JP5157335B2 - 車両用ハーネス支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器から延びるハーネスを支持する車両用ハーネス支持構造に関する。
特許文献1には、電気機器としてのオーディオユニットをインストルメントパネルの収納部に取り付ける構造が開示されている。
オーディオユニットをインストルメントパネルの収納部に取り付ける際には、一般的に、予め、オーディオ用のハーネスをインストルメントパネル内に配索しておく。そして、そのハーネスを収納部の取付口から引き出した状態でオーディオユニットと接続した後、そのオーディオユニットを取付口から収納部に挿入して取り付ける。
このとき、取付口から引き出したハーネスの余長部分は、収納部へのオーディオユニットの挿入時に取付口から収納部の内部に押し込むようになっている。
特開2002−211326号公報
しかしながら、かかる従来の構造では、収納部をオーディオユニットへ挿入する過程で、ハーネスの様々な部位が屈曲され、ハーネスに反力(形状復元力)が発生する。そして、この反力がオーディオユニットに作用するため、収納部に対するオーディオユニットの組み付け作業性が悪いという問題がある。
そこで、本発明は、収納部に対する電気機器の組み付け作業性の向上を図ることができる車両用ハーネス支持構造を提供することを目的とする。
本発明の車両用ハーネス支持構造は、収納部に配設され、電気機器から延びるハーネスが挿通され挿通された前記ハーネスを支持する細長い筒状のハーネス支持体と、前記ハーネス支持体を前記収納部に対して回動自在に支持する回動支持部と、を備え、前記電気機器が前記収納部に挿入される際に、前記ハーネス支持体が前記ハーネスから受ける力によって回動し、前記回動支持部は、前記ハーネス支持体に設けられ、全体が前記ハーネス支持体と一体となって回動するクリップと、前記収納部に設けられ、前記クリップを回動自在に支持するクリップ支持部と、を有し、前記電気機器に設けられ、前記電気機器から前記ハーネス支持体に至る間の前記ハーネスを収納するハーネス収納箱を備え、前記ハーネス収納箱の上下方向の配置位置は、前記ハーネス支持体の上下方向の配置位置と略同一であることを特徴とする。
本発明によれば、収納部に対して回動自在な細長い筒状のハーネス支持体によってハーネスを支持することにより、ハーネス支持体内部のハーネスの変形がハーネス支持体によって抑制されるので、その分、電気機器が収納部に挿入される際に生じるハーネスの反力を低減することができるとともに、電気機器が収納部に挿入される際に、ハーネス支持体がハーネスから受ける力によって回動するので、ハーネスの反力の発生を抑制することができ、電気機器とともにハーネスを収納部に円滑に押し込むことができる。よって、収納部に対する電気機器の組み付け作業性の向上を図ることができる。
また、本発明では、回動支持部は、ハーネス支持体に設けられ、全体がハーネス支持体と一体となって回動するクリップと、収納部に設けられ、クリップを回動自在に支持するクリップ支持部と、を有する構成である。したがって、回動支持部を比較的簡素な構成で実現することができる。
また、本発明では、車両用ハーネス支持構造は、電気機器に設けられ、電気機器からハーネス支持体に至る間のハーネスを収納するハーネス収納箱を備える。したがって、電気機器から突出するハーネスの余長部分の一部をハーネス収納箱によってハーネスの経路を規制するとともにハーネスを保護することができる。
また、本発明では、ハーネス収納箱の上下方向の配置位置は、ハーネス支持体の上下方向の配置位置と略同一である。したがって、電気機器を収納部に挿入する際に、ハーネス支持体から延びるハーネスをハーネス収納箱にスムーズに入れることができる。このため、電気機器の取り付けをより円滑に行なうことができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。図1は、本実施形態にかかるオーディオユニットが取り付けられた状態のインストルメントパネルを示す正面図、図2は、図1中A−A線に沿った断面図、図3は、図1中B−B線に沿った断面図、図4は、本実施形態にかかるインストルメントパネルに取付前のオーディオユニットを示す平面図、図5は、本実施形態にかかるハーネス支持体とクリップとを示す斜視図、図6は、本実施形態にかかるクリップの取付状態を示す断面図、図7は、本実施形態にかかるオーディオユニットとハーネス収納箱とを示す分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、車両のインストルメントパネル1に、電気機器であるオーディオユニット10が挿入されて装着される収納部8を設けてある。本実施形態の車両用ハーネス支持構造は、収納部8に挿入されるオーディオユニット10から延びるハーネス11を支持するものである。ここで、ハーネス11は、収納部8に対するオーディオユニット10の取り付け作業のために、取付完了状態で最低限必要な長さよりも長くしてある。
収納部8は、車両前後方向で相対向しているインストルメントパネル1とダッシュパネル5とに亘って形成してある。即ち、インストルメントパネル1の一部とダッシュパネル5の一部とが、収納部8を構成している。そして、インストルメントパネル1とダッシュパネル5との間の空間を、収納部8の内部空間としてある。収納部8は、インストルメントパネル1に形成された取付口2を有している。
取付口2は、収納部8の内外を連通し、オーディオユニット10が挿入されるものである。取付口2は、インストルメントパネル1の車幅方向中央部の下部1Lに形成してある。インストルメントパネル1において、取付口2の上側には、スイッチプレート3(図2参照)によって閉塞する開口部4を形成してある。該開口部4は、収納部8の上方に位置しており、オーディオユニット10を収納部8に取り付ける際の作業穴としても用いるようになっている。
オーディオユニット10は、図1ないし図4に示すように、縦・横幅を取付口2の縦・横幅に略沿って形成したケーシング10Cを有しており、このケーシング10Cに各種電気部品を内蔵している。そして、オーディオユニット10を取付口2にその手前側となる車室内方から挿入して、該オーディオユニット10の正面10Fを取付口2の正面と略面一にして、該オーディオユニット10を収納部8に装着するようになっている。このとき、オーディオユニット10の背面10Bから延びるハーネス11は、収納部8の内部に配索してある。
ここで、収納部8に対するオーディオユニット10の組付け時には、オーディオユニット10が取付口2の手前に位置した状態から、ハーネス11を取付口2から収納部8内に押し込みつつオーディオユニット10を取付口2から収納部8に挿入するようになっている。
そして、本実施形態では、図2,図3に示すように、オーディオユニット10から延びるハーネス11を支持するハーネス支持体20を収納部8内に設けてある。そして、該ハーネス支持体20を回動支持部12によって収納部8に対して回動自在に支持している。
ハーネス支持体は、収納部8においてオーディオユニット10の奥側に配置してある。このハーネス支持体20は、所定長さLの直線状の細長い筒状であり、ハーネス11を挿通可能となっており、ハーネス支持体20は、挿通されたハーネス11を支持する。ハーネス支持体20は、硬質材料によって形成された剛体である。硬質材料としては例えば鋼を挙げることができる。また、硬質材料として硬質樹脂を用いれば、軽量化および低コスト化を図ることができる。
回動支持部12は、ハーネス支持体20に設けられ、全体がハーネス支持体と一体となって回動するクリップ21と、収納部8に設けられ、クリップ21を回動自在に支持するクリップ支持部5aと、を有している。この回動支持部12は、ハーネス支持体20を略水平状態で、収納部8に対するオーディオユニット10の挿入方向(車両前後方向)に回動自在としている。
クリップ21は、図5および図6に示すように、円盤状の基部21aと、該基部21aよりも小径の嵌着部21bと、該嵌着部21bよりも大径となる笠状の先端部21cと、基部21aに連結されたバンド21dと、を有している。クリップ21は、合成樹脂等の弾性変形が可能な材料によって形成してある。
クリップ支持部5aは、収納部8の壁を構成しているダッシュパネル5に形成した水平壁部によって構成してある。このクリップ支持部5aには、クリップ21の基部21aおよび先端部21cよりも小径であり、嵌着部21bと略同径若しくは若干大径の係止孔5bを形成してある。
そして、クリップ21をクリップ支持部5aに取り付けるには、クリップ21の先端部21cをクリップ支持部5aの下方から係止孔5bに押し込む。すると、その先端部21cが弾性変形しつつ係止孔5bを通過して、図6に示すように、嵌着部21bが係止孔5bに嵌合し、基部21aと先端部21cがクリップ支持部5aを挟持した状態となる。
また、本実施形態では、図7に示すように、オーディオユニット10に、該オーディオユニット10からハーネス支持体20に至る間のハーネス11を収納するハーネス収納箱30を設けてある。
ハーネス収納箱30は、オーディオユニット10の挿入方向の前方側(車両前方側)の側面に開放口31を設けて、ハーネス11を収納するに十分な内部高さhを有し、かつ、全体的に扁平な箱状に形成してある。該ハーネス収納箱30は、装着部40を介してオーディオユニット10のケーシング10Cの上面にワンタッチで装着できるようになっている。
装着部40は、ハーネス収納箱30の下面に設けた差込み舌片41と、オーディオユニット10のケーシング10Cの上面に設けた門型取付部42と、を有している。
差込み舌片41は、ハーネス収納箱30の下面前端部から車両後方(車室内方)に向かって断面L字状に突出している。また、門型取付部42は、ケーシング10Cの上面中央部に配置して、左右両端部をケーシング10Cに結合した断面逆U字状となり、該門型取付部42に差込み舌片41を車両前方から後方に向かって挿入するようになっている。
そして、差込み舌片41には係合穴43を形成してある一方、ケーシング10Cの上面には係合穴43に対応する部位に係止突起44を突設してあり、該係止突起44が係合穴43に嵌合することにより差込み舌片41を抜止めする。
ハーネス収納箱30は、図2に示すように、オーディオユニット10の車幅方向略中央部に位置して、ハーネス収納箱30の開放口31がオーディオユニット10の背面10Bよりも車両後方となる位置にセットしてある。また、ハーネス収納箱30の上下方向の配置位置は、ハーネス支持体20の上下方向の配置位置と略同一としてある。
そして、収納部8へのオーディオユニット10の挿入の際に、オーディオユニット10の背面10Bの車幅方向の一端部から突出したハーネス11を、開放口31からハーネス収納箱30内に導入してUターンさせた後、再度、開放口31の車幅方向の他端部から突出させるようになっている。つまり、ハーネス11は、オーディオユニット10の取付状態(図2参照)では、ハーネス収納箱30内にU字状に屈曲した状態で収納されている。
ハーネス収納箱30に導入したハーネス11は、開放口31の近傍で支持具32によってハーネス収納箱30に固定してある。支持具32は、具体的にはクリップである。したがって、収納部8へのオーディオユニット10の挿入前においても、ハーネス11の一部はハーネス収納箱30に位置している。
ところで、本実施形態では、ハーネス収納箱30をオーディオユニット10の上面に設けた関係上、図3に示すように、収納部8において、取付口2の上縁部分に連続してハーネス収納箱30が通過する程度の切欠口6を形成してある。そして、取付口2と切欠口6からオーディオユニット10およびハーネス収納箱30を挿入して取り付けが完了した後、切欠口6を閉止板7で閉塞するようになっている。
また、オーディオユニット10の取り付け時に作業穴として利用した開口部4は、オーディオユニット10の取り付け完了後は、図3に示すように、スイッチプレート3によって閉塞することになる。
このような構成において、収納部8へオーディオユニット10を取り付けるには、まず、収納部8からハーネス11を引き出しオーディオユニット10に接続する。このとき、ハーネスをハーネス収納箱30に支持具32によって係止する。そして、図4に示すように、オーディオユニット10を車室内方から矢印Xの方向に沿って、取付口2から収納部8へ挿入し、オーディオユニット10を取付位置(図2,図3)に位置ける。そして、オーディオユニット10を、図示しない固定手段によって収納部8に取り付ける。
オーディオユニット10の収納部8への挿入のときには、オーディオユニット10の背面10B、つまり、ハーネス収納箱30の開放口31から車両前方に突出するハーネス11も同時に収納部8に押し込む。この際、ハーネス11が挿通されたハーネス支持体20がハーネス11から受ける力(反力)によって回動する。具体的には、ハーネス支持体20は、図4中矢印Yに示すように、回動支持部12を中心として回動する。したがって、ハーネス11の反力の発生を抑制することができ、オーディオユニット10とともにハーネス11を収納部に円滑に押し込むことができる。また、本実施形態では、収納部8に対して回動自在な直線状の細長い筒状のハーネス支持体20によってハーネス11を支持することにより、ハーネス支持体20内部のハーネス11の変形がハーネス支持体20によって抑制されるので、その分、電気機器が収納部8に挿入される際に生じるハーネス11の反力を低減することができる。したがって、収納部8に対するオーディオユニット10の組み付け作業性の向上を図ることができる。
また、押し込まれるハーネス11の余長部分を回動するハーネス支持体20で保護してあるため、その余長部分がインストルメントパネル1内部の他部材に引っ掛かることを防止することができる。このため、ハーネス11の反力の低減と相俟ってオーディオユニット10の挿入をスムーズに行い、オーディオユニット10の取り付け作業の向上を図ることができる。
更に、ハーネス11を収納部8の内部に押し込んだ際に、ハーネス11をハーネス支持体20で保持しているため、ハーネス11が大きく垂れ下がるのを防止できる。このため、垂れ下がったハーネス11が他部材に接触し、エンジン振動や走行振動によってビビリ音等の異音が発生するのを防止することができる。
また、本実施形態では、回動支持部12は、ハーネス支持体20に設けられ、全体がハーネス支持体20と一体となって回動するクリップ21と、収納部8に設けられ、クリップ21を回動自在に支持するクリップ支持部5aと、を有する構成である。したがって、回動支持部12を比較的簡素な構成で実現することができる。
また、本実施形態では、車両用ハーネス支持構造は、オーディオユニット10に設けられ、オーディオユニット10からハーネス支持体20に至る間のハーネス11を収納するハーネス収納箱30を備える。したがって、オーディオユニット10から突出するハーネス11の余長部分の一部をハーネス収納箱30によってハーネス11の経路を規制するとともにハーネス11を保護することができる。
また、本実施形態では、ハーネス収納箱30の上下方向の配置位置は、ハーネス支持体20の上下方向の配置位置と略同一である。したがって、オーディオユニット10を収納部8に挿入する際に、ハーネス支持体20から延びるハーネス11をハーネス収納箱30にスムーズに入れることができる。このため、オーディオユニット10の取り付けをより円滑に行なうことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図8に基づいて説明する。第1の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。図8は、本実施形態にかかるクリップの取付状態を示す断面図である。
本実施形態は、回動支持部12Bのクリップ21Bが、第1の実施形態に対して異なる。
クリップ21Bは、クリップ支持部5aに取り付けられた固定部21Beと、ハーネス支持体20に設けられ固定部21Beに回動可能に係合している回動部21Bfと、を有している。
固定部21Beには、嵌着部21bと、先端部21cと、嵌着部21bよりも大径な固定側基部21Bgと、を設けてある。この固定部21Beは、先端部21cと固定側基部21Bgとによって、クリップ支持部5aにおける係止孔5bの縁部を挟持しており、かかる構造によって、固定部21Beは、クリップ支持部5aに固定されている。
一方、回動部21Bfには、回動側基部21Bhを設けてあり、この回動側基部21Bhをハーネス支持体20に固着してある。
そして、固定部21Beの固定側基部21Bgに、係合凹部21Bjを設ける一方、回動部21Bfの回動側基部21Bhに、係合凹部21Bjに回動可能に係合した係合凸部21Bkを突設してある。かかる構造によって、固定部21Beに対して回動部21Bfが回動可能となり、ハーネス支持体20が収納部8に対して回動可能となっている。
このとき、ハーネス支持体20の回動軸心と、回動部21Bfの回動軸心とを、略同一軸心としてある。
以上説明したように、本実施形態では、回動支持部12は、クリップ21と、収納部8に設けられたクリップ支持部5aと、を有し、クリップ21は、クリップ支持部5aに取り付けられた固定部21Beと、ハーネス支持体20に設けられ固定部21Beに回動可能に係合している回動部21Bfと、を有する。したがって、クリップ21の固定部21Beおよび回動部21Bfによって、ハーネス支持体20を回動自在としてあるので、クリップ支持部5aの形状精度に左右されることなく、ハーネス支持体20を円滑に回動させることができる。
また、本実施形態では、ハーネス支持体20の回動軸心と、回動部21Bfの回動軸心と、が略同一軸心であるので、それらが異なる場合に比べ、ハーネス支持体20の回動により固定部21Beへ作用する荷重を少なくすることができ、クリップ21の長寿命化を図ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を図9に基づいて説明する。上記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。図9は、本実施形態にかかるオーディオユニットの取付状態を示す平面図である。本実施形態は、第1および第2の実施形態のいずれにも適用可能であるが、ここでは、第1の実施形態へ適用した例を説明する。
本実施形態は、収納部8に対するオーディオユニットの挿入の際のハーネス支持体の位置に特徴がある。
オーディオユニット10は、当該オーディオユニット10の背面10Bが取付口2に位置する初期位置(図9中の二点鎖線で示すオーディオユニット10の位置)から収納部8における取付位置(図9中の実線で示すオーディオユニット10の位置)まで押し込まれて収納部8に収納される。初期位置は、詳しくは、電気機器10の背面10Bが取付口2の正面(インストルメントパネル1の車室側の面)と略面一となる位置である。なお、図9では、初期位置のオーディオユニット10の背面10Bを示す線は、取付位置のオーディオユニット10の正面10Fを示す線と重複している。
このとき、本実施形態では、収納部8へのオーディオユニット10の挿入方向に沿った方向におけるハーネス支持体20の回動中心位置P0とハーネス支持体20の先端位置P1との間の距離を、オーディオユニット10が初期位置に位置したときとオーディオユニット10が取付位置に位置したときとで略等しくしてある。ここで、ハーネス支持体20の先端とは、このハーネス支持体20のオーディオユニット10側の端面20Tである。
即ち、本実施形態の車両用ハーネス支持構造では、オーディオユニット10が初期位置に位置したときとオーディオユニット10が取付位置に位置したときとで、ハーネス支持体20の回動中心位置P0に対する先端位置P1との挿入方向距離L1,L2が略等しくなっている。
このような構成の本実施形態の車両用ハーネス支持構造によれば、収納部8に対するオーディオユニット10の挿入性の向上を図ることができ、オーディオユニット10の組み付け作業性の向上を図ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、電気機器は、オーディオユニット10に限ることは無く、カーナビゲーション装置や各種モニターなどであっても良い。
本発明の第1の実施形態にかかるオーディオユニットが取り付けられた状態のインストルメントパネルを示す正面図。 図1中A−A線に沿った断面図。 図1中B−B線に沿った断面図。 本発明の第1の実施形態にかかるインストルメントパネルに取付前のオーディオユニットを示す平面図。 本発明の第1の実施形態にかかるハーネス支持体とクリップとを示す斜視図。 本発明の第1の実施形態にかかるクリップの取付状態を示す断面図。 本発明の第1の実施形態にかかるオーディオユニットとハーネス収納箱とを示す分解斜視図。 本発明の第2の実施形態にかかるクリップの取付状態を示す断面図。 本発明の第3の実施形態にかかるオーディオユニットの取付状態を示す平面図。
符号の説明
2 取付口
5a クリップ支持部
8 収納部
10 オーディオユニット(電気機器)
11 ハーネス
12 回動支持部
12B 回動支持部
20 ハーネス支持体
21 クリップ
21B クリップ
21Be 固定部
21Bf 回動部
30 ハーネス収納箱
P0 ハーネス支持体の回動中心位置
P1 ハーネス支持体の先端位置

Claims (2)

  1. 車両に設けられた収納部に挿入される電気機器から延びるハーネスを、支持する車両用ハーネス支持構造であって、
    前記収納部に配設され、挿通された前記ハーネスを支持する細長い筒状のハーネス支持体と、
    前記ハーネス支持体を前記収納部に対して回動自在に支持する回動支持部と、
    を備え、
    前記電気機器が前記収納部に挿入される際に、前記ハーネス支持体が前記ハーネスから受ける力によって回動し、
    前記回動支持部は、前記ハーネス支持体に設けられ、全体が前記ハーネス支持体と一体となって回動するクリップと、前記収納部に設けられ、前記クリップを回動自在に支持するクリップ支持部と、を有し、
    前記電気機器に設けられ、前記電気機器から前記ハーネス支持体に至る間の前記ハーネスを収納するハーネス収納箱を備え、
    前記ハーネス収納箱の上下方向の配置位置は、前記ハーネス支持体の上下方向の配置位置と略同一であることを特徴とする車両用ハーネス支持構造。
  2. 前記収納部は、当該収納部の内外を連通し、前記電気機器が挿入される取付口を有し、
    前記電気機器は、当該電気機器の背面が前記取付口に位置する初期位置から前記収納部における取付位置まで押し込まれて前記収納部に収納され、
    前記収納部への挿入方向に沿った方向における前記ハーネス支持体の回動中心位置と前記ハーネス支持体の先端位置との間の距離は、前記電気機器が前記初期位置に位置したときと前記電気機器が前記取付位置に位置したときとで略等しいことを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネス支持構造。
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