JP7147238B2 - デフレクタ装置及び回動付勢装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デフレクタ装置及び回動付勢装置に関するものである。
従来、車両のデフレクタ装置には、バネ部材の弾性力に基づいて、そのルーフに設けられた開口部(ルーフ開口部)の前縁部にデフレクタを展開するものがある。例えば、特許文献1に記載のデフレクタ装置は、ルーフ開口部の前縁部にデフレクタを支持するアームを備えている。また、このアームは、そのルーフ開口部を開閉するサンルーフ装置のガイドレールに形成された取付部に対して回動可能に連結されている。更に、このデフレクタ装置は、これらのアームとガイドレールとの間に介在されることにより、そのアームを回動付勢するバネ部材を備えている。そして、これにより、そのアームに支持されたデフレクタをルーフ開口部の前縁部に展開する構成になっている。
特開2014-180999号公報
しかしながら、上記従来技術の構成では、ガイドレールに形成された取付部に対するアームの取着、及びバネ部材の介装等、そのデフレクタ装置の組付作業が煩雑である。そして、これが製造コストの上昇を招く一因となることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、組付容易に安定的な固定状態を確保することのできるデフレクタ装置及び回動付勢装置を提供することにある。
上記課題を解決するデフレクタ装置は、車両のルーフに設けられた開口部の前縁部に配置されるデフレクタと、前記デフレクタを支持するアームと、前記アームを回動可能に支持するホルダと、前記ホルダと前記アームとの間に介在されることにより前記デフレクタが前記開口部の前縁部に展開される方向に前記アームを回動付勢するバネ部材と、を備え、前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、前記バネ部材は、長手方向の一方の端部側が前記ホルダに係止され該ホルダから前記アームの延伸方向に延びる一対の線バネ部を備え、前記押圧部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成される
上記構成によれば、係合片の爪部を取付孔に係合させるかたちで、容易に、そのホルダを固定位置に設置することができる。そして、このホルダがアームの回動支点を形成することで、その組み付け作業を容易化することができる。
更に、ホルダを押圧するかたちでアームを回動付勢するバネ部材が、係合片に設けられた押圧部を押圧することで、その取付孔に対する爪部の係合状態が補強される。その結果、例えば、デフレクタに外力が印加された場合にも、このデフレクタのアームを支持するホルダにおいては、その係合片の爪部が取付孔の縁部に係合した状態が維持される。そして、これにより、簡素な構成にて、組付容易に安定的な固定状態を確保することができる。
上記構成によれば、バランスよく、安定的に、そのバネ部材に押圧部が押圧される状態を形成することができるとともに、このバネ部材の押圧力を、効率よく、その爪部に伝達することができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔に対する爪部の係合状態を補強することができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置は、前記ホルダは、前記アームを回動軸回りに回動可能に支持しており、前記係合片は、前記ホルダにおける前記回動軸よりも前記取付孔側であって且つ前記取付孔よりも前記回動軸側の部位から前記アームの延伸方向に延設されるとともに、前記押圧部は、前記係合片の幅方向両側に突出する一対の延出部を有した幅広形状をなし、両延出部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む幅方向両側の二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成される
上記構成によれば、爪部が設けられた位置を間に挟む幅方向両側の二位置において、その押圧部を構成する幅広形状部の各延出部に対して各線バネ部が押し当てられるようにすることができる。そして、これにより、より効果的に、その取付孔に対する爪部の係合状態を補強することができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置は、車両のルーフに設けられた開口部の前縁部に配置されるデフレクタと、前記デフレクタを支持するアームと、前記アームを回動可能に支持するホルダと、前記ホルダと前記アームとの間に介在されることにより前記デフレクタが前記開口部の前縁部に展開される方向に前記アームを回動付勢するバネ部材と、を備え、前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、前記係合片は、該係合片の弾性力に基づき前記爪部が前記取付孔の縁部に対して弾力的に係合するように構成される。
上記構成によれば、係合片の爪部を取付孔に係合させるかたちで、容易に、そのホルダを固定位置に設置することができる。そして、このホルダがアームの回動支点を形成することで、その組み付け作業を容易化することができる。
更に、ホルダを押圧するかたちでアームを回動付勢するバネ部材が、係合片に設けられた押圧部を押圧することで、その取付孔に対する爪部の係合状態が補強される。その結果、例えば、デフレクタに外力が印加された場合にも、このデフレクタのアームを支持するホルダにおいては、その係合片の爪部が取付孔の縁部に係合した状態が維持される。そして、これにより、簡素な構成にて、組付容易に安定的な固定状態を確保することができる。
上記構成によれば、取付孔の縁部に対して安定的に爪部を係合させることができる。更に、バネ部材が係合片を押圧する力に基づいて、その爪部をより強く取付孔の縁部に係合させることができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔に対する爪部の係合状態を補強することができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置は、前記係合片は、前記取付孔に挿入される前記爪部を有するとともに、前記押圧部は、前記爪部が前記取付孔に挿入される位置において前記バネ部材が押し当てられるように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、バネ部材の押圧力に基づいて、より強く、その係合片に設けられた爪部を取付孔に挿入することができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔に対する爪部の係合状態を補強することができる。
上記課題を解決する回動付勢装置は、回動部材を支持するホルダと、前記ホルダと前記回動部材との間に介在されることにより前記回動部材を回動付勢するバネ部材と、を備え、前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、前記バネ部材は、長手方向の一方の端部側が前記ホルダに係止され長手方向の他方の端部側に延びる一対の線バネ部を備え、前記押圧部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成される。
上記課題を解決する回動付勢装置は、回動部材を支持するホルダと、前記ホルダと前記回動部材との間に介在されることにより前記回動部材を回動付勢するバネ部材と、を備え、前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、前記係合片は、該係合片の弾性力に基づき前記爪部が前記取付孔の縁部に対して弾力的に係合するように構成される
上記各回動付勢装置の構成によれば、係合片の爪部を取付孔に係合させるかたちで、容易に、そのホルダを固定位置に設置することができる。そして、このホルダが回動部材の回動支点を形成することで、その組み付け作業を容易化することができる。更に、ホルダを押圧するかたちで回動部材を付勢するバネ部材が、係合片に設けられた押圧部を押圧することで、その取付孔に対する爪部の係合状態が補強される。そして、これにより、簡素な構成にて、組付容易に安定的な固定状態を確保することができる。
本発明によれば、組付容易に安定的な固定状態を確保することができる。
ルーフ開口部に設けられたサンルーフ装置及びデフレクタ装置の斜視図。 サンルーフ装置及びデフレクタ装置の概略構成図。 デフレクタ装置の分解斜視図。 デフレクタ装置の断面図(図2におけるIV-IV断面)。 (a)は、ホルダの平面図、(b)は、ホルダの側面図。 デフレクタ装置の断面図(図2におけるVI-VI断面)。 デフレクタ装置の断面図(図6におけるVII-VII断面)。 係合片に設けられた爪部の拡大断面図。 デフレクタ装置の断面図(図5(a)におけるVIII-VIII断面)。
以下、デフレクタ装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両1のルーフ2に形成された開口部(ルーフ開口部3)には、このルーフ開口部3を開閉可能な可動パネル4が設けられている。具体的には、本実施形態の車両1において、ルーフ開口部3の内側には、その幅方向両側において車両前後方向に延びる一対のガイドレール5が設けられている。そして、本実施形態の車両1は、これらのガイドレール5に沿って、その可動パネル4を開閉動作させるサンルーフ装置7を備えている。
また、本実施形態の車両1には、このルーフ開口部3の前縁部3fにデフレクタ10を展開するデフレクタ装置11が設けられている。そして、本実施形態の車両1は、これにより、そのサンルーフ装置7の作動より開放されたルーフ開口部3に対する走行風の巻き込みを抑える構成になっている。
詳述すると、図2~図4に示すように、本実施形態のデフレクタ装置11は、そのルーフ開口部3の前縁部3fにおいて車幅方向(図2中、上下方向、図4中、紙面に直交する方向)に延びるデフレクタ10の長手方向両端部から車両後方側(図2及び図4中、右側)に向かって延びる一対のアーム12を備えている。また、デフレクタ装置11は、これらの各アーム12を回動可能に支持する一対のホルダ13を備えている。更に、これらの各ホルダ13は、それぞれ、ルーフ開口部3の内側において、そのガイドレール5に設けられたベース部材(ブラケット)15に固定されている。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、これにより、各アーム12の回動に基づいて、そのルーフ開口部3の前縁部3fにデフレクタ10を展開し、及び格納する構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態のデフレクタ10は、車幅方向に延びる状態で、そのルーフ開口部3の前縁部3fに固定されるロアフレーム21を備えている。また、このデフレクタ10は、同じく車幅方向に延びる状態でルーフ開口部3の前縁部3fに配置されるアッパフレーム22を備えている。更に、本実施形態のデフレクタ10において、このアッパフレーム22は、その長手方向両端部が上記各アーム12の前端部12fに連続するかたちで、これらの各アーム12と一体に形成されている。そして、本実施形態のデフレクタ10は、このアッパフレーム22とロアフレーム21との間に掛け渡された状態で、その車幅方向に延びる帯状のメッシュ部材23を備えて構成されている。
即ち、本実施形態のデフレクタ10は、各アーム12と一体に回動するアッパフレーム22が、そのメッシュ部材23を上方に引き広げるかたちで展開する。そして、このアッパフレーム22が下方移動することにより、そのメッシュ部材23を折り畳むかたちで格納される構成になっている。
また、本実施形態のデフレクタ装置11は、各アーム12と各ホルダ13との間に介在された一対のバネ部材24を備えている。具体的には、これらの各バネ部材24は、それぞれ、各アーム12及び各ホルダ13を押圧する状態で設けられている。更に、本実施形態の各アーム12は、これら各バネ部材24の弾性力に基づいて、その前端部12f側が上方に持ち上がる方向(図4中、時計回り方向)に回動付勢されている。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、これにより、各アーム12と一体に形成されたアッパフレーム22が上方移動することで、そのデフレクタ10がルーフ開口部3の前縁部3fに展開される構成となっている。
更に、本実施形態のデフレクタ装置11は、サンルーフ装置7の閉作動により可動パネル4が全閉位置に移動する際、この可動パネル4によって、各アーム12及びアッパフレーム22が下方に押し下げられるように構成されている。そして、本実施形態の車両1は、これにより、可動パネル4が全閉位置にある場合には、そのデフレクタ10が格納状態でルーフ開口部3の前縁部3fに保持されるとともに、サンルーフ装置7の作動により可動パネル4が開方向に移動することによって、そのデフレクタ10がルーフ開口部3の前縁部3fに展開される構成になっている。
(バネ部材及びホルダ、並びにホルダの固定構造)
次に、本実施形態のデフレクタ装置11を構成するバネ部材24及びホルダ13、並びに、そのホルダ13の固定構造について説明する。
図3及び図4に示すように、本実施形態のバネ部材24は、アーム12とホルダ13との間に介在された状態において、そのアーム12の延伸方向に延びる一対の線バネ部25を有している。具体的には、本実施形態のバネ部材24は、線材を二つ折りにすることにより形成されている。また、このバネ部材24は、各線バネ部25の開放端25aが形成される長手方向の第1端部24a側がホルダ13に係止されるとともに、これらの各線バネ部25を接続する略U字状の折曲部26が形成された長手方向の第2端部24b側がアーム12に当接する状態で、そのアーム12とホルダ13との間に介装されている。更に、このバネ部材24は、その長手方向の中間部分がアーム12から離間する弓形の湾曲形状をなしている。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、この弓形をなすバネ部材24の湾曲形状が撓むことにより生ずる弾性力に基づいて、そのホルダ13に支持されたアーム12を展開方向、即ち各アーム12の前端部12fに支持されたデフレクタ10がルーフ開口部3の前縁部3fに展開する方向(図4中、時計周り方向)に回動付勢する構成になっている。
詳述すると、図5(a)(b)、図6及び図7に示すように、本実施形態のホルダ13は、互いに対向する一対の側壁部31を備えている。本実施形態のホルダ13において、各側壁部31は、そのアーム12の延伸方向に延びる略矩形平板状の外形を有している。また、本実施形態のホルダ13は、互いに対向する位置において、これらの各側壁部31に設けられた一対の軸状突部32を備えている。そして、本実施形態のホルダ13は、これら各軸状突部32が形成する回動軸12x回りに、そのアーム12を支持する構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態のホルダ13は、各側壁部31の短手方向一端側において、これらの各側壁部31間を接続する底壁部34を備えている。また、このホルダ13は、各側壁部31の長手方向一端側(図5中、右側)において、これらの各側壁部31に挟み込まれるかたちで設けられた箱状部35を備えている。更に、このホルダ13は、底壁部34を下側に向けた状態でルーフ開口部3の内側に設けられたベース部材15に固定されることにより、その箱状部35が、アーム12の回動軸12xを形成する各軸状突部32よりも車両後方側(図2参照、同図中、右側)に配置されるようになっている。そして、本実施形態のバネ部材24は、この箱状部35に対して、その長手方向の第1端部24aが係止される構成になっている。
具体的には、図4に示すように、本実施形態のホルダ13において、箱状部35には、下側(図4中、下側)に開口する係止孔36が設けられている。更に、本実施形態のバネ部材24は、その長手方向の第1端部24aを構成する各線バネ部25の開放端25aが、略L字状の折曲部37となっている。そして、本実施形態のバネ部材24は、これらの各折曲部37が箱状部35の係止孔36に挿入されることにより、その略平行に並ぶ二本の線バネ部25が底壁部34に沿う状態で、ホルダ13に組み付けられるようになっている。
また、本実施形態のバネ部材24は、このようにして長手方向の第1端部24a側がホルダ13に係止されることにより、その弓形の湾曲形状に基づいて、第2端部24b側が上方に位置するアーム12に向かって反り返るようになっている。そして、本実施形態のバネ部材24は、これにより、その長手方向の第2端部24bを構成する略U字状の折曲部26がアーム12に対して当接する構成になっている。
具体的には、図3に示すように、本実施形態のアーム12は、互いに対向する一対の側壁部41と、これらの各側壁部41間を接続する上壁部42と、を備えている。更に、本実施形態のバネ部材24は、デフレクタ装置11が車両1のルーフ2に搭載された状態において、この下側に開口するアーム12の断面略コ字形状内に、その長手方向の第2端部24bが挿入されるようになっている。そして、図4に示すように、本実施形態のバネ部材24は、これにより、その長手方向の第2端部24bに設けられた略U字状の折曲部26が、長手方向に沿って摺動可能な状態でアーム12の上壁部42に当接する構成になっている。
即ち、本実施形態のバネ部材24は、前端部12fに支持したデフレクタ10を格納する方向(図4中、反時計回り方向)にアーム12が回動することにより、その当接点をアーム12の前端部12f側に移動させながら、その弓形の湾曲形状を押し広げるかたちで弾性変形する。また、本実施形態のバネ部材24は、この押し広げられた弓形の湾曲形状が再び収縮しようとする弾性力(弾性復元力)に基づいて、その当接点をアーム12の後端部12r側に移動させながら、このアーム12を回動付勢する。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、これにより、そのアーム12の前端部12fに支持したデフレクタ10を上方に展開させる構成になっている。
尚、図5に示すように、本実施形態のホルダ13は、アーム12の回動軸12xを形成する各軸状突部32の下方となる位置において、その底壁部34に設けられた孔部43を有している。また、本実施形態のバネ部材24は、この孔部43に対し、その長手方向の第2端部24bを底壁部34の裏面34b側から挿入するかたちでホルダ13に組み付けられる。更に、本実施形態のデフレクタ装置11においては、この孔部43に挿入されたバネ部材24を、その各軸状突部32回りに回動させる。そして、これにより、そのバネ部材24の第1端部24aに設けられた略L字状の折曲部37を、ホルダ13の箱状部35に形成された係止孔36に挿入する構成になっている。
また、図4に示すように、本実施形態の各アーム12は、それぞれ、その後端部12rに、上記のようにホルダ13に設けられた各軸状突部32が係合する係合凹部45を備えている。具体的には、本実施形態のアーム12は、ホルダ13に対して略直交する姿勢で、このホルダ13に組み付けられる。尚、このホルダ13に対するアーム12の組み付けは、そのホルダ13に対してバネ部材24を係止した状態で行われる。更に、本実施形態の係合凹部45は、このとき、その内側に上記各軸状突部32が挿入される開口部を有している。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、これによりホルダ13に組み付けられたアーム12を格納方向に回動させることによって、アーム12とホルダ13との間に介在されたバネ部材24が撓められることで、そのアーム12に支持されたデフレクタ10を展開させる方向の付勢力を発生する構成になっている。
さらに詳述すると、図5及び図6に示すように、本実施形態のホルダ13は、上記のようにバネ部材24の第1端部24aを係止する箱状部35が設けられた後端部13rにおいて、その底壁部34の裏面34b側に突出する係合フック47を備えている。具体的には、この係合フック47は、その先端部47aがホルダ13に支持されたアーム12の延出方向とは反対側に延びる略L字状の折曲形状をなしている。更に、本実施形態のベース部材15は、そのホルダ13の底壁部34が固定される略平坦な支持面15sを備えている。そして、本実施形態のホルダ13は、この固定位置Xとしての支持面15sに形成された取付孔48に対し、その係合フック47を挿入する態様でベース部材15に組み付けられる構成になっている。
また、本実施形態のベース部材15は、この係合フック47が挿入される取付孔48よりも車両前方側(図2参照、同図中、左側)において、その支持面15sに形成された取付孔50を備えている。そして、本実施形態のホルダ13は、この取付孔50の縁部51に係合する爪部52を有した係合片53を備えている。
詳述すると、ベース部材15の支持面15sに固定されるホルダ13の底壁部34には、その支持面15sに形成された取付孔50上に開口する孔部54が設けられている。尚、この孔部54は、ホルダ13の前端部13f近傍に形成されている。更に、この孔部54は、前方側(図5及び図6中、左側)に幅広部54aを有した略T字状の孔形状を有している。そして、本実施形態の係合片53は、この孔部54の内側に突出するかたちで設けられている。
具体的には、本実施形態の係合片53は、孔部54の後方から前方に向かって延びている。また、この係合片53は、その先端部53aが孔部54内に配置されるように下側に湾曲した形状を有している。更に、この係合片53は、その先端部53aに設けられた二股状の爪部52a,52bを備えている。そして、本実施形態のホルダ13は、これらの各爪部52a,52bが、その取付孔50の前縁部51fに係合する状態でベース部材15の支持面15sに固定される構成になっている。
さらに詳述すると、図8に示すように、本実施形態の係合片53において、爪部52aは、その係合片53の先端部53aから下側に突出するかたちで設けられている。また、爪部52bは、係合片53の先端部53aから前方側に突出するかたちで設けられている。更に、これらの爪部52a,52bは、その二股に別れた形状が互いに略直交する係合面Sa,Sbを形成する。そして、本実施形態の係合片53は、これらの係合面Sa,Sbが、取付孔50の前側面50sf、及びこの取付孔50が形成されたベース部材15の支持面15sに押し当てられるかたちで、その2つの爪部52a,52bが取付孔50の前縁部51fに係合する構成になっている。
また、本実施形態の係合片53は、爪部52aの後方において、その下側に突出する爪部52cを備えている。更に、この爪部52cは、取付孔50内に挿入されることより、その後側面50srに対する係合面Scを形成する。そして、本実施形態の係合片53は、この係合面Scが取付孔50の後側面50srに押し当てられるかたちで、その爪部52cが取付孔50の後縁部51rに係合する構成になっている。
更に、本実施形態の係合片53は、爪部52aと一体に形成されることより、係合片53の先端部53aから下側に突出して、その係合片53の延伸方向に沿って延びる斜面53sを有している。そして、本実施形態のホルダ13は、その係合片53に設けられた斜面53sを取付孔50の前縁部51fに摺接させつつ、この係合片53の先端部53aに設けられた爪部52aを取付孔50内に挿入するかたちでベース部材15に組み付けられるようになっている。
即ち、本実施形態の係合片53は、このとき、その先端部53a側が下側に湾曲した形状が撓むように構成されている。そして、本実施形態のホルダ13は、これにより生ずる係合片53の弾性力に基づいて、各爪部52a~52cが取付孔50の縁部51に対して弾力的に係合するように構成されている。
具体的には、本実施形態の係合片53は、その先端部53aに設けられた各爪部52a,52bが取付孔50の前縁部51fに対して押し当てられる。そして、これら各爪部52a,52bの後方に設けられた爪部52cが取付孔50の後縁部51rに押し当てられる構成になっている。
さらに詳述すると、図6に示すように、本実施形態のデフレクタ装置11は、ベース部材15に対してホルダ13を組み付ける際、先ず、そのホルダ13の後端部13rに設けられた係合フック47をベース部材15の取付孔48に挿入する。次に、その底壁部34をベース部材15の支持面15sに当接させた状態でホルダ13を後方に移動させる。更に、このホルダ13の後方移動によって、その係合片53に設けられた上記各爪部52a,52cがベース部材15の取付孔50内に挿入される。そして、本実施形態のホルダ13は、これにより、その後端部13rに設けられた係合フック47が取付孔48に係合するとともに、その係合片53に設けられた各爪部52a~52cが取付孔50の縁部51(51f,51r)に係合する状態で、ベース部材15の支持面15sに固定される構成になっている。
ここで、図5(a)に示すように、本実施形態の係合片53は、ホルダ13に支持されたアーム12の延伸方向に延びる係合片53の先端部53aが、その幅方向両側に突出する一対の延出部55aを有した幅広形状部55となっている。
また、図9に示すように、本実施形態のバネ部材24は、その第1端部24aがホルダ13の後端部13rに係止されることにより、このホルダ13の底壁部34に沿って略平行に並ぶ二本の線バネ部25が、その係合片53の先端部53aに設けられた各延出部55aの上方に配置されるようになっている。更に、本実施形態の係合片53は、このホルダ13に組み付けられたバネ部材24がアーム12を回動付勢することによって、その二本の線バネ部25が、これらの各延出部55aを下側(図9中、下側)に押圧するように構成されている。そして、本実施形態のホルダ13は、これにより、そのベース部材15に形成された取付孔50の縁部51に対する係合片53の各爪部52a~52cの係合状態を補強する構成になっている。
即ち、本実施形態のデフレクタ装置11は、アーム12との間に介在されることによりホルダ13を押圧するバネ部材24が、その係合片53の先端部53aに設けられた幅広形状部55を構成する両延出部55aを押圧部60として、この係合片53を押し下げる。換言すると、この押圧部60は、その爪部52が設けられた幅方向中央位置を間に挟む幅方向両側の二位置において、上方から、上記一対の線バネ部25が押し当てられるように構成されている(図5参照)。その結果、係合片53に設けられた各爪部52a~52cが、それぞれ、より強く、取付孔50の縁部51(51f,51r)に押し付けられることになる。そして、本実施形態のデフレクタ装置11は、これにより、より確実に、そのホルダ13をベース部材15の支持面15sに固定する構成になっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)デフレクタ装置11は、ルーフ開口部3の前縁部3fに配置されるデフレクタ10と、このデフレクタ10を支持するアーム12と、そのアーム12を回動可能に支持するホルダ13と、ホルダ13とアーム12との間に介在されることによりデフレクタ10が展開される方向にアーム12を回動付勢するバネ部材24と、を備える。また、ホルダ13には、このホルダ13が固定される固定位置X(ベース部材15の支持面15s)に形成された取付孔50の縁部51(51f,51r)に係合する爪部52(52a~52c)を有した係合片53が設けられる。そして、係合片53には、そのホルダ13を押圧するバネ部材24が押し当てられることにより取付孔50の縁部51に対する爪部52の係合状態を補強する押圧部60が設けられる。
上記構成によれば、係合片53の爪部52を取付孔50に係合させるかたちで、容易に、そのホルダ13を固定位置Xに設置することができる。そして、このホルダ13がアーム12の回動支点を形成することで、その組み付け作業を容易化することができる。
更に、ホルダ13を押圧するかたちでアーム12を回動付勢するバネ部材24が係合片53に設けられた押圧部60を押圧することで、その取付孔50に対する爪部52の係合状態が補強される。その結果、例えば、デフレクタ10に外力が印加された場合にも、このデフレクタ10のアーム12を支持するホルダ13においては、その係合片53の爪部52が取付孔50に係合した状態が維持される。そして、これにより、簡素な構成にて、組付容易に安定的な固定状態を確保することができる。
(2)バネ部材24は、アーム12の延伸方向に延びる一対の線バネ部25を備える。そして、係合片53の押圧部60は、その爪部52が設けられた位置を間に挟む二位置において、上記一対の線バネ部25が押し当てられるように構成される。
上記構成によれば、バランスよく、安定的に、そのバネ部材24に押圧部60が押圧される状態を形成することができるとともに、このバネ部材24の押圧力を、効率よく、その爪部52に伝達することができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔50に対する爪部52の係合状態を補強することができる。
(3)係合片53は、アーム12の延伸方向に延設される。そして、押圧部60は、その係合片53の幅方向両側に突出する一対の延出部55aを有した幅広形状部55として構成される。
上記構成によれば、その爪部52が設けられた位置を間に挟む幅方向両側の二位置において、その押圧部60を構成する幅広形状部55の各延出部55aに対して各線バネ部25が押し当てられるようにすることができる。そして、これにより、より効果的に、その取付孔50に対する爪部52の係合状態を補強することができる。
(4)係合片53は、取付孔50に挿入される爪部52a,52cを有する。そして、係合片53の押圧部60は、これらの各爪部52a,52cが取付孔50に挿入される位置において、そのバネ部材24が押し当てられるように構成される。
上記構成によれば、バネ部材24が押圧部60を押圧する力に基づいて、より強く、その係合片53に設けられた爪部52a,52cを取付孔50に挿入することができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔50に対する爪部52の係合状態を補強することができる。
(5)係合片53は、係合片53の弾性力に基づき各爪部52が取付孔50の縁部51に対して弾力的に係合するように構成される。
上記構成によれば、取付孔50の縁部51に対して安定的に各爪部52を係合させることができる。更に、バネ部材24が係合片53を押圧する力に基づいて、これらの各爪部52をより強く取付孔50の縁部51に係合させることができる。そして、これにより、効果的に、その取付孔50に対する爪部52の係合状態を補強することができる。
(6)係合片53は、その先端部53aに設けられた爪部52(52a,52b)を備える。これにより、これらの爪部52(52a,52b)を確実に取付孔50の縁部51に係合させることができるとともに、バネ部材24の押圧力を、効率よく、爪部52に伝達することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、ガイドレール5に設けられたベース部材15の支持面15sをホルダ13の固定位置Xとすることとした。しかし、これに限らず、ホルダ13に設けられた係合片53の爪部52を係合させる取付孔50を形成可能な構成であれば、その固定位置Xは、任意に設定してもよい。例えば、ガイドレール5以外の箇所にベース部材15が設けられる構成であってもよい。また、ガイドレール5に対して直接、その取付孔50を形成する構成であってもよい。そして、ガイドレール5以外の箇所をホルダ13の固定位置Xとして、その取付孔50を形成する構成であってもよい。
・上記実施形態では、バネ部材24は、線材を二つ折りにすることにより形成された一対の線バネ部25を備えて構成される。そして、係合片53の押圧部60は、その爪部52が設けられた位置を間に挟む二位置において、上記一対の線バネ部25が押し当てられるように構成されることとした。しかし、これに限らず、バネ部材24の形状、及びそのアーム12とホルダ13との間に介在される形態については任意に変更してもよい。例えば、二本の線バネ部25に代えて、板バネ部を備える構成であってもよい。そして、その板バネ部が、爪部52が設けられた位置(例えば、真上)に押し当てられる構成であってもよい。
・更に、係合片53の形状についてもまた、任意に変更してもよい。そして、その爪部52の数や形状についてもまた、任意に変更してもよい。即ち、上記実施形態では、係合片53は、ホルダ13の底壁部34に形成された孔部54の後方から前方に向かって延びている。そして、係合片53は、その先端部53aに設けられた爪部52(52a,52b)を備えることとした。しかし、これに限らず、例えば、係合片53がアーム12の延伸方向に沿って前方から後方に向かって延びる構成であってもよい。
・また、上記実施形態では、アーム12は、デフレクタ10の長手方向両端部から車両後方側に向かって延びることとしたが、その延伸方向は任意に変更してもよい。そして、アーム12の形状についてもまた、任意に変更してもよい。
・更に、デフレクタ装置11以外の用途について、その固定位置Xに対するホルダ13の固定構造を適用してもよい。即ち、この場合、そのホルダ13によって回動可能に支持される回動部材は、デフレクタ10のアーム12に限らない。そして、その回動部材をホルダ13との間に介在されるバネ部材24により回動付勢する回動付勢装置であれば、どのようなものであってもよい。
・上記実施形態では、デフレクタ10は、ルーフ開口部3の前縁部3fに固定されるロアフレーム21と、アーム12と一体に形成されたアッパフレーム22と、これらアッパフレーム22とロアフレーム21との間に掛け渡された帯状のメッシュ部材23と、を備えて構成される。そして、アーム12の回動により、そのアッパフレーム22がメッシュ部材23を上方に引き広げるかたちで展開することとした。しかし、これに限らず、デフレクタ10は、必ずしも折畳構造を有するものでなくともよい。例えば、そのデフレクタ10が、単純に、上方移動することにより展開し、及び下方移動することにより格納される構成であってもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記係合片は、前記係合片の先端部に設けられた爪部を有すること、を特徴とするデフレクタ装置。これにより、その爪部を確実に取付孔の縁部に係合させることができるとともに、バネ部材の押圧力を、効率よく、その爪部に伝達することができる。
1…車両、2…ルーフ、3…ルーフ開口部、3f…前縁部、4…可動パネル、5…ガイドレール、7…サンルーフ装置、10…デフレクタ、11…デフレクタ装置、12…アーム(回動部材)、12f…前端部、12r…後端部、12x…回動軸、13…ホルダ、13f…前端部、13r…後端部、15…ベース部材、15s…支持面、21…ロアフレーム、22…アッパフレーム、23…メッシュ部材、24…バネ部材、24a…第1端部、24b…第2端部、25…線バネ部、25a…開放端、26…折曲部、31…側壁部、32…軸状突部、34…底壁部、34b…裏面、35…箱状部、36…係止孔、37…折曲部、41…側壁部、42…上壁部、43…孔部、45…係合凹部、47…係合フック、47a…先端部、48…取付孔、50…取付孔、50sf…前側面、50sr…後側面、51…縁部、51f…前縁部、51r…後縁部、52(52a~52c)…爪部、53…係合片、53a…先端部、53s…斜面、54…孔部、54a…幅広部、55…幅広形状部、55a…延出部、60…押圧部、X…固定位置、Sa,Sb,Sc…係合面。

Claims (6)

  1. 車両のルーフに設けられた開口部の前縁部に配置されるデフレクタと、
    前記デフレクタを支持するアームと、
    前記アームを回動可能に支持するホルダと、
    前記ホルダと前記アームとの間に介在されることにより前記デフレクタが前記開口部の前縁部に展開される方向に前記アームを回動付勢するバネ部材と、を備え、
    前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、
    前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ
    前記バネ部材は、長手方向の一方の端部側が前記ホルダに係止され該ホルダから前記アームの延伸方向に延びる一対の線バネ部を備え、
    前記押圧部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成される
    デフレクタ装置。
  2. 請求項に記載のデフレクタ装置であって
    前記ホルダは、前記アームを回動軸回りに回動可能に支持しており、
    前記係合片は、前記ホルダにおける前記回動軸よりも前記取付孔側であって且つ前記取付孔よりも前記回動軸側の部位から前記アームの延伸方向に延設されるとともに、
    前記押圧部は、前記係合片の幅方向両側に突出する一対の延出部を有した幅広形状をなし、両延出部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む幅方向両側の二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成されること、を特徴とするデフレクタ装置。
  3. 車両のルーフに設けられた開口部の前縁部に配置されるデフレクタと、
    前記デフレクタを支持するアームと、
    前記アームを回動可能に支持するホルダと、
    前記ホルダと前記アームとの間に介在されることにより前記デフレクタが前記開口部の前縁部に展開される方向に前記アームを回動付勢するバネ部材と、を備え、
    前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、
    前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、
    前記係合片は、該係合片の弾性力に基づき前記爪部が前記取付孔の縁部に対して弾力的に係合するように構成され
    デフレクタ装置。
  4. 請求項1~請求項3の何れか一項に記載のデフレクタ装置であって
    前記係合片は、前記取付孔に挿入される前記爪部を有するとともに、
    前記押圧部は、前記爪部が前記取付孔に挿入される位置において前記バネ部材が押し当てられるように構成されること、を特徴とするデフレクタ装置。
  5. 回動部材を支持するホルダと、
    前記ホルダと前記回動部材との間に介在されることにより前記回動部材を回動付勢するバネ部材と、を備え、
    前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、
    前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ、
    前記バネ部材は、長手方向の一方の端部側が前記ホルダに係止され長手方向の他方の端部側に延びる一対の線バネ部を備え、
    前記押圧部は、前記爪部が設けられた位置を間に挟む二位置において、前記一対の線バネ部が前記押し当てられるように構成される
    回動付勢装置。
  6. 回動部材を支持するホルダと、
    前記ホルダと前記回動部材との間に介在されることにより前記回動部材を回動付勢するバネ部材と、を備え、
    前記ホルダには、該ホルダを固定する固定位置に形成された取付孔の縁部に係合する爪部を有した係合片が設けられるとともに、
    前記係合片には、前記ホルダを押圧する前記バネ部材が押し当てられることにより前記取付孔の縁部に対する前記爪部の係合状態を補強する押圧部が設けられ
    前記係合片は、該係合片の弾性力に基づき前記爪部が前記取付孔の縁部に対して弾力的に係合するように構成される
    回動付勢装置。
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