JP5359476B2 - ソレノイド制御装置 - Google Patents
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Description
に一つのマイコンで一括制御することとなるため、それらソレノイド電流をモニタするにせよ、通常はマルチプレクサなどを用いて時分割的にそれら電流をA/D(アナログ/デジタル)変換する必要がある。このため、マイコンの割り込み処理を使用する場合であれ、それらソレノイド電流毎にモニタが不能となる期間が生じることとなり、電流フィードバック制御にかかる精度や信頼性をより一層向上するために改善の余地がある。
請求項1に記載の発明は、バッテリ電圧に基づいてソレノイドへの供給電流をデューティ制御するとともに、このソレノイドへの供給電流がその都度の目標とする電流に維持されるようにデューティ制御にかかるデューティ比を補正するソレノイド制御装置において、前記バッテリ電圧をモニタしつつ、このモニタするバッテリ電圧の変動に起因する前記ソレノイドへの供給電流の変動を推定し、該推定した供給電流の変動が抑制される態様で前記デューティ比の補正を行うことを要旨とする。
が可能となる。これにより、複数のソレノイドへの供給電流を時分割的にモニタする場合であれ、それらソレノイドの数に拘わらずにその供給電流を確実に管理することができるようになる。
(SVBn/VBmax)<(Imin/Is)
なる関係が満たされることをもって行われることを要旨とする。
電流に達するとの判断が、当該割り込み処理が繰り返される前記一定時間内にサンプリングしたバッテリ電圧の最小値をVBmin、同じくバッテリ電圧の最小値以降のサンプリング値をSVBn、前記一定時間毎の前記ソレノイドへの供給電流のモニタ値をIs、前記出力IC最大保証電流をImaxとするとき、
(SVBn/VBmin)>(Imax/Is)
なる関係が満たされることをもって行われることを要旨とする。
一方、アクチュエータ部100を構成するソレノイド101〜104は周知のように、コイル内に可動鉄心が設置けられ、コイルに電流を流すことによって発生する電磁力によってこの可動鉄心を直線運動させるアクチュエータである。そして、こうしたソレノイド101〜104によって駆動される上記各電磁弁は、その起動時に起動電流として大きな電流を必要とするものの、一旦起動された後は、この起動電流よりも小さい電流である保持電流を供給することでその駆動状態を維持することができる。このため、上記各電磁弁の駆動状態に応じてこれらソレノイド101〜104に供給する電流を起動電流から保持電流に切り換えることによって、上述のような制御部(ECU)一体型アクチュエータ構造体としての消費電力及び発熱を最小限に抑えることができるようになる。なお本実施の形態において、ソレノイド101〜104に対するこうした供給電流の制御は、以下に説明する制御部(ECU)200によるPWM(パルス幅変調)を利用したデューティ(Duty)制御を通じて行われる。
2を通じて演算される。また、温度変化監視部223aでは、ソレノイド101〜104に供給される電流のモニタ値に基づいてソレノイド101〜104の温度変化を監視しており、その監視結果が温度補償回路(KT)223bに取り込まれる。この温度補償回路(KT)223bは、コイル(ソレノイド)温度が高いほど電流が流れにくくなるといった現象を踏まえて、このコイル温度が高くなるほど大きな電流が流れるように上記マップ演算されたデューティ比を補償するようにゲイン設定(補償加算)する回路である。そして、この温度補償されたデューティ比が上記出力IC230に対する駆動指令としてマイコン220から出力される。
sec毎の割り込み処理を図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は、上記バッテリ電圧が下降傾向にあるときに実行される割り込み処理を示しており、図4は、上記バッテリ電圧が上昇傾向にあるときに実行される割り込み処理を示している。
(SVBn/VBmax) < (Imin/Is) …(1)
そして、この比較の結果、この式(1)が満たされない、すなわち、推定されるソレノイドへの供給電流が最低保持電流Imin未満となる危険性が低いと判断される場合には、当該割り込み処理は一旦終了される。また、同比較の結果、上記式(1)が満たされる、すなわち、上記推定されるソレノイドへの供給電流が最低保持電流Imin未満となる危険性が高いと判断される場合には、次のステップs103の処理が実行される。
(SVBn/VBmin) > (Imax/Is) …(2)
そして、この比較の結果、この式(2)が満たされない、すなわち、推定されるソレノイドへの供給電流が出力IC最大保証電流Imaxを超える危険性が低いと判断される場合には、当該割り込み処理は一旦終了される。また、同比較の結果、上記式(2)が満たされる、すなわち、上記推定されるソレノイドへの供給電流が出力IC最大保証電流Imaxを超える危険性が高いと判断される場合には、次のステップs203の処理が実行される。
されたデューティ比に対してさらにこれが、ソレノイドへの供給電流を出力IC最大保証電流Imax未満に抑制し得るデューティ比となるようにデューティ比を低減補正する処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態にかかるソレノイド101〜104制御装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
・目標電流からマップ演算されたデューティ比に、ソレノイド101〜104の温度変化分を補償するデューティ比を加算することとしたが、ソレノイド101〜104の温度変化が無視できる、もしくは他の温度補償手段が設けられる環境にある場合には、温度変化監視部223a及び温度補償回路(KT)223bによる温度補償機能を割愛するようにしてもよい。
Claims (8)
- バッテリ電圧に基づいてソレノイドへの供給電流をデューティ制御するとともに、このソレノイドへの供給電流がその都度の目標とする電流に維持されるようにデューティ制御にかかるデューティ比を補正するソレノイド制御装置において、
前記バッテリ電圧をモニタしつつ、このモニタするバッテリ電圧の変動に起因する前記ソレノイドへの供給電流の変動を推定し、該推定した供給電流の変動が抑制される態様で前記デューティ比の補正を行う
ことを特徴とするソレノイド制御装置。 - 前記デューティ制御されるソレノイドへの供給電流をモニタしつつ、目標とする電流に維持されるように前記デューティ比をマイコンによってフィードバック補正するフィードバック制御系を備え、前記バッテリ電圧のモニタ、及び該バッテリ電圧のモニタに基づく前記ソレノイドへの供給電流の変動の推定、及び該推定した供給電流の変動に対する前記デューティ比の補正は、前記フィードバック制御系の帰還路に追加された当該マイコンによる割り込み処理として実行される
請求項1に記載のソレノイド制御装置。 - 前記割り込み処理が、同割り込み処理が繰り返される一定時間内での前記バッテリ電圧の下降率から推定される前記ソレノイドへの供給電流の値が当該ソレノイドの駆動状態を最低限保持し得る最小の電流値である最低保持電流に満たなくなるときの前記デューティ比の増加補正として行われる
請求項2に記載のソレノイド制御装置。 - 前記バッテリ電圧の下降率から推定される前記ソレノイドへの供給電流の値が前記最低保持電流に満たなくなるとの判断が、当該割り込み処理が繰り返される前記一定時間内にサンプリングしたバッテリ電圧の最大値をVBmax、同じくバッテリ電圧の最大値以降のサンプリング値をSVBn、前記一定時間毎の前記ソレノイドへの供給電流のモニタ値をIs、前記最低保持電流をIminとするとき、
(SVBn/VBmax)<(Imin/Is)
なる関係が満たされることをもって行われる
請求項3に記載のソレノイド制御装置。 - 前記割り込み処理が、同割り込み処理が繰り返される一定時間内での前記バッテリ電圧の上昇率から推定される前記ソレノイドへの供給電流の値が当該ソレノイドの駆動を制御する出力ICの動作を保証し得る最大の電流値である出力IC最大保証電流に達するときの前記デューティ比の低減補正として行われる
請求項2に記載のソレノイド制御装置。 - 前記バッテリ電圧の上昇率から推定される前記ソレノイドへの供給電流の値が前記出力IC最大保証電流に達するとの判断が、当該割り込み処理が繰り返される前記一定時間内にサンプリングしたバッテリ電圧の最小値をVBmin、同じくバッテリ電圧の最小値以降のサンプリング値をSVBn、前記一定時間毎の前記ソレノイドへの供給電流のモニタ値をIs、前記出力IC最大保証電流をImaxとするとき、
(SVBn/VBmin)>(Imax/Is)
なる関係が満たされることをもって行われる
請求項5に記載のソレノイド制御装置。 - 前記フィードバック制御系においてフィードバック補正されるデューティ比には、前記モニタされるソレノイドへの供給電流の値に基づき監視される当該ソレノイドの温度変化分が補償加算される
請求項2〜6のいずれか一項に記載のソレノイド制御装置。 - 前記デューティ制御の対象となるソレノイドが制御部一体型アクチュエータ構造体からなるブレーキ制御装置における液圧制御用の複数の電磁弁の各々に設けられたソレノイドである
請求項1〜7のいずれか一項に記載のソレノイド制御装置。
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