JP5357916B2 - 作業車用キャビンのドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドア本体に複数の付属部品を組み付けてキャビンの乗降口を開閉するドアを構成してある作業車用キャビンのドア構造に関する。
上記のような作業車用キャビンのドア構造としては、樹脂板からなるドア本体に、ドア本体を補強するための付属部品としてのループ状に形成した鋼管製の補強フレームを装備し、又、この補強フレームに、ドアを閉めた状態で保持するための付属部品としてのロック装置をブラケットを介して取り付ける、などの付属部品の組み付けを行うことでドアを構成したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2008−105601号公報(段落番号0026、0029、図4、5)
上記の構成では、樹脂板でドア本体を構成することにより、ドアとしての強度を確保するために補強フレームを組み付ける必要があり、更に、ロック装置などの付属部品を組み付けるためには、ブラケットなどの付属部品組み付け用の専用部品を装備する必要があることから、部品点数とともに組み付け工数が多くなり、部品管理の容易化や組み付け作業性の向上を図る上において改善の余地があった。特に、ロック装置などの露出が好ましくない付属部品に対しては、それを覆うための専用のカバーを要することから、部品点数とともに組み付け工数が更に多くなっていた。
本発明の目的は、ドアとしての強度を確保しながら製造や部品管理の容易化を図れるドア構造を提供することにある。
第1の発明は、ドア本体に複数の付属部品を組み付けてキャビンの乗降口を開閉するドアを構成してある作業車用キャビンのドア構造において、
前記ドア本体を、プレス成形した板金製のインナパネルとアウタパネルとを溶接して内部空間を備える中空状の溶接一体構造に構成し、
前記インナパネルに付属部品取付部を一体形成し、
前記アウタパネルに、前記内部空間への前記付属部品の運び込み、及び、前記付属部品取付部への前記付属部品の組み付けを可能にする部品組み付け用の開口を形成し、
前記開口を塞ぐ化粧パネルを装備してある。
第1の発明によると、ドア本体を、プレス成形によって加工硬化したインナパネルとアウタパネルとの溶接一体構造とすることにより、ドア本体の軽量化を図りながらドアとしての必要強度をドア本体に容易に備えることができ、これにより、補強用の付属部品を不要にすることができる。
又、インナパネルに付属部品を直に組み付けることができ、これにより、付属部品取り付け用の専用部品を不要にすることができる。
更に、ドアを閉めた状態に保持するキャッチャやキャッチ解除用の解除機構などの露出が好ましくない付属部品は、アウタパネルの開口からドア本体の内部空間に運び込んでインナパネルの付属部品取付部に取り付けることにより、ドア本体の内部空間に簡単に組み付けることができ、これにより、付属部品を覆うための専用のカバーを不要にすることができる。
その上、インナパネルに付属部品取付部を形成することでアウタパネルの形状をシンプルにすることができ、又、アウタパネルの開口を化粧パネルで覆うことにより、ドア及びキャビンの外観を向上させることができる。
従って、ドアとしての必要強度を確保しながらも、ドアの構成部品を削減することができて製造や部品管理の容易化を図ることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記インナパネル及び前記アウタパネルに窓用の開口を備え、
前記付属部品として、前記窓用の開口を開閉するウィンドパネルと前記ウィンドパネルを開閉操作するウィンドレギュレータとを備え、
前記窓用の開口を形成する前記インナパネルの内周部と前記アウタパネルの内周部との間に、前記ウィンドパネルの前記窓用の開口から前記内部空間への挿入を可能にする隙間を備えてある。
第2の発明によると、部品組み付け用の開口を、この開口から内部空間へのウィンドパネルの運び込みを可能にする開口面積の大きいものに形成する必要がないことから、部品組み付け用の開口を大きくすることによるアウタパネルの強度の低下を防止することができる。
又、部品組み付け用の開口の大きさによって窓用の開口及びウィンドパネルの大きさを制限する必要がないことから、窓用の開口をより大きく形成することができる。
そして、ウィンドレギュレータは、部品組み付け用の開口から内部空間に運び込んでインナパネルの付属部品取付部に取り付けることにより、ドア本体の内部空間に簡単に組み付けることができる。又、ウィンドパネルは、窓用の開口からインナパネルの内周部とアウタパネルの内周部との隙間を通してドア本体の内部空間に挿入しながら、部品組み付け用の開口から内部空間に差し入れた手で受け止めてウィンドレギュレータに取り付けることにより、ドア本体に開閉操作が可能な状態に簡単に組み付けることができる。
従って、ドアとしての必要強度を確保しながら、より大きい窓用の開口を開閉可能な状態でドアに備えることができる上に、この窓用の開口を開閉するウィンドパネル及びウィンドレギュレータの組み付け作業性を向上させることができる。
第3の発明は、上記第1又は2の発明において、
前記インナパネルを前記付属部品取付部に凹凸を有するように形成してある。
第3の発明によると、凹凸を形成する際の絞り加工によってインナパネルの加工硬化を高めることができ、結果、ドアの強度を高めることができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか一つの発明において、
前記アウタパネルの下端部に、前記内部空間を車外に連通する水抜き穴を形成してある。
第4の発明によると、内部空間に溜まることのある高圧洗浄水などを速やかに車外に排出することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか一つの発明において、
前記インナパネルに前記付属部品取付部として備えるヒンジ取付部を前記アウタパネルに接合可能に凹入形成し、前記ヒンジ取付部に前記付属部品としてのドア連結用のヒンジをそれらの間に前記アウタパネルを挟み込んだ状態でボルト連結してある。
第5の発明によると、ヒンジ取付部を形成する際の絞り加工によってヒンジ取付部において加工硬化を得ることができ、又、ヒンジ取付部とヒンジとの間にアウタパネルを挟み込むことにより、ドアにおけるヒンジ取付部としての板厚を大きくすることができる。
その結果、ヒンジを介してキャビンに支持されるドアの被支持部となるヒンジ取付部の強度を高めることができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか一つの発明において、
前記アウタパネルに付属部品取付部としての外部ハンドル取付部を前記内部空間に凹入させた状態で一体形成してある。
第6の発明によると、外部ハンドル取付部を形成する際の絞り加工によってアウタパネルにおいて加工硬化を得ることができ、アウタパネルの強度を高めることができる。
又、外部ハンドルの組み付けに関しては、外部ハンドル固定用のボルト又はナットなどの固定具を部品組み付け用の開口からドア本体の内部空間に運び込めることにより、プレス成形の際に外部ハンドル取付部に外部ハンドル用の取付孔を形成するだけで、プレス成形後に外部ハンドル取付部にボルト又はナットなどの固定具を溶接する手間を要することなく、アウタパネルへの外部ハンドルの組み付けを可能にすることができる。
そして、外部ハンドルを組み付けた状態では、内部空間に凹入させたハンドル取付部に外部ハンドルが位置することにより、外部ハンドルのアウタパネルから横外方への突出量を小さくすることができ、運転中などにおいて外部ハンドルが他物に接触する虞を防止し易くすることができる。
従って、ドアとしての強度を高めながら、外部ハンドルの組み付け作業性を向上させることができるとともに、外部ハンドルが他物との接触で損傷する虞を回避し易くすることができる。
多目的作業車の全体左側面図である。 多目的作業車の全体平面図である。 ドアのアウタパネル側の側面図である。 手動式のウィンドレギュレータを備えたドアのインナパネル側の側面図である。 電動式のウィンドレギュレータを備えたドアのインナパネル側の側面図である。 図3のVI−VI断面図である。 図3のVII−VII断面図である。 ドアの構成を示す分解斜視図である。 ウィンドパネルなどの組み付け状態を示す要部の縦断正面図である。 ドアの構成を示す要部の横断平面図である。 ウィンドパネルの操作構造などを示す要部の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明に係る作業車用キャビンのドア構造を、作業車の一例である多目的作業車に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態で例示する多目的作業車は、車体フレーム1に防振支持したエンジン2からの動力を静油圧式無段変速装置3及びギア式変速装置4などを介して左右一対の前輪5及び後輪6に伝達する四輪駆動型に構成してある。
多目的作業車の前部には、前輪フェンダ兼用の下部カバー7、上部の左右中央に開口を形成した上部カバー8、及び、その開口を開閉可能に覆う揺動式の開閉カバー9、などを配備して収納空間を形成してある。
多目的作業車の前後中間部には搭乗空間を形成するキャビン10を配備してあり、搭乗空間には前輪操舵用のステアリングホイール11及び長椅子型の座席12などを配備してある。
多目的作業車の後部におけるギア式変速装置4の上方には、車体フレーム1の後端部に配備した左右向きの支軸13を支点にして上下揺動する荷台14を配備してあり、この荷台14を揺動駆動する油圧式のダンプシリンダ15を、ギア式変速装置4と荷台14との間において車体フレーム1と荷台14とにわたるように配備してある。
車体フレーム1は、前部フレーム16とキャビンフレーム17と後部フレーム18とが高い強度を有して一連に連なるように各種の鋼材を溶接して得た溶接一体構造に構成してある。
キャビンフレーム17は、乗降口を形成する左右のサイドフレーム19に、それらにわたるように複数のクロスメンバ20及びフロアパネル21などを溶接して構成してある。そして、キャビンフレーム17に、樹脂製のアウタルーフ22、透明の曲面ガラスを主材とした外開き式のフロントパネル23、透明の曲面ガラスを主材とした外開き式のリヤパネル24、及び、プレス鋼板を主材とした外開き式の左右のドア25、などを備えてキャビン10を構成してある。キャビンフレーム17における座席12の左右両側方箇所には、L字状に屈曲形成した丸パイプ材からなる乗降用の手摺り26を備えてある。
図1、図2、図9及び図10に示すように、左右のサイドフレーム19は、断面視L字状で対向する一対の凹部19A,19Bを有する複数の異形パイプを、対応する凹部19A,19Bが一連で連なるように溶接した閉ループ形状に形成してある。そして、それらの上半部を、上部側ほど車体内側に位置する状態で外向きに膨らむように湾曲させた外膨らみ湾曲形状に形成してある。そして、各サイドフレーム19の車体横外側に位置する凹部19Aの横外向きの面19aにより対応するドア25を受け止めるドア受面を形成してある。
図1〜11に示すように、左右の各ドア25は、窓用の開口27A,28Aや複数の付属部品取付部Bなどを有するようにプレス成形した板金製のインナパネル27とアウタパネル28とからなるドア本体25Aに、窓用の開口27A,28Aを開閉するウィンドパネル29やウィンドパネル29の開閉操作を可能にするウィンドレギュレータ30などの複数の付属部品Aを組み付けて構成してある。各ウィンドパネル29には、上下方向に一直線に延びる前後の端縁部を有する平面視湾曲形状の曲面ガラスを採用してある。
左右の各ドア本体25Aは、インナパネル27及びアウタパネル28においてそれらが互いに接合する部分となる外周部27B,28Bの端縁側部分、及び、窓用の開口27A,28Aを形成する内周部27C,28Cの端縁側部分のうちの前縁部分と後縁部分と上縁部分における複数箇所をスポット溶接することで、軽量化を図りながら高い強度を確保することのできる中空状の溶接一体構造に構成してある。そして、それらのインナパネル27とアウタパネル28の間に形成される内部空間25Bに、ウィンドレギュレータ30などの内蔵用の付属部品Aを装備してある。
内部空間25Bは、インナパネル27及びアウタパネル28における外周部27B,28Bの端縁側部分と内周部27C,28Cの端縁側部分との間の全周にわたって扁平の断面形状を有するように形成してある。
図1〜10に示すように、左右の各インナパネル27及びアウタパネル28は、それらの外周部27B,28Bが対応するサイドフレーム19に沿った形状になるようにプレス成形してあり、これにより、それらの上半部を対応するサイドフレーム19の上半部と同様の外膨らみ湾曲形状に形成してある。又、それらの外周部27B,28Bの端縁側部分が対応するサイドフレーム19のドア受部19aに向けて延出する横向き延出形状となるようにプレス成形してあり、それらの端縁側部分に、対応するサイドフレーム19のドア受面19aに接合するウェザストリップ31を外嵌装備してある。
図3〜10に示すように、左右の各インナパネル27は、付属部品取付部Bとしての内部ハンドル取付部27D、ヒンジ取付部27E、ダンパブラケット取付部27F、ガラスラン取付部27G、ウェストウェザストリップ取付部27H、前後のウィンドレール取付部27J、ウィンドレギュレータ取付部27K、キャッチャ取付部27L、及び、解除機構取付部27Mとともに、手摺り26とのクリアランスを確保するための凹部27Nなどを有するようにプレス成形してある。
左右の各アウタパネル28は、付属部品取付部Bとしての外部ハンドル取付部28D、上部ヒンジ取付部28E、下部ヒンジ取付部28F、ガラスラン取付部28G、及び、ウェストウェザストリップ取付部28Hとともに、部品組み付け用の開口28Jや前後2つの水抜き孔28Kなどを有するようにプレス成形してある。
つまり、車内側であるインナパネル27に部品組み付け用の開口28Jを形成しないことにより、ドア25を閉めた状態では、部品組み付け用の開口28Jのないインナパネル27がキャビン10の乗降口に面して乗降口を塞ぐようになることから、ドア25によるシール性及び遮音性を高めることができる。
内部ハンドル取付部27Dは、インナパネル27における下半部の後上側部分に位置し、内部ハンドル用の取付孔(図示せず)を有するように形成した前後の凹部27Daを備えている。
ヒンジ取付部27Eは、インナパネル27の外周部27Bにおける前側の上端側部分に位置し、アウタパネル28に接合可能で、かつ、上部ヒンジ用の3つの取付孔(図示せず)を有するように形成した凹部27Eaを備えている。
ダンパブラケット取付部27Fは、インナパネル27の外周部27Bにおける下半部の前側部分に位置し、アウタパネル28に接合可能で、かつ、ダンパブラケット用で下部ヒンジ用を兼ねる3つの取付孔(図示せず)を有するように形成した凹部27Faと、ダンパブラケット専用の2つの取付孔(図示せず)とを備えて、ヒンジ取付部を兼ねるように形成してある。
インナパネル27のガラスラン取付部27Gは、インナパネル27における内周部27Cの前縁部分と後縁部分と上縁部分とで構成してある。内周部27Cは、端縁部分がアウタパネル28に向かう横向きになるように屈曲させた断面形状が下向きL字状の係合部27Caと、係合部27Caの外周側においてアウタパネル28の反対側に向けて突出するように横向きV字状に屈曲させた部分からなる係合凹部27Cbとを、その略全周にわたって備えるように形成してある。又、その前縁部分と後縁部分と上縁部分とにおける係合凹部27Cbの外周側においてアウタパネル28に向けて横向きに延びる部分からなるガラスラン用の受止部27Ccを、前縁部分と後縁部分と上縁部分の全長にわたって備えるように形成してある。そして、前縁部分と後縁部分と上縁部分とに備えた係合部27Ca及び受止部27Ccを付属部品Aであるガラスラン32の取り付けに使用する。
インナパネル27のウェストウェザストリップ取付部27Hは、内周部27Cの下縁部分で構成してあり、下縁部分に備えた係合部27Ca及び係合凹部27Cbを付属部品Aであるウェストウェザストリップ33の取り付けに使用する。
内周部27Cの前縁部分及び後縁部分は、前後方向視において、前述した外膨らみ湾曲形状となるインナパネル27の上半部に対して適合する角度で車体内側に傾倒する内倒れ傾斜姿勢で一直線に延びるように形成してある。内周部27Cの上縁部分及び下縁部分は、平面視において対応するウィンドパネル29に沿って湾曲するように形成してある。
前後のウィンドレール取付部27Jは、前側のウィンドレール取付部27Jがインナパネル27の下半部における前側部分に位置し、又、後側のウィンドレール取付部27Jがインナパネル27の下半部における後側部分に位置し、それぞれが、ウィンドレール取り付け用の取付孔(図示せず)を有するように形成した上下2つの凹部27Jaを備えている。
ウィンドレギュレータ取付部27Kは、インナパネル27の下半部における内部ハンドル取付部27Dと前側のウィンドレール取付部27Jとの間に位置し、ウィンドレギュレータ30の摺動機構用の取付孔(図示せず)を有するように形成した深さの異なる上下の凹部27Ka,27Kb、ウィンドレギュレータ30の操作機構取り付け用の膨出部27Kc、この膨出部27Kcに形成した操作軸用の挿通孔27Kd(図5参照)、及び、膨出部27Kcの周囲に形成した操作機構用の取付孔27Keを備えている。上下の凹部27Ka,27Kbは、上側の凹部27Kaよりも下側の凹部27Kbが深くなるように形成してある。操作機構用の取付孔27Keとしては手動用のものと電動用のものとを形成してあり、これにより、手動式のウィンドレギュレータ30Aを装備する仕様と電動式のウィンドレギュレータ30Bを装備する仕様との仕様変更を簡単に行えるようにしてある。
キャッチャ取付部27Lは、インナパネル27における下半部の後端部分に位置し、ストライカ挿通用の開口27La、及び、キャッチャ用の4つの取付孔(図示せず)を備えている。
解除機構取付部27Mは、インナパネル27の下半部における上部のウィンドレギュレータ取付部27Kとキャッチャ取付部27Lとの間に位置し、解除機構用の取付孔(図示せず)を有するように形成した前後2つの凹部27Maと解除レバー用の長孔27Mbとを備えている。
つまり、インナパネル27に上記のような多くの付属部品取付部Aを備えることにより、インナパネル27を多くの凹凸を有する複雑な形状にプレス成形することになって高い加工硬化を得られるようになり、結果、補強部材などを用いることなくドア25の強度を高めることができる。
手摺り用の凹部27Nは、ドア25を閉じたときに座席12の横側方に隣接配備した手摺り26に対向して手摺り26とのクリアランスを確保するようにインナパネル27の後下部に形成してある。このように、ドア25のインナパネル27に手摺り用の凹部27Nを形成することで、乗降口からの乗り降りを行い易くする手摺り26を座席12の横側方に備えるようにしながら、座席12として左右幅の広いものを採用することができ、しかも、インナパネル27の加工硬化によってドア25の強度を高めることができる。
外部ハンドル取付部28Dは、アウタパネル28における下半部の後上側部分に位置し、外部ハンドル用の3つの取付孔(図示せず)を有するように形成した凹部28Daを備えている。
上部ヒンジ取付部28Eは、アウタパネル28の外周部28Bにおけるインナパネル27のヒンジ取付部27Eと対向する前側の上端側部分に位置し、インナパネル27のヒンジ取付部27Eに接合可能で、かつ、上部ヒンジ用の3つの取付孔(図示せず)をインナパネル側の取付孔に対応する配置で有するように形成した凹部28Eaを備えている。
下部ヒンジ取付部28Fは、アウタパネル28の外周部28Bにおけるインナパネル27のダンパブラケット取付部27Fと対向する下半部の前側部分に位置し、インナパネル27のダンパブラケット取付部27Fに接合可能で、かつ、下部ヒンジ用でダンパブラケット用を兼ねる3つの取付孔(図示せず)をインナパネル側の取付孔に対応する配置で有するように形成した凹部28Faを備えている。
アウタパネル28のガラスラン取付部28Gは、アウタパネル28における内周部28Cの前縁部分と後縁部分と上縁部分とで構成してある。内周部28Cは、端縁部分がインナパネル27に向かう横向きになるように屈曲させた断面形状が下向きL字状の係合部28Caと、係合部28Caの外周側においてインナパネル27の反対側に向けて突出するように横向きV字状に屈曲させた部分からなる係合凹部28Cbとを、その略全周にわたって備えるように形成してある。そして、前縁部分と後縁部分と上縁部分とに備えた係合部28Caをガラスラン32の取り付けに使用する。
アウタパネル28のウェストウェザストリップ取付部28Hは、内周部28Cの下縁部分で構成してあり、下縁部分に備えた係合部28Ca及び係合凹部28Cbをウェストウェザストリップ33の取り付けに使用する。
内周部28Cの前縁部分及び後縁部分は、前後方向視において、前述した外膨らみ湾曲形状となるアウタパネル28の上半部に対して適合する角度で車体内側に傾倒する内倒れ傾斜姿勢で一直線に延びるように形成してある。内周部28Cの上縁部分及び下縁部分は、平面視において対応するウィンドパネル29に沿って湾曲するように形成してある。
つまり、アウタパネル28に上記のような必要最小限の付属部品取付部Aを備えることにより、キャビン10の外側面を形成するアウタパネル28の形状を凹凸の少ないシンプルにすることができ、キャビン10の外観を向上させることができる。
部品組み付け用の開口28Jは、アウタパネル28の下半部における外部ハンドル取付部28Dと下部ヒンジ取付部28Fとの間において、その前後幅が窓用の開口28Aと略同じになる幅広で、ウィンドレギュレータ30などのドア本体25Aの内部空間25Bへの運び込み及び組み付けを可能にする開口面積を有するように形成してある。開口28Jの周囲には閉ループ状のシール溝28Lを形成し、シール溝28Lの周囲には、化粧カバー用の複数の取付孔28Mを周方向に所定間隔をあけて形成してある。
各水抜き孔28Kは、アウタパネル28における外周部28Bの下端部において、ドア本体25Aの内部空間25Bを水抜き孔28Kに連通させる連通路(図示せず)を有するように突出させた前後の水抜き部28Nに形成してある。
図1〜5、図7、図8及び図10に示すように、左右のドア25において、ドア連結用の付属部品Aである上下のヒンジ34,35は、左右のサイドフレーム19に装備した軸受側部材34A,35Aに、左右のドア25に装備した支軸側部材34B,35Bを上方から差し込むことで、左右のサイドフレーム19に左右のドア25を開閉揺動可能に簡単に取り付けることができる抜き差し式に構成してある。
各ヒンジ34,35の軸受側部材34A,35Aは左右のサイドフレーム19の所定位置に溶接してある。左右の上部ヒンジ34の支軸側部材34Bにはドア側の取付孔に対応する3つの取付孔(図示せず)を形成してある。そして、左右の上部ヒンジ34の支軸側部材34Bは、それらの取付孔に対応する3つの取付孔を形成した補助プレート36とともに、左右のドア本体25Aに、インナパネル27のヒンジ取付部27E及びアウタパネル28の上部ヒンジ取付部28Eを使用して、補助プレート36との間にインナパネル27及びアウタパネル28を挟み込んだ高い強度を有する状態でボルト連結してある。左右の下部ヒンジ35の支軸側部材35Bにはドア側の取付孔に対応する3つの取付孔(図示せず)を形成してある。そして、左右の下部ヒンジ35の支軸側部材35Bは、それらの取付孔に対応する3つの取付孔を一端部に形成したダンパブラケット37とともに、左右のドア本体25Aに、インナパネル27のダンパブラケット取付部27F及びアウタパネル28の下部ヒンジ取付部28Fを使用して、ダンパブラケット37の一端部との間にインナパネル27及びアウタパネル28を挟み込んだ高い強度を有する状態でボルト連結してある。
左右のダンパブラケット37は、それらの他端側に、ダンパブラケット取付部27Fに形成したダンパブラケット専用の各取付孔に対応する2つの取付孔(図示せず)を形成してあり、それらの取付孔を使用して他端側をインナパネル27にボルト連結してある。又、それらの他端部に、ドア25の開閉操作をアシストするように対応するサイドフレーム19とダンパブラケット37とにわたって架設するガスダンパ38の一端部を連結してある。
図3〜10に示すように、左右のドア25において、付属部品Aである内部ハンドル39は、U字状に形成してその両端部に取付孔39Aを備えている。そして、各取付孔39Aを、ドア本体25Aに対するインナパネル側の横外側から内部ハンドル取付部27Dの対応する取付孔に対向させて、それらの取付孔にインナパネル側の横外側からボルト40Aを挿通した後、ドア本体25Aの内部空間25Bに突出する各ボルト40Aの挿通端に、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んだナット40Bを螺合することで、インナパネル27の内部ハンドル取付部27Dに簡単に組み付けることができる。
付属部品Aである前後のウィンドレール41は、ガラスラン用の一対の係合部41Aとガラスラン用の受止部41Bとを全長にわたって備えた断面U字状の直線形状に形成してあり、それらの各上部に長さの短い脚部41Cを備え、それらの各下部に長さの長い脚部41Dを備え、それらの各脚部41C,41Dに溶接ボルト41Eを装備してある。そして、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んで、各溶接ボルト41Eをドア本体25の内部空間25Bから対応するウィンドレール取付部27Jの取付孔に挿通した後、対応するウィンドレール取付部27Jの各凹部27Jaにて露出する各溶接ボルト41Eに袋ナット42を螺合することで、前側のウィンドレール41が、窓用開口27A,28Aの前縁部分の下方に、前縁部分と一直線に並ぶ内倒れ傾斜姿勢で位置するように、又、後側のウィンドレール41が、窓用開口27A,28Aの後縁部分の下方に、後縁部分と一直線に並ぶ内倒れ傾斜姿勢で位置するように、インナパネル27の前後のウィンドレール取付部27Jに簡単に組み付けることができる。
ウィンドレギュレータ30は、ウィンドパネル29の開閉移動を可能にする摺動機構43と、ウィンドパネル29の開閉操作を可能にする操作機構44とを備えている。摺動機構43は、ウィンドパネル29を下方から支持する状態でウィンドパネル29と一体摺動する摺動体45と、この摺動体45を摺動可能に案内するガイドレール46とを備え、両端部を摺動体45に連結した操作ケーブル47の移動で摺動体45が摺動するように構成してある。そして、ガイドレール46の上部と下部とに溶接ボルト46Aを装備してある。操作機構44は、手動式の場合は、そのケーシング48から突出する操作軸(図示せず)に着脱可能な状態で一体回転するように取り付けた操作ハンドル49の回転操作で操作ケーブル47を巻き取ることにより、又、電動式の場合は、そのケーシング48に備えた電動モータ50の作動で操作ケーブル47を巻き取ることにより、その巻き取り方向に対応して摺動体45を摺動操作するように構成してある。そして、ケーシング48の所定位置に3つの溶接ボルト48Aを備えている。
そして、ウィンドレギュレータ30は、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んで、ガイドレール46の各溶接ボルト46Aをドア本体25の内部空間25Bからウィンドレギュレータ取付部27Kの摺動機構用の各取付孔に挿通した後、摺動機構用の各凹部27Ka、27Kbにて露出する各溶接ボルト46Aに袋ナット42を螺合することで、ガイドレール46の姿勢を前後のウィンドレール41に沿う内倒れ傾斜姿勢にした状態で摺動機構43をインナパネル27のウィンドレギュレータ取付部27Kに簡単に組み付けることができる。又、操作機構44は、手動式の場合には、操作軸をドア本体25の内部空間25Bから操作軸用の挿通孔27Kdに挿通し、かつ、ケーシング48の各溶接ボルト48Aをドア本体25の内部空間25Bからウィンドレギュレータ取付部27Kの対応する操作機構用の取付孔27Keに挿通した後、操作軸用の挿通孔27Kdから露出する操作軸に操作ハンドル49を装着し、更に、対応する操作機構用の取付孔27Keから露出する各溶接ボルト48Aに袋ナット42を螺合することで、インナパネル27のウィンドレギュレータ取付部27Kに簡単に組み付けることができる。一方、電動式の場合には、ケーシング48の各溶接ボルト48Aをドア本体25の内部空間25Bからウィンドレギュレータ取付部27Kの対応する操作機構用の取付孔27Keに挿通した後、対応する操作機構用の取付孔27Keから露出する各溶接ボルト48Aに袋ナット42を螺合し、かつ、電動モータ操作用のスイッチ50Aを対応するダンパブラケット37の他端部に取り付けることで、インナパネル27のウィンドレギュレータ取付部27K及びダンパブラケット37に簡単に組み付けることができる。
付属部品Aであるキャッチャ51は、そのベースプレート52にキャッチャ取付部27Lの各取付孔に対応する4つのネジ孔(図示せず)を形成してある。そして、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んで、ベースプレート52の各ネジ孔をキャッチャ取付部27Lの対応する取付孔に対向させた後、ドア25の後外側からキャッチャ取付部27Lの各取付孔に挿通した各ボルト(図示せず)をベースプレート52の対応するネジ孔に螺合することで、ストライカ挿通用の開口27Laからキャッチ機構(図示せず)を覗かせた状態でインナパネル27のキャッチャ取付部27Lに簡単に組み付けることができる。
キャッチ機構は、ドア25の閉じ操作で対応するサイドフレーム19に備えたストライカ53が係入されることで、ストライカ53のキャッチを解除する解除状態からストライカ53をキャッチするロック状態に切り換わり、解除機構取付部27Mに付属部品Aとして取り付けた解除機構54の操作でロック状態から解除状態に切り換わるように構成してある。
解除機構54は、その固定プレート55に解除機構取付部27Mの各取付孔に対応する取付孔(図示せず)及び溶接ナット55Aを備え、その固定プレート55の前端部に上下揺動可能に装備した解除レバー56の遊端に横向きに延出する操作部56Aを備えてある。そして、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んで、その操作部56Aを解除機構取付部27Mの解除レバー用の長孔27Mbに挿通し、かつ、固定プレート55の各取付孔及び溶接ナット55Aを解除機構取付部27Mの対応する取付孔に対向させた後、ドア25に対するインナパネル側の横外側から解除機構取付部27M及び固定プレート55の各取付孔に挿通した各ボルト57を固定プレート55の対応する溶接ナット55Aに螺合することで、操作部56Aの上方への操作によるキャッチ機構のロック状態から解除状態への切り換えが可能な状態でインナパネル27の解除機構取付部27Mに簡単に組み付けることができる。
付属部品Aである外部ハンドル58は、U字状に形成してその両端部に外部ハンドル取付部28Dの各取付孔に対応するネジ孔(図示せず)を形成してある。そして、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに運び込んで、その各ネジ孔を外部ハンドル取付部28Dの対応する取付孔に対向させた後、ドア本体25の内部空間25Bから外部ハンドル取付部28Dの各取付孔に挿通した各ボルト59を外部ハンドル58の対応するネジ孔に螺合させることで、その上部に備えた解除ボタン58Aの押し込み操作によるキャッチ機構のロック状態から解除状態への切り換えが可能な状態でインナパネル27の外部ハンドル取付部28Dに簡単に組み付けることができる。
ガラスラン32は、インナパネル27とアウタパネル28の各ガラスラン取付部27G,28Gに備えたガラスラン用の係合部27Ca及び前後のウィンドレール41に備えたガラスラン用の一対の係合部41Aに係合する2条の係合溝32A、ウィンドパネル29の端縁部が係入されるとともにインナパネル27のガラスラン取付部27Gに備えたガラスラン用の受止部27Cc及び前後のウィンドレール41に備えたガラスラン用の受止部41Bで受け止められる案内溝32B、及び、この案内溝32Bの左右の開口端から互いの弾性で密接するように延出した2条のシールリップ32C、などをその全長にわたって備えるように形成してある。又、各係合溝32Aの外壁を形成する左右のアウタリップ32Dに、前後のウィンドレール41に取り付ける両端側のドア本体25の内部空間25Bへの挿入を可能にする切欠部32Daを形成してある。そして、その各係合溝32Aの中央側をインナパネル27及びアウタパネル28の対応する係合部27Caに係合して、インナパネル27の内周部27Cとアウタパネル28の内周部28Cとにわたるように取り付け、又、その両端側をインナパネル27の内周部27Cとアウタパネル28の内周部28Cとの間からドア本体25の内部空間25Bに挿入し、各係合溝32Aの両端側を前後のウィンドレール41の対応する係合部41Aに係合して前後のウィンドレール41に取り付けることで、ウィンドパネル29の摺動を許容しながらドア25におけるインナパネル27の内周部27Cとアウタパネル28の内周部28Cとの隙間などからの水の浸入を防止するように構成してある。
ウェストウェザストリップ33は、左右に分割したインナパネル用のインナストリップ33Aとアウタパネル用のアウタストリップ33Bとを備える2分割構造で構成してある。
インナストリップ33Aは、インナパネル27のウェストウェザストリップ取付部27Hに備えたウェストウェザストリップ取り付け用の係合部27Caに係合する係合溝33Aa、ウェストウェザストリップ取り付け用の係合凹部27Cbに係入する係合凸部33Ab、及び、上下の端部からウィンドパネル29に向けて延出する2条のシールリップ33Ac、などをその全長にわたって備えるように形成してある。そして、その係合溝33Aaをウェストウェザストリップ取り付け用の係合部27Caに係合し、かつ、その係合凸部33Abをウェストウェザストリップ取り付け用の係合凹部27Cbに係入して、インナパネル27のウェストウェザストリップ取付部27Hに取り付けることで、ウィンドパネル29の摺動を許容しながらインナパネル27とウィンドパネル29との隙間からの水の浸入を防止するように構成してある。
アウタストリップ33Bは、アウタパネル28のウェストウェザストリップ取付部28Hに備えたウェストウェザストリップ取り付け用の係合部27Caに係合する係合溝33Ba、ウェストウェザストリップ取り付け用の係合凹部27Cbに係入する係合凸部33Bb、及び、上下の端部からウィンドパネル29に向けて延出する2条のシールリップ33Bc、などをその全長にわたって備えるように形成してある。そして、その係合溝33Baをウェストウェザストリップ取り付け用の係合部27Caに係合し、かつ、その係合凸部33Bbをウェストウェザストリップ取り付け用の係合凹部27Cbに係入して、アウタパネル28のウェストウェザストリップ取付部28Hに取り付けることで、ウィンドパネル29の摺動を許容しながらアウタパネル28とウィンドパネル29との隙間からの水の浸入を防止するように構成してある。
ウィンドパネル29は、その下端部にウィンドレギュレータ30の摺動体45との連結を可能にする樹脂製で前後一対のホルダ59を装着してある。そして、ドア本体25Aにウィンドレギュレータ30及びガラスラン32を組み付けた後、ウェストウェザストリップ33及び前後のウィンドレール41を組み付ける前に、前述した外膨らみ湾曲形状となるドア本体25の外側に位置するアウタパネル28の窓用の開口28Aから、インナパネル27の内周部27Cとアウタパネル28の内周部28Cとの隙間を通してドア本体25Aの内部空間25Bに挿入し、その挿入端側を、部品組み付け用の開口28Jからドア本体25Aの内部空間25Bに差し入れた手で受け止め、その後、その前後の端縁部をガラスラン32の案内溝32Bに係入し、前後のホルダ59をウィンドレギュレータ30の摺動体45にボルト連結することで、ドア25におけるインナパネル27とアウタパネル28との間に開閉移動可能な状態に簡単に組み付けることができる。
部品組み付け用の開口28Jを塞ぐための付属部品Aである化粧カバー60は樹脂製の平板からなり、その外周部に、アウタパネル28のシール溝28Lに係入する閉ループ状でスポンジ製のシール61を備えるとともに、化粧カバー用の各取付孔28Mに対応する複数の取付孔60Aを形成してある。そして、その各取付孔60Aをアウタパネル28における化粧カバー用の対応する取付孔28Mに対向させた後、それらの取付孔28M,59Aに、ドア25に対するアウタパネル側の横外側から樹脂製のプッシュリベット62を差し込むことで、アウタパネル28との間からの水の浸入を防止する状態に簡単に組み付けることができる。
〔別実施形態〕
〔1〕ドア25としては、その後端部を支点にして開閉するように構成したものやスライド開閉式に構成したものであってもよい。又、窓用の開口27A,28Aにウィンドパネル29を固定装備したものやウィンドパネル29を装備しないように構成したものであってもよい。
〔2〕ドア本体25Aに組み付ける付属部品Aの種類は、ドア25の仕様などに応じて種々の変更が可能である。
〔3〕インナパネル27に形成する付属部品取付部Bの数量や形状及び配置などは、インナパネル27に組み付ける付属部品Aの数量や種類などに応じて種々の変更が可能である。
〔4〕アウタパネル28としては、部品組み付け用の開口28Jを、この開口28Jから内部空間25Bへのウィンドパネル29の運び込みを許容するように形成したものであってもよい。
〔5〕アウタパネル28に形成する付属部品取付部Bの数量や形状及び配置などは、アウタパネル28に組み付ける付属部品Aの数量や種類などに応じて種々の変更が可能である。
〔6〕化粧パネル60として板金製のものを採用するようにしてもよい。
本発明に係る作業車用キャビンのドア構造は、キャビンを備えるトラクタやコンバインなどの農作業車、バックホーなどの建設作業車、及び、運搬などを行う多目的作業車、などに適用することができる。
10 キャビン
25 ドア
25A ドア本体
25B 内部空間
27 インナパネル
27A 開口(窓用)
27C 内周部
27E ヒンジ取付部
27F ヒンジ取付部
28 アウタパネル
28A 開口(窓用)
28C 内周部
28D 外部ハンドル取付部
28J 開口(部品組み付け用)
28K 水抜き穴
29 ウィンドパネル
30 ウィンドレギュレータ
34 ヒンジ
35 ヒンジ
60 化粧パネル
A 付属部品
B 付属部品取付部

Claims (6)

  1. ドア本体に複数の付属部品を組み付けてキャビンの乗降口を開閉するドアを構成してある作業車用キャビンのドア構造において、
    前記ドア本体を、プレス成形した板金製のインナパネルとアウタパネルとを溶接して内部空間を備える中空状の溶接一体構造に構成し、
    前記インナパネルに付属部品取付部を一体形成し、
    前記アウタパネルに、前記内部空間への前記付属部品の運び込み、及び、前記付属部品取付部への前記付属部品の組み付けを可能にする部品組み付け用の開口を形成し、
    前記開口を塞ぐ化粧パネルを装備してある作業車用キャビンのドア構造。
  2. 前記インナパネル及び前記アウタパネルに窓用の開口を備え、
    前記付属部品として、前記窓用の開口を開閉するウィンドパネルと前記ウィンドパネルを開閉操作するウィンドレギュレータとを備え、
    前記窓用の開口を形成する前記インナパネルの内周部と前記アウタパネルの内周部との間に、前記ウィンドパネルの前記窓用の開口から前記内部空間への挿入を可能にする隙間を備えてある請求項1に記載の作業車用キャビンのドア構造。
  3. 前記インナパネルを前記付属部品取付部に凹凸を有するように形成してある請求項1又は2に記載の作業車用キャビンのドア構造。
  4. 前記アウタパネルの下端部に、前記内部空間を車外に連通する水抜き穴を形成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業車用キャビンのドア構造。
  5. 前記インナパネルに前記付属部品取付部として備えるヒンジ取付部を前記アウタパネルに接合可能に凹入形成し、前記ヒンジ取付部に前記付属部品としてのドア連結用のヒンジをそれらの間に前記アウタパネルを挟み込んだ状態でボルト連結してある請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業車用キャビンのドア構造。
  6. 前記アウタパネルに付属部品取付部としての外部ハンドル取付部を前記内部空間に凹入させた状態で一体形成してある請求項1〜5のいずれか一つに記載の作業車用キャビンのドア構造。
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