JP5352438B2 - シート貼付装置及び貼付方法 - Google Patents

シート貼付装置及び貼付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5352438B2
JP5352438B2 JP2009271420A JP2009271420A JP5352438B2 JP 5352438 B2 JP5352438 B2 JP 5352438B2 JP 2009271420 A JP2009271420 A JP 2009271420A JP 2009271420 A JP2009271420 A JP 2009271420A JP 5352438 B2 JP5352438 B2 JP 5352438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
adhesive sheet
adhesive
sticking
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009271420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011114272A (ja
Inventor
幹 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP2009271420A priority Critical patent/JP5352438B2/ja
Publication of JP2011114272A publication Critical patent/JP2011114272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5352438B2 publication Critical patent/JP5352438B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、シート貼付装置及び貼付方法に係り、更に詳しくは、分割許容切込が形成された接着シートを被着体に貼付することができるシート貼付装置及び貼付方法に関する。
従来より、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と称する場合がある)等の被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置が広く利用されるに至っており、かかるシート貼付装置としては、例えば、特許文献1及び2に開示されている。特許文献1のシート貼付装置は、帯状の剥離シートの一方の面に接着シートを仮着した原反の繰り出し途中で剥離シートから接着シートを剥離し、押圧ローラにより被着体に押圧して貼付可能に設けられている。特許文献2のシート貼付装置は、接着シートを被着体上に配置してから減圧雰囲気とした後、押圧部材により接着シートを被着体に押圧して貼付可能に設けられている。
ところで、近時、ウエハの径寸法が大型化する傾向があり、これに応じて接着シートも大型化するので、接着シートを剥離するときに大きな剥離力が必要となる。このため、接着シートを剥離すべく、接着シートに剥離用テープを貼付した後当該剥離用テープとウエハとを相対移動させることで剥離を行う場合、剥離用テープが延びたり切断したりして剥離不良が多発する問題がある。そこで、かかる問題の対応策として、分割許容切込が形成された接着シートを利用することが考えられる。これにより、分割許容切込で接着シートを分割して小さいサイズとすることで、剥離に要する力を軽減して当該接着シートを剥離することができるので、剥離用テープが延びたり切断したりすることを防止でき、剥離不良の発生を回避可能となる。
特開2005−223190号公報 特開2003−300255号公報
しかしながら、特許文献1及び2のシート貼付装置によって分割許容切込が形成された接着シートを貼付する場合、予め分割許容切込から接着シートの表面側に接着剤が染み出していたり、押圧ローラや押圧部材等の押圧手段が接着シートを押圧することで、分割許容切込から接着シートの表面側に接着剤が染み出したりすることで、この染み出した接着剤が押圧手段に付着してしまう、という不都合がある。接着剤が付着した押圧手段をそのまま継続して使用すると、接着シートから押圧手段を離間させるときに、押圧手段と接着シートとが接着し、接着シートやウエハを持ち上げたり移動させたりしてしまう。この結果、接着シートの貼付不良が発生したり、ウエハが破損したりする、という不都合を招来する。
[発明の目的]
本発明の目的は、分割許容切込が形成された接着シートの貼付において、染み出した接着剤が押圧手段に付着することを抑制して貼付不良や被着体の損傷を防止することができるシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置において、
前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
前記接着シートを供給する供給手段と、この供給手段により供給された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
前記押圧手段は、前記接着シートの押圧時に前記分割許容切込及びその周辺領域が当該押圧手段に接触することを防止する非接触部を有する、という構成を採っている。
また、本発明は、被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置において、
前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
前記接着シートを供給する供給手段と、前記供給手段により供給された接着シートを基材シート側から支持可能な支持手段と、前記支持手段に支持された接着シートを前記被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
前記支持手段は、前記接着シートを支持した際に前記分割許容切込及びその周辺領域が当該支持手段に接触することを防止する非接触部を有する、という構成を採っている。
本発明において、前記支持手段は、接着シートの外周領域に接触して当該外周領域を押圧可能な外周押圧手段を備える、という構成も好ましくは採用される。
更に、前記被着体及び接着シート周りに減圧雰囲気を形成する減圧手段を備える、という構成を採ってもよい。
また、本発明の貼付方法は、被着体に接着シートを貼付するシート貼付方法において、
前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
前記接着シートを供給する工程と、
前記分割許容切込及びその周辺領域に接触することなく前記接着シートを押圧して貼付する工程とを備える、という方法を採っている。
本発明によれば、押圧手段に非接触部を形成したので、押圧手段が分割許容切込及びその周辺領域に接触することなく接着シートを押圧して貼付することができる。従って、予め分割許容切込から接着シートの表面側に接着剤が染み出していたり、接着シートを押圧して貼付することで、分割許容切込から接着剤が基材シート側に染み出したりしても、押圧手段に接着剤が付着することを防止することができる。これにより、接着剤による押圧手段と接着シートとの接着を抑制でき、押圧手段と共に接着シートや被着体が意図することなく移動して接着シートの貼付不良や被着体の破損が発生することを回避することが可能となる。
また、供給手段から供給された接着シートを支持する支持手段に非接触部を形成したので、支持手段が分割許容切込及びその周辺領域に接触することなく接着シートを支持して貼付することができる。従って、前述した効果と同様に、予め分割許容切込から接着シートの表面側に接着剤が染み出していたり、接着シートを押圧して貼付することで、分割許容切込から接着剤が基材シート側に染み出したりしても、支持手段に接着剤が付着することを防止することができる。これにより、接着剤による支持手段と接着シートとの接着を抑制でき、支持手段と共に接着シートや被着体が意図することなく移動して接着シートの貼付不良や被着体の破損が発生することを回避することが可能となる。
更に、支持手段に外周押圧手段を設けた場合、例えば、被着体として内側に回路が形成されたウエハのような脆弱なものが採用された場合、この回路が形成された領域に大きな押圧力を加えるとウエハが破損する虞がある。このため、外周押圧手段によって被着体の外周領域だけでも強く押圧しておけば、ウエハの研削時や表面処理時等における洗浄水や薬液等が接着シートの外縁から浸入し、ウエハに形成された回路に付着することで当該回路が機能しなくなることを防止することができる。
また、減圧手段によって被着体及び接着シート周りに減圧雰囲気を形成する場合、被着体と接着シートとの間に気泡を混入させて貼付することを防止することができる。
第1実施形態に係るシート貼付装置の概略正面図。 (A)は接着シートの概略斜視図、(B)は(A)のA−A断面B矢視図。 図1の概略左側面図。 第2実施形態に係るシート貼付装置の概略部分断面正面図。 図4の左側面部分断面図。 (A)、(B)は図4の部分概略斜視図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3において、シート貼付装置10は、被着体としてのウエハWを載置して保持する保持手段11と、帯状の剥離シートRLに所定間隔を隔てて接着シートSが仮着された帯状の原反Rを繰り出す途中で剥離シートRLから接着シートSを剥離して当該接着シートSを供給する供給手段13と、剥離シートRLから剥離された接着シートSをウエハWに押圧して貼付する押圧手段16とを備えて構成されている。
接着シートSは、基材シートBSと、この基材シートBSの一方の面すなわち図2(B)中下面に設けられた接着剤層ADとを備え、この接着剤層ADを介して回路面となるウエハW上面に貼付される。
接着シートSには、分割許容切込Cが形成されている。本実施形態では、分割許容切込Cは、接着シートSの中心を通り、その両端が基材シートBSの外縁にそれぞれ達するように形成され、この分割許容切込Cに沿って接着シートSを切断することによって、当該接着シートSを第1及び第2分割シートS1、S2として形成できるようになっている。
前記分割許容切込Cは、図2(B)中実線で示すように基材シートBSだけに形成する他、同図中二点鎖線で示すように基材シートBSの厚み方向全部と接着剤層ADの厚み方向一部とに形成、換言すれば、接着シートSの厚み未満で基材シートBSの厚みより大きい深さに形成されていてもよい。分割許容切込Cの深さは、第1分割シートS1又は第2分割シートS2をウエハWから剥離する際の剥離力よりも、分割許容切込Cに沿って接着シートSを切断する切断力の方が小さくなるように設定されている。
前記保持手段11は、図1に示されるように、上面側がウエハWの吸着面として形成されたテーブルにより構成されている。保持手段11は、リニアモータ20のスライダ20Aを介して図1中左右方向に移動可能に設けられている。
前記供給手段13は、図示しないフレームに支持されてロール状の原反Rを支持する支持軸22と、原反Rを繰り出す途中で剥離シートRLを折り返すことで当該剥離シートRLから接着シートSを剥離するピールプレート15と、ピールプレート15を経た後の剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ24及びピンチローラ25と、これらを通過した後の剥離シートRLを図示しない駆動手段によって所定のトルクで巻き取る巻取軸26とを備えている。駆動ローラ24は、モータMを介して回転可能に設けられている。
前記押圧手段16は、ピールプレート15の先端側(図1中左側)に位置するプレスローラ30と、このプレスローラ30を図1中上下動可能に支持する図示しない直動モータとを備えている。また、図3に示されるように、プレスローラ30には、非接触部としての溝31が形成されている。この溝31は、プレスローラ30の延出方向中央部に形成され、当該プレスローラ30が接着シートSを押圧するときに分割許容切込C及びその周辺領域Eが接触することを防止するように形成されている。本実施形態の場合、溝31の幅WIは2mm、高さHEも2mmに設定されている。よって周辺領域Eとは、分割許容切込Cを挟むその延出方向に沿う幅2mmの領域となる。なお、溝31は、分割許容切込Cの延出方向の幅や接着剤ADの染み出しAD1(図3参照)の量に応じて、その幅WI及び高さHEは適宜変更可能である。
次に、シート貼付装置10による接着シートSの貼付方法について説明する。
初期作業として、支持軸22に支持された原反Rを所定長さ引き出し、ピールプレート15の先端で折り返すように原反Rを掛け回した後、駆動ローラ24とピンチローラ25との間に原反Rを通過させて当該原反Rのリード端を巻取軸26に固定する。
そして、図示しない搬送手段を介して、保持手段11の上面にウエハWを吸着保持させ、リニアモータ20を駆動させて保持手段11を図1中左方向に移動させる。次いで、図示しないセンサによって、ウエハWが所定の位置に達したことが検知されると、図示しない直動モータを介してプレスローラ30を下降させ、接着シートSの図1中左先端部をウエハWの左先端部に押圧すると同時に、モータMがスライダ20Aの移動と同期して回転することで、ピールプレート15の先端で接着シートSが剥離されつつ、剥離された接着シートSがウエハWの上面に貼付される。このとき、プレスローラ30に溝31が形成されていることで、分割許容切込C及びその周辺領域Eに当該プレスローラ30が接触することはなく、図3に示されるように、予め分割許容切込Cから基材シートBSの他方の面すなわち図3中上面に接着剤ADの染み出しAD1が形成されていたり、プレスローラ30が接着シートSを押圧することで、分割許容切込Cから接着剤ADが基材シートBSの他方の面すなわち図3中上面に接着剤ADの染み出しAD1が形成されたりしても、当該染み出しAD1がプレスローラ30に付着することを防止することができる。接着シートSが貼付されたウエハWは、図示しない搬送装置を介して次工程に搬送され、以後、上記同様の動作が繰り返されることとなる。
従って、このような実施形態によれば、溝31によって分割許容切込C及びその周辺領域Eにプレスローラ30が接触しないので、分割許容切込Cから接着剤ADの染み出しAD1が形成されても、当該染み出しAD1が付着することを抑制することができる。これにより、プレスローラ30と共に接着シートSやウエハWが移動して接着シートSの貼付不良や、ウエハWの破損が発生することを回避することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るシート貼付装置について、図4〜図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略する。
第2の実施形態は、接着シートSを支持可能な支持手段41と、この支持手段41に組み込まれた外周押圧手段42と、支持手段41を図4中上下方向に移動可能に支持する直動モータ43と、ウエハW及び接着シートS周りに減圧雰囲気を形成する減圧手段50とを備えている。
前記支持手段41は、下面側に複数の吸着孔41Aを備えた吸着ヘッド41Bと、この吸着ヘッド41Bをシャフト41Cを介して支持する支持本体41Dとからなり、吸着孔41Aが図示しない吸引ポンプに接続されて接着シートSを基材シートBSの他方の面側(図4中上面)側から吸着支持可能に設けられている。また、支持手段41の下面、すなわち吸着ヘッド41Bと支持本体41Dの下面には、図6に示されるように、非接触部としての溝44が形成されている。この溝44は、接着シートSを支持するときに、分割許容切込C及びその周辺領域Eが支持手段41に接触することを防止するように形成されている。本第2実施形態の場合も前記第1実施形態と同様、溝44の幅WIは2mm、高さHEも2mmに設定されている(図3参照)。よって周辺領域Eとは、分割許容切込Cを挟むその延出方向に沿う幅2mmの領域となる。なお、溝44は、分割許容切込Cの延出方向の幅や接着剤ADの染み出しAD1の量に応じて、幅WI及び高さHEは適宜変更可能である。
前記外周押圧手段42は、シャフト41Cが貫通する孔46Aを有し、接着シートSの外周領域に図5中下端部が接触するリング状の接触体46と、この接触体46を図4中上下動可能に支持する直動モータ47とを備えている。接触体46の下端部は、図6(B)に示されるように、直動モータ47の作動により、矢印AR方向に移動して支持手段41の下面から出没可能に設けられている。本実施形態の場合、接触体46は、平面形状がウエハWの外縁形状と同じ直径300mmの円形とされ、環状の下端部の幅は2.5mmに設定されている。
前記減圧手段50は、直動モータ43を上方から支持する上ケース51と、この上ケース51との組み合わせによって密閉可能な空間Hを形成するとともに、保持手段11が載置される下ケース52と、この下ケース52に接続された配管53とを備えている。配管53には、図示しない電磁弁及び減圧ポンプが接続され、空間H内を真空を含む減圧雰囲気を形成したり、その減圧を解除して大気圧としたりすることができるようになっている。本実施形態の場合、配管53と図示しない電磁弁及び減圧ポンプによって押圧手段が構成される。
前記上ケース51は、リニアモータ55のスライダ55Aを介して図4中左右方向に移動可能に設けられている。リニアモータ55は、図示しない昇降手段に支持され、これにより、リニアモータ55と共に上ケース51も昇降可能となっている。
本実施形態において保持手段11上のウエハWに接着シートSを貼付する場合、図6(A)に示されるように、接触体46を支持手段41の下面から陥没させた状態で、ピールプレート15の先端で剥離された接着シートSを基材シートBSの他方の面側から当該支持手段41の下面で吸着支持させる。このとき、接着シートSは、その外周領域が接触体46の図4中下方に位置するとともに、分割許容切込Cが溝44の下方に位置して当該分割許容切込C及びその周辺領域Eと、支持手段41下面とが接触することなく支持手段41に支持される。次いで、リニアモータ55を作動させ、下ケース52の上方に上ケース51を移動させるとともに、支持手段41により支持された接着シートSをウエハW上に移動して位置決めさせる。次に、図示しない昇降手段を作動させ、下ケース52の上面に上ケース51の下面を密着させて空間Hを形成させる。このとき、支持手段41に支持された接着シートSは、所定間隔を隔ててウエハWの上方に位置することとなる。
空間H形成後、配管53を通じて空間H内の減圧が開始される。空間H内が図示しない検知手段によって、所定減圧状態に達したことが検知されると、直動モータ43を作動して支持手段41を下降させ、接着シートSの接着剤層ADをウエハW上面に接触させる。次いで、直動モータ47と直動モータ43とをリンクさせて作動することで、接触体46を下降させ、当該接触体46によって接着シートSの外縁領域をウエハWに向かって押圧するとともに、支持手段41を接着シートSの上面から離間させる。つまり、支持手段41と接触体46との位置関係を図6(B)で示す状態とする。この状態で、配管53を通じて空間H内を徐々に大気圧とすることで、接着シートSをウエハW側に押圧する力を作用させて貼付する。なお、接触体46、吸着ヘッド41B及び接着シートSとで囲われた空間に大気圧が作用するように、接触体46や吸着ヘッド41Bには図示しない貫通孔が形成されている。ここで、空間H内の圧力が、接着シートSを吸着支持する支持手段41の圧力や、ウエハWを吸着保持する保持手段11の圧力よりも小さくなり、接着シートSやウエハWが相互に貼付される前に移動してしまう場合には、支持手段41の支持方法を静電支持やチェック支持といった別の支持方法に変更するとよい。
その後、直動モータ47と直動モータ43とをリンクさせて作動することで、支持手段41を接着シートSの上面に接触させるとともに、接触体46を接着シートSから離間させる。このとき、接着剤ADの染み出しAD1が接触体46に付着していても、当該接触体46の接着シートSへの接触が外縁領域のみだけである上、支持手段41が接着シートSの上面に接触しているので、接着シートSが持ち上げられることを防止することができる。接触体46の上昇後、図示しない昇降手段を介して上ケース51及び押圧手段40を上昇させ、接着シートSが貼付されたウエハWは、図示しない搬送装置を介して次工程に搬送され、以後、上記同様の動作が繰り返されることとなる。
従って、このような実施形態によっても、分割許容切込Cから接着剤ADの染み出しAD1が形成されても、当該染み出しAD1が支持手段41に付着することを抑制することができ、支持手段41と共に接着シートSやウエハWが移動して接着シートSの貼付不良や、ウエハWの破損が発生することを回避することが可能となる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、分割許容切込Cが複数設けられた接着シートSを貼付対象とした場合、それに応じて溝31、44を複数設けるように構成してもよいし、分割許容切込Cの形状に応じて溝31、44の形状を変更するように構成してもよい。
また、本発明における被着体としては、ウエハに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、または、樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、ウエハは、シリコンウエハや化合物ウエハであってもよい。
更に、接着シートSは、上記実施形態のように、予め所定形状に切断されたもの以外に、予め所定形状に切断されることのない接着シートや、剥離シートRLを有さない接着シートであってもよい。この場合、供給手段の構成を適宜変更し、ウエハWに貼付される直前やウエハWに貼付された後に切断手段等で所定形状に切断すればよい。
また、第2実施形態における減圧手段50は必須要件ではなく、減圧手段50を除外して、直動モータ43によって押圧手段を構成するようにしてもよい。このような構成とした場合、吸着ヘッド41Bによって大きな押圧力を加えた場合、ウエハWの回路を破損させてしまう場合があるので、外周押圧手段42によってウエハWの外周領域だけでも強く押圧するとよい。これにより、ウエハWの研削時や表面処理時等における洗浄水や薬液等が接着シートSの外縁から浸入し、ウエハWに形成された回路に付着することで当該回路が機能しなくなることを防止することができる。
また、非接触部としては、上記実施形態で示した溝31、44に限定されることはなく、例えば、断面形状がU字やV字形状の溝で構成されてもよいし、複数のプレスローラや複数の支持手段を所定の間隔を隔てて配置することで、非接触部としてもよい。
10 シート貼付装置
13 供給手段
15 ピールプレート(剥離手段)
16 押圧手段
31、44 溝(非接触部)
41 支持手段
42 外周押圧手段
50 減圧手段
AD 接着剤層
BS 基材シート
C 分割許容切込
R 原反
RL 剥離シート
S 保護シート
W 被着体(半導体ウエハ)

Claims (5)

  1. 被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置において、
    前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
    前記接着シートを供給する供給手段と、この供給手段により供給された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
    前記押圧手段は、前記接着シートの押圧時に前記分割許容切込及びその周辺領域が当該押圧手段に接触することを防止する非接触部を有することを特徴とするシート貼付装置。
  2. 被着体に接着シートを貼付するシート貼付装置において、
    前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
    前記接着シートを供給する供給手段と、前記供給手段により供給された接着シートを基材シート側から支持可能な支持手段と、前記支持手段に支持された接着シートを前記被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
    前記支持手段は、前記接着シートを支持した際に前記分割許容切込及びその周辺領域が当該支持手段に接触することを防止する非接触部を有することを特徴とするシート貼付装置。
  3. 前記支持手段は、接着シートの外周領域に接触して当該外周領域を押圧可能な外周押圧手段を備えていることを特徴とする請求項2記載のシート貼付装置。
  4. 前記被着体及び接着シート周りに減圧雰囲気を形成する減圧手段を備えていることを特徴とすることを特徴とする請求項1、2又は3記載のシート貼付装置。
  5. 被着体に接着シートを貼付するシート貼付方法において、
    前記接着シートは、基材シートと、この基材シートの一方の面に設けられた接着剤層とからなり、前記基材シート又は基材シート及び接着剤層に分割許容切込が形成され、
    前記接着シートを供給する工程と、
    前記分割許容切込及びその周辺領域に接触することなく前記接着シートを押圧して貼付する工程とを備えていることを特徴とするシート貼付方法。
JP2009271420A 2009-11-30 2009-11-30 シート貼付装置及び貼付方法 Active JP5352438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271420A JP5352438B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 シート貼付装置及び貼付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271420A JP5352438B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 シート貼付装置及び貼付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011114272A JP2011114272A (ja) 2011-06-09
JP5352438B2 true JP5352438B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=44236355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009271420A Active JP5352438B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 シート貼付装置及び貼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5352438B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7463131B2 (ja) 2020-03-02 2024-04-08 リンテック株式会社 シート剥離方法およびシート剥離装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3607143B2 (ja) * 1999-11-19 2005-01-05 株式会社タカトリ 半導体ウエハへの保護テープ貼り付け方法及び装置
JP2004079743A (ja) * 2002-08-16 2004-03-11 Nec Kansai Ltd 半導体基板の表面保護用の粘着テープ及びその剥離方法
JP2007157833A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Lintec Corp シート切断装置及び切断方法
JP2008016751A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体チップの保護テープ貼付方法
JP5059584B2 (ja) * 2007-01-11 2012-10-24 日東電工株式会社 貼付剤包装構造
JP4733069B2 (ja) * 2007-05-22 2011-07-27 リンテック株式会社 シート貼付装置及び貼付方法
JP4975534B2 (ja) * 2007-07-04 2012-07-11 日東電工株式会社 貼付剤包装構造
JP4801018B2 (ja) * 2007-07-31 2011-10-26 リンテック株式会社 シート貼付装置
JP4917526B2 (ja) * 2007-12-21 2012-04-18 リンテック株式会社 シート貼付装置
JP2008177600A (ja) * 2008-03-26 2008-07-31 Nitto Denko Corp 半導体ウエハ裏面への粘着テープ貼付方法及び粘着テープ貼付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011114272A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5147425B2 (ja) ウェーハ用テーブル、表面保護フィルム剥離装置および表面保護フィルム剥離方法
JP5273791B2 (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置
WO2005104201A1 (ja) 吸着装置
JP2009044008A5 (ja)
JP5750632B2 (ja) 基板へのシート貼付装置
JP4941944B2 (ja) 基板への接着テープの貼り付け方法及び貼り付け装置
JP4550510B2 (ja) シート剥離装置及び剥離方法
JP4746017B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
WO2009125649A1 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP5352438B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP2014229636A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2012004290A (ja) シート剥離装置及び剥離方法
JP5567436B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2008081125A (ja) 貼付ヘッド及びこれを用いたシート貼付方法
JP4787713B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP5996347B2 (ja) シート剥離装置及び剥離方法、並びに、シート貼替装置及び貼替方法
JP5869245B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法並びに転写装置
JP5570271B2 (ja) マウント装置およびマウント方法
JP2011233697A (ja) シート剥離装置及び剥離方法
JP5301968B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP2012178471A (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2015035452A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2012244013A (ja) 貼付装置および貼付方法
JP4913772B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP2010195444A (ja) シート貼付装置および貼付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5352438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250