転情報の検出が不要であるので、さらに簡素な装置構成にすることができる。
また、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁、前記容器内の充填雰囲気を封止する封止具、充填中の戻りガスを容器から圧力制御された戻りガス室に導く戻りガス通路及び前記戻りガス通路に設けられた戻りガス弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、前記容器に対して圧力制御されたガスを供給する加圧ガス通路及び前記加圧ガス通路に設けられた加圧ガス弁と、充填終了時に前記容器及び前記封止具内に残存する加圧ガスを排出する排出ガス通路及び前記排出ガス通路に設けられた排出ガス弁と、前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の任意の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記戻りガス室の戻りガス室圧力との差圧情報を検出する差圧情報検出部と、前記回転体の回転情報を検出する回転情報検出部と、を有し、前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする。
この構成によれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報から充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、流体流路における回転による遠心力を受けるガス入りの液体の流量を求めることができる。これにより、充填流路構成ユニット毎に流量計やロードセル等を設ける必要がなくなると共に、簡素な構成で充填量を正確に制御することができる。
また、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁、前記容器内の充填雰囲気を封止する封止具、充填中の戻りガスを容器から圧力制御された戻りガス室に導く戻りガス通路及び前記戻りガス通路に設けられた戻りガス弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、前記容器に対して圧力制御されたガスを供給する加圧ガス通路及び前記加圧ガス通路に設けられた加圧ガス弁と、充填終了時に容器及び封止具内に残存する加圧ガスを排出する排出ガス通路及び前記排出ガス通路に設けられた排出ガス弁と、前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の前記液通路の液出口と略同一の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記戻りガス室の戻りガス室圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部を有し、前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする。
この構成によれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報から充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、流体流路における回転による遠心力を受けるガス入りの液体の流量を求めることができる。これにより、充填流路構成ユニット毎に流量計やロードセル等を設ける必要がなくなると共に、簡素な構成で充填量を正確に制御することができる。
即ち、容器への液体の充填量の制御に回転情報の検出が不要であるので、さらに簡素な装置構成にすることができる。
また、前記液分配室は、前記液体で満たされていることが望ましい。
この構成によれば、液分配室が液体で満たされているので、液分配室圧力を液分配室の様々な場所から容易に得ることができる。
また、前記液分配室には、前記液体による液相とガスによる気相とが形成されており、前記液分配室における前記液体の液位を制御する液位制御部を液分配室と液体供給部との間に備えることが望ましい。
この構成によれば、液分配室に気相が形成される構成においても、充填量を正確に制御することができる。
また、前記差圧情報検出部は、前記液分配室に設けられ、前記液分配室圧力を検出する第一検出体と、前記回転体のうち前記第一検出体から離間して設けられ、前記充填流路構成ユニットの流れ解放部の圧力を検出する第二検出体と、前記第一検出体と前記第二検出体とにそれぞれ接続され、それぞれの内部に封入液が封入された一対のキャピラリーチューブと、前記一対のキャピラリーチューブを介して、前記第一検出体から伝播された圧力と前記第二検出体から伝播された圧力との差を前記差圧情報として出力する検出器本体と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、第一検出体と第二検出体とにそれぞれ接続された一対のキャピラリーチューブを備えるので、差圧情報の検出位置を種々選択可能になる。これにより、回転式充填機の設計の自由度を向上させることができる。
また、前記差圧情報検出部は、前記液分配室に設けられ、前記液分配室圧力を検出する第一検出部と、前記第一検出部と略同一の半径方向位置に設けられ、前記充填流路構成ユニットの流れ解放部の圧力を検出する第二検出部と、を有することが望ましい。
この構成によれば、差圧情報検出部が液分配室に設けられているので、装置構成を簡素にすることができる。
また、本発明に係る回転式充填機は、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機の充填量演算方法において、前記充填流路構成ユニットにおける流れの入口側圧力及び前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部側の流れ解放側圧力の差圧情報、並びに、前記回転体の回転情報を検出する情報検出工程と、前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を求める演算工程と、を有することを特徴とする。
このようにすれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と回転情報と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報と回転情報とから充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、流体流路における回転による遠心力を受ける液体の流量を求めることができる。
また、回転中心軸周りに回転可能な回転体と、前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機の充填量演算方法において、前記充填流路構成ユニットにおける流れの入口側圧力及び前記液通路出口と略同一半径方向位置での前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部側の流れ解放側圧力の差圧情報を検出する情報検出工程と、前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を求める演算工程と、を有することを特徴とする。
このようにすれば、予め求められた、充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口における液体の流量と差圧情報との関係に基づいて、検出した差圧情報から充填流路構成ユニット(流体流路)の液通路の液出口からの液体の流量を求めるので、流体流路における回転による遠心力を受ける液体の流量を求めることができる。
本発明によれば、回転式充填機において簡素な構成で充填流量を正確に演算することができる。さらに、演算結果に基づいて充填量を正確に制御することができる。
本発明の第一実施形態に係る回転式充填機F1の概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る回転式充填機F1の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る回転式充填機F1における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器の設置位置との関係を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る回転式充填機F2の概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係る回転式充填機F2における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器50の設置位置との関係を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る回転式充填機F3の概略構成図である。 本発明の第三実施形態に係る回転式充填機F3における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器の設置位置との関係を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る回転式充填機F4の概略構成図である。 本発明の第四実施形態に係る回転式充填機F4における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器の設置位置との関係を示す図である。 本発明の第五実施形態に係る回転式充填機F5の概略構成図である。 本発明に係る回転式充填機F1〜F8の動作ステップを示すフローチャートである。 本発明の第六実施形態に係る回転式充填機F6の概略構成図である。 本発明の第六実施形態に係る回転式充填機F6の変形例である回転式充填機F6Bの概略構成図である。 本発明の第六実施形態に係る回転式充填機F6の変形例である回転式充填機F6Aの概略構成図である。 本発明の第七実施形態に係る回転式充填機F7の概略構成図である。 本発明の第八実施形態に係る回転式充填機F8の概略構成図である。 本発明の第八実施形態に係る回転式充填機F8の変形例である回転式充填機F8Aを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
「第一実施形態」
以下、本発明の第一実施形態について図を用いて説明する。
図1は本発明の第一実施形態に係る回転式充填機F1の概略斜視図であり、図2は回転式充填機F1の概略構成図である。
図1及び図2に示すように、回転式充填機F1は、液体Lを、容器Cの口部C1を封止しない状態、即ちノンシール状態で、容器Cに充填するものであり、回転体1と、回転体1に液体Lを供給する液体供給部70と、液体Lの充填量を制御する充填流路構成ユニット8の液弁4aを制御する充填制御装置(充填量制御部)20と、差圧検出器(差圧情報検出部)30と、回転計(回転情報検出部)40とを有している。
なお、このノンシール状態での充填(ノンシール充填)は、多くの場合、液体中に炭酸ガスをほとんど(基本的に)含有しないノンガス飲料を容器Cに充填する際に行われる。
回転体1は、回転体1の外周部1aにおいて回転中心軸P周りに等間隔に配設された複数の充填流路構成ユニット8と、これら複数の充填流路構成ユニット8に接続された液分配室3と、回転体1に導入された容器Cが載置される載置台1c(図1において不図示)とを備えている。
液分配室3は、回転体1の中央部1bにおいて回転中心軸P上に配設されており、液体供給部70から供給された液体Lを各充填流路構成ユニット8に分配する。
各充填流路構成ユニット8は、図1に示すように、それぞれ液分配室3に接続された液通路4及び液通路4に設けられた液弁4aを備えている。
液通路4は、基端側が液分配室3に接続される一方、先端側に液出口4bが形成されており、液分配室3から径方向外方に延びた後に下方に延びている。この液通路4の液出口4bは、載置台1cに導入された容器Cの開口部と同心線上に配設されており、載置台1c(図2参照)に向けて開口している。
液弁4aは、液通路4に配設されており、充填制御装置20によって開閉制御される。
このような構成により、各充填流路構成ユニット8には、容器C内に個別に液体Lを導くための流体通路9が液通路4及び液弁4aによって構成されている。
液体供給部70は、外部から送られて来る液体Lを図示しない公知の方法で貯留される液体の液位(レベル)を制御して貯留する液体貯留部71と、液体Lを液分配室3に送るために必要な圧力を設定調整する液体供給圧力制御部72とを備えている。
液体貯留部71は、回転体1の外部の固定部に設置されており、上部に気相部71gを有し、外部から液体Lを供給する液体供給管71aに接続され、またロータリージョイント(不図示)と給液配管13とを介して、回転体1の液分配室3に接続されている。
液体供給圧力制御部72は、気相部71gに接続されている抽気管71b、ガス供給管74と抽気管71bとの間に接続されている給気用の圧力調整バルブ75B、抽気管71b側に接続されている排気用の圧力調整バルブ75A、気相部71gに設置されている圧力センサ76、圧力センサ76から検出された圧力に基づいて、一対の圧力調整バルブ75A,75Bを制御して液体供給部70の圧力を調整する圧力制御装置73とから構成されている。この圧力制御装置73は、液体供給部70のガスの圧力を調整して、給液配管13を介して、液分配室3に液体Lを供給する。なお、本実施形態では圧力センサ76は、気相部71gに設置されているが、液体貯留部71や給液配管13に設置しても良い。
充填制御装置20は、回転計40が検出した回転体1の回転速度(角速度、回転情報)ωと、差圧検出器30が検出した差圧(差圧情報)△pとから液通路4の液出口4bから流れる流量を演算して、容器Cに対する液体Lの充填量を制御する。
図3は回転式充填機F1における遠心力に起因する水頭上昇と差圧検出器30の設置位置との関係を示す図である。
差圧検出器30は、液分配室3における液体Lの圧力である液分配室圧力と、液体Lを充填する雰囲気の圧力である大気圧(充填雰囲気圧力=充填流路構成ユニット8の流れ解放部である容器C内の圧力)との差圧△pを検出するものであり、一体的に形成された第一検出部31と第二検出部32と検出器本体33とを備えている。この差圧検出器30は、図3に示すように、液分配室3を画定する隔壁3aにおいて回転中心軸Pからの半径方向距離rがr1だけ離れた位置(以下、設置位置r1という。)に設置されており、この設置位置r1において第一検出部31が液分配室圧力を受けるように、また、第二検出部32が大気圧を受けるようになっている。そして、第一検出部31での圧力から第二検出部32での圧力を差し引いた検出差圧△pを、検出器本体33が充填制御装置20に出力する。
なお、液分配室3の内部は第一検出部31の位置での回転による水頭上昇分が検出できるよう、液体Lが満水となるように設計してある。
回転計40は、回転体1の回転中心軸P上に設けられており、回転体1と共に回転して、回転体1の回転速度ωを検出し、検出回転速度ωを充填制御装置20に出力する。
次に、上述した回転式充填機F1の作用について説明する。
通常、無回転式充填機での液通路4を流れる液体Lの流量(充填流量)Qは、比重量・液体温度等の液体Lの特性と、充填流路構成ユニット8の流路の寸法、形状から求められる流動特性と、液通路4の液体入口部と液体出口部(液出口4b=大気圧)との差圧△pと、から計算できる。
ここで、液体Lの特性と充填流路構成ユニット8(流体通路9)の流動特性は、充填する液体Lと充填機の構造が決まれば変化しないことから、結果的に、回転がない状態の液通路4での流量Qは差圧(△p)のみをパラメータとして
流量Q=f’(△p) f’:充填流路構成ユニット流量特性関数
と計算できる。
一方、回転式充填機F1において回転体1が回転する場合、回転数が増すと、上記の充填流路構成ユニット流量特性関数f’から求められた流量Qに比べて、実際の流量Qが増加する。この原因は、図3に回転体1内での水頭上昇状況を示したように、遠心力に起因する水頭上昇にある。
この回転による水頭上昇分hは、回転体1の回転中心軸Pを基準として、図3に示すように回転体1の回転中心軸Pからの半径方向距離rの増加に伴って増え、また、回転速度ωの増加に伴って増える。
これを式化すると回転による水頭上昇分hは、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される。
従って、差圧検出器30の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置R(半径方向距離r=R)における回転による水頭上昇分hは、
=h(R,ω)
となる。
即ち回転体1が回転すると、差圧検出器30が検出する検出差圧△pには、差圧検出器30の設置位置r1の液体Lの水頭上昇分hr1に相当する圧力上昇分は含まれるが、充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hに相当する圧力上昇は含まれないために、流量Qの算出にあたっては、差圧検出器30の設置位置r1と液出口4bの位置Rとをパラメータとして回転速度ωに応じた補正が必要となる。なお、検出差圧△pに含まれる大気圧は設置位置r1で計測しているが、充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rの大気圧とみなしている。
ここで、差圧検出器30の設置位置r1と液出口4bの位置Rは構造によって決まる値で変化せず、また液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は充填する液体Lが決まって回転式充填機F1の構造が決まれば変化しないため、結果的に回転式充填機F1での流量Qは、差圧△p及び回転速度ωをパラメータとして、
流量Q=f(△p,ω) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
つまり、回転速度ω毎に、差圧検出器30の設置位置r1での水頭上昇分hr1を含んだ差圧△pと、充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hを含んだ差圧との関係が定まることから、予め回転速度ωと差圧△pと、遠心力の影響を受けた流量Qとの関係を求めて充填流路構成ユニット流量特性関数fを設定すれば、検出差圧△p及び検出回転速度ωとから正確な流量Qを求めることが可能となる。
なお、充填流路構成ユニット8の流動特性は充填流路構成ユニット8毎に微妙に異なることが考えられることから、充填流路構成ユニット流量特性関数fは、充填流路構成ユニット8毎に準備するのが好ましい。
以上の結果を使用して、充填制御装置20は、回転計40が検出した検出回転速度ωと差圧検出器30が検出した検出差圧△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)とから各液通路4(液出口4b)の流量Qを時々刻々(たとえば1ms毎)演算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の流量(計測間の流量)を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に充填流路構成ユニット8の液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、予め求められた充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)に基づいて、検出差圧△pと検出回転情報ωとから充填流路構成ユニット8の液通路4(液出口4b)における液体Lの流量Qを求めるので、回転によって発生する遠心力を考慮した流量Qが求められる。これにより、この流量Qに基づいて充填量を制御することで、液体Lを正確に制御することができる。
従って、重量計量器、流量計、タイマーなど充填量の計量装置が不要となるので、構造が簡素でメンテナンス性や洗浄性、コスト性を向上させることができる。
「第二実施形態」
以下、本発明の第二実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図4は本発明の第二実施形態に係る回転式充填機F2の概略構成図である。
図4に示すように、回転式充填機F2は、上述した第一実施形態の回転式充填機F1が備えていた差圧検出器30に代えて、キャピラリーチューブ式の差圧検出器(差圧情報検出部)50を備えている。差圧検出器50は、差圧検出器30と同様に、液分配室3における液体Lの圧力である液分配室圧力と、液体Lを充填する雰囲気の圧力である大気圧(充填雰囲気圧力=充填流路構成ユニット8の流れ解放部である容器C内の圧力)との差圧△pを検出し、充填制御装置20に出力する。
図5は回転式充填機F2における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器50の設置位置との関係を示す図である。
差圧検出器50は、液分配室3における液体Lの液分配室圧力を受ける第一検出体51と、第一検出体51から任意の半径方向距離(r2−r1)だけ離れた位置において大気圧を受ける第二検出体52と、第一検出体51と第二検出体52とにそれぞれ接続され、それぞれの内部に封入液が封入された一対のキャピラリーチューブ51a,51b(図5において不図示)と、一対のキャピラリーチューブ51a,51bを介して、第一検出体51から伝播された圧力と第二検出体52から伝播された圧力との差圧△pを出力する検出器本体53とを有している。
第一検出体51は、図5に示すように、液分配室3を画定する隔壁3aにおいて設置位置r1に設けられている。
第二検出体52は、回転体1において回転中心軸Pから半径方向距離rがr2だけ離れた位置(以下、設置位置r2という。)において取付部材(不図示)を介して設置されている。
第一検出体51と第二検出体52とは、同一の高さに設定されており、設置高さの差によって発生する圧力差を計測しないようにしてある。なお、設置高さに差を設ける場合においては、封入液体の比重量に高さを乗算した分だけ検出値を補正することにより、設置高さの差の影響を除去した差圧△pを求めることができる。
検出器本体53は、回転体1に取付部材(不図示)を介して固定されている。
無回転式充填機での液通路4を流れる液体Lの流量(充填流量)Qは、差圧検出器50を使用した場合にも、第一実施形態と同様に、比重量・液体温度等の液体Lの特性と、予め設定されている充填流路構成ユニット8の流動特性と、充填流路構成ユニット8の液体入口部と液体出口部との差圧(△p)と、から計算できる。
ここで、液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は、充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないことから、結果的に、無回転式充填機での流量Qは、第一実施形態と同様に、差圧△pのみをパラメータとして
流量Q=f’(△p) f’:充填流路構成ユニット流量特性関数
と計算できる。
図5に回転体1内での水頭上昇状況を示したように、遠心力に起因する水頭上昇分hは、上述した第一実施形態と同様に、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される。
従って、差圧検出器50の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
第二検出体52の設置位置r2における回転による水頭上昇分hr2は、
r2=h(r2,ω)
液出口4bの位置Rにおける回転による水頭上昇分hは、
=h(R,ω)となる。
差圧検出器50による検出差圧△pは、キャピラリーチューブ51a内の封入液体は回転体1の外周方向に遠心力を受けて水頭上昇分hr1だけ引っ張られて、キャピラリーチューブ51b内の封入液体も回転体1の外周方向に遠心力を受けて水頭上昇分hr2だけ引っ張られる。その結果、検出器本体53が検出する検出差圧△pには、第一実施形態における検出差圧△pよりも水頭上昇分hr2−hr1だけ高い圧力が検出されるが、液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hに相当する圧力上昇分は含まれない。
従って、流量Qの算出にあたっては、第一検出体51の設置位置r1と第二検出体52の設置位置r2と液出口4bの位置Rとをパラメータとして回転速度ωに応じた補正が必要となる。
ここで、第一検出体51の設置位置r1と第二検出体52の設置位置r2と液出口4bの位置Rは構造によって決まる値で変化せず、また液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は充填する液体Lが決まり回転式充填機F2の構造が決まれば変化しないため、結果的に、差圧検出器50を使用した回転式充填機F2での流量Qも、差圧△p、回転速度ωをパラメータとして、
流量Q=f(△p,ω) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
つまり、回転速度ω毎に、設置位置r1と設置位置r2とにおける水頭上昇分hr2−hr1を含んだ差圧△pと、液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hを含んだ差圧との関係が定まることから、予め回転速度ω毎に差圧△pと、遠心力の影響を受けた流量Qとの関係を求めて充填流路構成ユニット流量特性関数fを設定すれば、正確な流量Qを求めることが可能となる。
以上の結果を使用して、充填制御装置20において、回転計40の検出回転速度ωと差圧検出器50からの検出差圧△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)とから各充填流路構成ユニット8の液通路4(液出口4b)の流量Qを時々刻々(たとえば1msごと)演算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の流量Qを積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、差圧検出器50を使用することで差圧△Pの検出位置を種々選択可能になり、また取付スペースを要する検出器本体53を自由に配置できる。これにより、回転式充填機F2の設計の自由度を向上させることができる。
「第三実施形態」
以下、本発明の第三実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図6は本発明の第三実施形態に係る回転式充填機F3の概略構成図である。
図6に示すように、回転式充填機F3は、上述した第一実施形態の構成と同様の構成であるが、回転計(回転情報検出部)40を省略した点と、液分配室3を径方向に拡大した点と、差圧検出器30の設置位置が液出口4bの上方(半径方向距離r=R)に設定されている点とで、上述した第一実施形態の構成と異なっている。
本実施形態の液分配室3は、液出口4bの上方にまで拡大されて構成されている。
充填流路構成ユニット8は、この液分配室3の外周部から下方に向けて延びる液通路4及び液弁4aで構成されている。
図7は回転式充填機F3における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器の設置位置との関係を示す図である。
差圧検出器30の設置位置Rは、図7に示すように、液分配室3を画定する隔壁3aにおいて回転中心軸Pから半径方向距離r(=R)だけ離れた位置であり、この設置位置Rにおいて第一検出部31が液分配室3の液体Lから圧力を受けるように、また、第二検出部32が大気圧を受けるようになっている。そして、第一検出部31での圧力から第二検出部32での圧力を差し引いた差圧△pを、検出器本体33が充填制御装置20に出力する。
この回転式充填機F3は、差圧検出器30の設置位置Rを、流量Qに関係する液出口4bの位置Rと同一円周上に設定することにより、回転による水頭上昇分hを差圧検出器30が直接検出することができるようにしている。そして、回転速度ωに関する計算を不要として回転計40を省略している。
何故ならば、差圧検出器30の設置位置Rを液出口4bの位置Rとして、差圧検出器30が検出する液体Lの水頭上昇分を、流量に関係する液出口4bの位置Rでの水頭上昇分h=h(R,ω)に等しくしている。これにより、回転による遠心力が流量に与える影響分を差圧検出器30で直接検出することで、流量算出にあたって回転速度ωに応じた補正を不要としている。
ここで、液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は、充填する液体Lと充填機との構造が決まれば変化しないことから、回転がない状態の充填流路構成ユニット8の液通路4での流量Qは差圧(△p)のみをパラメータとして
流量Q=f(△p) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
つまり、差圧検出器30の設置位置Rでの水頭上昇分hを含んだ検出差圧△pが検出されることから、回転速度ωを考慮せずに設定した充填流路構成ユニット流量特性関数fによって、正確な流量Qが求められる。
以上の結果を使用して、充填制御装置20において、差圧検出器30からの計測値△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p)とから各充填流路構成ユニット8の液通路4(液出口4b)の流量Q(△p)を時々刻々(たとえば1msごと)計算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の計算流量を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標流量と一致した時に液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上より、差圧検出器30の設置位置を液出口4bと同一円周上にすることにより、流量Qの算出にあたり回転情報ωを不要にすることで回転計40を省略することができ、更に簡素な装置構成にすることができる。
「第四実施形態」
以下、本発明の第四実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図8は本発明の第四実施形態に係る回転式充填機F4の概略構成図である。
図8に示すように、回転式充填機F4は、上述した第二実施形態の構成と同様の構成であるが、回転計(回転情報検出部)40を省略した点と、差圧検出器50の設置位置を変更した点とで、上述した第二実施形態の構成と異なっている。
図9は回転式充填機F4における遠心力に起因する水頭上昇状況と差圧検出器の設置位置との関係を示す図である。
図9に示すように、回転式充填機F4は、第二検出体52の設置位置を、液弁4aの配設位置とほぼ同一円周上(設置位置R)に配置して、回転による水頭上昇分を直接検出し、回転速度ωに関する計算を不要として回転計40を省いたものである。
第二実施形態と同様に、差圧検出器50による検出差圧は、キャピラリーチューブなしの場合に比べ封入液体により検出器本体53ではh−hr1の水頭分だけ高い圧力上昇を検出する。
すなわち、差圧検出器50を使用した場合、回転体1を回転することによる圧力上昇分は、第一検出体51の液体Lの水頭上昇分hr1に相当する圧力上昇分と、第一検出体51から第二検出体52の封入液の水頭上昇分h−hr1に相当する圧力上昇分を加えたものとなり、通常、液体Lの比重量と封入液の比重量は近似する値であることより、結果的に回転することによる圧力上昇分はほぼ封入液の水頭上昇分hに相当する圧力上昇分となる。
第四実施形態では、液体Lの比重量と封入液の比重量との僅かな差を考慮して、第二検出体52の半径方向距離rをほぼ充填流路構成ユニット8の設置位置Rとして第二検出体52の位置を設定している。これにより、差圧検出器50が検出する回転による水頭上昇分を流量に関係する液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hとすることができ、回転が流量に与える影響分を直接検出することとなり、流量算出にあたって回転速度ωに応じた補正を不要とすることができる。
従って、この場合回転速度ωに関する考慮が不要となり、液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないため、結果的に回転式充填機F4での流量Qは、差圧△pのみをパラメータとして、
流量Q=f(△p) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
以上の結果を使用して、充填制御装置20において、差圧検出器50からの計測値△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p)とから各充填流路構成ユニット8の液通路4(液出口4b)の流量Q(△p)を時々刻々(たとえば1msごと)計算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の計算流量を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上より、差圧検出器50の第二検出体52の設置位置を液出口4bと同一円周上にすることにより、流量Qの算出にあたり回転情報ωを不要とし、回転計40を不要とすることができ、更に簡素な装置構成にすることができる。
第三実施形態では、差圧検出器50を液出口4bと同一円周上の液体Lの液分配室3上に設置することにより、回転計を不要としているが、液体Lの液分配室3を液出口4b上にまで拡大することが出来ないような回転式充填機(たとえば大型の回転式充填機)の場合には、第三実施形態の構成をとることが難しい。
そのため、大型の回転式充填機の場合には、第四実施形態の回転式充填機F4のように、差圧検出器50を用いることで、第二検出体52の設置位置を液出口4bと同一円周上にすることができることから、本発明を容易に適用することができる。
「第五実施形態」
以下、本発明の第五実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図10は本発明の第五実施形態に係る回転式充填機F5の概略構成図であり、図11は本発明の第五実施形態にかかわるシール充填およびノンシール充填における動作ステップを示している。
上述した第一実施形態〜第四実施形態(回転式充填機F1〜F4)においては、液体Lをノンシール充填する回転式充填機について本発明を適用したが、本実施形態の回転式充填機F5は、容器Cの口部C1を封止した状態、即ちシール状態で、容器Cに液体Lを充填するものである。尚、このシール状態での充填(シール充填)は、多くの場合、液体L中に炭酸ガスを多く含有するガス入り飲料を容器Cに充填する際に行われる。
図10に示すように、回転式充填機F5は、第一実施形態〜第四実施形態に示す回転式充填機において、液体Lを充填可能とするに必要な要件として周知の構成が付加されており、具体的に付加される主なものは、容器内の充填雰囲気を封止する封止具60、大気圧より高い圧力のガス(例えばCOや不活性ガス)を容器C内へ導入する加圧ガス通路6、液体L充填中の戻りガスを流通させる戻りガス通路5、充填終了時に容器C及び封止具60内に残存するガスを排出する排出ガス通路7と、戻りガス圧力制御部80である。
封止具60は、液通路4の液出口4b、戻りガス通路5のガス入口5b、加圧ガス通路6のガス出口6b、排出ガス通路7のガス入口7bの各孔を有する封止具固定部材60a、封止具固定部材60aに摺動可能に嵌合し、図示しない公知の手段で昇降される昇降部材60e、封止具固定部材60aと昇降部材60eの嵌合部からガスの漏れを止めるための嵌合部シール部材60b、昇降部材60eが下降した際、容器Cの口部C1との接触部からガスの漏れを止めるために昇降部材60eに設けた容器口シール部材60c、から構成されており、昇降部材60eを下降させ容器Cの口部に容器口シール部材60cを当接させることにより、液通路4の液出口4b、戻りガス通路5のガス入口5b、加圧ガス通路6のガス出口6b、排出ガス通路7のガス入口7bを、容器Cの内部と連通させた状態で、容器Cの開口部を封止して容器Cの内部に密閉空間を形成する。
加圧ガス通路6は、大気圧より高く圧力制御されたガスを容器C内へ導入(供給)するものであり、加圧ガス弁6aが配設されている。加圧ガス通路6は、封止具60毎に配設されており、それぞれ加圧ガス系マニホールド6cにおいて他の加圧ガス通路6に合流している。この加圧ガス系マニホールド6cは、液体貯留部71の上部に加圧配管6dを介して接続されており、液体貯留部71の上部の気相部71gに連通している。
戻りガス通路5は、容器Cの内部に充填される液体Lと入れ違いに、容器Cの内部に充填されていたガスを、戻りガスとしてガス出口6bから容器Cの外部に排出するものであり、戻りガス弁5aが配設されている。戻りガス通路5は、封止具60毎に配設されており、それぞれ流れ解放部となる戻りガス系マニホールド(戻りガス室)5cにおいて他の戻りガス通路5に合流している。この戻りガス系マニホールド5cは、戻りガス圧力制御部80の戻りガス回収部85に戻り配管5dを介して接続されている。
また、この戻りガス通路5及び戻りガス弁5a及び容器Cの密閉空間は、液体Lを容器に充填する際の戻りガスが流れた時のこの部分の圧力損失が、液通路4、液弁4aでの液体Lの流れにより生じる圧力損失に比べて無視できる程度に小さくなるように設計されている。
戻りガス系マニホールド5cは、半径方向距離rが回転中心軸Pからr1だけ離間した位置に形成されている。
排出ガス通路7は、液体L充填後の容器C内の空隙部に残存した大気圧より高いガスを大気Jへ排出するものであり、排出ガス弁7aが配設されている。排出ガス通路7は、封止具60毎に配設されており、それぞれ排出系マニホールド7cにおいて他の排出ガス通路7に合流している。この排出系マニホールド7cは、排出配管7dを介して大気Jに接続されている。
本実施形態においては、上述した第一実施形態〜第四実施形態が液通路4及び液弁4aによって構成された充填流路構成ユニット8を有していたのに対して、液通路4及び液弁4a、封止具60、戻りガス通路5及び戻りガス弁5aによって構成された充填流路構成ユニット8Aを有している。そして、これら液通路4及び液弁4a、封止具60、戻りガス通路5及び戻りガス弁5aによって、容器C内に個別に液体Lを導き、戻りガスを容器Cから外部に戻すための流体通路9Aが構成されている。
すなわち、ノンシール充填においては充填流路構成ユニット8を適用していたのに対して、シール充填においては充填流路構成ユニット8Aを適用する。
戻りガス圧力制御部80は、充填中の戻りガスを回収する戻りガス回収部85と、戻りガス回収部の圧力を調整する圧力調整バルブ82A、圧力調整バルブ82B、圧力制御装置81、圧力センサ86と各機器を接続する抽気管84、ガス供給管83で構成されている。
戻りガス圧力制御部80の戻りガス回収部85は、ガス供給管83に連通する抽気管84と、上述した戻り配管5dとに接続されている。この戻りガス回収部85においては、ガスの圧力が大気圧よりも高くなっている。
ガス供給管83には、圧力調整バルブ82Aが接続され、さらに圧力調整バルブ82Aには圧力調整バルブ82Bが接続されて、対をなしている。そして、圧力調整バルブ82Aと圧力調整バルブ82Bの間に抽気管84を介して戻りガス回収部85が、接続されている。
圧力制御装置81は、戻りガス回収部85に設置された圧力センサ86から検出された圧力に基づいて、一対の圧力調整バルブ82A、82Bを制御して、戻りガス回収部85のガスの圧力を調整する。
差圧検出器30は、充填流路構成ユニット8Aの入口部と出口部との差圧、即ち、液分配室における液体Lの圧力である液分配室圧力と戻りガス系マニホールド5cの戻りガス室圧力との差圧△p(差圧情報)を検出するものである。この差圧検出器30は、図10に示すように、液分配室3を画定する隔壁3bにおいて回転中心軸Pから半径方向距離rがr1だけ離れた位置(設置位置r1)に設置されており、この設置位置r1において第一検出部31が液分配室3の液体Lから圧力を受けるように、また、第二検出部32が戻りガス系マニホールド5cのガスから圧力を受けるようになっている。そして、第一検出部31での圧力から第二検出部32での圧力を差し引いた差圧△pを、検出器本体33が充填制御装置20に出力する。
なお、液分配室3の内部は液体Lが満水となるように設計されている。
次に、回転式充填機F5の作用について図を用いて説明する。
まず、液体Lをシール充填する回転式充填機F5の動作ステップは、図11に示すように、容器導入ステップS1、封止ステップS2、加圧ステップS3、充填ステップS4、大気開放ステップS5、封止解除ステップS6、容器排出ステップS7の順に処理がなされる。
最初に各封止具60の直下に容器Cが導入され(容器導入ステップS1)、次に、容器Cの開放部を封止具60によって封止して容器Cの内部に密閉空間を形成する(封止ステップS2)。これらの際、液弁4a、戻りガス弁5a、加圧ガス弁6a、排出ガス弁7aは全て閉となっている。
次に、加圧ガス通路6の加圧ガス弁6aを開とし、容器Cの密閉空間をガスによって加圧することで、容器Cの内部空間を所定の圧力まで上昇させる(加圧ステップS3)。この際、液弁4a、戻りガス弁5a、加圧ガス弁6a、排出ガス弁7aは全て閉となっている。
次に、加圧ガス弁6aを閉とした後、液通路4の液弁4a及び戻りガス通路5の戻りガス弁5aを開とし、液体Lを所定量容器Cに充填した後、充填制御装置20が液弁4aを閉に制御する(充填ステップS4)。この充填ステップS4により、容器Cの密閉空間のガスを液体Lに置き換える。すなわち、液通路4から液体Lが充填されると共に、ガスが戻りガス通路5、戻りガス系マニホールド5cを介して戻りガス回収部85に回収される。尚、適切な充填流量Qとするために必要な充填流路構成ユニットの入口部と出口部の差圧△pが得られるように、戻りガス圧力制御部80の戻りガス回収部85の圧力を設定している。
次に、戻りガス通路5の戻りガス弁5aを閉とした後、排出ガス通路7の排出ガス弁7aを開とすることで、容器Cに残存した高圧のガスを大気Jに開放する(大気開放ステップS5)。
次に、封止具60を容器Cの開口部から脱着し、容器Cの開口部の封止を解除し(封止解除ステップS6)、容器Cを回転体1の外部に排出する(容器排出ステップS7)。この際、液弁4a、戻りガス弁5a、加圧ガス弁6a、排出ガス弁7aは全て閉となっている。
上述した充填ステップ4を、回転体1の回転を停止した状態で実施した場合、液通路4を流れる液体Lの流量Qは、充填流路構成ユニット8Aの流路の寸法、形状から求められる流動特性と、充填流路構成ユニット8Aの流路を流れる流体の特性、即ち、比重量・液体温度等の液体Lの特性及び戻りガスの圧力、温度、成分等のガスの特性及び状態と、充填流路構成ユニット8Aの入口部と出口部との差圧△pと、さらにガスの流れを含むことから充填流路構成ユニット8Aの入口部の圧力とから計算できる。
ここで、前述のとおり封止具60と容器Cにより形成される密閉空間及び戻りガス通路5、戻りガス弁5aにおけるガス流れにより生じる圧力損失が、液通路4、液弁4aでの液体Lの流れにより生じる圧力損失に比べて無視できる程度に小さくなるように設計されていることから、ガス流れについては無視でき、結果的に、回転体1の回転を停止した状態で実施した場合の液通路4を流れる液体Lの流量Qは、充填流路構成ユニット8Aの液体の流路の寸法、形状から求められる流動特性と、比重量・液体温度等の液体Lの特性と、充填流路構成ユニット8Aの入口部と出口部との差圧△pとから計算できる。
従って、液体Lの特性と充填流路構成ユニット8A(流体通路9A)の流動特性は、充填する液体Lと充填機の構造が決まれば変化しないことから、結果的に、回転がない状態の液通路4での流量Qは差圧(△p)のみをパラメータとして
流量Q=f’(△p) f’:充填流路構成ユニット流量特性関数
と計算できる。
一方、上述した充填ステップS4において回転体1が回転する場合、回転による水頭上昇分hが加わって、上記の充填流路構成ユニット流量特性関数f’から求められた流量Qに比べて、実際の流量Qが増加する。
この回転による水頭上昇分hは、回転体1の回転中心軸Pを基準として、回転体1の回転中心軸Pからの距離の増加に伴って増え、また、回転速度ωの増加に伴って増える(図3参照)。
これを式化すると回転による水頭上昇分hは、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される。
従って、差圧検出器30の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
液出口4bの位置Rにおける回転による水頭上昇分hは、
=h(R,ω)
となる。
即ち回転体1が回転すると、差圧検出器30による検出差圧△pは、差圧検出器30の設置位置r1の液体Lの水頭上昇分hr1に相当する圧力上昇分は含まれるが、流量に関係する液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hに相当する圧力上昇は含まれないために、流量Qの算出にあたっては、差圧検出器30の設置位置r1と液出口4bの位置Rとをパラメータとして回転速度ωに応じた補正が必要となる。
ここで、差圧検出器30の設置位置r1と液出口4bの位置Rは構造によって決まる値で変化せず、また液体Lの特性と充填流路構成ユニット8Aの流動特性は充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないため、結果的に回転式充填機F5での流量Qは、検出差圧△p、回転速度ωをパラメータとして、
流量Q=f(△p,ω) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
なお、充填流路構成ユニット8Aの流動特性は充填流路構成ユニット8A毎に微妙に異なることが考えられることから、充填流路構成ユニット流量特性関数fは、充填流路構成ユニット8A毎に準備するのが好ましい。
以上の結果を使用して、充填制御装置20は、回転計40の回転速度ωと差圧検出器30からの検出差圧△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)とから各充填流路構成ユニット8Aの液通路4(液出口4b)の流量Q(△p,ω)を時々刻々(たとえば1ms毎)演算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の流量(計測間の流量)を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、戻りガス通路5の戻りガス系マニホールド5cにおけるガスの圧力と、液分配室3の液体Lの圧力とから差圧△pを求めることができる。これにより、予め求められた充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)に基づいて、検出差圧△pと検出回転情報ωとから、充填流路構成ユニット8Aの液通路4(液出口4b)において回転による遠心力を受ける液体Lの流量Qを求めることができる。従って、この流量Qに基づいて充填量を制御することで、液体Lを正確に制御することができる。
また、重量計量器、流量計、タイマーなど充填量の計量装置が不要となるので、構造が簡素でメンテナンス性や洗浄性、コスト性を向上させることができる。
「第六実施形態」
以下、本発明の第六実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図12は本発明の第六実施形態に係る回転式充填機F6の概略構成図である。
図12に示すように、回転式充填機F6は、上述した第五実施形態が備えていた差圧検出器30に代えて、差圧検出器50を備えている。
第一検出体51は、図12に示すように、液分配室3を画定する隔壁3aにおいて回転中心軸Pから半径方向距離rがr1だけ離れた位置に設置されており、液分配室3の液体Lから圧力を受けるように設定されている。
第二検出体52は、回転体1の戻りガス通路5の戻りガス系マニホールド5cにおいて、回転中心軸Pから半径方向距離rがr2だけ離れた位置に設置されており、ガスから圧力を受けるように設定されている。
液体Lの特性と充填流路構成ユニット8Aの流動特性は、充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないことから、結果的に、充填ステップ4Sにおいて、回転体1の回転を停止した状態で実施した場合の流量Qは、差圧△pのみをパラメータとして
流量Q=f’(△p) f’:充填流路構成ユニット流量特性関数
と計算できる。
遠心力に起因する水頭上昇分hは、上述した第二実施形態と同様に、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される(図5参照)。
従って、差圧検出器50の第一検出体51の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
第二検出体52の設置位置r2における回転による水頭上昇分hr2は、
r2=h(r2,ω)
液出口4bの位置Rにおける回転による水頭上昇分hRは、
R=h(R,ω)となる。
差圧検出器による検出差圧は、キャピラリーチューブ51a内の封入液体は回転体の外周方向に遠心力を受けて水頭上昇分hr1分だけ引っ張られて、キャピラリーチューブ51b内の封入液体も回転体1の外周方向に遠心力を受けて水頭上昇分hr2分だけ引っ張られる。その結果、検出器本体53が検出する検出差圧△pには、第五実施形態における検出差圧△pよりも水頭上昇分hr2−hr1だけ高い圧力が検出されるが、流量Qに関係する液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hRに相当する圧力上昇分は含まれない。
従って、流量の算出にあたっては、第一検出体51の設置位置r1と第二検出体52の設置位置r2と液出口4bの位置Rとをパラメータとして回転速度ωに応じた補正が必要となる。
ここで、第一検出体51の設置位置r1と第二検出体52の設置位置r2と液出口4bの位置Rは構造によって決まる値で変化せず、また液体Lの特性と充填流路構成ユニット8Aの流動特性は充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないため、結果的に、差圧検出器50を使用した回転式充填機F5での流量Qも、差圧△p、回転速度ωをパラメータとして、
流量Q=f(△p,ω) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
つまり、回転速度ω毎に、設置位置r1と設置位置r2とにおける水頭上昇分hr2−hr1を含んだ検出差圧△pと、液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hRを含んだ差圧との関係が定まることから、予め回転速度ω毎に差圧△pと、遠心力の影響を受けた流量Qとの関係を求めて充填流路構成ユニット流量特性関数fを設定すれば、正確な流量Qを求めることが可能となる。
以上の結果を使用して、充填制御装置20において、回転計40の回転速度ωと差圧検出器50からの計測値△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)とから各充填流路構成ユニット8Aの液通路4(液出口4b)の流量Q(△p,ω)を時々刻々(たとえば1msごと)演算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の計算流量を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、差圧検出器50を使用することで戻りガス通路5の戻りガス系マニホールド5cの戻りガス室圧力を容易に検出することができると共に、取付けスペースを要する検出器本体53を自由に配置できることから、回転式充填機F5の設計の自由度を向上させることができる。
図13は本発明の第六実施形態に係る回転式充填機F6の変形例であるF6Bの概略構成図である。
この回転式充填機F6Bは、上述した第六実施形態における戻りガス通路5の戻りガス系マニホールド5cを液通路4と略同一の半径方向位置(R)に配設、従って第二検出体52も戻りガス系マニホールド5Cの液通路4と略同一の半径方向位置(R)に配設したこと、および回転計(回転情報検出部)40を不要としたこと、が回転式充填機F6と異なる。なお、図13においては、理解容易のために、液通路4及び液弁4aを一転鎖線で図示している。
第一検出体51は、図13に示すように、液分配室3を画定する隔壁3aにおいて回転中心軸Pから半径方向距離rがr1だけ離れた位置に設置されており、液分配室3の液体Lから圧力を受けるように設定されている。
第二検出体52は、回転体1の戻りガス通路5の戻りガス系マニホールド5cにおいて、回転中心軸Pから半径方向距離rがRだけ離れた位置に設置されており、ガスから圧力を受けるように設定されている。
液体Lの特性と充填流路構成ユニット8Aの流動特性は、充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないことから、結果的に、充填ステップ4Sにおいて、回転体1の回転を停止した状態で実施した場合の流量Qは、差圧△pのみをパラメータとして
流量Q=f’(△p) f’:充填流路構成ユニット流量特性関数
と計算できる。
遠心力に起因する水頭上昇分hは、上述した第四実施形態と同様に、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される(図9参照)。
従って、差圧検出器50の第一検出体51の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
第二検出体52の設置位置Rにおける回転による水頭上昇分hRは、
R=h(R,ω)
液出口4bの位置Rにおける回転による水頭上昇分hRは、
R=h(R,ω)となる。
即ち第四実施形態と同様に第二検出体52の設置位置を液通路4と略同一の半径方向位置(R)に配設したことにより回転情報が不要となるものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、第二検出体52の設置位置を液通路4と略同一の半径方向位置(R)に配設したことにより回転情報が不要となり、さらに簡素な装置構成にすることができる。
図14は、回転式充填機F6の変形例である回転式充填機F6Aである。
この回転式充填機F6Aは、上述した第五実施形態の回転式充填機F6から、加圧ガス通路6、加圧ガス弁6a、加圧ガス系マニホールド6c、加圧配管6d、戻りガス圧力制御部80、戻り配管5dが省略されていると共に、液体貯留部71の上部と戻りガス系マニホールド5cを接続する戻り配管5eが追加されている。
この回転式充填機F6Aは、充填流路構成ユニット8Aの戻りガス通路5が合流している戻りガス系マニホールド5cを、戻りガス圧力制御部80の戻りガス回収部85に接続するかわりに、液体貯留部71の上部に接続することにより、容器Cの密閉空間を加圧するためのガスを液体供給部70の気相部71gから供給し、容器Cの密閉空間からの充填中の戻りガスを同じ液体供給部70の気相部71gに回収するように構成されている。本実施形態の場合は、加圧ガス通路6と戻りガス通路5とを共有にすることで、回転式充填機6Aの構造をより簡易な構成としている。
尚、液体供給部70の液体貯留部71は、液体貯留部71内の液体Lの液面が充填流路構成ユニット8Aの液通路4の液出口4bよりも水頭差HLだけ上方になるように設置されている。充填流路構成ユニット8Aの液体の流路の寸法、形状は、この水頭差HLを基に得られる充填流路構成ユニット8Aの前後の差圧△pによって必要な充填流量Qが得られるように設計されている。
この構成においても、上述した充填ステップS4において、充填流路構成ユニット8Aの戻りガス通路5を開の状態を保持したまま、充填流路構成ユニット8Aの液通路4の液弁4aを開とする。このようにすることで、充填流路構成ユニット8Aの液通路4から液体Lが充填されると共に、戻りガスが充填流路構成ユニット8Aの戻りガス通路5を介して液体供給部70の気相部71gに回収される。
そして、充填時における戻りガスの圧力を戻りガス系マニホールド5cで検出し、これを充填雰囲気圧力として差圧△pを検出する。
この変形例によれば、装置構成を更に簡素にすることができる。例えば、上述した第五実施形態の回転式充填機F5においても、液体供給部70の液体貯留部71を、液体貯留部71内の液体Lの液面が充填流路構成ユニット8Aの液通路4の液出口4bよりも水頭差HLだけ上方になるように設置し、充填流路構成ユニット8Aの液体の流路の寸法、形状を、この水頭差HLを基に得られる充填流路構成ユニット8Aの前後の差圧△pによって必要な充填流量Qが得られるように設計することにより、装置構成を簡素化することができる。
「第七実施形態」
以下、本発明の第七実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図15は本発明の第七実施形態に係る回転式充填機F7の概略構成図である。
上述した第一実施形態に係る回転式充填機F1においては、液分配室3の内部を満水にして液体Lの液相のみで構成し、また、差圧検出器30を液分配室3の隔壁3aに配置した。これに対して、本実施形態の回転式充填機F7は、液分配室3Aの内部を液体Lの液相と例えば、空気、窒素ガスなどの気相部3gとで構成し、また、差圧検出器30を液分配室3Aの隔壁3bに配置している。さらに、回転式充填機F7は、液分配室3の気相部3gの圧力を調整する液分配室ガス圧力制御部100と、液分配室3Aの液体Lの液位を制御する液分配室液レベル制御部90とを備えている。
差圧検出器30は、液分配室3Aを画定する隔壁3bにおいて回転中心軸Pから半径方向距離rがr1だけ離れた位置(設置位置r1)に設置されており、この設置位置r1において第一検出部31が液分配室3Aの液体Lから圧力を受けるように、また、第二検出部32が大気Jから圧力を受けるようになっている。
液分配室ガス圧力制御部100は、圧力制御装置101と、液分配室3Aの気相部3gに供給するガスが流通する気体流通管103と、気体流通管103に設けられた一対の圧力調整弁102A,102Bと、気体流通管103における一対の圧力調整弁102A,102Bの間と液分配室3Aとの間を接続する導入管104と、液分配室3Aの隔壁3aに設けられて液分配室3Aの気相部3gの圧力を検出する圧力センサ105とを備えている。
圧力制御装置101は、圧力センサ105が検出した液分配室3Aの気相部3gの圧力の検出値に基づいて、一対の圧力調整弁102A,102Bを制御し、液分配室3Aの気相部3gの圧力を設定された値に制御する。
液分配室液レベル制御部90は、液分配室3Aに送られる液体Lが給液配管13内を流れる流量を調整する流量制御弁91を制御する液位制御装置92と、液位制御装置92に液分配室3A内の液体Lの液位を指し示す差圧信号を出力する差圧式液位計93とを備えている。
差圧式液位計93は、差圧検出器50と同様のものであり、第一検出体94が隔壁3bに設置されて液分配室3Aの液体Lから圧力を受けるようになっており、第二検出体95が隔壁3aに設置されて液分配室3Aの気相部3gの圧力を受けるようになっている。そして、第一検出体94での圧力から第二検出体95での圧力を差し引いた差圧を、検出器本体96が液位制御装置92に出力する。
これら第一検出体94と第二検出体95の半径方向距離rは、液分配室3Aの内半径の略半分となる位置にそれぞれ設置されており、制御の基準となる液位が回転体1の停止時における液位と回転時の液位とが略同一になるように設定されている。
液位制御装置92は、差圧式液位計93から入力された差圧が、基準液位に対応する基準差圧から変化した場合に、流量制御弁91を制御して給液配管13から液分配室3Aに送液する液体Lの流量を調整して液分配室3A内の液位を必要条件に保持する制御を行う。
次に上述した回転式充填機F7の作用について説明する。
回転式充填機F7において回転体1が回転する場合、図3に示すように、遠心力に起因する水頭上昇によって流量Qが増加する。この時、液分配室3A内の液面はすり鉢状の曲面を呈し、図15に示すように回転体1の回転中心軸Pを含む断面をとった時の液面の曲線K2は図3に示す遠心力に起因する水頭上昇曲線K1と同じ曲線となる。
これを式化すると回転による水頭上昇分hは、半径方向距離rと回転速度ωとの関数h(r,ω)として計算される。従って、差圧検出器30の設置位置r1における回転による水頭上昇分hr1は、
r1=h(r1,ω)
液出口4bの位置Rにおける回転による水頭上昇分hRは、
R=h(R,ω)
となる。
即ち回転体1が回転すると、差圧検出器30による検出差圧△pは、差圧検出器30の設置位置r1の液体Lの水頭上昇分hr1に相当する圧力上昇分は含まれるが、流量に関係する充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hRに相当する圧力上昇は含まれないために、流量Qの算出にあたっては、差圧検出器30の設置位置r1と充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rとをパラメータとして回転速度ωに応じた補正が必要となる。
ここで、差圧検出器30の設置位置r1と液出口4bの位置Rは構造によって決まる値で変化せず、また液体Lの特性と充填流路構成ユニット8の流動特性は充填する液体Lが決まり充填機の構造が決まれば変化しないため、結果的に回転式充填機F7での流量Qは、検出差圧△p、回転速度ωをパラメータとして、
流量Q=f(△p,ω) f:充填流路構成ユニット流量特性関数
として計算できることになる。
つまり、回転速度ω毎に、差圧検出器30の設置位置r1での水頭上昇分hr1を含んだ検出差圧△pと、充填流路構成ユニット8の液出口4bの位置Rでの水頭上昇分hRを含んだ差圧との関係が定まることから、予め回転速度ω毎に差圧△pと、遠心力の影響を受けた流量Qとの関係を求めて充填流路構成ユニット流量特性関数fを設定すれば、正確な流量Qを求めることが可能となる。
なお、充填流路構成ユニット8の流動特性は充填流路構成ユニット8毎に微妙に異なることが考えられることから、充填流路構成ユニット流量特性関数fは、充填流路構成ユニット8毎に準備するのが好ましい。
以上の結果を使用して、充填制御装置20は、回転計40の回転速度ωと差圧検出器30からの検出差圧△pと、充填流路構成ユニット流量特性関数f(△p,ω)とから各充填流路構成ユニット8の液通路4(液出口4b)の流量Q(△p,ω)を時々刻々(たとえば1ms毎)演算する。
充填制御装置20は、この時々刻々の流量(計測間の流量)を積算・演算し、積算・演算結果の値が予め設定されている目標充填量と一致した時に充填流路構成ユニット8の液弁4aを閉にして充填を完了する。
以上説明したように、この構成によれば、液分配室3Aに気相部3gが形成される構成においても、充填量を正確に制御することができる。
なお、本実施形態においては、液分配室3Aの気相部3gの圧力を調整するために液分配室ガス圧力制御部100を設けたが、気相部3gに圧力を必要としない場合には、液分配室ガス圧力制御部100を省略して大気開放する構成にしてもよい。
また、第二実施形態のように、差圧検出器30の代わりにキャピラリーチューブ式の差圧検出器50を使用してもよい。
「第八実施形態」
以下、本発明の第八実施形態について図16を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
回転式充填機F8は、第五実施形態の回転式充填機F5と同様の構成であるが、液分配室(ガス戻り室)3Aは液で満たされない気相部3gを有する点、液分配室3Aの気相部3gの圧力を調整する液分配室ガス圧力制御部100を有する点、液分配室3A内の液体Lの液位を制御する液分配室液レベル制御部90を有する点、加圧ガス通路6が液体貯留部71の上部の気相部71gに接続する代わりに液分配室3Aの気相部3gと接続されている点で、回転式充填機F5と異なる。
差圧検出器30は、図16に示すように、液分配室3を画定する隔壁3bにおいて回転中心軸Pから半径方向距離rがr1だけ離れた位置(設置位置r1)に設置されており、この設置位置r1において第一検出部31が液分配室3Aの液体Lから圧力を受けるように、また、第二検出部32が戻りガス系マニホールド5cのガスから圧力を受けるようになっている。そして、第一検出部31での圧力から第二検出部32での圧力を差し引いた差圧△pを、検出器本体33が充填制御装置20に出力する。
この構成によれば、液分配室3Aに気相部3gがある場合においても、上述した第五実施形態と同様の作用を得ることができ、液体Lを正確に充填することが可能となる。
図17は、回転式充填機F8の変形例である回転式充填機F8Aを示す図である。
回転式充填機F8Aは、回転式充填機F8から、加圧ガス通路6、加圧ガス弁6a、戻りガス圧力制御部80、戻り配管5dが省略されていると共に、充填流路構成ユニット8Aの戻りガス通路5が戻りガス系マニホールド5cに接続される代わりに、液分配室3Aの気相部3gに接続されている。
尚、液分配室3Aは、液分配室内の液体Lの液面が充填流路構成ユニット8Aの液通路4の液出口4bよりも水頭差HLだけ上方になるように設置されている。充填流路構成ユニット8Aの液体の流路の寸法、形状は、この水頭差HLを基に得られる充填流路構成ユニット8Aの前後の差圧△pによって必要な充填流量Qが得られるように設計されている。
この回転式充填機F8Aは、戻りガス通路5で容器Cの密閉空間に加圧ガスを供給すると共に、戻りガスを液分配室3Aの気相部3gに回収するように構成されている。
本実施形態の場合は、加圧ガス通路6と戻りガス通路5とを共有にすることで、回転式充填機の構造をより簡易な構成とすることを可能としている。
本実施形態においては、充填流路構成ユニット8Aの戻りガスの出口を、回転式充填機F8では戻りガス系マニホールド5cとしていたのに対して、液分配室3Aの気相部3gとしている。
また、この回転式充填機F8Aは、差圧検出器30の代わりに差圧検出器50を有している。より具体的には、第一検出体51が液分配室3Aの隔壁3bにおいて設置位置r1に、第二検出体52が隔壁3aにおいて設置位置r2に配設され、本実施形態の充填流路構成ユニット8Aの流れ解放部となる液分配室3Aの気相部3gの圧力を、戻りガス室圧力として検出するようになっている。
この変形例によれば、第六実施形態の回転式充填機F6Aと同様に、装置の全体構成を更に簡素にすることができる。
なお、上述した実施の形態では、差圧式液位計93を設ける構成にしたが、差圧検出器50の検出差圧△pを液位制御装置92に入力するようにして差圧式液位計93を省略してもよい。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、上記の流量計算式においては、圧力情報と回転情報をパラメータとして流量Q=f(△p,ω)としたが、液体Lの液体温度Tを計測し、液体温度Tもパラメータとした流量Q=f(△p,ω,T)として計算してもよい。
また、上述した実施の形態においては、液分配室3,3Aを円柱状に構成したが、他の形状、例えば円環状に構成してもよい。
また、上述した実施形態においては、容器Cは昇降せず載置台1cに静置させると共に封止具60の昇降部材60eを昇降させたが、封止具60を静止させると共に容器Cを載置した載置装置を昇降させてもよい。
1…回転体
3,3A…液分配室
5c…戻りガス系マニホールド(戻りガス室)
8,8A…充填流路構成ユニット
20…充填制御装置
30,50…差圧検出器(差圧情報検出部)
40…回転計(回転情報検出部)
51…第一検出体
51a…キャピラリーチューブ
51b…キャピラリーチューブ
52…第二検出体
53…検出器本体
60…封止具
70…液体供給部
80…戻りガス圧力制御部
90…液分配室液レベル制御部
100…液分配室ガス圧力制御部
F1,F2,F3,F4,F5,F6,F6A,F6B,F7,F8,F8A…回転式充填機
C…容器
J…大気
L…液体
P…回転中心軸
Q…流量
r…半径方向距離

Claims (10)

  1. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、
    前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の任意の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される充填雰囲気圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部と、
    前記回転体の回転情報を検出する回転情報検出部と、を有し、
    前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする回転式充填機。
  2. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、
    前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の前記液通路の液出口と略同一の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記容器の充填雰囲気圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部を有し、
    前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする回転式充填機。
  3. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁、前記容器内の充填雰囲気を封止する封止具、充填中の戻りガスを容器から圧力制御された戻りガス室に導く戻りガス通路及び前記戻りガス通路に設けられた戻りガス弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    前記容器に対して圧力制御されたガスを供給する加圧ガス通路及び前記加圧ガス通路に設けられた加圧ガス弁と、
    充填終了時に前記容器及び前記封止具内に残存する加圧ガスを排出する排出ガス通路及び前記排出ガス通路に設けられた排出ガス弁と、
    前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、
    前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の任意の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記戻りガス室の戻りガス室圧力との差圧情報を検出する差圧情報検出部と、
    前記回転体の回転情報を検出する回転情報検出部と、を有し、
    前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする回転式充填機。
  4. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁、前記容器内の充填雰囲気を封止する封止具、充填中の戻りガスを容器から圧力制御された戻りガス室に導く戻りガス通路及び前記戻りガス通路に設けられた戻りガス弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    前記容器に対して圧力制御されたガスを供給する加圧ガス通路及び前記加圧ガス通路に設けられた加圧ガス弁と、
    充填終了時に容器及び封止具内に残存する加圧ガスを排出する排出ガス通路及び前記排出ガス通路に設けられた排出ガス弁と、
    前記各液弁を制御して前記容器に対する前記液体の充填量を制御する充填制御装置と、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機において、
    前記液分配室の前記液体の圧力である液分配室圧力、及び、前記回転体の前記液通路の液出口と略同一の半径方向位置において前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部の圧力として検出される前記戻りガス室の戻りガス室圧力の差圧情報を検出する差圧情報検出部を有し、
    前記充填制御装置は、前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を演算して、前記容器に対する前記液体の充填量を制御することを特徴とする回転式充填機。
  5. 前記液分配室は、前記液体で満たされていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の回転式充填機。
  6. 前記液分配室には、前記液体による液相とガスによる気相とが形成されており、
    前記液分配室における前記液体の液位を制御する液位制御部を液分配室と液体供給部との間に備えることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の回転式充填機。
  7. 前記差圧情報検出部は、前記液分配室に設けられ、前記液分配室圧力を検出する第一検出体と、
    前記回転体のうち前記第一検出体から離間して設けられ、前記充填流路構成ユニットの流れ解放部の圧力を検出する第二検出体と、
    前記第一検出体と前記第二検出体とにそれぞれ接続され、それぞれの内部に封入液が封入された一対のキャピラリーチューブと、
    前記一対のキャピラリーチューブを介して、前記第一検出体から伝播された圧力と前記第二検出体から伝播された圧力との差を前記差圧情報として出力する検出器本体と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の回転式充填機。
  8. 前記差圧情報検出部は、前記液分配室に設けられ、前記液分配室圧力を検出する第一検出部と、
    前記第一検出部と略同一の半径方向位置に設けられ、前記充填流路構成ユニットの流れ解放部の圧力を検出する第二検出部と、を有することを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の回転式充填機。
  9. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機の充填量演算方法において、
    前記充填流路構成ユニットにおける流れの入口側圧力及び前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部側の流れ解放側圧力の差圧情報、並びに、前記回転体の回転情報を検出する情報検出工程と、
    前記検出した前記差圧情報と前記回転情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記回転情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を求める演算工程と、
    を有することを特徴とする回転式充填機の充填量演算方法。
  10. 回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    前記回転体に設けられ、外部から供給された液体を貯留する液分配室と、
    前記回転体において前記回転中心軸周りに配列されていると共に、それぞれ前記液分配室に接続された液通路及び前記液通路に設けられた液弁によって容器内に個別に液体を導くための流体通路が構成された複数の充填流路構成ユニットと、
    固定部に設けられ、前記液分配室に前記液体を供給する液体供給部と、を有する回転式充填機の充填量演算方法において、
    前記充填流路構成ユニットにおける流れの入口側圧力及び前記液通路出口と略同一半径方向位置での前記充填流路構成ユニット内の流れ解放部側の流れ解放側圧力の差圧情報を検出する情報検出工程と、
    前記検出した前記差圧情報、及び、予め求められた前記差圧情報と前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量との関係に基づいて、前記液通路の液出口から流出する前記液体の流量を求める演算工程と、
    を有することを特徴とする回転式充填機の充填量演算方法。
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