JP2010285793A - 開閉体の駆動ケーブル係止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】係止部の取付け工程を不要としつつ、弛み除去用スプリングを含めた駆動ケーブルの端部の組付作業を簡単にする。
【解決手段】係止部56を摺動本体部53と一体成形し、係止部56の側壁563aに、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622の取込口564を形成する。そして、側壁563bに、両方の端壁561、562に亘って第1のスリット565を形成し、取込口564と第1のスリット565とを連通する第2のスリット566を側壁563aに形成し、端壁561、562に、第1のスリット565に連通する第3のスリット567、568を形成した。
【選択図】図8
【解決手段】係止部56を摺動本体部53と一体成形し、係止部56の側壁563aに、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622の取込口564を形成する。そして、側壁563bに、両方の端壁561、562に亘って第1のスリット565を形成し、取込口564と第1のスリット565とを連通する第2のスリット566を側壁563aに形成し、端壁561、562に、第1のスリット565に連通する第3のスリット567、568を形成した。
【選択図】図8
Description
本発明は、開閉体を摺動方向に開閉する駆動ケーブルの係止構造に関する。
従来、開閉体の駆動ケーブル係止構造として、例えば、ウインドウパネル等の開閉体をスライド開閉する駆動ケーブルの端部が、開閉体を結合するとともにガイドレールに摺動自在に取り付けられるキャリア(摺動支持体)に、箱型ケース(係止部)を介して接続されるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1では、箱型ケースがキャリアとは別体に形成されており、その箱型ケースの端面に設けた穴に駆動ケーブルを挿通するとともに、箱型ケースの開放口から駆動ケーブルの係止端部とともに弛み除去用スプリングを挿入することにより、駆動ケーブルの端部が弛み除去用スプリングを介して箱型ケースに係止されるようになっている。このとき、箱型ケースの開放口側は、駆動ケーブルの端部を係止した状態でキャリアに取り付けて閉止される。
また、特許文献2では、箱型ケースがキャリアに一体に形成されており、箱型ケースの一側壁に形成した挿入孔と、天井壁に形成したスリットと、が連通されるとともに、その天井壁のスリットと箱型ケースの端壁に形成したスリットとが連通されている。そして、駆動ケーブルの端部に設けられた係止金具を挿入孔に挿入するとともに、駆動ケーブルを天井壁のスリットから端壁のスリットに案内することにより、当該駆動ケーブルの端部が箱型ケースに係止されるようになっている。
しかしながら、かかる従来の開閉体の駆動ケーブル係止構造は、特許文献1に示されたものでは、箱型ケースがキャリアと別体であるため、駆動ケーブルを箱型ケースに係止した後、その箱型ケースをキャリアに取り付ける必要があり、取付け作業工数が余分にかかってしまう。
また、特許文献2に示されたものは、箱型ケースがキャリアと一体であるため、箱型ケースの取付け工程は不要になるものの、この特許文献2には、弛み除去用スプリングが設けられていない。そして、この特許文献2の構造に弛み除去用スプリングを組み付けようとした場合には、弛み除去用スプリングを手で圧縮しつつ、係止金具とともに駆動ケーブルの端部を挿入孔に押し込む必要があるため、組付作業性が悪くなってしまう。
このように、従来の開閉体の駆動ケーブル係止構造では、弛み除去用スプリングを含めた駆動ケーブルの端部を組み付けようとすると、作業に手間がかかる構造をしていた。
そこで、本発明は、係止部の取付け工程を不要としつつ、弛み除去用スプリングを含めた駆動ケーブルの端部の組付作業を簡単にできる開閉体の駆動ケーブル係止構造を提供するものである。
請求項1の発明にあっては、開閉体と、当該開閉体の移動方向に沿って配設されたガイドレールと、当該ガイドレールに摺動自在に取り付けられて前記開閉体を支持する摺動支持体と、当該摺動支持体を前記開閉体の移動方向に牽引する駆動ケーブルと、前記摺動支持体に設けられて前記駆動ケーブルの端部を係止するとともに、当該駆動ケーブルの端部の配索方向に沿った方向に対向する一対の端壁およびこれら端壁を連結する側壁とで前記駆動ケーブルの端部を収納する空間部が形成される係止部と、前記駆動ケーブルの端部に固定されて、前記端壁の内側に係止される係止金具と、前記駆動ケーブルの端部に外嵌されて、前記端壁の内側と前記係止金具との間に介在され、当該駆動ケーブルを緊張方向に付勢する弛み除去用スプリングと、を備える開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記係止部と前記摺動支持体とが一体成形されており、前記係止部は、前記側壁の一部に形成され、前記弛み除去用スプリングと前記係止金具とを前記端壁の対向方向に対して傾斜するように配置した状態で前記空間部内に取り込む取込口と、前記側壁の前記取込口以外の部分に前記両方の端壁に亘って形成され、前記駆動ケーブルの通過を許容する幅をもって前記空間部の内外を連通する第1のスリットと、前記取込口と前記第1のスリットとを、前記駆動ケーブルの通過を許容する幅をもって連通する第2のスリットと、前記端壁に形成され、前記駆動ケーブルの外径とほぼ等しい幅をもって前記第1のスリットに連通する第3のスリットと、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記取込口の周縁部に、前記空間部の外方に向かって拡幅する傾斜面を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記係止部は、一対の前記端壁と4つの前記側壁とで略箱型に形成されており、前記取込口が、前記4つの側壁のうちの互いに隣接する2つの側壁に跨って形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記係止部の内側に、前記空間部内に収納された前記弛み除去用スプリングを摺動自在に保持するとともに、当該弛み除去用スプリングの前記端壁の対向方向以外への移動を規制するガイド部を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、請求項4に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記ガイド部は、前記第1のスリットの両側部の前記空間部内側に、前記弛み除去用スプリングの側部が当接する湾曲面と、前記弛み除去用スプリングを挟んで前記湾曲面に対向する部位に設けられ、前記端壁の対向方向に延在するリブ部と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、請求項5に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記リブ部の前記取込口に対応する部分の内側部に切欠部を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造において、前記係止部は、前記摺動支持体の前記開閉体を支持する支持基板にアウトサート成形した摺動本体部に一体成形されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、駆動ケーブルの端部を係止する係止部を摺動支持体と一体成形したので、係止部を摺動支持体に取り付ける必要が無くなり、係止部の取付け工程を不要とすることができる。
また、以下の手順で、駆動ケーブルの端部を係止部に係止することができる。まず、弛み除去用スプリングおよび係止金具を側壁の空間部に取り込む前に、駆動ケーブルを屈曲を伴いつつ取込口から第2のスリットおよび第1のスリットを経由して第3のスリットに位置させて、駆動ケーブルが第3のスリットに挿通された状態とする。この状態で駆動ケーブルを引っ張ると、弛み除去用スプリングおよび係止金具は、取込口から空間部に至る部分で端壁の対向方向に対して傾斜する方向に配置された状態となる。この状態でさらに駆動ケーブルを引っ張ることにより、弛み除去用スプリングおよび係止金具は取込口から空間部内に取り込まれる。
このように、請求項1の発明によれば、駆動ケーブルを第1〜第3のスリットに嵌め込んだ後に当該駆動ケーブルを単に引っ張るだけで、係止金具および弛み除去用スプリングを含めた駆動ケーブルの端部を係止部に組み付けることができようになるため、その組付作業を簡単にできる。
そして、空間部内に取り込まれた弛み除去用スプリングおよび係止金具は、弛み除去用スプリングを介して係止金具が端壁に係止され、その係止金具には弛み除去用スプリングの付勢力が駆動ケーブルを引っ張る方向に作用して、駆動ケーブルの伸びによる弛みを除去して緊張状態を維持することができる。
請求項2の発明によれば、弛み除去用スプリングおよび係止金具を取込口から空間部内に取り込む際に、弛み除去用スプリングを取込口の周縁部に設けた傾斜面に沿って傾けることができる。これにより、弛み除去用スプリングおよび係止金具の取り込みをよりスムーズに行うことができる。
請求項3の発明によれば、略箱型に形成した係止部の4つの側壁のうちの互いに隣接する2つの側壁に跨って取込口を形成したため、係止部の厚さを薄くすることができる。
請求項4の発明によれば、空間部内に取り込まれた弛み除去用スプリングは、係止部の内側に設けられたガイド部によって駆動ケーブルの端壁の対向方向以外に移動するのが規制されるため、弛み除去用スプリングおよび係止金具が空間部内から離脱するのを抑制することができる。
請求項5の発明によれば、弛み除去用スプリングの側部が当接する湾曲面と、弛み除去用スプリングを挟んで当該湾曲面に対向するリブ部と、によって弛み除去用スプリングの移動を精度良く規制できるため、弛み除去用スプリングおよび係止金具が空間部内から離脱するのをより確実に抑制することができる。
請求項6の発明によれば、弛み除去用スプリングを空間部内に取り込む際に、リブ部が弛み除去用スプリングの取り込みを邪魔してしまうのが抑制されるため、弛み除去用スプリングおよび係止金具の取り込みをよりスムーズに行うことができる。
請求項7の発明によれば、支持基板に摺動本体部をアウトサート成形する際に、当該摺動本体部と一体成形される係止部も同時に成形できるため、係止部を摺動支持体に一体化して設ける工程をより簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、開閉体の駆動ケーブル係止構造として車両ドアのウインドウパネルを開閉するウインドウレギュレータの駆動ケーブル係止構造を例示する。
本実施形態にかかる車両ドア1のウインドウレギュレータ2は、図1に示すように、ウインドウパネル(開閉体)3を昇降させるようになっている。本実施形態では、車両ドア1として、車両の側部に設けられるフロントドアやリヤドアなどのサイドドアを例示している。
ウインドウレギュレータ2は、ウインドウパネル3の移動方向、つまり、上下方向に沿って配設されたガイドレール4と、このガイドレール4に摺動自在に取り付けられてウインドウパネル3を支持するキャリア(摺動支持体)5と、このキャリア5をウインドウパネル3の移動方向に牽引する駆動ケーブル6と、この駆動ケーブル6をキャリア5の移動方向に駆動する駆動部7と、を備えている。
このとき、駆動ケーブル6は、上昇用ケーブル61と下降用ケーブル62とからなっており、駆動部7が上昇用ケーブル61または下降用ケーブル62を牽引してキャリア5をガイドレール4に沿って昇降させるようになっている。
駆動部7は、図示省略した回転ドラムを有しており、その回転ドラムには、上昇用ケーブル61の一端部61a(図11参照)が連結された状態で、上昇用ケーブル61が巻回される。また、同様に、回転ドラムには、下降用ケーブル62の一端部62a(図11参照)が連結された状態で、下降用ケーブル62が上昇用ケーブル61とは逆向きに巻回される。また、回転ドラムは、図示省略したモータによって正・逆回転方向に回転駆動される。
ガイドレール4は、車両ドア1の内部に、若干上方が後傾した状態で上下方向に延在するように配置されており、ブラケット41を介してドアインナパネル11に固定されている。このガイドレール4は、ほぼハット形断面形状をしており、片側の側壁をガイド壁4aとしてキャリア5が摺動案内されるようになっている。
ガイドレール4の上端部には、上昇用ケーブル61を掛け回して支持するプーリ42が設けられるとともに、ガイドレール4の下端部には、下降用ケーブル62を掛け回して支持する半円状ガイド43が設けられている。
上昇用ケーブル61は、回転ドラムから上方に繰り出して上方のプーリ42で方向変換されて下方に延出し、その他端部61b(図11参照)がキャリア5に連結されている。一方、下降用ケーブル62は、回転ドラムから下方に繰り出して下方の半円状ガイド43で方向変換されて上方に延出し、その他端部62b(図11参照)がキャリア5に連結されている。
キャリア5は、前後両端部に配したホルダ51を介してウインドウパネル3に結合されており、車両前後方向(図1中左右方向)に細長い支持基板52と、この支持基板52の前後方向中央部に配置されて、ガイドレール4に沿って移動案内する摺動本体部53と、ガイド壁4aに摺動抵抗を付加するブレーキ機構54と、を備えている。なお、支持基板52の両端部にはホルダ51の取付穴52a、52bが形成されている。
摺動本体部53は、図6に示すように、鋼板で形成された支持基板52の内外両面を、車内側(図6中左側)を車外側(図6中右側)よりも厚く取り巻くように合成樹脂でアウトサート成形される。そして、摺動本体部53の車内側には、図3に示すように、ガイドレール4のガイド壁4aを摺動自在に受容する摺動溝53aが上下方向に形成されている。
ブレーキ機構54は、図3に示すように、摺動溝53aの上下中央部を切除した空間部55に配置されており、両端部が摺動本体部53に結合されてガイド壁4aの内側面に弾発力をもって圧接する弓形状の内側圧接片541と、中央部が摺動本体部に結合され、弧状に折り返されて両端部が自由端部となってガイド壁4aの外側面に弾発力をもって圧接する外側圧接片542と、によって構成されている。
本実施形態では、内側圧接片541が摺動本体部53に一体成形されるとともに、外側圧接片542が支持基板52に一体成形されている。そして、これら内側圧接片541と外側圧接片542とによって、ガイド壁4aの両側を圧接力をもって挟み込むことによりガイド壁4aに摺動抵抗を付加し、ウインドウパネル3の自重降下を阻止するようにしている。
なお、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62は、それぞれの長さが異なる場合や、それぞれの両端部61a、61bおよび62a、62bが異なる構成となる場合もあるが、本実施形態では、長さおよび構成がそれぞれ同様である場合を例示している。すなわち、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62を図11に共通の図面として示すとともに、下降用ケーブル62に関する符号を括弧で包んで並記している。
上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62は、そのケーブル本体部61M、62Mの一端部61a、62aに、ボタン状のエンド部材611、621が固着されているとともに、他端部61b、62bに、円柱部612a、622aと、その先端に一体に設けた鍔部612b、622bと、を有する係止金具612、622が固着されている。そして、エンド部材611、621は、回転ドラムに係止されるとともに、係止金具612、622は、キャリア5に設けられた箱型係止部(係止部)56(図3参照)に係止される。
箱型係止部56は、摺動本体部53が支持基板52にアウトサート成形される際に、当該摺動本体部53と一体成形される。
箱型係止部56は、図3および図5に示すように、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bの配索方向(端壁の対向方向:本実施形態では、ほぼ上下方向)に沿った方向に対向する端壁561、562と、これら端壁561、562を連結する側壁563a、563b、563c、および摺動本体部53の底壁53b(4つの側壁)と、を有して略箱型に形成されている。そして、端壁561、562、側壁563a、563b、563c、および底壁53bとで、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bを収納する空間部Sを箱型係止部56の内部に形成している。
さらに、本実施形態では、箱型係止部56は、図3に示すように、摺動本体部53の底壁53bから車内側に向かって箱形状をもって一体に突設されている。そして、端壁561、562は、上下方向(端壁の対向方向)に所定間隔をもって配置されるとともに、側壁563a、563cは、車両前後方向に所定間隔をもって配置されて端壁561、562の側辺間を連結する。残りの側壁563bは、側壁563a、563cの突出先端間および端壁561、562の突出先端間を覆うようにして連結する。これにより、各壁と摺動本体部53の底壁53bとで囲まれた内方にほぼ直方体状の空間部Sが形成される。このように、本実施形態では、摺動本体部53の底壁53bが、端壁561、562を連結する箱型係止部56の側壁も兼ねている。そして、摺動本体部53から突設した箱型係止部56は、ガイドレール4のハット形断面内に配置されるようになっている。
このとき、摺動本体部53がアウトサート成形された支持基板52の中央部には、上述したブレーキ機構54および箱型係止部56に対応した部分を切除することで中央開口部521が形成されている。また、中央開口部521の両側部には、重量軽減用の開口部522、523が形成されている。
一方、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62b側は、プーリ42および半円状ガイド43で方向変換された後にガイドレール4のハット形断面内に配索される。
そして、上昇用ケーブル61の他端部61bは、箱型係止部56の空間部S内に配置した係止金具612を介して上方の端壁561に係止されるとともに、下降用ケーブル62の他端部62bは、同様に空間部S内に配置した係止金具622を介して下方の端壁562に係止される。
このとき、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bが、係止金具612、622を介して端壁561、562に係止される際、図8および図11に示すように、端壁561、562の内側と係止金具612、622との間に弛み除去用スプリング613、623が介在されており、この弛み除去用スプリング613、623によって、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62が常に緊張方向に付勢されるようになっている。
弛み除去用スプリング613、623は、図11(a)に示すように、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62に外嵌され、その弛み除去用スプリング613、623の一端部は、同図(b)に示すように、係止金具612、622の円柱部612a、622aの外周に嵌合されるとともに、鍔部612b、622bに当接されて抜止めされる。
ここで、本実施形態では、弛み除去用スプリング613、623と係止金具612、622とを端壁561、562の対向方向に対して傾斜するように配置した状態で、空間部S内に取り込む取込口564が側壁の一部に形成されている。具体的には、図3、図5および図12、図13に示すように、互いに隣接する側壁563aおよび摺動本体部53の底壁53bに跨って、弛み除去用スプリング613、623と係止金具612、622とを取り込む取込口564が形成されている。そして、取込口564が形成されない側壁563bに、両方の端壁561、562に亘って第1のスリット565を形成している。また、取込口564と第1のスリット565とを連通する第2のスリット566を側壁563aに形成するとともに、端壁561、562に、第1のスリット565に連通する第3のスリット567、568を形成している。なお、図12〜図14は、駆動ケーブル6の組み付け作業工程を示し、便宜上、支持基板52を横に寝かせた状態で示してある。また、図12および図13では、駆動ケーブル6を省略して示し、図14では2点鎖線で示してある。
さらに、図12および図13に示すように、箱型係止部56の内側には、この空間部S内に収納された弛み除去用スプリング613、623を摺動自在に保持し、その弛み除去用スプリング613、623が上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bの軸線方向(端壁の対向方向)以外に移動するのを規制するガイド部57を設けている。
また、第1のスリット565および第2のスリット566は、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の通過を許容する幅をもって形成されるとともに、第3のスリット567、568は、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の外径とほぼ等しい幅をもって形成される。
そして、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bを箱型係止部56に係止する際には、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の一方を先に係止し、その後に他方を係止することになる。ここでは、図12および図13によって、下降用ケーブル62の他端部62bを箱型係止部56に係止する場合を説明する。
まず、図12(a)に示すように、係止金具622および弛み除去用スプリング623を支持基板52の車外側(図12(a)中上方)に配置して、下降用ケーブル62のケーブル本体部62Mを中央開口部521から車内側に挿通しておき、ケーブル本体部62Mを、自身の屈曲変形を伴いつつ第2のスリット566、第1のスリット565および第3のスリット568に順次嵌め込む。これにより、下降用ケーブル62は、係止金具622および弛み除去用スプリング623を箱型係止部56の外方に残した状態で、ケーブル本体部62Mが箱型係止部56の空間部S内に挿通される。
この状態で、第3のスリット568から突出した下降用ケーブル62のケーブル本体部62Mを引っ張ると、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、図12(a)に示すように、支持基板52の中央開口部521から取り込まれて、図13(a)にも示すように、箱型係止部56の取込口564に案内される。このとき、弛み除去用スプリング623の一部がその取込口564から空間部S内に取り込まれた状態となる。また、この状態では、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、支持基板52の中央開口部521の周縁に邪魔されて車外側に傾斜した状態となっている。
そして、第3のスリット568から突出したケーブル本体部62Mを、弛み除去用スプリング623の付勢力に抗してさらに強く引張ると、図12(b)および図13(b)に示すように、係止金具622および弛み除去用スプリング623が中央開口部521の内方に取り込まれて、それら係止金具622および弛み除去用スプリング623は、端壁561、562の対向方向に対して傾斜するように配置される。なお、本実施形態では、取込口564の周縁部に後述する傾斜面564aを設けることで、係止金具622および弛み除去用スプリング623を、当該係止金具622および弛み除去用スプリング623の取込方向(端壁の対向方向における第3のスリット568側)に対して鈍角となるように配置させている。このとき、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、箱型係止部56の空間部Sに対しては、図14(a)に示す状態となっている。
この状態からさらにケーブル本体部62Mを強く引っ張ると、図12(c)および図13(c)に示すように、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、取込口564から空間部S内に引き込まれて行く。このとき、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、箱型係止部56の空間部Sに対しては、図14(b)に示す状態となっている。
そして、最終的に、図12(d)および図13(d)に示すように、係止金具622および弛み除去用スプリング623は、空間部S内に完全に取り込まれて、下降用ケーブル62の他端部62bは箱型係止部56に係止される。この係止状態では、図14(c)に示すように、端壁562と係止金具622との間に弛み除去用スプリング623が介在した状態で、下降用ケーブル62の他端部62bが端壁562に係止される。
ところで、図示は省略したが、上昇用ケーブル61の他端部61bを箱型係止部56に係止する場合にあっても、上述した下降用ケーブル62を係止する場合と同様であり、この場合、係止金具622は係止金具612に、弛み除去用スプリング623は弛み除去用スプリング613に、第3のスリット568は第3のスリット567に、端壁562は端壁561に読み替えるものとする。
このようにして、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bが箱型係止部56に係止されたウインドウレギュレータ2は、図1に示すように、駆動部7のモータが正回転すると、回転ドラムが正回転して上昇用ケーブル61を巻き取るとともに、下降用ケーブル62をその回転ドラムから繰り出す。このとき、上昇用ケーブル61は、ブレーキ機構54によるガイドレール4に対する摺動抵抗力に勝る力で回転ドラムに巻き取られる。これにより、キャリア5がガイドレール4に沿って上昇してウインドウパネル3を上昇させる。
一方、駆動部7のモータが逆回転すると、回転ドラムが逆回転して下降用ケーブル62を巻き取るとともに、上昇用ケーブル61をその回転ドラムから繰り出す。このとき、下降用ケーブル62は、ブレーキ機構54によるガイドレール4に対する摺動抵抗力に勝る力で回転ドラムに巻き取られる。これにより、キャリア5がガイドレール4に沿って下降してウインドウパネル3を下降させる。
また、本実施形態では、図4および図12、図13に示すように、箱型係止部56の取込口564の周縁部には、当該周縁部を面取りすることにより形成され、空間部Sの外方に向かって拡幅する傾斜面564aが設けられている。これにより、図12(b)および図13(b)に示すように、係止金具622および弛み除去用スプリング623が中央開口部521の内方に取り込まれる際に、それら係止金具622および弛み除去用スプリング623が側壁563aに対して傾斜され、ケーブル本体部61M、62Mの屈曲変形量が減少されるようになっている。なお、本実施形態では、上述した傾斜面564aを取込口564の両側に形成したが、側壁563b側となる周縁部にも面取りを施し、傾斜面を追加することができる。
さらに、箱型係止部56のガイド部57は、図2、図12(d)、図13(d)および図14に示すように、弛み除去用スプリング613、623の側部に当接する湾曲面571と、図12〜図14に示すように、弛み除去用スプリング613、623を挟んで湾曲面571に対向する部位、つまり、摺動本体部53の底壁53bに設けられ、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bの軸線方向(端壁の対向方向)に沿って延在するリブ部572と、によって構成されている。
このとき、リブ部572には、取込口564に対応する部分の内側部に、弛み除去用スプリング613、623の通過範囲に亘って切欠部572aが形成される。また、リブ部572の両側部、つまり、リブ部572の両側に位置する摺動本体部53の底壁53bが、上下の端壁561、562間で所定幅W(図12(b)参照)に亘って切除(切除部53c)されている。
以上の本実施形態によれば、駆動ケーブル6が上昇用ケーブル61と下降用ケーブル62で構成されており、それら上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bはキャリア5に設けた箱型係止部(係止部)56に係止される。そして、本実施形態では、箱型係止部56をキャリア5(詳しくは摺動本体部53)と一体成形したので、箱型係止部56をキャリア5に取り付ける必要が無くなり、箱型係止部56の取付け工程を不要とすることができる。
また、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の一方を先行し、他方をその後に箱型係止部56に係止する際、上昇用ケーブル61のケーブル本体部61Mまたは下降用ケーブル62のケーブル本体部62Mを、取込口564から第2のスリット566および第1のスリット565を経由して第3のスリット567または568に順次嵌め込む。この状態で、上昇用ケーブル61または下降用ケーブル62は、第3のスリット567または568に挿通された状態となる。そして、上昇用ケーブル61または下降用ケーブル62のケーブル本体部61M、62Mを引っ張ることにより、それが上昇用ケーブル61である場合は、弛み除去用スプリング613および係止金具612を、それが下降用ケーブル62である場合は、弛み除去用スプリング623および係止金具622を、取込口564から空間部S内に取り込むことができる。
このように、本実施形態によれば、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62を、第1〜第3のスリット565、566、567または568に嵌め込んだ後に単に引っ張るだけで、係止金具612、622および弛み除去用スプリング613、623を含めた上昇用ケーブル61の他端部61bおよび下降用ケーブル62の他端部62bを箱型係止部56に組み付けることができるため、その組付作業を簡単にできる。
そして、空間部S内に取り込まれた弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622は、弛み除去用スプリング613、623が介在された状態で係止金具612、622が端壁561、562に係止され、それら係止金具612、622には弛み除去用スプリング613、623の付勢力が上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62を引っ張る方向に作用する。これにより、それら上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62を、伸びによる弛みを除去して緊張状態に維持することができる。
また、本実施形態によれば、互いに隣接する側壁563aおよび摺動本体部53の底壁53bに跨って、弛み除去用スプリング613、623と係止金具612、622とを取り込む取込口564を形成したため、箱型係止部56の厚さを薄くすることができる。
また、本実施形態によれば、空間部S内に取り込まれた弛み除去用スプリング613、623は、空間部Sの内側に設けたガイド部57によって、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bの軸線方向(端壁の対向方向)以外に移動するのが規制されるため、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62が何らかの原因で弛んだ場合にも、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622が空間部S内から離脱するのを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、取込口564の周縁部に、空間部Sの外方に向かって拡幅する傾斜面564aを設けたので、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622を取込口564から空間部S内に取り込む際に、弛み除去用スプリング613、623を傾斜面564aに沿って傾けることができる。これにより、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の屈曲量を減少できるので、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622の取り込みをよりスムーズに行うことができる。
さらにまた、本実施形態によれば、ガイド部57を、弛み除去用スプリング613、623の側部に当接する湾曲面571と、弛み除去用スプリング613、623を挟んで湾曲面571に対向する部位に設けられ、上昇用ケーブル61および下降用ケーブル62の他端部61b、62bの軸線方向(端壁の対向方向)に沿って延在するリブ部572と、によって構成したため、それら湾曲面571およびリブ部572で弛み除去用スプリング613、623の移動を精度良く規制できるため、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622が空間部S内から離脱するのをより確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、リブ部572の取込口564に対応する部分の内側部に、弛み除去用スプリング613、623の通過範囲に亘って切欠部572aを設けたため、弛み除去用スプリング613、623を空間部S内に取り込む際にリブ部572が弛み除去用スプリング613、623の取り込みを邪魔してしまうのが抑制され、弛み除去用スプリング613、623および係止金具612、622の取り込みをよりスムーズに行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、リブ部572の両側部を、端壁561、562間で所定幅に亘って切除(切除部53c)したため、箱型係止部56を成形する材料の削減と軽量化を達成することができる。
さらにまた、本実施形態によれば、箱型係止部56を、キャリア5の支持基板52にアウトサート成形した摺動本体部53に一体成形したので、支持基板52に摺動本体部53をアウトサート成形する際に箱型係止部56も同時に成形できるため、箱型係止部56をキャリア5に一体化して設ける工程をより簡素化することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
たとえば、上記実施形態では、開閉体の駆動ケーブル係止構造として車両ドアのウインドウパネルを開閉するウインドウレギュレータの駆動ケーブル係止構造を例示したが、ドア自体をスライドさせて開閉する自動車のパワースライドドアや建築用ドアのパワースライドドアにあっても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、上昇用ケーブルと下降用ケーブルの両方の他端部を1つの係止部に係止するようにしたが、上昇用ケーブルを係止する係止部と、下降用ケーブルを係止する係止部と、をそれぞれ個別に設けた場合にあっても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、互いに隣接する側壁に跨って取込口を形成したが、1つの側壁に取込口を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、取込口の周縁部に、空間部の外方に向かって拡幅する傾斜面を設け、弛み除去用スプリングと係止金具とを、当該弛み除去用スプリングと係止金具の取込方向に対して鈍角となるように配置させたものを例示したが、弛み除去用スプリングと係止金具とを、弛み除去用スプリングと係止金具の取込方向に対してほぼ直角となるように配置させてもよい。
また、係止部や開閉体、摺動支持体、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 車両ドア
2 ウインドウレギュレータ
3 ウインドウパネル(開閉体)
4 ガイドレール
5 キャリア(摺動支持体)
52 支持基板
53 摺動本体部
53b 底壁(側壁)
56 箱型係止部(係止部)
561、562 端壁
563a、563b、563c 側壁
564 取込口
564a 傾斜面
565 第1のスリット
566 第2のスリット
567 第3のスリット
57 ガイド部
571 湾曲面
572 リブ部
572a 切欠部
6 駆動ケーブル
61 上昇用ケーブル(駆動ケーブル)
61b 上昇用ケーブルの他端部(駆動ケーブルの端部)
612 係止金具
613 弛み除去用スプリング
62 下降用ケーブル(駆動ケーブル)
62b 下降用ケーブルの他端部(駆動ケーブルの端部)
622 係止金具
623 弛み除去用スプリング
S 空間部
2 ウインドウレギュレータ
3 ウインドウパネル(開閉体)
4 ガイドレール
5 キャリア(摺動支持体)
52 支持基板
53 摺動本体部
53b 底壁(側壁)
56 箱型係止部(係止部)
561、562 端壁
563a、563b、563c 側壁
564 取込口
564a 傾斜面
565 第1のスリット
566 第2のスリット
567 第3のスリット
57 ガイド部
571 湾曲面
572 リブ部
572a 切欠部
6 駆動ケーブル
61 上昇用ケーブル(駆動ケーブル)
61b 上昇用ケーブルの他端部(駆動ケーブルの端部)
612 係止金具
613 弛み除去用スプリング
62 下降用ケーブル(駆動ケーブル)
62b 下降用ケーブルの他端部(駆動ケーブルの端部)
622 係止金具
623 弛み除去用スプリング
S 空間部
Claims (7)
- 開閉体と、当該開閉体の移動方向に沿って配設されたガイドレールと、当該ガイドレールに摺動自在に取り付けられて前記開閉体を支持する摺動支持体と、当該摺動支持体を前記開閉体の移動方向に牽引する駆動ケーブルと、前記摺動支持体に設けられて前記駆動ケーブルの端部を係止するとともに、当該駆動ケーブルの端部の配索方向に沿った方向に対向する一対の端壁およびこれら端壁を連結する側壁とで前記駆動ケーブルの端部を収納する空間部が形成される係止部と、前記駆動ケーブルの端部に固定されて、前記端壁の内側に係止される係止金具と、前記駆動ケーブルの端部に外嵌されて、前記端壁の内側と前記係止金具との間に介在され、当該駆動ケーブルを緊張方向に付勢する弛み除去用スプリングと、を備える開閉体の駆動ケーブル係止構造において、
前記係止部と前記摺動支持体とが一体成形されており、
前記係止部は、
前記側壁の一部に形成され、前記弛み除去用スプリングと前記係止金具とを前記端壁の対向方向に対して傾斜するように配置した状態で前記空間部内に取り込む取込口と、
前記側壁の前記取込口以外の部分に前記両方の端壁に亘って形成され、前記駆動ケーブルの通過を許容する幅をもって前記空間部の内外を連通する第1のスリットと、
前記取込口と前記第1のスリットとを、前記駆動ケーブルの通過を許容する幅をもって連通する第2のスリットと、
前記端壁に形成され、前記駆動ケーブルの外径とほぼ等しい幅をもって前記第1のスリットに連通する第3のスリットと、
を備えることを特徴とする開閉体の駆動ケーブル係止構造。 - 前記取込口の周縁部に、前記空間部の外方に向かって拡幅する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。
- 前記係止部は、一対の前記端壁と4つの前記側壁とで略箱型に形成されており、
前記取込口が、前記4つの側壁のうちの互いに隣接する2つの側壁に跨って形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。 - 前記係止部の内側に、前記空間部内に収納された前記弛み除去用スプリングを摺動自在に保持するとともに、当該弛み除去用スプリングの前記端壁の対向方向以外への移動を規制するガイド部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。
- 前記ガイド部は、前記第1のスリットの両側部の前記空間部内側に、前記弛み除去用スプリングの側部が当接する湾曲面と、前記弛み除去用スプリングを挟んで前記湾曲面に対向する部位に設けられ、前記端壁の対向方向に延在するリブ部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。
- 前記リブ部の前記取込口に対応する部分の内側部に切欠部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。
- 前記係止部は、前記摺動支持体の前記開閉体を支持する支持基板にアウトサート成形した摺動本体部に一体成形されることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の開閉体の駆動ケーブル係止構造。
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JP2009140124A JP2010285793A (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 開閉体の駆動ケーブル係止構造 |
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JP2009140124A JP2010285793A (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 開閉体の駆動ケーブル係止構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015148092A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社城南製作所 | ウインドレギュレータ |
JP2015148091A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社城南製作所 | ウインドレギュレータ |
CN105102748A (zh) * | 2013-07-10 | 2015-11-25 | 株式会社城南制作所 | 具备线缆张力增强机构的窗户调节器 |
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JP2020204220A (ja) * | 2019-06-19 | 2020-12-24 | シロキ工業株式会社 | ウインドレギュレータ及びその組付方法 |
-
2009
- 2009-06-11 JP JP2009140124A patent/JP2010285793A/ja active Pending
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JP2015148092A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 株式会社城南製作所 | ウインドレギュレータ |
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JP7287133B2 (ja) | 2019-06-19 | 2023-06-06 | 株式会社アイシン | ウインドレギュレータ及びその組付方法 |
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