JP5365779B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置における画像形成位置制御技術に関するものであり、特に記録媒体を搬送する搬送ローラの制御に関するものである。
インクジェット方式の画像形成装置(インクジェット記録装置、記録装置ともいう)においては、主走査方向の往復運動時に記録ヘッドからインクを吐出し記録媒体に対し記録を行う。そして、搬送ローラを用いて記録媒体を副走査方向に搬送し、主走査方向の記録を繰り返すことにより画像を形成する。
一般的に、搬送ローラなどにより用紙などの記録媒体を搬送する際、搬送ローラの取り付けの状態や、記録媒体の種別などにより搬送量が変動する。そこで、例えば特許文献1には、異なる補正値を用いて複数のテストパターンを記録し、その印刷結果に基づいて搬送量の補正値を決定する技術が開示されている。つまり、印刷されたテストパターンの中から最適な印刷結果であるパターンを選択し、搬送ローラを駆動するためのパラメータを決定するものである。
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている技術において、ローラ1回転(1周期)内での搬送量の変動が有る場合には、次のような問題が生じる。
まず1つ目の問題として、調整動作を行う際の搬送ローラの位相に依存した補正値が設定されるため、調整動作を行うたびに異なる補正値が決定されてしまう結果、安定した画像品位を実現できない点がある。
また、2つ目の問題として、ローラ1回転内の変動による白すじ、黒すじと呼ばれる画像形成ムラを補正することは出来ない点がある。
この問題に対して、特許文献2では、記録装置において、ローラを回転させて記録媒体を搬送させる搬送手段と、1回転以下のローラの回転により搬送された記録媒体の搬送量を検出する検出手段と、複数回の搬送量の検出により、ローラの予め定められた回転量に対する記録媒体の搬送量を取得する取得手段と、取得したローラの予め定められた回転量に対する記録媒体の搬送量に基いて、記録媒体に画像を形成するときのローラの回転量を設定することで、記録媒体搬送方向の記録の位置ずれを低減することを提案している。
しかしながら、上述の特許文献2に開示されている技術において、主走査方向に記録ヘッドを移動させながら、搬送位置ずれ検出用の基準パターンを記録し、検出手段も記録ヘッドと同様に主走査方向に移動させながら、基準パターンの濃度を読み取っているため、設定する搬送量には、記録ヘッド、検出手段の移動誤差が含まれてしまい、正確な搬送量を取得できず、高精度で記録の位置ずれを低減することができなかった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、記録媒体搬送方向の記録の位置ずれを高精度で低減するインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 インクを記録媒体(シートP)上に吐出するノズル列(ノズル列34L)を有する記録ヘッド(記録ヘッド34)と、該記録ヘッドを搭載し、記録媒体上を前記ノズル列に直交する方向に走査するキャリッジ(キャリッジ33)と、ローラ(搬送ローラR4)を回転させて前記記録媒体を搬送する搬送手段(モータ駆動部128)と、前記キャリッジにおいて前記記録ヘッドにおけるノズル列の所定ノズル(所定ノズル34n)から記録媒体搬送方向下流側の所定距離だけ離れた位置に配置され、記録媒体に記録された画像を検出するエリアイメージセンサ(パターン位置検出センサ20)と、前記所定ノズルを少なくとも使って、前記キャリッジの走査及び記録媒体の搬送が停止した状態で記録媒体上にテスト画像(ドットA)を記録した後(ステップS13)、搬送手段により所定距離に相当する回転角度だけ前記ローラを回転させて記録媒体を搬送し(ステップS14)、ついで前記エリアイメージセンサにて検出される記録媒体上のテスト画像の搬送位置(ステップS15)と該記録媒体における理論上の搬送位置とから搬送距離の差分を該ローラの回転位置に対応させて求め(ステップS16)、該ローラ回転位置と搬送距離の差分との関係を基に、前記記録媒体に画像を記録するときの前記ローラの回転量を補正して設定する(ステップS17,S18)搬送位置ずれ補正処理を行う搬送位置ずれ補正手段(CPU120)と、該搬送位置ずれ補正手段により設定された前記ローラの回転量を該ローラの回転位置に対応させて記憶する記憶手段(RAM123)と、を備えるインクジェット記録装置(図1〜図4,図8,図12)。
〔2〕 前記搬送位置ずれ補正手段による搬送位置ずれ補正処理を所定回数繰り返して実行する(ステップS19)前記〔1〕に記載のインクジェット記録装置。
〔3〕 前記テスト画像は、前記搬送ローラの主走査方向中央部または端部で記録される前記〔1〕に記載のインクジェット記録装置(図15(a),(b))
〔4〕 前記搬送位置ずれ補正手段は、第1のテスト画像(ドットA)を前記エリアイメージセンサにより検出することと、第2のテスト画像(ドットB)を前記記録ヘッドにより記録することを同じ搬送タイミングで行う前記〔1〕に記載のインクジェット記録装置(ステップS15,図13)。
本発明によれば、記録ヘッドのノズル列の記録媒体搬送方向下流に搬送位置ずれ検出用のテスト画像を検出するセンサを設けたので、記録媒体の搬送の位置ずれを搬送ローラの回転位置と対応させて精度よく検出でき、記録媒体搬送方向の記録の位置ずれを低減することができる。
本発明に係るインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。 同装置の同機構部の要部平面説明図である。 同装置の搬送機構の構成を示す概略図である。 図1のインクジェット記録装置の制御ブロック図である。 搬送ローラ1周期における搬送量の変動を模式的に示す図である。 搬送ローラの形状によるシート搬送量の違いを表す模式図である。 搬送ローラの位置(位相)による搬送量の変化を模式的に示す図である。 本発明のインクジェット記録装置における記録ヘッド、パターン位置検出センサ、シートとの関係(1)を示す斜視図である。 パターン位置検出センサの構造を概略的に示す図である。 パターン位置検出センサのプリズムへの照明光の入射の様子を示す図である。 パターン位置検出センサによりシート上のドットが検出された状態を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置において搬送ローラの1回転を周期とするシートの搬送位置ずれの補正の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のインクジェット記録装置における記録ヘッド、パターン位置検出センサ、シートとの関係(2)を示す斜視図である。 パターン位置検出センサにより検出されたドットと理論値のドットとの関係を示す図である。 本発明のインクジェット記録装置における搬送ローラの1回転を周期とするシートの搬送位置ずれの補正の処理を行う際のキャリッジの配置位置を示す図である。
以下に、本発明に係るインクジェット記録装置の構成について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
このインクジェット記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された記録媒体である用紙(以下、シートともいう)を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、前面から装置本体1の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる色材である記録液(インク)、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数の記録液収容手段としての記録液カートリッジであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。また、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yは縦置き状態で横方向に並べて装填する構成としている。
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yのインク残量がニアエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部11k、11c、11m、11y(色を区別しないときは「残量表示部11」という。)を配置している。さらに、この操作/表示部5には、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14も配置している。
次に、このインクジェット記録装置の機構部について図2を参照して説明する。図2は同機構部の概要を示す要部平面説明図である。
フレーム41を構成する左右の側板41A、41Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図3で左右の矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向にノズル列として配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)42を介して接続している。
また、キャリッジ33には、画像形成手段として、記録ヘッド34と、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から1対1に対応する関係で各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプ44が設けられ、また、インク供給チューブ36は這い回しの途中でフレーム41を構成する後板41Cに係止部材45にて保持されている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向(主走査方向)一方側(図中右側)の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側(図中左側)の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
図3に、本発明に係るインクジェット記録装置におけるシート(用紙)の搬送機構を示す。図3では、給紙トレイ2の用紙積載部出側からキャリッジ33までのシートPの搬送経路を示している。
給紙トレイ2の用紙積載部に積載されたシートPは、第1ロール対R1により1枚ずつ送り出され、第2ローラ対R2でクラッチされる。ついで、第2ローラ対R2の回転によりクラッチされたシートPが送り出され、同時に給紙エンコーダ51により給紙されるシートPの先端、後端を検知する。そして、ガイドローラである第3ローラ対R3を経由したシートPは、給紙出口センサ53、レジスト前センサ54でその通過を検知されながらキャリッジ33が走査される領域の手前に位置するシートPの搬送手段である搬送ローラR4まで送られる。
この搬送ローラR4は、1対のローラが当接してなるものであり、図示しない副走査モータによってタイミングを介してシートPの搬送方向(副走査方向)に回転駆動されるように構成されている。また、搬送ローラR4のいずれかのローラの回転軸には、該ローラの断面円周上の特定点が特定の回転角度位置に来た時を初期位置(ホームポジション(HP))として検知するHPセンサ55と、搬送ローラR4のローラ当接部におけるシートPの先端、後端を検知しローラの回転角度から理論上の搬送距離を検出する副走査エンコーダ56と、が設けられている。
シートPは、搬送ローラR4のローラ当接部で先端が検知された後、搬送ローラR4の回転駆動によりキャリッジ33下のステージ57まで搬送される。
ステージ57は、シートPを吸引して固定するフロント吸引ファンとリア吸引ファンを有している。
さらに、記録ヘッド34で記録されたシートPは、所定の排紙ローラを経て排紙トレイ3に排出される。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2からシートPが1枚ずつ分離給紙され、給紙されたシートPはローラR1,R2,R3で略鉛直上方に案内され、搬送ローラR4のローラ対の間に挟まれてステージ57まで搬送される。ここで、シートPが所定位置までくると搬送ローラR4の回転駆動が停止され、吸引ファンの吸引によりステージ57上にシートPが固定される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止しているシートPにインク滴を吐出して1行分を記録し、シートPを所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又はシートPの後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、シートPを排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
図4に、図1〜図3に示したインクジェット記録装置の制御ブロック図を示す。
制御部100は、装置全体の制御を司る手段、用紙の搬送動作及びキャリッジ33の移動動作に関する制御を司る手段、演算処理を兼ねたCPU120と、CPU120が実行するプログラム、その他フォントなどの固定データを格納するROM121と、演算に使用する作業領域や画像データ等を一時格納するバッファ等で使用するRAM123と、を備え、また各種信号処理、並び替えなどを行う画像処理やその他装置全体を制御(メカ制御、メモリ制御、CPU120とのI/F制御)するための入出力信号を処理する機能も有している。
また、制御部100は、プリンタドライバを搭載したパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置であるホストPCから印刷ジョブを受け付けるホストI/F124と、記録ヘッド34を駆動するための駆動波形などを生成し、画像出力を制御する画像出力制御部125と、キャリッジ33搭載されたデジタルセンサ112や装置本体に搭載されたデジタルセンサ134からの出力信号を受け、各種アクチュエータ135に制御信号を出力するデジタルI/O126と、キャリッジ33に配置されたパターン位置検出センサ20(詳細は後述)や、主走査方向のキャリッジ33の移動速度や位置情報を取得するためのエンコーダセンサなどのアナログセンサ136の出力信号をデジタル値に変換するADC127と、キャリッジ33を走査させるための主走査モータやシートPを搬送する搬送ローラR4を回転させるための副走査モータなど各種モータ137を駆動するモータ駆動部128と、を備えている。なお、制御部100は、インクジェット記録装置の機構を制御するに当たっては、デジタルセンサ112,134、パターン位置検出センサ20、アナログセンサ136の出力を適宜監視し、各機構の動作状態を把握して制御を行っている。
ここで、制御部100において、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置、イメージスキャナなどの画像読取装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホストPC側からの画像データを含む印刷ジョブ等をケーブル或いはネットを介してホストI/F124で受信する。そして、ROM121に格納されたプログラムに従ってCPU120及びRAM123は、ホストI/F124に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、データの並び替え処理等を行って、必要な機構の制御信号や画像データを画像出力制御部125に転送し、画像出力制御部125から所要のタイミングでヘッドドライバ34aに画像データや駆動波形を出力する。
ヘッドドライバ34aは、シリアルに入力される記録ヘッド34の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて画像出力制御部125から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド34の圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッド34を駆動する。
ここで、搬送ローラR4によるシートPの搬送量の変動を考える。
前述のように、シートPのキャリッジ33下への搬送は、搬送ローラR4を回転させることにより実現する。例えば、搬送ローラR4の外周が129mmの場合、ローラを1回転させることにより、記録媒体を129mm搬送される。ただし、一般に、搬送ローラによるシートPの搬送においては僅かながら搬送量のずれが生じている。すなわち、シートPを所定量搬送しても、シートP上の記録予定部分がキャリッジ33下の目標位置からずれてしまうシート搬送の位置ずれが発生する。
この原因には、大きく分けて、搬送されるシートPの条件(用紙条件)に起因するものと、シートPを搬送する搬送ローラR4に起因するものがある。
まず、シートP側の要因としては、搬送ローラR4との接触状態や摩擦状態が変動する条件であり、例えばシートPの幅(A0〜A5サイズなど)、厚み、摩擦係数などが挙げられる。後述するシートPの搬送位置ずれ補正は、インクジェット記録装置における搬送ローラR4の条件は固定であるため、使用するシートPのサイズ、厚さ、種類、紙質などの用紙条件ごとに行うとよい。
つぎに、搬送ローラR4側の要因について説明する。
図5は、ローラ1周期における搬送量の変動を模式的に示す図である。図5において、縦軸は送り変動量であり、横軸はシート搬送量である。図から分かるように、シートPの搬送量は、大きく以下の2つの成分により表現できる。
1つ目は、シート種類、機体及び環境に依存するローラ一回転内における固定成分(図5におけるA)である。2つ目は、ローラ精度、ローラのたわみ、ローラ支持部材の取り付けに依存するローラ一回転の周期を持つ変動成分(図5におけるB)である。つまり、シート搬送量はこれら2つの成分の足し合わせで近似が可能である。
ところで、固定成分(図5におけるA)は、使用環境に依存するため、レジスト調整は実際に記録動作を行う環境下で行う必要がある。一方、変動成分(図5におけるB)は、個体に依存するため、調整は出荷時などに一度行えばよい。
図6は、搬送ローラR4の断面形状によるシート搬送量の違いを表す模式図である。
シート搬送のためのローラ回転角度が一様であると仮定すると、ローラ断面形状が真円である場合、角度“R”だけローラを回転させたときの搬送量は、図6(A)に示すようにどの位置においても同一のL0である。ところが、ローラ断面が異形状である場合、角度“R”だけローラを回転させたときの搬送量は、ローラの回転位置により異なる。例えば図6(B)に示すようにローラ断面形状が楕円である場合、ある位置においては回転においてはL1だけ用紙が搬送される。また、異なる位置においてはL2だけシートPが搬送される。この場合、L1>L0>L2の関係を持ち、ローラ周期に依存したシート搬送変動が生じる。なお、この搬送量L0、L1、L2は、角度“R”のときの円弧の長さとほぼ一致している。
このようなローラ周期に依存したシート搬送量の変動がある場合、実画像に影響を与える。ローラ周期に依存したシート搬送量の変動がある場合、搬送ローラR4の回転位置により液滴の着弾位置に偏りを生じることを意味する。
図6では、ローラ断面形状が、真円であるか、楕円であるかの違いを用いて、ローラ一回転内の搬送量変動成分の発生について説明した。変動成分の発生要因としてはローラの断面形状だけでなく、例えば搬送ローラR4の回転軸のずれ(偏芯)、搬送ローラR4のたわみ、あるいは周辺の温度または湿度の影響による搬送ローラR4の膨張など他の発生要因も考えられる。
つぎに、ローラ周期に依存したシート搬送量の変動による記録への影響を考える。
まず搬送ローラR4の位置が図6(B)のL1にある場合、シート搬送が通常より大きくなるため、実際に記録したい位置よりも下部(搬送方向後方)に記録されることになる。一方で、搬送ローラ位置が図6(B)のL2にある場合、シート搬送が通常より小さくなるため、記録したい画像は、理想位置よりも上部(搬送方向前方)に記録されることになる。そのため、均一な濃度の画像を記録した場合などにおいて、濃淡差が発生することになる。このムラは、風景画の背景など、単一な画像では顕著に確認されてしまい、高画質プリントの弊害となる。
ところで、通常はシート搬送量を調整する場合、シート種類、機体及び環境に依存する固定成分(図5におけるA)を調整することを意味する。そして、従来の技術においては、調整パターンを用いて搬送量のずれ量を導出し、搬送の調整値として用いていた。しかしながら、上述した変動成分の存在による影響で、固定成分の調整値を取得する位置が、レジスト調整動作を行うタイミングによって変化してしまうことになる。
図7は、搬送ローラR4の位置(位相)による搬送量の変化を模式的に示す図である。図7の(1)の位置でレジスト調整を行った場合、固定成分より大きな調整値を取得し、(3)の位置では固定成分より小さな調整値を取得してしまう。図7の(2)の位置で搬送量調整値を導出することにより固定成分に相当する量をほぼ正しく導出可能である。しかしながら、変動成分は前述の通り搬送ローラR4におけるローラ精度、ローラのたわみ、ローラ支持部材の取り付けに依存するものであるためこの位置を特定することは一般に困難である。
しかしながら、上述したように搬送量の変動は搬送ローラ1回転に対応する周期を持って変動している。特に図5に示されるように、その変動周期がsin関数1周期分で近似可能な場合には、搬送ローラ1/2回転に対応する2点の位置における変動量は、絶対値が同一で正負が逆の変動量となることが理解できる。
本発明では、このような搬送ローラR4の搬送量の変動を検出し、この検出結果を基に適正な搬送となるように搬送ローラR4の駆動を制御するものである。以下、本発明の要部について説明する。
図8は、本発明のインクジェット記録装置におけるインク吐出部である記録ヘッド34、キャリッジ33に設けられたパターン位置検出センサ20、記録媒体であるシートPとの関係を示す斜視図である。
本発明に係るインクジェット記録装置では、キャリッジ33において記録ヘッド34におけるノズル列34Lの所定ノズル34nからシートP(記録媒体)搬送方向下流側の所定距離Lだけ離れた位置に配置され、真下のシートPに記録された画像を検出するパターン位置検出センサ20を有する。なお、図8では1つのノズル列34Lに対応するようにパターン位置検出センサ20が設けてあるが、キャリッジ33に設けた1つのパターン位置検出センサ20で複数の記録ヘッド(すなわち、複数のノズル列)に対応することが可能である。
ここでは、まず記録ヘッド34の真下に搬送ローラR4の回転によりシートPが搬送され、少なくとも所定ノズル34nを使ったインク吐出によって、位置検出用パターンであるテスト画像(ドットA)が形成される。ついで、シートPは所定距離Lだけ搬送されるが、この搬送量(所定距離L)は図示しない搬送ローラR4の回転軸上に取り付けられた副走査エンコーダ56の位置情報により制御される。そして、パターン位置検出センサ20により、シートP上のテスト画像(ドットA)が検出され、該テスト画像の搬送位置と該シートPにおける理論上の搬送位置とから搬送距離の差分を搬送ローラR4の回転位置に対応させて求める搬送位置ずれ検出が行われる(詳細は後述する)。
なお、所定距離Lは、搬送ローラR4の1周分の外周長さを複数に等分割した長さとするとよい。例えば、搬送ローラR4の直径が41mmφのとき、外周長さを12分割した長さ(すなわち、搬送ローラR4が30°回転したときの搬送距離、約10mm)を所定距離Lとする。
図9は、シートP上に形成された位置検出用パターンであるテスト画像を検出するパターン位置検出センサ20の概略構成を示す図、図10はプリズムへの照明光の入射の様子を示す図である。このパターン位置検出センサ20は2次元のイメージセンサ21を使用し、光源であるLEDで構成された照明光源23からの光束が遮光部材22によってイメージセンサ21に直接入らないようにされている。照明光源23からの光束は、三角プリズム24の全反射面24aから三角プリズム24の内部に侵入し、三角プリズム24の屈折率の影響で図9のように屈折し、シートPの位置検出パターンAが形成される主面25まで導かれる。主面25からの反射光は三角プリズム24の全反射面24aによって全反射し、結像レンズ26、三角プリズム27の反射面27aを介して照明光源23と同一部材に形成されたイメージセンサ21に導かれる。28は基板である。なお、イメージセンサ21としては、例えば固体撮像素子であるCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)をエリアイメージセンサとして用いるとよい。
この状態について図10を参照して説明する。光源(LED)23の光束は、三角プリズム24の斜面からプリズム24の内部に侵入する。光源(LED)23からプリズム24の斜面への入射角をθ0、プリズム23の内部への侵入角をθ1、プリズム24の屈折率をn1とすると、スネルの法則より侵入角θ1は、
θ1=Sin−1(1/n1)sinθ0)
と表され、例えば、入射角θ0=60度の場合、θ1=35.3度となる。
プリズム24の底面24bは主面25にほぼ平行に配置されており、斜面24aは底面25bに対して45度の角度を持っているため、照明光は主面25に対して概ね垂直に当たることになる。
次に、図9おいて、照明されたパターンの拡散光は、再度プリズム24内にほぼ垂直に入射し、三角プリズム24の斜面24aの内面で全反射によって直角に反射される。このことにより、光軸は主面25と平行になるために高さ方向にむやむに大きくなることがない。直角に反射された光束は、結像レンズ26を通り、三角プリズム27の斜面27aで反射され、イメ−ジセンサ21上に結像される。
図11に、パターン位置検出センサ20におけるイメージセンサ21に結像されて、シートP上のテスト画像(ドットA)が検出された状態を示す。なお、点線で囲まれた矩形領域はイメージセンサ21が検出する領域(検出エリア25a)であり、図中、下から上方向がシートPの搬送方向としている。また、ここではシートPは理論値通り搬送されており、ドットAは検出エリア25aの中央(縦横の中心線の交点)で検出されている。
なお、三角プリズム27は、斜面27aにアルミ蒸着などの処理が施され、反射面となっている。また、三角プリズム27は反射面であれば良く、特に三角プリズムである必要はない。光軸を折り返さない場合、焦点距離が8mm程度のレンズ26を使用した場合、高さHは40mm以上必要となる、本方式では、半分以下の20mmの高さHまでサイズをコンパクトにすることができる。
つぎに、本発明のインクジェット記録装置におけるシートPの搬送位置ずれの補正方法と処理手順について説明する。
図12は、本発明のインクジェット記録装置において搬送ローラR4の1回転を周期とするシートPの搬送位置ずれの補正の処理手順を示すフローチャートである。以下、この手順に従って搬送位置ずれの補正方法を説明する。
(S11) シートPを搬送しつつ、HPセンサ55を使って搬送ローラR4を初期位置(HP)に移動する。
(S12) つぎにキャリッジ33を主走査方向に移動し、搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動の影響(搬送位置ずれ)を測定したい位置に配置する。
(S13) 走査停止状態の記録ヘッド34の所定ノズル34nを少なくとも使用して、シートP上にテスト画像であるドットAを記録する(図8)。このとき、所定ノズル34nから連続して複数回吐出させて記録してもよいし、所定ノズル34nを含む複数ノズルから1回吐出させて記録してもよい。また、ドットAの形状は、パターン位置検出センサ20で搬送位置として検出できる形状であればよく、例えば丸い点状のパターンでよい。
(S14) つぎに、搬送ローラR4をその外周距離として所定距離Lだけ回転させてシートPを搬送して停止させる。このとき、所定距離Lに相当する搬送ローラR4における回転角度(例えば、30°)が分かっているので、副走査エンコーダ56を使ってその回転角度(30°)分の搬送ローラR4の回転駆動を行う。
(S15) パターン位置検出センサ20によりシートP上のドットAの中心位置を検出する。すなわち、パターン位置検出センサ20は検出エリア25aにおけるドットAの中心位置のX−Y座標位置を検出し、図4に示す制御部100のRAM123にそのX−Y座標位置情報を記憶する。また、このとき走査停止状態の記録ヘッド34の所定ノズル34nを少なくとも使用して、シートP上につぎのテスト画像であるドットBを記録する(図13)。ドットBを記録する方法や形状はドットAの場合と同じでよい。
(S16) ステップS15で検出されたドットAのX−Y座標位置情報と理論値との比較を行う。すなわち、パターン位置検出センサ20の検出エリア25aにおけるX軸、Y軸における中心点(X−Y座標の原点)が搬送ローラR4に偏芯がなかった場合に検出される位置の理論値としてRAM123に記憶しておき、この理論値に対するステップS15で検出したドットAの位置の搬送位置の差分を求めることで、搬送ローラR4の偏芯によるシートPの搬送位置ずれを検出することができる。この演算処理は、例えば図4の制御部100におけるCPU120で行うとよい。
図14は、パターン位置検出センサ20によるドットAの検出の様子を示す図である。
例えば、搬送ローラR4の回転駆動に伴い、シートPが理想的な状態(例えば、搬送ローラR4の回転軸に偏芯がない状態)で搬送されるとすると、所定距離Lだけ搬送されることになる(図13における搬送量L’=L)。そのため、所定ノズル34nの真下にあったドットAは所定距離Lだけ移動して、理論上の搬送位置であるパターン位置検出センサ20の真下に来ることになる。その結果、検出されるドットAは、理論値のドット位置と重なり、ドットAの中心位置はパターン位置検出センサ20の検出エリア25aの中心とほぼ同じとなって、理論値に対して位置ずれは発生していない、搬送位置の差分=0となる(図14(a))。一方、搬送ローラR4に偏芯があった場合、偏芯はそのまま回転ムラ、つまり搬送量変動へとつながるので、パターン位置検出センサ20に映し出されるドットAは、理論値のドット位置からはずれ、ドットAの中心位置は検出エリア25aの中心からずれることになる(図14(b))。図14(b)では、ドットAの位置(黒丸の位置)は理論値のドット位置(点線の丸の位置)より距離yだけ先に搬送された結果を示している。
(S17) ステップS16で求めた搬送位置ずれ量(理論値に対する検出したドットAの搬送位置の差分)に基づいて補正値を算出する。例えば、前記搬送位置ずれ量(理論値に対する検出したドットAの搬送位置の差分)を打ち消す値である。例えば、図14(b)の場合、ステップS14における搬送ローラR4の回転角度を前提として、搬送位置ずれ量yを打ち消すように補正値−yとする。
(S18) ドットAの搬送に関与した搬送ローラR4の回転位置(ステップS11からであれば搬送ローラR4の初期位置から所定の回転角度までの回転区間)において、前回までの印字動作条件として設定されているシートPの搬送量(すなわち搬送ローラR4の回転角度(回転量))の設定値に、ステップS17で算出した補正値を反映させて偏芯補正を行った搬送量(回転量)とし、制御部100のRAM123に記憶する。
ここまでが、1回の印字・搬送動作における搬送位置ずれの補正処理である。
(S19) つぎに、ここまでの搬送ローラR4の回転が初期位置(HP)から一回転以上したかを確認する。
搬送ローラR4が一回転していない場合(S19におけるN)、ステップS14〜ステップS18までの処理を行う。すなわち、キャリッジ33は動かさずに、ステップS14と同じように、搬送ローラR4をその外周距離として所定距離Lだけ回転させてシートPを搬送し、今度はパターン位置検出センサ20の下にはドットBが来るので、その位置情報の検出を行い、ドットBの搬送に関与した搬送ローラR4の回転位置における印字動作条件として設定されているシートPの搬送量(すなわち搬送ローラR4の回転量)の設定値の補正を行って、RAM123に記憶させる。また同時に所定ノズル34nを少なくとも使用してシートP上につぎのテスト画像であるドットCを記録する。このような1回の印字・搬送動作における搬送位置ずれの補正処理を搬送ローラR4の一回転分以上となるまで複数回行う。例えば、1回の搬送が搬送ローラR4の回転角度30°である場合には、以上の補正処理を12回行う。
そして、搬送ローラR4の回転が初期位置(HP)から一回転以上となると(S19におけるY)、処理を終了する。
なお、以上の説明では、1つの記録ヘッド34によりテスト画像を記録する場合を示したが、パターン位置検出センサ20の検出エリア25a内に入る限り、複数の記録ヘッド34を使用してテスト画像を記録してもよい。
また以上の処理は、使用するシートPのサイズ、厚さ、種類、紙質などの用紙条件ごと、また温湿度センサを設けている場合には、搬送ローラR4の周辺温度や湿度が変化するごとに行うとよい。
また、このときのキャリッジ33の配置は、搬送ローラR4の主走査方向中央部または端部するとよい。すなわち、搬送ローラR4の中央部がシートPにタッチするときは、キャリッジ33をシートPの幅方向中央部に配置することが好適であり(図15(a))、シートPの端部を搬送の基準とするときは、キャリッジ33をシートPの幅方向端部に配置することが好適である(図15(b))。
また、ここまで、搬送ローラR4の主走査方向の1箇所で、搬送位置ずれの補正処理(搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動を補正する処理)を説明したが、搬送ローラR4がA0サイズに対応するような長いローラの場合には、搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動は、該搬送ローラR4の主走査方向の異なる位置で、異なっている可能性がある。そこで、図15(c)のように主走査方向の複数箇所で、それぞれ図12に示した搬送位置ずれの補正処理(搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動を補正する処理)を行い、使用するシートPのサイズに合わせた補正量を設定し、搬送ローラR4の偏芯補正を行うとよい。このような搬送ローラR4の主走査方向の複数箇所で、搬送位置ずれの補正処理(搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動を補正する処理)を行う場合には、シートPを無駄にしないように、1回の搬送位置ずれの補正処理(搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動を補正する処理)の後に該シートPを逆送し、その処理を行った位置の隣(主走査方向)で行うとよい。また、搬送ローラR4の主走査方向の複数箇所で、搬送位置ずれの補正処理(搬送ローラR4の1回転を周期とする搬送量変動を補正する処理)を行った場合は、状況に応じて、すべての前記処理で得られた補正値の平均値(主走査方向での平均値)、または最大、最小となる代表値を補正値として使用するとよい。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
5 操作/表示部
10,10k、10c、10m、10y インクカートリッジ
11k、11c、11m、11y 残量表示部
12 電源ボタン
13 用紙送り/印刷再開ボタン
14 キャンセルボタン
20 パターン位置検出センサ
21 イメージセンサ
22 遮光部材
23 照明光源
24,27 三角プリズム
25 主面
25a 検出エリア
26 結像レンズ
28 基板
31 ガイドロッド
33 キャリッジ
34 記録ヘッド
34a ヘッドドライバ
34L ノズル列
34n 所定ノズル
35 サブタンク
36 インク供給チューブ
41 フレーム
44 供給ポンプ
51 給紙エンコーダ
53 給紙出口センサ
54 レジスト前センサ
55 HPセンサ
56 副走査エンコーダ
57 ステージ
81 維持回復機構
82,82a,82b,82c,82d キャップ
83 ワイパーブレード
84,88 空吐出受け
89 開口
100 制御部
112 デジタルセンサ
120 CPU
121 ROM
123 RAM
124 ホストI/F
125 画像出力制御部
126 デジタルI/O
127 ADC
128 モータ駆動部
135 各種アクチュエータ
136 アナログセンサ
137 各種モータ
A,B ドット(テスト画像)
PC プリンタドライバ
R1,R2,R3 ローラ
R4 搬送ローラ
特開2003−011344号公報 特開2007−261262号公報

Claims (4)

  1. インクを記録媒体上に吐出するノズル列を有する記録ヘッドと、
    該記録ヘッドを搭載し、記録媒体上を前記ノズル列に直交する方向に走査するキャリッジと、
    ローラを回転させて前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記キャリッジにおいて前記記録ヘッドにおけるノズル列の所定ノズルから記録媒体搬送方向下流側の所定距離だけ離れた位置に配置され、記録媒体に記録された画像を検出するエリアイメージセンサと、
    前記所定ノズルを少なくとも使って、前記キャリッジの走査及び記録媒体の搬送が停止した状態で記録媒体上にテスト画像を記録した後、搬送手段により所定距離に相当する回転角度だけ前記ローラを回転させて記録媒体を搬送し、ついで前記エリアイメージセンサにて検出される記録媒体上のテスト画像の搬送位置と該記録媒体における理論上の搬送位置とから搬送距離の差分を該ローラの回転位置に対応させて求め、該ローラ回転位置と搬送距離の差分との関係を基に、前記記録媒体に画像を記録するときの前記ローラの回転量を補正して設定する搬送位置ずれ補正処理を行う搬送位置ずれ補正手段と、
    該搬送位置ずれ補正手段により設定された前記ローラの回転量を該ローラの回転位置に対応させて記憶する記憶手段と、
    を備えるインクジェット記録装置。
  2. 前記搬送位置ずれ補正手段による搬送位置ずれ補正処理を所定回数繰り返して実行する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記テスト画像は、前記搬送ローラの主走査方向中央部または端部で記録される請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記搬送位置ずれ補正手段は、第1のテスト画像を前記エリアイメージセンサにより検出することと、第2のテスト画像を前記記録ヘッドにより記録することを同じ搬送タイミングで行う請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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