JP5359572B2 - 車両用デフレクター装置 - Google Patents
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Description
本発明は、車両用デフレクター装置に関するものである。
従来、車両用デフレクター装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この装置では、ルーフに形成された開口部を挟んでその左右に支持部材が配設されており、デフレクターの左右のアーム部は、各々の後端部(例えばU字溝)に支持部材の支持軸部がそれぞれ相対回動可能に挿通されている。デフレクターは、各アーム部の後端部が支持軸部周りに回動することで、ルーフの面上に展開され、あるいはルーフの面の下方に格納される。
ところで、特許文献1の車両用デフレクター装置では、アーム部の後端部及び支持軸部間に間隙が存在するため、デフレクターのがた抑制には自ずと限界があり、車両振動により異音が発生する可能性がある。あるいは、デフレクターのがたを確実に抑制しようとすれば、より厳しい公差で製品を管理し、あるいは粘度の高いグリスを塗布する必要があることから、製造工数の増大及びコストの増大を余儀なくされてしまう。
本発明の目的は、デフレクターの位置ずれを抑制して、車両振動による異音発生をより確実に抑制することができる車両用デフレクター装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の屋根部に形成された開口部の前端部に配置され、前記開口部を開閉する可動パネルの開作動に伴って前記屋根部の面上に展開されるとともに、前記可動パネルの閉作動に伴って前記屋根部の面の下方に格納されるデフレクターと、前記可動パネルの開作動に伴い、前記デフレクターが前記屋根部の面上に展開されるように付勢する付勢部材とを備える車両用デフレクター装置において、前記デフレクターは、車両幅方向に延在する風切部及び該風切部の車両幅方向両端部に連続して車両後側に延出する対の腕部を有し、前記開口部の車両幅方向両縁部に設けられ、前記腕部の後端部を回動自在に支持する支持部と、前記腕部の後端部の回動中心を中心とする円弧状のガイド面とを有し、前記支持部と前記ガイド面との協働により前記腕部の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減する対の保持部材と、前記各保持部材に形成され、前記腕部の後端部の車両幅方向一側面が当接する当接壁部と、前記各保持部材に形成され、前記腕部の後端部の車両幅方向他側面に弾性的に接触して前記当接壁部と協働して前記腕部の後端部を車両幅方向で挟持する撓み部とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記支持部と前記ガイド面との協働により前記腕部(デフレクター)の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減することができる。さらに、前記デフレクターの前記各腕部の後端部は、前記当接壁部及び前記撓み部の協働によって車両幅方向に弾性的に挟持されることで、当該方向の位置ずれも抑制することができる。以上により、前記デフレクターの位置ずれを複数方向に亘って抑制することができ、車両振動による異音発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用デフレクター装置において、前記支持部は、車両幅方向に軸線の延びる支持ピンであり、前記ガイド面は、前記支持ピンの車両前側又は車両後側に位置する前記支持ピンの軸線を中心とする円弧状のガイド面であり、前記各腕部の後端部に形成され、前記支持ピンが相対回動自在に挿通される挿通部と、前記各腕部の後端部に形成され、前記ガイド面に摺接する円弧状の摺接面とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記デフレクターの前記各腕部の後端部は、前記支持ピンに前記挿通部が相対回動自在に挿通され、前記ガイド面に前記摺接面が摺接することで、これら支持ピン及びガイド面に車両前後方向で挟まれる態様で前記各保持部材に組み付けられる。従って、前記各腕部(デフレクター)の車両前後方向の位置ずれを抑制することができる。特に、前記挿通部が前記支持ピンの上方及び下方まで延出していれば、前記各腕部(デフレクター)の車両上下方向の位置ずれを併せて抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用デフレクター装置において、前記挿通部は、車両後側に開いて前記支持ピンの軸線を中心とする径方向に該支持ピンが挿入可能な溝部であることを要旨とする。
同構成によれば、前記デフレクターの前記各腕部の後端部は、前記ガイド面又は前記撓み部との干渉を回避し得る位置で、前記溝部に前記支持ピンをその軸線を中心とする径方向に挿入することで、極めて簡易に該支持ピンを相対回動自在に挿通することができる。そして、この状態で、前記摺接面を前記ガイド面に摺接し、且つ、前記当接壁部及び前記撓み部の協働によって前記腕部の後端部を車両幅方向に弾性的に挟持させつつ、前記支持ピンを支点に前記腕部を回動させることで、該腕部(デフレクター)を前記保持部材に容易に組み付けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用デフレクター装置において、前記付勢部材は、前記各腕部の前端から車両幅内側方向にシフトして配置され当該方向に中心線の延びるコイル部、該コイル部から延出して前記デフレクターに係止される第1端部及び前記コイル部から延出する第2端部を有するねじりコイルスプリングであり、前記開口部の車両幅方向両縁部に配設され、車両幅方向に並設された第1側壁部及び第2側壁部を有するとともに、前記第1側壁部に形成され前記第1側壁部及び前記第2側壁部間に配置された前記第2端部の前記第1側壁部側の車両幅方向に屈曲された先端が移動自在に挿入されるガイド凹部を有する対のスプリング保持部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記可動パネルの開作動に伴い該可動パネルから解放される前記デフレクターは、前記ねじりコイルスプリングがその第2端部の前記先端を前記ガイド凹部に沿って一方向に移動させつつ弾性復帰することで、前記屋根部の面上に展開される。あるいは、前記可動パネルの閉作動に伴い該可動パネルに押圧される前記デフレクターは、前記ねじりコイルスプリングをその第2端部の前記先端を前記ガイド凹部に沿って他方向に移動させつつ弾性変形させることで、前記屋根部の面の下方に格納される。この場合、前記デフレクターの位置(姿勢)を規定する前記ねじりコイルスプリングの前記第2端部は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部間に挟まれ、前記先端が前記ガイド凹部に挿入されることで、特に車両幅方向に堅固に抜け止め・保持することができる。
一方、このように前記ねじりコイルスプリングの前記第2端部を堅固に保持すると、例えば外力の影響などで前記デフレクター(腕部)ともども前記ねじりコイルスプリングが車両幅方向に位置ずれすると、前記第2端部が変形(塑性変形)する可能性が高くなる。しかしながら、特に前記当接壁部及び前記撓み部の協働により前記デフレクター(腕部)の車両幅方向の位置ずれが抑制されていることで、このような変形(塑性変形)の可能性を低減することができる。
本発明では、デフレクターの位置ずれを抑制して、車両振動による異音発生をより確実に抑制することができる車両用デフレクター装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、自動車などの車両の屋根部としての車両ルーフ10に搭載されたサンルーフ装置11を示す斜視図である。同図に示されるように、車両ルーフ10は、略四角形のルーフ開口部10aを有するとともに、該ルーフ開口部10aの車両前側の縁部に配置されたデフレクター12を備え、更に車両前後方向に移動して前記ルーフ開口部10aを開閉する、例えばガラス板からなる四角形の可動パネル13を備える。
図1は、自動車などの車両の屋根部としての車両ルーフ10に搭載されたサンルーフ装置11を示す斜視図である。同図に示されるように、車両ルーフ10は、略四角形のルーフ開口部10aを有するとともに、該ルーフ開口部10aの車両前側の縁部に配置されたデフレクター12を備え、更に車両前後方向に移動して前記ルーフ開口部10aを開閉する、例えばガラス板からなる四角形の可動パネル13を備える。
なお、デフレクター12は、その後部を中心に回動することで前部が上動する、いわゆるチルトアップ動作可能に取り付けられており、可動パネル13の開動作に連動してチルトアップ動作する。チルトアップ動作に伴いデフレクター12が車両ルーフ10上面よりも上側に突出する展開位置にある状態をその展開状態といい、可動パネル13の閉鎖に伴い該可動パネル13に押さえ込まれて車両ルーフ10上面の下側に収まる格納位置にある状態をその格納状態という。デフレクター12は、ルーフ開口部10aを開放した際に展開状態になることで、車室内への風の巻き込みによる空気振動を防止する。
図2は、サンルーフ装置11を模式的に示す平面図である。同図に示されるように、サンルーフ装置11は、ルーフ開口部10aの車両幅方向両側縁部に配置・固定される一対のガイドレール21を備える。各ガイドレール21は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して車両前後方向に延在する。
各ガイドレール21には、連結部材22が移動可能に案内支持されている。そして、両連結部材22には、これらの間に橋渡しされる態様で前記可動パネル13の車両幅方向の両側縁部が固定・支持されている。連結部材22は、ガイドレール21に沿う移動に伴い、ルーフ開口部10aを開閉すべく可動パネル13を移動させる。
また、サンルーフ装置11は、車両幅方向に延在して両ガイドレール21の前端部分を連結する樹脂材からなるフロントハウジング23を備える。このフロントハウジング23の長手方向中間部には、駆動源(例えば電動モータ)により回転駆動される平歯車からなる駆動歯車25が設置されている。この駆動歯車25は、車両高さ方向(紙面の直交方向)に延びる回転軸を中心にフロントハウジング23に回転可能に支持されている。
フロントハウジング23には、駆動歯車25の前部で該駆動歯車25と噛合する樹脂材からなるラックギヤ状の1本の歯付きベルト26が移動可能に収容されるとともに、駆動歯車25の後部で該駆動歯車25と噛合する樹脂材からなるラックギヤ状の1本の歯付きベルト27が移動可能に収容されている。そして、一方のガイドレール21内に進入した歯付きベルト26の一方の端部は、当該ガイドレール21に支持された前記連結部材22に連結されており、他方のガイドレール21内に進入した歯付きベルト27の一方の端部は、当該ガイドレール21に支持された前記連結部材22に連結されている。
このような構成において、駆動歯車25を図示反時計方向に回転させたとする。このとき、歯付きベルト26,27は、連結部材22に連結される先端部がそれぞれガイドレール21内に進入する側に押し出され、該連結部材22がガイドレール21に沿って車両後方に移動する。これにより、可動パネル13が車両後方に移動してルーフ開口部10aが開放される。
一方、駆動歯車25を図示時計方向に回転させたとする。このとき、歯付きベルト26,27は、連結部材22に連結される先端部がそれぞれガイドレール21内から抜け出る側に引っ張られ、該連結部材22がガイドレール21に沿って車両前方に移動する。これにより、可動パネル13が車両前方に移動してルーフ開口部10aが閉鎖される。
次に、前記デフレクター12及びその取付構造について車両前方に向かって右側のそれを代表して説明する。図3及び図4は、サンルーフ装置11の右前部を拡大して示す平面図及び斜視図である。同図に示されるように、各ガイドレール21の前端部には、車両前後方向に並設された略四角形の係止孔21a,21bが形成されるとともに、該係止孔21bの車両後方で車両前後方向に並設された略四角形の係止孔21c,21dが形成されている。これら係止孔21a〜21dは、車両高さ方向に開口する。そして、ガイドレール21には、これら係止孔21a〜21dと係合する保持部材としての樹脂材からなるホルダ30が固定されている。
すなわち、図6(a)(b)に側面図及び底面図を示すように、ホルダ30は、本体部31及び該本体部31の車両幅方向内側寄りの前端から車両前方に突出するフック状の延出片32を一体的に有する。そして、本体部31の前端部には、下方に延出するとともにその下端から車両前側に屈曲する側面視略L字状の係止片31aがその幅方向全長に亘って形成されている。また、本体部31の車両幅方向内側寄りの後端部には、下方に延出するとともにその下端から車両前側に屈曲する側面視略L字状の係止片31bが形成されている。さらに、本体部31は、その車両幅方向外側端の前端部から車両後方に延出する第1延出片31cを有するとともに、該第1延出片31cの後端から段差を介して車両幅方向外側にシフトして更に車両後方に延出する第2延出片31dを有する。そして、第1延出片31cの内側面には、底面視円弧状の撓み部33が設けられている。また、第2延出片31dの内側面には、車両幅方向に軸線の延びる略円柱状の支持部としての支持ピン34が前記係止片31bとの間に橋渡しされる態様で突設されている。なお、係止片31aの車両幅方向外側寄りの後端面は、支持ピン34の軸線を中心とする円弧状(図5参照)のガイド面35を形成する。
本体部31は、延出片31c,31d、支持ピン34及びガイド面35等によって区画され車両高さ方向に開口する空間Sを形成する。従って、空間Sは、第1延出片31cにおいて前記撓み部33の分だけ車両幅方向に縮開されている。なお、本体部31は、撓み部33の車両幅方向の対向面にて当接壁部36を形成する。
このような構成にあって、ホルダ30は、図3に示すように、上方から係止孔21bに基端の挿入された延出片32の先端が係止孔21aに下方から挿入・位置決めされ、係止片31a,31bが係止孔21c,21dの前端縁部に掛止されることでガイドレール21に固定されている。
図4に示すように、前記フロントハウジング23には、各ガイドレール21との車両幅方向内側寄りの境界部に、スプリング保持部40が一体形成されている。各スプリング保持部40は、前記ホルダ30に対し車両幅方向にシフトして配置されている。そして、各スプリング保持部40は、車両幅方向に並設された第1側壁部41及び第2側壁部42を有するとともに、第1側壁部41を前端部を除き上下に二分する態様で形成されたガイド凹部43(図5参照)を有する。つまり、スプリング保持部40は、第1及び第2側壁部41,42間に上方及び車両前後方向に開口する空間を形成するとともに、ガイド凹部43において第2側壁部42に対向する車両幅方向内側及び車両後方向に開口している。なお、ガイド凹部43の長手方向中間部には、これを上方に開口する縦溝43aが形成されている。この縦溝43aの下端には、その開口量を絞る絞り部43bが形成されている。
前記デフレクター12は、フロントハウジング23に沿って車両幅方向に延在する風切部51及び該風切部51の車両幅方向両端部に連続して車両後側に延出する対の腕部52を有する。そして、風切部51は、各腕部52の車両幅方向内側面の車両前方の延長上に配置される位置決め壁部51aを有するとともに、前記スプリング保持部40の車両前方の延長上に配置される位置決め壁部51bを有する。両位置決め壁部51a,51bは、車両幅方向に対向配置されている。
各腕部52の後端部には、前記ホルダ30の支持ピン34が相対回動自在に挿通される挿通部としての溝部53が形成されている。この溝部53は、車両後側に開いて支持ピン34の軸線を中心とする径方向に該支持ピン34が挿入可能な側面視略U字形状を呈している。また、各腕部52の後端部には、前記ホルダ30のガイド面35の車両後側に配置されて支持ピン34周りの腕部52の回動に伴いガイド面35に摺接する円弧状の摺接面54が形成されている。
従って、各腕部52の後端部は、支持ピン34に溝部53が相対回動自在に挿通され、ガイド面35に摺接面54が摺接することで、これら支持ピン34及びガイド面35に車両前後方向で挟まれる態様でホルダ30に組み付けられる。これにより、各腕部52(デフレクター12)の車両前後方向の位置ずれが抑制される。また、溝部53は、支持ピン34の上方及び下方まで延出していることで、各腕部52(デフレクター12)の車両上下方向の位置ずれが併せて抑制される。
またこの際、図7(a)(b)に示すように、各腕部52の後端部は、その車両幅方向内側面に前記当接壁部36が当接するとともに、車両幅方向外側面に前記撓み部33が弾性的に接触する。従って、各腕部52の後端部は、撓み部33及び当接壁部36の協働によって車両幅方向で挟持されて、車両幅方向の位置ずれも抑制される。
デフレクター12の風切部51には、付勢部材としてのねじりコイルスプリング60が設置されている。このコイルスプリング60は、前記両位置決め壁部51a,51b間に配置され車両幅方向に中心線の延びるコイル部61、該コイル部61の車両幅方向外側端からその接線方向に延出して風切部51(置決め壁部51a)に係止される第1端部62及びコイル部61の車両幅方向内側端からその接線方向に延出する第2端部63を有する。つまり、コイルスプリング60は、前記各腕部52の前端から車両幅方向(内側)にシフトして配置されており、両位置決め壁部51a,51b等により風切部51内に位置決め・収容されている。換言すれば、風切部51の一部は、コイルスプリング60のカバーとして機能している。
コイルスプリング60の第2端部63は、車両幅方向外側に屈曲された先端63aを有しており、コイルスプリング60は、第2端部63が前記第1及び第2側壁部41,42間に配置され先端63aが前記ガイド凹部43に車両前後方向に移動自在に挿入されることでスプリング保持部40に連結されている。そして、コイルスプリング60は、例えば第2端部63(先端63a)に対し第1端部62が図示時計回転方向に回動する側、即ち第2端部63に対し第1端部62(風切部51)が上昇する側の付勢力を発生する。なお、コイルスプリング60は、その弾性復帰に際し、第2端部63の先端63aを前記ガイド凹部43に沿って車両前方に移動させつつ、第1端部62を上昇させる。
ここで、本実施形態の動作について総括して説明する。
まず、デフレクター12が格納状態にあるものとして説明する。可動パネル13の開作動に伴い該可動パネル13から解放されるデフレクター12は、コイルスプリング60がその第2端部63の先端63aをガイド凹部43に沿って車両前方に移動させつつ弾性復帰することで、車両ルーフ10の面上に展開される。この際、デフレクター12の車両ルーフ10の面上への展開量は、第2端部63の先端63aの車両前方への移動を規制するガイド凹部43の前端の位置によって決定されている。
まず、デフレクター12が格納状態にあるものとして説明する。可動パネル13の開作動に伴い該可動パネル13から解放されるデフレクター12は、コイルスプリング60がその第2端部63の先端63aをガイド凹部43に沿って車両前方に移動させつつ弾性復帰することで、車両ルーフ10の面上に展開される。この際、デフレクター12の車両ルーフ10の面上への展開量は、第2端部63の先端63aの車両前方への移動を規制するガイド凹部43の前端の位置によって決定されている。
続いて、可動パネル13の閉作動に伴い該可動パネル13に押圧される展開状態のデフレクター12は、コイルスプリング60がその第2端部63の先端63aをガイド凹部43に沿って車両後方に移動させつつ弾性変形することで、車両ルーフ10の面の下方に格納される。なお、ガイド凹部43の車両前後方向の長さは、デフレクター12の格納状態であっても、第2端部63の先端63aがガイド凹部43の後方に抜け出ないように設定されている。
以上により、可動パネル13の開閉作動に連動してデフレクター12が展開・格納される。
次に、デフレクター12等の組付態様について説明する。
次に、デフレクター12等の組付態様について説明する。
デフレクター12の各腕部52の後端部は、図5に2点鎖線にて示したように、ガイド面35又は撓み部33との干渉を回避し得る位置で、溝部53に支持ピン34をその軸線を中心とする径方向に挿入することで、極めて簡易に該支持ピン34を相対回動自在に挿通することができる。そして、この状態で、摺接面54をガイド面35に摺接し、且つ、撓み部33及び当接壁部36の協働によって腕部52の後端部を車両幅方向に弾性的に挟持させつつ(図7参照)、支持ピン34周りに腕部52を回動させることで、該腕部52(デフレクター12)がホルダ30に組み付けられる。
次いで、デフレクター12に予め設置されたコイルスプリング60の第2端部63をスプリング保持部40の第1及び第2側壁部41,42間に配置するとともに、先端63aを前記縦溝43aからガイド凹部43に進入させる。この際、先端63aは、前記絞り部43bを弾性変形させつつガイド凹部43に進入することで、該縦溝43aへの戻り移動即ち縦溝43aからの脱落が防止される。そして、第2端部63は、第1及び第2側壁部41,42間に挟まれ、先端63aがガイド凹部43に挿入されることで、特に車両幅方向に堅固に抜け止め・保持される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、支持ピン34とガイド面35との協働により腕部52(デフレクター12)の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減することができる。すなわち、デフレクター12の各腕部52の後端部は、支持ピン34に溝部53が相対回動自在に挿通され、ガイド面35に摺接面54が摺接することで、これら支持ピン34及びガイド面35に車両前後方向で挟まれる態様でホルダ30に組み付けられる。従って、各腕部52(デフレクター12)の車両前後方向の位置ずれを抑制することができる。また、溝部53が支持ピン34の上方及び下方まで延出していることで、各腕部52(デフレクター12)の車両上下方向の位置ずれを併せて抑制することができる。さらに、デフレクター12の各腕部52の後端部は、撓み部33及び当接壁部36の協働によって車両幅方向に弾性的に挟持されることで、当該方向の位置ずれも抑制することができる。以上により、ホルダ30及び各腕部52の後端部(回動中心部)間に発生する摩擦力の利用によって、デフレクター12の位置ずれを複数方向に亘って抑制することができ、車両振動による異音発生を抑制することができる。そして、公差の管理を緩和することができ、あるいは粘度の高いグリスを塗布する必要性も解消することができる。
(1)本実施形態では、支持ピン34とガイド面35との協働により腕部52(デフレクター12)の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減することができる。すなわち、デフレクター12の各腕部52の後端部は、支持ピン34に溝部53が相対回動自在に挿通され、ガイド面35に摺接面54が摺接することで、これら支持ピン34及びガイド面35に車両前後方向で挟まれる態様でホルダ30に組み付けられる。従って、各腕部52(デフレクター12)の車両前後方向の位置ずれを抑制することができる。また、溝部53が支持ピン34の上方及び下方まで延出していることで、各腕部52(デフレクター12)の車両上下方向の位置ずれを併せて抑制することができる。さらに、デフレクター12の各腕部52の後端部は、撓み部33及び当接壁部36の協働によって車両幅方向に弾性的に挟持されることで、当該方向の位置ずれも抑制することができる。以上により、ホルダ30及び各腕部52の後端部(回動中心部)間に発生する摩擦力の利用によって、デフレクター12の位置ずれを複数方向に亘って抑制することができ、車両振動による異音発生を抑制することができる。そして、公差の管理を緩和することができ、あるいは粘度の高いグリスを塗布する必要性も解消することができる。
(2)本実施形態では、デフレクター12の各腕部52の後端部は、ガイド面35又は撓み部33との干渉を回避し得る位置で、溝部53に支持ピン34をその軸線を中心とする径方向に挿入することで、例えばデフレクター12を変形させることなく、極めて簡易に該支持ピン34を相対回動自在に挿通することができる。そして、この状態で、摺接面54をガイド面35に摺接し、且つ、撓み部33及び当接壁部36の協働によって腕部52の後端部を車両幅方向に弾性的に挟持させつつ、支持ピン34を支点に腕部52を回動させることで、該腕部52(デフレクター12)をホルダ30に容易に組み付けることができる。
(3)本実施形態では、可動パネル13の開作動に伴い該可動パネル13から解放されるデフレクター12は、ねじりコイルスプリング60がその第2端部63の先端63aをガイド凹部43に沿って車両前方に移動させつつ弾性復帰することで、車両ルーフ10の面上に展開される。あるいは、可動パネル13の閉作動に伴い該可動パネル13に押圧されるデフレクター12は、ねじりコイルスプリング60をその第2端部63の先端63aをガイド凹部43に沿って車両後方に移動させつつ弾性変形させることで、車両ルーフ10の面の下方に格納される。この場合、デフレクター12の位置(姿勢)を規定するねじりコイルスプリング60の第2端部63は、第1及び第2側壁部41,42間に挟まれ、先端63aがガイド凹部43に挿入されることで、特に車両幅方向に堅固に抜け止め・保持することができる。
一方、このようにねじりコイルスプリング60の第2端部63を堅固に保持すると、例えば外力の影響などでデフレクター12(腕部52)ともどもねじりコイルスプリング60が車両幅方向に位置ずれすると、比較的冗長な第2端部63が変形(塑性変形)する可能性が高くなる。しかしながら、特に撓み部33及び当接壁部36の協働によりデフレクター12(腕部52)の車両幅方向の位置ずれが抑制されていることで、このような変形(塑性変形)の可能性を低減することができる。
(4)本実施形態では、ねじりコイルスプリング60は、腕部52の前端から車両幅内側方向にシフトして配置されていることで、例えば腕部52の幅に制約を受けることなくコイル部61の長さを選択でき、発生可能な弾性力(ばね力)の選択の自由度を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、支持ピン34は、例えば第2延出片31dに片持ち支持されていてもよい。また、この場合、各腕部52の後端部は、支持ピンが挿通される円形孔状の挿通部であってもよい。なお、このような構成で挿通部に支持ピンを挿通する場合、例えば支持ピンを弾性変形させつつその自由端側から挿通部に挿通すればよい。
・前記実施形態において、支持ピン34は、例えば第2延出片31dに片持ち支持されていてもよい。また、この場合、各腕部52の後端部は、支持ピンが挿通される円形孔状の挿通部であってもよい。なお、このような構成で挿通部に支持ピンを挿通する場合、例えば支持ピンを弾性変形させつつその自由端側から挿通部に挿通すればよい。
・前記実施形態において、ガイド面35(及びガイド面35に摺接する円弧状の摺接面54)は、支持ピン34の車両後側に配置してもよい。
・前記実施形態において、各腕部52の後端部に車両後方に突出する円弧状の延出部を形成し、該延出部の上面及び下面にそれぞれ摺接する上側円弧状面及び下側円弧状面にて、腕部52(デフレクター12)の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減しつつ、該腕部52の後端部を回動自在に支持してもよい。
・前記実施形態において、各腕部52の後端部に車両後方に突出する円弧状の延出部を形成し、該延出部の上面及び下面にそれぞれ摺接する上側円弧状面及び下側円弧状面にて、腕部52(デフレクター12)の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減しつつ、該腕部52の後端部を回動自在に支持してもよい。
・前記実施形態において、付勢部材としてのねじりコイルスプリング60に代えて、例えば板ばねなどを採用してもよい。
・前記実施形態において、デフレクター12等の配置に制約を受けなければ、ホルダ30をルーフ開口部10aの車両幅方向縁部に直に固定してもよい。
・前記実施形態において、デフレクター12等の配置に制約を受けなければ、ホルダ30をルーフ開口部10aの車両幅方向縁部に直に固定してもよい。
10…車両ルーフ(屋根部)、10a…ルーフ開口部(開口部)、12…デフレクター、13…可動パネル、30…ホルダ(保持部材)、33…撓み部、34…支持ピン(支持部)、35…ガイド面、36…当接壁部、40…スプリング保持部、41…第1側壁部、42…第2側壁部、43…ガイド凹部、51…風切部、52…腕部、53…溝部(挿通部)、54…摺接面、60…ねじりコイルスプリング(付勢部材)、61…コイル部、62…第1端部、63…第2端部、63a…先端。
Claims (4)
- 車両の屋根部に形成された開口部の前端部に配置され、前記開口部を開閉する可動パネルの開作動に伴って前記屋根部の面上に展開されるとともに、前記可動パネルの閉作動に伴って前記屋根部の面の下方に格納されるデフレクターと、
前記可動パネルの開作動に伴い、前記デフレクターが前記屋根部の面上に展開されるように付勢する付勢部材とを備える車両用デフレクター装置において、
前記デフレクターは、車両幅方向に延在する風切部及び該風切部の車両幅方向両端部に連続して車両後側に延出する対の腕部を有し、
前記開口部の車両幅方向両縁部に設けられ、前記腕部の後端部を回動自在に支持する支持部と、前記腕部の後端部の回動中心を中心とする円弧状のガイド面とを有し、前記支持部と前記ガイド面との協働により前記腕部の車両前後方向及び上下方向の位置ずれを低減する対の保持部材と、
前記各保持部材に形成され、前記腕部の後端部の車両幅方向一側面が当接する当接壁部と、
前記各保持部材に形成され、前記腕部の後端部の車両幅方向他側面に弾性的に接触して前記当接壁部と協働して前記腕部の後端部を車両幅方向で挟持する撓み部とを備えたことを特徴とする車両用デフレクター装置。 - 請求項1に記載の車両用デフレクター装置において、
前記支持部は、車両幅方向に軸線の延びる支持ピンであり、
前記ガイド面は、前記支持ピンの車両前側又は車両後側に位置する前記支持ピンの軸線を中心とする円弧状のガイド面であり、
前記各腕部の後端部に形成され、前記支持ピンが相対回動自在に挿通される挿通部と、
前記各腕部の後端部に形成され、前記ガイド面に摺接する円弧状の摺接面とを備えたことを特徴とする車両用デフレクター装置。 - 請求項2に記載の車両用デフレクター装置において、
前記挿通部は、車両後側に開いて前記支持ピンの軸線を中心とする径方向に該支持ピンが挿入可能な溝部であることを特徴とする車両用デフレクター装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用デフレクター装置において、
前記付勢部材は、前記各腕部の前端から車両幅内側方向にシフトして配置され当該方向に中心線の延びるコイル部、該コイル部から延出して前記デフレクターに係止される第1端部及び前記コイル部から延出する第2端部を有するねじりコイルスプリングであり、
前記開口部の車両幅方向両縁部に配設され、車両幅方向に並設された第1側壁部及び第2側壁部を有するとともに、前記第1側壁部に形成され前記第1側壁部及び前記第2側壁部間に配置された前記第2端部の前記第1側壁部側の車両幅方向に屈曲された先端が移動自在に挿入されるガイド凹部を有する対のスプリング保持部を備えたことを特徴とする車両用デフレクター装置。
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