JP5352432B2 - ドレンパン - Google Patents

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本発明は、ドレンパンに関するものである。
車両用空気調和装置は、周知のようにエバポレータ等の冷却装置にて冷風を生成している。このような冷風の生成にあたり、空気中に含まれる水分が凝縮し、いわゆる凝縮水が発生する。凝縮水は、冷却装置に付着するように発生し、いずれ冷却装置の下方に落下する。そして、車両用空気調和装置は、上述のような凝縮水を受けて外部に排出するためのドレンパンを備えている(特許文献1〜3参照)。
特開2004−291701号公報 特開平8−258556号公報 特開平10−109522号公報
ところで、ドレンパンには凝縮水を外部に排出するための排出口が底部に設けられているが、車両用空気調和装置では、レイアウトの関係から、排出口に対してドレンポートが傾斜して接続される場合が多い。
しかしながら、このように排出口にドレンポートが傾斜して接続されていると、ドレンポートの内壁面が底部に対して鋭角に接続される領域において、排出口に流れ込んだ凝縮水によってドレンポート内に水膜が形成されやすくなる。このような水膜は、ドレンポート内の差圧によって破裂し、異音の原因となる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、車両用空気調和装置に搭載されるドレンパンにおいて、水膜が破裂することによる異音の発生を防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、空気を冷却する冷却手段の下方に配置され、当該冷却手段から落下する凝縮水を受けると共に外部に導出する車両用空気調和装置のドレンパンであって、上記凝縮水を受ける受水領域の底部に配置されると共にドレンポートが傾斜して接続される排出口と、上記ドレンポートの内壁面が上記底部に対して鋭角に接続される領域を含む上記排出口の一部のみを囲って上記底部から立設されるリブとを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記リブが、上記排出口の送風方向下流側に位置する領域が相対的に長く、上記排出口の送風方向上流側に位置する領域が相対的に短いという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記リブが、平面視における全域において湾曲した形状を有するという構成を採用する。
本発明によれば、底部から立設されるリブが、ドレンポートの内壁面が底部に対して鋭角に接続される領域を含む排出口の一部を囲って設けられている。このため、リブで凝縮水の流れを堰き止めることにより、凝縮水がドレンポートの内壁面が底部に対して鋭角に接続される領域に流れ込むことを防止することができ、水膜の発生を防止することができる。
したがって、本発明によれば、車両用空気調和装置に搭載されるドレンパンにおいて、水膜が破裂することによる異音の発生を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるドレンパンを備える車両用空気調和装置の縦断面図である。 本発明の一実施形態におけるドレンパンを備える車両用空気調和装置の水平断面図である。 本発明の一実施形態におけるドレンパンの斜視図である。 本発明の一実施形態におけるドレンパンを模式的に示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るドレンパンの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のドレンパン1を備える車両用空気調和装置S1(HVAC:Heating Ventilation Air Conditioning)のドレンパン1を含む縦断面図である。また、図2は、車両用空気調和装置S1の水平断面図であり、ドレンパン1が含まれる領域のみを抽出した図である。
車両用空気調和装置S1は、室内に対して調和空気を供給するものであり、図1及び図2に示すように、ケースCと、エバポレータEと、ドレンパン1とを備えている。
ケースCは、車両用空気調和装置S1の外形を形作ると共に内部に空気の流路やエバポレータE(冷却装置)等を収容する。
エバポレータEは、空気を冷却するものであり、図2に示す送風方向に流れる空気中に晒されるように配置されている。なお、本実施形態においては、図2に示す送風方向は車両の後ろから前に向かう方向と略一致されている。
これらのケースC及びエバポレータEは、周知の車両用空気調和装置が備えるものと同様であるため、これ以上の説明は省略する。
また、本実施形態の車両用空気調和装置S1は、従来の車両用空気調和装置と同様に、空気を加熱するヒータコア、調和空気を排出する吹出口、この吹出口の開閉を行うダンパ、調和空気の温度を調節するエアミックスダンパ等を備えているが、これらの構成部材は周知の構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本実施形態のドレンパン1は、図1及び図2に示すように、エバポレータEの下方に配置され、エバポレータEから落下する凝縮水を受けると共に外部に導出するものである。このドレンパン1は、例えば振動を吸収する発砲ゴム等によって形成されており、ケースCとエバポレータEとの間に配置されてインシュレータとして機能するように構成されている。
図3は、本実施形態のドレンパン1の斜視図である。また、図4は、本実施形態のドレンパン1を模式的に示した平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のドレンパン1は、側壁2と、底部3と、排出口4と、リブ5とを備えている。
側壁2は、受水領域Rを囲んで形成される壁部である。つまり、本実施形態のドレンパン1は、側壁2で囲まれた領域を受水領域Rとし、当該受水領域RにおいてエバポレータEから落下する水滴を受ける。
底部3は、受水領域Rの中央部に配置されており、受水領域Rで受けた凝縮水が集まる領域であり、受水領域Rの中で最も低位な位置に形成されている。
排出口4は、底部3に集まった凝縮水を外部に排出するためのものであり、底部3の中央部に配置され、結果として受水領域Rの中央部に配置されている。なお、本実施形態(本発明)における中央部とは、その領域の中心のみを指すものではなく、その領域の端部を除いた領域を指す。
そして、本実施形態のドレンパン1においては、排出口4は、図4に示すように、送風方向に直交する方向に長い楕円に形状設定されている。
なお、図1に示すように、上記排出口4には、下方からドレンポート10が傾斜して接続されている。より具体的には、ドレンポート10は、助手席側から延びて排出口4と接続されており、排出口4の助手席側の端部4aにおいて内壁面10aが底部3に対して鋭角に接続されており、排出口4の運転席側の端部4bにおいて内壁面10aが底部3に対して鈍角に接続されている。
リブ5は、ドレンポート10の内壁面10aが底部3に対して鋭角に接続される領域(すなわち図3に示す端部4a)を含む排出口4の一部のみを囲って底部3から立設されている。
また、リブ5は、図4に示すように、平面視において全域が湾曲された形状を有しており、排出口4の送風方向下流側に位置する領域5aが相対的に長く、排出口4の送風方向上流側に位置する領域5bが相対的に短く設定されている。
上述のような車両用空気調和装置S1が作動すると、供給される空気がエバポレータEによって冷却される。この結果、エバポレータEに凝縮水が付着し、その後凝縮水は、エバポレータEから落下する。そして、落下した凝縮水は、本実施形態のドレンパン1の受水領域Rに受け止められて底部3に集まってから、リブ5によって囲われていない排出口4の端部4b側から排出口4に流れ込んで外部に排出される。
ここで、本実施形態のドレンパン1においては、リブ5がドレンポート10の内壁面10aが底部3に対して鋭角に接続される領域(すなわち図3に示す端部4a)を含む排出口4の一部のみを囲って底部3から立設されている。このため、リブ5で凝縮水Xの流れを堰き止めることにより、凝縮水Xがドレンポート10の内壁面10aが底部3に対して鋭角に接続される領域に流れ込むことを防止することができ、水膜の発生を防止することができる。
したがって、本実施形態のドレンパン1によれば、車両用空気調和装置に搭載されるドレンパンにおいて、水膜が破裂することによる異音の発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態のドレンパン1においては、リブ5が、排出口4の送風方向下流側に位置する領域5aが相対的に長く、排出口4の送風方向上流側に位置する領域5bが相対的に短く設定されている。
エバポレータEから落下する凝縮水Xは、エバポレータEを通過する空気の流れに流されることによって排出口4の下流側に溜まり易くなる。このため、本実施形態のドレンパン1のように、リブ5における送風方向の下流側の領域5aを長くすることによって、凝縮水Xがより多く溜まる側における防液効果を高めることができ、より確実に水膜の発生を防止することができる。
また、本実施形態のドレンパン1においては、リブ5が平面視における全域において湾曲した形状を有している。このため、助手席側に溜まった凝縮水Xをスムーズに運転席側に流すことができ、助手席側に凝縮水Xが溜まってリブ5を乗り越えて排出口4に流れ込むことを防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本実施形態のドレンパン1がインシュレータとして機能する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ケースCの下部を成型することによって本発明のドレンパンとすることも可能である。
また、上記実施形態においては、平面視においてリブ5が全域において湾曲している構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、平面視においてリブ5が屈曲している構成を採用することもできる。例えば、平面視においてリブ5が助手席側に向けて尖るように屈曲された構成を採用することによっても、リブ5を全域において湾曲させた場合と同様に助手席側に溜まった凝縮水Xをスムーズに運転席側に流すことができる。
また、上記実施形態においては、リブ5が、排出口4の送風方向下流側に位置する領域5aが相対的に長く、排出口4の送風方向上流側に位置する領域5bが相対的に短く設定されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、排出口4の送風方向下流側に位置する領域5aと排出口4の送風方向上流側に位置する領域5bとが同じ程度の長さであっても良い。例えば、排出口4の送風方向上流側に位置する領域5bを排出口4の送風方向下流側に位置する領域5aと同程度の長さとした場合であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
1……ドレンパン、3……底部、4……排出口、4a……端部(ドレンポートの内壁面が底部に対して鋭角に接続される領域)、4b……端部(ドレンポートの内壁面が底部に対して鈍角に接続される領域)、5……リブ、5a……送風方向下流側の領域、5b……送風方向上流側の領域、10……ドレンポート、R……受水領域、X……凝縮水

Claims (3)

  1. 空気を冷却する冷却手段の下方に配置され、当該冷却手段から落下する凝縮水を受けると共に外部に導出する車両用空気調和装置のドレンパンであって、
    前記凝縮水を受ける受水領域の底部に配置されると共にドレンポートが傾斜して接続される排出口と、
    前記ドレンポートの内壁面が前記底部に対して鋭角に接続される領域を含む前記排出口の一部のみを囲って前記底部から立設されるリブと
    を備えることを特徴とするドレンパン。
  2. 前記リブは、前記排出口の送風方向下流側に位置する領域が相対的に長く、前記排出口の送風方向上流側に位置する領域が相対的に短いことを特徴とする請求項1記載のドレンパン。
  3. 前記リブは、平面視における全域において湾曲した形状を有することを特徴とする請求項1または2記載のドレンパン。
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