JP2005215189A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写ベルトから記録材への転写が画像不良が発生することなく良好に行われる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】光導電性の像担持体と、前記像担持体を均一帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体表面を像露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、像担持体上のトナー像を中間像担持体に転写するための第1の転写手段と、中間像担持体上のトナー像を記録材に転写するための中間像担持体に接触可能な第2の転写手段を備え、該中間像担持体上のトナー像を転写された記録材を定着部材に搬送して該記録材上のトナー像を該記録材を挟持して定着させる該定着部材を有する画像形成装置において、前記現像手段は5つ以上の現像装置で構成され、前記第1の転写手段による転写工程の順でトナーの帯電量が順次高くなっていることを特徴とする。
【選択図】図8
【解決手段】光導電性の像担持体と、前記像担持体を均一帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体表面を像露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、像担持体上のトナー像を中間像担持体に転写するための第1の転写手段と、中間像担持体上のトナー像を記録材に転写するための中間像担持体に接触可能な第2の転写手段を備え、該中間像担持体上のトナー像を転写された記録材を定着部材に搬送して該記録材上のトナー像を該記録材を挟持して定着させる該定着部材を有する画像形成装置において、前記現像手段は5つ以上の現像装置で構成され、前記第1の転写手段による転写工程の順でトナーの帯電量が順次高くなっていることを特徴とする。
【選択図】図8
Description
本発明は、例えば複写機、プリンター、ファクシミリ、製版システム等に用いられる電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
高速、高画質な画像形成装置として、電子写真方式を採用した複写機やレーザービームプリンタが知られている。近年のデジタル技術の進歩によって、POD市場からオフィスや家庭のコンシューマ市場まで、前記電子写真画像記録装置の高画質化への要求は高まっており、印刷のようなスクリーン処理を施した画像はもとより、銀塩写真のような諧調性が非常に高く、広い色再現範囲と良好な粒状性を有する画像特性への要求が更に高まっている。特にCG画像やデジタルカメラの急速な普及に伴い、銀塩写真に迫る広い色再現範囲の実現が望まれている。
この電子写真画像記録装置は、像担持体にレーザービーム等により光を照射し、そのとき光が照射された量により画像が記録されるもので、文字等の2値的な画像から写真等の中間調を含んだ画像まであらゆる画像を形成することができる。このときの中間濃度を再現する際に、パルス幅変調方式(PWM方式)と、ディザ法や濃度パターン法等の画像処理手法を用いることで、様々なパターンを像担持体上に形成することができる。
得られた像担持体上のパターンに対し、帯電したトナー粒子を付着させ、更に紙上へ転写、定着することで最終的な出力画像を得るものである。このときに用いるトナー粒子としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色が一般的に使用されており、粒状性、階調性、濃度、彩度、グロス等、種々の画像特性向上のため、様々な改良が加えられている。
図9にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を用いた従来例を説明する概略図を示す(例えば、特許文献1参照)。
画像形成装置本体内には矢印A’方向に走行する無端状の中間像担持体である中間転写ベルト51’が配設している。この中間転写ベルト51’は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性或は誘電体樹脂によって構成されている。給紙カセット8’から取り出された記録材P’は、レジストローラ82’を経て2次転写部に供給され、更に同図左方に搬送される。
中間転写ベルト51’の上方には、ほぼ同様の構成の4個の画像形成部Pa’,Pb’,Pc’,Pd’が直列状に配置されている。画像形成部Pa’を例にその構成を説明する。
画像形成部Pa’は、回転可能に配置されたドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と言う)1a’を備えている。感光ドラム1a’の周囲には、一次帯電器2a’、現像器4a’等のプロセス機器が配置されている。他の画像形成部Pb’,Pc’,Pd’は、画像形成部Pa’と同様の構成を備えており、同図には、それぞれ感光ドラム1b’,1c’,1d’のみを図示してある。これら画像形成部1a’,1b’,1c’,1d’の異なる点は、それぞれがイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する点である。
各画像形成部に配置した現像器にはそれぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー及びブラックトナーが収納されているものとする。
原稿のマゼンタ成分色による画像信号がポリゴンミラー(不図示)等を介して感光ドラム1a’上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器からイエロートナーが供給されて静電潜像がイエロートナー像となる。このトナー像が感光ドラム1a’の回転に伴って、感光ドラム1a’と中間転写ベルト51’とが当接する転写部位に到来すると、第1の転写部材53a’によって印加される第1の転写バイアスによって、前記イエロートナー像が中間転写ベルト51’へ転写される。イエロートナー像を担持した中間転写ベルト51’は、画像形成部Pb’に搬送されると、このときまでに、画像形成部Pb’において、前記と同様の方法で感光ドラム1b’上に形成されたマゼンタトナー像が前記イエロートナー像上へ転移される。
同様に記録材P’が画像形成部Pc’,Pd’に進行するに連れて、それぞれの転写部位において、シアントナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳転写された後、このときまでに、給紙カセット8’から取り出された記録材P’は、一度レジストローラ部82’にその先端を停止させ、中間転写ベルト51’上に形成された画像が記録材の所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82’から所定のタイミングで給紙された記録材P’は、前記第2の転写部位58’に達し、第2の転写部材57’に印加される転写バイアスによって上述の4色のトナー像は記録材P’上に転写される。
記録材P’は第2の転写部58’から定着部7’に搬送される。定着部7’では熱と圧力によってトナーを記録材P’上に固着させる工程を有している。更に、記録材P’と定着ローラ71’との離型性を上げるために、離型性オイル(例えば、シリコーンオイル等)を定着ローラ71’表面にコートする機構を有しており、記録材P’上にもこのオイルが付着する。トナー像が定着された記録材P’は、排紙トレイ(不図示)に排紙される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
又、更なる高画質化を目的とし、特許文献1〜6等のように、濃度レベルの異なる複数のトナーを用い、ハイライトからハーフトーン領域にかけて、更なる粒状性の向上や諧調再現性の向上等を実現する技術が開示されている。
図8にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに加えてライトマゼンタ、ライトシアンの6色を用いた従来例を説明する概略図を示す。
画像形成装置本体内には矢印A方向に走行する無端状の中間像担持体である中間転写ベルト51が配設している。この中間転写ベルト51は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性或は誘電体樹脂によって構成されている。給紙カセット8から取り出された記録材Pは、レジストローラ82を経て2次転写部に供給され、更に同図左方に搬送される。
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の6個の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Pe,Pfが直列状に配置されている。画像形成部Paを例にその構成を説明する。
画像形成部Paは、回転可能に配置されたドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と言う)1aを備えている。感光ドラム1aの周囲には、一次帯電器2a、現像器4a等のプロセス機器が配置されている。他の画像形成部Pb,Pc,Pdは、画像形成部Paと同様の構成を備えており、同図には、それぞれ感光ドラム1b,1c,1d,1e,1fのみを図示してある。これら画像形成部1a,1b,1c,1d,1e,1fの異なる点は、それぞれがイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの各色のトナー像を形成する点である。
各画像形成部に配置した現像器にはそれぞれイエロートナー、マゼンタトナー、ライトマゼンタトナー、シアントナー、ライトシアントナー及びブラックトナーが収納されているものとする。
原稿のマゼンタ成分色による画像信号がポリゴンミラー(不図示)等を介して感光ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器からイエロートナーが供給されて静電潜像がイエロートナー像となる。このトナー像が感光ドラム1aの回転に伴って、感光ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、第1の転写部材53aによって印加される第1の転写バイアスによって、前記イエロートナー像が中間転写ベルト51へ転写される。イエロートナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに、画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光ドラム1b上に形成されたマゼンタトナー像が、前記イエロートナー像上へ転移される。
同様に記録材Pが画像形成部Pc,Pdに進行するに連れて、それぞれの転写部位において、シアントナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳転写された後、このときまでに、給紙カセット8から取り出された記録材Pは、一度レジストローラ部82にその先端を停止させ、中間転写ベルト51上に形成された画像が記録材の所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82から所定のタイミングで給紙された記録材Pは、前記第2の転写部位58に達し、第2の転写部材57に印加される転写バイアスによって上述の4色のトナー像は記録材P上に転写される。
記録材Pは、第2の転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では熱と圧力によってトナーを記録材上に固着させる工程を有している。更に、記録材Pと定着ローラ71との離型性を上げるために、離型性オイル(例えば、シリコーンオイル等)を定着ローラ71表面にコートする機構を有しており、記録材P上にもこのオイルが付着する。トナー像が定着された記録材Pは、排紙トレイ(不図示)に排紙される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
従来、図9に示す4色の画像形成装置において、感光ドラム1’上に形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックから成るトナーの帯電量はほぼ等しく、転写部材53’に印加される第1の転写バイアスは同じ電流若しくは電圧が設定される。中間転写ベルト51’の回転方向最上流に位置する感光ドラム1a’に形成されたイエロートナー像が転写部材53a’に印加される第1の転写バイアスによって中間転写ベルト51’上に転写される際、感光ドラム1a’上でのトナーの帯電量が図10にαにて示すように平均25μC/gであったのに対し、転写部材53a’に印加される第1の転写バイアスや感光ドラム1a’と中間転写ベルト51’との転写工程終了後の離間時に発生する剥離放電により、図10にβにて示すように平均30μC/gへと高帯電量側へシフトしていた。以降、転写部材53b’,53c’,53d’に印加される第1の転写バイアス及び剥離放電により、順次図10のγ,δ,εへと更に高帯電量側へとシフトし、第2の転写部58’直前では図10に示すεの帯電量となっていた。同様に、マゼンタトナーは図10のδ、シアントナーは図10のγ、ブラックトナーは図10β似てそれぞれ示す帯電量であった。
この時、第2の転写部58’では図10のβからεまでの帯電量を持ったトナーを転写しなければならないが、転写工程は±10μC/g程度の分布(図10のA)であれば画像上問題なく転写可能であり、第2の転写部58’での記録材P’への転写においても画像不良が発生することがなかった(図10のB)。
しかしながら、図2に示すように、より高画質な画像を得るために更にライトマゼンタ、ライトシアンを加えた6色の画像形成装置においては、最大6回の転写工程が第2の転写までに行われるために、図11に示すように、上記トナーの帯電量がイエロートナーが図11のη’、マゼンタトナーが図11のζ’、ライトマゼンタトナーが図11のε’、シアントナーが図11のδ’、ライトシアントナーが図11のγ’、ブラックトナーが図11のβ’へとそれぞれドラム上での帯電量(図11のα’)から変化してしまっていた。
そのために、第2の転写部58では第2の転写部材57に印加される転写バイアスを図11のB’に設定した場合、高帯電量側にシフトしているトナー、特にイエロートナー、マゼンタトナーを十分に記録材Pに転移させるために必要な電荷を与えることができず、転写不良(以後、この現象を弱抜けと記す)が発生してしまった。又、転写部材57に印加される転写バイアスを図11のD’に設定した場合、低帯電量側にあるトナー、特にライトシアントナー、ブラックトナーを転移させるのに過剰な電荷を供給してしまい、トナーの帯電極性が逆になり、中間転写ベルト51に戻ってしまう転写不良(以後、この現象を強抜けと記す)が発生してしまった。更に、中間となるように転写バイアスを図11のC’に設定するとイエロートナーは弱抜け、ブラックトナーは強抜けという両方の転写不良が発生した。
従って、本発明の目的とする処は、転写工程の回数に応じて感光ドラム上に形成されるトナー像の帯電量を工程に応じて順次高くすることで、中間転写ベルトから記録材への転写が画像不良が発生することなく良好に行われる画像形成装置を提供することである。
尚、ここでトナーの帯電量はホソカワミクロン株式会社製イースパートアナライザを使用した。
上記目的を達成するため、本発明は、光導電性の像担持体と、前記像担持体を均一帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体表面を像露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、像担持体上のトナー像を中間像担持体に転写するための第1の転写手段と、中間像担持体上のトナー像を記録材に転写するための中間像担持体に接触可能な第2の転写手段を備え、該中間像担持体上のトナー像を転写された記録材を定着部材に搬送して該記録材上のトナー像を該記録材を挟持して定着させる該定着部材を有する画像形成装置において、前記現像手段は5つ以上の現像装置で構成され、前記第1の転写手段による転写工程の順でトナーの帯電量が順次高くなっていることを特徴とする。
本発明によれば、光導電性の像担持体と、前記像担持体を均一帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体表面を像露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと、少なくともライトイエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、ライトブラック、レッド、グリーン、ブルー、白、透明のうち1色を用いる現像手段と、像担持体上のトナー像を中間像担持体に転写するための第1の転写手段と、中間像担持体上のトナー像を記録材に転写するための中間像担持体に接触可能な第2の転写手段を備え、該中間像担持体上のトナー像を転写された記録材を定着部材に搬送して該記録材上のトナー像を該記録材を挟持して定着させる該定着部材を有する画像形成装置において、現像手段は5つ以上の現像装置で構成され、第1の転写手段による転写工程の順でトナーの帯電量が順次高く設定することにより、転写不良のない良好な画像を得ることができた。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1を図8の画像形成装置概略断面図を用いて説明する。
本発明の実施の形態1を図8の画像形成装置概略断面図を用いて説明する。
図8において、画像形成装置本体内には矢印A方向に走行する無端状の中間転写ベルト51が配設している。この中間転写ベルト51は、本実施の形態では、導電性ポリイミドを採用している。給紙カセット8から取り出された記録材Pは、レジストローラ82を経て2次転写部58に供給され、更に同図左方に搬送される。
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の6個の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd,Pe,Pfが直列状に配置されている。画像形成部Paを例にその構成を説明する。
画像形成部Paは、回転可能に配置されたドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と言う)1aを備えている。感光ドラム1aの周囲には、一次帯電器2a、現像器4a等のプロセス機器が配置されている。他の画像形成部Pb,Pc,Pd,Pe,Pfは、画像形成部Paと同様の構成を備えており、同図には、それぞれ感光ドラム1b,1c,1d,1e,1fのみを図示してある。これら画像形成部1a,1b,1c,1d,1e,1fの異なる点は、それぞれがイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの各色のトナー像を形成する点である。
各画像形成部に配置した現像器には、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、ライトマゼンタトナー、シアントナー、ライトシアントナー及びブラックトナーが収納されているものとする。
原稿のイエロー成分色による画像信号がポリゴンミラー(不図示)等を介して感光ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器からイエロートナーが供給されて静電潜像がイエロートナー像となる。このトナー像が感光ドラム1aの回転に伴って、感光ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、1 次転写ローラ53aによって、印加される1次転写バイアスによって、前記イエロートナー像が中間転写ベルト51へ転写される。イエロートナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光ドラム1b上に形成されたマゼンタトナー像が前記イエロートナー像上へ転移される。
同様に記録材Pが画像形成部Pc,Pdに進行するに連れて、それぞれの転写部位においてライトマゼンタトナー像、シアントナー像、ライトシアントナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳転写された後、このときまでに、給紙カセット8から取り出された記録材Pが2次転写部位58に達し、2次転写ローラ57に印加される転写バイアスによって上述の4色のトナー像は記録材P上に転写される。
記録材Pは、第2の転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では熱と圧力によってトナーを記録材上に固着させる工程を有している。更に、記録材Pと定着ローラ71との離型性を上げるために、離型性オイル(例えば、シリコーンオイル等)を定着ローラ表面にコートする機構を有しており、記録材P上にもこのオイルが付着する。トナー像が定着された記録材Pは、排紙トレイに排紙される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
定着部78の記録材Pの搬送速度は、2次転写部58の搬送速度より小さくなっている。これは、定着部78に記録材が突入した時のショックで2次転写部の画像が乱れるショック画像を防止したり、定着部78で発生する記録材Pのしわ等を防止するためである。
斯かる画像形成装置において、本実施の形態では、中間転写ベルト51として、カーボンブラックを分散して表面抵抗率を109
Ω/□〜1014Ω/□に抵抗制御された半導電性ポリイミドベルトを採用している。2次転写ローラ57は、体積抵抗率105 Ω・cm〜109 Ω・cmに抵抗調整されたイオン導電性のニトリルブタジエンゴムから成るスポンジローラを採用している。
Ω/□〜1014Ω/□に抵抗制御された半導電性ポリイミドベルトを採用している。2次転写ローラ57は、体積抵抗率105 Ω・cm〜109 Ω・cmに抵抗調整されたイオン導電性のニトリルブタジエンゴムから成るスポンジローラを採用している。
2次転写ローラ57は、対向ローラ56が中間転写ベルト51に接するところよりも中間転写ベルト51の搬送方向上流の位置に当接する構成を採っている。これは、2次転写部58の上流側で発生する異常放電画像や、細線や文字の飛び散りに対して効果があるとともに、記録材Pの中間転写ベルト51からの剥離にも有効である。
次に、本実施の形態では、現像器4aに収納されているイエロートナーの平均帯電量は図2に示すように、感光ドラム1a上でほぼ−20μC/g(図2のDY)であり、以後マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの各1次転写工程においてそれぞれ図2のY1,Y2,Y3,Y4,Y5と変化し、2次転写工程直前では図2のPYと−50μC/gとなるようにしている。この帯電量は画像形成装置の構成やトナーの材料によって適切となるように調整する必要がある。尚、1次転写ローラ53に印加している高圧条件は+15μA(53a)、+18μA(53b)、+21μA(53c)、+24μA(53d)、+27μA(53e)、+30μA(53f)の定電流制御である。この制御は所望の電流が流れるように調整した定電圧制御であっても良い。
以下同様に、マゼンタは図3に示すようにDM→M1→M2→M3→M4→PM、ライトマゼンタは、図4に示すように、DLM→LM1→LM2→LM3→PLM、シアンは、図5に示すように、DC→C1→C2→PC、ライトシアンは、DLC→LC1→PLC、ブラックは、DK→PKとそれぞれ,25μC/g、,−30μC/g、−35μC/g、−40μC/g、−45μC/gから−50μC/gとなるように順次高くなるように設定している。
図1はこれらの感光ドラム上でのトナーの帯電量を記載したもので、転写工程に応じてイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの順に高くなるように設定し、2次転写工程では全色がほぼ同じ帯電量となるようにしたものである。
これにより記録材Pへの転写が適切な電圧が2次転写ローラ57に印加することができ、強抜けや弱抜けといった転写不良のない良好な画像を得ることができた。ここで、2次転写ローラ57には−135μAの電流が印加されるように調整した定電圧制御である。この高圧条件は定電流制御であっても良い。
更に、ライトイエローやライトブラックを加えてより銀塩並みの高画質を実現する手段として有効であることは言うまでもない。
又、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに加えて、レッド、グリーン、ブルーを用いればより忠実な色再現性を実現することも可能である。
<実施の形態2>
本実施の形態では、上記実施の形態1がタンデム型であったのに対し、6色ロータリー現像装置の場合について図12を用いて説明する。
本実施の形態では、上記実施の形態1がタンデム型であったのに対し、6色ロータリー現像装置の場合について図12を用いて説明する。
図12において、画像形成装置本体内には矢印A方向に走行する無端状の中間転写ベルト51が配設されている。この中間転写ベルト51は、本実施の形態では、導電性ポリイミドを採用している。給紙カセット8から取り出された記録材Pは、レジストローラ82を経て2次転写部58に供給され、更に同図左方に搬送される。
中間転写ベルト51の上方には、回転可能に配置されたドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と言う)1aを備えている。感光ドラム1aの周囲には、一次帯電器2a、現像器4のプロセス機器が配置されている。ほぼ同様の構成の6個の現像器4a,4b,4c,4d,4e,4fがロータリー現像器4に配置され、回転移動することによって所望の現像器が感光ドラム1に対向し画像形成が行われる。ここではイエローの画像形成を例にその構成を説明する。現像器4a,4b,4c,4d,4e,4fの異なる点は、それぞれがイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの各色のトナー像を形成する点である。
画像形成装置本体内には矢印方向に走行する感光体ドラム1が配設されている。給紙カセット8から取り出された記録材Pは、レジストローラ82を経て一括転写部58に供給され、更に同図左方に搬送される。
原稿のイエロー成分色による画像信号がポリゴンミラー9a等を介して感光ドラム1上に投射されて静電潜像が形成され、これに同期してイエロー現像器4aが感光ドラム1の対向位置に位置するようにロータリー現像器4が回転し、イエロー現像器4aからイエロートナーが供給されて静電潜像がイエロートナー像となる。このトナー像が感光ドラム1の回転に伴って、感光ドラム1と中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、1次転写ローラ53によって印加される1次転写バイアスによって、前記イエロートナー像が中間転写ベルト51へ転写される。イエロートナー像を担持した中間転写ベルト51は、次のマゼンタトナーの転写に備えて回転移動する。
次に、1次転写終了後に感光ドラム1上に残留しているトナーは、クリーニング装置6により感光ドラム1表面上より除去され、前露光ランプ等の除電装置(不図示)により残留電荷が除去され、次の画像形成に備える。前記と同様の方法で感光ドラム1上に形成されたマゼンタトナー像が、中間転写ベルト51上の前記イエロートナー像上へ転移される。
同様に記録材Pがライトマゼンタトナー像、シアントナー像、ライトシアントナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳転写された後、このときまでに給紙カセット8から取り出された記録材Pが2次転写部位58に達し、2次転写ローラ57に印加される転写バイアスによって上述の4色のトナー像は記録材P上に転写される。
記録材Pは第2の転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では熱と圧力によってトナーを記録材上に固着させる工程を有している。更に、記録材Pと定着ローラ71との離型性を上げるために、離型性オイル(例えば、シリコーンオイル等)を定着ローラ表面にコートする機構を有しており、記録材P上にもこのオイルが付着する。トナー像が定着された記録材Pは、排紙トレイに排紙される。尚、自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
斯かる画像形成装置においての各色のトナーの帯電量を順次高くすることによって転写部においても前記実施の形態1と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
本実施の形態では、1つの感光ドラムに6色の現像器をロータリー上に配置した画像形成装置を用いたが、2つの感光ドラムに3色の現像器を2つのロータリー上にそれぞれ配置したものであっても同様の効果を得ることができる。
<実施の形態3>
本実施の形態では、実施の形態1又は2のライトシアントナー、ライトマゼンタトナーの代わりに白トナー、透明トナーを用いており、転写工程の順番がイエロー(Pa)、マゼンタ(Pb)、シアン(Pc)、ブラック(Pd)、白(Pe)、透明(Pf)となっている以外の部分においては実施の形態1又は2と全く同様であるため、その説明は割愛することにする。
本実施の形態では、実施の形態1又は2のライトシアントナー、ライトマゼンタトナーの代わりに白トナー、透明トナーを用いており、転写工程の順番がイエロー(Pa)、マゼンタ(Pb)、シアン(Pc)、ブラック(Pd)、白(Pe)、透明(Pf)となっている以外の部分においては実施の形態1又は2と全く同様であるため、その説明は割愛することにする。
<実施の形態4>
本実施の形態では、実施の形態1又は2のライトシアントナー、ライトマゼンタトナーではなく、レッドトナー、グリーントナー、ブルートナーの7色の画像形成部を持つ画像形成装置であるが、転写工程の順番がイエロー(Pa)、マゼンタ(Pb)、シアン(Pc)、ブラック(Pd)、レッド(Pe)、グリーン(Pf)にブルー(Pg)の画像形成部が加えられている以外の部分においては実施の形態1又は2と全く同様であるため、その説明は割愛することにする。
本実施の形態では、実施の形態1又は2のライトシアントナー、ライトマゼンタトナーではなく、レッドトナー、グリーントナー、ブルートナーの7色の画像形成部を持つ画像形成装置であるが、転写工程の順番がイエロー(Pa)、マゼンタ(Pb)、シアン(Pc)、ブラック(Pd)、レッド(Pe)、グリーン(Pf)にブルー(Pg)の画像形成部が加えられている以外の部分においては実施の形態1又は2と全く同様であるため、その説明は割愛することにする。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、製版システム等に用いられる電子写真方式の画像形成装置に対して適用可能である。
1 感光ドラム
2 一次帯電器
4 現像器
51 中間転写ベルト
64 分離後ガイド
78 定着部
58 転写部
57 転写ローラ(2次転写ローラ)
56 対向ローラ
2 一次帯電器
4 現像器
51 中間転写ベルト
64 分離後ガイド
78 定着部
58 転写部
57 転写ローラ(2次転写ローラ)
56 対向ローラ
Claims (3)
- 光導電性の像担持体と、前記像担持体を均一帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体表面を像露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、像担持体上のトナー像を中間像担持体に転写するための第1の転写手段と、中間像担持体上のトナー像を記録材に転写するための中間像担持体に接触可能な第2の転写手段を備え、該中間像担持体上のトナー像を転写された記録材を定着部材に搬送して該記録材上のトナー像を該記録材を挟持して定着させる該定着部材を有する画像形成装置において、
前記現像手段は5つ以上の現像装置で構成され、前記第1の転写手段による転写工程の順でトナーの帯電量が順次高くなっていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像手段は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと、少なくともライトイエロー、ライトマゼンタ、ライトシアン、ライトブラック、レッド、グリーン、ブルー、白、透明のうちの1色を用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記中間像担持体上に形成されたトナー像は、全てのトナー像を前記第1の転写手段によって前記中間像担持体上へ転写された後、前記第2の転写手段により一括して前記記録材に転写されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020144A JP2005215189A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020144A JP2005215189A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005215189A true JP2005215189A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34904151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004020144A Withdrawn JP2005215189A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005215189A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057774A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | カラー画像形成方法 |
CN100437372C (zh) * | 2005-12-21 | 2008-11-26 | 佳能株式会社 | 成像设备 |
JP2010169843A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用レッドトナー、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像用現像剤セットおよび画像形成装置 |
-
2004
- 2004-01-28 JP JP2004020144A patent/JP2005215189A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007057774A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | カラー画像形成方法 |
CN100437372C (zh) * | 2005-12-21 | 2008-11-26 | 佳能株式会社 | 成像设备 |
JP2010169843A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用レッドトナー、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像用現像剤セットおよび画像形成装置 |
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