JP5699579B2 - 記録装置、および記録装置の印刷位置ずれ調整方法、並びにプログラム - Google Patents

記録装置、および記録装置の印刷位置ずれ調整方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録装置、および記録装置の印刷位置ずれ調整方法、並びにプログラムに関する。
近年、コンピュータなどのデータを印刷する装置として、印刷ヘッドからインクを吐出して印刷を行うインクジェット記録装置が普及している。プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像記録装置として用いるインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルと、ノズルが連通するインク流路(吐出室、圧力室、加圧液室、液室等ともいう)と、インク流路内のインクを加圧するエネルギーを発生するエネルギー発生手段と、を有するインクジェットヘッドを搭載する。上記エネルギー発生手段を駆動することで、インク流路内インクを加圧しているノズルからインク滴を吐出させて画像を記録するものである。
このインクジェット記録装置に用いるインクジェットヘッドとしては、インク流路内のインクを加圧するエネルギーを発生するエネルギー発生手段として、圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク滴を吐出させるピエゾ型のものがある。
また、エネルギー発生手段としてインク流路の壁面を形成する振動板と電極とを平行に配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力により振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものがある。
このようなインクジェット記録装置には、印刷ヘッドを印刷媒体に対して主走査方向(印刷媒体の進行方向に対して垂直方向)に、往復に移動しつつ、往路時または復路時の片方で複数色のインクを吐出して印刷媒体上にドットを形成する(片方向印刷)タイプのものがある。更に、印刷速度を向上するために、主走査方向の往路時および復路時の双方で印刷媒体上にドットを形成する(双方向印刷)タイプのものもある。
また、インクジェット記録装置の機能の一つとして、インクジェット記録ヘッドを、記録媒体の最大印画幅の長さに配置した長尺状に構成し、装置本体に対して固定したラインヘッドとするものがある。この構成によれば、インクジェット記録ヘッドの主走査方向の移動が不要となり、主走査方向と直交する記録媒体の副走査方向の搬送のみで画像形成を行うことができるので、高速画像形成を行うことができる。
これらのインクジェット記録装置において、高品質な画像を印刷媒体上に印刷するために、主走査方向の位置が異なる複数のノズルがある場合には、それぞれ所定の位置にドットが形成されるように、インクの吐出タイミングが調整されている。
さらに、双方向印刷を行う場合には、主走査方向の往路時に形成されるドット(以下、往ドットという)と、復路時に形成されるドット(以下、復ドットという)とが、それぞれ所定の位置に形成されるように、インクの吐出タイミングが調整されている。このタイミング調整は、所定のテストパターンを用いて行われる。
たとえば、ユーザが目視判断しやすいように記録パターンを工夫することによる技術が開示されている(特許文献1参照)。
図14に、従来のドットのずれ調整を行うテストパターン示す。このテストパターンは、双方向印刷における往ドットと復ドットとの形成位置のずれを調整するためのものである。図14に示したテストパターンは、縦罫線を所定の間隔離して複数本並列させた記録パターンを用いており、往ドットによる記録パターンは、所定のタイミング信号に従って印刷されている。また、復ドットによる記録パターン番号0,+1,+2,・・・,の記録パターンは、それぞれ往ドットを形成するための所定のタイミング信号から段階的にずらしたタイミング信号に従って印刷されている。
なお、往ドットによる記録パターンと復ドットによる記録パターンとは、主走査方向の位置が一部重複するように印刷されている(図14では、記録パターン番号0の記録パターン)。記録パターン番号+1,+2では、復ドットは印刷ヘッドの駆動タイミングが早いため、往ドットで形成した記録パターンに対して早く着弾する側(図14では右)にずれている。また、記録パターン番号−1,−2では、復ドットは印刷ヘッドの駆動タイミングが徐々に遅くなるため、往ドットに対して徐々に遅く着弾する側(図14では左)にずれてゆく。ユーザは、これらの記録パターンの位置が最もよく一致している記録パターンの番号(図14では「0」)を選択して、その記録パターン番号に対応した印刷ヘッドの駆動タイミングでインクを吐出するように調整する。
しかしながら、図14に示した従来のテストパターンでは、隣接する記録パターン(たとえば図14では記録パターン番号0と+1)の差を認識しづらく、ドット間の形成位置の相対的なずれを調整する際の精度が不十分であるという問題があった。
この問題は、隣接する記録パターンの違いが、記録装置が要求する調整精度そのものであり、僅かなずれでしかないことが起因している。近年のインクジェット記録装置は高解像度化が進んでおり、それに伴い、高い調整精度が要求されてきている。そのため、隣接する記録パターンの違いが判断しづらいものになってしまう。
また、特許文献1に開示されている技術にあっては、目視で判断できる範囲であるため、より高解像度・高精細な印字精度が要求される場合、目視では判断できない精度の調整を行うことが困難となる。
また、もう一つの問題として、図15に示すように、隣接する記録パターンの差が目視で判別できるだけ十分に大きい場合でも、一方が+方向のずれ、もう一方が−方向のずれで、それぞれのずれ量がほぼ等しいときには、記録パターンのどちらを選択すればよいか、判定が困難となる。
インクジェット記録装置において、双方向印刷を行う場合には、ドット形成位置のわずかなずれが画質に大きく影響することが多い。例えば、主走査方向に印刷ヘッドが移動する場合において、往路時にドットが本来の形成位置よりも左側にずれて形成される特性を有している印刷ヘッドを考える。この場合、復路時では印刷ヘッドの特性により、ドットは本来の形成位置よりも右側にずれて形成されることになる。このように、ドットの形成位置を十分に調整できないインクジェット記録装置は、画質の劣化が激しくなる。これは、複数のドット間で形成位置の相対的なずれが生じると、形成画像にざらつきが生じ、画質が低下するからである。なお、この上述した問題は、往路時または復路時の一方においてドットを形成する場合にも生じることとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異なるタイミングで印刷形成されるドット間の印刷位置ずれを、容易な判断方法で精度よく調整可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドを走査させて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、基準パターンと前記基準パターンに対するずれ量が相互に異なる複数の記録パターンであって、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記記録媒体上に画像を形成する第1のドットと第2のドットの間の印刷位置ずれを調整するための複数の前記記録パターンを含む調整チャートを出力する調整チャート出力手段と、複数の前記記録パターンから選択された前記記録パターンの前記ずれ量から算出した調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整する吐出位置調整手段と、を備え、前記調整チャートは、それぞれ複数の前記記録パターンを含むM個(Mは2以上の整数)のパターン群を含み、前記記録パターンは、該記録パターンと同一の前記パターン群に含まれる前記記録パターンであって前記ずれ量が最も近い他の前記記録パターンとの前記ずれ量の差が、記録解像度のM倍であること、を特徴とする。
本発明は、異なるタイミングで印刷形成されるドット間の印刷位置ずれを、容易な判断方法で精度よく調整できるという効果を奏する。
図1は、この実施の形態にかかるインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すインクジェット記録装置の側面図である。 図3は、調整パターンを段階的にずらして記録した例を示す説明図である。 図4は、調整パターン間のずれ量の差が記録解像度より大きいことを示す説明図である。 図5は、本発明の記録装置の印刷位置ずれ調整の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の記録装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7は、調整チャートの一例を示す図である。 図8は、この実施の形態にかかる印刷位置ずれの調整(印刷指示)を行うシステム構成例を示す説明図である。 図9は、図8のシステム構成における印刷位置ずれの調整例を示す説明図である。 図10は、印刷した調整パターンに対する各ずれ量を選択した場合の様子を示す説明図である。 図11は、この実施の形態にかかる印刷位置ずれの調整方法の一連の動作を示すフローチャートである。 図12は、この実施の形態にかかる制御処理プログラムをコンピュータに実行させる場合の構成例を示すブロック図である。 図13は、この実施の形態にかかる制御処理プログラムをコンピュータネットワークで配信する場合の構成例を示すブロック図である。 図14は、調整パターンをドット毎にずらして印刷した例を示す説明図である。 図15は、図14の印刷した調整パターンを用いた印刷位置ずれの調整例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる記録装置、および記録装置の印刷位置ずれ調整方法、並びにプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、図1、図2を参照しながら、本発明の実施の形態にかかるインクジェット記録装置の構成について説明する。なお、図1は、この実施の形態にかかるインクジェット記録装置(以下、適宜、単に記録装置と略す)の要部構成の斜視図であり、図2は、図1に示すインクジェット記録装置の側面図である。
インクジェット記録装置は、装置本体1の内部に、主走査方向に移動可能なキャリッジ、キャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる印刷ヘッド、印刷ヘッドにインクを供給するサブタンク等で構成される印字機構部2を収納し、装置本体1の下部には、前方側から多数枚の用紙3を積載可能な給紙カセット4(あるいは給紙トレイでも適用可能)を抜き差し自在に装着することができる。また、用紙3を手差しで給紙するための手差しトレイ5を開倒することができ、給紙カセット4あるいは手差しトレイ5から給送される用紙3を取り込み、印字機構部2により所要の画像を印字した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
印字機構部2は、主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で紙面垂直方向)に摺動自在に保持する。このキャリッジ13にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッドからなる印刷ヘッド14を複数のインク吐出口を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ13には印刷ヘッド14に各色のインクを供給するためのサブタンク15が装着されている。
サブタンク15は、上方に大気と連通する大気口、下方にインクジェットヘッドにインクを供給する供給口を、内部にインク残量を検知するセンサと、インクが充填された多孔質体と、を有して構成されており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドに供給されるインクをわずかな負圧に維持している。本実施の形態におけるサブタンク15の容量は、プリンタの高速化に伴うキャリッジ13の軽量化のため、必要最小限の大きさになっている。したがって、サブタンク15の中のインクが少なくなるとインクを補給しなければならないこととなる。
印刷ヘッド14として、ここでは各色の印刷ヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の印刷ヘッドでもよい。さらに、印刷ヘッド14として用いるインクジェットヘッドは、その吐出機構として、圧電素子などの電気機械変換素子で液室壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型、通電により発熱する発熱体を備える膜沸騰式を利用するサーマル型、あるいは、インク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型などが適用可能である。なお、本実施の形態ではピエゾ型インクジェットヘッドを用いて説明する。
ここで、図1に示すように、キャリッジ13は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド12に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ17で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19との間にタイミングベルト20を張装し、このタイミングベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モータ17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動される。
一方、給紙カセット4にセットした用紙3を印刷ヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21およびフリクションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬送コロ25および搬送ローラ24からの用紙3の送り出し角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ローラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ13の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙3を印刷ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材29を設けている。この印写受け部材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部材35,36とを配設している。
用紙3に像を記録するときには、キャリッジ13を移動させながら印字信号に応じて印刷ヘッド14を駆動することにより、停止している用紙3にインクを吐出して1行分を往路で記録し、所定量用紙3を搬送した後、つぎの行の記録を復路で行う(以下、双方向印刷という)。
そして、記録終了信号、または、用紙3の後端が記録領域に到達した信号を受信することで、記録動作を終了させ、用紙3を排紙する。なお、用紙3への記録は往復路のいずれか一方向で行うことも可能である(以下、片方向印刷という)。
そして、双方向印刷あるいは片方向印刷で記録した像がずれている場合は、所定の調整チャートを出力して調整値を設定する。この調整チャートによる調整方法については後述する。
また、キャリッジ13の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、印刷ヘッド14の吐出不良の回復、サブタンク15にインクを供給するメインのインクタンク等で構成される回復装置37を配置している。回復装置37は、キャッピング手段と、吸引手段と、クリーニング手段と、インク補給手段と、を有して構成されている。キャリッジ13は、印字待機中はこの回復装置37側に移動され、キャッピング手段により印刷ヘッド14をキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
また、吐出不良が発生した場合などには、キャッピング手段により印刷ヘッド14の吐出口を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、クリーニング手段により吐出口面に付着したインクやゴミ等が除去され、吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、装置本体1下部に設置された廃インク溜(図示せず)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
また、サブタンク15内にインクがなくなった場合には、インクの補給はキャリッジ13が所定の位置にきたときに回復装置37により行われる。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色別のインクタンクを備えた回復装置37は、Y、M、C、Kの色毎のサブタンク15とチューブ等を介して直結されており、常に一定の水圧がかけられている。また、回復装置37にはインク供給ノズルとバルブとが備え付けられており、インク供給の必要が生じた際に、バルブが開いてインク供給ノズルよりインクが流れ出るように構成されており、サブタンク15へのインクの供給が可能になる。
つぎに、以上のように構成されたインクジェット記録装置において、双方向印刷をした際に、往路で記録された画像と復路で記録された画像とがずれている場合に行う印刷位置ずれ調整について説明する。
まず、所定の調整チャートを印刷して調整値を設定することにより、画像のずれを調整することが可能となる。なお、片方向印刷の調整を行うことも可能である。
この実施の形態におけるインクジェット記録装置は、インクを吐出するための複数のノズルを有する少なくとも1つの印刷ヘッドと、印刷ヘッドを移動させる移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、を有し、印刷ヘッドにより異なるタイミングで印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを印刷媒体上に印刷形成するインクジェット記録装置である。
なお、インクジェット記録装置において印刷形成された調整チャートは、少なくとも1色以上の色で印刷形成されており、調整チャートは複数の調整パターンにより構成されている。調整チャートを構成する複数の調整パターンは、印刷ヘッドに配置されているノズルを、印刷媒体の搬送方向に間引いて印刷し、それを印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、つぎに少なくとも1列以上の空白列を1セットとし、その1セットとした少なくとも1列以上の空白列を等間隔に複数回印刷形成される。なお、印刷媒体の搬送方向にノズルを間引いているのは、ドットの打ち込みによりインク滲みが発生し視認性が低下することを抑止するためである。また、印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷するのは、印刷ヘッドの移動方向の速度変動や印刷むらを平均化して精度の向上と視認性の向上を図るためである。
ここで、具体的に図を参照し、本発明の特徴となる印刷位置ずれ調整方法について以下に説明する。図3は、調整パターンを段階的にずらして記録した例を示す説明図である。図4は、調整パターン間のずれ量の差が記録解像度より大きいことを示す説明図である。図5は、本発明の記録装置の印刷位置ずれ調整の構成を示すブロック図である。図6は、本発明の記録装置の機能的構成を示すブロック図である。
図5において、符号100は記録装置、符号101は記録装置100による印刷制御をはじめ各種の制御を実行する印刷制御部、符号102は記憶メモリ、符号103は印刷ヘッド、符号104は走査手段、符号106は調整チャートデータ、符号107は基準パターンデータ、符号108は調整パターンデータ、符号110は調整チャート、符号120はパーソナルコンピュータ(以下、適宜、PCという)、符号121は調整値入力部である。
記録装置100は、図1,2に示したインクジェット記録装置に該当する。印刷制御部101はCPU,ROM,RAM,タイマーなどを有するマイクロコンピュータシステムで構成され、記録装置100を統括的に制御するものである。印刷ヘッド103は図2の印刷ヘッド14に該当する。走査手段104は、図1に示したキャリッジ13を含む駆動モータ、駆動機構に該当する。記憶メモリ102は各種パラメータを読み出し・書込み可能に記憶するものである。調整チャートデータ106は、基準パターンデータ107および調整パターンデータ108を有するメモリデータである。なお、この調整チャートデータ106のデータを記憶メモリ102に記憶しておいてもよいし、パーソナルコンピュータ120内に設けてもよい。
図6の機能ブロックにおいて、記録手段111は、図2の印字機構部2により実現される機能である。この記録手段111は、インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッド103を走査させて記録媒体上に画像を記録するものである。
調整チャート出力手段112は、印刷ヘッド103により異なるタイミングで記録媒体上に画像を形成する第1のドットと第2のドットの間の印刷位置ずれを調整するための調整チャート110を出力する。
吐出位置調整手段113は、調整チャート出力手段112により出力された調整チャートに含まれる複数の記録パターンから選択された記録パターンのずれ量から調整値を求め、これを新たな調整値として設定し、印刷ヘッド103の吐出位置を調整する。
外部入力手段115は、記録装置100とデータ相互通信可能に接続されるパーソナルコンピュータ120によって実現される機能である。
つぎに、印刷位置ずれ調整方法における一連の流れについて説明する。図11は、この実施の形態にかかる印刷位置ずれ調整方法の制御手順例を示すフローチャートである。この制御手順は記録装置100の印刷制御部101によって実行されるものである。まず、調整チャートデータ106を用いて調整チャート110を印刷する(ステップS11)。このとき、調整チャート110は、後述するように、基準となる調整パターンと、この調整パターンとの印刷位置ずれ量を段階的に変化させた複数組の記録パターンからなる。
続いて、この印刷された調整チャート110から、各組毎に、ずれ量の最も小さい記録パターンの選択があったか否かを判断する(ステップS12)。すなわち、ユーザの視認によって、ずれ量の最も小さい記録パターンを一つに絞ることができたか否かの入力があったか否かを判断する。ここで、一つに絞ることができた記録パターンの選択であれば、選択された記録パターンから、各組毎の調整パラメータを取得する(ステップS13)。続いて、全組の調整パラメータの平均値を算出し(ステップS14)、調整を実施する(ステップS15)。一方、ステップS12において印刷した調整チャート110から一つの記録パターンを選択できなかった場合、迷っている複数の記録パターンの、中間を選択するかあるいは全てを選択し(ステップS16)、ステップS13以降の処理を実行する。以下、上記動作について詳細に説明する。
まず、調整チャート110について説明する。図14に示すように、印刷位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンを、印刷ヘッド103の移動方向に等間隔に複数配置し、調整用となる色の調整パターンを、印刷ヘッド103の移動方向に段階的にずらして印刷する。このとき、前記基準となる色の調整パターンと調整用となる色の調整パターンとは、同じパターン構成であってもよいし、異なるパターン構成であってもよい。
このとき、図3上段に示すように、段階的なずれ量については、記録装置100の記録解像度のM倍(Mは2以上の整数。図3では3)のずれ量の差がある。これは、図3下段に示すように記録解像度と同じずれ量では僅かな差しかないため、ずれ量を段階的にずらした複数個の記録パターンの区別がつかないためである。
上記の段階的なずれ量の差(段階差)については、記録解像度によって大きさが異なる。たとえば人間が目視にて判定する場合には、記録パターンの構成にもよるが、およそ100μm以上の差があれば判定可能であるため、記録解像度が300dpiであれば2ドット(約168μm)程度の段階差、記録解像度が600dpiであれば3ドット(約126μm)程度の段階差、記録解像度が1200dpiであれば5ドット(約105μm)程度の段階差、を設けることが望ましい。
また、調整チャート110のパターン読み取りをスキャナなどの光学機械による自動判別を用いるならば、機械の測定精度に応じてこの段階を変化させることが望ましい。
前記段階的にずらした記録パターン複数個を組として、その組の中で、印刷位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、形成位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、の記録位置のずれが最も小さい記録パターンに対応する調整値が、一つの調整用パラメータとなる。
このときの調整値とは、前記印刷位置ずれ量が最も小さい記録パターンにおける、ずれ量を補正する調整値である。
図10は、出力された調整チャート110から、どの記録パターンを選択するかの例を示す説明図である。図10(a)は−3の記録パターンが最もずれ量が小さいと判断された場合の選択例、図10(b)は+3の記録パターンが最もずれ量が小さいと判断された場合の選択例、図10(c)は+3と−3のどちらの記録パターンが最もずれ量が小さいか判断できない場合の選択例(1)、図10(d)は+3と−3のどちらの記録パターンが最もずれ量が小さいか判断できない場合の選択例(2)、をそれぞれ示す。
前記出力された調整チャート110の組の中で、印刷位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、形成位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、の印刷位置のずれが最も小さい記録パターンを選択する際に、図10(c)に示すように、複数の記録パターンにおける印刷位置ずれ量が同じと判断され、最も小さい記録パターンを選択することが困難な場合には、前記印刷位置ずれ量が同じと判断された複数の記録パターンの中間位置を選択することによって、対応する中間値を一つの調整用パラメータとしてもよい。
このときの中間値とは、前記印刷位置ずれ量が同じと判断された複数個の記録パターンそれぞれにおいて、ずれ量を補正する調整値の平均値である。
さらに、前記組の中で、印刷位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、印刷位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、の印刷位置のずれが最も小さい記録パターンを選択する際に、図10(d)に示すように、複数の記録パターンにおける印刷位置ずれ量が同じと判断され、最も小さい記録パターンを選択することが困難な場合には、前記印刷位置ずれ量が同じと判断された複数の記録パターンの全てを選択することによって、対応する一つの調整用パラメータを得てもよい。
このときの調整用パラメータとは、前記印刷位置ずれ量が同じと判断された複数個の記録パターンそれぞれにおいて、ずれ量を補正する調整値の平均値である。
このようにして得られる調整パラメータを、複数の記録パターンの組から複数個取得し、これらの平均値を算出する。これは、図4に示すように、記録解像度よりも大きな精度の候補から選択する粗い調整を複数回行うことによって、記録解像度で微調整を行ったのと同じ結果を得るためである。N個の調整パラメータの平均値をAVE_PNとし、i番目の調整パラメータをPiとすると、平均値は以下の式で算出される。
AVE_PN = 1/N * ΣPi (i=1〜N)
これを図4の例で説明すると、図4における組1では“−3,0,+3”から“0”が選択され、組2では“−2,+1,+4”から“+1”が選択され、組3では“−4,−1,+2”から“+2”が選択される。よって、これらの調整パラメータの平均値は、以下のように“+1”なる。
1/3 * (0+1+2) = +1
前記粗い調整を複数回行うため、最終的に調整したい精度よりも大きな距離を設定し、これを、基準となる調整パターンと調整用の調整パターンのずれ量の単位とする。ずれ量をこの単位で段階的に変化させることによって、ずれ量がこの単位で変化する複数の調整パターンからなる記録パターンが生成される。さらに複数の組(記録パターン)を相互に前記調整したい精度分ずらして記録することによって、図4に示すパターン群を作ることができる。
この平均値を、印刷位置ずれを調整する際の基準となる色と、印刷位置ずれを調整する際の調整用となる色の印刷位置ずれ量を補正する調整として、形成位置調整を実施する。
図7は、調整チャートの一例を示す図である。図7の上部は、従来の記録パターンの例を示している。図7中の黒い四角(■)が、1つの記録パターンを示している。数値は、基準となる調整パターンに対するずれ量を表す。図7では、ずれ量が−7〜+7までの記録パターンが示されている。
この従来の記録パターンをM=3個の組(群)に分割することにより、図7(A)のような複数の記録パターンをそれぞれ含む3つのパターン群(群1、群2、群3)からなる調整チャートが得られる。各組では、ずれ量がM=3ごとに変化する記録パターンが記録される。すなわち、同一のパターン群に含まれる記録パターンは、ずれ量が最も近い他の記録パターンとのずれ量の差が記録解像度のM倍(3)となる。なお、調整チャートはこれに限られるものではなく、例えば、図7(B)に示すような調整チャートを用いてもよい。
この調整チャートを印刷し、ユーザにそれぞれのパターン群ごとに記録パターンを選択させる。なお、記録パターンは1つ選択させてもよいし、複数の記録パターンを選択させてもよい。記録装置100は、ユーザによる選択結果を受け付けて、パターン群ごとに選択された記録パターンに対応するずれ量の平均値を調整値として、吐出位置調整手段113に調整値を設定する。
例えば、ユーザによる選択結果が、群1に対して「−1」、群2に対して「0」および「3」、群3に対して「1」であった場合、調整値は、(−1+0+3+1)/4=0.75となる。
つぎに、図8、図9を参照しながら、印刷位置ずれ調整の操作方法について説明する。印刷位置ずれの調整は、図8に示すように、パーソナル・コンピュータ120と、記録装置100と、が接続されて行われることとなる。
ユーザは、記録装置100から出力された印刷画像(調整チャート110)を基にドット調整が必要と感じた際に、記録装置100と接続されたPC120から調整チャート110の印刷出力を実行させる(図9上段)。そして、ユーザは、記録装置100から印刷出力された調整チャート110より調整値を読み取り、PC120の調整値入力部121から調整値を入力する(図9下段)。なお、PC120の表示部には、調整値記入欄が表示され、ユーザは、この調整値記入欄を参照しながら調整値を入力する。そして、その入力された調整値はPC120を介して記録装置100の記憶メモリ102に記憶され、その記憶された調整値から算出される平均値を基にドットの位置ずれ調整が行われる。
ところで、これまで説明してきた実施の形態における印刷位置ずれ調整方法の処理動作を、プログラム化し、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、コンピュータ上で実行することもできる。また、この処理方法の一部をネットワーク上に有し、通信回線を通して実現することもできる。
すなわち、この実施の形態で説明した印刷位置ずれ調整方法の処理方法は、図12に示すように、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ(CPU130)で実行することにより実現される。このプログラムは、キーボード135の操作などにより、メモリ131、ハードディスク134、フレキシブルディスク137、CD−ROM(Compact−Disc Read Only Memory)136、MO(Magneto Optical)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータ(CPU130)によって記録媒体から読み出し、必要に応じて表示装置133に表示することによって実行される。また、必要に応じてこの処理方法のデータを通信装置132から外部装置に送受信することも可能である。
また、このプログラムは、図13に示すように、上記記録媒体を介して、インターネット140などのネットワークによってパーソナルコンピュータなどの装置141〜143に配布することができる。
すなわち、このプログラムは、たとえばコンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクに、あらかじめインストールした状態で提供することができる。また、このプログラムは、プログラムは記録媒体に一時的あるいは永続的に格納し、コンピュータにユニットとして組み込んだり、あるいは着脱式の記録媒体として利用することで、パッケージソフトウェアとして提供することができる。
記録媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク、DVD、磁気ディスク、半導体メモリなどが利用できる。
プログラムは、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)やインターネットといったネットワークを介して、有線または無線でコンピュータに転送し、そのコンピュータにおいて、内蔵するハードディスクなどの記憶装置にダウンロードさせるようにすることができる。
このように本発明は、コンピュータに上述の調整方法を実行させるためのプログラムとしての形態も、あるいは、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としての形態も可能である。ここで、上記プログラムはコンピュータに組み込み可能なプリンタドライバを含むものとする。
すなわち、本発明による印刷位置ずれの調整方法を実現するためのプログラムやデータを記憶した記録媒体としては、具体的には、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、FD、フラッシュメモリ、メモリカードや、メモリスティック及びその他各種ROMやRAM等が想定でき、これら記録媒体に上述した本発明の各実施形態におけるステップをコンピュータに実行させ、上述した印刷位置ずれの調整方法の機能を実現するためのプログラムを記録して流通させることにより、当該機能の実現を容易にする。そしてコンピュータ等の情報処理装置に上記のごとくの記録媒体を装着して情報処理装置によりプログラムを読み出すか、もしくは情報処理装置が備えている記録媒体に当該プログラムを記憶させておき、必要に応じて読み出すことにより、本発明に関わる印刷位置ずれの調整方法の機能を実行することができる。
以上のように、本発明にかかる記録装置、および記録装置の印刷位置ずれ調整方法、並びにプログラムは、インクジェット記録装置、そのインクジェット記録装置で実行される印刷位置ずれ調整方法に有用であり、特に、片方向印刷または双方向印刷を行うインクジェット記録装置、あるいはインクジェット記録ヘッドを、記録媒体の最大印画幅の長さに配置した長尺状に構成し、装置本体に対して固定したラインヘッドと構成とした記録装置、そのインクジェット記録装置で実行される印刷位置ずれ調整方法に適している。
1 装置本体
2 印字機構部
13 キャリッジ
100 記録装置
101 印刷制御部
102 記憶メモリ
103 印刷ヘッド
104 走査手段
106 調整チャートデータ
110 調整チャート
120 パーソナルコンピュータ
特許第4296043号公報

Claims (9)

  1. インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドを走査させて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、
    基準パターンと前記基準パターンに対するずれ量が相互に異なる複数の記録パターンであって、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記記録媒体上に画像を形成する第1のドットと第2のドットの間の印刷位置ずれを調整するための複数の前記記録パターンを含む調整チャートを出力する調整チャート出力手段と、
    複数の前記記録パターンから選択された前記記録パターンの前記ずれ量から算出した調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整する吐出位置調整手段と、を備え、
    前記調整チャートは、それぞれ複数の前記記録パターンを含むM個(Mは2以上の整数)のパターン群を含み、
    前記記録パターンは、該記録パターンと同一の前記パターン群に含まれる前記記録パターンであって前記ずれ量が最も近い他の前記記録パターンとの前記ずれ量の差が、記録解像度のM倍であること、
    を特徴とする記録装置。
  2. 前記吐出位置調整手段は、前記パターン群ごとに1つ以上選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量から前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記吐出位置調整手段は、前記パターン群ごとに1つ以上選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量の平均値である前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記吐出位置調整手段は、前記パターン群ごとに1つ選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量の平均値である前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドを走査させて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、基準パターンと前記基準パターンに対するずれ量が相互に異なる複数の記録パターンであって、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記記録媒体上に画像を形成する第1のドットと第2のドットの間の印刷位置ずれを調整するための複数の前記記録パターンを含む調整チャートを出力する調整チャート出力手段と、を有する記録装置の印刷位置ずれ調整方法であって、
    複数の前記記録パターンから選択された前記記録パターンの前記ずれ量から算出した調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整する吐出位置調整ステップを備え、
    前記調整チャートは、それぞれ複数の前記記録パターンを含むM個(Mは2以上の整数)のパターン群を含み、
    前記記録パターンは、該記録パターンと同一の前記パターン群に含まれる前記記録パターンであって前記ずれ量が最も近い他の前記記録パターンとの前記ずれ量の差が、記録解像度のM倍であること、
    を特徴とする記録装置の印刷位置ずれ調整方法。
  6. 前記吐出位置調整ステップは、前記パターン群ごとに1つ以上選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量から前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項5に記載の記録装置の印刷位置ずれ調整方法。
  7. 前記吐出位置調整ステップは、前記パターン群ごとに1つ以上選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量の平均値である前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項5に記載の記録装置の印刷位置ずれ調整方法。
  8. 前記吐出位置調整ステップは、前記パターン群ごとに1つ選択された複数の前記記録パターンの前記ずれ量の平均値である前記調整値を算出し、算出した前記調整値で前記印刷ヘッドの吐出位置を調整すること、
    を特徴とする請求項5に記載の記録装置の印刷位置ずれ調整方法。
  9. 前記請求項5〜8の何れか一つに記載の記録装置の印刷位置ずれ調整方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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