JP5353614B2 - 基板挿入用コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、システムと電気的接続をする基板、カード、チップなどをカードエッジ方式で挿入して使用する基板挿入用コネクタ及びその製造方法に関する。
半導体素子の高集積化や高速化のみならず、低消費電力化により、携帯電話をはじめとする、電子辞書、ディジタルビデオ・カメラ、等の小型高性能の情報通信機器は、ますます開発が加速されている。これらのモバイル機器には、情報を記憶するメモリデバイスを内蔵した各種メモリカードが、カードエッジ方式の挿抜可能な状態で利用されている。このようなカードを挿入接続する凹型コネクタだけでなく、パーソナルコンピュータを中心にみられるUSB(Universal Serial Bus)規格の凹型コネクタが、プリンタ、マウス、測定器などの周辺機器を相互に制御するため利用されている。近年、開発が進むLEDを搭載した部品の接続においても国際標準化で凹型コネクタも注目されている。また、多層プリント板を相互に接続するために、多層基板に凹型の接続部を設ける構造が示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−335547号公報
プリント配線板等の基板をコネクタに抜き挿しする場合には、パーソナルコンピュータのコネクタ抜き挿し以上に応力の緩和に配慮する必要がある。
特許文献1に記載の基板においては、挿入される基板の露出導体部において複数の突起を形成し、多層プリント配線板の挿入口に前記突起をかん合するためのスルーホール端子を形成することで基板と多層プリント配線板との接続を可能としている。
しかし、繰り返し抜き挿しをする際には、導体の強度や曲げ耐性が要求されるため、繰り返しの抜き挿し耐性を向上させるのが難しかった。また、突起とスルーホールをかん合させるため、挿入基板に特殊な加工をする必要があり、汎用性に乏しかった。
そのため、使用される挿入基板への構造の制限が少なく、比較的単純な構造で生産性が良く、繰り返しの抜き挿し耐性等の接続信頼性の高い基板用コネクタが望まれていた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、使用される挿入基板への構造の制限が少なく、繰り返しの抜き挿し耐性等の接続信頼性の高い比較的単純な構造の基板挿入用コネクタを提供することを目的とする。また、本発明は前記特徴を有するコネクタを簡便に、高生産性を実現できる基板挿入用コネクタの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下に関する。
(1)第1の基体、第2の基体及び第1の基体と第2の基体の間に位置するスペーサ層を備えてなり、前記スペーサ層の所定の位置に基板挿入用の開口部を有する基板挿入用コネクタであって、
前記第1の基体がスペーサ層側から配線(7)、変形可能な層(8)、及び剛性層(15)をこの順で備えてなり、前記剛性層は前記コネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有し、
前記配線が前記コネクタの厚み方向から見て前記窓部に対応する領域まで少なくとも延伸されてなり、前記窓部において前記配線が開口部領域に向けて突出していることを特徴とする基板挿入用コネクタ。
(2)第2の基体が第1の基体と同様な構成である前記(1)に記載の基板挿入用コネクタ。
(3)さらに、前記剛性層(15)上に樹脂層(13)を有し、前記変形可能な層(8)及び前記樹脂層(13)が光透過性を有する前記(1)又は(2)に記載の基板挿入用コネクタ。
(4)以下の工程を含む基板挿入用コネクタの製造方法。
後に開口部を形成すべく除去可能となるように切り込み部が設けられたスペーサ用基板を準備する工程、
スペーサ用基板の前記開口部を形成すべく除去する部分を除き接着し得る接着層を準備する工程、
配線(7)、変形可能な層(8)、剛性層(15)及び樹脂層(13)をこの順で備え、前記剛性層がコネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有する第1の基体を準備する工程、
第2の基体を準備する工程、
前記スペーサ用基板に設けられた切り込み部の端部が前記スペーサ用基板の厚み方向から観察できるように、前記スペーサ用基板の一方の面に前記接着層を介して前記第1の基体を配置し、他方の面に前記接着層を介して前記第2の基体を配置し、積層する工程、
スペーサ用基板と前記第1の基体と第2の基体とを、減圧下で加熱加圧し固着する工程、
スペーサ用基板の切り込み部を利用して開口部を形成すべく除去する部分をスペーサ用基板から取り除き、開口部を形成する工程。
(5)第2の基体が第1の基体と同様な構成である前記(4)に記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
(6)前記開口部を形成すべく除去する部分にダミー配線を形成する前記(4)又は(5)に記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
(7)接着層が接着フィルムにより又はスペーサ用基板に接着剤を塗布して形成される前記(4)〜(6)のいずれかに記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
本発明によれば、使用される挿入基板への構造の制限が少なく、繰り返しの抜き挿し耐性等の接続信頼性の高い比較的単純な構造の基板挿入用コネクタを提供することができる。また、本発明によれば、前記特徴を有するコネクタを簡便に、高生産性を実現できる基板挿入用コネクタの製造方法を提供することができる。
本発明の基板挿入用コネクタの製造方法を説明するための図であり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のA−A’断面図である。 樹脂層の窓部への圧入により変形した変形可能な層に追従して配線が変形した後の状態を示す断面図である。 本発明の基板挿入用コネクタの製造方法を説明するための上面図であり、(a)は切り取り線においてスペーサ用基板を切断する前の状態を示し、(b)はスペーサ用基板を切断した後、切片を抜き去る前の状態を示し、(c)は切片を抜き去った後の状態を示し、(d)は(c)のA−A’断面図である。ここで切片とはスペーサ用基板に開口部を形成すべく設けられた切り込みに囲まれた部分(1A、1B)を言う。 本発明の基板挿入用コネクタを含む配線基板を折り曲げた状態を示す斜視図である。 本発明の基板挿入用コネクタの挿抜信頼性をグラフで示す図である。
本発明の基板挿入用コネクタは、第1の基体、第2の基体及び第1の基体と第2の基体の間に位置するスペーサ層を備えてなり、前記スペーサ層の所定の位置に基板挿入用の開口部を有する基板挿入用コネクタであって、前記第1の基体がスペーサ層側から配線(7)、変形可能な層(8)、及び剛性層(15)をこの順で備えてなり、前記剛性層は前記コネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有し、前記配線が前記コネクタの厚み方向から見て前記窓部に対応する領域まで少なくとも延伸されてなり、前記窓部において前記配線が開口部領域に向けて突出していることを特徴としている。
また、本発明の基板挿入用コネクタの製造方法は、以下の工程を含むことを特徴としている。
後に開口部を形成すべく除去可能となるように切り込み部が設けられたスペーサ用基板を準備する工程、
スペーサ用基板の前記開口部を形成すべく除去する部分を除き接着し得る接着層を準備する工程、
配線(7)、変形可能な層(8)、剛性層(15)及び樹脂層(13)をこの順で備え、前記剛性層がコネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有する第1の基体を準備する工程、
第2の基体を準備する工程、
前記スペーサ用基板に設けられた切り込み部の端部が前記スペーサ用基板の厚み方向から観察できるように、前記スペーサ用基板の一方の面に前記接着層を介して前記第1の基体を配置し、他方の面に前記接着層を介して前記第2の基体を配置し、積層する工程、
スペーサ用基板と前記第1の基体と第2の基体とを、減圧下で加熱加圧し固着する工程、
スペーサ用基板の切り込み部を利用して開口部を形成すべく除去する部分をスペーサ用基板から取り除き、開口部を形成する工程。
以下、本発明の基板挿入用コネクタ及びその製造方法について双方交えて説明する。
<第1の基体>(図1参照)
本発明に係る第1の基体は、スペーサ層300側から配線7、変形可能な層8、剛性層15、及び必要に応じて樹脂層13をこの順で備え、剛性層15がコネクタの厚み方向から見て開口部に対応する領域に窓部10を有してなる。
[配線]
配線としては、導電性を有するものであれば特に制限なく適用可能であるが、導電性や加工のし易さから銅などの金属層が好適に用いられる。
[変形可能な層]
変形可能な層としては、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂などの基材が用いられる。
前記熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、シアノアクリレート樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート樹脂、フラン樹脂、レゾルシノール樹脂、キシレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、シリコーン変性ポリアミドイミド樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂などのうちから選択された1種以上と、必要な場合に、その硬化剤、硬化促進剤などを混合したものを加熱し半硬化状にしたもの、あるいは、硬化したものが使用できる。
前記光硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂などのうちから選択された1種以上と、必要な場合に、その光開始剤、硬化剤、硬化促進剤などを混合したものを露光又は加熱し半硬化又は硬化したものが使用できる。
前記熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、四フッ化ポリエチレン樹脂、六フッ化ポリプロピレン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリオキシベンゾエート樹脂、液晶ポリマなどのうちから選択された1種以上と、必要な場合に、その硬化剤、硬化促進剤などを混合したものを加熱し半硬化又は硬化したものが使用できる。これらの絶縁樹脂は、異種の樹脂の混合体からなる絶縁樹脂組成物であってもよく、さらに、絶縁樹脂組成物は充填剤としてシリカや金属酸化物などの無機フィラーを含むものでもよい。無機フィラーはニッケル、金、銀などの導電粒子又はこれらの金属をめっきした樹脂粒子であってもよい。
なお、熱可塑性液晶ポリマとしては、ジャパンゴアテックス社製、BIAC−Cが好適に用いることができる。
変形可能な層の厚さは、50〜200μmが好ましく、100〜150μmがより好ましい。
[剛性層]
剛性層としては、減圧下での加熱加圧(例えば真空ラミネータにより行える)の際に変形しにくい材質のものであれば特に制限はないが、窓部の形成しやすさを考慮すると、エッチング加工のしやすい銅などの金属層が好適に用いられる。
剛性層の厚さは、10〜60μmが好ましく、18〜50μmがより好ましい。
剛性層15に形成される窓部10は、後述するように、剛性層15の上層に位置する樹脂層14がスペーサ用基板1に向けて押圧されたとき、その押圧力が変形可能な層8に伝達されるよう形成されるものである。つまり、窓部10を介して押圧された変形可能な層8はスペーサ用基板1に向いて突出し、突出部分に位置する配線7も追従して突出する。従って、配線7の突出部は窓部10内に位置するため、窓部10の位置及び大きさは、配線7の突出部を設けるべき位置を勘案して設定することができる。
[樹脂層]
前記樹脂層の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを単独で又は組み合わせて使用することができる。これらのものでシートとして商業的に入手可能なものとしては、積水化学工業社製ポリエチレンシート(厚み100μm)、東レ社製ポリプロピレンシート(厚み60μm)などが挙げられ、単独で又は組み合わせて使用することができる。
なお、樹脂層の厚さとしては、変形可能な層よりも厚いことが突出の程度を調整する上で好ましい。樹脂層の厚さは、変形可能な層の厚さの1〜3倍程度が好ましい。
例えば、変形可能な層8がBIAC−Cで基材厚さが125μmのときには、125〜375μmとすることが好ましく、160〜320μmとすることがより好ましい。
また、樹脂層は製造途中で形成する層であり、製造後においては除去してもよい。
<第2の基体>(図1参照)
第2の基体は、第1の基体と同様な構成、すなわち、スペーサ層(300)側から配線(7)、変形可能な層(8)、剛性層(15)及び必要に応じて樹脂層(13)をこの順で備えてなる構成とすることが好ましいが、これに限られない。
<スペーサ層>(図1、図2参照)
本発明に係るスペーサ層300は、第1の基体100と第2の基体200の間に位置し、スペーサ用基板1とその両面の接着層12を備えてなり、その所定の位置に基板挿入用の開口部を有する。
スペーサ層が有する基板挿入用の開口部には、フレキシブル配線板などの板状基板を嵌合させて接続することができる。
スペーサ層の厚さは、80〜200μmが好ましく、100〜150μmがより好ましい。
スペーサ用基板1には、図1に示すように、後に開口部を形成すべく除去可能となるように切り込み部2A、2Bが設けられている。
接着層は、スペーサ用基板の開口部を形成すべく除去する部分を除き形成される。すなわち、接着層12が形成される領域は図3におけるハッチング領域である。図3のハッチング領域は、接着層が形成される最小限の領域であり、接着層はハッチング領域外に設けてもよい。ただし、後の工程で切片1A、1Bを抜き取る必要があるため、スペーサ用基板の切り込み部2A、2Bの内側に位置する切片1A、1Bには接着層を形成しない。接着層の厚さは、5〜50μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。
接着層としては接着フィルムを用いることができ、例えば、日立化成工業製KS7003(厚さ25μm)が使用できる。あるいは、スペーサ用基板に接着剤を塗布して接着層を形成してもよい。この場合、接着剤としては、前記KS7003を使用して調製したワニスを用いることができる。
<第1の基体、スペーサ用基板、及び第2の基体の積層>
以上の第1の基体、スペーサ用基板、及び第2の基体は、スペーサ用基板に設けられた切り込み部の端部がスペーサ用基板の厚み方向から観察できるように、スペーサ用基板の一方の面に接着層を介して第1の基体を配置し、他方の面に接着層を介して第2の基体を配置し、積層する。
スペーサ用基板1、接着層12、第1の基体100及び第2の基体200の位置合わせは、ガイドピン3(φ2.0mm)を利用し行うことが好ましい。
<固着〜開口部領域に向けた配線突出部形成>(図1、図2、図3参照)
次いで、第1の基体、スペーサ用基板、及び第2の基体の積層をした後、それらを減圧下で加熱加圧して固着する。すなわち、図1(b)の断面図においてスペーサ用基板1の両面に第1の基体100及び第2の基体200を接着層12を介して積層したものを一対のSUS板で挟持して内側に向けて加熱・押圧する。加熱・押圧により、樹脂層13が流動化し窓部10内に埋入し、変形可能な層8を押圧する。押圧された変形可能な層8は、スペーサ用基板1に向いて突出し、突出部分に位置する配線7も追従して突出する(図2参照)。このときの押圧条件としては、加熱温度150〜330℃程度、圧力1〜4MPa程度である。また、押圧は、真空ラミネータ、真空プレスを用いてもよい。その際の真空度は、1.33×10Pa(1.0torr)以下であり、26.7Pa(0.2torr)以下が望ましい。
スペーサ用基板の切片1A、1Bの両面には、図1及び図2に示すように、挿抜して使用する基板に設けられる接続端子部に対応するダミー配線4が形成されている。このダミー配線は、実際の使用態様に適合させる観点からは、板状コネクタの接続端子部を形成する材料と同等のものとすることが好ましい。
切片1A、1Bは、開口部を形成するために除去されるが、図3(d)は、それらの切片を除去した状態を示す。
<開口部の形成>(図3参照)
スペーサ用基板は、図1、図2に示すように、第1の基体、第2の基体に比べて一回り大きいため、第1の基体又は第2の基体の略外縁部を切断等により除去するための所定の外形加工を経た後、スペーサ用基板の一部を切り込み部を利用して除去し、開口部を形成する。図3はその工程を示す図である。図3(a)はスペーサ用基板の一部を除去する前の状態を示し、図3(b)はスペーサ用基板の切片1A、1Bを抜き取る前の状態を示し、図3(c)はスペーサ用基板の切片1A、1Bを抜き取った後の状態を示す。図3(d)は、図3(c)の破線A−A’における断面図である。
本発明に係る基板挿入用コネクタを有する基板は、材料の選択により、例えば図4に示すように、折り曲げ可能にすることができる。図4は、基板挿入用コネクタを有するフレキシブルプリント基板の折り曲げた状態を示す斜視図である。図4に示すフレキシブルプリント基板20は、一方の側(図4の左側)に基板挿入用コネクタを有し、他方の側(図4の右側)に9本のピン34を有するスルーホール接続領域30を有する。これら基板挿入用コネクタに配された配線と、スルーホール接続領域30のピン34とは基板内部に設けられた配線により導通しており、基板挿入用コネクタに挿入された基板と、スルーホール接続部のピンを介して接続された別の機器等とを電気的に接続することができる。
本発明において、変形可能な層及び樹脂層に光透過性の樹脂を用いることにより、開口部を形成すべく除去可能となる部分に形成されたダミー配線と第1の基体及び第2の基体に形成された配線の配置を、窓部を通して見て当該配線が適切に形成されているか容易に検査できる。ここで、「光透過性の樹脂」とは、変形可能な層及び樹脂層を積層した場合において、ダミー配線と第1の基体及び第2の基体に形成された配線の配置が視認できる程度の光透過性を有する樹脂をいう。
スペーサ用基板の厚みを変えることにより、基板挿入用コネクタの開口部の高さを任意に変更することができ、また、基板挿入用コネクタに挿抜する基板の嵌合度合いを調整することができる。
本発明により得られる基板挿入用コネクタの挿抜力を確認したところ、図5に示すとおり、最低でも3.0Nは確保され、100回以上挿抜を繰り返した後でも高い信頼性があることが確認できた。
分厚い基板を基板挿入用コネクタに挿入するなどして、配線の突出部が変形し、嵌合度が弱まった場合、窓部の樹脂層を押圧することによって変形可能層を突出させ、突出部分に位置する配線部分を突出させることで嵌合力を高めることができる。
100 第1の基体
200 第2の基体
300 スペーサ層
1 スペーサ用基板
1A、1B 切片
2A、2B 切り込み部
3 ガイドピン
4 ダミー電極端子パターン
7 配線
8 変形可能な層
10 窓部
11 切り取り線
12 接着層
13 樹脂層
14 SUS板
15 剛性層
16 開口部
20 本発明の基板挿入用コネクタを有するフレキシブルプリント配線板
30 スルーホール接続領域
34 ピン

Claims (7)

  1. 第1の基体、第2の基体及び第1の基体と第2の基体の間に位置するスペーサ層を備えてなり、前記スペーサ層の所定の位置に基板挿入用の開口部を有する基板挿入用コネクタであって、
    前記第1の基体がスペーサ層側から配線(7)、変形可能な層(8)、及び剛性層(15)をこの順で備えてなり、前記剛性層は前記コネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有し、
    前記配線が前記コネクタの厚み方向から見て前記窓部に対応する領域まで少なくとも延伸されてなり、前記窓部において前記配線が開口部領域に向けて突出していることを特徴とする基板挿入用コネクタ。
  2. 第2の基体が第1の基体と同様な構成である請求項1に記載の基板挿入用コネクタ。
  3. さらに、前記剛性層(15)上に樹脂層(13)を有し、前記変形可能な層(8)及び前記樹脂層(13)が光透過性を有する請求項1又は2に記載の基板挿入用コネクタ。
  4. 以下の工程を含む基板挿入用コネクタの製造方法。
    後に開口部を形成すべく除去可能となるように切り込み部が設けられたスペーサ用基板を準備する工程、
    スペーサ用基板の前記開口部を形成すべく除去する部分を除き接着し得る接着層を準備する工程、
    配線(7)、変形可能な層(8)、剛性層(15)及び樹脂層(13)をこの順で備え、前記剛性層がコネクタの厚み方向から見て前記開口部に対応する領域に窓部(10)を有する第1の基体を準備する工程、
    第2の基体を準備する工程、
    前記スペーサ用基板に設けられた切り込み部の端部が前記スペーサ用基板の厚み方向から観察できるように、前記スペーサ用基板の一方の面に前記接着層を介して前記第1の基体を配置し、他方の面に前記接着層を介して前記第2の基体を配置し、積層する工程、
    スペーサ用基板と前記第1の基体と第2の基体とを、減圧下で加熱加圧し固着する工程、
    スペーサ用基板の切り込み部を利用して開口部を形成すべく除去する部分をスペーサ用基板から取り除き、開口部を形成する工程。
  5. 第2の基体が第1の基体と同様な構成である請求項4に記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
  6. 前記開口部を形成すべく除去する部分にダミー配線を形成する請求項4又は5に記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
  7. 接着層が接着フィルムにより又はスペーサ用基板に接着剤を塗布して形成される請求項4〜6のいずれか1項に記載の基板挿入用コネクタの製造方法。
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