JPH11193094A - 加圧式充填装置 - Google Patents

加圧式充填装置

Info

Publication number
JPH11193094A
JPH11193094A JP36827497A JP36827497A JPH11193094A JP H11193094 A JPH11193094 A JP H11193094A JP 36827497 A JP36827497 A JP 36827497A JP 36827497 A JP36827497 A JP 36827497A JP H11193094 A JPH11193094 A JP H11193094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
filling
pressure tank
rotating body
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36827497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4003020B2 (ja
Inventor
Yukinobu Nishino
幸伸 西納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
Priority to JP36827497A priority Critical patent/JP4003020B2/ja
Publication of JPH11193094A publication Critical patent/JPH11193094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4003020B2 publication Critical patent/JP4003020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 加圧式充填装置1は、複数の充填機構6
を有する充填装置本体4と、充填装置本体4に設けた分
配管5と連通し、充填液3を貯溜した圧力タンク21
と、この圧力タンク21内の圧力を調整する調圧弁21
とを備えている。制御装置11は、充填装置本体4の回
転速度を切り換えるために、充填装置本体4の駆動源に
速度変更指令を伝達する際には、それと同時に調圧弁2
1にも圧力変更指令を伝達するようになっている。 【効果】 充填装置本体4の回転速度の切り換え時に、
従来よりも早く圧力調整を完了するので、充填不良容器
を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧式充填装置に関し、
より詳しくは圧力タンク内で加圧した状態の液体を容器
に所定量だけ充填するようにした加圧式充填装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、加圧式充填装置として、次のよう
な構成を備えたものは知られている。すなわち、回転自
在に設けた回転体と、この回転体を回転させる駆動機構
と、回転体の円周方向複数箇所に設けられて容器内に液
体を充填する充填機構と、上記充填機構と連通し液体を
貯溜する圧力タンクと、圧力タンク内を加圧する加圧手
段と、上記駆動機構および加圧手段の作動を制御する制
御装置とを備えて、上記制御装置は加圧手段の作動を制
御して、圧力タンク内の圧力を所定圧力に維持するよう
にしたものは知られている(特開平9−95394号公
報)上述した従来の加圧式充填装置は、充填装置の運転
速度を検出する速度検出器を備えており、この速度検出
器によって充填装置の速度が変化したことを検出した
ら、制御装置によって加圧手段の作動を制御することに
より、圧力タンク内の圧力を所定圧力となるように調整
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の装置は、速度検出器によって充填装置の速度が変化
したことを検出してから圧力調整を行うようにしていた
ので、充填装置の速度が変化してから圧力調整が終了す
るまでの間にも充填機構によって容器内に充填が行われ
ることになる。したがって、その間に充填液を充填され
た容器は、充填液の充填量が不正確になるので、充填不
良容器が発生するという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体を回
転させる駆動機構と、回転体の円周方向複数箇所に設け
られて容器内に液体を充填する充填機構と、上記充填機
構と連通し液体を貯溜する圧力タンクと、圧力タンク内
を加圧する加圧手段と、上記駆動機構および加圧手段の
作動を制御する制御装置とを備えて、上記制御装置は加
圧手段の作動を制御して、圧力タンク内の圧力を所定圧
力に維持するようにした加圧式充填装置において、上記
制御装置は、回転体の回転速度を変更する際には、上記
駆動機構に速度変更指令を伝達すると同時に上記加圧手
段に圧力変更指令を伝達し、回転体に供給される容器数
の変動による圧力タンク内の圧力変動を予想して、上記
容器数の変動に基づく圧力変動分が相殺されて圧力タン
ク内の圧力が所定圧力に維持されるように加圧手段の作
動を制御する加圧式充填装置を提供するものである。ま
た、第2の発明は、回転自在に設けた回転体と、この回
転体を回転させる駆動機構と、回転体の円周方向複数箇
所に設けられて容器内に液体を充填する充填機構と、上
記充填機構と連通し液体を貯溜する圧力タンクと、圧力
タンク内を加圧する加圧手段と、上記駆動機構および加
圧手段の作動を制御する制御装置とを備えて、上記制御
装置は加圧手段の作動を制御して、圧力タンク内の圧力
を所定圧力に維持するようにした加圧式充填装置におい
て、容器が回転体に供給される前に回転体に供給される
べき容器の存否を検出して制御装置に入力するセンサを
設けるとともに、上記制御装置は、回転体の回転速度が
一定の状態において上記センサから入力される容器の検
出量が変動したら、上記加圧手段に圧力変更指令を伝達
し、回転体に供給される容器数の変動による圧力タンク
内の圧力変動を予想して、上記容器数の変動に基づく圧
力変動分が相殺されて圧力タンク内の圧力が所定圧力に
維持されるように加圧手段の作動を制御する加圧式充填
装置を提供するものである。
【0005】
【作用】上述した第1の発明によれば、制御装置は、駆
動機構に速度変更指令を伝達すると同時に上記加圧手段
に圧力変更指令を伝達して、圧力タンク内を所定圧力に
維持する。そのため、回転体の回転速度が変化したこと
を検出してから圧力調整を行っていた従来と比較する
と、圧力タンク内の圧力調整を開始するタイミングを早
くすることができる。これにより、回転体の回転速度が
変化してから圧力調整が終了するまでの間に充填機構に
よって充填液が充填される容器の数を従来よりも減少さ
せることができる。また、第2の発明によれば、回転体
の回転速度が一定の状態において回転体に供給される容
器の数が変動する場合には、容器が回転体に供給される
前にセンサによって検出され、制御装置によって圧力タ
ンク内が所定圧力に維持される。そのため、容器内への
充填液の充填量が変動することを防止できる。したがっ
て、従来に比較して充填不良容器を減少させることがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1ないし図2において、1は加圧式充填装置であ
り、容器2内に所定量の充填液3を充填できるようにな
っている。加圧式充填装置1は、時計方向に連続的に回
転される回転体からなる充填装置本体4と、この充填装
置本体4の上方中央に設けた分配管5と、充填装置本体
4の円周方向等間隔位置に配設されて、上記分配管5に
接続された複数の充填機構6とを備えている。充填装置
本体4における各充填機構6の下方側には、容器2を載
置して昇降する載置台7を設けている。充填装置本体4
は、駆動源となるモータ8に連動して時計方向に回転さ
れるようになっている。上記モータ8は制御装置11に
よって作動を制御されるようになっており、制御装置1
1は、このモータ8に高速、中速、低速の作動指令を伝
達することによって、モータ8の回転速度を高速、中
速、低速に切り換えることができる。これによって、充
填装置本体4も高速、中速、低速の3種類の回転速度で
回転できるようになっている。また、各充填機構6は制
御装置11によって作動を制御されるようになってお
り、制御装置11が各充填機構6の開閉弁を一定時間だ
け開放させることによって、容器2内に所定量の充填液
を充填できるようになっている。
【0007】図1に示すように、充填装置本体4の隣接
位置には、従来公知の供給スターホイール12および排
出スターホイール13を配設している。これら供給スタ
ーホイール12および排出スターホイール13は、充填
装置本体4が回転される際には、それと同期して矢印方
向に回転されるようになっている。容器2がコンベヤ1
4によって上流側から搬送されてくると、これらコンベ
ヤ14上の容器2は供給スターホイール12の外周部に
設けた係合部に係合して充填装置本体4にむけて移送さ
れ、供給位置Aにおいて各載置台7上に順次供給される
ようになっている。充填装置本体4が矢印方向に回転す
るのに伴って、載置台7上の容器2も順次時計方向に移
送され、また載置台7そのものが下降端位置から上昇端
位置まで上昇されるようになっている。そして、この過
程において、容器2の上端開口部にその上方側となる充
填機構6のノズルが挿入されるとともに、制御装置11
によって充填機構6の開閉弁が所定時間だけ開放され
る。これによって、容器2内に所定量の充填液が充填さ
れる。このようにして充填装置本体4の回転に伴って所
定量の充填液を充填された容器2は、その後、載置台7
の下降に伴って元の下降端位置まで下降する。そして、
充填液3を充填された容器2は、排出位置Bにおいて排
出スターホイール13により各載置台7上からコンベヤ
14上へ順次排出される様になっている。上述した構成
は従来公知の充填装置のものと変わるところはない。
【0008】しかして、上記コンベヤ14の搬送過程の
一側には、コンベヤ14が搬送する容器2を検出する第
1センサ15を設けている。この第1センサ15は、そ
の第1センサ15を設けた位置を通過する容器2を検出
すると、その都度、容器の検出信号を制御装置11に入
力するようになっている。また、第1センサ15と供給
スターホイール12との間の位置となるコンベヤ14の
一側には、ストッパ16をコンベヤ14と直交する方向
に移動可能に設けている。制御装置11は、第1センサ
15から入力される容器の検出信号をもとにして、コン
ベヤ14が搬送する容器2の搬送量のばらつき状態と単
位時間当たりの容器の供給量を把握し、それに基づいて
所要時に、ストッパ16をコンベヤ14上となる前進端
まで前進させる様になっている。例えば、コンベヤ14
が搬送する容器2の供給量が少ない場合には、制御装置
11はストッパ16を作動させて前進端位置に位置させ
る。すると、コンベヤ14上の容器2がストッパ16と
当接して、それよりも上流側となるコンベヤ14上に相
前後する容器2が当接した状態に滞溜されるようにな
る。制御装置11は、第1センサ15から入力される容
器の検出信号を元に、相前後する容器2が当接した状態
となったと判断すると、ストッパ16を後退させる。こ
れによって、滞溜していた容器2はストッパ16の位置
を通過し、供給スターホイール12の位置へ搬送され
る。これによって、供給スターホイール12は、供給位
置Aにおいて充填装置本体4の各載置台7上に順次容器
2を受け渡すことができるようになっている。
【0009】さらに、供給スターホイール12がコンベ
ヤ14上から供給位置Aまで容器2を移送する移送過程
の近接外方位置に、供給スターホイール12の係合部に
容器2が保持されているか否かを検出する第2センサ1
7を設けている。第2センサ17は、供給スターホイー
ル12の係合部に容器2が保持されていないことを検出
すると、その旨の信号を制御装置11に入力するように
している。制御装置11は、第2センサ17から容器2
がない旨の信号が入力されたら、容器2が供給されない
ことになる載置台7上の充填機構6を作動させないよう
に構成している。また、それと同時に、後述するように
圧力タンク21内の圧力を調整するようにしている。次
に、加圧式充填装置1は、充填液3を貯溜し、かつ導管
18を介して分配管5と連通する圧力タンク21を備え
ており、この圧力タンク21には給液管22および導管
23の端部を接続している。圧力タンク21内の充填液
が所定量以下となった際に上記給液管22を介して圧力
タンク21内に充填液3を補充出来るようにしている。
また、導管23の他端は図示しない圧縮空気の供給源に
接続してあり、この導管23の途中に調圧弁24を設け
ている。この調圧弁24の作動も制御装置11によって
制御されるようになっており、制御装置11によって調
圧弁24の作動を制御して、圧力タンク21内に一定圧
力の圧縮空気が導入されるようになっている。これによ
って、圧力タンク21および上記分配管5内の充填液3
は一定の液圧に保持されるようになっている。したがっ
て、上述した各充填機構6によって容器2内への充填液
の充填する際には一定の液圧の充填液が充填されるよう
になっている。
【0010】圧力タンク21の隣接位置には、導管25
を鉛直方向に配置してあり、この導管25の上方側とな
る一端を圧力タンク21の上面に接続して、圧力タンク
21の内部空間に連通させている。他方、導管25にお
ける下方側の他端は、上記導管18に接続してあり、し
たがって、導管25内には圧力タンク21内の同じ高さ
まで充填液3が貯溜されている。そして、この導管25
に圧力タンク21内の液面の高さを検出する液面センサ
26を取り付けている。液面センサ26によって検出し
た圧力タンク21内の液面高さは、常時制御装置11に
入力されている。制御装置11は、液面センサ26から
入力された圧力タンク21内の液面高さが所定高さより
も低くなったことを確認した場合には、上記給液管22
を介して図示しない補給装置を作動させて所要量の充填
液3を圧力タンク21内に補充させるようになってい
る。導管18における圧力タンク21の隣接位置となる
箇所に第1液圧センサ27を取り付けてあり、また、導
管18における分配管5の隣接位置となる箇所に第2液
圧センサ28を取り付けている。第1液圧センサ27お
よび第2液圧センサ28によって検出した導管18内の
液圧は、常時制御装置11に入力されるようになってい
る。制御装置11は、第1液圧センサ27および第2液
圧センサ28から入力される液圧によって、圧力タンク
21および分配管5内の液圧を確認出来るようになって
いる。
【0011】そして、制御装置11は、第1液圧センサ
27によって検出した液圧によって圧力タンク21内の
圧力を常時把握しているので、上記調圧弁24の作動を
制御して、圧力タンク21内の圧力が常に一定となるよ
うに制御するようになっている。さらに、本実施例は、
上述したように充填装置本体4を高速、中速、低速の3
種類の回転速度で回転させるようにしている。これにと
もない、制御装置11がモータ8の作動を切り換えて充
填装置本体4を高速、中速、低速の各回転速度に切り換
える際には、充填装置本体4の回転速度の変化に伴って
単位時間当りに供給される容器数が変動して開閉弁が開
放されている状態の充填機構6の数が変化するので、圧
力タンク21内の圧力の変動が発生することになる。上
述したように制御装置11は圧力タンク21内の圧力が
一定となるように制御する様にしているので、この場合
にも調圧弁24の作動を制御して圧力タンク21内を調
整することになる。しかしながら、圧力タンク21内の
圧力の変動が発生してから圧力タンク21内の圧力調整
を行うと、充填液の充填量が不正確な充填不良容器の発
生数が多くなる。そこで、本実施例では、制御装置11
がモータ8に速度の切り換え指令を出して充填装置本体
4の回転速度を、高速、中速、低速の相互間で切り換え
る際に、制御装置11は、モータ8に速度の切り換え指
令を出すと同時に、圧力タンク21内の圧力が変動する
ことを予想して、調圧弁24を作動させるための圧力変
更指令を伝達する様にしている。これによって、充填装
置本体4の回転速度を切り換える際に、調圧弁24によ
る圧力タンク21内の圧力調整のタイミングを早くした
ものである。より詳細には、充填装置本体4の回転速度
を、高速から中速に切り換える際には、制御装置11
は、モータ8に対して高速から中速に切り換える速度の
切り換え指令を出すと同時に、圧力タンク21内の圧力
変動を予想して、調圧弁24に対して上記所定圧力より
も所定値だけ圧力が低くなるように圧力変更指令を伝達
する。これにより、モータ8の回転速度は高速から中速
に切り換えられ、それに伴って充填装置本体4の回転速
度が高速から中速に切り替えられる。このように速度が
低くなるように切り替えられると、開閉弁が開放されて
いる充填機構6の数が減少することを意味するので、分
配管5および圧力タンク21内の充填液の液圧は上昇す
る。他方、調圧弁24によって圧力タンク21内の圧力
は所定値だけ圧力が低くなる。そのため、充填装置本体
4の回転速度が高速から中速に切り替えられることによ
る分配管5および圧力タンク21内の充填液の液圧の上
昇と、調圧弁24による圧力タンク21内の圧力低下と
が相殺されて、結果的に高速から中速に切り替えられる
際の圧力変動は抑制されて、実質的に圧力タンク21内
の液圧は一定に維持される。また、制御装置11がモー
タ8に速度の切り換え指令を出すと同時に、調圧弁24
を作動させるので、調圧弁24を作動させるタイミング
は従来よりも早くなる。
【0012】このように、充填装置本体4の回転速度の
切り替え時に、調圧弁24による圧力調整のタイミング
を早くすることができ、しかも、圧力変動を抑制して実
質的に所定の圧力に維持することが可能となる。なお、
充填装置本体4の回転速度の切り替え時に調圧弁24に
よって圧力を低下させてから後には、制御装置11は調
圧弁24による制御圧力を元の所定値に戻すように制御
する。上述したように、本実施例では、充填装置本体4
の回転速度の切り替え時に、充填機構6による容器2内
への充填量が不正確な充填不良容器の発生を従来よりも
減少させることができる。なお、充填装置本体4の回転
速度を、中速から高速に切り換える際には、制御装置1
1は、モータ8に対して中速から高速に切り換える速度
の切り換え指令を出すと同時に、調圧弁24に対して所
定圧力より所定値だけ圧力が高くなるように圧力変更指
令を伝達する。これにより、モータ8の回転速度は中速
から高速に切り換えられ、それに伴って充填装置本体4
の回転速度が中速から高速に切り替えられる。このよう
に速度が速くなるように切り替えられると、開閉弁が開
放されている充填機構6の数が増加することを意味する
ので、分配管5および圧力タンク21内の充填液の液圧
は低下する。他方、調圧弁24によって圧力タンク21
内の圧力は所定値だけ圧力が高くなる。そのため、充填
装置本体4の回転速度が中速から高速に切り替えられる
ことによる分配管5および圧力タンク21内の充填液の
液圧の低下と、調圧弁24による圧力タンク21内の圧
力上昇とが相殺されて、結果的に中速から高速に切り替
えられる際の圧力変動は抑制されて、実質的に圧力タン
ク21内の液圧は一定に維持される。充填装置本体4の
回転速度の切り替え時に調圧弁24によって圧力を上昇
させてから後には、制御装置11は調圧弁24による制
御圧力を元の所定値に戻すように制御する。
【0013】(第2実施例)さらに、本実施例の制御装
置11は、充填装置本体4の回転速度が一定で変化しな
い状態において、上記センサ17を介して充填装置本体
4に供給される容器2の数が変動した場合には、それに
よって予想される圧力タンク21内の圧力変動分が相殺
されるように、調圧弁24の作動を制御する。より詳細
には、充填装置本体4を高速で回転させて、容器2を充
填装置本体4に順次供給して各容器2内に充填液3を充
填している状態から、所定本数だけ容器2に充填された
最後の容器2が供給位置Aに供給されると、それ以降充
填装置本体4に供給される容器2はなくなる。そのこと
は、センサ17によって検出され制御装置11に入力さ
れている。これにより、充填装置本体4の回転中に作動
されている充填機構6の数が徐々に減少することを意味
しており、それに伴って、圧力タンク21の圧力は上昇
しようとする。このとき、制御装置11は、作動されて
いる充填機構6の数が徐々に減少することに伴って予想
される圧力上昇分が、相殺されて零となるように調圧弁
24を介して圧力タンク21の圧力を下降させる。な
お、圧力をどの程度下降させるかについては、予め実験
によって求めた単位時間当たりの容器2の数の増減と圧
力タンク21内の圧力とに関するデータを制御装置11
に記憶させている。そして、制御装置11は、この記憶
したデータをもとに、圧力タンク21の圧力を下降させ
る。これにより、圧力タンク21の圧力は、充填機構6
の数が徐々に減少することに伴う圧力上昇分が相殺され
て、圧力タンク21の圧力は所定の圧力のままに維持さ
れる。なお、上記説明の場合とは逆に、充填装置本体4
の回転速度が一定で変化しない状態において、充填装置
本体4に容器2を供給し始めた場合には、充填装置本体
4の回転中に作動されている充填機構6の数が徐々に増
加することになる。この場合には、上述した充填機構6
の数が徐々に減少する場合とは逆に、制御装置11は、
作動されている充填機構6の数が徐々に増加することに
伴って予想される圧力下降分が、相殺されて零となるよ
うに調圧弁24を介して圧力タンク21の圧力を上昇さ
せる。これにより、圧力タンク21の圧力は、充填機構
6の数が徐々に増加することに伴う圧力上昇分が相殺さ
れて、圧力タンク21の圧力は所定の圧力のままに維持
される。このようにして本実施例の制御装置11は、充
填装置本体4の回転速度が一定の状態において充填装置
本体4に供給される容器2の数が変動し、それにともな
って作動されている充填機構6の数が変動する場合に
も、圧力タンク21内を所定圧力に維持するようにして
いる。そのため、容器2内への充填液3の充填量が変動
することを防止できる。したがって、従来に比較して充
填不良容器の発生を減少させることができる。
【0014】(第3実施例)上述した各実施例は、充填
装置本体4の回転速度を切り換える場合と、充填装置本
体4の回転速度が一定で容器2の供給数が変動するそれ
ぞれの場合について説明したが、充填装置本体4の回転
速度および容器2の供給数がともに変動する場合にも、
本発明を適用することができる。この第3実施例は、図
1に示したストッパ16を前進させてコンベヤ14上の
相前後する容器2の間に挿入する場合と、そのようにス
トッパ16を前進させた状態から元の後退位置にストッ
パ16を復帰させる際に本発明を適用した場合である。
すなわち、例えば、充填装置本体4が中速で回転してお
り、かつ容器2が充填装置本体4に供給されて充填作業
が行われている状態において、何らかの理由で、後退し
ているストッパ16を前進させる際には、該ストッパ1
6がコンベヤ14上の相前後する容器2の間に円滑に挿
入されるように、制御装置11は一旦充填装置本体4を
中速から低速に速度を切り替える。これと同時に、制御
装置11は、調圧弁24によって圧力が低くなるように
圧力タンク21内の圧力を制御するので、圧力タンク2
1内の圧力は一定に維持される。ストッパ16が前進位
置に位置してコンベヤ14上の相前後する容器2の間に
挿入されると、後続する容器2はストッパ16によっ
て、それよりも下流側へ移送されなくなる。すると、制
御装置11は、各容器2を充填装置本体11の外部に払
い出すために、充填装置本体11を低速から中速に復帰
させる。またこれと同時に、制御装置11は、調圧弁2
4によって圧力が高くなるように圧力タンク21内の圧
力を制御するので、圧力タンク21内の圧力は一定に維
持される。そして、ストッパ16が前進された後に最後
の容器2がセンサ17の位置を通過すると、センサ17
によって容器2がないことが制御装置11に入力され
る。すると、制御装置11は、調圧弁24によって圧力
が低くなるように圧力タンク21内の圧力を制御する。
その後、充填装置本体4によって充填が完了した容器2
が、すべて充填装置本体4から排出されると、充填装置
本体4は中速で空運転状態となる。次に、この状態から
ストッパ16を後退位置まで復帰させる際には、制御装
置11は充填装置本体4の回転速度を一旦、中速から低
速に切り替る。なお、この時には充填装置本体4には容
器2が存在しないので、制御装置11は調圧弁24によ
る圧力調整はしない。そして、充填装置本体4が低速状
態において、ストッパ16を後退させる。これにより、
ストッパ16によって下流側へ移送されるのを阻止され
ていた容器2が、ストッパ16よりも下流側へコンベヤ
14によって移送され始める。ストッパ16が後退位置
まで後退されると、制御装置11は、充填装置本体4を
低速から中速から切り替える。この際にも、制御装置1
1は調圧弁24による圧力調整はしない。そして、スト
ッパ16を後退させた後に先頭の容器2がセンサ17に
よって検出されたら、制御装置11は調圧弁24によっ
て圧力が高くなるように圧力タンク21内の圧力を制御
する。換言すると、このストッパ16を後退させる際に
は、充填装置本体4を低速から中速から切り替える時に
は圧力調整を行わずに、ストッパ16を後退させてから
後に最初の容器2をセンサ17が検出してから圧力タン
ク21内の圧力を制御するようにしている。このような
構成の第3実施例によっても、上記第1実施例および第
2実施例と同様の作用効果を得ることができる。なお、
上記各実施例においては、充填機構6の開閉弁を所定時
間だけ開放させることにより、容器2内に所定量の充填
液3を充填するようにしているが、充填機構による容器
内への充填液の重量が所定量となったら充填を終了させ
る重量式充填装置や所定量の充填液が容器内に充填され
て充填機構6開閉弁を閉鎖する流量式充填装置にも本発
明を適用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、充填不
良容器の発生を減少させることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1のII−II線に沿う要部の断面図
【符号の説明】
1 加圧式充填装置 2 容器 3 充填液 4 充填装置
本体(回転体) 6 充填機構 8 モータ
(駆動機構) 11 制御装置 21 圧力タ
ンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
    を回転させる駆動機構と、回転体の円周方向複数箇所に
    設けられて容器内に液体を充填する充填機構と、上記充
    填機構と連通し液体を貯溜する圧力タンクと、圧力タン
    ク内を加圧する加圧手段と、上記駆動機構および加圧手
    段の作動を制御する制御装置とを備えて、上記制御装置
    は加圧手段の作動を制御して、圧力タンク内の圧力を所
    定圧力に維持するようにした加圧式充填装置において、 上記制御装置は、回転体の回転速度を変更する際には、
    上記駆動機構に速度変更指令を伝達すると同時に上記加
    圧手段に圧力変更指令を伝達し、回転体に供給される容
    器数の変動による圧力タンク内の圧力変動を予想して、
    上記容器数の変動に基づく圧力変動分が相殺されて圧力
    タンク内の圧力が所定圧力に維持されるように加圧手段
    の作動を制御することを特徴とする加圧式充填装置。
  2. 【請求項2】 回転自在に設けた回転体と、この回転体
    を回転させる駆動機構と、回転体の円周方向複数箇所に
    設けられて容器内に液体を充填する充填機構と、上記充
    填機構と連通し液体を貯溜する圧力タンクと、圧力タン
    ク内を加圧する加圧手段と、上記駆動機構および加圧手
    段の作動を制御する制御装置とを備えて、上記制御装置
    は加圧手段の作動を制御して、圧力タンク内の圧力を所
    定圧力に維持するようにした加圧式充填装置において、 容器が回転体に供給される前に回転体に供給されるべき
    容器の存否を検出して制御装置に入力するセンサを設け
    るとともに、上記制御装置は、回転体の回転速度が一定
    の状態において上記センサから入力される容器の検出量
    が変動したら、上記加圧手段に圧力変更指令を伝達し、
    回転体に供給される容器数の変動による圧力タンク内の
    圧力変動を予想して、上記容器数の変動に基づく圧力変
    動分が相殺されて圧力タンク内の圧力が所定圧力に維持
    されるように加圧手段の作動を制御することを特徴とす
    る加圧式充填装置。
JP36827497A 1997-12-26 1997-12-26 加圧式充填装置 Expired - Fee Related JP4003020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36827497A JP4003020B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 加圧式充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36827497A JP4003020B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 加圧式充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11193094A true JPH11193094A (ja) 1999-07-21
JP4003020B2 JP4003020B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=18491405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36827497A Expired - Fee Related JP4003020B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 加圧式充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4003020B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1275612A1 (en) * 2001-07-10 2003-01-15 Toyo Jidoki Co., Ltd. A flow meter type liquid filling apparatus
EP1340713A2 (en) 2002-02-20 2003-09-03 Toyo Jidoki Co., Ltd. Liquid filling nozzle and liquid filling apparatus
JP2007197062A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Shibuya Kogyo Co Ltd 加圧充填機
WO2012137317A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 三菱重工食品包装機械株式会社 回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014104872A1 (de) * 2014-04-04 2015-10-08 Krones Ag Verfahren und Vorrichtung zum Befüllen eines zu befüllenden Behälters mit einem Füllprodukt

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1275612A1 (en) * 2001-07-10 2003-01-15 Toyo Jidoki Co., Ltd. A flow meter type liquid filling apparatus
US6729366B2 (en) * 2001-07-10 2004-05-04 Toyo Jidoki Co., Ltd. Flow meter type liquid filling apparatus
EP1340713A2 (en) 2002-02-20 2003-09-03 Toyo Jidoki Co., Ltd. Liquid filling nozzle and liquid filling apparatus
US6729507B2 (en) 2002-02-20 2004-05-04 Toyo Jidoki Co., Ltd. Liquid filling nozzle and liquid filling apparatus
JP2007197062A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Shibuya Kogyo Co Ltd 加圧充填機
WO2012137317A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 三菱重工食品包装機械株式会社 回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法
CN103429524A (zh) * 2011-04-06 2013-12-04 三菱重工食品包装机械株式会社 旋转式填充机及旋转式填充机的填充量运算方法
JP5373223B2 (ja) * 2011-04-06 2013-12-18 三菱重工食品包装機械株式会社 回転式充填機及び回転式充填機の充填量演算方法
US9428373B2 (en) 2011-04-06 2016-08-30 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machine Co., Ltd. Rotary-type filling machine and method for calculating filling quantity for rotary-type filling machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP4003020B2 (ja) 2007-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0349833B2 (ja)
JPH11193094A (ja) 加圧式充填装置
JP2001278388A (ja) ロータリー式連続充填装置
US7384118B2 (en) Ink-jet recording apparatus and method for driving the same
US9038808B2 (en) Method for storing and transporting products and a low pressure storage device therefor
JP3712452B2 (ja) 流量制御式充填方法
KR20090072147A (ko) 빙과제조장치
JPH09160256A (ja) 液体吐出装置
EP3647257B1 (en) System and method for filling containers with a carbonated product, having improved efficiency
JPH0995394A (ja) 加圧式充填装置
JP2002518269A (ja) 搬送機構
JPS6159999B2 (ja)
JP7464266B2 (ja) 充填方法および充填装置
US4832093A (en) Automatic container filling apparatus
JPH06127597A (ja) 充填装置
JPS63218093A (ja) ガス詰め充填装置
JP2970134B2 (ja) 硬貨搬送機構および硬貨入出金機
JPS6254688B2 (ja)
JPH05294438A (ja) 方向整列装置を内蔵した充填装置
KR100504327B1 (ko) 필름백 이송 장치 및 그의 이송 방법
JP2003226302A (ja) 容器への液体充填装置及び方法
JP4628562B2 (ja) 容器への液化窒素充填方法及び装置
JPH06286861A (ja) シュート上物品の供給装置
JPH05221490A (ja) 重量充填装置における容器センタリング装置
JPS6111364B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees