JP6237199B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
従来、車両用空調装置の室内エアコンユニットにおいて、エバポレータを収納する空調ケースと、空調ケースのドレインポートと、ドレインポートに接続されているドレインホースとを備え、エバポレータに生じる凝縮水をドレインポートからドレインホースを通して車室外に排出させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−130244号公報
上記特許文献1の車両用空調装置では、エバポレータに生じる凝縮水をドレインポートからドレインホースを通して車室外に排出することができるものの、何らかの理由でドレインホースが詰まった場合には、次のような問題が生じる。
例えば、複数の分割ケースが嵌合して空調ケースを構成している場合に、空調ケースのうち複数の分割ケースのうちいずれか2つの分割ケースが嵌合する嵌合部から凝縮水がその外側に漏れる恐れがある。このため、耐水性を持たない電子部品等が空調ケースの周囲にあった場合、空調ケースの外側に漏れた凝縮水を電子部品等が被水すると、電子部品等に不具合が生じる可能性がある。
本発明は上記点に鑑みて、冷却用熱交換器に生じる凝縮水が空調ケースの嵌合部から漏れることを抑制するようにした車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の分割ケースを嵌合して構成されて、車両の室内に向けて空気流を流通させる空気流路(10a)を構成する空調ケース(11)と、
空調ケース内に配置されて、扁平形状に形成されて、かつ立てた状態で空気流を冷却して吹き出す冷却用熱交換器(20)と、
冷却用熱交換器に生じる凝縮水を受ける第1受水部(50)と、
第1受水部から凝縮水を車室外に排出する第1排出孔(52)と、
第1受水部に対して空気流れ方向の下流側に配置されて凝縮水を受ける第2受水部(70)と、
第2受水部の底部のうち冷却用熱交換器の幅方向の一方側に形成されて、第2受水部から凝縮水を車室内に排出する第2排出孔(100)と、
第2受水部に対して幅方向の他方側に配置されて第2受水部を形成する側壁(61)と、
第1、第2の受水部を分離する分離壁(80)と、
分離壁に形成されて、第1、第2の受水部の間を連通する開口部(81)と、
第2受水部の底部に凹むように形成されて、冷却用熱交換器から飛沫した凝縮水を貯める飛沫水貯水部(73)と、を備え、
空調ケースのうち複数の分割ケースのうちいずれか2つの分割ケースが嵌合される嵌合部に、凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水を第1受水部から開口部を通して第2排出孔に到達させるために、開口部、側壁、飛沫水貯水部、および第2排出孔のそれぞれの位置が設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、何らかの理由で第1排出孔が詰まったとき、空調ケースの嵌合部に、凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水が第1受水部から開口部を通して第2排出孔に到達する。このため、空調ケースの嵌合部から凝縮水が漏れて空調ケースの周囲に配置される部品が被水することを避けることができる。したがって、凝縮水が起因して、耐水性を持たない部品等に不具合が生じることを避けることができる。
但し、幅方向とは、冷却用熱交換器を立てた状態で、冷却用熱交換器において天地方向に直交する左右方向のことである。空気流れ方向は、冷却用熱交換器を通過する空気流が流れる方向であって、幅方向に直交する方向である。
ここで、側壁を幅方向一方側、或いは他方側に偏って配置すると、側壁によって、冷却用熱交換器から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じる恐れがある。
これに対して、請求項5に記載の発明では、側壁は、冷却用熱交換器の幅方向の中央側に配置されていることを特徴とする。このため、冷却用熱交換器から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じることを抑制することができる。
さらに、開口部を幅方向一方側、或いは他方側に偏って配置すると、開口部によって、冷却用熱交換器から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じる恐れがある。
これに対して、請求項6に記載の発明では、開口部は、冷却用熱交換器の幅方向の中央側に位置する。このため、冷却用熱交換器から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じることを抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態における車両用空調装置の左側面である。 図1中A矢視図である。 図1中B矢視図である。 図3中IV−IV断面図である。 図1中の分割ケースおよび冷却用熱交換器を示す左側面面である。 図1中の冷却用熱交換器および分割ケースを示す断面図である。 図6中VII−VII断面図である。 図1中の分割ケースおよび冷却用熱交換器を示す上面図である。 図8において冷却用熱交換器を除いた状態のC矢視図である。 図8において冷却用熱交換器を除いた状態のX−X断面図である。 図8において冷却用熱交換器を除いた状態のXI−XI断面図である。 図1の車両用空調装置が搭載される車両の傾斜角度を示す図である。
以下、本発明の一実施形態の車両用空調装置について図1〜図12に基づいて説明する。
図1〜図11において、各矢印は、車両搭載状態を示し、前矢印は車両進行方向前側、後矢印は車両進行方向後側、上矢印は天地方向上側、下矢印は天地方向下側を示し、右矢印は車両幅方向(車両左右方向)の右側、左矢印は車両幅方向の左側を示す。本実施形態では、車両用空調装置が搭載される自動車として、右側前席を運転席とする右ハンドル車両を想定している。
車両用空調装置は、図1〜図4に示すように、室内空調ユニット10、および送風機ユニット(図示省略)を備える。室内空調ユニット10は、車室内の計器板(インストルメントパネル)下方部のうち中央部に配置されている。送風機ユニットは、室内空調ユニット10に対して助手席側へオフセットして配置されている。
室内空調ユニット10は、送風機ユニットから吹き出される空気を車室内に向けて流通させる空気流路10a(図4参照)を構成する空調ケース11を備える。空調ケース11は、分割ケース11a、11b、11c、11d、11e等から構成されている。分割ケース11a、11b、11c、11d、11eは、ポリプロピレン等の樹脂材料から構成されている。
分割ケース11a、11bは、分割ケース11c、11d、11eに対して車両進行方向前側に配置されている。分割ケース11aは、分割ケース11bに対して天地方向下側に配置されている。分割ケース11cは、分割ケース11dに対して車両幅方向左側に配置されている。分割ケース11dは、分割ケース11eに対して車両幅方向左側に配置されている。
ここで、分割ケース11a、11bが嵌合されている。分割ケース11c、11dが嵌合されている。分割ケース11d、11eが嵌合されている。分割ケース11a、11bと分割ケース11cが嵌合されている。分割ケース11a、11bと分割ケース11eとが嵌合されている。このため、空調ケース11には、分割ケース11a、11b、11c、11d、11eのうち対応する2つの分割ケースが嵌合されて嵌合部が形成されることになる。例えば、図1中嵌合部Kaは、分割ケース11a、11cが嵌合される嵌合部を示している。
空調ケース11のうち左側には、空気取り入れ口12が設けられている。空気取り入れ口12は、送風機ユニットから吹き出される空気を空気流路10aに取り入れる開口部である。空調ケース11には、デフロスタ開口部13、フェイス開口部14、およびフット開口部15が形成されている。デフロスタ開口部13は、車両のフロントガラスの内表面に空気流路10aを通過した空調風を吹き出す開口部である。フェイス開口部14は、乗員上半身に空気流路10aを通過した空調風を吹き出す開口部である。フット開口部15は、乗員下半身に空気流路10aを通過した空調風を吹き出す開口部である。
なお、デフロスタ開口部13、フェイス開口部14、およびフット開口部15には、それぞれ開口部を開閉するモードドア(図示省略)が設けられている。以下、デフロスタ開口部13、フェイス開口部14、およびフット開口部15を総称して開口部13、14、15という。
室内空調ユニット10は、図4に示すように、冷却用熱交換器20、加熱用熱交換器30、およびエアミックスドア40a、40bを備える。冷却用熱交換器20は、第1、第2のタンクと、第1、第2のタンクの間に配置される熱交換コアとから扁平形状に形成されている。熱交換コアは、第1、第2のタンクの間において車両幅方向に配列される複数本のチューブと、複数本のチューブのそれぞれの表面に配置される熱交換フィンとによって構成されている。熱交換コアのうち厚み方向一方側には、空気流出面20aが形成される。
冷却用熱交換器20は、空調ケース11のうち空気取り入れ口12に対して車両進行方向後側に配置されている。冷却用熱交換器20は、立てた状態で、空気流出面20aが車両幅方向に平行に配置されている。冷却用熱交換器20の幅方向が車両幅方向に一致している。冷却用熱交換器20の幅方向とは、冷却用熱交換器20を立てた状態で天地方向に直交する左右方向のことである。このことにより、冷却用熱交換器20は、空気流出面20aを車両進行方向後側に向けていることになる。
なお、本実施形態では、冷却用熱交換器20は、立てた状態で、上部を下部よりも車両進行方向前側に若干オフセットして空気流出面20aが天地方向に対して傾斜するように配置されている。
冷却用熱交換器20は、圧縮機、凝縮器、膨張弁等から構成されて、冷媒を循環させる冷凍サイクル装置を構成するもので、空気取り入れ口12から取り入れた空気流を冷媒により冷却して空気流出面20aから吹き出す。
冷却用熱交換器20は、分割ケース11aの保持部16a(図6参照)と分割ケース11bの保持部16bとによって支持されている。保持部16a、16bは、冷却用熱交換器20を車両幅方向から挟むように形成されている。図6は、保持部16a、16bによって冷却用熱交換器20が支持された状態を示す断面図である。分割ケース11aには、冷却用熱交換器20に生じる凝縮水を排出する排出構造が設けられている。なお、以下、分割ケース11aの構造の詳細については後述する。
加熱用熱交換器30は、空調ケース11のうち冷却用熱交換器20に対して空気下流側に配置されている。加熱用熱交換器30は、冷却用熱交換器20から吹き出される冷風を温水(すなわち、エンジン冷却水)によって加熱して温風を矢印Yaの如く開口部13、14、15側に吹き出す。加熱用熱交換器30は、分割ケース11c、11dによって支持されている。
空調ケース11のうち加熱用熱交換器30の上側には、バイパス通路31aが形成されている。空調ケース11のうち加熱用熱交換器30の下側には、バイパス通路31bが形成されている。バイパス通路31a、31bは、加熱用熱交換器30をバイパスして冷却用熱交換器20からの冷風を、矢印Yb、Ycの如く、開口部13、14、15側に吹き出す。
エアミックスドア40a、40bは、加熱用熱交換器30に対して空気流上流側に配置されている。エアミックスドア40aは、加熱用熱交換器30の開口面積とバイパス通路31aの開口面積との比率を変えることにより、加熱用熱交換器30を通過する風量とバイパス通路31aを通過する風量との比率を変える。エアミックスドア40bは、加熱用熱交換器30の開口面積とバイパス通路31bの開口面積との比率を変えることにより、加熱用熱交換器30を通過する風量とバイパス通路31bを通過する風量との比率を変える。
つまり、エアミックスドア40a、40bは、加熱用熱交換器30を通過する風量とバイパス通路31a、31bを通過する風量との比率を変える。このことにより、開口部13、14、15から車室内に吹き出す空調風の温度を変えることができる。なお、本実施形態では、エアミックスドア40a、40bとしては、例えばスライドドアが用いられている。
次に、本実施形態の分割ケース11aの構造の詳細について図5〜図11を参照して説明する。
分割ケース11aには、図5〜図8に示すように、冷却用熱交換器20に生じる凝縮水を受けるための第1受水部としてのメイン受水部50が形成されている。メイン受水部50は、図6および図8に示すように、冷却用熱交換器20の真下から車両進行方向後側に向かって天地方向下側に凹むように形成されている。
メイン受水部50の底部51には、凝縮水を車室外に排出するためのメインドレインポート52が設けられている。メインドレインポート52には、ドレインホース(図示省略)が接続されている。ドレインホースは、メインドレインポート52から排出される凝縮水を導くために用いられる。
分割ケース11aには、メイン受水部50に対して車両進行方向後側に配置されている凹部60が形成されている。凹部60は、冷却用熱交換器20の幅方向に亘って天地方向下側に凹むように形成されている。凹部60のうち車両幅方向中央部には、側壁61が形成されている。つまり、側壁61は、冷却用熱交換器20の幅方向中央部に対して空気流れ下流側に配置されている。側壁61は、凹部60のうち車両幅方向一方側(左側)と、車両幅方向他方側(右側)とを分割して、凹部60のうち車両幅方向一方側をサブ受水部70としている。つまり、側壁61は、サブ受水部70に対して車両幅方向他方側(右側)に配置されてサブ受水部70を形成する側壁である。
分割ケース11aのうちメイン受水部50および凹部60の間には、分離壁80が形成されている。分離壁80は、図8に示すように、冷却用熱交換器20の幅方向に亘って形成されている。つまり、分離壁80は、メイン受水部50およびサブ受水部70を分離する。サブ受水部70は、冷却用熱交換器20から飛沫される凝縮水を受ける第2受水部である。
分離壁80には、切り欠き81が形成されている。切り欠き81は、メイン受水部50およびサブ受水部70の間を連通する開口部である。切り欠き81は、分離壁80のうち側壁61側(すなわち、冷却用熱交換器20の幅方向中央側
)に配置されている。切り欠き81は、メイン受水部50からサブ受水部70に凝縮水を流すために形成されている。
サブ受水部70のうち切り欠き81側には、ラビリンスシール構造を形成する壁82、83が形成されている(図8参照)。壁82は、切り欠き81に対して側壁61の反対側に配置されて分離壁80から冷却用熱交換器20の空気流れ方向の下流側に突起する第1の壁である。壁83は、壁82から側壁61側に突起する第2の壁である。
ここで、壁82、83、分離壁80、および側壁61に囲まれる領域を領域90とし、壁83と側壁61との間を領域91とする。ラビリンスシール構造では、メイン受水部50から空気流が切り欠き81、および領域90、91を通してサブドレインポート100側に流れることを抑制する。
サブドレインポート100は、サブ受水部70のうち車両幅方向一方側(左側)に配置されている。サブドレインポート100は、サブ受水部70の底部から天地方向下側に貫通するように形成されている。サブドレインポート100には、サブドレインポート100および車室内側の間における空気の流れを制限するための弁部材110が接続されている。
サブ受水部70の底部には、略円形で天地方向上側に凸状に形成されているカバー部72を備える。カバー部72は、サブドレインポート100を上側から覆うように形成されている。このことにより、サブドレインポート100は、天地方向上側に略三日月状に開口することになる(図8参照)。
サブ受水部70の底部のうち切り欠き81に対してサブドレインポート100側に飛沫水貯水部73が形成されている。飛沫水貯水部73は、天地方向下側に凹むように形成されて、冷却用熱交換器20から飛沫した凝縮水を貯める。
サブ受水部70の底部のうち飛沫水貯水部73およびサブドレインポート100の間には、通路74が形成されている。通路74は、飛沫水貯水部73およびサブドレインポート100の間に亘って凹むように形成されて、飛沫水貯水部73から凝縮水をサブドレインポート100に導く。通路74の底部は、飛沫水貯水部73の底部よりも高い位置に設定されている。
サブ受水部70の底部には、側壁61および飛沫水貯水部73の間に亘って傾斜部75が形成されている。傾斜部75では、側壁61および飛沫水貯水部73の間に亘って、空気流れ方向の中央部に谷部75aが形成されている。このため、傾斜部75では、空気流れ方向の上流側から中央側に向かうほど下がり、かつ空気流れ方向の下流側から中央側に向かうほど下がるように傾斜している。
本実施形態では、側壁61、サブドレインポート100、分離壁80、切り欠き81、飛沫水貯水部73、および傾斜部75は、それぞれ、冷却用熱交換器20に対して空気流れ下流側で、かつ冷却用熱交換器20の天地方向中央部よりも下側に配置されている。
このように構成されている本実施形態では、何からの原因でメイン受水部50および車室外の間が閉塞したときに、分割ケース11a、11cの間の嵌合部、或いは分割ケース11a、11dの間の嵌合部に、メイン受水部50内の凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水をメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達させるために、切り欠き81、側壁61、飛沫水貯水部73、傾斜部75、サブドレインポート100、および通路74のそれぞれの位置が設定されている。
次に、本実施形態の車両用空調装置に作動について説明する。
まず、空調ケース11内に空気取り入れ口12から送風機ユニットから吹き出される空気流が取り入れられる。この取り入れられた空気流は、車両進行方向後側に進行して冷却用熱交換器20を通過する。この際に、空気流は、冷却用熱交換器20の冷媒によって冷却される。これに伴い、冷却用熱交換器20から冷風が吹き出される。この冷風のうち一部は加熱用熱交換器30に流れ、残りの冷風は、バイパス通路31a、31bに流れる。
ここで、加熱用熱交換器30に流れた冷風は温水により加熱されて温風として加熱用熱交換器30から吹き出される。このため、加熱用熱交換器30から吹き出される温風とバイパス通路31a、31bを通過した冷風とは混合されて開口部13、14、15から車室内に吹き出される。
エアミックスドア40a、40bは、加熱用熱交換器30を通過する風量とバイパス通路31a、31bを通過する風量との比率を変えることにより、開口部13、14、15から車室内に吹き出される空気温度を調整することができる。
空気取り入れ口12により取り入れた空気流が冷却用熱交換器20の冷媒により冷却される際に、冷却用熱交換器20に凝縮水が生じる。この凝縮水は、冷却用熱交換器20に沿ってメイン受水部50に流れる。その後、メイン受水部50からメインドレインポート52およびドレインホースを通して車室外に排出される。
冷却用熱交換器20を通過する空気流によって冷却用熱交換器20から凝縮水が飛沫すると、この飛沫した凝縮水(以下、飛沫水という)は、サブ受水部70で受けられる。例えば、サブ受水部70の傾斜部75で受けられた飛沫水は、傾斜部75の谷部75aに集められて、この集められた飛沫水は、谷部75aに沿って飛沫水貯水部73に流れる。このため、飛沫水は、飛沫水貯水部73に貯水される。その後、飛沫水は、飛沫水貯水部73から空調ケース11内に蒸発する。つまり、冷却用熱交換器20から飛沫した凝縮水は、サブ受水部70の底部から空調ケース11内に蒸発する。そして、飛沫水がサブドレインポート100の上側に落ちても、カバー部72によって飛沫水がサブドレインポート100内に入ることが遮られる。
このようにメインドレインポート52およびドレインホースによってメイン受水部50および車室外の間が連通している正常状態では、冷却用熱交換器20に生じる凝縮水は、サブドレインポート100から車室内に排出されることなく、メインドレインポート52から車室外に排出される。
また、サブ受水部70のうち切り欠き81側には、壁82、83、分離壁80、および側壁61によってラビリンスシール構造を形成されている。このため、冷却用熱交換器20から吹き出される冷風が切り欠き81、領域90、91、およびサブドレインポート100側に流れることが抑制される。
一方、何らかの原因でメイン受水部50および車室外の間が閉塞した異常状態では、メイン受水部50内の凝縮水がメインドレインポート52から排出されなくなり、メイン受水部50に凝縮水が貯められる。このため、冷却用熱交換器20から凝縮水がメイン受水部50に流れることに伴って、メイン受水部50内の凝縮水の水面が上昇する。
このとき、メイン受水部50内の凝縮水の水面が分割ケース11a、11cの間の嵌合部(或いは、分割ケース11a、11dの間の嵌合部)に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81、領域90、91、傾斜部75、飛沫水貯水部73、および通路74を通してサブドレインポート100に到達する。つまり、凝縮水の水面が分割ケース11a、11cの間の嵌合部、或いは、分割ケース11a、11dの間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81、傾斜部75、飛沫水貯水部73、および通路74を通してサブドレインポート100に流れる。
同様に、図12(a)、(b)の如く、自動車の車両進行方向が水平方向に対して角度15°で傾いた状態でも、凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81、傾斜部75、飛沫水貯水部73、および通路74を通してサブドレインポート100に流れる。
ここで、図12(a)は、自動車の車両前側が車両後側よりも低くなり車両進行方向が水平方向に対して角度15°で傾いた状態を示す。図12(b)は、自動車の車両前側が車両後側よりも高くなり車両進行方向が水平方向に対して角度15°で傾いた状態を示す。
図12(c)、(d)の如く、自動車の車両幅方向が水平方向に対して角度8°で傾いた状態でも、凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81、傾斜部75、飛沫水貯水部73、および通路74を通してサブドレインポート100に流れる。
ここで、図12(c)は、自動車の車両幅方向左側が車両幅方向右側よりも低くなり車両幅方向が水平方向に対して角度8°で傾いた状態を示す。図12(d)は、自動車の車両幅方向左側が車両幅方向右側よりも高くなり車両幅方向が水平方向に対して角度8°で傾いた状態を示す。
例えば、自動車の車両幅方向左側が車両幅方向右側よりも高くなり車両幅方向が水平方向に対して角度8°で傾いた状態では、サブ受水部70の底部のうち側壁61側がサブドレインポート100側よりも高くなる。このとき、飛沫水貯水部73に凝縮水が貯まった状態で、サブ受水部70内の凝縮水の水面が切り欠き81およびサブドレインポート100の間に亘って形成される場合がある。このため、自動車の車両幅方向左側が車両幅方向右側よりも高くなった状態でも、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に流れる。
さらに、自動車の車両進行方向が水平方向に対して角度15°で傾いて、かつ車両幅方向が水平方向に対して角度8°で傾いた状態でも、凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81、傾斜部75、飛沫水貯水部73、および通路74を通してサブドレインポート100に流れる。
このように、自動車が水平方向に対して傾斜した状態でも、凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に流れる。このため、凝縮水を分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部から漏らすことなく、サブドレインポート100から車室内の助手席側に流すことができる。
以上説明した本実施形態によれば、車両用空調装置の分割ケース11aには、メイン受水部50、メインドレインポート52、側壁61、サブドレインポート100、分離壁80、切り欠き81、飛沫水貯水部73、通路74、および傾斜部75が形成されている。メイン受水部50は、冷却用熱交換器20に生じる凝縮水を受ける。メインドレインポート52は、メイン受水部50から凝縮水を車室外に排出する。サブ受水部70は、メイン受水部50に対して空気流れ方向の下流側に配置されて凝縮水を受ける。側壁61は、サブ受水部70に対して車両幅方向右側に配置されてサブ受水部70を形成する。サブドレインポート100は、サブ受水部70の底部のうち車両幅方向左側に配置されてサブ受水部70から凝縮水を車室内の助手席側に排出する。分離壁80は、メイン受水部50およびサブ受水部70を分離する。切り欠き81は、分離壁80のうち側壁61側に形成されてメイン受水部50およびサブ受水部70の間を連通する。飛沫水貯水部73は、サブ受水部70の底部のうち切り欠き81に対してサブドレインポート100側に配置されて下側に凹むように形成されている。傾斜部75は、側壁61および飛沫水貯水部73の間に亘って設けられて、空気流れ方向の下流側および上流側から中央側(谷部75a)に向かうほど下がるように形成されて、冷却用熱交換器20からの飛沫水を集めて飛沫水貯水部73に導く。通路74は、飛沫水貯水部73から凝縮水をサブドレインポート100に導く。凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水をメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達させるために、側壁61、サブドレインポート100、切り欠き81、飛沫水貯水部73、通路74、および傾斜部75のそれぞれの位置が設定されていることを特徴とする。
したがって、何からの原因でメイン受水部50および車室外の間が閉塞したときに、凝縮水の水面が分割ケース11a、11c(或いは、11a、11d)の間の嵌合部に到達する前に、凝縮水がメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達する。このため、空調ケース11の嵌合部から凝縮水が漏れることを抑制することができる。したがって、凝縮水の被水が起因して、耐水性を持たない部品等に不具合が生じることを避けることができる。
本実施形態では、側壁61は、冷却用熱交換器20の幅方向の中央側に配置されている。
ここで、側壁61を、車両幅方向一方側、或いは他方側に偏って配置すると、冷却用熱交換器20から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じる恐れがある。これに対して、本実施形態によれば、上述の如く、冷却用熱交換器20の幅方向の中央側に側壁61を配置するので、冷却用熱交換器20から吹き出される空気流れにおける幅方向の分布に乱れが生じることを抑制することができる。
これに加えて、本実施形態によれば、切り欠き81は冷却用熱交換器20の幅方向の中央(すなわち、側壁61)側に位置する。このため、冷却用熱交換器20から吹き出される空気流の幅方向の分布に乱れが生じることを抑制することができる。
本実施形態では、上述の如く、側壁61、サブドレインポート100、分離壁80、切り欠き81、飛沫水貯水部73、および傾斜部75は、それぞれ、冷却用熱交換器20に対して空気流れ下流側で、かつ冷却用熱交換器20の天地方向中央部よりも下側に配置されている。したがって、側壁61、サブドレインポート100、分離壁80、切り欠き81、飛沫水貯水部73、および傾斜部75は、冷却用熱交換器20の空気流出面20aの中央部から吹き出される空気流(すなわち、主流)に対して乱れが生じることを抑制することができる。
本実施形態では、サブ受水部70のうち切り欠き81側には、壁82、83、分離壁80、および側壁61によってラビリンスシール構造を形成されている。このため、冷却用熱交換器20から吹き出される冷風が切り欠き81、領域90、91、およびサブドレインポート100側に流れることが抑制される。このため、冷却用熱交換器20から吹き出される空気流に対して乱れが生じることを抑制することができる。
本実施形態では、通路74の底部は、上述の如く、飛沫水貯水部73の底部よりも高い位置に設定されている。このため、メインドレインポート52を通してメイン受水部50および車室外の間が連通している正常状態では、飛沫水貯水部73から凝縮水(すなわち、飛沫水)がサブドレインポート100に流れることが抑制される。
(他の実施形態)
上記実施形態では、サブ受水部70の底部において、通路74、傾斜部75、飛沫水貯水部73が形成されている例について説明したが、これに代えて、次の(a)、(b)、(c)のようにしてもよい。
(a)通路74、傾斜部75、および飛沫水貯水部73のうち飛沫水貯水部73だけをサブ受水部70の底部に形成する。
この場合、空調ケース11の嵌合部に凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水をメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達させるために、側壁61、サブドレインポート100、切り欠き81、および飛沫水貯水部73のそれぞれの配置を設定する。
(b)通路74、傾斜部75、および飛沫水貯水部73のうち、傾斜部75および飛沫水貯水部73だけをサブ受水部70の底部に形成する。
この場合、空調ケース11の嵌合部に凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水をメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達させるために、側壁61、サブドレインポート100、切り欠き81、傾斜部75、および飛沫水貯水部73のそれぞれの配置を設定する。
(c)通路74、傾斜部75、および飛沫水貯水部73のうち、通路74および飛沫水貯水部73だけをサブ受水部70の底部に形成する。
この場合、空調ケース11の嵌合部に凝縮水の水面が到達する前に、凝縮水をメイン受水部50から切り欠き81を通してサブドレインポート100に到達させるために、側壁61、サブドレインポート100、切り欠き81、通路74、および飛沫水貯水部73のそれぞれの配置を設定する。
上記実施形態では、飛沫水貯水部73に対して車両幅方向(冷却用熱交換器20の幅方向)の右側に傾斜部75を配置した例について説明したが、これに代えて、飛沫水貯水部73に対して車両幅方向の左側に傾斜部75を配置してもよい。
上記実施形態では、サブ受水部70から凝縮水をサブドレインポート100を通して車室内助手席側に排出した例について説明したが、これに代えて、サブ受水部70から凝縮水をサブドレインポート100を通して車室内の運転席側に排出してもよい。
上記実施形態では、凹部60のうち側壁61に対して車両幅方向一方側(左側)をサブ受水部70とした例について説明したが、これに代えて、凹部60のうち側壁61に対して車両幅方向他方側(右側)をサブ受水部70としてもよい。この場合、左側前席を運転席とする自動車に本発明の車両用空調装置を適用する場合に、サブドレインポート100を通して凝縮水を車室内の助手席側に排出する構造を容易に構成することができる。
上記実施形態では、メイン受水部50、サブ受水部70、および分離壁80を分割ケース11aによって構成した例について説明したが、これに代えて、メイン受水部50、サブ受水部70、および分離壁80を分割ケース11aに対して独立して構成してもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
10 室内空調ユニット
10a 空気流路
11 空調ケース
11a、11b、11c、11d、11e 分割ケース
20 冷却用熱交換器
50 メイン受水部
52 メインドレインポート(第1排出孔)
61 側壁
70 サブ受水部
73 飛沫水貯水部
74 通路
75 傾斜部
80 分離壁
81 切り欠き(開口部)
100 サブドレインポート(第2排出孔)

Claims (10)

  1. 複数の分割ケースを嵌合して構成されて、車両の室内に向けて空気流を流通させる空気流路(10a)を構成する空調ケース(11)と、
    前記空調ケース内に配置されて、扁平形状に形成されて、かつ立てた状態で前記空気流を冷却して吹き出す冷却用熱交換器(20)と、
    前記冷却用熱交換器に生じる凝縮水を受ける第1受水部(50)と、
    前記第1受水部から前記凝縮水を車室外に排出する第1排出孔(52)と、
    前記第1受水部に対して空気流れ方向の下流側に配置されて前記凝縮水を受ける第2受水部(70)と、
    前記第2受水部の底部のうち前記冷却用熱交換器の幅方向の一方側に形成されて、前記第2受水部から前記凝縮水を車室内に排出する第2排出孔(100)と、
    前記第2受水部に対して前記幅方向の他方側に配置されて前記第2受水部を形成する側壁(61)と、
    前記第1、第2の受水部を分離する分離壁(80)と、
    前記分離壁に形成されて、前記第1、第2の受水部の間を連通する開口部(81)と、
    前記第2受水部の底部に凹むように形成されて、前記冷却用熱交換器から飛沫した前記凝縮水を貯める飛沫水貯水部(73)と、を備え、
    前記空調ケースのうち前記複数の分割ケースのうちいずれか2つの分割ケースが嵌合される嵌合部に、前記凝縮水の水面が到達する前に、前記凝縮水を前記第1受水部から前記開口部を通して前記第2排出孔に到達させるために、前記開口部、前記側壁、前記飛沫水貯水部、および前記第2排出孔のそれぞれの位置が設定されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記第2受水部の底部のうち前記飛沫水貯水部に対して前記幅方向の一方側、或いは他方側に配置されて、前記空気流れ方向の下流側および上流側から、前記空気流れ方向の中央側に向かうほど下がるように形成されて、前記冷却用熱交換器から飛沫した凝縮水を集めて前記飛沫水貯水部に導く傾斜部(75)を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記第2受水部の底部のうち前記第2排出孔および前記飛沫水貯水部の間に配置されて、前記飛沫水貯水部側から前記第2排出孔に前記凝縮水を導く通路(74)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記第1受水部に対して前記空気流れ方向の下流側に配置されて、前記幅方向に亘って下側に凹むように形成されている凹部(60)を備え、
    前記側壁は、前記凹部のうち前記幅方向の一方側と前記幅方向の他方側とを分離して、前記凹部のうち前記幅方向一方側を前記第2受水部とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記側壁は、前記凹部のうち、前記冷却用熱交換器の前記幅方向の中央側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記開口部は、前記分離壁のうち、前記冷却用熱交換器の幅方向の中央側に位置することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 前記車両の車両幅方向が水平方向に対して角度8°傾いた状態でも、前記嵌合部に、前記凝縮水の水面が到達する前に、前記凝縮水を前記第1受水部から前記開口部を通して前記第2排出孔に到達させるために、前記開口部、前記側壁、前記飛沫水貯水部、および前記第2排出孔のそれぞれの位置が設定されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 前記車両の車両進行方向が水平方向に対して角度15°傾いた状態でも、前記嵌合部に、前記凝縮水の水面が到達する前に、前記凝縮水を前記第1受水部から前記開口部を通して前記第2排出孔に到達させるために、前記開口部、前記側壁、前記飛沫水貯水部、および前記第2排出孔のそれぞれの位置が設定されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  9. 前記側壁、前記第2排出孔、前記分離壁、前記開口部、および前記飛沫水貯水部は、それぞれ、前記冷却用熱交換器に対して空気流れ下流側で、かつ前記冷却用熱交換器の天地方向中央部よりも下側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  10. 前記第2受水部内には、前記開口部に対して前記側壁の反対側に配置されて前記分離壁から前記空気流れ方向の下流側に突起する第1の壁(82)と、前記第1の壁から前記側壁側に突起する第2の壁(83)とが設けられており、
    前記第1、第2の壁、前記分離壁、および前記側壁に囲まれる領域を第1の領域(90)とし、前記第2の壁と前記側壁との間を第2の領域(91)としたとき、前記第1受水部側から前記凝縮水が前記開口部、および前記第1、第2の領域を通して前記第2排出孔に流れるようになっており、
    前記第1、第2の壁、前記分離壁、および前記側壁は、前記冷却用熱交換器を通過した空気流が前記第1受水部側から前記開口部、および前記第1、第2の領域を通して前記第2排出孔側に流れることを抑制するラビリンスシール構造を構成していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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