JP5347936B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1には、従来のレバー式コネクタが開示されている。このものは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、第1ハウジングに初期位置と嵌合位置との間を回動可能に装着されるレバーとを備えている。レバーにはカム溝が形成され、第2ハウジングにはカムフォロアが突出して形成されている。レバーを初期位置に留め置き、第1、第2ハウジングを浅く嵌合させると、カム溝にその入り口からカムフォロアが挿入される。その状態で、レバーを嵌合位置に向けて回動させると、カム溝の溝面にカムフォロアが摺動して、レバーと第2ハウジングとの間にカム作用が発揮され、これにより、第1、第2ハウジングが低操作力で嵌合される。
特開2008−27787号公報
上記従来のレバー式コネクタでは、レバーが初期位置にあるときに、カム溝の入り口が、第1、第2ハウジングの嵌合方向となる、第1ハウジングの前方を向いており、その前方から第2ハウジングがフード部内に挿入されるようになっている。しかし、第1ハウジングの前方に部品が存在するなどスペース上の制約がある場合には、前方から第2ハウジングを組み付けることができないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スペース効率に優れたレバー式コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して初期位置と嵌合位置との間を変位可能に装着されるレバーとを備え、前記レバーにカム溝が形成され、前記第2ハウジングにカムフォロアが形成され、前記レバーを前記初期位置に留め置いて前記第1、第2ハウジングを浅く嵌合させることにより、前記カム溝にその入り口から前記カムフォロアを導入させ、その状態で、前記レバーを前記嵌合位置へ向けて変位させることにより、前記カム溝の溝面に前記カムフォロアを摺動させ、もって発揮されるカム作用によって前記第1、第2ハウジングを正規嵌合位置に至らすレバー式コネクタであって、前記レバーが前記初期位置にあるときに、前記カム溝の入り口が、前記第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向を向くように設定され、前記第1ハウジングが、前記第2ハウジングを内嵌可能なフード部を有し、前記フード部に、前記第2ハウジングの組み付け側を開放させた切欠部が形成され、かつ前記フード部における前記切欠部の開放面と対向する位置に、前記第2ハウジングを当て受ける受け部が形成されているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記フード部内に、雄端子金具のタブが突出して配置され、前記第2ハウジングに、規制部が突出して形成され、前記切欠部に、干渉部が形成され、前記第2ハウジングが正規の組み付け姿勢から傾いた姿勢をとる場合に、前記規制部が前記干渉部に当接することで、前記傾き姿勢の第2ハウジングが前記フード部内に嵌合されるのが規制されるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記フード部における前記干渉部と連続する位置に、前記嵌合方向に延びる案内溝が形成されており、前記第1、第2ハウジングの嵌合過程で、前記案内溝に前記規制部が摺動するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のものにおいて、前記レバーが前記初期位置にあるときに、前記レバーが前記第1ハウジングから突出するように起立して配置されているとともに、前記カム溝の入り口が前記レバーの突出する側を向いて配置されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーが初期位置にあるときに、カム溝の入り口が、第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向を向くように設定されているため、第2ハウジングのフード部への組み付け方向が、第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に設定される。したがって、第1、第2ハウジングの嵌合方向に大きな組み付けスペースが必要とされず、スペース効率が向上する。
また、フード部に第2ハウジングの組み付け側を開放させた切欠部が形成され、フード部における切欠部の開放面と対向する位置に、第2ハウジングを当て受ける受け部が形成されているから、コネクタが嵌合方向に大型になるのが回避される。
<請求項の発明>
フード部に切欠部が形成され、フード部内に雄端子金具のタブが突出して配置されているため、タブが傾き姿勢の第2ハウジングと干渉して折損等されるおそれがある。その点、本発明によれば、規制部が干渉部に当接することで、傾き姿勢の第2ハウジングがフード部内に嵌合されるのが規制されるため、タブが折損等されるのが回避される。
<請求項の発明>
第1、第2ハウジングの嵌合過程で、案内溝に規制部が摺動することにより、第1、第2ハウジングの嵌合動作の円滑性が担保される。この場合、規制部とは別に専用の案内手段を設けるよりも、第2ハウジングの構成が簡素化される。
<請求項の発明>
レバーが初期位置にあるときに、レバーが第1ハウジングから突出するように起立して配置されているとともに、カム溝の入り口がレバーの突出する側を向いて配置されているから、レバーの突出側のスペースが有効に活用され、スペース効率により優れる。
本発明に実施形態1に係るコネクタにおいて、両ハウジングを互いに組み付ける直前の状態を示す一部破断側面図である。 両ハウジングを組み付け位置に組み付けた状態を示す一部破断側面図である。 両ハウジングを嵌合位置に移動させる途中の状態を示す一部破断側面図である。 両ハウジングを嵌合位置に至らせた状態を示す一部破断側面図である。 雄コネクタの断面図である。 両ハウジングを嵌合位置に至らせた状態を示す断面図である。 雄コネクタの正面図である。 雄コネクタの平面図である。 フロントリテーナを装着する前の雌コネクタの正面図である。 雌コネクタの正面図である。 傾き姿勢の雌ハウジングが雄コネクタと干渉した状態を示す側面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。実施形態1に係るコネクタは、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタを備える。このうち、雌コネクタは、雌ハウジング10を備え、雄コネクタは、雄ハウジング30及びレバー60を備えている。なお、以下の説明において前後方向については、両コネクタの相互の嵌合面側を前方とする。
雌ハウジング10は合成樹脂製であって、図9に示すように、角ブロック状の雌ハウジング本体11を有している。雌ハウジング本体11内には、複数のキャビティ12が前後方向に延出して形成されている。各キャビティ12内には、撓み変形可能なランス13が前方へ突出して形成されている。ランス13の下方には、撓み空間14が雌ハウジング本体11の前面に開口して形成されている。また、図6に示すように、各キャビティ12内には後方から雌端子金具80が挿入され、正規挿入された雌端子金具80がランス13によって弾性的に抜け止めされるようになっている。
雌端子金具80は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、角筒状の本体部81と、本体部81の後方に連成されるバレル部82とを有している。バレル部82は電線W1の端末部にかしめ接続され、電線W1はキャビティ12の後端開口から雌ハウジング本体11外へ導出される。本体部81内には、両ハウジング10、30の嵌合に伴って前方から相手の雄端子金具90のタブ93が挿入されて接続される。
雌ハウジング本体11の両側面には、左右一対のカムフォロア15が突出して形成されている。カムフォロア15は、略円柱状をなし、雌ハウジング本体11の側面における前後方向中央部でかつ高さ方向中央部よりもやや上方に配置されている。
雌ハウジング本体11の前面には、図10に示すように、前方からフロントリテーナ16が装着される。フロントリテーナ16は、雌ハウジング本体11の前面を覆う前壁17を有している。前壁17には、各キャビティ12と連通する挿入口18が開口して形成され、各挿入口18には前方からタブ93が位置決めして挿入される。また、前壁17及び雌ハウジング本体11には、各挿入口18及び各キャビティ12間に、複数の嵌合溝19が上下方向(高さ方向)に細長く延出して形成されている。
そして、前壁17の上端両角部(雌ハウジング10の上端両角部でもある)には、左右一対の規制部20が突出して形成されている。規制部20は、カムフォロア15よりも小さいサイズの略円柱状をなし、後述する干渉部50及び案内溝52に係合可能とされている。また、前壁17の後面には、各ランス13と対応する位置に、撓み空間に進入可能な複数の撓み規制片21が突出して形成されている。かかるフロントリテーナ16は、前壁17が雌ハウジング本体11の前面から前方へ離間する仮係止位置と、前壁17が雌ハウジング本体11の前面に当接可能とされる本係止位置とに前後方向へ移動可能とされる。仮係止位置では、撓み規制片21が撓み空間14から退避することでキャビティ12内への雌端子金具80の挿入動作が許容され、本係止位置では、撓み規制片21が撓み空間14に進入してランス13の撓み動作を規制することで雌端子金具80が二重に抜け止めされるようになっている。
続いて雄ハウジング30について説明すると、雄ハウジング30は合成樹脂製であって、図7及び図8に示すように、角ブロック状の雄ハウジング本体31と、雄ハウジング本体31の前端から前方へ突出する角筒状のフード部32とを有している。雄ハウジング本体31内には、図6に示すように、複数のキャビティ33が前後方向に延出して形成されている。各キャビティ33内には、撓み変形可能なランス34が前方へ突出して形成されている。ランス34の下方には、撓み空間35が雄ハウジング本体31の前面に開口して形成されている。また、各キャビティ33内には後方から雄端子金具90が挿入され、正規挿入された雄端子金具90がランス34によって弾性的に抜け止めされるようになっている。
雄端子金具90は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、角筒状の本体部91と、本体部91の後方に連成されるバレル部92と、本体部91の前方に連成されるタブ93とを有している。バレル部92は電線W2の端末部にかしめ接続され、電線W2はキャビティ33の後端開口から雄ハウジング本体31外へ導出される。本体部91には、ランス34が嵌るランス孔94が開口して形成され、ランス孔94の前端にランス34が係止されることで、雄端子金具90のキャビティ33からの抜け出しが規制されるようになっている。タブ93は、雄ハウジング本体31の前面から前方へ突出して配置され、その全体がフード部32内に収容されるようになっている。
雄ハウジング本体31の前面には、前方からフロントリテーナ36が装着される。フロントリテーナ36は、雄ハウジング本体31の前面を覆う前壁37を有している。前壁37には、各キャビティ33と連通する貫通孔38が開口して形成され、各貫通孔38には後方からタブ93が位置決めして挿入される。
前壁37の後面には、各ランス34と対応する位置に、撓み空間35に進入可能な複数の撓み規制片39が突出して形成されている。かかるフロントリテーナ36は、前壁37が雄ハウジング本体31の前面から前方へ離間する仮係止位置と、前壁37が雄ハウジング本体31の前面に当接可能とされる本係止位置とに前後方向に移動可能とされる。仮係止位置では、撓み規制片39が撓み空間35から退避することでキャビティ33内への雄端子金具90の挿入動作が許容され、本係止位置では、撓み規制片39が撓み空間35に進入してランス34の撓み動作を規制することで雄端子金具90が二重に抜け止めされるようになっている。仮係止位置及び本係止位置のいずれにおいても、フード部32内にフロントリテーナ36の全体が収容されるようになっている。雄ハウジング本体31の幅方向中央部の後端には、レバー60を保持可能なロック受け部40が突出して形成されている。ロック受け部40には、ロック爪41が後方へ突出して形成されている。
フード部32は、雄ハウジング本体31との間に段差42を介して一回り大きくされ、底板43と、底板43の上方に位置する天板44と、底板43及び天板44の両端に連なる左右一対の側板45とを有している。
フード部32には、その上方(嵌合方向と直交する方向)を開放させることによって切欠部46が形成されている。詳しくは切欠部46は、底板43の略前半部を全幅に亘って切り欠いてなるとともに、両側板45の略前半部及び略上半部を略L字状に切り欠いてなる。天板44の切欠部46は、タブ93の先端よりも少し前方に配置されている。ここで、雌ハウジング10は、上方から切欠部46の開放面を通してフード部32内に嵌合されて、底板43の内面に当て受けられ、これによって雌雄の両端子金具80、90が互いに正対する組み付け位置に一旦停止されるようになっている。その後、雌ハウジング10は、レバー60の変位動作により、フード部32内に深く進入して、両端子金具80、90が互いに正規接続される嵌合位置に至るようになっている。
天板44の外面の前端部における切欠部46を臨む位置には、図5に示すように、後方へ向けて上り勾配の斜面47を有する左右一対の誘い込み部48が突出して形成されている。組み付け時に雌ハウジング10が天板44側へ位置ずれしていると、雌ハウジング10が誘い込み部48の斜面47を摺動してフード部32内に誘い込まれるようになっている。天板44の内面の前端部には、両ハウジング10、30の嵌合過程で、嵌合溝19が進入する複数の嵌合片49が突出して形成されている。各嵌合片49は天板44の全長に亘って形成されている。
両側板45の切欠部46の上方には、左右一対の干渉部50が前方へ向けて突出して形成されている。両干渉部50は、前後方向に沿ってフラットな干渉面51を有し、両側板45の板厚範囲で構成されている。雌ハウジング10が正規の組み付け姿勢から傾いた状態で組み付けられようとすると、規制部20が干渉部50の干渉面51に突き当たり、これによって雌ハウジング10のそれ以上の組み付け動作が規制されるようになっている。両側板45の内面には、図1に示すように、干渉部50の干渉面51から連続して前後方向に延びる有底の案内溝52が形成されている。雌ハウジング10が組み付け位置から嵌合位置へと移動する間、規制部20が案内溝52の溝面を摺動するようになっている。
両側板45における切欠部46の角部付近には、左右一対の支軸53が突出して形成されている。両支軸53は、円柱状をなし、レバー60を軸支可能とされている。また、両側板45における切欠部46の下方には、左右一対のストッパ部54が形成されている。ストッパ部54は、前端から後端にかけて下り勾配で傾斜するリブ状をなし、レバー60に干渉可能とされている。
レバー60は合成樹脂製であって、図7に示すように、幅方向に延びる操作部61と、操作部61の両端から互いに略平行に突出する左右一対のアーム部62とからなり、全体として門型をなしている。操作部61の幅方向中央部には、撓み変形可能なロック部63が切り欠いて形成されている。ロック部63は、前端から後方へ延出する片持ち状をなしている。ロック部63の略前半部は操作部61の上面によって覆われ、これによってロック部63への不用意な操作が規制されるようになっている。両アーム部62には、図5に示すように、左右一対の軸受け部64が貫通して形成されている。両軸受け部64には、支軸53が貫通して保持される。また、両アーム部62の内面には、左右一対の有底のカム溝65が延出して形成されている。カム溝65は、その入り口側に位置してアーム部62の外周縁に向けて次第に拡幅される導入部66と、導入部66の終端から軸受け部64側へ延出される作用部67とからなる。カム溝65には、雌ハウジング10の組み付け時に、導入部66を通してカムフォロア15が挿入されるようになっている。
かかるレバー60は、初期位置と嵌合位置との間を支軸53(軸受け部64)を中心として回動変位される。初期位置におけるレバー60は、アーム部62の外周縁がストッパ部54に当接することで前倒れが規制され、かつ操作部61が切欠部46の上方に位置する縦向きの姿勢で配置される。また、初期位置では、カム溝65の導入部66が上方へ向けて開口され、導入部66の後方溝縁が上下方向に沿って略垂直に配置される。これに対し、嵌合位置におけるレバー60は、ロック部63がロック受け部40のロック爪41を弾性的に係止して、操作部61が雄ハウジング30の後端部に沿うような横向きの姿勢で配置される。
実施形態1に係るコネクタの構造は上述の通りであり、続いて、両ハウジング10、30の組み付け方法などについて説明する。
雌ハウジング本体11に雌端子金具80を挿入してフロントリテーナ16を本係止位置に至らすとともに、雄ハウジング本体31に雄端子金具90を挿入してフロントリテーナ36を本係止位置に至らし、かつ雄ハウジング30に対してレバー60を初期位置に留め置く。レバー60を初期位置に留め置くと、図1に示すように、切欠部46の開放面が上下方向に開放されるとともに、カム溝65の導入部66の入り口が上方へ向けて開口される。続いて、図2に示すように、フード部32に対して雌ハウジング10を上方(嵌合方向と直交する方向)から引き降ろし、雌ハウジング10を組み付け位置に組み付ける。組み付けの過程で、カム溝65の導入部66にカムフォロア15が上方から遊嵌状態で進入する。このとき、導入部66の溝面とカムフォロア15との間の間隙は、組み付け位置へ向けて徐々に狭まるように、導入部66の入り口側で大きく、終端側で小さくなるようにされている。雌ハウジング10が組み付け位置に至ると、図2に示すように、雌ハウジング10の下面が底板43の内面に当接して、雌ハウジング10のそれ以上の降下が阻止される。このとき、カムフォロア15は導入部66の終端に到達し、雌端子金具80の直前方に雄端子金具90のタブ93が配置されるとともに、規制部20が干渉部50に支持されつつ案内溝52に臨むように配置される。
上記の状態で、レバー60を嵌合位置へ向けて回動させると、図3に示すように、カムフォロア15がカム溝65の作用部67の溝面を摺動して、レバー60と雌ハウジング10との間にカム作用が発揮され、雌ハウジング本体11が雄ハウジング本体31に近づくようにして、両ハウジング10、30の嵌合動作が進行する。この間、規制部20が案内溝52に沿って移動するとともに、嵌合片49が嵌合溝19に沿って移動することにより、雌ハウジング10の嵌合動作が案内される。こうしてレバー60及び雌ハウジング10が嵌合位置に至ると、図4に示すように、ロック部63がロック受け部40を弾性的に係止して、レバー60の回動動作が規制され、それに伴って両ハウジング10、30が離脱規制状態に保持される。このとき、カムフォロア15がカム溝65の作用部67の奥端部に到達するとともに、規制部20が案内溝52の奥端部に到達する。
ところで、雌ハウジング10が組み付け時に正規の組み付け姿勢から前のめりに傾いていると、フード部32に切欠部46が形成されていることに起因して、雌ハウジング10の前端上部にタブ93の先端が干渉し、タブ93が折損等されるおそれがある。しかるに本実施形態によれば、雌ハウジング10が上記のような傾き姿勢をとって組み付けられようとすると、図11に示すように、規制部20が干渉部50と当接することにより、雌ハウジング10がタブ93の先端と干渉するのが回避される。その後、規制部20と干渉部50との当接状態を維持しつつ雌ハウジング10の組み付け姿勢を立てなおすことにより、雌ハウジング10を組み付け位置に誘導することが可能とされている。
以上説明したように実施形態1によれば、レバー60が初期位置にあるときに、カム溝65の導入部66の入り口が両ハウジング10、30の嵌合方向と直交する上方を向くように設定されているため、フード部32に対する雌ハウジング10の組み付け方向も、両ハウジング10、30の嵌合方向と直交する方向に設定される。したがって、両ハウジング10、30の嵌合方向となる雄ハウジング30の前方に大きな組み付けスペースが必要とされず、スペース効率が良好となる。
また、フード部32に雌ハウジング10の組み付け側を開放させた切欠部46が形成され、フード部32における切欠部46の開放面と対向する位置に、雌ハウジング10を当て受ける底板43が形成されているから、コネクタが嵌合方向に大型になるのが回避され、省スペース性に優れる。
また、規制部20が干渉部50に当接することで、傾き姿勢の雌ハウジング10がフード部32内に嵌合されるのが規制されるため、タブ93が折損等されるのが回避される。
また、両ハウジング10、30の嵌合過程で、案内溝52に規制部20が摺動することにより、両ハウジング10、30の嵌合動作の円滑性が担保される。この場合、規制部20とは別に専用の案内手段を設けるよりも、雌ハウジング10の構成が簡素化される。
さらに、レバー60が初期位置にあるときに、レバー60が雌ハウジング10から上方へ突出するように起立して配置されているとともに、カム溝65の入り口がレバー60の突出する上方を向いて配置されているから、レバー60の突出側のスペースが有効に活用され、スペース効率により優れる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)レバーが初期位置にあるときに、カム溝の導入部の入り口が嵌合方向及び嵌合方向と直交する方向に対して斜め方向を向くように配置されるものであってもよい。
(2)レバーが第1ハウジングに対して初期位置と嵌合位置との間を直線状にスライダ可能に装着されるスライドレバーとされ、初期位置では、スライドレバーのカム溝の入り口が両ハウジングの嵌合方向と交差する方向を向くように配置されるものであってもよい。
(3)フード部の天板全体が切除されることによって切欠部が形成されるものであってもよい。
(4)フード部の両側板全体が切除されることによって切欠部が形成されるものであってもよい。
(5)フード部の天板のみが切除されることによって切欠部が形成されるものであってもよい。
10…雌ハウジング(第2ハウジング)
15…カムフォロア
20…規制部
30…雄ハウジング(第1ハウジング)
32…フード部
43…底板(受け部)
46…切欠部
50…干渉部
52…案内溝
60…レバー
65…カム溝
66…導入部
90…雄端子金具
93…タブ

Claims (4)

  1. 互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに対して初期位置と嵌合位置との間を変位可能に装着されるレバーとを備え、前記レバーにカム溝が形成され、前記第2ハウジングにカムフォロアが形成され、前記レバーを前記初期位置に留め置いて前記第1、第2ハウジングを浅く嵌合させることにより、前記カム溝にその入り口から前記カムフォロアを導入させ、その状態で、前記レバーを前記嵌合位置へ向けて変位させることにより、前記カム溝の溝面に前記カムフォロアを摺動させ、もって発揮されるカム作用によって前記第1、第2ハウジングを正規嵌合位置に至らすレバー式コネクタであって、
    前記レバーが前記初期位置にあるときに、前記カム溝の入り口が、前記第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向を向くように設定され
    前記第1ハウジングが、前記第2ハウジングを内嵌可能なフード部を有し、前記フード部に、前記第2ハウジングの組み付け側を開放させた切欠部が形成され、かつ前記フード部における前記切欠部の開放面と対向する位置に、前記第2ハウジングを当て受ける受け部が形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記フード部内に、雄端子金具のタブが突出して配置され、前記第2ハウジングに、規制部が突出して形成され、前記切欠部に、干渉部が形成され、前記第2ハウジングが正規の組み付け姿勢から傾いた姿勢をとる場合に、前記規制部が前記干渉部に当接することで、前記傾き姿勢の第2ハウジングが前記フード部内に嵌合されるのが規制される請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記フード部における前記干渉部と連続する位置に、前記嵌合方向に延びる案内溝が形成されており、前記第1、第2ハウジングの嵌合過程で、前記案内溝に前記規制部が摺動する請求項2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記レバーが前記初期位置にあるときに、前記レバーが前記第1ハウジングから突出するように起立して配置されているとともに、前記カム溝の入り口が前記レバーの突出する側を向いて配置されている請求項1ないし3のいずれか1項記載のレバー式コネクタ。
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