JP5365212B2 - 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像用現像剤セットおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
前記マゼンタトナーと前記イエロートナーとを記録材上にそれぞれトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をIDmy、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角をAmyとしたときに、下記式を満たす静電荷像現像用現像剤セットである。
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
本発明の実施形態に係る静電荷像現像用レッドトナー(以下、単に「レッドトナー」と呼ぶ場合がある。)は、結着樹脂と着色剤と離型剤とを含み、記録材上にトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をID、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角(ただし、a*+軸上を色相角0度とし、b*+軸上を色相角90度とする)をAとしたときに、下記式を満たす。
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
トナーの結着樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル;アクリル酸メチル、アクリル酸フェニル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;等の単独重合体またはそれらの共重合体等の非晶性樹脂が挙げられる。これらの中でも特に代表的な結着樹脂としては、例えばポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリスチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン等が挙げられる。また、ドデセニルコハク酸などのアルケニルコハク酸またはその無水物を構成成分とする非晶性ポリエステル樹脂などが挙げられる。
結晶性ポリエステル樹脂分散液は、結晶性ポリエステル樹脂が水系媒体に分散されてなる。以下、結晶性ポリエステル樹脂分散液に用いられる結晶性ポリエステル樹脂について説明する。
本実施形態に係るレッドトナーに用いられる着色剤としては、レッド系着色剤の1種単独、またはレッド系着色剤、イエロー系着色剤、マゼンタ系着色剤などの2種以上の混合物を用いればよい。着色剤としては、顔料を使用すればよい。また、必要に応じて染料を用いてもよい。2種以上の顔料を混合すると濁りが発生する場合があり、レッド系顔料を1種単独で用いることが好ましい。
本実施形態に係るトナーに離型剤を含有させることが好ましい。用いられる離型剤としては、ASTMD3418−8に準拠して測定されたDSCにおける主体極大吸熱ピークが60℃以上120℃以下にあり、かつ140℃において1mPas以上50mPas以下の溶融粘度を有する物質であることが好ましい。
本実施形態に係るトナーには、必要に応じて無機もしくは有機の粒子を添加してもよい。前記無機粒子としては、シリカ、疎水化処理シリカ、アルミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸三カルシウム、コロイダルシリカ、アルミナ処理コロイダルシリカ、カチオン表面処理コロイダルシリカ、アニオン表面処理コロイダルシリカなどを単独もしくは併用して用いればよく、中でもコロイダルシリカを用いることが好ましい。その体積平均粒径は、5nm以上50nm以下であることが好ましい。また、粒径の異なる粒子を併用してもよい。前記粒子はトナー製造の際、直接添加してもよいが、あらかじめ超音波分散機などを用いて水など水溶性媒体へ分散されたものを用いることが好ましい。分散においては、イオン性界面活性剤や高分子酸、高分子塩基などを用いて分散性を向上させてもよい。
本実施形態の静電荷像現像用トナーの製造方法は、一般に使用されている混練粉砕法や湿式造粒法等を利用すればよい。ここで、湿式造粒法としては、懸濁重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、ソープフリー乳化重合法、非水分散重合法、in−situ重合法、界面重合法、乳化分散造粒法、凝集・合一法等が挙げられる。中でも、結晶性樹脂をトナーに内包するなどの観点では、湿式造粒法が好ましい。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの体積平均粒径としては、4μm以上8μm以下の範囲が好ましく、5μm以上7μm以下の範囲がより好ましく、また、個数平均粒径としては、3μm以上7μm以下の範囲が好ましく、4μm以上6μm以下の範囲がより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
本実施形態において、静電荷像現像用現像剤は、前記本実施形態の静電荷像現像用レッドトナーを含有する以外は特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成とすればよい。本実施形態における静電荷像現像用現像剤は、そのまま一成分現像剤として、あるいはキャリアとから構成される二成分現像剤として用いられる。
以下、本実施形態の画像形成装置および画像形成方法の一例について説明する。なお、以下の画像形成装置は一例であって、これらの例に限定されるものではない。
帯電手段である帯電器202としては、例えば、コロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性または半導電性の帯電ロールを用いてもよい。導電性または半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、像保持体201に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電器202により、像保持体201との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより像保持体201表面を帯電させる。なお、通常は、−300V以上−1000V以下に帯電される。また前記の導電性または半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でもよい。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
像保持体201は、少なくとも潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体が好適に挙げられる。像保持体201は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、および、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
潜像形成手段である像書き込み装置203としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光する光学系機器等が挙げられる。
現像手段は、像保持体上に形成された潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択すればよいが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて像保持体201に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。像保持体201には、通常直流電圧が使用されるが、更に交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段としては、例えば、被転写体の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体に転写するもの、あるいは被転写体の表面に被転写体を介して直接接触して転写する導電性または半導電性のロール等を用いた転写ロールおよび転写ロール押圧装置を用いればよい。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定すればよい。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。
中間転写体としては、公知の中間転写体を用いればよい。中間転写体に用いられる材料としては、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアルキレンフタレート、PC/ポリアルキレンテレフタレート(PAT)のブレンド材料、エチレンテトラフロロエチレン共重合体(ETFE)/PC、ETFE/PAT、PC/PATのブレンド材料等が挙げられるが、機械的強度の観点から熱硬化ポリイミド樹脂を用いた中間転写ベルトが好ましい。
クリーニング手段については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが好ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。中でも、耐摩耗性に優れていることから、特にポリウレタン弾性体を用いることが好ましい。ただし、転写効率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング手段を使用しない態様もありえる。
定着手段(画像定着装置)としては、記録材に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧等より定着するものであり、定着部材を具備する。
トナー画像を転写する記録材(記録用紙)としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録材の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好ましく使用すればよい。
ビスフェノールA−プロピレンオキサイド2モル付加物 45モル%
ビスフェノールA−エチレンオキサイド2モル付加物 5モル%
テレフタル酸 25モル%
フマル酸 14モル%
ドデセニルコハク酸 10モル%
無水トリメリット酸 1モル%
加熱乾燥した二口フラスコに、上記成分と、これらの酸成分(テレフタル酸、フマル酸、ドデセニルコハク酸、無水トリメリット酸の合計モル数)に対して0.08モル部のジオクチル酸錫(II)塩と、を入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃以上230℃以下で12時間共縮重合反応させ、その後、210℃以上250℃以下で徐々に減圧して、非晶性ポリエステル樹脂Aを得た。
酢酸エチル 900質量部
25%アニオン界面活性剤 10質量部
酢酸アンモニウム 10質量部
イオン交換水 1000質量部
以上を密閉容器に投入し、ホモジナイザにて乳化し、分散液を得た。得られた分散液を、蒸留用フラスコに移して50℃に昇温後、蒸留を実施し、冷却後、イオン交換水を加えて固形分濃度10重量%の樹脂粒子分散液Aを得た。
ドデカンジカルボン酸 50モル%
ドデカンジオール 50モル%
加熱乾燥した二口フラスコに、上記成分と、酸成分に対して0.012質量部のTi(OBu)4とを入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、180℃で6時間加熱撹拌を行った。その後、180℃以上230℃以下で徐々に減圧して、結晶性ポリエステル樹脂Bを得た。
酢酸エチル 900質量部
25%アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンRK) 10質量部
酢酸アンモニウム 10質量部
イオン交換水 1000質量部
以上を密閉容器に投入し、60℃に昇温後ホモジナイザにて乳化し、分散液を得た。得られた分散液を、蒸留用フラスコに移して50℃に昇温後、蒸留を実施し、冷却後、イオン交換水を加えて固形分濃度10重量%の樹脂粒子分散液Bを得た。
ワックス(日本精蝋社製、商品名:HNP9、融解温度Tw75℃) 100質量部
25%アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンRK) 20質量部
イオン交換水 380質量部
以上を密閉容器に投入し、ホモジナイザにて分散し、離型剤分散液を得た。
レッド顔料(冨士色素社製、FUJI FAST CARMINE 522(C.I.ピグメントレッド150)) 100質量部
25%アニオン系界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンRK) 40質量部
イオン交換水 360質量部
以上を密閉容器に投入し、ホモジナイザにて分散し、着色剤分散液R1を得た。この着色剤分散液中の粒子の体積平均粒径D50vは177nmであった。なお、該体積平均粒径D50はマイクロトラックにて5回測定した内の、最大値と最小値を除いた3回の測定値の平均値を用いた。
着色剤分散液(R1)の調製で、レッド顔料をC.I.ピグメントレッド221(チバ・ジャパン社製、CROMOPHTAL Red 2B)へ変更した以外は同様の操作にて、着色剤分散液(R2)を得た。この着色剤分散液中の粒子の体積平均粒径D50vは174nmであった。
着色剤分散液(R1)の調製で、レッド顔料をC.I.ピグメントレッド31とC.I.ピグメントレッド150の混合品(冨士色素社製、FUJI FAST CARMINE 527)へ変更した以外は同様の操作にて、着色剤分散液(R3)を得た。この着色剤分散液中の粒子の体積平均粒径D50vは181nmであった。
着色剤分散液(R1)の調製で、レッド顔料をマゼンタ顔料(冨士色素社製、FUJI FAST RED 9900RM(C.I.ピグメントレッド122))へ変更した以外は同様の操作にて、着色剤分散液(M1)を得た。この着色剤分散液中の粒子の体積平均粒径D50vは169nmであった。
着色剤分散液(R1)の調製で、レッド顔料をイエロー顔料(クラリアントジャパン社製、5GX03(C.I.ピグメントイエロー74))へ変更した以外は同様の操作にて、着色剤分散液(Y1)を得た。この着色剤分散液中の粒子の体積平均粒径D50vは155nmであった。
<レッドトナー(TR1)の作製>
非晶性樹脂粒子分散液A 760質量部
着色剤分散液(R1) 50質量部
離型剤分散液 20質量部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中において、1.0mol/Lの硝酸水溶液で系内のpHを4.0にした後、ホモジナイザで混合、分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム水溶液1.00質量部(Al2O3成分20重量%)を加えながら、ホモジナイザで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら50℃まで加熱した。50℃で60分間保持した後、ここに非晶性樹脂粒子分散液A 200質量部を少しずつ追加した。その後、0.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.5にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、撹拌を継続しながら90℃まで加熱し、3時間保持した。
フェライト粒子(体積平均粒径:45μm、体積抵抗率:108Ωcm) 100質量部
トルエン 14質量部
パーフルオロオクチルエチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体(共重合比40/60、Mw:5万) 1.6質量部
カーボンブラック(VXC−72、キャボット社製) 0.12質量部
上記成分のうち、フェライト粒子以外の成分を混合し、10分間スターラで分散し、被膜形成用溶液を調製した。この被膜形成用溶液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダに入れ、60℃で30分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して、フェライト粒子表面に樹脂被膜を形成して、キャリアを得た。
上記キャリア500質量部に対して前記レッドトナー(TR1)40質量部を加え、V型ブレンダで20分間ブレンドした後、目開き212μmの振動ふるいにより凝集体を除去して現像剤(DR1)を得た。また、上記キャリア20質量部に対して、前記レッドトナー(TR1)100質量部を加え、V型ブレンダで20分間ブレンドした後、目開き212μmの振動ふるいにより凝集体を除去して補給用現像剤(DAR1)を得た。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)を、着色剤分散液(M1)へ変更した以外は同様の操作にて、マゼンタトナー(TM1)、現像剤(DM1)および補給用現像剤(DAM1)を得た。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)を、着色剤分散液(Y1)へ変更した以外は同様の操作にて、イエロートナー(TY1)、現像剤(DY1)および補給用現像剤(DAY1)を得た。
富士ゼロックス社製DocuCentreColor400CPの本体、現像器、トナーカートリッジを、それまでにセットされていた現像剤およびトナーを充分に除去して清掃した後、作製した現像剤を現像器に、補給用現像剤を各トナーカートリッジに投入した。マゼンタ現像器を、DocuCentreColor400CPの元々シアン現像器がセットされていた位置に、イエロー現像器を元々マゼンタ現像器がセットされていた位置に、レッド現像器を元々イエロー現像器がセットされていた位置に、それぞれセットし、OKトップコート紙(コート紙、王子製紙株式会社製、平滑度5,000秒以上、坪量127g/m2)上の各単色100%画像の現像トナー量を4.0g/m2に調整し、5cm×5cmの大きさからなるイエロートナー100%とマゼンタトナー100%からなる2次色画像と、レッドトナーのみ100%からなる画像をそれぞれ作製し(定着器:DocuCentreColor400CP搭載の定着装置、用紙搬送速度160mm/秒、加熱ロール温度180℃、加圧ロール温度150℃)、得られた画像の濃度とL*a*b*を測定した。測定には、X−Rite939(アパーチャ4mm)を用いて、画像面内をランダムに10回測定して、その平均値を濃度、彩度とした。2次色の濃度IDmy、レッド画像濃度IDを、a*b*値から2次色の色相角Amyと、レッド画像色相角Aを、それぞれ算出した。それぞれの値を表1に示した。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、5.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR2)、現像剤(DR2)および補給用現像剤(DAR2)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、9.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR3)、現像剤(DR3)および補給用現像剤(DAR3)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R2)12.5質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR4)、現像剤(DR4)および補給用現像剤(DAR4)を得た。実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R2)17.5質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR5)、現像剤(DR5)および補給用現像剤(DAR5)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R3)10.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR6)、現像剤(DR6)および補給用現像剤(DAR6)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R3)16.5質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TR7)、現像剤(DR7)および補給用現像剤(DAR7)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
マゼンタトナー(TM1)の作製において、非晶性樹脂粒子分散液A760質量部の代わりに、非晶性樹脂粒子分散液A 700質量部および結晶性樹脂粒子分散液B 60質量部を用いた以外は同様の操作にて、マゼンタトナー(TM2)、現像剤(DM2)および補給用現像剤(DAM2)を得た。実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナーを用いなかった以外は実施例1と同様にしてレッドトナー(TRH1)、現像剤(DRH1)および補給用現像剤(DARH1)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、35.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TRH2)、現像剤(DRH2)および補給用現像剤(DARH2)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、3.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TRH3)、現像剤(DRH3)および補給用現像剤(DARH3)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R3)10.0質量部と着色剤分散液(M1)5.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TRH4)、現像剤(DRH4)および補給用現像剤(DARH4)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
レッドトナー(TR1)の作製にて、着色剤分散液(R1)20.0質量部を、着色剤分散液(R2)10.0質量部と着色剤分散液(Y1)5.0質量部へ変更した以外は同様の操作にて、レッドトナー(TRH4)、現像剤(DRH4)および補給用現像剤(DARH4)を作製し、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表1に示す。
表1におけるAD100とAD50は、1.0以下が「非常に良い」、1.0より大きく2.0以下が「良い」、2.0より大きい場合を「不可」とした。また、ΔADについては、1.5以下が「非常に良い」、1.5より大きく2.5以下が「良い」、2.5より大きい場合を「不可」とした。
Claims (4)
- 結着樹脂と着色剤と離型剤とをそれぞれ含むマゼンタトナーとイエロートナーとレッドトナーとを含有し、
前記レッドトナーを記録材上にトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をID、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角(ただし、a*+軸上を色相角0度とし、b*+軸上を色相角90度とする)をAとし、
前記マゼンタトナーと前記イエロートナーとを記録材上にそれぞれトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をIDmy、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角をAmyとしたときに、
下記式を満たすことを特徴とする静電荷像現像用トナーセット。
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy - 少なくとも前記マゼンタトナーの結着樹脂が結晶性樹脂を含むことを特徴とする、請求項1に記載の静電荷像現像用トナーセット。
- キャリアと結着樹脂、着色剤および離型剤とを含むマゼンタトナー、イエロートナー、レッドトナーをそれぞれ含むマゼンタ用現像剤、イエロー用現像剤、レッド用現像剤を含有し、
前記レッドトナーを記録材上にトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をID、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角(ただし、a*+軸上を色相角0度とし、b*+軸上を色相角90度とする)をAとし、
前記マゼンタトナーと前記イエロートナーとを記録材上にそれぞれトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をIDmy、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角をAmyとしたときに、
下記式を満たすことを特徴とする静電荷像現像用現像剤セット。
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy - 像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤を用いて前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー画像を中間転写部材に一次転写する一次転写手段と、前記中間転写部材に転写されたトナー画像を記録材に二次転写する二次転写手段と、を有し、
前記トナーは、結着樹脂と着色剤と離型剤とをそれぞれ含むマゼンタトナーとイエロートナーとレッドトナーとを含み、
前記レッドトナーを記録材上にトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をID、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角(ただし、a*+軸上を色相角0度とし、b*+軸上を色相角90度とする)をAとし、
前記マゼンタトナーと前記イエロートナーとを記録材上にそれぞれトナー載り量4.0g/m2で画像形成したときの、画像の濃度をIDmy、L*a*b*色座標空間で表される画像の色相角をAmyとしたときに、
下記式を満たすことを特徴とする画像形成装置。
0.3<ID<1.2
5度<A<35度
0.2<(ID/IDmy)<0.7
A<Amy
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